160 東京村
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[電話で話を聞くのを諦めた理由は、『身振り手振りと表情を見ながらでないと』と感じることが多かったからだ。とどのつまり相手がラリッて話になりそうにないので介抱しながらが早いと判断した。]
……なーるほどねぇ……。 ……たまに居るんだよねぇ。
[話をきいて、ワタヌキは煙たい声で納得をする。 ――『大平あいりちゃん』は、つまり、都市伝説を頼りに近づいてきたのだ。]
(57) 2015/06/05(Fri) 22時半頃
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― 目白 ―
[ワタヌキは参ったな、という様子で頭を掻く。
『さんかく』の青年が自宅に昼夜逆転の眠りにつきに帰ったのを見送り、そのまま目白方面へ進む。 空いているラーメン屋を見つけてそこへ入る。
風呂に入ったのは昨日の夜ごろ。着替えて丸一日もまだ経過していない。 どろどろに酔っ払っていた一昨日までとは様子が違うはずであり、喫茶店にも入れている。 『お断り』とされることもさすがにあるまい。]
(66) 2015/06/05(Fri) 23時頃
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― 目白 ラーメン屋『たまらん屋』>>22 ―
[そこは、『たまらん屋』という名のラーメン屋だった。
のんびりした雰囲気の顔の店主が、首に赤い手ぬぐいを巻いていた。店に人が入っていないせいか、店主は店に入った時は携帯電話を触っていた。 ……人の縁とは奇妙なもの。 その店主の携帯電話と、朝見たあの働き者の顔とがつながっているなど、考えられようわけもない。
エスニック風の衣類に身を包んだ男は、椅子の一つに腰掛けた。 少し困ったような表情で、上の空に携帯電話にじっと視線を落としてから、はたと気づいたように『何か頼まなければな』とメニューを見ていた。]
(67) 2015/06/05(Fri) 23時頃
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― 目白 ラーメン屋『たまらん屋』>>77 ―
あぁー……、じゃあオススメの。
[今はどれでも良かったので、メニューにでかでかと「オススメ」と書いてあるものを選んで頼んだ直後。 店に人が入ってきた。 見た顔だ。比較的新しい記憶。 どこだったかなと記憶を探る。]
あっ。
[声をあげる。分かってスッキリする。 『香港小吃』に居た女性客。 セットで思い出すのは眼鏡の青年。 仲よさげに話し込んでいたのが印象深い。 これは、『ワタヌキ』としての出来事だ。 だから、赤い胡乱な目を出来る限り愛想良さそうにニコニコさせて、挨拶をした。 眼鏡の青年の友人や恋人であるのなら、ぜひお礼を改めて伝えたい。奇人変人の類と扱われることに恥ずかしさや不利益を感じる人生は、とうに終えていたのだから。]
(86) 2015/06/06(Sat) 00時頃
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ごめんねぇ、 いきなり声かけちゃってぇ。
昨日の昼、香港小吃ってお店でご飯食べてなかった?
[女性客は、当り障りなく、穏やかに対応してくれる。 素晴らしい入浴の効果である。]
いやあわからなくても無理ないんだ。 おじさん店から追い出されちゃったもんだから。
(96) 2015/06/06(Sat) 00時半頃
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[昼時なのに空いてる店だなとは思っていたが、入店時、本当に客が来る可能性を考えて過ごして居なかったらしく、声をひっくり返しながら迎えてくれた『たまらん屋』の店主には笑わせられた。 二人目の客の頃にはすっかり声を落ち着けて、きびきびと注文をこなしてくれている。 それも嬉しそうに。気持ちのいいことである。]
そうそう!女子高生と居た! いやぁ〜迷惑だったあ〜〜?ごめんごめん!
[心なしか強まった警戒と、言い淀みぶりに、一応『謝る』という選択肢を選ぶが笑ってしまっている。]
まさかあんなに自分がクサいと思わなくって。 いやそれはどうでもいいんだ、よくない?よくないか。
友達? 一緒にご飯食べてたぁ……あの眼鏡のー。
おれ、追い出され際豚まん貰ったのね。 お礼言っておいてくれない?
(103) 2015/06/06(Sat) 01時頃
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あっ、どおもお。
[ラーメンを受け取って礼を言う。>>102 『中華料理屋で』『女子高生と居て』『追い出された』『しかもあまりのクサさに追い出された』『しかもなぜか追い出され際豚まんを貰った』エスニック風タンクトップにサルエルパンツにピアスまでつけた赤緑黄のラスタターバンもどきをつけたおじさんは、充血気味の目で、しかもあやしい手元で、割り箸を一本取った。 そして上手に割れなかった。]
(104) 2015/06/06(Sat) 01時頃
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[思えば女子高生の目の前で糞もした。 それに関して何か言おうとしたが「それはいいんです」と言われたので言わなかった。 たまらん屋がたまらん事になる前に話が変わって平穏無事なことである。]
あっ、ごめんねぇ、どちらかというと彼っ…… あー。 先輩ね。
そうそう、551! いやぁ美味しかったよぉ。 知り合いと分けたんだけど大喜びしてくれたからね。 ほら、貰った時に言いたいありがとうと、 食べた時に言いたいありがとうは違うじゃない?
いやあ親切なお嬢さんだな〜〜〜。 喜んでたって言っておいてね〜〜。
(110) 2015/06/06(Sat) 01時半頃
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[店主がたまらず吹き出した。]
あ 笑ってる。 たまらん屋ってね……なるほどねぇ。
そうなのおれ。 まあ女子高生には投げられてないけど。 おいしい中華料理屋を紹介しに 女子高生つれていったらおれのあまりの臭さに 無理立入禁止って言われて追い出された上 知らない関西人に豚まん投げられたのよ〜〜。 で持って帰って温めて食べたら美味しかったのよ〜〜。
あ、お兄さんのラーメンも美味しいよ。
(112) 2015/06/06(Sat) 01時半頃
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[一度口を休めてラーメンに向かい合う。 五感が開いた状態で食べる食事は美味い。 ワタヌキはもしかすると『ふつうにおいしい』ではなく、『めちゃくちゃ美味しい』たまらん麺を食べているかもしれない。 湯気をあびながらラーメンを啜る。 咀嚼しながら頷き、飲み込んでから]
んー んーんー! ウン。
寧生君? あ、もしかしてお嬢さん彼と仲いい? 彼愛想いいからなァ〜〜
(113) 2015/06/06(Sat) 01時半頃
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いいよぉ。 新宿にある店で香港小吃。
[へっへと掠れた咳のような笑い。 店主は癖でスマホを触ってしまうところが何か若々しい。 ワタヌキにとっては細かいことだが、人によっては「えっ」と思う客も居なくはないだろう。]
漢字四文字で ホンコンに、「ちいさい」に「どもる」、かな。 探してごらん。
[それほどスマホに慣れ親しんでるのなら、とそのように紹介した。]
(117) 2015/06/06(Sat) 02時半頃
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[アンバランスな箸でラーメンを食べ続けてふと手が止まる。コップから水がなくなっていた。 ワタヌキは、ピッチャーに痩せた腕を伸ばし、取っ手を持ち上げた。]
……っ!?
[ピッチャーを持ち上げて、思わぬところから出てきた顔に、ワタヌキは声もなく急にぎくりとする。取り落としこそしなかったが、水が跳ねて、ピッチャーから少し零れた。]
……、……… ……? ………………んん……? ……………
[ピッチャーを持ったまま、出てきた顔に怪訝そうに、目を凝らすように眉根を寄せて顔を近づける。 シール、のようだった。くっついた男たち。壁に貼られているという意味ではない。顔同士がくっついている。互いどこか窮屈そうに眉を寄せて目を閉じている。]
四つ子だ……
[双子だ。**]
(120) 2015/06/06(Sat) 03時頃
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[新宿から池袋。池袋から目白。 傍目にやっていたことといえば、
『電車で池袋に向かう。』 『公園で元気なさげな青年の背を慰めるように撫でてやりながら幾らかの時間、話をきいていた』 『携帯を触りながら、やや重い足取りで目白に向かう』 『忙しくなさげなラーメン屋に入る』 『ラーメン屋で知った顔を見て陽気に話をする』
知り合いに会った直後であるが>>44、当然、ワタヌキには後ろを気にする必要を感じなかった。 ワタヌキには、あのスーツを着た働き者の頭の中に『追いかける』という案が持ち上がった事など、発想する余地もなかった。>>54]
(141) 2015/06/06(Sat) 12時半頃
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[忙しくやっているようだ。それで十分。 負け犬相手に暇をこいてる時間はないぜ。 戦う気があるんだろう。仕事の時間だぜ。
ありがとう。ひとつすっきりした。 『笠井』の残したもので、足を引っ張った。苦労させた。 それはなかった。 いや、仮にあったとして、それは彼にとって取り返しのつかない困難にはなることは無かった。
そう思える立派さだ。 そしてそれは彼の努力の上に立つものだ。 『笠井』には『後腐れ』はなかったと思えたよ。]
(142) 2015/06/06(Sat) 12時半頃
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[『笠井』と『彼』は、先輩と後輩という間柄だ。 『彼』が入社したての頃、暫く一緒に働いた。 笠井は出し惜しみせず、彼が持てる分、渡せるものは全て渡したつもりだ。 消える時くらい、争いなく放っておいて貰えるよう。 せめて恨みや怒りは持たれないよう。 さよならだけで済むように。いらだちの無いように。 そう決めて、笠井の最期は極力丁寧に、慎重に生きた。
思えば。 笠井は彼を、墓標の代わりにしてしまったとも言える。
人と何か分け合う事に昔から小さな幸福を感じるたちだ。 幸せな最期だったといえる。]
(143) 2015/06/06(Sat) 12時半頃
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[笠井の墓標は少しは身を守る術になれたかい。 教えてくれなくていい。 今は穏やかな暮らしがある。
地上の全ての民は聖なるものに近づくことができる。 救いを得ることができる。 子供の頃、大久保のホームレスに聞いた言葉だ。 おれの王国。おれたちの王国。 世界一凪いだ国。 誰もが闘争を忘れて平穏を味わう。 白内障を患ったパンダが穏やかに微笑むことのできる世界。 地球のまんなか。 金は王国に必要不可欠だったが、おかげで金はあったんだ。 『起業する』なんて話が出ていたくらいには。>>54 **]
(144) 2015/06/06(Sat) 12時半頃
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ワタヌキは、『たまらん屋』でラーメンを食っている。**
2015/06/06(Sat) 12時半頃
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― 目白 ラーメン屋『たまらん屋』 ―
張くん。ああそう。 彼結構お客さんとお喋りするし、 話に出たから友達かと思った。
[馴れ馴れしいオッサンは、生返事に慣れているようだった。>>181]
おじさんなんか一度会ったら友達で 毎日会ったらブラザーだよ。 でも、女の子はそのへんちゃんとした方がいいもんね。
(189) 2015/06/06(Sat) 22時半頃
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[そんな話を交わしたのも先ほどのこと。 今はピッチャーをそろそろと机に置きながら、突然目の前に現れた力士シールを見ている。 女性客が、ワタヌキが呟いた一言を怪訝そうに繰り返す。]
……ん? ちがう……?
[ワタヌキの見るカウンターに貼られた顔は延々つばを飲み込み苦しそうに二重あごを揺らしている。シールの色は白と紫の間で明滅し、顔を延々分裂させ続けているので、正確な数がわからない。]
……おじさん乱視がひどくてね。
(191) 2015/06/06(Sat) 22時半頃
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[そして更にもうひとり来店。 視線を向ける。『香港小吃』を思い出す。 551のように強い印象を持つ取っ掛かりがあるわけではないが、おそらく。 ワタヌキは強烈な違和感を感じる事となった。 明確に感じる。『妙』だ。 相手が自分に『気づいている』ようなので、軽く頭を下げ、愛想としてへらへらはしておく。
『ただ空いていたという理由で店に辿り着いた自分』と、551の彼の隣にいた『お嬢さん』が会う事に対しても、『すごい偶然』が既に発生している。それも『同じ街・新宿』の店ではなく『目白』である。 店主の挙動から察するに、はっきり言ってしまうのも心苦しいが、おそらく『たいして流行っていない店』だ。]
(192) 2015/06/06(Sat) 22時半頃
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[そこに重ねて。 同日にあの場に居た者が此処にいる事が、違和感でなくて、何だろう。
何か繋がりがあるはずだ。そう思うしかない。 『たまたま』で理屈をつけるのは、もう難しい。
仮に『たまたま』『星のめぐりあわせ』『偶然』『運命』……それら中身のからっぽな何かだったとしても、こういう時は気をつけるに越したことはない。]
(194) 2015/06/06(Sat) 22時半頃
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若いのに知ってる? ヒッピーの人とかそっちの人だと思ってくれればいい。 レゲエも大好きだけど。
[どちらも肯定の為頷き『Irie』と、しみじみいがらっぽい声で続ける。やはり何人か不明。>>196]
そうそう。細かい手仕事。
[腕につけたアクセサリー類を見せてそう言った。]
……これ流行ってる? おじさんびっくりしちゃった。 お嬢さんびっくりしないんだね。
(203) 2015/06/06(Sat) 23時頃
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ワタヌキは、力士シールを左手で指さした。
2015/06/06(Sat) 23時半頃
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[>>205 軽く頭を下げた時に眼鏡の女の子は、当たり障りのない会話を持ちかけてきていた。]
偶然だねえ。 うん。君も中華好きなの? ここ、穴場のラーメン屋だったりする?
(212) 2015/06/06(Sat) 23時半頃
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[残り僅かな麺を片付け、箸を置く。 一度落ち着いて『大平あいりちゃん』が『さんかく』に辿り着いた経緯を確かめようと思って店に入ったので、ここから流行っていない店で少しゆっくりさせて貰うことこそ、ワタヌキの最初の入店の目的だ。 携帯電話をとり画面に視線を落としながら、最初の女性客に返事をする。>>206]
あぁそっか、教科書。 飽きてジェントルマンになる人もいれば、 いまだにそんな暮らしが好きな人もいるよねぇ。 お花畑で集落作ってさ…… 紹介する? うそうそ。全然知り合いじゃない。
[露店を出しているのか、という質問にも頷く。]
『高円寺』にお店があってね。露店もやるよ。
(223) 2015/06/07(Sun) 00時頃
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……? シールにおいかけられてるの? おいかけてるの? ストーカー?
[ひえー、と声をあげる。>>208]
(230) 2015/06/07(Sun) 00時頃
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[先ほどから携帯に何か打ち込んでいる。 急な連絡があったのかもしれない。 それからはたと頭をあげる。 たまらん屋のチラシに関しては、『知らない』と首を振る。 中華好きの眼鏡の子には、なるほどねと首を縦にふった。 眼鏡の子に質問をする。]
このへんに住んでるの?
(251) 2015/06/07(Sun) 00時半頃
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気持ち悪いね。 シールもそうだけど。最近、色々。
[『アイリス』『アイリス』『アイリス』 なるほど繋がりの一つはここだ。]
高円寺さんか。奇遇。愛着ある街だし嬉しいよ。何か。 ……悪戯だとは思うけど、……
[ざらざら声が、抑揚少なく言う。 陽気さは、いつのまにかに失せていた。]
『追いかける』って 相手が『追いかけなきゃいけない』理由になり得るんだ。 本当に気をつけた方がいい。
……さて。 ごちそうさま。
[携帯ばかり見ていたのは急用だったのか、箸をおいて立ち上がる。]
(259) 2015/06/07(Sun) 01時頃
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[店主に、店に行ってみたいと言われると>>240]
雨の日においで。露店をやってるんだ。 女子高生と友達になれるお守りも、 シールを貼られないお守りも、 アイリスさんが見つかるお守りも売ってるよ。 おじさん『4月1日』でワタヌキっていうんだけどね。
[ワタヌキは千円札で、余計に払う。]
急いでるから、お釣りはいいや。美味しかったよ。
(262) 2015/06/07(Sun) 01時頃
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[店の出入口で、慣れた様子で電話番号を押しながら、高円寺という女性に返すことには]
あ。 またきてさんかく。
お店ね。
[と付け加えて、店を早歩きに出ていった。]
(265) 2015/06/07(Sun) 01時頃
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[香港小吃に電話をかける。]
……もしもし。
バイトの寧生君はきてませんか? ……、…… あ、すみません。 よろしくおねがいします。 かけ直しますので。
(266) 2015/06/07(Sun) 01時頃
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[『さかしたひなこ』に電話をかける。 コール音を聞きながら、ワタヌキは駅に引き返していった。**]
(267) 2015/06/07(Sun) 01時半頃
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