240 光と闇の夢幻神楽
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2018/05/12(Sat) 18時半頃
漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2018/05/13(Sun) 00時半頃
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[>>1:105櫻子の事情に返すに]
だから《神罪-カムヅミ-》か。 医者は法律家じゃねえから、櫻子ちゃんがしたことを責める気はねえよ。 [家族のかたちは望み通りになってはくれない。だから当事者でもないのに口出しするのは好みじゃない、とあっけらかんと言った。 《叢雲》を折った姉、で梅子のことだとやっと気づいた。 《大殲》の英傑≪死天衆≫の梅子。そして今は、闇の姫巫女の側近筆頭の死者。櫻子はその妹だったと知る。]
(27) 2018/05/13(Sun) 17時頃
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春告鳥が持ってるのは別のものだけど、≪三種の神器≫の一つ、≪神剣 叢雲≫な…。折れた後の行方について何か隠しているようだったが、あいつも俺には教えてくれなかったな。 …多分、俺がもともと妃奈子姫寄りの立場にいたからだ。 役に立てなくてすまん。櫻子ちゃんがあのじじい口説き落としてくれ。頼んだ
[まさか妃奈子姫がここまで強硬な手段に出るほどだと思っていなかったから、と睫毛を伏せる。 知っていることがほとんどない、と謝りながら、>>109>息巻く櫻子に発破をかけてひた走る*]
(28) 2018/05/13(Sun) 17時頃
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やめろ…!! 俺の患者に手を出すな!!!!
[見つけたその姿に、叫ぶよりも早く、闇の矢に春告げ鳥の身体は穿たれた。]
春告鳥…!ばかやろうが…!
[櫻子が膝をついたのに気付いたが、走りをやめることもできずに患者に尚も向かって進む。]
(33) 2018/05/13(Sun) 17時半頃
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枇杷丸だ! 俺はただの医者だ。神様の器じゃねえよ!
[>>15《少彦名神》、そう周りから呼ばれるようになっていたのは知っていた。確か大国主の国造りに協力した知識と医薬の神だったか。偽薬程度に、小麦粉の薬程度にその呼び名が患者の希望になるならばとそのままにしていたが、妃奈子の前で名乗るつもりはない]
(34) 2018/05/13(Sun) 17時半頃
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…居たさ。数え切れねえほどな。 たくさんの命を取りこぼしてきた。
だから、あの時、どんな形であれ北の大地をいっぺんに救ったあんたを俺は眩しく思ったんだ。今だって思っている。妃奈子姫。
[春告鳥を中心に出来た闇の矢の境界線の外に立ち止まり、>>16桃の枝を掲げる闇の姫巫女を見上げる]
たとえ《穢夷》と名を変えたとしても、一瞬のうちに奪われた人生のその続きが叶うのならば、俺達はあんたについて行きたかった。
[それこそが、今日まで春告鳥に治療を拒まれ続けてきた理由。]
(36) 2018/05/13(Sun) 18時頃
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有難い――――――― けどな、駄目だ。 診療を続けていて、統計が出ちまったんだ。
『取り上げた赤子の数が極端に減っている』
黄泉の国にあるべき魂が《穢夷》にあるせいで天秤が傾きすぎていて新しく魂の生まれる余裕がないんだ。
生まれるべき者を押しのけてまで死にゆく者がこの世に残るなんて理は受け入れることができない。
[櫻子の言うように、こんな終末は救いなんかではないと告げて、俺達《穢夷》の姫に反旗を翻す]
(38) 2018/05/13(Sun) 19時半頃
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[>>29無慈悲に貫かれた闇の矢により、春告鳥が息を引き取る様子に歯噛みをする]
…っ!くっ! 大馬鹿野郎…こんなところまで出歩くから、 患者なんだから、医者を信用しろってんだ…。
[目をそらすことはできない、《神槍》を回収しなければと春告鳥の傍にたどり着き、矢が体中に刺さる躯の心臓にさらに手術用の小刀を突き入れ]
…ない?
[《神槍・八尺瓊》は、影も形もなくなっていた。砕けているわけでもなく、《夢幻神楽》に必要なそれはいったいどこに行ったのだろうか]
(40) 2018/05/13(Sun) 20時頃
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[告げられた言葉に、>>39なんとかなるんじゃないかと思ってしまいそうになる魅力を感じてしまうが、]
これ以上誑さないでくれ。 あんたをまた信じたくなっちまうよ、『 』
…やっぱ呼べねえか。
[寂しそうに呼んだ言の葉は、音にならずに消えた。
『姓』を奪われるということは、それまでの『生』を奪われたということだ。俺と妃奈子姫の『繋がり』は、『姓』を必要としない姫巫女と医者と関係性以外に存在していなかったということに編纂されるのだろう。]
(46) 2018/05/13(Sun) 21時頃
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「枇杷丸先生、急患です。至急、病棟へお戻りください。 『沼太郎』が現在の人員での対応は不可能の判断をくだしました」
[五療郭の式を使用し入った看護師の通信に答える。今できることは今やらねばいけない。]
わかった。すぐ戻る。 患者の容体は?…――――――了解した、第零手術室に搬送してくれ。 妃奈子姫、一時失礼するぜ。…あんたは必ず止めてみせる。
[問に対しての返答は、>>32《神剣 叢雲》の刺さった患者が来ているという。>>25先ほど現れた梅子の言った人物だろうことを気取られないように、あわただし気に建物の方角へと向かう]
(55) 2018/05/13(Sun) 21時半頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2018/05/13(Sun) 22時頃
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― 医局 ―
主水さん、ね。 …その体躯に《神剣 村雨》、あんたが《須佐之男》か。 初めて会うけど、俺ぁ、あんたのことだいっきらいだぜ。 北の大地の住民として、俺はこの地を割り大災害を起こしたあんたを許すことができない。
[>>62麻酔で微睡みはじめた主水に聞こえているだろうか。聞こえなくてもそれでいい。医者が患者となった相手に聞かせるようなことではないのだから。]
しかし今はあんたも知っているだろうが一刻を争う事態だ。 春告鳥は妃奈子姫に殺され、次に《神槍・八尺瓊》に選ばれた櫻子ちゃんは《神剣 叢雨》の半分を持つ梅子さんと戦っている。 すぐに向かわなきゃならねえ。
(75) 2018/05/13(Sun) 23時頃
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そう、世界の行く末は、あんたの腕にかかっている。
[看護師が村雨が手術の準備を全てを済ませたのを合図に]
恨みつらみこめて、絶対痛くしてやるから覚悟しとけよ。
行くぜ 朱雀・玄武・白虎・勾陣・帝久・文王・三台・玉女・青龍
[九字を切って集中するのは破邪の法。この手術室に死の吐息が入り込まないようにする]
(76) 2018/05/13(Sun) 23時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2018/05/13(Sun) 23時頃
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執刀 三千切界(さんぜんせつかい)
(81) 2018/05/13(Sun) 23時頃
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縫合 天衣霧縫(てんいむほう)
(82) 2018/05/13(Sun) 23時頃
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[両手に器具を持ち常人の目には留まらぬ速さで癒着した結合部を切り、患部を縫合し、処置が終わった後再接続を重ねていく。許すことはできないが、それでも医者としての意地にかけて手は抜かない。
《神剣 叢雲》はまるで呪いのようにその宿主を害する枇杷丸へと牙を向き手術室を襲った。
その手術時間は12分に及び、疲労困憊の体となった枇杷丸達の意識は遠く――]
(85) 2018/05/13(Sun) 23時頃
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