45 哀染桜 〜届かなかったこの想い〜
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[ヨーランダの答えに、再び上げ足を取ろうとして止めた。 絶望は感じないという、楠木の言葉も届けば、肩を竦める。]
嗚呼、判ったよ。 絶望や虚無や……そんな陳腐な単語では語れない。 そんな想いを、した。 ――……そういうことだろう?
[苔のような眸から巡らされた視線(>>1:73)は、 感じたか、感じないか。 黒髪の女が、楠木に近づくのを見やりながら、違うのか? そう、問いかけるのは誰に対してか。 と、ふっと、何かが消えるような音がして、桜に視線を投げる。
けれど、視線を向けた時には ――……そこには既に何もなかった。 桜の言の葉は、奏者の耳には届かない。 届くとしたならば、それは……―――。]
(4) 2012/03/13(Tue) 00時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2012/03/13(Tue) 00時半頃
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知り合いでは、ないな……―――。 そして、曲を知らないなんて君たちが僕だとしたら 僕は僕の深層心理を疑う。
[視線を空虚から、人へと移す。 流行りの歌は奏者も疎い方だが、音楽を取り上げられたら 生きていけないと思っていた。
それほどに、セシルの裡は、あの人と音楽しかなかった。 だから……けれど……―――。]
(12) 2012/03/13(Tue) 01時頃
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即興で、音楽を奏でることは、息をするより簡単さ。
[唇の端で、彼らに笑って見せた。 奏者が微笑む前に、消えた楠木の笑みの存在知らず。
あの人を失って、音楽も失った。 けれど、今、音を紡げる意味は、なんだというのだろう。 その喜びと哀しみと戸惑いを、また音にしようとする。 そう。聴こえる気がするのは、消えた男の声。 彼の……言葉に表すことは難しい、感情の嵐を拾おうと。
だから、誰も止めぬなら、ヴァイオリンは再び歌うだろう。 戯れと皮肉を込めて《虚無の嵐》と名づけた*即興曲を*]
(13) 2012/03/13(Tue) 01時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2012/03/13(Tue) 01時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2012/03/13(Tue) 21時半頃
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[即興で音を繋ぎ曲とするのは簡単だ。 その出来が、良いか悪いかは別として。
そして、出来上がった音楽が、人の心に響くとしたら、 その音楽《想い》の欠片が 相手の心のどこかにあるからだろう。
――……その想いの共鳴の先が、どうなるかは 奏者にはあずかり知らぬこと。]
―――……はっ
[最後の一音《悲鳴》、咲きかけの桜の花を揺らし、 消えるのは何処へ。 ヴァイオリンを歌わせ終わった奏者は、短い吐息を一つ。 弓とヴァイオリンを片手に、あいた片手で髪をかきあげる。]
(28) 2012/03/13(Tue) 21時半頃
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セシルは、ぼんやりとした苔色の眸と、視線からむことあるやなしや。
2012/03/13(Tue) 21時半頃
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ごきげんよう。
[開けた視界に映り込む苔色。 その傍には、髪色の淡い女が桜の木に話しかけて或る。
青年に鸚鵡返しの挨拶を返しながら、 ひょいっと片方の眉を跳ね上げる。 それは、ごきげんようという、やけに上品な挨拶にか。 女の少しばかり異常に見える行動にか。]
(33) 2012/03/13(Tue) 22時頃
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これは僕の愛器だ。 お褒めいただき、至極感謝。
[男が女に話しかけ、しかし男は自分に近づいてくる。 跳ね上げたままの片方の眉はそのままに、 それでいいのか?と無言で問いかける。 普通は、こういう場面は、慰めるものではないのか?と。 しかしとて、普通でない奏者は、それを己がしようとはしない。]
何かを閉じ込める……――。 陳腐な言い方をすれば、音楽っていうのは感情だろう。
桜の為に奏でに来たつもりはないが 嗚呼……―――そうであったなら
[男からの問いかけに、ふっと何かに思い至ったように、 途中で言葉を切る。 唯、そうであったなら、再び弾けるようになったのも 得心がいく……――と。 ゆるく、どこか妖しい色を見せる桜の花を見上げた。]
(37) 2012/03/13(Tue) 22時頃
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約束……――?
[桜の薄蒼から苔色に視線を落とす。 あの女と約束をしたということだろうか。 首を傾げて、しかし、先ほどの楠木と中野の件もあり、 唯の己の夢というよりは、夢路が交わったと考える方が 心中穏やかで居れると悟る。]
そうだな、弾けるなら、もうなんでもいい。
[だから、桜の為に……と言われれば、頷く。 あの人に向けて弾くこと叶わぬならば、それでも。
と、初めに視線が絡んだ女の視線を感じた。 どうした?と、よくよく考えれば、 ヴァイオリンの音を放つことで目立ったことに気が付かず 今度は女に対して首を傾げて見せた。]
(41) 2012/03/13(Tue) 22時半頃
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[視線が合った女は、再び頭を下げる。 前回は判ったが、今回はその動作の意味が判らない。 何か怯えさせるようなことでもしたか と、一瞬考えさせるような動作だった。]
月の光ね……一応弾けるが……―――。
[そこに男の声が、かかった。 メロディを思い出しながら、愛器を構える。]
だが、僕は君ではない。少なくとも。
[僅かな関わりの中、出した結論を置く。 そして奏で始めるのは、怯えさせる嵐でなく 優しく癒すように傷を照らす《月の光》。
まるで、桜に近づく女の揺れる銀を思わせるようなメロディ。]
(49) 2012/03/13(Tue) 23時頃
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――……さっきの曲で 怯えさせたみたいだからな。
[弾き終えると、優しい音だという感想に、ぼそっと返す。 ちらりと流す昏い色の眼差しは、あの礼をくれた女に。]
何故、此処に居るか、なんて判らないさ。 だが、僕がこの音を鳴らせる限りは、僕は僕だ。
[仮初、同じような想いをし、この音が響いたとしても、 あの人を想い、この愛器を鳴らすことは、自分にしかできない。]
(54) 2012/03/13(Tue) 23時頃
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音を奏でられるなら、僕は僕でいられる。
[不安げに揺れる翠を、昏い色はまっすぐに見据える。 それは、逆に言えば、 夢から醒めれば自分では居られないということ。]
ただ、それが幸せかどうかは、話は別だろう。 自分が判らない方が、幸せな時もあるかもしれない。
[いっそあの人の想いも、音もすべて捨てきって ――……自分という存在さえ虚無になれたなら。
こうして意識を持って或る以上、あの人への想いは消えない。 だから、陳腐な言葉で表すならば、絶望という名を紡いだ。
翠の眼は、銀に流れて行く。 昏い眼は、あえてそれを追わずに*]
(69) 2012/03/13(Tue) 23時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2012/03/13(Tue) 23時半頃
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