122 光と闇の双極夢幻《twin-mirage》
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――――――経験値≪レベル≫が足りない!!!
[男はあえて衝撃に逆らわず、 飛ばされた身体を一度転がして起き上り
攻撃された方角へ向けて、 闇の底から練り上げた、漆黒の槍≪デス・ランス≫を放つ。
それは一直線に、少女の急所を狙いすまし、襲う**]
(187) 2014/05/22(Thu) 01時頃
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『通信:J→C
現状把握。 回答: 殺してはならない 』
[男は少女との闘いで、通信には気付かなかった。 しかし、男から発する闇は―――その通信機に至り 人形への通信を、勝手に*送信していた*]
(189) 2014/05/22(Thu) 01時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2014/05/22(Thu) 01時半頃
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―――――……おや、何処か痛めましたか、レディ?
[背から胸にかけて、 突き通る痛みを感じながらも、男は立ち上がる。
口内に溜まった血を吐き出して
>>194痛いと洩らした声は 男の唇に――紳士とは程遠い――笑みを浮かばせ]
(215) 2014/05/22(Thu) 14時半頃
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……… 嗚呼、大丈夫
≪ 君は使えるから、殺さない ≫
[悪を目の前にして刃を振るわない。
その行動を少女はどう思うだろうか。 闇から響く、男のものであって男のものでない声。]
(216) 2014/05/22(Thu) 14時半頃
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……さて、ミス・ウェーズリー。君が傷ついているのを見たら
彼≪ベネット・クロス≫はどう思うだろうか?
[傷だらけの少女を前に、そう問いかけ 未だ視界を塞がれた男は 暗い暗い空を仰ぐ**]
(217) 2014/05/22(Thu) 14時半頃
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[“J”であった頃の男は、 準因子≪コクーン≫であるベネットに接触し 究極因子≪エターナル・エンブリオ≫に目覚める事を望んだ。
“J”がそこまで知っていたかは定かでないが 究極因子≪エターナル・エンブリオ≫、その存在は
>>3:213多くの犠牲の下に生まれた 吸血天使《ヴァンパイア・アンジェ》が持つ能力 ――破滅の連鎖≪ハルマゲドン・チェインズ≫を断ち切り 完全なる世界の永遠《エターナル・ワールド》を 完成させる為の能力を―――…
“覚醒”させる可能性をも秘めている。]
(218) 2014/05/22(Thu) 14時半頃
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[一方、今、男の中に潜む者は
準因子≪コクーン≫が 最悪の災厄を呼び起こす存在になる事を ――――*心から望んでいるようで*]
(219) 2014/05/22(Thu) 14時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2014/05/22(Thu) 14時半頃
捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2014/05/22(Thu) 21時半頃
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………やれやれ、もっと頭の良い子かと思っていたが
―――――― 期待外れだったらしい。
[>>239全力、と前置いて重ねられる濃厚な魔法陣の気配。 しかし、それが自身に対して放たれるのではなく 少女自身を殺す為だと分かると、 大きく溜め息を洩らす。]
愛≪l≫の為に自分≪I≫を捨てられるのが女性だとするなら 俺は一生かかっても女性を理解出来ないだろう。 ……紳士失格だな。
[わざとらしく、肩を竦めて見せ]
(274) 2014/05/22(Thu) 22時頃
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[そうして、少女の織り成す魔法陣を前に 男は余裕ぶって通信機を取り出し、人形へと通信を繋げる]
――――― Cか、此方J
其処にベネット・クロスが居る筈だな。 ならばこうとだけ伝えろ
“ホリー・ウェーズリーは 五芒星広場で自ら命を断とうとしている”
彼の行動次第では、お前も此方への帰還を命じる。
――――――Over
(275) 2014/05/22(Thu) 22時頃
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――――――……さて。
伝える事は伝えた。
……嗚呼、君は死ぬなりなんなり好きにすればいい。
[通信機を仕舞い、男はその場に立ち尽くすのみ。]
(276) 2014/05/22(Thu) 22時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2014/05/22(Thu) 22時半頃
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自殺ついでに殺せると思っているなら
――――それこそ甘いと云っているんだ。
[少女が創り出す魔法陣。
それは標準こそ此方に向いていれど 中間に少女の身体を挟む体制になっている。
舐められたものだとまた一つ溜め息を。]
(285) 2014/05/22(Thu) 22時半頃
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≪ さあ、“正義のヒーロー”はいつお出でかな? ≫
[>>283少女の呼び掛けを遮るように 正義――もとい、悪――の囁きは響き渡った。]
(286) 2014/05/22(Thu) 22時半頃
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――――― ッ、ぐ ……っ
[しかし、その少女の光が広がっていくと同時に 余裕ぶった男は、胸を掴んで何処か苦しんだ様子も見せる。
それは光にあてられているのではない、 それは、>>242かつて何処かで感じたような それは、>>2:480慟哭と狂気
>>2:478男の口は、あの日と同じ事を口走る]
『みトめねェッッ―――――』
『ミとメねぇぞリッサァァアア ……ッ!!!』
(295) 2014/05/22(Thu) 23時頃
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―――――………ッ、愛≪l≫、………
まだ、“居た”のか…… ッ
[口走る言葉は、風に乗り]
(298) 2014/05/22(Thu) 23時頃
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―――――……おや、人聞きの悪い。
[>>296男は、少女の言葉に、自我を取り戻す。]
……君は言った筈だ。 ベネットには己の死体でも見せれば良いと。
愛≪l≫のためなら、自分≪I≫を捨てられると。
[にこり、と浮かべる笑みはまた紳士の顔。]
(300) 2014/05/22(Thu) 23時頃
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それを彼に伝えた所で、何の支障があると云うのだろうか?
(301) 2014/05/22(Thu) 23時頃
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――――……嗚呼、きっともうすぐ
[絶望に染まる叫び。 両の目が少女の姿を捉えずとも、分かる]
災厄の因子≪カラミティ・エンブリオ≫にして 宿命の少女 ≪ヒロイックエターナル≫の覚醒。
[≪だから面白い≫
≪ 少し手を加えるだけでいい ≫]
(315) 2014/05/22(Thu) 23時半頃
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愛≪l≫のためなら、自分≪I≫を捨てられる?
それは、幻想。
ただの強がり。
(316) 2014/05/22(Thu) 23時半頃
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―――――――― 愛≪l≫oveは、人を弱くする。
(317) 2014/05/22(Thu) 23時半頃
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――――……さて、ヒーローのお出ましか?
[既に視界を焼かれ、眼を閉じている男に >>314口元の笑みも、本から漏れ出す光も 瞼の裏、感じる事までしか出来なかったが
>>312同時、少女の元に現れる気配もあったか。]
(325) 2014/05/22(Thu) 23時半頃
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[>>313通信が届くが、男は眼が見えない。 音声受信に切り替え、その報告を読み上げさせると その返事を手早く送る]
『通信 J→C
了解。
此方への帰還を命ず。』
[関係者の男と云うのは まさに少女の元に寄り添っている気配を放つ者だろう。]
(330) 2014/05/22(Thu) 23時半頃
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えー……、ミスター・ウェーズリー。
―――――と呼べば良いだろうか?
[>>335眼が見えない故、相手の声と気配で その存在を推し量るしかない。
しかし男は穏やかな口調で、云う]
親の顔が見れなくて残念だ。
自らキズモノになりたがっていた娘さんだ。 どんな教育をした親かと思っていたもので。
[胸に手を当て、悲しそうな表情を浮かべてみせる。]
(340) 2014/05/23(Fri) 00時頃
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―――――お帰り、C。
[>>336隣に着地した気配は、目が見えずとも分かる。
その頭に手を置き、 命令をこなした事を労うように]
(341) 2014/05/23(Fri) 00時頃
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“悪”―――――即ち、裁かれるべき存在。
[>>342男の言葉には、動揺もせず。 ただ語調の強い一言を返す。]
災厄の因子≪カラミティ・エンブリオ≫にして、 宿命の少女 ≪ヒロイックエターナル≫である娘。
彼女を放置していた貴方も、どうやら“悪”のようだ。
[穏やかな口調を崩さずに。]
(348) 2014/05/23(Fri) 00時頃
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―――――どうした、C。
[兄と対話してから男自身の気持ちに変化があったか それとも、男の中に潜む愛≪l≫がそうさせたか
それは知る吉もなかったが、 >>343男は、いつになくたどたどしく言葉を紡ぐ人形に首を傾げ]
………闘えるか?
[対峙する相手は既に魔法陣をいくつか展開している。]
(349) 2014/05/23(Fri) 00時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2014/05/23(Fri) 00時半頃
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良かったじゃないか、ミス・ウェーズリー。
―――――……“正義のヒーロー”が助けに来てくれて。
[>>355少年が、従者と共にその場を去る気配を感じれば 少女には、そんな何気のない一言を贈る。
“助けられたのだ”と 少女に根強い絶望を植え付ける為に
そして、少年には―――――]
(360) 2014/05/23(Fri) 00時半頃
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―――――――…… 君とは、またいずれ会うだろう。
その刻は、近い。
[嗤い声がしたのは、何処からか]
(361) 2014/05/23(Fri) 00時半頃
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[>>364その強い頷きは見えない。
だが、いつも通りの言葉が返れば 男は、いつも通りに指示をする]
―――――…… やれ、
[眼が見えていれば。 彼女の姿が見えていれば、その人形の中で “感情”が芽生え始めている事にも気付けただろうか]
(369) 2014/05/23(Fri) 00時半頃
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――――……展開しきるのを、待つとでも思ったか
[>>366魔法陣は、未だ展開を続ける。 それをわざわざ待ってやる必要はない]
娘自慢ならば、余所でやる事だ―――……
[ ドゥン ]
[ ドォオオォ ]
[ ゴ ッ ]
(370) 2014/05/23(Fri) 00時半頃
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[娘に放ったものと同じ >>187人の急所を狙う、漆黒の槍≪デス・ランス≫
それが、今、父親に向けて放たれた。]
(371) 2014/05/23(Fri) 00時半頃
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