212 冷たい校舎村(突)
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
── 3年3組 ──
[ 昴は、首を横に振った。 頭を振って、わからない と言った。 どうして と、髪をかき乱す仕草が、 動揺の滲む表情が、苦しげで、苦しげで。]
(3) 2017/03/12(Sun) 00時頃
|
|
── でも、死んだんだよ 誰か
(4) 2017/03/12(Sun) 00時頃
|
|
[ 死に掛けている とか、 追い詰められて とか、
言い方を変えたって、 仮説だと、笑い飛ばしたって、 この世界の意味を考えるなら、 結局のところ、同じことだと思った。
一度死んだのと、同じ。
保田那由多は、そう考えた。]
(5) 2017/03/12(Sun) 00時頃
|
|
[ そして、二度目のチャイムが鳴る。*]
(6) 2017/03/12(Sun) 00時頃
|
|
── 現在:3年3組 ──
[ チャイムの響く、その隙間。
どこか。どこかで、響く音があった。 無機質な、硬い音。不吉な音。がしゃん。
時間の経過。鳴るはずのないチャイム。 正体の分からない、不安を煽る、音。
それから、ひどく悲しげな──、]
── す ばる?
[ 誰かの泣き声。
それとかぶさるように、 強張った、目の前の級友の表情。]
(42) 2017/03/12(Sun) 01時頃
|
|
[ さっきのあいつみたいに、 駆け寄って、背を撫ぜてやれば、 大丈夫かと、寄り添ってやれば、]
(43) 2017/03/12(Sun) 01時頃
|
|
[ ── そう、考えたって。手足は、それを躊躇う。]
(44) 2017/03/12(Sun) 01時頃
|
|
[ 躊躇している間に、 昴は、かぶりを振って、 上須賀が、どうしたかはさておき。
結局俺は、彼の異変に、 ただ、目を瞠っただけだった。
会話をするための距離。 それを保ったまま、 昴の視線を追うように、廊下を向く。]
(46) 2017/03/12(Sun) 01時頃
|
|
── なんか、変な 音
[ チャイムの音も、すすり泣く声も、 じゅうぶん、おかしいんだけどさ、
その中に混じっていても、一瞬のことでも、 じわりと 嫌な空気を運ぶ音があった。
順に、昴と上須賀の顔を見やって、 それから、震えの交じる声で、言う。]
上 だ、行こう
[ それだけ。
言い残すように、教室の床を蹴る。 その先に広がる光景など、知らず。*]
(48) 2017/03/12(Sun) 01時頃
|
|
── 回想:あくびはうつらない ──
[ サボるために準備は手伝う って、 どう考えたって、 当日だけ頑張るほうが労力少ないし、と思ったけど、 だけどたぶん、解釈の違いというやつで、 俺は、そこには触れずに、]
上須賀のつくってたやつ、 超写メってる客とかいて、好評だったのに もったいねえなあ 見てねーの
[ と、「バカめ」というノリで、 にやり と、笑ってみせる。が、
その後の発言は頂けない。 できるやつアピールむかつく。と、 一転、眉をひそめて。]
(61) 2017/03/12(Sun) 01時半頃
|
|
[ それでも、続いた言葉を拾い上げたのは、 俺自身は去年まで、クラス準備なんて、 まともに参加していなかったから だと思う。]
予定あんなら、無理しなくてもよかったのに 皆、そこまで鬼じゃねーって
[ 今度は、俺が「えっ」という顔をしていただろう。 実際、部活を理由にクラスの方は適当なやつとか、 フツウに、いたはずだから。]
(62) 2017/03/12(Sun) 01時半頃
|
|
[ けれど、当たり前にまっすぐ向けていた視線も、 正論と優しさ片手ずつに携えて、 まっすぐ見られかえされちゃ>>2、 そりゃあ、そっぽに逸れてくって。
大したことじゃない って風に、 またあくびをして、眠りに入る上須賀に、
じゃあそうする、とも、言えず、 早々に立ち去ることもできないままでいた俺が、 どんな顔をしていたのか は、 もはや、誰にもわからない話。
── だけど、少なくとも、 強張った頬に感染るあくびなんて、ない。*]
(63) 2017/03/12(Sun) 01時半頃
|
|
##
触れるのも ふたりきり も、 ともだち で、いたいと思うほど、 避けたほうが、きっと、あとが楽だ。
##
(64) 2017/03/12(Sun) 01時半頃
|
|
##
……ひとりのほうが楽 って思ってた 言った ときと、 また、おなじことを考えている。バカみてー。
##
(65) 2017/03/12(Sun) 01時半頃
|
|
── 現在:3階へ ──
[ 教室を飛び出して、廊下を蹴る。
上 と言ったそれは、勘でしかなくて、 けれど、きっと外れていないと、”知って”いた。
じきに、ほら。 ゆらり と現れた人影。>>117]
── ふっ 古辺!?
[ 制服を赤く染めたクラスメート に、 声は、ひっくり返った。動転。
どこか痛む様子も見せない彼に、違和感。 え、だって、じゃあ、それ、何? って話 じゃん。]
(134) 2017/03/12(Sun) 15時頃
|
|
[ 叫んだきり、言葉は出てこなくて、
赤色 と、血 って言葉を結びつけるまで、 そこに、立ち尽くして、ぽかん と、見上げて。]
── な、にが ……水野? マネキン って、いや、おまえ ケガは
[ ざっと様子を見たって、 どこかケガをしている風ではないし、 古辺の話>>118は要領を得ず、
昴が俺を追い越して、駆け寄る>>129のを、 俺は、途方に暮れたような顔で、見ていた。]
(135) 2017/03/12(Sun) 15時半頃
|
|
[ なにかを問いかけるような眸>>118が、刺さる。]
(136) 2017/03/12(Sun) 15時半頃
|
|
……水野 を、探せばいいのか? 上、
[ 答えを求めた問いかけでは、なかった。
古辺の返事を、確認するよりも前に、 昴や上須賀に、どうするか聞くよりも前に、 上り階段に、ふたたび足をかける。
── それ、誰の血。
って、聞けなかった。
古辺本人のものなら、歩き回れるとも、思えなかった。 誰か、ケガしてんの。それとも、]
(137) 2017/03/12(Sun) 15時半頃
|
|
── 上、見てくる
古辺、おまえ、ケガしてんなら保健室 着替えも、保健室にあるって 大和さん言ってた うろうろすんなよ 歩ける な?
[ 階段を、3階まで上ったところで、振り返る。
異様な色を纏っていても、 ぴんと上を向いた指先>>117。
── 誰か、死んだ。
自分の口にした言葉が、なぜか蘇って、 また、やみくもに、冷たい廊下を 蹴る。*]
(138) 2017/03/12(Sun) 15時半頃
|
|
── 3階 渡り廊下へ ──
[ 駆け上がった 先で、
スピーカーから響く、哀嘆の声に混じって、 かすかに聞こえる、ざわめき。ひとの気配。
廊下の空気は、ひやりとしていて、 それなのに、汗が滲んでくるようだった。
焦りや、恐怖。 先程までとは違う、はっきりとした危機感。
ここが、誰かの頭の中ならば、 無事に帰還できる んじゃ、ないのか。]
(141) 2017/03/12(Sun) 18時半頃
|
|
[ ……なにかを囲むような ひとの群れ。
と、思った。同じ制服を着た、何人か。 その中に、投げ出されたような、足が見えた。 足、というより、ソックス と 上履き。
それの浸った、赤い 赤い 真っ赤な──、]
── な っに、してんだよ!
[ 誰かが倒れている なら、運ばなければ。
立ち尽くしているクラスメートたちに、 割り込むように、強引に、前へ出て、]
(142) 2017/03/12(Sun) 18時半頃
|
|
[ マネキン。
と、古辺は言ったんだった。 水野を追いかけたら、マネキンがいたよ。
……水野は、どこにもいなかったよ。
そう、続きが聞こえた気がする。]
(143) 2017/03/12(Sun) 18時半頃
|
|
[ 冷たい廊下に投げ出された手足は、 明らかに、ひとならざるもののソレで、 そっとかけられたブレザーが、 まるで、死人に対する弔いのようだった。
何人かの眸が、そのひとめいたものに刺さる中、 理一の視線>>127が、揺れた。浮かぶ 戸惑い。
( なんだ これ )と、 感情も、表情も、半ば置いてけぼりに、 周囲を見回した視線が、ぶつかる。
── 言葉 は、なにも、浮かばなくて、
ただ、そのとき、凍っていた時が溶け出した ように、 再び、聴覚にすすり泣きが訴える。 イルミネーションの瞬きが、鉄臭いにおいが。]
(144) 2017/03/12(Sun) 18時半頃
|
|
[ ──── 死の気配。 ]
(145) 2017/03/12(Sun) 18時半頃
|
|
## ひとの死 というものにも、 気配があるのだと知ったのは、 文化祭の、少し後のこと。
祖母がもう、いよいよ と、 それを聞いたのは、 文化祭が終わった、ちょうどその頃。
見舞いに行くたびに、日毎に、 小さくなっていく ような、祖母の姿に、 俺は何も言えず、ただ、 できるだけ毎日、病室に通った。
祖母の病室には、 言葉にし難い、息苦しさが漂っている。 ##
(150) 2017/03/12(Sun) 20時頃
|
|
## 少し年の離れたいとこ達の中で、 祖母にとって、一番下の孫だったからか、 末の娘のひとり息子だったからか、 随分と、甘やかしてもらったように思う。
いとこのにーちゃんねーちゃんには内緒 と、 小遣いやお菓子をもらって、 俺は、祖母によく懐いていた。
遊びに行くたび、 いとこ達のつけたしるしの上から、 俺の背丈を、丁寧に、鉛筆で柱に刻む。
大きくなったね と、あんまり嬉しそうに言うので、 俺は、せめてあと5cmほしいよ と、笑った。 ##
(151) 2017/03/12(Sun) 20時頃
|
|
「 那由多の結婚式に出るまでは 死ねないねえ 」
(152) 2017/03/12(Sun) 20時頃
|
|
## 俺の顔を見るたび、 あとは那由多だけだから と、 口癖のようにそう言って、
「 もうすこしだけ 待っていてください 」と、 そう、毎晩神さまにお願いしているのだと、
中学の修学旅行で俺の買って帰った、 ずず汚れた御守を手の中に、 いつも、穏やかに笑っていた祖母は、
結局、11月の終わり、 ひと際冷え込んだ朝、息を引き取った。 ##
(153) 2017/03/12(Sun) 20時頃
|
|
## 祖母の葬儀の席で、 母は、幼い子どものように、泣いていた。
死 を理解できず、声をあげる我が子を、 懸命に宥めながら、涙をこらえるいとこがいた。
ああ、祖母の病室に漂っていたのは、 死 の気配だったのだと、ようやく理解する。
俺は、悲しみ よりも、 こみ上げる 居心地の悪さ に、 蝕むような 罪悪感 に、 父の隣に、ただ、突っ立っている。 ##
(154) 2017/03/12(Sun) 20時頃
|
|
##
結局、俺は、泣くことも、誰と話すこともないまま、 喪主をつとめた伯父が、出棺のあいさつを終えて、 火葬場へと向かう祖母の小さな身体をおさめた棺を見送る。
そのとき、突然。
俺の人生は、 この瞬間の繰り返しなのだと知る。
##
(155) 2017/03/12(Sun) 20時頃
|
|
## あと10年、20年、 どんなに長生きしてくれたって、 どんなに、ばあちゃんが神さまに愛されていたって、 あの、最後のお願いが叶うことなんて、なかった。
身体いっぱいに満ち満ちて、 今にも溢れ出しそうな罪悪感は、 これからもずっと、俺を蝕む。ずっと。 ##
(156) 2017/03/12(Sun) 20時頃
|
|
##
周囲が当たり前にしている期待をすべて この先ずっと踏み躙って生きていくのか
##
(157) 2017/03/12(Sun) 20時頃
|
|
##
……そのことに気がついた。 途端に、この先ずっと 人生が続くこと そのものに、どうしようもなく、嫌気がさして、 先のことなど、何も、考えたくなくなって、
##
(158) 2017/03/12(Sun) 20時頃
|
|
##
『 20人にひとり 』という数字の持つ意味
##
(159) 2017/03/12(Sun) 20時頃
|
|
## 皆の記憶になんて、5分と残らなかったかもしれない。
2年の秋頃。保健かなにかの授業の一環で、 壇上に立っているのは、外部から招かれた講師だった。
小ぎれいな格好をした中年女性が、言う。
『 20人にひとり 』 『 現代社会では、そのくらいの割合で、』 『 同性愛者が存在すると言われていて──、』 『 そう、クラスにひとりか、ふたりくらい 』
……その瞬間も、隣の誰かは、 まるで他人事って顔をして、時計ばかり 見ている。 ##
(160) 2017/03/12(Sun) 20時頃
|
|
##
保田那由多にとっての日常とは、 誰もが持つ 当たり前 の感覚への、* 裏切り *
##
(161) 2017/03/12(Sun) 20時頃
|
|
── 現在:3階渡り廊下 ──
[ 立ち尽くす。
古辺の衣服についた赤色の意味を、 ほかにも同じようになクラスメートを見て、理解する。
かけられたブレザー は、 誰かのきもちや優しさのあらわれのようで、 せめて安らかであれば と願う。
……これじゃ、マジで死体じゃないか。]
(165) 2017/03/12(Sun) 20時半頃
|
|
[ きっと今、一番向き合うべきなのは、 目の前にある、この人形と惨状についてで、
けれど、何も、答えが出てこないから、 俺はぐるりと見回した先、 ブレザーの持ち主>>105を知って、
距離感 は、はかりかねるまま、 やたらに厚着してきた自分のブレザーを手に。]
(166) 2017/03/12(Sun) 20時半頃
|
|
……さむそう だし、大和さん 俺、カーデとか、中、着込んできたから、 よかったら、教室戻るまででも、羽織っとけば
[ 現実から、目を逸らすみたいに、手を差し出す。
……だって、なんか、 女子にだけ寒い格好させてるの、 フツウに考えて、悪い気がして。 十分厚着してきたの、本当だし。]
(167) 2017/03/12(Sun) 20時半頃
|
|
[ それから、足元に広がる血溜まりを、 まじまじと見つめる。どろりとした、赤色。
鼻につくのは、金属めいたにおいで、 そのことが、どうしようもなく、 本物 だなと、思うから。
このマネキンが、水野じゃないとして、 ……でも、この血 は ?
ゆらり 揺れた視線は、 マネキンの腹に刺さった、刃物に向く。
向いて、俺は、 まっすぐ、それを見たまま、 誰ともなしに、尋ねる。]
(173) 2017/03/12(Sun) 20時半頃
|
|
── これ、抜いてみて いい?
(175) 2017/03/12(Sun) 20時半頃
|
|
[ 言うなり、俺は、
赤色でぬかるんだ廊下を踏んで、 きらきら きれいな 光の瞬きの下、 倒れている人形に、歩み寄る。
マネキンの、胸に突き刺さった刃物。 それに向かって、手を伸ばして。*]
(178) 2017/03/12(Sun) 20時半頃
|
|
[ 非難の視線>>191が、刺さる。
入間って、そんな顔するんだ って、 とても場違いな感想が、こみ上げて、
……ああ、いや、入間だけじゃなくて、 古辺も、昴も、あんなふうに取り乱すんだ。
この世界が、させてる んだな。
考えながら、上履きの裏の、 ”滑りやすい”感覚、確かめながら、
だけどさ、と、立ち去る入間の背に言った。]
(202) 2017/03/12(Sun) 21時頃
|
|
── マネキンなら、血なんて流さねえじゃん
[ まっすぐ、階段のほうへと歩いていく背中に、 投げつける ような、言葉だった。
これは水野じゃないよ。マネキンだよ。 今も水野は、どこかで怯えてうずくまっている。 逃げ惑っている。何かから。今も。
── ほんとう に?]
(205) 2017/03/12(Sun) 21時半頃
|
|
── この血は、本物じゃんか
人形が、血なんて流すわけねえし 少なくとも、誰かの血なんだろ
つーか、こんな、廊下の真ん中で、 いなくなるわけ ねーじゃん! そんな、
[ ちゅうぶらりん。 途中で止めた手はそのままに言葉を紡いで、 その間にも、足元に赤は流れる。
どく どく。上履きに染み込む、微かな温度。
……抜かなくたって、 試してみなくたって、分かる。 この人形が、血を流している。]
(206) 2017/03/12(Sun) 21時半頃
|
|
── これが、水野なんじゃないの
[ ずるいと分かっていたけれど、 今は、困ったような表情 しか、つくれない。
ごめん。*]
(207) 2017/03/12(Sun) 21時半頃
|
|
── 回想:2年 秋 ──
[ なあ って、名前を呼ばれて>>177、
俺は、心の中で数字を数えるのを中断して、 声のしたほうに、視線をうつす。
まさか、声をかけられる など思っていなくて、 集中していた作業を中断されたみたいに、 目を 瞠って、鬱陶しそうな前髪の奥を見た。
時計、何秒見つめてたっけ? ……まあ、いいや。]
……んだよ
[ って、小声で、答える。 まるで、講演に飽きた態度の悪いガキみたい。]
(264) 2017/03/12(Sun) 22時半頃
|
|
[ 古辺は、笑っていた。
俺は、笑えないまんま、 担任に見つかったらウザいな とか、 そういうのを装うように、不機嫌そうな顔。
嫌だな と、思う。 ふたり の会話じゃ、曖昧に、 「あー」とか「うん」じゃ、ごまかせない。
興味本位 みたいな言葉は、 往々にして、刺さる というより、 緩やかに首を締める真綿のようだな。
まるで他人事 の話題のくせに、 俺は、冗談めかして、あしらえない。あしらいたく ない。
それに、]
(265) 2017/03/12(Sun) 22時半頃
|
|
[ 前髪の下、薄っすらと覗く眸は、笑っていなかった から。]
(267) 2017/03/12(Sun) 22時半頃
|
|
[ 俺は、数秒。視線を彷徨わせたあと、
マイクを通した講師の声にかきこされそうな、 小さな声で、押し殺したような 声で、問う。]
……それ聞いて、おまえ、どーすんの?
[ そういう会話って、愉快ですか。そうは見えませんが。
影になって、よく見えないその眸は、 一体、何の感情を浮かべているというのだろう。
質問に質問で返すやつって、ウザいよな。 と、思いながら、淡々と言う。]
(268) 2017/03/12(Sun) 22時半頃
|
|
知ったところで、当事者以外には、 無価値な、ただの数字でしか、ないんじゃねーかな *
(269) 2017/03/12(Sun) 22時半頃
|
|
── 現在:3階 渡り廊下 ──
[ 茶化す みたいな、 きっと、場の空気をよくしようとか、 そういう意味もあったはずのセリフ>>222に、]
── 那由多 も って、なにそれ
[ そう、半笑いで返したのが、 せめて、意図したとおり、どうか、 からかいの言葉に照れてる とか、 そういう風にうつってればいいんだけど。
フツウ じゃないか。そうか。 それとも、フツウ のこと、したのが、 俺だから、って話だろうか。ウケる。嘘。
笑えねー。]
(301) 2017/03/12(Sun) 23時半頃
|
|
── 回想:お勉強会 ──
[ 大和さんが混ざってくれるの、嬉しかったよ。
お手製のプリントを二種類。 平均ギリギリ取れるなら、コツとか、 そういう方向でいくべきなのか とか、 そういうこと考えながら、つくるのだって、 バカ用に合わせるより、断然面白いしさ。
お菓子とか、食べながら、 友達と勉強会 って、いかにも高校生って感じで、 点数の変化に、一緒になってはしゃげんのが、 楽しい 嬉しい。
それに、変な話 だけど、失礼を承知でいえば、 ”女子”がいてくれるほうが、楽だった。]
(302) 2017/03/12(Sun) 23時半頃
|
|
##
怖いのは、ただ、 いつか、俺の正体を見透かされ、 ”消費された”と思われること。
きちんと、友達 で、いたかった。
なあ、男女の友情って、成立すると思う? って、議論は、どうして成立すると思う?
##
(303) 2017/03/12(Sun) 23時半頃
|
|
[ シェアが苦手 というより、 おまえらだって、そんな、当たり前に、 女子とジュース回し飲みしたり しないじゃん。 クリームものとかさ、特に、無理って感じ するだろ。
別に平気だろって思ったやつは、黙ってろ。 そういう特権階級の意見は聞いてねえ。
だから、スナック菓子を皆でつまむ なら、歓迎。 一本のジュースを口つけて回し飲み とかでもない限り、 平気な顔して、差し入れの飲み物>>1:111、飲みながら、 英文をなぞって、単語を拾い上げて、笑って。
単純に、英語 というか、語学、好きだ。って、 多分、苦手意識を持つやつの気が知れなくて、 ふたりの前で、言ったこと、あったと思う。]
(304) 2017/03/12(Sun) 23時半頃
|
|
[ 最初は、なんかさ、英語でいい点とると、 家族で海外旅行できるーとか、 父さんがはしゃいでて、面白かっただけだった。
さすがに、高校のクラスメートに、 そんな話するのは、恥ずかしくて、言わなかったっけ。
……それに、今は、]
いつか、どっか、遠くに行きたくなっても、 英語、できたら、どこにでも行ける気がする
[ だから、勉強しておくにこしたことはないんだ って、 そんなこと言いながら、また、和訳を書き連ねて。
フツウに、仲良くできてた 気がする。してた。]
(305) 2017/03/12(Sun) 23時半頃
|
|
##
男女間の友情は成立するのか。 という議論は、なぜ成立するのか。って?
そこに性欲が伴う可能性があるから。
って、俺ならば、答えるんだけど、 ついでに、上の質問にも答えるなら、多分、YES。
……って、気がしてた けど、さあ。 そうじゃなきゃ、俺はどこに立ってりゃいい? って、思っても、いたけど。
俺じゃ、わかんねーや。
##
(306) 2017/03/12(Sun) 23時半頃
|
|
── 現在:3階 渡り廊下 ──
[ 諭す。
ように、元賀が丁寧に言葉を紡いだ。>>213 多分、それは優しさで、俺は口を噤む。 良い方に、って、なんなんだ。よいほう。 まだマシなほう。
だけど、わかってる。それが正しい。
現に、やめて と大和さんが言って、 入間もやっぱり、否定の言葉を返した。 怒っているようだった。俺の選択は、間違いだった。
だけど、俺は知ってるんだって。 少なくとも、これは血糊なんかじゃないし、 まだマシって、ベストではないベターを選んでも、 結局、どーしようもないんだって。]
(314) 2017/03/13(Mon) 00時頃
|
|
[ あ、うん。それは俺の話だった。]
(315) 2017/03/13(Mon) 00時頃
|
|
[ 明らかに、俺が間違っていて、 なあ と、呼ぶ声>>238が、トドメ。 1 対 皆で、あまりにも俺は明らかに間違っていた。]
………… ごめん
[ 水野みたいなカッコのマネキン。 そいつを見下ろしたまま、 声だけは、皆に向けたつもりでは、あった。 ごめん って思ったのは本気で、 これは、水野じゃない。ってことに、した。俺も。
皆が、立ち去っていく。 ばらばらと、散ってく。消えてく。
俺は、ぼーっと、突っ立ったまま、 もうしばらく、水野みたいな 水野ならざるもの を 見てた。*]
(316) 2017/03/13(Mon) 00時頃
|
|
── 3階 渡り廊下 ──
[ 制服からのぞく、マネキンの白い手足は、 賑やかな色とりどりの光を受けて、 ぼんやり、カラフルに光るのだ。滲むみたいに。
きっとその時、俺が見ていたのは、 ソレの胸元に光るナイフというより、 人間じゃない証明 みたいな、白色だった。
そこに、突然触れる>>341のは、 にんげん の、掌だったから、
不意をつかれた から、]
(391) 2017/03/13(Mon) 10時頃
|
|
── う わ、
[ 弾けるように、振り返った。
振り返る そのときの、 赤く濡れた廊下は、よくよく”滑って”、 とられた足で、なんとか踏ん張るように、 咄嗟に、廊下の壁に、手をつく。]
(392) 2017/03/13(Mon) 10時頃
|
|
[ 振り向いた、その視線の先で、 当たり前 のように、手を伸ばして、 おまえ は、笑ってた。フツウに。
バタバタと、体勢を立て直してから、 視界 の、焦点が合うまで、3秒。 理解まで、およそ5秒?
その、短い一瞬に、 なにか、遠いもの でも見るように、 笑みの滲む眸>>341を、見ていた。
自分と異なる いきもの。
擬態。]
(393) 2017/03/13(Mon) 10時頃
|
|
── あ、ああ。 うん わりい
[ 結局また、我に返ったように、 口にしたのは、「 悪い 」とか「 ごめん 」で、 慌てて、マネキンから距離を取る。
気遣う ような、クラスメート からも。
ぱら ぱら と、動き出すクラスメートたちに、 ついていけないまま、俺は、その後姿を、眺めて、
誰もいなくなったころ、ようやく動き出す。
行き場 とか、とくにないけど、 ああ、保健室とか、様子見に行ってもいいか。 それか、ええ と、……考えながら。
もと来た道、引き返す ように。**]
(394) 2017/03/13(Mon) 10時頃
|
|
── 現在 ──
[ 声 をかけられて>>407、 はたと立ち止まった。それほど、上の空だった。]
── 上須賀? なにそれ
[ バケツを手に、階段を上ってくる。 眉を顰めかけて、隣にいるのが誰かを理解した。
あーー、あーー、そういえば。 片付けるって、そういうこと、言ってたな。
俺の視線は揺れる。 足元に落ちて、上須賀のほうに戻って、 それから、ちらりと入間のほうを見てから、
ぺたぺた と、赤いハンコを残す上履きで、 ふたりのほうへと、歩み寄った。]
(446) 2017/03/13(Mon) 15時半頃
|
|
……俺もやる、貸して …………悪い。さっきは、どうかしてた
[ もそもそと、口を開いて言ったのは、 そんな、短い言葉だけで、
俺は、言葉少なに、隣に並ぶ3人目になる。
これ以上、汚れを増やさないように。 脱ぎ捨てた上履きを、ゴミ箱に突っ込むのも、忘れずに。*]
(447) 2017/03/13(Mon) 15時半頃
|
|
── 現在:3階 ──
……や、みんな、言ってた そんなわけないって
人形が血を流すわけないけど、 ひとが人形になんのも、ありえねーし
だから、おまえは、間違ってなかったんだって
[ 真っ白なタオル>>457は、 受け取った端から赤に染まって。
やっぱり、こんな量の血を流しては、 無事じゃあ済まないと思うんだ にんげんなら。]
(509) 2017/03/13(Mon) 23時頃
|
|
[ 結局、俺には触れられなかった人形も、 上須賀が、どこかへと運んでいって。
床が元の輝きを取り戻したころ、 ふと、入間が言った。>>459
死んでみよっかなって思ったこと、ある? ある。]
(511) 2017/03/13(Mon) 23時頃
|
|
## 成績にも、進路にも、将来の夢にも、 一切、なにも口を挟まなかった母が、
ただ、漠然と、 ひとり息子の連れてくる"お嫁さん"と、 仲良く、買い物に行って、 孫の洋服とか、見繕うとか、 『 ずっと娘が欲しかったの 』とか、
熱心に祈るでもなく、 ただ、いつか訪れるはずの未来を、 なんとなく、思い描いていること。
知っている。 ##
(513) 2017/03/13(Mon) 23時頃
|
|
##
じわり じわり と、 失望を降り積もらせていくよりも、 一度の絶望で全部終わらせたいんだ。 だめかな。
##
(514) 2017/03/13(Mon) 23時頃
|
|
[ あるよ とか、うん。と言ってしまうには、 その問いかけ>>459は、重過ぎて、
俺はただ、「 知ってる 」と言った。
知ってる。 その話も、今の状況がそうかも ってことも。
そんな俺とは裏腹に、 上須賀>>495はあっさりと頷いて、 全部ひっくるめて、肯定してしまう。
顔を上げられない。 死にたい ではなくて、 死んだほうがいい と思うことの意味。
……想像、つかない なあ。]
(515) 2017/03/13(Mon) 23時頃
|
|
[ 代わりに、口にしたのは、 またも、質問に質問返し。]
どうならいいと思ってんの、入間は
[ 証拠はない と、彼女は言う>>460が、 望む答えは、どちらなのだろうか。
それから、もうひとつ。]
あのメール、見たとき、 ── おまえ、どう思った?
怖かった とか、腹が立った とか それこそ、趣味わりい とか
[ まだ、鮮明に思い出せる文面。 みんなへ。いざとなると──、]
(516) 2017/03/13(Mon) 23時頃
|
|
[ 何事もなかったみたいに 白く、 明るい色を反射する床から、 ようやく、視線を剥がして。
揺れた視線は、再びふたりへ。
考えながら、口を開く。]
── ピンと、きた?
[ ぴん と、指を立ててみる。 さっき、「 上だよ 」って、 古辺が示したみたいに。]
(519) 2017/03/13(Mon) 23時頃
|
|
……結局、
「 死んでしまおうか 」なんて、 実は、誰だって、考えててさ、 大事なのは、「 どうして 」なのかもしんねーな って
……思った *
(522) 2017/03/13(Mon) 23時半頃
|
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る