155 【身内】砂煙の村
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[話し掛けた彼の反応>>0:112からは矢張り、自身を認知していないだろうことが窺えた。 心許なそうに視線を下へと遣るものだから、その大きな背も縮こまって見える。 いきなり話し掛けたのは迷惑であったか、と申し訳なく思いつつ、その場を去ろうと考えたのだけれど。
けれど彼がたどたどしくも言葉を続ければ、その表情は一変して嬉々たるものになっただろうか。]
ああ、そうだろう。 先程一目惚れして買ってしまったんだ。 ピアスになってるんだが、この淡い青の輝きがなんとも美しく……――、
(12) 2015/04/07(Tue) 17時半頃
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[本屋の彼にもっとよく見て貰えるよう、またも下がってしまった視線の先へ、ずい、と手のひらを差し出す。日陰だからか、本来の輝きは薄まっているけれど。それでも静かな美しさを保っているもので、次々と言葉が続いてくる。
は、と我を取り戻したときに訪れたのは、確かな羞恥心であった。 いい大人が熱心に石の美しさを語る様子は、目の前の彼にどう映っただろう。]
ああ………、いや、すまない。 …私はヴェスパタインという。興奮してしまったようで……見苦しいところを見せてしまったな。
[取り繕うように頬を掻いて、困ったように笑みを作る。 良ければ君の名も教えて欲しいのだけれど、と続ければ、彼の反応はどうだっただろう。――顔を上げてくれれば、いいのだけど。]
(13) 2015/04/07(Tue) 17時半頃
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……! …そうか、有難う。
[思わず、といった口調から、その綺麗、という言葉が本音であるということが窺えて>>14。 自分が褒められている訳ではないのに、どうも嬉しくなってしまって仕方が無い。
おれも、と続くはずだった言葉が聞けなかったのは残念に思ったけれど、彼の紡ぐ言葉からは確かに友好的なものが感じられて。名を返されれば、ほっと息を吐いて、嬉しそうに目を細めた。]
(26) 2015/04/07(Tue) 22時半頃
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……ベネット。 君さえ良ければ、敬語などはいらない。 ………その、仲良くなれたら、嬉しいんだ。
[確認するように名を呟いて、どこか自信なさげな彼に言葉を続ける。 本屋での形式的な会話しかしたことがなかったもので、口をついて出たような砕けた口調は、とても新鮮で、素直に嬉しく感じた。訂正された敬語は、どうも距離を感じてしまうものだったから。
――仲良くなりたい、だなんて。また困らせてしまうだろうか、と俯いたままの彼に不安げな視線を投げ掛けていれば。
ばちり、と控えめに合った視線に、一瞬目を丸めた。]
(27) 2015/04/07(Tue) 23時頃
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[――嗚呼。深い翡翠色の、なんと美しいことか。
自身の目に掛かる濁った灰色がうっとおしくて、乱雑に前髪を退かせば。少し上の位置にある、彼の瞳を覗き込む。 黒の手袋に包まれた自身の手を、彼の顔へと近付けたそのとき、はた、と動きを止めたと思えば、その手は再び自身の前髪を掻き上げるにとどまったことだろう。
……どうも何かに気を取られると、それしか見えなくなってしまう。
少し距離を取って、気まずそうに彼を見上げれば、その様子はどうだっただろうか。]
……いや、本当、すまない。 ベネットの瞳が、その、綺麗で。
[言い訳じみた、けれど確かな本音を口に出せば、今度は自身が視線を下へと遣ることだろう。――折角仲良くなれそうだったのに、嫌われてしまったかもしれない。いつもそれで失敗するものだから、項垂れてしまうのも、仕方のないことだろう。]
(28) 2015/04/07(Tue) 23時頃
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[仲良くなりたい、と言った反応は、どこか不安げなものだった。 おれなんか、と放たれたその言葉>>36は、彼の自信の無さを如実に現していて。 何故そんなに自分に自信がないのか、不思議に思う。――自分は、彼だから話し掛けたのだというのに。]
……ああ。君と、仲良くなりたいんだ。
ふ…、私の名前は長いからね。好きに呼んでくれ、嬉しい。
[君と、と心なしか強調させて、言葉を紡ぐ。 目の前の彼が作る笑みは、どこかぎこちないものに見えて。ふ、と軽く吹き出せば、冗談っぽく続けただろう。 ――いやしかし、親しみを感じるその呼び名はなんだか、照れくさいものだな。]
(46) 2015/04/08(Wed) 03時頃
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[彼に手を伸ばしたとき、不安そうに揺れる瞳と、強張った表情が見えて。 ああ矢張り駄目だった、と肩を落としていたのだけれど。 彼の言葉>>39に、驚きで目を見開くことになっただろう。]
私が、綺麗………、?
(47) 2015/04/08(Wed) 03時頃
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[もらした声は、思いのほかか細いものになってしまった。信じられない、とばかりに彼の顔を凝視するけれど、その赤く染まった顔はどうも、嘘を付いているようには見えなくて。 ――そもそも、自分に世辞を言ったところで、と思うのだけれど。 ああ、彼の視線がこそばゆくて仕方が無い。]
………そんなことを言われたのは初めてだ。 君は何というか……物好きだな。
[何と無く彼の顔を見れなくなって、視線を外すために自身の髪を一房掴み、それを眺めてみる。 ……矢張り、くすんだ色にしか見えないのだけれど。瞳だって、華のないただの茶色。 彼の澄み切った翡翠色とは、比べるまでもなく。
けれど彼に嫌われていなかったことに安堵を覚えたためか、口元には柔らかい笑みを携えながら。]
(48) 2015/04/08(Wed) 03時頃
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…………駄目とかでは、ないんだが。
[照れ臭さを隠すように、ため息混じりで言葉を返す。 彼の紡ぐ言葉たちは、どこまでも素直なようだったけれど。少しだけ砕けた口調で賞賛する彼は、――ずるい、と思った。何故だかは分からないけれど。
それに―、と続いた言葉は消えるように小さなものだったけれど、確かに自身の耳には届いただろう。 ………矢張りからかっているのではないか、と。“年上をからかうもんじゃない”なんて、苦言を呈そうと思い視線を彼へと戻す。]
(70) 2015/04/08(Wed) 15時頃
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――……っ、
[予想していたのは、困惑している自身を楽しむ様子だったのだけれど。 耳まで真っ赤に染めて俯く彼は、ああ、本当に。――――ずるい。]
………………。
[血色の悪い自身の顔に、熱が集まっているのが分かった。 ――好き、だなんて。そんな言葉は、数年来、言われたことがない。 言葉の意味は、別であろうけれど。それでも年甲斐もなく照れてしまうのは、この様子を見れば、仕方の無いことだろうと、そう思う。]
(71) 2015/04/08(Wed) 15時頃
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…………ベネット。 これを君に……もらって欲しいのだけど。
[沈黙は、どのくらいの長さだっただろう。 中々言葉を発せずにいたのだけれど、俯く彼の、綺麗な瞳が見れないことは残念に思う。
そうして視線を落として目に入ったのは、青い輝き。 ――ああ、そうだ。これを、君に。]
(72) 2015/04/08(Wed) 15時頃
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――美しい物は、美しい人に似合う。
[彼は自分を綺麗だと言ったけれど、矢張りそれは、物好きだと思う。 長く伸ばされた髪は不気味であるし、目付きや顔色だって悪いのだと、自身を持って言えるくらいだ。
涼やかな風に吹かれ短髪の髪を靡かせる彼は、実に爽やかで、絵になるようだと思ったから。]
別に、付けなくたっていいんだ。 ……持っていて貰えれば、それで。
[彼にピアスの穴は開いていただろうか。 そんなことはまあ、どうでもよくて。差し出したこの青はきっと、彼の元にあるほうが、綺麗に輝くはずだから。
さて、このピアスは受け取ってもらえるのだろうか。もし拒否されたならば、残念そうにしながらも、押し付けるようなことはしないだろう。 ――けれどそれがただの遠慮であったならば、食い下がることはしたかもしれない。]
(73) 2015/04/08(Wed) 15時半頃
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また、“おれなんか”かい。
[それはある程度予想していた反応>>102で、ほんの少し呆れたように笑みを作りながら、繰り返してみる。 ああ、どうして。君はこんなにも魅力的だというのに。――そう感じるのは、瞳だけじゃないのに。]
………ひとつずつ。 そうだな。…君が貰ってくれるのなら、私はそれで構わない。
[現れた右耳は、今だ赤く染まっていただろうか。手袋に包まれた自身の手を近付けて、そっと、彼が拒否を示さなければ今度こそ――触れた、だろう。]
(107) 2015/04/09(Thu) 04時半頃
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[彼が身に付けてくれると言うならば、そんなに嬉しいことはないのだ。その耳に輝く青が付けられたのを想像して、うっとりと目を細めた。
――ああ、けれど。布越しにほんのり伝わる熱は、少しだけ、もどかしいものだ。]
………ふふ。 これは、目的もなく買ってしまっただけ。 私には不釣り合いだし…穴だってないんだ。 似合う君が貰ってくれるのなら、私はとても嬉しい 。
……こんな男からの贈り物なんか、気味が悪いかもしれないが。
[薄く笑みを作って、名残惜しげにその柔らかい耳からは離れる。 言葉を続けながら、透明な袋からピアスを片方取り出せば。皮の手袋に包まれたその手を取って、そっと渡したことだろう。 さて、彼は受け取ってくれただろうか。]
(108) 2015/04/09(Thu) 05時頃
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