239 ―星間の手紙―
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[────…私には、エデンに来るまでの記憶がない。]
(37) 2018/04/26(Thu) 22時半頃
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[エデン内の出産、外からの移住、あらゆるデータは存在せず、 両親、親戚、関係者も見つからなかったという。
気付けばエデンの中にひとり、ぽつんと佇んでいた。
まるで最初から私はエデンの中に居て、 人々の記憶とデータだけが失われしまったかのように。]
(38) 2018/04/26(Thu) 22時半頃
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[健康状態は良好。遺伝子データも人間とほぼ等しい。 頭から生えていた謎の器官は触覚、聴覚を補助するもので、 同種とのコミュニケーションに用いられていたと推測された。
だからか言語は認識出来ていても発声機能に支障があり、 頷く、首を振るという反応を引き出すのにも苦労したらしい。
鸚鵡に言葉を教えるように何度も挨拶を繰り返し、 二ヶ月で挨拶を返せるようになり、 三ヶ月で自発的に発声出来るようになっていた。
二、三問題が残っているとすれば未だに硬い表情筋くらい。 それと、あれから何年も経つのに身長の変動がないことだろう。
ともあれ生活を送る分には支障も殆どなく、 また失語が再発しないようにと、独り言の量を多くしている。]
(39) 2018/04/26(Thu) 22時半頃
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[私が持っていなかったものは記憶と、家族と、名前。 ステラ=ラスタ=テスラ=イースターという名も、 エデンで保護してくれた職員が付けてくれたものだ。
ステラは惑星。ラスタは近くの小惑星。テスラは光沢。 イースターは耳と卵のような白から。 何もそんなに長い名前を付けなくてもと言う者もいたが、 私がその四つによく反応するならと今の名前で落ち着いた。
私も私で、この長い名前が気に入っている。 この名前の中に家族が含まれているような気がするから。]
(40) 2018/04/26(Thu) 22時半頃
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…………むー。
[仕事の休憩中、デスクに伏せて小さく唸った。 記憶の箱をひっくり返してでも思い出さなければならない。 いや、あの声と誰かを正しく結びつけないといけない。
私に気付いてもらえると思って言っているから。 あの人は私に期待してくれているから。 だからちゃんと、正解を見つけなければいけない、のに。]
男のひと、で……、
[そこまで呟いて、ぱたりと動きを止めた。 まだ仕事は残っているけれどこの状態では手に付かない。 “それ”がどこにあったかだけ確認しようと仕事場を離れ、 自室に戻ると少ない私物を漁り始める。]
(41) 2018/04/26(Thu) 22時半頃
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データでも、ありましたけれど。 あれなら持ち歩いたりできます、から。
[ふわりふわりと耳の先でも周りに触れながら、 元々私物が少なかったこともあり、十数分で発見出来たのは、 一冊の本の形をしたアルバムだった。 開きたいのをぐっと我慢し、小脇に抱えて仕事場に戻る。]
(42) 2018/04/26(Thu) 22時半頃
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[ぎゅうっとアルバムを持つ手に力が籠った。
仕事が終わっても、あの難しい謎解きより、 今来ている通信への返事の方が優先なのだけれど。]
(43) 2018/04/26(Thu) 22時半頃
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[録音停止ボタンを押し、ふぅと息を吐く。
家族の記憶はなくても家族のような人はいて、 返信前に少しだけ捲ったアルバムにも その人の笑顔がいくつも残っていた。
キャンディさんもそんな風に、と言えなかったのは、 お友達になろうと誘っておいてという気持ちと。]
……おねえちゃん、で合ってるんでしょうか。
[間違えたら大変だからと、言うに言えなかった。]
(58) 2018/04/27(Fri) 00時頃
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