171 獣[せんせい]と少女
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[コリンは、どの先生と並んでここを出て行くんだろう。 わたしが井戸の傍で泣いてたのを、 コリンに聞かれてたなんて知らなかったから。>>82
包帯ぐるぐる巻きの怪我した手で過ごすコリンに 着替えとか食事の片づけを、隣で手伝いながら。 エフ先生のところへなんて言うこともできなくて。
包帯が取れた時は、すごくホッとしたのを覚えてる。]
(224) 2015/10/12(Mon) 00時半頃
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[呼ぶ声が聞こえて振り返る。>>225 そこにいる先生の姿を見れば、 蒼い目を輝かせて立ち上がった。]
エフせんせい! おはよう、今日は"ふつかよい"は大丈夫?
[エフ先生に畑の隅っこに山雀を埋めたこと>>54 伝えたあの時は、まだ顔が歪んでしまって。 俯いていたら、大きな手で頭を撫でてくれた。 ちらと顔を上げたら掌の向こうに 覚えのある先生の変な顔が見えて、また俯いてしまった。
今なら力の話をする度に変な顔をしてた先生の気持ちが わたしにもちょっとだけ、わかるのかもしれない。]
(254) 2015/10/12(Mon) 01時半頃
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[見上げたエフ先生の顔色はいつもよりいいけど、 ちょっとだけ表情がかたいような気がする。
なんだろう。 すごく大事なお話なことはわかるから、 瞬きもせずに先生を見上げた。]
──……一年前のこと?
[なんで、先生が後悔するんだろう。 山雀を治したいって、頼んだのはわたしで わたしが力を使ったのとは違ったけど、治してくれた。
わたしはまだ、先生の過去も。何を後悔してるかも。 知らないままだから、不思議な顔をしてしまう。 けど。]
(255) 2015/10/12(Mon) 01時半頃
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せんせいと、一緒に?
[びっくりして、ぽかんと口を開いてしまう。 昨日の夜と同じ言葉を繰り返して、 ようやくエフ先生の言葉が理解できて慌ててしまった。
どうしよう、どうしたらいいんだろう。
昨日つないだ手を握った指先が、ぎゅうと服の裾を掴む。 たぶんもうすぐ、ユージン先生がここにくる。>>243 とっておきの林檎を、一緒にとろうって。 笑顔でわたしは、もう一度大きく頷いたから。]
(256) 2015/10/12(Mon) 01時半頃
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[狼狽えるわたしは、それでも嘘なんてつけなくて。 ぐるぐる、ぐるぐる。 真っ白になりそうな頭で考える。]
……わたしね、 ユージンせんせいに、昨日一緒に行こうって言われて。 うん、って言ったんだ。
[色んなものを、ユージン先生と見たらきっと楽しいって。 うきうきと一晩中それを考えて眠りに落ちたんだ。
今のエフ先生の顔は変な顔じゃなくて、 はじめて見る、とってもとっても真剣な顔で。 苦しくなる。 言葉が、喉でつっかえてしまって、続かない。]
(263) 2015/10/12(Mon) 02時頃
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[わたしは、誰と一緒に行きたい? わたしは、"おしまい"までの時間をどう過ごしたい?
思い出すのは、何度も何度も掬った水。 小さな命のように零れ落ちてしまう水は、 きっと先生より先に"おしまい"を迎えるわたし。]
(264) 2015/10/12(Mon) 02時頃
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[わたしは、わたしの"おしまい"を迎える時に ────誰の手の中に、いたいんだろう。]
(265) 2015/10/12(Mon) 02時頃
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[服の裾を握り締めていた指先から、力が抜ける。 すとんと落ちてきた気持ちを、 つっかえそうになる言葉で、ゆっくり形にする。]
────…わたしが、
[最期の最期まで遊びにきてくれた山雀のように、 怪我をしたら、治してと何度もせがんだ。
治療の力で命を縮めてしまうってわかってから 怪我をしないようにしたら、 撫でてもらえることも減ってしまって。 代わりに、"おまじない"をせがんだのは。]
(296) 2015/10/12(Mon) 03時半頃
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わたしが笑ったら、 エフせんせいもまた、笑ってくれる?
[エフ先生に治してもらった時、 わたしが笑顔なのは痛いのがなくなったのもあるけど。 わたしが笑えば、エフ先生もつられて笑ってくれるから。
けど。山雀を埋めた時は、笑えなかったから。 わたしの記憶の欠片の先生は、あの時の変な顔のまま。
まるで、鏡のような先生を。わたしは。 あの時のままには、したくない。]
(297) 2015/10/12(Mon) 03時半頃
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わたしは、 もっとせんせいに笑って欲しい。 もっとせんせいに撫でて欲しい。 もっとせんせいのことが知りたい。
(298) 2015/10/12(Mon) 03時半頃
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[澄んだ蒼い目で、先生を見つめる。 命の折り返し地点を越えて、 くすみはじめた色は、ちょうど昼下がりの空の色。
この色が、沈んでしまうまで。]
エフせんせいと、一緒に行きたい!
[気持ちのままに紡いだ言葉が、 吹き抜けた風に乗って、昼下がりの畑に響いた。]**
(299) 2015/10/12(Mon) 03時半頃
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[聞き返してくる、エフ先生の声。>>318]
わたしは、エフせんせいがいい。
[だからもう一回。黒い先生の目を見て繰り返す。 なんとなくまだ続きがあるような気がするのに、 エフ先生の口からそれは出てこない。]
……だめ、かな。
[ちょっとだけ、不安になる。 けど。]
(356) 2015/10/12(Mon) 20時頃
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[ユージン先生と聞いて、蒼い目を丸くした。>>319 そうだ、どうしよう。 また慌てだしてしまいそうなわたしを止めたのは、 今度こそ聞こえた、言葉の続きと。]
────うんっ!
[わたしが驚かそうとした時みたいに笑う先生の顔に、 ぱっと笑顔になってエフ先生に抱きついた。 エフ先生が、わたしだけの"せんせい"になる。 そのことがとってもとっても、嬉しくて。]*
(357) 2015/10/12(Mon) 20時頃
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……ひゃっ! ユージンせんせい?
[いつから、そこにいたんだろう。>>301 ユージン先生の声にびっくりして 抱きついていた手を放して、振り返る。]
あのね、ユージンせんせい。 わたし…───
[エフ先生と行きたいって、言わなきゃ。 でも、ユージン先生の方がちょっと早くて。 わたしのさっきの声が聞こえちゃったこと、 わかってしまった。
ユージン先生の風が、通り抜ける。林檎が落ちる。 ぶわっと小麦色の髪を巻き上げる風はやっぱ優しくて ほんのちょっとだけ、さみしさが頬を撫ぜた。 蒼い空に弧を描いて飛んできた林檎を エフ先生と一緒にわたしも受け取って。]
(358) 2015/10/12(Mon) 20時頃
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[美味しそうな林檎に、わたしは笑顔になる。]
ありがとう、ユージンせんせい! うんっ。いっぱいいっぱい笑顔にするよ!
[ユージン先生の手が、ちょっと上がって。 そのまま下ろされる。 そして、ユージン先生の少女を迎えに行く背中に、 わたしは一歩だけ前に足を踏み出した。]
(359) 2015/10/12(Mon) 20時頃
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あのね、せんせい!
わたしね、今のせんせいを見て こわいっておもう人は、いないと思う!
それでも、もしこわがらせちゃったら…… そのときは、昨日してたみたいに "ごめんね"って謝ればいいんだよー!
[きっとその気持ちは、今の先生なら伝わると思うから。 ちょっと小さくなった背中に、わたしの声は届いたかな。 届かなくてもきっと、誰かが ユージン先生にそれを伝えてくれるって。信じてる。]*
(360) 2015/10/12(Mon) 20時頃
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[ユージン先生の背中を見送ってから。 エフ先生の隣に戻ってくれば、 仏頂面に戻ってしまったエフ先生。>>320 ちょっとだけがっかりするけど、 ずっと笑ってにこやかなエフ先生も、想像できない。
でも少しずつ、 わたしが笑う時、一緒に楽しいって嬉しいって思って 笑ってくれるようになったらいいな。]
せんせい、林檎一緒に食べよう!
……あ。 もうせんせいって呼んじゃ、だめ?
[盟約したら、"従者"になるんだっけ。 おねえちゃんも、オズワルド先生を名前で呼んでた。 すぐに変えなきゃいけないのかな。 林檎を持っていない方の手を伸ばして、 エフ先生の空いてる手をぎゅうっと握った。>>321]*
(369) 2015/10/12(Mon) 20時半頃
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[目くばせする先生の目は、もう落ち着いていて。 いつものように、とても優しい。>>392 握り返してくれるあったかい手に、嬉しくなる。]
呼びたいように……?
[じゃあちょっとだけ、 おねえちゃんの真似をしてみようとして。]
エフ……せんせい。 へへ、やっぱせんせいって呼ばないと落ち着かないや。 これまで通りでも、いい?
(423) 2015/10/12(Mon) 23時頃
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[落ち着かないのが半分。 残りの半分ははずかしいような照れるような くすぐったさに胸の辺りがふわふわする。 これをなんて言えばいいかわからなくて、 今は笑って誤魔化しちゃおう。]
せんせいも変えなくていいけど。 たまにでいいから……クリスって呼んでほしいな。
[コリンみたいに。仲良しの呼び方で。]
(424) 2015/10/12(Mon) 23時頃
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[林檎を持ったまま手を引かれて、並んで歩き出す。 隣で授業中みたいな、ちょっと硬い先生の声。>>395 落ち着いている、いつもの先生。
真面目にお話する先生は、贔屓するように見えないけど それってわたしが特別ってことかな。 だったら、嬉しくて笑顔がこぼれる。]
わたしね。 むずかしいこと考えるの得意じゃないし、 がっこうを出ていくのも、おしまいがくるのも。 そういうものなんだって思ってて。
わたしは誰と並んでがっこうから出てくのかなって、 ずっとぼんやりとしか考えてなかったんだ。
[がっこうの中でゆっくり流れる時間に、 ぼんやりしたまま"とくべつなひ"を迎えてしまった。 どんくさいわたしが誰かを選ぶなんて思ってなかった。]
(439) 2015/10/12(Mon) 23時頃
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でもさっき、エフせんせいがいいって言ってから。 エフせんせいが、わたしだけのせんせいになるって そう思ったら、とっても嬉しかったんだ。
せんせいがわたしだけ見てくれるならもっと嬉しいし、 これから、いっぱい構ってほしい!
[そうして山雀みたいにおしまいを迎える時は、 先生の手の中にいたい。 なんとなくだけど続く言葉をそっと飲みこんだのは、 先生の今の顔を変えたくはなかったから。]*
(441) 2015/10/12(Mon) 23時頃
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― 物見小屋 ―
[階段を上がれば、気持ちい風が髪と服を攫う。>>408 あの日みたいに見下ろした裾野の街は、賑やかで。>>#1 もうすぐあそこに行けたりするのかなって思うと 心がわくわくと飛び跳ねた。 先生の隣に並んで座り林檎を齧ろうとして、 向けられた黒い瞳に、開けた口をそのまま閉じた。]
なぁに、せんせい?
[蒼い目をきょとりとする。 またあの、真剣な顔だ。きっと大事なことなんだろう。]
獣の姿の、せんせい……。 どうなるかわからないって、 どういうこと?
(447) 2015/10/12(Mon) 23時半頃
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[がっこうでは先生はみんな いつもわたし達と同じような姿してるから。 モスキュート先生だけちょっと違うけど、 エフ先生の元の姿も、上手く想像なんてできなくて。]
せんせいって、獣だとどんな姿をしているの? どうなるかわからなくても…… わたしは、わたしの知らないせんせいを、 もっと知りたい!
[教えてくれるかな。 わたしはまた、せんせいの言葉が理解できるまで 時間がかかるかもしれないけど。
元の姿になった先生に驚いて、林檎を落としちゃったのは たぶんもうちょっと後のお話。]*
(450) 2015/10/12(Mon) 23時半頃
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― 昨日のおくりものと、3分の魔法 ―
[昨日の朝食後。 アヤワスカの声が食堂に響いたんだ。>>284
なんだろうと首を傾げていれば アヤワスカの傍にはモスキュート先生。>>328 パティシア先生も近くにいたのかな。]
………わぁ! きれい!
[真っ白なドレスに歓声を上げる。 たまに書庫でモスキュート先生の周りを>>0:18 ふわふわしてる綿毛を集めたみたいに、真っ白な。
くるりとその場で一回転すれば、裾がふわりと広がって すぐにドレスは消えてしまったけど。
次々に変わるみんなの、色とりどりのドレスに 拍手をするのも忘れて蒼い目を輝かせていたんだ。]
(463) 2015/10/13(Tue) 00時頃
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アヤワスカ、ありがとう! わたしも大好き!!
[アヤワスカを、ぎゅうと抱きしめるけど。 贈り物をしたアヤワスカのドレス姿は見ていない。 ヒナコもミツボシも、そのことには気づいたみたい。 どうにかならないかな。 モスキュート先生を振り返ったら、音がして。>>331 今度は6人全員揃っての魔法の時間が、 もう一度やってきた。]
(464) 2015/10/13(Tue) 00時頃
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[ミツボシからのおくりものに合わせて、>>456 お花のおひめさまみたいなヒナコが呼ぶ声>>374 わたしはドレス姿のアヤワスカの手を取った。>>422 こういう時は、なんて言うんだったかな。 前に読んだ本のせりふを思い出して。]
……一曲おねがいできますか、おひめさま?
[わたしもドレス姿だけど、いいよね。 くすくす笑いながら、 ドレスの裾を広げて、くるくる。くるくる。 みんな大好きって抱きついて手を取って、 3分の夢のような魔法は、わたしの宝物になったんだ。]*
(465) 2015/10/13(Tue) 00時頃
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[口ごもる先生に、身を乗り出してしまう。>>518 ユニコーンって一度本で読んだことがあったはずだけど すぐには思い出せなくて。
どんな姿をしてるって書いてあったかな。 確か、あれは──── ]
────…エフ、せんせい?
[ぼとん、と落ちた林檎が床を転がる。>>523 目の前に現れた姿にびっくりしすぎて瞬きもできない。]
(547) 2015/10/13(Tue) 22時半頃
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[だって、先生のいつもぼさぼさな髪は真っ黒だし。 目だって真っ黒だし。 不精髭まで生えてるし、ってそれは関係ないかもだけど だって、だって、だって。
今、わたしの前にいるのは 頭から尻尾の先まで、眩しいくらい真っ白できれいな馬。 ううん、その額に折れた角がある──ユニコーン。]
ほんとうに、せんせい………?
[頭の中に響いてくる声は、落ち着いた先生のもの。 わかってても、すぐには信じられなくて。 わたしの方に踏み出す蹄にびくっと肩が跳ねて 近付いてくる鼻先にぎゅうと思わず目を瞑ってしまった。
甘えるように擦り付けられた鼻頭はちょっと湿っていて 啼く声が物見小屋に響く。 かかる吐息に、ドキドキと騒がしい心臓をおさえて ゆっくりと目を開いた。]
(548) 2015/10/13(Tue) 22時半頃
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[頭の中に響く声。>>533 真っ白な睫毛が揺れて、 優しくて深い紺色の瞳がわたしを見つめる。
"少女"のわたしは、知っている。]
ゆるします。 わたしが、わたしの"おしまい"を迎えるまで──
[伸ばした手で、真っ白な毛並みを撫ぜ 蒼い目を細める。 それからほんの少し身を乗り出して、 湿った鼻先にゆっくりと、くちびるを 押し当てた。]
(556) 2015/10/13(Tue) 23時頃
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[小さく囁いてから、くすぐったそうに笑って。 今度はその首に抱きついて、白馬に頬ずりした。 がっかりなんて、とんでもない。
まだ心臓はドキドキしてるし、 ひなたぼっこしすぎたみたいにぽかぽか頬が火照る。]
大好きだよ、せんせい!
[やっぱり、すぐには主になんてなれなくて。 今度は物見小屋いっぱいに響くくらい 大きな声と笑顔で告げたんだ。]*
(559) 2015/10/13(Tue) 23時頃
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