105 CLUB【_Ground】
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いい子でいたら、全部なくなっちゃう……。
[それは、欠片だけ拾った、ライオンの物語。]
でも我慢をしないと、心臓が止まっちゃいそうなんだ……。
[それは、現実をつきつける言葉たちから身を守る、シマリスの盾。]
[声は消え入りそうで、ドアの向こうまで届いたかは分からない。 ただ小さな耳には、去って行く足音と忍び寄る絶望だけが残った。]
(142) 2013/12/19(Thu) 22時半頃
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[休めと言われても、眠りから覚めた身体はすぐに意識を手放してはくれない。 ぼんやりとした表情には覇気がなく、毛並みも普段よりぱさついて見えた。]
あ…返事、しなきゃ……。
[端末が点滅しているということは、誰かからの連絡があったということ。 お客さまからの言葉なら、ちゃんと返信しなきゃいけない。 無意識に刷り込まれた行動が画面へと指を伸ばさせた。]
(145) 2013/12/19(Thu) 23時頃
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[返信を終えると深く息を吐く。 その中の一つにお風呂への誘いがあった。 着替えを手にすればすぐに準備が終わってしまって、壁に背を凭れたまま、ぼんやりと中空を見上げた。 ぐるりと後ろから膝に乗った尻尾を撫でながら、小さく息を吸う。]
――――、―――――♪
[虹の向こう、貴方の夢が叶う場所――そんな意味があったような気がする。 メロディーだけを囁く歌は、旅立つ仲間へ贈るもの。 届かないだろう。それでもいい。 何度も、何度も、口遊んで。]
(155) 2013/12/19(Thu) 23時頃
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[端末に連絡が届いて、歌が止まる。 部屋のドアを開け、そこに凭れ掛かってヤニクを待った。]
――っ!
[そこに届いた連絡を耳にして、息を詰める。 困惑と怯え、弱った心にはあまりにも衝撃的なことに、ぽつりと呟きが零れた。]
(165) 2013/12/19(Thu) 23時半頃
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[端末に向けていた顔を上げると、ヤニク>>169の姿があった。 変わらない日常の欠片、彼の姿を見て、瞳が安堵の色に染まる。]
大丈夫、だよ? ほら、一緒にお風呂、行こ?
[へにゃりと笑って、草臥れた尻尾を揺らす。 ヤニクの手に指を伸ばして、拒まれないなら掴み、大浴場へと歩き出した。]
(172) 2013/12/20(Fri) 00時頃
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― 大浴場 ―
そうなの? ちゃーんと入らなきゃ駄目なんだよー?
[なんて話をしながらやってきた大浴場、ヤニク>>175の目の腫れには触れられなかった。 自分に返ってきたら、答えられる自信がなかったから。 お揃いのように尻尾を揺らしながら歩いて、大浴場に到着する。]
ヤニク、寒いから早く行こ!
[手早く服を脱いで洗濯ボックスへ入れると、浴室へ入ってまずは頭と身体を洗いはじめた。]
(177) 2013/12/20(Fri) 00時頃
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僕が寒いのが苦手なのと一緒なのかなー?
[そんな会話をしながら、上から順に身体を洗って行く。 だからヤニクの思惑には気づかなくて、飛びつかれて身体が大きく跳ねた。]
キッ! しっぽは、だめ……っ!
[むずむずする感覚に肩を震わせ、ヤニクを離そうと尻尾の毛が逆立つ。]
(185) 2013/12/20(Fri) 00時半頃
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……うぅ、 ヤニ、 ク、
[ボディーソープで滑りがよくなった尻尾は、するするとお互いの毛並みをなぞる。 暖かいと言った彼の声はどこか切なく聞こえたから、拒むことはできなかった。 むしろ応えるように尻尾を絡めて、熱い息を吐く。]
ね、ヤニク……。 人と目が合ったら――その人を怖いと思ってても、好きになっちゃうのかなぁ。
[身体の力が抜けたからだろうか。 胸の内に溜まっていた不安が一滴零れる。 濡れた耳はへたりと頭にくっついていた。]
(191) 2013/12/20(Fri) 00時半頃
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僕もそう…思ってた……。 だってここの皆は、フーも、ティーも、サミュも、優しくて……。 研究員さんだって、ヤニクや他の皆だって、暖かくて…。
[優しく触れる尻尾はむずむずとした感触を伝えてくるけれど、堪えられない訳じゃない。 ヤニク>>195の問いに逡巡した後、こくりと頷く。]
寂しい? って聞かれたんだ。 その声がとても怖くて……だから僕、怒っちゃって……。
[当人が皮肉や嫌味を想定してかけた言葉は、負感情に敏感なシマリスへしっかりと届いてしまった。 傷を抉られ、警戒心の強い心にそれが染み込めば、消えることのない怯えが生まれる。]
(201) 2013/12/20(Fri) 01時頃
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僕……怖い………ここから出たくない……。 僕のこと嫌いな人を……好きになるなんて……怖い、よ。
[怖いことを言われた。傷つけた。 どこに求められる理由があるのだろう。 分からないから怖くて、震えることしかできない。
シャワーのコックを捻れば、適温のお湯が全身を叩く。 どうか溢れる涙をヤニクから隠して欲しい。 絡まった尻尾まで、泡が流れていく。]
(202) 2013/12/20(Fri) 01時頃
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[ヤニク>>208の言葉が現実となって、身体を槍のように貫く。 否定するように首をぶんぶんと横に振った。]
そんなこと…そんなことあるはずない! あんな怖い人が僕のご主人様な訳ない! 僕のこと嫌いな人が僕のご主人様な訳ない!
[大浴場に大きな声が響く。 シャワーの飛沫が周囲に飛び散った。
心の中にある主人の偶像に顔はない。 そびえ立つ理想、あるようでないものを求めていたけれど、今はそれよりもここにいたかった。 ピースの崩れ始めたパズルにしがみ付いたまま、未だそれを引き剥がす者はいない。]
(215) 2013/12/20(Fri) 01時半頃
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僕、分からない……怖いのは、嫌だよ……。
[ヤニク>>211の状況を何も知らないまま、けれど今、気にする余裕なんかなくて。 彼の言葉は気休めにしか聞こえず、絶望に濡れた瞳が彼を捉えた。]
ヤニクは僕が…どうなってもいいんだ……っ。
嫌いじゃないなら、どうしてあんな言い方をするの。 誰かがなんて言い方をするの。 僕である必要は、どこにもないじゃないか!!!
[それは八つ当たりでしかなく、八つ当たりでしかなかったけれど、幼い心は止める術を持たず、シャワーを止めて大浴場から駆け出した。]
(216) 2013/12/20(Fri) 02時頃
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― 自室 ―
[身体を拭うのも惜しくて、適当に服を纏えば、そのまま自室へと駆け出した。 鍵を閉めれば、動物たちは入ってこれない。 端末を力強く投げ捨てようとして、結局できずに毛布の上へと落とした。 そのまま身体も倒れ込めば、布にじわじわと水分が吸い込まれていく。]
寒、い……。
[冷えていく水に体温が奪われるのか全身が震えて、身体を丸める。 濡れた尻尾が全身を守るように覆い被さった。]
(222) 2013/12/20(Fri) 02時頃
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[声>>@121が聞こえる。 お気に入りの毛布みたいな、安心する音。 この声は――]
ティー…?
[尻尾の奥から顔を少しだけ覗かせて、掠れた声を出した。]
(231) 2013/12/20(Fri) 02時半頃
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[ティーの声が聞こえる。 毛布の中に手を伸ばす。目隠しを取り出した。]
ティー、寒いの。 僕いい子にするから……ねぇ。
ティー。
[目隠ししたよ、入って来てよと迷子の声が囁く。]
(232) 2013/12/20(Fri) 02時半頃
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チアキは、そう囁いて、涙に濡れた目を目隠しで覆った。
2013/12/20(Fri) 03時頃
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[静かな部屋に微かな足音だけが響く。 額に手を伸ばされれば、びしょびしょに濡れた髪に触れることになっただろう。 水に濡れた身体、けれど暖かく設定された部屋の温度に、肌が冷え切っている訳ではない。 問いは正解ではなかったけれど、説明する余裕はなくてこくりと頷く。]
ティー……ティー…。
[額に触れた手が気持ちよくて、目隠しが涙で滲んだ。 毛布から抜け出せば、全身びっしょりと濡れた身体が現れる。 手のひらに頭を摺り寄せ、撫でてとねだった。]
(237) 2013/12/20(Fri) 03時頃
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ティー、こわいよ……さむい……。
[ティーの腕に抱きしめられて、その力強さに息を飲む。 けれどその圧迫感が今は嬉しくもあり、首に腕を回して抱き着いた。]
…あ、ティー、僕濡れて……ごめ………!
[頬に当たる布が濡れる感覚に、ようやく自分の状況に思い至って、慌てて身体を離そうとティーの肩を押す。]
(241) 2013/12/20(Fri) 03時頃
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[いいという言葉と頭を撫でてくれる手。 前回のお披露目の日から一週間の間も、ティーは会う度に頭を撫でてくれた。 くしゃりと髪を乱す感触はいつだって心地良くて、また撫でてくれる日を夢見て頑張って来たのに。]
僕……僕…いい子じゃない、んだ……!
[大きな声を出した。お客さんを傷つけた。ヤニクを傷つけた。八つ当たりに端末を壊そうとさえした。ここから出たくないと、今のままの幸せでいいと思ってしまった。 こんなに悪いことをいっぱいしたのだから、頭を撫でてもらう資格なんてどこにもないのに、この心地良さを拒むことができない。]
ごめ……なさ……、ティ ごめ……ん………!
[名前を呼んで、謝罪を告げて。 声を重ねるだけ思いが届くようにと、繰り返し、繰り返し。 肩口に埋まった喉から、呻きに似た鳴き声が漏れた。]
(244) 2013/12/20(Fri) 03時半頃
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[揺れた耳に触れる吐息は、ひんやりとした感覚を伝えてくる。 びくりと身体が震え、嗚咽が止まった。]
――っ、
[唇に何かが触れている。 鼻をふすふすと鳴らし、唇で辿れば、それが指だと分かった。 戸惑うように尻尾が揺れている**]
(245) 2013/12/20(Fri) 03時半頃
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[頭に触れた硬い何かが消える感触>>@133がして、ティー>>@134の微かな声を小さな耳は拾う。]
……っ、
[小さく息を飲んだ。 端末から届く二つの声、それにまた、胸が痛む。 あんなに幸せで、悲しいことなんて何もなかったのに、ねぇ、どうして。]
どうして、皆変わっていっちゃうの…?
[置いて行かれる。 絵本のライオンみたいに、ひとりぼっちになっちゃう。 ティーの頬に頭を摺り寄せて、阻むもののなくなった輪郭をなぞった。]
(307) 2013/12/20(Fri) 16時頃
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[通信の声と、耳元に囁かれる声。 二重に響く音が小さな耳をくすぐる。]
皆が変わるなら、僕も変わらなきゃいけない。
[ティー>>@163の声に、静かな湖のような声を返す。 彼の首に回した腕の力が少し強くなった。 誰に、との声に、ぽつりぽつりと語り出す。]
寂しい? って聞かれた声が怖かった。 僕の知らない感情がそこにあって、分からなかったから逃げたんだ。 僕じゃなくて、僕があの人を傷つけたの。
誰かに傍にいて欲しかったんだって。 僕である必要が見えなくて、また、分からなくなった。
[皮肉や嫌味といった感情は与えられてこなかった。 先の見えない暗闇が怖いのと同じように、分からないものは怖い。 だから反発して、目を逸らした。]
(336) 2013/12/20(Fri) 21時頃
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[悪いことをしたら怒られる。 だからきっと嫌われている。 そんな思考回路が紡いだ歪みが、今のシマリスを縛り付けていた。]
ヤニクが言ってたよ。 人間は僕たちよりもっと寂しいんだって。 だから傍にいて、癒してあげるんだって。
[額に伸びる手>>@168に、目隠しの向こうで目を細める。 触れられるのはとても気持ちいい。 吐息交じりに囁かれた声と共に染み込む熱が、名前の知らない疼きを生み出した。
手を伸ばし、ティーの輪郭を辿る。 顎、頬、口、鼻、額、瞼も、見たことのない人間の顔は、自分たちとそう変わらないように思えた。 顔を寄せ、すんすんと匂いを嗅ぐ。]
(337) 2013/12/20(Fri) 21時頃
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えへへ、僕もね、ティーがいてくれたら嬉しいよ。 ティーはいつも、僕を助けてくれる。 毛布よりずっと、暖かいんだ。
[顔の形を確認した後は、彼の髪を掻き上げるように指を動かした。 そのまま彼の頭を抱え込んで、胸の内に抱きしめようとする。]
ねぇ、ティー。 僕はどうしたらいいんだろう。
前に進まなきゃって思うのに、どっちに行ったらいいか、分からないんだ。
[差し出された手の理由が分からないから、手を取ることができない。 取れば何かが変わるのだろうか。 それとも別の選択肢があるの?
不安と混乱に満ち溢れた声が、目の前の灯りに伸ばされた**]
(338) 2013/12/20(Fri) 21時半頃
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[ティー>>@173の言葉は、ありもしない未来を語る。 どんなに夢を見ていても、顔のない偶像を追っていても、どれだけ我が儘を言っても、気づいているのだ。]
ティー、ティー。 僕は、人間じゃないんだ。 同じだけど、同じじゃないんだ。
誰かじゃなくて、ご主人様じゃなきゃいけないんだ。 そんないつかは来ない。欲しくない。
たった一人でいい。僕の唯一。
[だから相手にも、誰かではなく自分をと求める。 プログラムがこの不安を愛で埋め尽くす前にと願う。 けれどそれはきっと、贅沢な祈りなのだろう。 切られた通信が、それを示している。]
(356) 2013/12/20(Fri) 23時頃
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[鏡合わせのように、ティーの頭に手を伸ばせば、ティー>>@177の手もこちらの髪に伸びる。 その指が結び目に触れたのだろう。 目を閉じた睫毛に布が擦れる感覚がして、身を震わせた。]
……んッ、
[うなじを通る瞬間、甘い声が漏れて、腕の中にティーの頭が収まる。 触れていたから、見えずとも彼の首の動きがはっきりと分かった。]
――はは、
[零れた笑いは、誰かへ送った諦念の言葉に似て、ひどく乾いていた。 頭を撫でる。 いつか交わした会話、撫でてあげると言ったよね。 自分の尻尾とは違う感触を繰り返し、繰り返し。 指先は熱を奪われていて、ひどく冷たかったかもしれない。]
(360) 2013/12/20(Fri) 23時半頃
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ねぇ、ティー。
僕、寒いんだ。 もっともっと、暖めて…。
[ティーの頭を抱えたまま、後ろへ倒れ込もうとする。 傾いたなら、二人の身体はそのまま、毛布の海に沈むだろう。]
(361) 2013/12/20(Fri) 23時半頃
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[冷たい夜の海は、こんな感覚がするのだろうか。 毛布に身を委ねながら、そんなことを思う。]
――っ!
[ふと、返ってくるはずないと思っていた声が耳に届いて、ティーの頭を抱いたまま、大きく目を見開いた。]
あ……、
[真っ暗闇の先に灯台を見つけたような、枯れた砂漠に降る雨の最初の一滴のような、そんな感覚と共に中空を見上げる。 僕だけじゃ、ないんだ。その囁きは空気に溶けた。]
(369) 2013/12/21(Sat) 00時半頃
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[服が取り払われれば、体温の奪われた身体が震える。 震えの中には少しの緊張と衝撃、動揺も交じっていたけれど、ティー>>@190へそっと手を伸ばした。]
ティー、ティー。 僕、僕……!
[目隠しがじわりと色を濃くした。涙が溢れる。 その身体に触れ、温度を確かめるようにしながら、服と肌の境目を探した。 首筋に触れることができたなら、そこから鎖骨をなぞる。]
僕、ちゃんと、大丈夫、かも、しれな、い。
[震えて上手く言葉にできないまま、小さなくしゃみをした。]
(374) 2013/12/21(Sat) 00時半頃
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[これまでもずっと、顔が見えないことを惜しく思うことはあったけれど、今程強く思うことはなかっただろう。 ティー>>@191の声が頭上から響く。 名前を優しく呼ぶ声、こんな冷たい毛布よりずっと暖かくて、大切な。]
う、ん…。
[だからティー>>@192に褒めてもらえて嬉しいはずなのに、少しだけ、ううん、すごく胸が痛いのはなぜだろう。 理由が分からないまま、波に沈んでいく。]
(380) 2013/12/21(Sat) 01時頃
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[ティーの肩に手を添えて、寒さに身体を震わせる。 冷えた肌にティーの舌はとても熱くて、ぴくりと耳が震えた。]
んッ…… あ、あ、あぅ ……く、ん
[尻尾に触れられれば、途端に肌が上気し始める。 鼻にかかった喘ぎが漏れ、熱っぽい吐息が漏れ始めた。]
あ、てぃー …… ん、ふ………ッ
[快感を逃がすように、ティーの肩へ頭をぐりぐりと押し付ける。]
(393) 2013/12/21(Sat) 02時頃
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