278 冷たい校舎村8
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— 数時間後・病室 —
[目を覚ましたら、白い色が視界を満たした。 雪に包まれた校舎ではない、病室の天井の白。
ああ、帰ってきてしまったなぁ……と、思った。
両親の、涙混じりの声が聞こえる。 わたしの名前を呼んでくれる。 なんで死のうとしたのか、を始めとして、 いろいろ、いろいろ、答えなきゃいけないことがあるけど、 楽になったら少しずつ話していかなきゃなぁと思う。
……嘘を吐く気力は今、どこかに落としたままらしいし。]
(220) myu-la 2020/06/25(Thu) 22時半頃
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[ぽつり、ぽつりと話をして、 運良く後遺症も残らなかったらしいこととか、 少しの間は入院生活だとか、現実を把握させられて。
家から持ってきてくれたらしい、わたしのスマホを手渡される。 ……遺書を気取った問題作のメールも、当然見られていた。 説明……説明、どうしようかなあ……。 嘘を吐かずに説明するのって、やっぱつらいね。
また明日来ると言って出て行った両親を見送った後、 スマホを開けば、ちらほらと着信が確認できる。
……あ。>>4:+16]
(221) myu-la 2020/06/25(Thu) 22時半頃
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[微睡んだ意識も少しずつ現実へ帰ってくるのを感じる。 そうだなぁ、みんな待ってたんだよなぁ……。
何も聞かれたくないし、責められたくない、怒られたくない。 だからこのままずっと眠ってるフリをしようかなんて思ってしまうけど。
……わかってるよ。わかってる。 想像の中の辰美くん、睨まないで。
はぁぁ……と溜め息をひとつ吐けば、 頭痛もぶり返してくるような気がしたけど、 まずは一つずつ、誠実になれそうなところから始めていきましょう。
メールへの返信、を、個人だけでなく全員に宛てて。]
(222) myu-la 2020/06/25(Thu) 22時半頃
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From:×××× To:みんな
——————————
ただいま。
許してください。 なんでもしますから。
——————————
(223) myu-la 2020/06/25(Thu) 22時半頃
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[許してくれなくてもいい、なんて、結局ただの強がりでしたね。]
(224) myu-la 2020/06/25(Thu) 22時半頃
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[「From:××××」……あれ、変なの。 表示がバグってるじゃんか。
倒れる時にスマホを落として、 ひょっとしたらコンソメスープまみれになってたから、そのせいかも。 あちゃー……。
まあ、でも、 みんなの画面には、正しく表示されているよね? きっと。**]
(225) myu-la 2020/06/25(Thu) 22時半頃
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共信の友 はのんは、メモを貼った。
myu-la 2020/06/26(Fri) 00時頃
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— お見舞い:辰美くん —
[病院で過ごす時間は、まるで謹慎期間みたい。 こんなことになって、自分が抱えている責任やら何やらと向き合って、 心も体もひとまわりは小さくなってきたような気がする。
>>351その日の訪問者は、顔の恐いオオカミさん。 手土産を受け取りつつ、ばつの悪い顔で応対して、 そうして、要求には一瞬だけ身構えて、>>352>>353]
(623) myu-la 2020/06/27(Sat) 18時頃
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……はい?
[出されてきた割引券があまりにも似つかわしくなかったので、 脳が正しく認識するのが遅れた。 どこからコメントしていいか分からなくなりつつ、 なんでもすると言った手前、いやそれでなくとも、 別に断りたいほど無茶なことでもなかったので、 目をぱちくりさせた後、頷くことは頷く。]
このお店は知ってる……。 レインボーどうぶつグミかわいくて美味しいよ。 興味あったの? もしかして。
別にいいけど。退院したらいつでも。 わたしでいいの?
(624) myu-la 2020/06/27(Sat) 18時頃
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……偽装デートの続き?
[文化祭までと約束したことが懐かしい。 今はもうそんなことをしなくてもいいし、 ……むしろ、したらしたでまた噂がぶり返すんじゃないかなーとも思うけど、
あの楽しかった時間をまた繰り返せるなら、喜んでまた嘘を吐きましょうか。*]
(625) myu-la 2020/06/27(Sat) 18時頃
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— お見舞い:委員長 —
[寝ているだけで甘いものがたくさんもらえる。 このまま入院しているとどんどん怠惰になっていきそうです。
>>398いただいた焼き菓子を指定の場所に置いてもらい、 >>399そういえばそんな話もあったなぁ、 今となってはわたしが世界の主だったというオチがついているのだけど。 と、ほとんど忘れていた約束を思い出す。]
ああ……別によかったのに。
[委員長のマネキンは見ました。 傷も何もなくて、足の裏が血で汚れていたのだけは覚えている。 それをどう解釈したらいいかなんて、正直そんなことを考えている余裕はあるはずもなかったわけで。]
(626) myu-la 2020/06/27(Sat) 18時半頃
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[委員長の話を聞きながら、ええと、 どこまでそんな話したっけな……と痛む頭に問いかけながら、 頑張って記憶を引っ張り出そうとする。
言っている意味がよくわからなかったのは、 結局わたしが世界の主だっらからか、 委員長の話にわたしが関係している心当たりがなかったからなのか、 よくわからないままではあったけど。]
……なんか、スッキリできたんだね。 委員長は。
[スッキリできそうになさそうだった表情が、 今はきちんとスッキリしているように見えた、くらい。]
(627) myu-la 2020/06/27(Sat) 18時半頃
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別に、わたしにお礼を言うようなことじゃないと思う。 結局さ、ただ人騒がせだっただけだし。
[お礼まで言われたことで、わたしの頭はやっぱり混乱し続けそうなので、 そこだけ否定の言葉を置いて、気まずそうに毛布を口元まで引き上げる。 責められたくないとは思っていたけど、褒められるのもなかなか複雑だ。 委員長からはお叱りの言葉が来るだろうなぁと身構えていた分、余計に。]
(628) myu-la 2020/06/27(Sat) 18時半頃
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……うん。
お土産ありがとう。 それで、チャラにしよっか。お互い。
[>>407バカで構わないです、別に。 でもまあ、それ以上に気まずい今の状況から逃げたくて、 その要求に頷いて、おとなしく縮こまった。**]
(629) myu-la 2020/06/27(Sat) 18時半頃
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— お見舞い:心乃ちゃん —
お花ー! きれい!
[>>583心乃ちゃんが持ってきてくれた色とりどりのお花を、 食い入るように見つめている。 みんなからのお見舞い品。たくさんの色が並んでいるのが、 まるでわたしが見ていた世界そのもののように爛々としている。
>>584心乃ちゃんの背中の後ろに隠れている、 夏美ちゃんたちにもやっほーって手を振り返す。]
(645) myu-la 2020/06/27(Sat) 20時頃
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お料理会かぁ。 いいねー。
[そういえば、あの世界でわたしの作ったおにぎりを食べてもらう前に、 心乃ちゃんは帰ってしまったから、お母さんへの親孝行は何もできていないことになる。 思い出せばそれは心残りのひとつだなぁと、そう考えて、 楽しそうな提案にはぶんぶんと首を上下に動かした。
夏美ちゃんも目を輝かせている。 食べたそうにしてるね。わかるわかる。]
(646) myu-la 2020/06/27(Sat) 20時頃
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いいの? じゃあ甘えさせてもらお。
[>>587めいっぱいに両手を広げて、 心乃ちゃんの腕の中、開けてくれたその場所に飛び込んでいく。 気の済むまでぎゅーっとした。
帰ってくることに駄々を捏ねたりもして、 現在進行形でいろいろと大変だけど、 それでも遠慮なく甘えてしまうのです。 でも、いいよね。*]
(647) myu-la 2020/06/27(Sat) 20時頃
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— お見舞い:(颯)真くん —
[連日のお見舞いは賑やかで、退屈しない。 >>631今日は颯真くんが来てくれた。 そうそう、あの校舎で最後に話したいと言ったことがあったから、 それについて改めて聞かせてもらおうかなって。
そう切り出す前に、 もう1人の彼が出ていることに、雰囲気では気付けたけど。]
(652) myu-la 2020/06/27(Sat) 20時半頃
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……ってことは、 中学の時に会ったのは、君だったんだね。 てっきりずっと、いつの間にか明るい性格になったんだなって思ってた。
[別人だったのだと知れば、いろいろと納得できる。 中学の時はそこまで交流は無かったけど、 今と雰囲気が違うことだけはしっかり覚えていた。
赤色が似合う彼の中に、水色が似合う彼がちゃんといた。 そういうことだった。]
(653) myu-la 2020/06/27(Sat) 20時半頃
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颯くんと真くんか。わかった。 よろしくね、真くん。
[せっかくなのでこれまで通りに名前で呼ばせてください。 男子にしては距離感が近くて、名字よりも名前で呼んできていた。]
……わたしっていつも、学校が変わったら友達続けてもらえなくて、 覚えてくれてる人なんていないと思ってたから、 ……ね。
[あの校舎の中で打ち明けた本心の端っこを改めて説明すると、 やっぱり言いようの無い気まずさが喉のあたりでぐるぐるする。]
(654) myu-la 2020/06/27(Sat) 20時半頃
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もちろん! こっちからお願いしようと思ってた。
せっかく覚えててくれた人がいたんだもの。 ……嫌われないように、わたしも頑張るから。
[何度も同じことを繰り返した、矯正され損ねた嘘吐きは、 君の存在を確認して、ひっそりとそれを目標にするのです。
もう取り返しの付かなくなった縁もある。 けど、残り続ける縁もある。
小さな手でがっちりと握手を返して、そんなことを感じた。*]
(655) myu-la 2020/06/27(Sat) 20時半頃
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— お見舞い:辰美くん —
[……ああ! そんな話をした……ような……。>>649 痛む頭の中を検索中。読み込み時間がかなりかかる。 死ぬつもりだったので、あの世界で交わした約束の半分以上が抜け落ちていていけない。]
……男子って大変だね。 こういう可愛いお店に堂々と入れないもんね……。
[そういうことじゃない、とツッコまれそうだけど。 わたしと一緒にそうしたいという言葉を正面から受け止めると、 こっちがダメージを受けてしまいそうな気がするので、 受け流すことくらいは許してほしい。逃げないので。]
(659) myu-la 2020/06/27(Sat) 21時頃
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……ま、共犯者だもん。 なんでもします。
辰美くんがいるなら、 クリーム30倍盛りもいけそうだしね。
[女子会では食べきれなさそうなメニューを頼む気マンマンで、 その日から退院まで、わたしの脳内は当日に向けての作戦を練ることでいっぱいになるのであった。*]
(660) myu-la 2020/06/27(Sat) 21時頃
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— お見舞い:誠香ちゃん —
[>>706まず、氷室くんからメールの返信が届いていたのを確認した瞬間、 リスの尻尾は跳ねました。
えー、やったじゃん。 よかったよかった。 おめでとう、という気持ちと同じくらいの安堵。 最後にあの世界で見かけた時はこじれていたけど、 なんとなったんだね。
その原因の中にわたしの存在が内包されていたことには思い当たらず。]
(729) myu-la 2020/06/27(Sat) 23時頃
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[>>669——だから、後日に誠香ちゃんがお見舞いに来てくれた時は、 わたしは意味深ににこやかだったと思う。]
(730) myu-la 2020/06/27(Sat) 23時頃
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[さて、誠香ちゃんが死にたいと考えていた悩みについて、 わたしは知らないし聞くつもりもなかったから、うんうんと黙って頷くだけ。
わたしが自分のために作り上げた校舎が、 他のみんなにどう作用していたかなんて、全く考えてない。 だからやっぱり、お礼を言われるたびに困ってしまうし、 何も言えることは無くて気まずくなってしまうので。
俯きがちな赤べこだと思ってほしい。]
(731) myu-la 2020/06/27(Sat) 23時頃
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[メイクは、友達に向ける顔を最低限整えるもの。 寝不足で生気を失くした表情を誤摩化すもの。 そういう使い方をしていたので、実はそんなに気合いを入れた化粧のテクを持っていない。 マニキュアを見て目をぱちくりさせる。 でも、こういうのも楽しいに違いない。]
……爪をキレイにして、 次に来る人をびっくりさせちゃおうかな。 うん、面白そう。 ありがとね、誠香ちゃん。
(732) myu-la 2020/06/27(Sat) 23時頃
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[高校生作家がひとり、その真実を告白して、 世間に最後の作品が出てくるのはいつになるだろうか。
それを読んだ『Hanon』はきっと、 改めてファンアートを投稿するだろう。
重苦しいフクロウの幻影がほどかれて、 その中から、翼を広げた白鳥が出てくるようなCG作品を。
また運良く、公式アカウントに届くかどうかはわからないけど。*]
(733) myu-la 2020/06/27(Sat) 23時頃
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[さて、紆余曲折すったもんだあって、 紫色のキメラは現実に帰ってきました。
全米が泣いたりするほどの大した話ではないけど、 わたしは泣き喚いて恥ずかしいところを晒しました。]
(772) myu-la 2020/06/27(Sat) 23時半頃
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[無意識に嘘を吐いてしまうどうしようもなさに、 自分の世界を守るためなら罪悪感も何もなく虚構で人を貶められる、 そんな救いの無い自分が、やっぱり生きていていいのかなぁ、と思うわけですが、
ゆかいな色彩をしたゆかいな動物たちのみんなが、 わたしをわたしとして見ていてくれる間は、 紫色の醜いキメラは、紫色のリスの姿で落ち着いていてもいいのかなぁと、 そう思うことで、ひとまず置いておこうとは思います。]
(773) myu-la 2020/06/27(Sat) 23時半頃
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[……まぁ、答えの出ない問題に悩み続けることが、 生きるってことなのでしょうから。]
(774) myu-la 2020/06/27(Sat) 23時半頃
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— お見舞い: —
[病室で経過観察をする日々に、 お見舞いに来てくれるクラスメートの賑やかさ。 時間が過ぎるのが遅く感じている。
両親には、何から説明すべきかわからなかったから、 わたしの思っていたことを、まとまらないまま話をした。
何か明確な原因があるわけではなく、 わたしの性格の問題を、誰かがどうしてくれるのを期待しない。 両親は優しく、何かの不自由を強いる人たちではない。 ただ少しだけ、昔からわたしに甘くて、 そして、わたしもそれに甘え続けていた。ただそれだけ。
だからといってこんな歳になって、人付き合いや友達関係にあれこれ干渉が必要なのもおかしな話。 矯正が可能な時期はもうとっくに終わっている。 両親にできることは何もなくて、これはわたし自身の話。]
(775) myu-la 2020/06/27(Sat) 23時半頃
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[明確に何かが話としてまとまったわけではなく、 ただ、「これからも見守ってくれるように」と曖昧なお願いをした。 それしかなかったから、私たちの顔はあまり晴れない。 晴らし方がわからないのだ。
これが映画の世界なら、 わかりやすいヒーローがわかりやすい解決策を示して、 ハッピーエンドでめでたし、なのかもしれないけど。
物語を放棄して強制的にエンドロールを流した脇役には、 こんなすっきりしない物語がお似合いなんだろうな。]
(776) myu-la 2020/06/27(Sat) 23時半頃
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[コンコン。ノックの音が聞こえる。 また誰かお見舞いに来てくれたのかな。 誰からも連絡は受けていないけど、そんなことを思う。 この病室で過ごす時間に甘え切っている証拠だ。]
どうぞー。
[扉が開かれて、そこには見慣れた、姿、が、……。]
(777) myu-la 2020/06/27(Sat) 23時半頃
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[嘘が真実になる瞬間も知っているし、真実が嘘になる瞬間も知っている。]
(778) myu-la 2020/06/27(Sat) 23時半頃
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[嘘か真実か、どちらかはわからないけど、ひょっとしたらこれは都合のいい話。]
(779) myu-la 2020/06/27(Sat) 23時半頃
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「久しぶり。 ……あんたが自殺しかけたのって、もしかしてあたしのせい?」
(780) myu-la 2020/06/27(Sat) 23時半頃
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……ううん、そんなことないよ。 全部わたしが悪かっただけだよ。
ようやく、ね。 すごく遅かったけど、ようやく、 向き合えそうかなって思ったの。
だから、やっぱり生きててよかったなって……。
(781) myu-la 2020/06/27(Sat) 23時半頃
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ごめんなさい、若菜ちゃん。
(782) myu-la 2020/06/27(Sat) 23時半頃
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[完全に見捨てられてしまったと思った。 一時の危機感で、許されないことをしてしまったのだと。 その行為に罪悪感を抱いてはいなかったとはいえ、 自分の不利益をようやく自覚して反省するのは、 なんとも浅ましいことだったかもしれないね。
でも、好きだった。 それくらい、好きだったんだ。
この想いはもう誰に打ち明けることもなく、 嘘として消えゆくけれど、 最後に謝れる機会があることは、きっと救いなのだ。]
(783) myu-la 2020/06/27(Sat) 23時半頃
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心配してくれたの?
「……そりゃ、自殺って聞いたら、ね」
えへへ、嬉しい。
「何その反応……。こっちが気まずいよ。 あとね、謝るなら、平多郎くんに。」
……うん、わかってるよ。
(784) myu-la 2020/06/27(Sat) 23時半頃
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[関係が壊れてしまう前のように、 昔から付き合ってきた親友同士の距離感のまま、話をした。
若菜ちゃんはやっぱりわたしの嘘にはもう我慢できなくて、 疎遠になるのが最善だという判断は変わらないみたいだけど、 一方的にわたしに言葉をぶつけたことは気にしていたみたいで、 わたしの言い分も聞くって言ってくれた。
……でも、わたしからの言い分はほとんどなくて。 捏造写真を作って後輩くん——平多郎くんを貶めたことを、 ちゃんと反省しているということを伝えて、 そして、……もう、若菜ちゃんに依存しなくても大丈夫だって、 なんとかやっていくからって、それだけ、伝えた。]
(785) myu-la 2020/06/27(Sat) 23時半頃
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「あたし、デザイナーになるよ。 1年待って、平多郎くんをパートナーにする予定」
……そっかぁ。 うん、きっとなれるよ。応援してる。
「あんたと一緒に仕事をすることはできなくなったけど、さ、 もしよかったらいつか、何かで関われたらいいね」
……うん。
「文化祭での最後の合作は、忘れないから」
…………うん。
(786) myu-la 2020/06/27(Sat) 23時半頃
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[わたしが憧れた、ずっと好きだった彼女は、 わたしじゃない人と未来を歩くことを夢見ている。
ああ……これって、失恋なのかなぁ。 どうなんでしょうね。
嘘の色がどうこうとこれまで考えてきたけど、 さて、恋の色は何色なんでしょう?
いや、いいか。見えないほうがいい。 そのほうが、たぶんいい。]
(787) myu-la 2020/06/27(Sat) 23時半頃
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[夕陽の射す病室。今度は正面からお別れを言えた。
……嘘吐きには都合が良すぎた、親友とのお話はこれで終わり。*]
(788) myu-la 2020/06/27(Sat) 23時半頃
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— ある未来の雑談 —
[あれからいろいろありまして。 志望した芸大には受かって、電車通学になりました。 住んでる場所は実家のままで、片道1時間半かかります。
自殺しかけたことがある手前、 親の目線が届く範囲にいてほしい、という条件が付いちゃいましたので、 一人暮らしさせてほしいとは言い出せないし、まあこれはしょうがない。
まあでもそのおかげで、高校の頃から引っ越しをしてない子とは、 比較的会いやすくて、10代クライマックスの青春を楽しめている。
>>482まなちゃんがチョコカステラを食べているのを見て、 わたしはアップルカスタードパイを3割ほど食べ進めながら、 取り留めも無い雑談をしていた。]
(837) myu-la 2020/06/28(Sun) 01時頃
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……うーん。 そうなの、かなぁ。
特別なつもりはないけど、なんだろうね。 CG作品は、まあ、正直評価された時は生きてるって感じするから。 否定はしないけど。
死ぬなんてこと、考えないほうがたぶん、いいしなぁ……。 わたしはまなちゃんの手を引っ張りたいけど、だめ? 戻らない?
(838) myu-la 2020/06/28(Sun) 01時頃
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[時間が経って、少しはいろいろと乗り越えられた気がしている。 甘いものを食べながらあの時の話をできているし。
ミルクセーキに口をつけながら、まなちゃんの“つまらない話”を聞いている。 ……いや、これを聞いて、「うわーほんとにつまらないねぇ! あっはっはー!」なんて、 そういうことを言いたいわけじゃあないんですけど。
話を聞いてる分には、彼女は普通に幸せそうだし、 なんだろうね、悩みの無いことが悩み、と表現していいのかな。 プラスもマイナスも引っくるめて、そういう特別感を欲しがっているみたい。
そんなの、いいことばかりじゃないよって、 厄介な虚言癖と長らく付き合っているわたしは思うけど、 それはまなちゃんの気持ちに寄り添えてないんだろうなぁ。難しいね。]
(839) myu-la 2020/06/28(Sun) 01時頃
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みんなが好きって、自信持って言えるのって、 すごく、……んー。 特別な視点を持ってるなって、思うけど。
[言葉を選んでそれだけ出力。 まなちゃんがぐるぐるしているのを感じ取って、こちらもぐるぐるしている。]
……チョコカステラ、ちょっとちょうだい。 アップルと交換でよければ。
[まなちゃんのチョコカステラもね、いいなーって思ったんだけど。 やっぱり2人いるなら、分けられるなら最強よね。>>3:79
なんて、このシェアがお気に召してくれるかはわからないけど。 アップルカスタードパイの皿を前に出しながら、取り引きの格好。]
(840) myu-la 2020/06/28(Sun) 01時頃
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わたしとまなちゃんの人生も、 ちょっとずつ切り分けてシェアできたらよかったのかなー。
[ままならないものですね。 フォークをくるくる動かしながら、ケーキを人生に例える哉。]
(841) myu-la 2020/06/28(Sun) 01時頃
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真っ白なあなた。 あれだけ戻るのが怖かった現実が、何事もなく楽しくて拍子抜けです。
……そんなこと言ったら叱られますかね。**
(842) myu-la 2020/06/28(Sun) 01時頃
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— お見舞い:千夏ちゃん —
[誠香ちゃんのお見舞い品をもらってから、 暇だけはある病室のベッドの上で、ネイルに凝る時間が増えた。 >>891千夏ちゃんに見てもらって、いい反応を貰えたので。 当然喜ばしくなる。]
誠香ちゃんにもらったの。 上手くできてる?
[どう? どう? って、はしゃぎ合う時間が心地良い。 学校に復帰したら平日はさすがにできなくなるけど、 友達同士で遊びに行く時のことに思いを馳せる。 そんな心の余裕が出てきた。]
(911) myu-la 2020/06/28(Sun) 17時頃
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文化祭にはやっぱり戻れなかったんだなぁって。 ……うん。
雪合戦したいなぁ。 待っててくれてありがとうね、千夏ちゃん。
[打ち上げをしよう、という話もしていたけど、 やっぱり文化祭もどきの校舎には荷が重かったね。 卒業パーティーに写真撮影。そしてスキー場。 千夏からの提案には頷いて、じっと表情を覗く。]
(912) myu-la 2020/06/28(Sun) 17時頃
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[結局、あの世界の主はわたしで、千夏ちゃんじゃなかった。 だからどうして千夏ちゃんが人間ではないと、そう思うものを抱えていたのか、 それは分からずじまいだったけど。]
生きてると、楽しいことがたくさんあるんだなぁ。 ……忘れてた気がする。
[あなたが人間か、そうじゃないかはとりあえず置いといてさ。 わたしがあなたの中に見た姿は、生きているだけで美しい豹の姿。 それを疑うことは無いだろうから。*]
(913) myu-la 2020/06/28(Sun) 17時頃
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— 回想:THE カフェ —
[退院した後、約束通り共犯者と訪れたカフェ。>>896 かわいいでしょー。と自慢げにいろんなものを紹介しつつ、 落ち着かない様子の辰美くんに精神的な優位を感じたりした。
クリーム30倍盛りのパンケーキを頼んだら、 店員さんが「お覚悟はよろしいですね……?」とニヒルな笑みを向けてきたので、 サムズアップを返して、待つこと数分。
4色のフルーツソースが添えられた、クリームそのもののバベルの塔を、 意気込んで2人で崩しつつ、結局7割くらいは彼に任せようとしたかもしれない。]
(914) myu-la 2020/06/28(Sun) 17時頃
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……あぁ、そのことね。
[>>897あの世界で最後まで手を掴んでくれた彼には、 話しておくべきなんだろうなぁって思って、 少し考えた後、小さい声で、笑んだ表情をなるべく崩さないようにしつつ答えた。]
入院してた時に話をして、ちゃんとお別れできたから。 大丈夫。
……いなくなったって言っても、ただの喧嘩別れだから。 そんなに深刻なこと、なんにもないよ。 わたしが間違えちゃっただけ。
[詳しい話はしてないけど、そのせいでいろんな想像をさせちゃったかな。 でも、自殺した原因についてはちゃんと吹っ切れたから、 お父さんには安心してほしい。
娘が失恋して、毛布にくるまって一晩泣いてただけ。そんな話。]
(915) myu-la 2020/06/28(Sun) 17時頃
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……辰美くんと付き合ってるんだ、って。 嘘吐いて、よかったなぁ。
[ぽつりと出た言葉に、深い意味は無い。と思う。 最初のきっかけはそれだった。
いろんな人に迷惑はかけたけど、 その薄っぺらい嘘で、覆い隠していたわたしの若菜ちゃんへの気持ちは、 少しずつ溶けて、消えていくのだ。**]
(916) myu-la 2020/06/28(Sun) 17時頃
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— 少し未来の喫茶店 —
[チョコレートと、アップルパイのシェアをしながら。 人生はうまくいかなくても、甘いものの交換ぐらいはできる。 そのありがたさは享受しなきゃね。]
そう、ねー……。 あの校舎に残るよりも、帰ってきてよかったって話。 いくらでもできるから、聞いて?
[大学生になるまでの時間を使って、 心の整理も多少はできまして。
そういう話を友人と共有することも、 こうして共に時間を過ごす目的としてはいいのかな。>>1063]
(1141) myu-la 2020/06/29(Mon) 03時頃
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…………。
[>>1066一瞬、フォークの手が止まってしまう。 チョコとアップルの味を別々に楽しんでいたはずなのに、 口の奥で混ざってしまうような複雑さを少し覚えて。]
……うっかり、しないでね?
[そんなのは起こらないほうがいいよ。って、 やんわり止めてみたりもするけれど。
ああ、でも、 あの校舎を作り上げてしまったわたしとしては、 他の子に言えそうにないことも言えてしまいそうだなあ。]
(1142) myu-la 2020/06/29(Mon) 03時頃
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まなちゃんの作り上げる場所、が、 どんなところか、じっくり見た上で、 ちゃんと連れ帰ってあげるから。
[それこそ、鍵のかかった扉を蹴破ったり、両手を掴んだりしても。 だから大丈夫、いつでもうっかりしていいよ。 ……いやいやいやごめん、うっかりしないで。お願い。 例えばの話です。
そんなことが起こりもせず、ずっとずっと白いままの予定の紙に、 紫色のインクの染みを残していいのなら、喜んで。]
(1143) myu-la 2020/06/29(Mon) 03時頃
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— お見舞い:喜多仲くん —
[静かな病院の空気を、鉄パイプ持ってぶち壊すような賑やかさ。 喜多仲くんがお見舞いに来てくれた日は、そんな感想だった。>>1087
持ってきてくれたライオンのケーキを見る。かわいい。 とてもありがたく受け取って、美味しくいただくつもり。]
うわー、かわいい!
ライオンってネコ科なんだよね。 そう考えると恐いよりも可愛いよね。
[ね? と同意を求める。 そう、例え大きく口を開けて食べようとしているライオンが背後にいようとも。 かわいいものはかわいい。かわいいよね?]
(1161) myu-la 2020/06/29(Mon) 14時頃
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[なんでもする、に対するリクエストとして、 聞かされた夢の話には、不思議な顔をして相槌を打った。
喜多仲くんがずっと見てた夢。 わたしの作った世界の中とは違う夢の話。 自分の夢と他人の夢は違うってこと。 どういうことだろう、って思いながら話を聞いてた。
まあ、彼もきっと他のみんなと同じように、 あの世界で何かのきっかけを掴んだのかなって思うけど、 やっぱり、お礼を言われるとムズムズするんだよな。]
(1162) myu-la 2020/06/29(Mon) 14時頃
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わたしは何も教えてないからなぁ。 きっと、喜多仲くんの中にあったものじゃないかな。それは。
[これからは夢に魘されることもないのなら、 それに越したことはないのだろう。]
……おはよう。かな?
[夢から醒めたのなら、それを出迎えるための挨拶は、 それしか無いよね、って、思ったので。**]
(1163) myu-la 2020/06/29(Mon) 14時頃
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[卒業と共にリセットされるはずだった人間関係は、 幸か不幸か、たぶんあの校舎の件を切っ掛けとして、まだ続いていく。
見捨てられるまでと決めて飛び込んだ延長戦が、 終わる気配は未だやって来ない。]
(1169) myu-la 2020/06/29(Mon) 18時半頃
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[——虚言癖。
それは正式な病状の診断名ではない。 自分の身や精神を守るために、無意識のうちに嘘を吐き、 向き合うべき責任からとことん逃げ出す、性格の問題。
人から信用を得ることは難しく、誰からも愛想を尽かされ、 軽い気持ちでさらりと吐いた嘘が巡り巡って自らの首を絞める。 やめろと言われても、やめることができたら苦労なんてしない。 どこかで矯正しなければいけなかった致命的なバグ。
それを抱えながら、わたしはこれからも生きていく。 生きていくことにしたので。]
(1170) myu-la 2020/06/29(Mon) 18時半頃
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— それから —
[芸術大学でグラフィックアートを学んで、 それと並行して、SNSに趣味の作品も投稿し続けていた。
『Hanon』のアカウントはフォロワー数も加速度的に増えて、 4桁を通り越して5桁に差し掛かろうとしている。 やりたいことをやっていただけなのに、自分でもビビってしまう。
あの校舎でのことを忘れたことはない。 わたしの精神が作り上げたインクまみれの校舎と、増設される虚構、 そしてわたしの中にあった思い出のすべてを描いた、動物たちの作品。>>5:56]
(1171) myu-la 2020/06/29(Mon) 18時半頃
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[現実で自分の手であれを作り上げたわけではないから、 記憶を頼りに、『連作』という体で、少しずつ再現していった。 >>5:256氷室くんがカメラで撮影したものを見せてもらうこともできたけど、 まあ、あくまでも自分の中にある作品だからね。プライドというやつです。
>>5:56それぞれの色と動物のイメージはほぼそのままに、 >>733フクロウは白鳥に差し変わり、兎は2匹になり、 おまけとして茶色いチベットスナギツネも増えたりしたけれど。
それが、完成版。 虚構から再現した真実の作品。 ……これによって『Hanon』の正体は、気付ける人は気付くだろう。]
(1172) myu-la 2020/06/29(Mon) 18時半頃
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[大学を卒業してからの進路。 どうしようかなーと、ふわふわ悩んでいた。 デザイナーのことを考えると、どうしても元親友の顔がチラついてしまうから。
いいのかなぁ。どうしようかなぁ。 わたしに、背中を追いかける資格はあるのかなぁ。
そんなことを悩んでいた時期に、 >>1129舞い込んできた話があった。
『Hanon』宛に、小説の表紙のデザインの依頼。 作者は同い年の女の子で、「ゴーストライター」の……。]
(1173) myu-la 2020/06/29(Mon) 18時半頃
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[嘘のような本当の話が、あるものなんだなぁ。 ただのちっぽけな嘘吐きには予想できなかったよ。
嘘が真実になってしまう瞬間を知っている。 ……うん、そうだったね。]
(1174) myu-la 2020/06/29(Mon) 18時半頃
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[それを切っ掛けとして、 わたしは『Hanon』の名義でフリーのデザイナーになることを決めた。
嘘を、虚構を、美しい真実に仕上げるのが仕事。
現実離れした色彩と動物の作風を持つその人物は、 出版社の作り上げた話題性と、元々のアカウントのフォロワー界隈での噂が作用し合って、 より複雑な存在感が練り上がってしまったとか。
デビュー作の表紙デザインを切っ掛けとして、 >>1158その作品が原作として映画化した際も、 ぜひ美術協力や宣伝に関わりたいと要請した。 その話が通れば、きっと新進気鋭の俳優を中心に据えてCGを合成したポスターが、 全国の映画館やホームページから広まったかもしれない。]
(1175) myu-la 2020/06/29(Mon) 18時半頃
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若菜ちゃん、見てくれてるかなぁ。
[ここまで来ればきっと、嫌でも伝わるだろう。 わたしがデザイナーになったこと。 でも決して、あなたの背中を追いかけただけじゃないということも。
わたしが持っている縁は、高校を卒業してからも切れていない。 見捨てないでいてくれる人たちがいる。
だから大丈夫、若菜ちゃん。 あなたがいないのは寂しいけど、あなたがいなくても大丈夫。 またいつか、機会があったら会いましょう。 その時がいつか来ると祈って。]
(1176) myu-la 2020/06/29(Mon) 18時半頃
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[わたしの思い出の中にある、 夕陽が差し込む小さな部室には、もう誰もいない。]
(1177) myu-la 2020/06/29(Mon) 18時半頃
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[嘘で壊したかけがえのないものがあって、 嘘で得たかけがえのないものがある。]
(1178) myu-la 2020/06/29(Mon) 18時半頃
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[ぐるぐると繰り返し悩んでも、それが葉野紫織のすべて。]
(1179) myu-la 2020/06/29(Mon) 19時頃
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[尻尾で極彩を描く紫色のリスはみんなの色をたくさん浴びて、 赤色などひとつもない青い空を仰ぐ。**]
(1180) myu-la 2020/06/29(Mon) 19時頃
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— 卒業式 —
[賑やかな空気は、別れの悲しさや寂しさを誤摩化すものであればいい。
その日、最後の思い出を交換する時間。 >>1293桜のイラストを黒板に、とリクエストされたので、 腕を振るって紅白のチョークを削っていたところ、 >>1294黒板に並べられた写真に、少し動きが止まる。
あの世界は虚構のはずだったのに。 たしかに、真実としてここに持ち帰られてしまった。]
(1423) myu-la 2020/06/30(Tue) 00時頃
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ひとり足りないって?
[>>1397手についたチョークの粉がぱらぱら落ちる。 すっとぼけた反応。
……いや、まあ、わかってます。 だってそりゃあそうでしょう。 あの世界はわたしの世界だったから、そんなものは無かったのに。]
(1424) myu-la 2020/06/30(Tue) 00時頃
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[これらのCG作品の『完成版』は、 >>1172しばらくの時間をかけて再現していくのだけど。
この場に何かを描き足すべきだ、と言われれば。]
……なんの動物がいい?
[何がいいかな。 それを聞き届けた上で、わたしは紫色のチョークを取り上げて、 尻尾の大きな小動物を、みんなの輪の中に添えるのだった。*]
(1425) myu-la 2020/06/30(Tue) 00時頃
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