人狼議事


105 CLUB【_Ground】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新

視点: 人

全て表示


【見】 測量士 ティソ

─凍える夜─

[部屋の中央に、
一冊の画用紙と色鉛筆が並んで置いてある。
その横に、切り離された一枚の白。

入り口で、そこまでを認識して、足が止まった。]

 …──。

[踵を返して部屋を出ようかと迷う背を、
まだ記憶に新しいチアキの声が押した。

「あとで、見てね!」
かれはそう言っていた。
約束した、とも。

きっと一生懸命描いたんだろう。]

(@28) 2013/12/23(Mon) 10時頃

【見】 測量士 ティソ

[距離が近づくと、
真っ白な画用紙はやっぱり真っ白なままで

あれ?

と思ったけれど、
もっと近付いたら、二枚重なっているのに気づいた。


何も描かれていない真っ白な画用紙の下に、
チアキの尻尾の色と同じ色の
茶色い色鉛筆で書かれた、
ちいさな文字の、おおきな手紙。

拾い上げて、
一番上に書かれた自分の名前を読んで、眼鏡を外した。]

(@29) 2013/12/23(Mon) 10時半頃

【見】 測量士 ティソ

[いっぱい練習したのだろう文字は
拙さは残るもののとてもきれいで、読みやすい。

すんなりと頭に入って来て
まるでチアキが読んでいるように、
あの声で頭の中を流れてゆく。]

(@30) 2013/12/23(Mon) 11時頃

【見】 測量士 ティソ

[工場から出たことのないチアキにとって
低い天井の限られた生活フロアが、
かれの世界のすべてだったことは想像に容易い。
変わっていく不安に、よく耐えたと思う。

こわい、と零したちいさな声を、まだ覚えている。

自分が、ひとときでもその不安を
和らげられたことが嬉しかった。]

 困ってなんて──いなかったよ。

[目の前にいない相手に、ぽつりと呟く。

怖がらせたくない。
不安を取り除いてあげたい。
寒さから守ってあげたい。
傷つけたくない。

考えていたのはそればかり。]

(@31) 2013/12/23(Mon) 11時頃

【見】 測量士 ティソ

[だからあの時、
縋るようなかれの問いに、頷けなかったのだけれど。

それを今も、かれのためには、後悔していない。
あの時頷いていても、何も変わらなかったと、
サムの選択を知らないティーは思う。]

(@32) 2013/12/23(Mon) 11時頃

【見】 測量士 ティソ

[前とおなじに戻っただけのはず。

なのになぜか、
前より広くなってしまったように感じる胸の虚(うろ)を、
吐息ひとつで誤魔化して、ティーは先を読み進む。**]

(@33) 2013/12/23(Mon) 11時半頃

測量士 ティソは、メモを貼った。

2013/12/23(Mon) 14時半頃


【見】 測量士 ティソ

[たくさん練習して、考えて、
一生懸命紙に向かった、
その結果が、この白い画用紙なのだと、
雪のような白を指先でなでながら、思う。

あったかくて、やさしくて、ふわふわしたもの。
──毛布かな?

だけど、見たことがない、と。

もしかして
もしかして?

自惚れて、いいのかな。

ティーの目許が、やわらかに、
ゆがむ。]

(@40) 2013/12/23(Mon) 14時半頃

【見】 測量士 ティソ

[決意。
それから──]

 うん、

 ────…うん、 しあわせだよ。

[しあわせ。
しあわせ。

心の中で、何度も繰り返した。

だって、きみがしあわせになるんだもの。]

(@41) 2013/12/23(Mon) 14時半頃

【見】 測量士 ティソ

[最後の数行は、
うつむいて、手で口許を覆った。


まずい、と思って、
画用紙と色鉛筆を抱えて部屋から出たから、
廊下で、何度も
数行をなぞるように読むティーの表情を、様子を、
知るものはいない────**]

(@43) 2013/12/23(Mon) 15時頃

【見】 測量士 ティソ

[上司からの、短い謝罪受信したのは、
再びチアキの部屋で片付けをしていた時だったか。

突然の、謎の謝罪を訝りながら、
何のことか尋ねたティーは、“事故”の説明を聞いて]

 ────は?

[目を点にした。**]

(@49) 2013/12/23(Mon) 16時頃

測量士 ティソは、メモを貼った。

2013/12/23(Mon) 18時頃


【見】 測量士 ティソ

─現在─

 ちょっと!! 今度は何したの?!

[デスクに向かって入力作業を進めていたティーは
>>@34フーの叫びに戦々恐々振り返った。

あの日以来、研究室内の壊されたものは数知れず、
消えて行ったデータは数件、
スーツ(はさすがに普段は着ていないので、
主にシャツとかカーディガン)や白衣につけられた
シミの数は18

さすがにもう、フーのこの声を聞くだけで
何か起きたと察するようになっていた。]

(@56) 2013/12/23(Mon) 21時半頃

【見】 測量士 ティソ

 …──とぉ、 なんだ、フーのダンボールか。
 それ齧っておとなしくしててぇ。

[見れば肉の絵のついたダンボールを
齧っているだけだったので、
それでおとなしくなれば幸いと
ダンボール齧りを奨励した。

フーは注意しているのを、
はは、大変そうだなぁと他人事のように見る。

この一週間で、おおきな虎の子供を
仕事場に置き続けることの難しさを噛み締めたのか、
研究室が塒のようだった上司がなんと自宅を購入した。

驚くよりも、
(このおっさんそんなに金持ってたんだ)
ということの方に感心していたけれど、
そういえば今日は引っ越しの日だったか。]

(@58) 2013/12/23(Mon) 22時頃

【見】 測量士 ティソ

 立ち会いねぇ。 へいへいほー。

[>>@38運搬だの移送だのと
愛玩動物をあからさまに商品扱いしていた上司が
“立ち会い”という言葉を使ったのは
この一週間で、他にもすこしずつ目についていた
ちいさなちいさな変化のひとつ。

ティーはそれを、よいことだと感じてた。

サー・クロイツを意識してなんとなく使い始めた
妙な軍隊用語(をさらに妙ちきりんにした返答)が
口癖になっていたが、
要求には晴れやかに、快く了解する。]

(@61) 2013/12/23(Mon) 22時頃

【見】 測量士 ティソ

[反論>>@60は聞こえないふりをして
到着から一ヶ月経たずして瀕死に近くなった
空気清浄機のフィルターを交換しようと席を立った時、
割合おしゃれな着信音がどこからか流れだし、
ティーは首を傾げた。

それがフーの携帯と知って、
初めて聞いたかもしれない着メロのセンスに
またすこしだけ感心する──けれど。]

 シャワー。 あ、そう。 ふーん。
 ま、どーぞぉ。 いってらっしゃーい。

[じっと見つめる視線の先で、
画面を見て固まる姿や、
幼稚園児でも見抜けるようなあまりにも嘘くさい
(フーがちょっと汗をかいたくらいで
シャワーなどありえない!!)退席理由に、
思わず半眼になりながらフーを見送った。]

(@62) 2013/12/23(Mon) 22時半頃

測量士 ティソは、メモを貼った。

2013/12/23(Mon) 22時半頃


【見】 測量士 ティソ

[空気清浄機には、深くはない爪痕と
動物の毛らしきものが付着している。
烟草だけでも瀕死だったのに、
毎日ホレーショーの毛まで吸い込んでいては
寿命はそう遠くないだろう。

自分のサボり以上の大問題二件のおかげで
減俸は免れたけれど、
月一台ペースの空気清浄機さんは減俸以上に厳しかった。]

(@63) 2013/12/23(Mon) 22時半頃

【見】 測量士 ティソ

[フィルター交換を終え、
働き詰めの空気清浄機さんを撫でてやってから
ふ、と短い吐息を漏らして椅子に深く腰掛けた。

リラックス効果のあるハーブティーを飲みながら、
なんとなく慌ただしく過ぎた一週間を振り返る。

昨日。Hにふっ飛ばされたデータを上司が復旧する間、上司の研究データ入力作業がすべて回ってきた。
一昨日。一日中流れ続けるアニメ声に耳を塞いだ。
一昨昨日。パニックに陥ったHが零した淹れたての熱い珈琲を受け止めたのはティーの白いカーディガンだった。
四日前。Hが暴発させた消火器の後始末をさせられた。
五日前。虎のしっぽを吸い込んだ掃除機のスイッチを切り、フーに薬を飲ませた。
六日前。六日前のことは忘れられない。色々な意味で。]

(@65) 2013/12/23(Mon) 23時半頃

【見】 測量士 ティソ

[六日前のあの日、研究室に戻ったティーは
金褐色の目をした巨体の虎の子供と、
どことなく罰の悪そうな珍しい表情のフーを見て、
ふんわりと、花のような笑顔を浮かべた。]

 お め で と う ?

[その時の笑顔は多分、
永久凍土の氷よりも冷たい氷の花のようだったろう。]

 え、なぁに? どぉしたの?
 ひとにあれだけ注意しといて自分が?
 いやいやまさかね。
 フーに限って確認を怠ったなんてこと、
 なぁいよねぇ──……?

(@66) 2013/12/23(Mon) 23時半頃

【見】 測量士 ティソ

[ろくな反論も出来ずうなだれるフー
という貴重な光景を前に、
ティーの笑顔はますます冷え込んで行ったけれど、
サムのヤニク購入の件を聞くと一転、
アイスブルーをまんまるにして
言葉を忘れたように、ぽかんと口を開けた。

しばらくして、ティーはふいと目を逸らし、
フーへかけたのと同じ祝福の言葉を
そっぽを向いたままぽつりと零した。**]

(@67) 2013/12/23(Mon) 23時半頃

【見】 測量士 ティソ

 ん、なにあらたまって。
 プロポーズなら間に合ってますけどぉ。

[嘘である。

カフェオレボウルいっぱいのハーブティーを
両手で捧げ持ちながら、椅子を回してサムの方を向く。]

(@75) 2013/12/24(Tue) 00時半頃

【見】 測量士 ティソ

 立ち会い、ね。
 うん、まかせて。

 あー、えっと?
 英国式とアボリジニ式、どっちの式がいい?

[若い研究者の間で、立ち会いの小部屋のことを
ひそかに“教会”と称するのが流行っている。
それを引き合いに出して、サムをからかった。]

(@78) 2013/12/24(Tue) 01時頃

【見】 測量士 ティソ

 ぶっ

[にこにこと笑いながら冗談を言っていた唇から、
ピンク色の液体が噴射された。

何を言ってるんだお前は。]

(@81) 2013/12/24(Tue) 01時頃

【見】 測量士 ティソ

[いつHの珈琲を被ってもいいように、
身の回りには常に
ウェットティッシュを置くようになっている。

慌てず騒がずそれを一枚引き出して、
ローズヒップのよい香りをさせるシャツを拭きながら
ふ、と笑み混じりの溜息をもらした。]

(@83) 2013/12/24(Tue) 01時頃

【見】 測量士 ティソ

 あのさぁ……、

[顔を覆ったまましゃがみこんだサムの後頭部に
カップを置く音と、ティーの声が降る。

顔を上げれば、
足を組んで膝の上に組んだ両手を乗せたティーが、
声そのままの、
おだやかな顔で笑っているのが見えるだろう。]

 オレけっこー、みんなから好かれてんだよねぇ。

 だからさ、
 心配、いらないよ。

 サムは心置きなく、ヤニクにしりを貸してあげな?

(@86) 2013/12/24(Tue) 01時頃

【見】 測量士 ティソ

 あ、貸すってゆーか、献上?

(@87) 2013/12/24(Tue) 01時頃

【見】 測量士 ティソ

 …──なんて、
 冗談はともかく、そろそろいこっか。

 もう、今日まで十分待たせたでしょ。

[言って、端末を繰る。
送り先はもちろんヤニク。

立会人としての手順は変えない。]

(@88) 2013/12/24(Tue) 01時半頃

【見】 測量士 ティソ

[デタラメな右フックはなぜか空気清浄機に

1.クリティカルヒット
2.あたらない

1]

(@91) 2013/12/24(Tue) 01時半頃

【見】 測量士 ティソ

[ガスッ。 キュウゥーン。]

 …────────。

[サムの右ストレートを受けた瀕死の空気清浄機が
悲しげな断末魔のような音を立てて、活動を停止した。]

(@92) 2013/12/24(Tue) 01時半頃

【見】 測量士 ティソ

 花婿は、教会で待つ。
 きまりごと!

[むすっ、とした顔で、
非業の死を遂げた空気清浄機を撫で、
早くいけとばかり、サムを急かす。]

(@94) 2013/12/24(Tue) 01時半頃

【見】 測量士 ティソ

─教会─

[目隠しをして連れてこられる
身支度を整えたフェネックの首には赤いサテンのリボン。

着せてやった服にも赤が多いのは、
もうすぐクリスマスだからという理由の、
ささやかなサムへのプレゼントのつもり。

扉を開けて、
中で待つサムの前に、ヤニクを立たせて一歩下がった。]

 おまたせ、サム。
 おまたせ、ヤニク。

 ほんとうに、長いこと待ったよね。
 ……もう待つのは終わりだよ。

[二人へと、やわらかな雪のように降る声。
眼鏡を外したティーの瞳が、二人を見守る。]

(@98) 2013/12/24(Tue) 01時半頃

【見】 測量士 ティソ

[二人が同じ空間に立った瞬間から、
立会人(ティー)は息をひそめ、ただの添え物に変わる。

けれど、アイスブルーはずっと、
逸らされることも伏せられることもなく、
二人のはじまりの瞬間を待っている。**]

(@100) 2013/12/24(Tue) 02時頃

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新

視点: 人


トップページに戻る


← ↓ ■ □

フィルタ

注目:ティソ 解除する

舞台に (3人)

ティソ
51回 注目
村を出た人達

種別

通常
内緒
仲間
死者
舞台
背景

一括

全示
全断
反転

ツール

クリップボード

ピックアップ

>>【】
(0.085 CPUs)
SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby
あっぱれ、うっかりアイコン by 小由流
人狼議事キャラセット by りりんら
管理 sol・laななころび