131 SACRED JUSTICE ―闇の正義と光の祝福―
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全
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― 回想 ―
『燃料供給の停止を確認』
『意識低下、休眠状態に移行』
『燃料不足、休眠状態の維持困難』
『――強制終了――』
(25) 2014/08/24(Sun) 21時頃
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[――そもそも]
[黒衣の預言書《ドレスコード》にとって、燃料《希望》は外部より供給されるものであった]
[王の遺品、中でも闇が光を凌駕する未来の記された「王の衣」は、それ自体が信仰の対象として、ブラック・ダーク・デス教団の重要施設である闇黒大教団に保管されていたのである。 クロス・オブ・メサイヤ教団の侵攻により、聖具《レガリヤ》が次々と奪われていく中で、その信仰はより一層深さを増していた]
[しかし、その燃料《希望》は、ある日一瞬にして途絶えた。 クラウディア枢機卿率いる、神聖十字軍の大虐殺によって]
[――唯一人]
[「王の衣」そのものを信仰していなかった、新参者の少女を除いては]
― 回想・了 ―
(26) 2014/08/24(Sun) 21時頃
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『何勝手に終わらせようとしてるのよ』
『貴女の役目はまだ全然終わっていない』
『――聞きなさい、あの声を』
『響かせた希望に応える声を――!』
(27) 2014/08/24(Sun) 21時頃
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[力なく広がっていた黒衣が、帯状となり再び膨れ上がる]
[まるで目に見えぬ力を、その表面に受けようとするかのように]
[解けた布の下から、胸の半ばまで達する袈裟懸けの傷が露わになる]
(28) 2014/08/24(Sun) 21時頃
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『動力を外燃機関に移行』
『燃料《希望》充填開始』
『待機状態に移行』
『出力上昇、10%...20...30...40...』
『「王の剣」「王の冠」共鳴確認>>14>>15』
『50...60...70...』
(29) 2014/08/24(Sun) 21時頃
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[少女の瞼が、微かに震えた*]
(30) 2014/08/24(Sun) 21時頃
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[水晶の欠片が、胸の奥の空洞へ投入された。>>44 友の命を繋いだのと、同じ性質を持つ物質。>>45 それが心臓の位置に収まると同時、黒い糸が傷口へ伸び、それを塞ぐように縫い合わせた]
『80%...』
[「王の声」が聞こえる。 それはここだけでなく、地上の全てに響き渡っているのだろう。 希望が――光に反逆する闇の希望が、更に膨れ上がりつつあった]
『90%.......』
(47) 2014/08/24(Sun) 22時頃
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[そして少女は、繋いだ手の温もりを感じた。 自分と共に、最期を迎えるはずだった少女。 ――我儘に付き合わせてしまった。 独りで逝くならそれもいいかと思ったけど、でも]
[やっとこの手を取ることが出来たのに]
『.......100%』
(48) 2014/08/24(Sun) 22時頃
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かはっ!
[肺に空気を入れようと、痙攣して数度咳き込む。 そして漸く――]
『待機状態解除』
『――黒衣の預言書《ドレスコード》、再起動』
[少女は黒い瞳を開く]
(49) 2014/08/24(Sun) 22時頃
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……シーパル?
[繋いだ手と、隣の少女を見]
と、……貴方は……
[そして前方の、見知らぬ――けれど黒い髪に、どこか覚えがあるような青年を、見た]
(50) 2014/08/24(Sun) 22時頃
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…………? えっと、なんの話ですか?
[少年>>51の突然の判定に、戸惑いの表情を見せる。 が、その視線の行き先に気付いて]
ひゃっ!
[怒るより先に、布状になって体へ巻き付いているだけの黒衣を、慌てて体を隠すように持ち上げた]
(52) 2014/08/24(Sun) 22時半頃
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名前……。 ……デメテル、です。
[謝罪する少年>>53に、シーパルはどう反応しただろうか。 自分からも名乗りつつ、その名をすっと声に出せたことに、つい安堵の笑みを浮かべた]
具合は……はい、大丈夫です。 むしろ、さっきより楽になったかも。
[それは、外部の《希望》を、黒衣が取り込んでいるせいもあるだろうが]
それに、なんだか胸の辺りが温かくて、元気をもらえているみたい。
(58) 2014/08/24(Sun) 22時半頃
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[そうして黒髪の少年へ応えている所に]
……ティソさん? 良かった、無事だったのね。
[駆け付けてきた人物>>56へ視線を向ける。 何してる、の部分にはどう言ったものかと苦笑を浮かべるけれど]
……お知り合い?
[アマト、と呼ばれた少年>>59の方を見る 彼の状態は、事情を知らない者にも何かあったと感じさせるもので。 思わず疑問の表情を浮かべながらもう一度ティソの方へ向き直った]
(60) 2014/08/24(Sun) 23時頃
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……そうね、まあ色々と。
[ティソ>>61に答えて、ふっと笑い]
それと、一応あたしにもちゃんとした名前があるの。 これからは、デメテルって呼んでくれると嬉しい。
(62) 2014/08/24(Sun) 23時頃
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友達……ですか。
[返答に若干の間を感じつつも、疑問は挟まず>>63]
王が宣戦布告をした……ようですね。 いずれはこの衣も王に返還しなければなりませんが、その前に、解決しておかなければならない気懸りがあります。
[目の前の男がそれを知っているかはわからないが、手掛かりも何もないのだから、訊いてみる価値はあるだろうと]
――ブラック・ダーク・デス教団を焼き払った光。 あれは一体何なのでしょう? 預言書にあのような聖具《レガリヤ》は記されていないのですが……。
(67) 2014/08/24(Sun) 23時半頃
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そうね、友達よ。
[ティソ>>71の言葉に、こちらは断言する。 彼の過去はわからないけれど。 シーパルの方をちらりと見た]
(79) 2014/08/25(Mon) 00時頃
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[王の演説は夢現に聞いたようなもの。 当然ながら、預言書に詳しい内容など記載されていない。 ――でも、理解る。 時を超え帰還した王は、彼らしい言葉で皆に訴えてくれた、と。 そしてそれは、預言書と――少女自身の望みとも重なる言葉だった]
(80) 2014/08/25(Mon) 00時頃
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……『王の怒り』メギドレガリヤ。
[アマト>>72に聞いた言葉を反芻する]
そうですね。この預言書にも載っていないだなんて。
[それは、預言書を「読む」ことの出来る少女にとっても、裏付けのある話だった。 彼の言葉に頷きつつも]
……その役目、あたしに任せてもらえませんか? 預言書に記されていない以上、『王の怒り』は正常な預言の成就を妨げる、横紙破りのようなものでしょう。 だからそれを壊すのは、預言書の担い手《あたし》の役目だと思う。
(81) 2014/08/25(Mon) 00時頃
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[決意を籠めた眼差しをアマトに向けると、彼もまた動き始める所だった>>74]
王の所に。 ……そう、思い出した。 貴方が――『王の騎士』。
[その瞳に光を見て、少女は確信する。 預言は善き流れに戻ったと]
(82) 2014/08/25(Mon) 00時頃
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……釘、刺されちゃいましたね。
[シーパルを彼に預け、独りで聖具《レガリヤ》の手掛かりを探しに行こうと考えていた。 けれどそれは先回りに封じられる>>75]
わかりました、「王の衣」に相応しくあれるよう、頑張ります!
[不合格の意味を完全に勘違いして、アマトに微笑む。 隣のシーパルは、果たしてどうだったか]
アマトさんも、ご無事で!
[見送る背に声を掛ける>>76]
……シーパルのためにも。
[その言葉だけは、誰にも聞こえぬよう呟いた]
(83) 2014/08/25(Mon) 00時頃
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黒衣の預言書《ドレスコード》、通常形態。
[帯状で巻き付いていただけの布が、その一言で元のドレスに戻る。 立ち上がって体の具合を確かめると、先程までに比べ随分と軽いような気がした。 ただし戦闘をこなせるまでに回復したかはわからないし、シーパルのこともある]
ひとまず……安全な場所まで行くべきかしら。
(90) 2014/08/25(Mon) 00時頃
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……ティソさん?
[思わぬ言葉>>86を掛けられそちらを見た。 拳を握っての言葉。 ――彼と王や騎士との関わりはわからない、けれどそれは実感の籠もった言葉の気がした]
ありがとう、そう言ってくれると心強いよ。 ……そうだね、世界を壊させたりはしない。 今はまだ、その時じゃないよ。
[悪魔の召喚と、王の死と。 預言書の結末部分を急激に近づけていた二つの預言は、今や解消された。 そして少女自身は、世界《この時》が終わって欲しくないと願っている]
(91) 2014/08/25(Mon) 00時頃
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そうだね……。 シーパル、いこ?
[手を繋いだ先の親友へ視線を向ける。 こちらは歩く程度なら問題ないけれど、彼女はどうだっただろう。 必要ならば手を貸して]
[ひとまずは、比較的形の残っている建物へ避難する**]
(93) 2014/08/25(Mon) 00時半頃
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― 聖都・廃屋の中 ―
[シーパル、ティソと共に手近な建物へ避難した後。 シーパルに今後の方針を訊ねられ>>120]
……あたしは、賢者の塔に行ってみようと思う。 『王の怒り』に関しては、預言書には書かれていないし……。 だから、少しでも手掛かりを探しておきたいの。
[他の候補地と言えば大聖堂だが、騒動の後だけに余り近付きたい場所ではない。 とはいえ賢者の塔も、厳重な防御結界が掛けられており、易々とは侵入出来ないはずなのだが]
(128) 2014/08/25(Mon) 19時頃
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ティソさんは確か、賢者の塔に居たことがあったんだよね? どうにか入り込んだりする方法とか……わからない?
[もう一人の同行者へそう声を掛ける。 わからないと言われても、今更諦める訳にはいかないから、やはり賢者の塔には行くと主張することになるのだけれど*]
(129) 2014/08/25(Mon) 19時頃
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変装……。
[シーパルの言葉>>136に、文字の蠢くドレスを引っ張り苦笑を返す]
確かにこの格好は目立つね。でも、あたしは着替えは出来ないし……。
[目立たない形に変形は出来るかもしれないが、それで誤魔化し切れるとは思えない。それよりは]
前に大聖堂へ侵入した時に、姿を目立たなくする術を使ったの。 それでどうにか行けるところまで行って……後は頑張るしかない、かな。
[結局こちらも、作戦とも言えない案しか出せず。 溜息つくシーパルを見て]
とりあえず、塔の近くまで行ってみようよ。 色々あって、前とは状況が変わってるかもしれないから。
[淡い期待ではあるが、ひとまずはそんな提案をした]
(143) 2014/08/25(Mon) 20時半頃
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― 賢者の塔へ ―
[シーパル>>148に頷く]
そうだね、出来れば危ない目に合いませんように……。
[儚い望みだと思いつつも呟いて、自身も立ち上がる。 そしてシーパルと、同意を得られたならティソにも向けて、預言書の一節を唱え術を呼び出す]
――視難の相《フェイズ・ハイド》
[すると術を受けた者は、他人からは草木の影程度にしか認識されなくなった。>>2:304 とはいえ高位の魔法使いに通じる術ではなく、せいぜい塔に接近するまでしか効果はないだろうが]
ごめん、あたしにはこれが精一杯……。 気を付けながら行こう。
[術の効果を説明した後、出発を促した]
(153) 2014/08/25(Mon) 21時半頃
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― 賢者の塔付近 ―
[街の人々の様子は様々であった。 恐れ戦く者、怒りを露わにする者。 闇の勢力に同調する者、光の勢力として危機感を募らす者。 それらの人々の雑多な波を、擦り抜けるようにして進んでいく]
[そして、辿り着いた塔の前で見たものは]
(154) 2014/08/25(Mon) 21時半頃
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クラウディア? それに、あの方は……。
[見覚えのある眼帯姿。 それに――脳裏には、預言書のある一節が思い浮かぶ]
"聖なる者は子の心を奪い――"
ま、まさか人質を取られて? でも、それにしては……。
[彼の態度は強制されたものではなく、本物の忠誠に見えた>>149]
……どうして? 共に戦えると思っていたのに……。
[男の内面は量れぬまま、呟きを零した]
(155) 2014/08/25(Mon) 21時半頃
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デメテルは、ひとまずは物陰から様子を伺っている。
2014/08/25(Mon) 21時半頃
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……やはり、気付かれたみたいね。
[クラウディア>>156の挑発に、隠れても無駄と思い、術を解いて姿を現した。 同行者はどうしただろうか、出て来ないのならばわざわざこちらから存在を教える気はないが]
それで? 何やら物騒な話をしていたようだけど。
[とぼけて見せつつも、緊張で表情は硬くなる。 始末、という言葉もそうだが、新たに耳にした単語が気にかかっていた]
……大魔神……? 随分と大それた名前を……。
(162) 2014/08/25(Mon) 22時頃
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……やっぱり貴方、そっち側についたんだ。
[銃剣を持つ男>>160へ視線を移す。 クラウディアを護るように立つ姿を見て、愕然とした表情を浮かべ俯く]
貴方とも、戦わなくちゃいけないの? クロス・オブ・メサイヤ教団は……孤児院の子供たちを……。
[訴える声は少しずつ萎んでいく。 それは彼の態度と不敵な笑み>>164に、訴えの無意味さを感じたからであった]
(168) 2014/08/25(Mon) 22時頃
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[クラウディアの背に二枚の羽が展開する。>>170 息を呑んで、意識と警戒をそちらへ向けた]
この前みたいな訳にはいかない。
[もう、シーパルに命懸けで護られる訳には]
119ページ51行。
"軍勢の剣の届かぬ場所はどこにもない。 その切っ先から逃れ得ても、戦乱の幻想が、見えぬ攻撃にて追い立てる"
――斬難の相《フェイズ・スラッシュ》!
[少女が両腕を交差させると同時、黒の紙片が周囲に舞う。 紙そのものはクラウディアへは届かぬだろう。 しかし分裂により生じた空気の乱れは、術により増幅され、見えぬ斬撃として彼女に向け殺到する]
(172) 2014/08/25(Mon) 22時半頃
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[クラウディアへの攻撃の後、男>>173に答える暇くらいはあっただろうか。 クラウディア「様」と、そう呼ぶ男に少女が見せたのは不快感]
だったら尚更だよ! その人がやった事、忘れた訳じゃないんでしょ?
[戦争だから、で済ませられる程、少女は物事を割り切れる方ではない。 まして、自分自身、そして親しい人の命を奪ったとあっては]
予言の問題じゃないよ……。 なんで戦わなきゃいけないの……。
[首を振りながら、わからないという風に呟く。 けれど、彼の試すような発言には、顔を上げ目を剥いて答えていた]
そんなこと絶対にしない!!
(182) 2014/08/25(Mon) 22時半頃
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[斬撃が氷に迎撃される>>177とほぼ同時。 幻惑の霧が周囲を包み、虚像が無数に浮かんだ>>175]
…………っ
[少女は思わず身を竦める。 魔法ではクラウディアに対抗出来ないが、接近戦の技術は尚更ない]
(183) 2014/08/25(Mon) 22時半頃
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[預言者は現在を読むことは出来ない。 預言者は無意識に未来を見た。 自分自身の未来を]
――まだだよ!
[叫んだのは二人の敵に向けてか、自身を奮い立たせるためか]
[天空に煌めく星。>>180 それに呼応するかのように、一節が自然に脳裏へ浮かぶ]
"極星は動くことなく、旅人を導けり。 しかし暗雲が天を覆えば、其の立つ位置も知る術なし"
――導難の相《フェイズ・ガイドエラー》!
(189) 2014/08/25(Mon) 23時頃
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[星の光を遮るように、暗雲が天に満ちていく。 無論天狼星の眩き光は、それで防ぎ切れるものではない。 だが、僅かに狙いを逸らす程度の効果はあっただろう。 そうして出来た僅かな間隙を、少女は必死に駆け抜ける]
[自分が「次の瞬間もまだ生きている」ことだけを信じて]
(190) 2014/08/25(Mon) 23時頃
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[そしてその先は――クラウディア>>181の目論んでいた通り。 ドナルドの真正面]
……わかった、わかったよ。
[少女の感情とドナルドの覚悟>>184は、決定的に分かたれた。 不敵に笑う彼を、顔を上げて正面に見る]
低い壁だなんてとても思えないけど……。 ここでやられる訳には、いかないよね!
[胸の奥、埋め込まれた妖精の花の欠片が、ドクンと鼓動を打ったような気がした]
(191) 2014/08/25(Mon) 23時頃
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[そして次の瞬間、少女が取った行動は、詠唱ではなかった。 119ページ51行。>>172 そこに記された一節を、右手で掴み、引っこ抜く]
――変相《トランスフェイズ》
[そして現れたのは魔法ではなく、実体化した剣そのもの。 少女はそれを、正面のドナルドへ向け振るう]
止まって――!!
[実体化しようと性質は変わらない。 斬撃よりも広範囲へ、切っ先よりも先へ、空気による斬撃が広がった*]
(192) 2014/08/25(Mon) 23時頃
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[斬撃はドナルドの左腕に受け止められる。>>194 傷痕を作った所で、彼が怯む様子はない]
う……124ページ15行!
"気付けば風の音は止み、安堵した者は表へ出た。 しかし平穏は束の間、風と雨とは周囲に変わらず吹き荒れている"
――静難の相《フェイズ・カルム》!
[右手の剣を引きながら、左手が引き出したのは無風域を作る盾。 斬撃の発生が一瞬早く、駆け抜ける真空が頬と肩を裂き、褪せた金色の髪を散らした。 しかし致命的な一撃が、少女の胴に達することはない]
(196) 2014/08/25(Mon) 23時半頃
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[一旦間合いを離した所で、ドナルドの剣が形状を変えた。>>202 魔力の輝きを伸びながら、2m程まで伸びた刃渡り。 それは生半可な盾では、容易に切り裂いてしまうと感じられた]
くっ……
[咄嗟に真空の斬撃>>207へ盾を向けるが、それは最初の斬撃を受け止めただけで効力を失った。 上空からの振り下ろしへ、咄嗟に右手の剣を向ける。 ――魔力の強度も剣の技量も、あちらが上。 黒の剣は容易く折れ、逸らし切れなかった斬撃が、少女の体を黒衣ごと縦に裂く]
(217) 2014/08/26(Tue) 00時半頃
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(……ああ)
[その状況を見ながら、少女の頭の中はどこか冷静だった]
(痛くないなぁ……)
[それは諦めにも似た感情。 けれど今だけは、痛みを無視して動けることに感謝した]
(218) 2014/08/26(Tue) 00時半頃
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[後ろへ向けて力なく倒れながら、少女は盾を手放した左手で、黒衣の中の一節を掴んだ。 次の一撃は見えてはいない。 けれどその状態でも、相手へ一撃を届かせる術を、少女は見出そうとしていた]
"灯火は人の命を救いたり、炎は人の命を護りたり。 憤焔は、人の命を奪いたり"
――焔難の相《フェイズ・イラプション》
[生み出したのは爆炎の術。 少女はそれを、自身とドナルドの間に走る真空へ向けて投じた。 斬撃を防ぎ切れはしないだろう、けれど真空へと殺到する空気が、攻撃を放ったドナルド自身までも焔を届かせるはずと]
(219) 2014/08/26(Tue) 00時半頃
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あの声……は……。
[攻防の結果もわからない、朦朧とした意識の中、少女はその咆哮>>221を聞いた。 王の声は、確かに届いていた。 そのことが、僅かな救いとして、少女の心に届く]
そうだね、あたしも……諦めたら駄目、か……。
[意識が途切れていない、ということは、とどめは刺されていないようだ。>>223 ――そのことにどんな意味があるのか、少女にはわからないが]
(231) 2014/08/26(Tue) 01時頃
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……あたしを戦士かなんかだと思ってるの? 十何歳まで、剣も魔法も使ったことなんかないのに……。
[ドナルド>>224の叱咤に、苛立ち半分に怪訝な視線を送る。 それでも、倒れてはいられなかった。 シーパルも、ティソもいて。 ここに来た兵も戦っているのに、倒れたままではいられない]
モードチェンジ、進行操作《コードリーダー》
[黒衣の帯が、操り人形のように少女へ巻き付く。 傷付けられた体を思い通りに動かすには、それしかない]
(232) 2014/08/26(Tue) 01時頃
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[魔術は通じない。というなら取れる手段は―― 少女は再び、黒の剣を引き抜く]
(……さっきと同じだ)
[少女は天狼星の光を、紙一重で交わした時のことを思い出す]
(自分が「生きている」方向に飛び込めば!)
――行きます!
[少女は駆け出す。 今度は逃げるためではなく、剣を相手へ届かせるために]
そこっ!
[そして最初の一撃を、下段から相手の足許へ向け振り抜いた]
(233) 2014/08/26(Tue) 01時頃
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