人狼議事


155 【身内】砂煙の村

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点: 人

全て表示


【人】 伝道師 チャールズ


 …………、何だ。

[一歩、そうただの一歩分だけ――坊主の手で開かされた距離>>30に、息が詰まる。この坊主とは長い付き合いになるが、泣き笑いのようなそんな表情は初めて見るんじゃあないか。
振り払われた腕は、一度だけ坊主との間で揺れて。しかし伸ばす事は叶わずに……あぁ、離されたこの距離のなんと遠い事よ。

まるで恨言のような坊主の言葉が、ずきりと胸を抉っていく。可笑しなモンだ、そう思われるのなんて――少し考えれば、分かった事だろうに。
この段になっても、まだ。好きになってと訴える坊主に、その為に取った手段に。
きつく、目を閉じて。何の感情も篭らない――込めない息を、吐いた。]

(33) ねこんこん 2015/04/12(Sun) 23時頃

【人】 伝道師 チャールズ


 ――……"ニコラス"。

[一歩。坊主によって離された距離を、詰める。また手の届く範囲に入った坊主に向けて、手を伸ばし。痛々しく眉を寄せて、静かに低く、滅多に呼ばん坊主の名を、呼ぶ。

伸ばした手が、坊主へと届いたのなら。その頭に手を置いて、背を屈めてコツリ、と額を合わせてやった。
俺がこいつを呼ぶ時は、いつも坊主、と呼ぶんだが。敢えて名を口にした理由は……言わずとも、伝わってくれるだろうか。]

 もしもだ。今日の事を無かった事にするつもりなら、"考えておく"とは言わん。
 お前さんは、俺を何だと思ってるんだ……そりゃあ酷な事をしたとは思ってるが、そこまで人でなしじゃあない。

 ……そんな事をせんと忘れる程、記憶力が悪い訳でも無い。

[額を合わせながら、軽く目を伏せて。坊主の頭に置いた手の指で、後頭部を緩く撫でつつ告げる。
餓鬼の扱いは、苦手だ。どうすりゃ落ち着くのかも分からなければ、何をしたら嫌がるのかも分からん。
だから口調はぞんざいではあったろうが、声に僅かに滲んだ宥めるような色が。せめて坊主に、伝わってくれるといいんだが。]

(34) ねこんこん 2015/04/12(Sun) 23時頃

【人】 伝道師 チャールズ


 いう事を聞かんお前さんが嫌なら、それこそ"考えておく"理由なんて無ェんだよ。
 ……お前さんは今まで、何度俺に悪戯を仕掛けて――俺に叱られたか覚えてるか、……ん?

[覚えとらんだろう?――そう笑いながら目を開けて、坊主の薄い色の瞳を覗き。その間も合わせた額は離さずに、指先はせめて、宥めるように。
今迄に何度。この坊主に悪戯を仕掛けられ、何度その頭に拳骨を落として来ただろう。
何度坊主の行動を咎め、何度呆れの息を吐いて来ただろう。

それでも、未だ。この坊主は自分のいう事をなど、そうそう聞かないままだと言うのに。
"じぶんのいいようにうごくぼくじゃなきゃいやなの"、だと?まったく、どの口がそんな事を。
未だ嘗て、お前さんが俺のいいように動いた事があったのかと。]

(35) ねこんこん 2015/04/12(Sun) 23時頃

【人】 伝道師 チャールズ


 それでも、どうしても聞いて貰わんとならん事もある。
 ……それが、さっきの"約束"なんだ。

[例え何を守らずとも、これだけは守って欲しかったのに。どうしてか消える事は無かったものの、もしも。もしもあのまま坊主が砂になったらと考えれば、今でも血の気が引いてくる。

"分かるか"、と。確かめるような視線を寄越せば、坊主は頷いてくれたろうか。
そうして再び、目を伏せて。ゆっくりと触れた手を動かしながら、吐く言葉を考える。
この先を、言おうか言うまいか。未だ悩みはするものの――あぁこれも、中途半端な事をした自分の自業自得か、と嗤いはしたが。]

(36) ねこんこん 2015/04/12(Sun) 23時頃

【人】 伝道師 チャールズ


 だからもう、二度と馬鹿な事はするんじゃあ無い。
 …………、期待は。して構わん。それでいいだろう。

[言ってしまってから、一度だけ深く息を吐く。
あぁ、これで。最後の逃げ道も無くなってしまった。あとはこれから、どうかわしていくかだけ――後ろに道など、もう無いのだから。

"次にやったら今度こそ嫌いになるぞ"、と最後に釘だけは刺しておいて。
当てた額を離せば、今迄とは打って変わって乱雑な手付きで坊主の頭をかき混ぜる。
その時坊主は、どんな顔をしていたろうか。その目を見るのが少しだけ、恐ろしく。
頭に乗せた手をずらして瞳を隠してしまったから、終ぞその色は分からぬまま。]

(37) ねこんこん 2015/04/12(Sun) 23時頃

【人】 伝道師 チャールズ

[まるで信じられないと。そう言いたげな坊主>>44には、少しだけ気まずげに視線を外す。
真剣に考えていたか、否か。そう問われれば、素直に頷くのは難しい。
逃げの気持ちが、欠片もなかったとは言わん。誤魔化すつもりが、一切無かったとも言わん。
それでも、一時凌ぎの言葉でも。その時に拒絶の決断が出来んくらいには、心を揺らされていたんだ。

確かめるような視線に返された掠れた声は、はっきりとは聞こえんかったが。こっちを見上げて首を振る坊主をみれば、伝わらんかつたかと苦笑を漏らす――本当に、仕方のない餓鬼だ。]

 ……少しは考えろ、何でも聞けば直ぐに答えを貰えると思うな。

[坊主のなんで、にも。ちゃんと言って、にも。答えてやる事は、出来ず。こんな時にこういう自分は、本当に狡いと思いつつも、"ちゃんと"なんざ言えるわけが無ェだろう。
脅しの言葉は、今度は坊主に届いたようで。見えた非難の雰囲気>>44には、満足そうに目を細めた。]

(48) ねこんこん 2015/04/13(Mon) 21時頃

【人】 伝道師 チャールズ

[ボロボロと涙を零して、それでもなんでを止めん坊主には、少々呆れはするものの。今回ばかりは自分にも非があるとそこだけは認めざるを得んモンで、撫でる手は緩めずに。
本当は、泣いてる餓鬼のお守りなんざ御免なんだが――その、なんだ。泣かせたのが自分となれば、ほっとくわけにもいかんだろう。]

 …………。

[逸らした顔は、坊主の腕で向きを変えられて>>45。仕方なしにそっちを見れば、なぜなにどうしてを矢継ぎ早に浴びせ掛けてくる坊主にうんざりとする。

まったく、普段はあんなに幼い癖して、こういう時だけもっともな事を言ってきやがる。投げつけられる言葉の一つ一つに耳が痛くなりながらも、今は塞ぐ事も出来んのが参るったら。]

(49) ねこんこん 2015/04/13(Mon) 21時頃

【人】 伝道師 チャールズ


 ……それだからお前さんは餓鬼なんだ。
 思わせぶりな言葉も、キスも、それ以上も。好きじゃあ無くても言えるし、出来る。
 嫌いな奴が死んでも、上っ面では悲しそうに涙を流すのが大人ってモンだ。

[目を合わせてくる坊主を、じっと真っ直ぐに見据えて。肩を竦めて一言一言はっきりと告げてやる。

そう、坊主の言う事はどれも、これも。好きじゃあないと出来ないようなモンじゃあない。
そんな言葉で、質問で。こっちの逃げ道を奪ったと思っているなら、俺も舐められたモンだ。

伸びてくる腕に小さく笑い、ぎゅうと抱きついてきた坊主>>-28には数度、その背を叩き。押し付けられた顔を引き剥がして、クツクツと笑いながら坊主の目を覗く。]

(50) ねこんこん 2015/04/13(Mon) 21時頃

【人】 伝道師 チャールズ


 ――勿論、好きだからする事もあるがな。
 そこで問題だ。俺は、どっちだと思う……ん?

[最後にふ、と息を吐き。屈めた背を伸ばして、くしゃりと坊主の髪をかき混ぜて。
乗せた手には、既に手袋は無い。何度もこうして髪に触れては来たけれど、その感触は今初めて知ったと思えば何だか可笑しさがこみ上げて来る。

――あぁ、そうだ。
嫌いな奴が消えても泣けるが、嫌いな奴が消えても――確かめる為に、自分も触れる事は、出来んだろうな。
さて、この坊主がそれに気付くのはいつになるか。そんな思いに口角を上げて、傍らの坊主を見下ろして。]

(51) ねこんこん 2015/04/13(Mon) 21時頃

【人】 伝道師 チャールズ


 お前さんがもう少し歳を食って、その答えが分かったら。
 そん時にはご褒美を……お前さんの欲しい言葉を、くれてやる。

[今は、まだ。言えるわけなんて無いだろう。それにそんな願いをかけられて、言うような言葉でも無いだろうと。

壁に追い詰められていく感覚に、深く、長く息を吐き。頭に手を乗せたまま暫し考えて、ぐ、と眉を寄せて諦めたように短い息を。
そうして、乗せた手は坊主の頬へ。
――頬を越えて、顎先へ。]

 ……だから今は、これで我慢しとけ。あんまりオッサンを困らせんじゃあ無ェよ。

[軽く持ち上げた顎へと顔を近付けて、掠めるように唇に触れて。直接触れた二度目のそれは、先よりも少しだけ、甘い。

そう、言えるわけが無いだろうに。認められるわけが、無いだろうに。
この歳になって、こんな餓鬼に。よりにもよって、男の餓鬼に――惚れさせられた、なんて。]

(52) ねこんこん 2015/04/13(Mon) 21時頃

【人】 伝道師 チャールズ

[ただひとつ。大切な大切なひとつの問いを、坊主に向けて投げてやる。
自らの首に縄を掛けて、その先端を坊主に渡すような、そんな感覚。どうかその縄を引いて、お前さんの手でこの首を絞めてくれとでも言うように。

しかし、その縄はまだまだ引いては貰えんらしい。癇癪を起こしたように叫ぶ坊主>>53には内心で苦笑を漏らしつつ、それでも振り払われん手には吹き出しそうになった。

だから、少しだけヒントをやろうと。答えをそのまま渡してやる気は更々無いが……ヒントくらいなら、やってもいいだろう。]

 ……やっと泣き止んだか。今日は泣きすぎだ、水分無くなるぞ。

[丸い目を更に丸くし、涙を引っ込めて頬を赤くする坊主>>54に、クツと喉を鳴らして。
金魚みたく口を動かす様は、可笑しいったらありはしない。
さっきまで、あんなに睨んでいやがったのに。餓鬼は単純だから、扱いやすい――なんてのは、ただの建前。

口を袖で拭く様>>55を、目を細めて見下ろして。ずるい、とそう宣われればただただ肩を竦めてみせるばかり。
狡いのはさてどっちだか……と。浮かんだ文句は飲み込んで、呆れたように、首を振る。]

(57) ねこんこん 2015/04/14(Tue) 05時頃

【人】 伝道師 チャールズ


 そうかそうか。俺も嫌われたモンだ。
 しかし奇遇だな、俺も餓鬼は嫌いなんだ。

[坊主の言葉に揶揄るように言い返しながら、珍しく寄せられたままの眉を見つめて。
あれやこれやと策を弄してきているようだが、そんなモンに引っかかってたまるものかと。

だけれど、坊主の最大の策には。その身を挺したあの"悪戯"には。未だ思い返せば背が震えそうになるそれには、もう。負けたと言わざるを得んかもしれんと。]


 ……はあぁ。お前さんはすぐ調子に乗りやがって。
 何度言ったら分かるんだ。

[更なる"おねだり"を仕掛けてきた坊主には、呆れたような嘆息を。一度餌をやったらすぐこれだ、と。眉間を押さえて坊主を軽く、睨む。
伸ばされた腕は触れてくるかと思いきや、その寸前でぴたりと止まり>>56。何事か、と思えば辺りを見回す坊主に、何を今更と眉が下がる。
腕を組んだり、強請ったりしてきたのはそっちだろうに。今更人目を気にして、どういうつもりなんだか。]

(58) ねこんこん 2015/04/14(Tue) 05時頃

【人】 伝道師 チャールズ


 阿呆抜かせ、帰るんだろう。
 ……どこでそんな言葉を覚えてくるんだ、マセガキめ。そんな台詞は十年早ェよ。

[しかしそれにしても、その台詞は何だ。普段の言動とはずれたそれに、頭を抱えそうになりながら――まさかこの坊主、普段はわざと幼いふりをしているのだろうかと。そんな懸念すら、頭に浮かぶ。

腕を取り、元来た道を戻ろうとする坊主の頭をコツリと小突き。引く腕を逆に引き寄せて、向かおうとする足を無理矢理に止める。
――だが、しかし。
坊主のその言葉に、少しだけ……そう、ほんの少しだけ、心を揺るがされてしまったから。]

 ………、夜になる前に、帰れ。
 じゃないとお化けに襲われるぞ。

[坊主の鎖を指で引き、結局は坊主の向かおうとした方へと進み出してしまうのだからどうしようもない。
続きをして、と。そう言われて戻るなんざ、まるで――自分もそれを、望んでいるみたいじゃあないか。]

(59) ねこんこん 2015/04/14(Tue) 05時頃

【人】 伝道師 チャールズ

[そうして、来た道を戻り。何しに出たんだと情けない気持ちになりつつも、扉を開けて坊主の背を押して教会の中に入れ。扉を閉めれば、先程のように鍵の音を小さく鳴らす。

"ふたりっきりになりたい"、と。その願いの為だと言い訳を並べて、扉に背を預け坊主の鎖を強く引けば、その身体はこの腕の中に入ってきてはくれたかね。]

 ――……ほら、どうするんだ。

[坊主の身体を抱き留めつつ、片手でまた顎を持ち上げて。暫く前に丁度この場所で問うたものと同じ問いを、今度はあの時とは逆の位置で問いかける。

あぁ、まったく。ここまで我儘を聞いてやるのは今日限りだ、と。いつに無く坊主に甘い自分に呆れの息を吐きつつも、散々泣かせた詫びも兼ねての事だから仕方がない、とそんな言い訳を浮かべながら。

今度も、坊主は"いい子"にしたろうか。もしもしなかったのなら、今度は瞼を塞いでやらずに、ちゃんと"いい子"に出来るまで待ってやろう。

――そして。]

(60) ねこんこん 2015/04/14(Tue) 05時頃

【人】 伝道師 チャールズ

[餓鬼は嫌いだ、と。そう告げてやれば、返される屁理屈>>63にほくそ笑む。
何だ、たまにはちゃあんと分かってんじゃあ無ェか、と。自分の吐いた言葉の裏に込めたものは、坊主の屁理屈と同じようなそれは……汲み取ってくれたと、そう思おうか。

帰れと言えば、案の定。駄々を捏ねる坊主に呆れはしたが、それでも理由がつくなら好都合。
餓鬼にせがまれ仕方なく、と。そういう体で教会へと踵を返したのなら、向けられた笑みには口をへの字に曲げてしまう。まったく、現金な餓鬼だこと。]

(73) ねこんこん 2015/04/14(Tue) 14時頃

【人】 伝道師 チャールズ


 ……はぁ?何言ってる、夜になる前には帰るんだ。親御さんが心配すんだろうが。
 いい子にしてちゃんと帰……、おい、聞いてんのか坊主。

[しかし、さらりと告げられたとんでもないおねだり>>64には、流石に眉を寄せて坊主を睨む。
いっしょにねてね、だと?馬鹿な事を言うんじゃあない。泊まるつもりか、この餓鬼は。
しかし向けた非難の眼差しも、うんざりとした言葉も何のその。まるで聞こえとらんとでもいう風な坊主には、ピクリと口の端が引き攣る。

――この糞餓鬼が。聞こえんフリをするとはいい度胸だ。
どうやら、突然耳が悪くなってしまったらしい坊主の耳へと口を近付け、半ば触れるようにしながら"聞こえんのか"と囁いてやれば、さて耳は良くなったか、えぇ?]

(74) ねこんこん 2015/04/14(Tue) 14時頃

【人】 伝道師 チャールズ

[教会に入り、扉を閉め。促してやれば、こういう時だけは素直にいい子にしやがる。
押し付けられた身体は、少し震えて>>65いたろうか。怖いのか、緊張しとるのか、それはわからんが――どちらにせよ、こんなオッさんとキスする時の反応じゃあ無ェだろうに。
本当に、物好きなモンだと。そう思うも、……物好きなのは、自分も同じかと自嘲して。

合わせた唇を強くしたのは、自分が背を屈めたからか坊主が背伸びをした>>-37からか、あるいはその両方か。
坊主に触れるのは、これで四度目。その中でも最も強く触れたそれに坊主の身体が逃げそうになるも、それを許すわけもなく。
――"知らんぞ"、と。俺は確かに、忠告したんだから。]

 ……っ、と。いきなり突き飛ばすとは随分じゃ無ェか。
 腰でも抜けたか、坊主。……ん?

[突き飛ばされた>>66拍子に、ぎしりと背後の扉が軋む。情けなく地面に尻餅をつく坊主を、腕を組んで見下ろしながら、予想以上の反応に思わず小さく吹き出し。
謝る声には答えず。別に突き飛ばされた所で、痛くなんざありはせん。
真っ赤になって胸を押さえる坊主をそのまま見下ろして、クツクツと笑いながら起き上がってくるのを待つとしようか。]

(75) ねこんこん 2015/04/14(Tue) 14時頃

【人】 伝道師 チャールズ

[そのうち、坊主が腕を伸ばして来たのなら>>67。手を引いてやる事はしなかったが、よく出来たと頭くらいは撫でてやろう。
胸に埋められた頭を、片手で乱雑に撫でながら、思うのはそんな事。
さて、坊主もこれで少しは懲りたかと、そう思っていたんだが。
――どうやら自分は、この坊主の事を……少々、見くびっていたらしい。]

 ……今日は何度、おねだりをすりゃ気が済むんだ。がっつきよって……はあぁ。

[まさかまた、"もういっかい"と言われるとは思っていなかったモンで。肩を落として眉をハの字に下げれば、情けない形相を坊主へと向ける。
何度調子に乗れば気が済むんだ、この餓鬼は。一度キスしてやれば、何度も何度も強請りよって、と。

それでも今日は、そう、今日だけは。いつもよりも"少しだけ"我儘を聞いてやろうと、そう決めてしまったのは自分自身だ、と。]

(76) ねこんこん 2015/04/14(Tue) 14時頃

【人】 伝道師 チャールズ


 ――……坊主。
 目を閉じて、舌を出してみろ。べぇ、ってするんだ。

[軽く身を屈め、見本のように出してみせた舌を指し。やってみろ、と促せば、坊主は言う通りにしてくれたろうか。
まぁ、恐らくするだろう。餓鬼の事だ、ちゃんとキスしてと頼んだら舌を出せと言われた理由までは……きっと、分からんだろうがな。]

 今度は、腰を抜かすなよ。
 我慢比べだ、お前さんが音を上げるまで、"ちゃんと"してやる。

[それだけ告げれば、頭に乗せた手を頬へと添えて。此方からも軽く舌先を出し、差し出された舌へと触れる。そのまま舌の裏をなぞるようにしながら、唇で食み。少しだけ顔を進めて、坊主の息を塞いだ。

坊主が驚いて舌を引くなら、揶揄るように目を細めて。
あの様子だと、"こういう事"は初めてなんだろう?と。さぁてここからどうしてやろうか、そんな思惑に重ねた唇を歪めながら、小さく、小さく、喉を鳴らした。]

(77) ねこんこん 2015/04/14(Tue) 14時頃

【人】 伝道師 チャールズ

[何とも不服そうに零された坊主の言葉>>78に、教会の天井を見上げて頭を掻く。
いくら教えたのが自分と言えど、こうも強請られるとは……素直と言うか、マセてると言うか。どちらにせよ、その一言は余計だと。
仕方無しに舌を出せと言ってみれば、素直に差し出されたそれに満足しつつ。
あぁ、しかし思ったよりもこの坊主は、それこそマセていたらしく、突き飛ばさずに耐えるようにしてみせる様>>79には、少しばかり感心したか。

触れた唇は、女よりも硬く。甘さといえば、仄かに香るラムネの香りくらいのもの。
お世辞にも気持ち良いとは言えんキスを交わしながら、薄く開けた瞳でそれに耐える坊主をこっそりと見つめて。
男とキスをするなんざ、気持ち悪くて仕方がない。ロクに応えられもせんこんな餓鬼なら尚の事だ。
その気持ちは今でも変わって無いものの、それとは裏腹に楽しむように動く舌は――この様子だと、気付かれそうにはない。]

(82) ねこんこん 2015/04/14(Tue) 21時半頃

【人】 伝道師 チャールズ


 …………、く、

[伸びた背は、徐々に下がり。それに従い離れそうになる唇を追うように、屈めた背はもう少し。
叩かれる背は痛くはあったが、あえて素知らぬフリをして――何だ、もう降参か、と。そう言いたげな視線を向ける。
そうすれば、まるで逃げるように。無理矢理に身体を離してくるモンだから、流石にそれ以上追う事はせんかったが。

あぁ、それにしても。顔を離した時の、坊主のその情けない姿>>80よ。
息も出来ん程に緊張でもしていたのかね、と。屈めた背を戻し再度扉に背を預け、伸ばした腕はまた組み直して。
だが、文句を言わんかった事は褒めてやろうか。自分がしてくれと言っておきながら文句を言われ日にゃ、その額を弾いてやったんだが。]

(83) ねこんこん 2015/04/14(Tue) 21時半頃

【人】 伝道師 チャールズ


 嫌だね、何でお前さんに言われてやめなきゃならん。嫌ならせんかったら良いだけの話だ。
 前に言ったろう、臭いが嫌なら近付くな。それが嫌なら我慢しろ。

[坊主の恨み言>>81には、目を細めてそっぽを向いて。そう、嫌ならしなきゃいいんだ。自分はそれでも一向に構わんぞ、と。
――だが、どうせ嫌とは言わんのだろう?嫌ならとっくに、ここから逃げ出しているだろうよ……そんな狡い考えは、決して言葉にする事はなく。
それでも向けた視線にはきっと滲んでしまったから、気付いたか否か、それは自分には分からんがね。

ぐりぐりと押し付けてくる頭は少し鬱陶しくは思ったから、やめろと頭を押しのける。
そうすれば向けられた拗ねたような一言には――不愉快そうな、視線を向けた。]

(84) ねこんこん 2015/04/14(Tue) 21時半頃

【人】 伝道師 チャールズ


 ……さぁな。してたらどうなんだ。
 餓鬼が、一丁前にヤキモチか?

[先までの表情とは打って変わり、つまらなさそうな表情を浮かべて。呆れと失望の篭った溜息は、隠そうともせずに。

先までそこそこにいい気分だったと言うのに、興を削がれたったらありゃあせん。何だって餓鬼はこういう時に、こんな面倒臭い事を言ってくるのか。
視線は、敢えて外さない。坊主に触れていた手を引っ込めて、じっと冷たく見下ろしてみせる。]

(85) ねこんこん 2015/04/14(Tue) 21時半頃

【人】 伝道師 チャールズ


 ――……興醒めだ。一服してくる。
 過去をとやかく言う奴は好かん。

[溜息混じりに言葉を落とし、漸く坊主から視線を外して。腰の鍵を取れば、背後にある鍵穴にそれを差込もうとしながら。

今、現在の事ならいざ知らず。過去をとやかく言われた所で、自分に一体どうしろと言うのかと。
過去がどうあれ、今は。少なくとも今この時は、自分の目にはお前さんしか映っていないというのに――楽しんでいるのは、お前さんとの触れ合いだというのに。この坊主はそれでもまだ、不満なのか。知りもせん奴と比べて、何が楽しいのだろうかと。
これだから餓鬼は面倒なんだ、と。興を削がれた事を内心で少しだけ残念に思いつつも、出した舌で唇を舐めて。
そこに仄かに残ったラムネの香りに舌を打ちそうになりながら、手にした鍵を、カチリと回した。]

(86) ねこんこん 2015/04/14(Tue) 21時半頃

【人】 伝道師 チャールズ

[音を上げた坊主の、恨みがましい視線>>89に嗤う。たまには我慢してみせろと言う坊主には、"我慢は体に悪いんだ"、と。お決まりの台詞を返してやって。
だったら自分は我慢してもいいのか、とか。自分は我慢してばかりだ、とか。そう思っているかも知れんが、そこは若いんだからオッサンを気遣え。

そうして結局離れない坊主には、満足そうに目を細める。思った通りだと思いつつも、内心何処かでそんな坊主を――あぁ、ここから先は無しにしよう。
そう思ってたのはさっきまで。今は向けた視線で分かる通り、あんまりいい気分じゃあ無いんだ。]

 …………さぁ?

[視線の変化に、坊主も気付いたんだろう。強張った身体>>90を見下ろして、向けられた問いにはただ一言そう返す。
溜息を吐く度に、震える体。それを見るのは気分が良いような――悪い、ような。

いや、恐らく気分が悪かったんだろう。それ以上見る気にもなれんかったモンで、一言断りを入れたのなら、上げられる素っ頓狂な声に小さく眉を寄せて。
それでも振り返る事はせずに、扉を開けようとしたのなら。引かれた腕>>91には、振り向かざるを得んかったが。]

(95) ねこんこん 2015/04/15(Wed) 03時半頃

【人】 伝道師 チャールズ


 邪魔だ、坊主。俺は外に行きたいんだ。

[扉との間に身体を割り込ませ、出て行かせるまいとする坊主にうんざりとした声を上げ。それじゃあ扉が開けんモンで、ぎろりと坊主を睨み付ける。
だがそれでも、そうして縋るようにしてみせる坊主の腕までを、振り払う事は出来んかったが。

ひとつひとつ、並べられる理由達。坊主の胸の内を聞きながら、浮かぶのは全く違うひとつの疑問。
――どうしてこいつは、こうも自分に好意を寄せて来るんだろう。坊主の様子からして、自分の態度を理不尽に感じているのは推し量れる。
まるで、自分を独り占めしたいとでもいうような。そんな言葉>>92まで、吐いてみせて。
みっともなくも、縋り付いてみせてまで――俺に側に居て欲しいと言うんだろうか。]

 …………、はあぁ。もういい。退け。

[小さく落とされたごめんなさいと、もうひとつ続けられたごめんなさい>>93と。それらを聞き終えれば、またひとつ息を吐いて回された腕を払い、扉の前に立つ坊主の身体を押し退ける。
きっと、坊主は抵抗しただろう。だがそれでも、扉に伸ばす腕は止めず。
――腰の鍵をひとつ、掴み。開けたばかりの鍵をまた、掛けた。]

(96) ねこんこん 2015/04/15(Wed) 03時半頃

【人】 伝道師 チャールズ


 ……阿呆か。俺とお前さんで、幾つ歳が離れてると思ってる。
 お前さんが今まで生きてきた人生の倍以上を生きてるんだ、知らん事の方が多いだろう。

[閉めた扉へとまた背を預け、坊主の方へと手を、差し出し。その手に腕が回されればそれでいい。回されなかったら催促するように一度手を振り、それでも回されんのなら――諦めて、腕を掴むだけだ。

差し出した腕で坊主の身体を引き寄せて、共に扉を軋ませて。さて、どう話したモンかと天井を見上げて考えを組み立てながら、手持ち無沙汰に坊主の頭を緩く梳く。]

 ヤキモチは別に、過度で無けりゃ構わんがな。そういうヤキモチを妬かれても、俺にはどうも出来んだろうが。

[もしも、今。目の前に美女が現れて、自分がその女とキスを交わしたとしよう。それについてこの坊主がもしもヤキモチを妬いたなら、これ程うんざりとした気分にはならんかったろう――そりゃあ、元々そういう事を言われるのは好かんモンで、ゼロとは言わんが。
しかし過去の事に対して言われても、知らん俺が居るのが嫌と言われても、それはどうしようも無いじゃあないか。]

(97) ねこんこん 2015/04/15(Wed) 03時半頃

【人】 伝道師 チャールズ

[ぐ、と。坊主の額を押して、視線をこっちに向かせて。見下ろす視線は呆れの色は篭っていようとも、先のように不愉快じみた色は薄れていただろう。]

 考えてみろ、今ここでこうしている俺は、お前さん以外には誰も知らん。
 それを知ってるのは、お前さんだけだ……それじゃあ不満か、ん?

[指の腹でぐりぐりと坊主の眉間を押して、問いを掛ければ坊主は何と答えたろうか。
我儘な餓鬼だ、それじゃあ満足出来んと答えたかも知らんが――まぁそれならそれで、もうひとつだけ餌をやろう。]

(98) ねこんこん 2015/04/15(Wed) 03時半頃

【人】 伝道師 チャールズ


 ――他と"こういう"キスをされるのが嫌なら。
 他と出来んような、お前さんだけのキスをしてみろ、……ほれ。

[口の端を歪めて、目を細めて。坊主の身体から腕を離し、軽く身を屈め顔を近付けてやりながら、"出来んのか?"、と煽るような一言も添えて。
そうすれば坊主は、さてどんなキスをしてくれるんだかな。
先のような、拙いキスか。それとも俺を真似てみようとして来るか。それを少し楽しみにしている自分を自覚すれば、苦笑も漏れるというモンだが。

幾つも用意してきた逃げ道は、もうひとつも残っちゃいない。言及されてしまえば、自分は認める他無いだろう――この坊主を、気に入っていると。
幼い頃から見てきた餓鬼と、こうして触れ合う日が来るとは思いもせんかったがね。
相手は二十も下の餓鬼、しかも男ときたモンだ。男色家になったつもりは更々無いが、それでもこの坊主との口付けは悪く無いと思えてしまったんだから救えない。]

(99) ねこんこん 2015/04/15(Wed) 03時半頃

【人】 伝道師 チャールズ

[坊主が触れてきたのなら、薄く薄く目を開けて。その様子を盗み見ながら、よく出来たご褒美をやってもいい。

まったく、この坊主もこんなオッサンに引っかかって哀れな事だ。それと同時に、自分もまたこんな餓鬼に引っかかって情けないったらありはしない。
自分の何が坊主をそうさせるのか、それは酷く気にはなるが、また今度聞いてみよう――坊主が後悔するまでは、時間があるんだ。

そうして坊主が、先に投げた問題の答えを出せたのなら。その時には約束通り、ちゃんとご褒美をくれてやろう。
それを自分が望んでいるのか、いないのか。そんなものは――もうとっくに、明白になっているのだから。]

(100) ねこんこん 2015/04/15(Wed) 04時頃

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点: 人


トップページに戻る


← ↓ ■ □

フィルタ

注目:チャールズ 解除する

生存者
(8人 0促)

チャールズ
41回 注目

種別

通常
内緒
仲間
死者
舞台
背景

一括

全示
全断
反転

ツール

クリップボード

ピックアップ

>>【】
(0.062 CPUs)
SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby
あっぱれ、うっかりアイコン by 小由流
人狼議事キャラセット by りりんら
管理 sol・laななころび