82 【薔薇村企画】 Contagio ―共鳴―
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[肺が苦しいのは体験済みなので、 なんとか物を食道へ流し込む方法を考える。 管かなにかで直接、と思ったが 拷問に近いだろうから提案はできなかった。]
死なす訳にはゆかぬ。
[サミュエルも、ドリベルも。 そしてトルドヴィンも。]
口をあけて細く流したら行けそうな気はするが。
[弟子の体で実験するのも忍びない。 あれこれと考えている間も撫でる手つきは優しい。 介護される気分になってきたが、違いはあまりなかった。]
(344) 2013/05/14(Tue) 00時半頃
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私?死ぬわけ無いだろう。 サミュエルに負けることも無い。
[>>351実際負けるつもりは無かったのだけど、 強がっているように聞こえてしまうだろうか。
>>355抱きしめられて驚いたが、 軽く呼吸を詰めるだけで逃げることもない。 ただ、弟子の様子が普段とは違いすぎるから 思わず髪をぐしゃぐしゃに撫でていた。]
(364) 2013/05/14(Tue) 01時頃
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驚かすな、肺より心臓が止まる。
[トレイルだったら洒落にならんと思いつつ、 離れるまではそのまま抱きしめられていた。]
使えるものはなんでも使え、生きろ。
[感謝などいらんと後頭部に手刀を一撃落としてから 帰るのを見送った。]
(365) 2013/05/14(Tue) 01時頃
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[サミュエルがいなくなると静かな家に戻った。 トルドヴィンが帰ってくるまで、出かけるわけにもゆかず、 用意してもらった牛乳をグラスに注いで飲みながら 一人骨の加工に集中する。 釣りくらいなら行けるかもしれない、 しかし魚より肉の方が美味い。
贅沢な悩みで頭を埋めながら、トルドヴィンの戻りを 待つまでに9個ほど針が出来上がっている。]
(368) 2013/05/14(Tue) 01時半頃
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[骨の加工に集中しすぎていた。]
……ああ。開いている。
[>>371手を動かしながら声に顔を上げると、 普段なら迎えに出るトルドヴィンが居ないので 横着して座ったまま声をかけた。]
(373) 2013/05/14(Tue) 01時半頃
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トルドヴィンは今でかけていてな。
[細工を終えた針を置くと、 >>377チアキを迎えて座るよう示した。]
佃煮、美味そうだ。 助かるよ、料理は……下手だから。
[そういえば昨日燻製にしていたような。]
……何の相談だ。
[年若い彼がここに来る理由は、 そう多くないだろうと考えて切り出した。]
(382) 2013/05/14(Tue) 02時頃
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ああ。副作用で、聴覚を失った。 見た目は普通だろう、声も問題は無い。
[>>385朝、というと鶏の卵を回収している時か。 随分やられて帰ってきたのを思い出した。]
何も聞こえていないから、話しかける前に 彼へ注意を促すひ つ……ようが、ある。
[チアキと攻芸のそれぞれを見ながら話す。 途中やはり息切れが出て、ため息を付いた。]
私は見ての通りだ、呼吸に支障がある。
(387) 2013/05/14(Tue) 02時頃
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[>>386二人が飲まなかったと聞いて、ほっとした。 元気に走り回れる人員も必要だ。]
たまには牛の相手も頼もうか。 旨い肉と乳が報酬だ。
[健康であるならと遠慮無く勧誘しつつ、 他の副作用も少なからずでているようだと締めくくる。]
錬金術師といえば。 兄の方は……発症したようだ。
[村長の家で聞いた話まで伝える。 これで薬を飲む飲まないの新たな判断になると良い。 きっとこの二人は、飲まないのだろうと思いながら**]
(388) 2013/05/14(Tue) 02時頃
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[二人が去ってから、再び部屋に一人になると、 思いの他沢山出来た釣り針にもう作業を止めて ベッドにごろりと寝転がる。 昨夜の事を思い出しながらシーツに顔を埋める。 薬を飲まないという選択肢。 今更悩んでしまっても遅い。
昼寝のつもりだが、トルドヴィンの帰宅時間によっては 本格的に寝込んでしまうかもしれない**]
(389) 2013/05/14(Tue) 02時頃
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─自宅─
大丈夫とは言い難いが、慣れようとしている。 二人にも苦労かけるだろう、手を貸して欲しい。
[甘く無い男は自分にも厳しい、ストイック過ぎて心配にもなる。 トルドヴィンは余計な事をと言うかもしれないが、 元気なものは何でも使う。]
内臓も、身体の一部、のようだ。 少し休めば、問題、ない。
[無意識に言葉を詰め込みすぎるのが良くないが、 そのうちこの身体にも慣れるだろう。 話を聞きながら呼吸を整え、 新たに得た人手に作業は何とかなるかと安堵した。 攻芸も牛なら壊したり破いたりは、無いと思いたい。 帰る二人を見送ったまた、作業に没頭することにした。]
(409) 2013/05/14(Tue) 11時半頃
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キリシマは、戻ってきた攻芸に顔を上げる。
2013/05/14(Tue) 11時半頃
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チアキに聞かせられない話か。
[どのペアも、皆相棒に内緒ごとを持つなあと 本日二件目の相談に手を止める。
私は隠し事をしても、トルドヴィンが聡すぎて無理だった。]
(411) 2013/05/14(Tue) 12時頃
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ふむ、だろうな。
[作業などしている場合では無さそうだ。
そうして潜められた言葉に、流石に驚きを隠せない。 暫く悩んでから、ゆっくりと口を開いた。]
(413) 2013/05/14(Tue) 12時頃
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予防薬が効く可能性、副作用の起きる確率。 何より病そのものにかかる確率。
具体的な数字はなにも無いぞ。 絶対など無い、その上でと思うのか。
[>>414やれやれと肩を落とした。]
(416) 2013/05/14(Tue) 13時頃
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二人で飲まないと決めたのだろう。
一人のライマーとして意志を尊重したほうが喜ぶのでは。 例え病になろうとも、お前たちは子供ではないのだから。
[ライマー不足な今、 駆り出され戦って死ぬ心配の方が強いと思うが それは口にせず。]
(419) 2013/05/14(Tue) 13時半頃
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何か勘違いしておらんか。 チアキは攻芸のものでは無いぞ。
チアキ自身のものだ。
その事、努々忘れるな。
[野放しにしたら危険な獣が、ここには居る。 そんな気分になったが、出来るのはここまでだった。]
二人で生きろ。
[去る背中に、サミュエルへとかけた言葉を繰り返した*]
(425) 2013/05/14(Tue) 14時頃
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[攻芸の話のインパクトが強過ぎて、 それ以上作業に意識が向かなかった。 己の手で、その発想はまるでなくて感心もした。 もしまだ飲んでいなかったら、一瞬考えてしまうような。]
私たちは、私たちなりに。
[これからを考えれば良い。 多少不便だが動けない程ではないのが幸いか、 トルドヴィンが一人で無茶をしなければ 穏やかに過ごせるはずである。
攻芸と話していて気づいたこともある。 呼吸法に気を使えばそれなりに会話も出来た。]
あとは、身体を慣らす事か。
[自分も、トルドヴィンも。]
(452) 2013/05/14(Tue) 19時頃
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[身体を慣らす為に何かトレーニングしてみようかと考えてから、 初日から気を張りすぎても続かないと感じた。 元より怠惰な所がある。 長くつき合うには程ほどが良いと 誰かも言っていた気がした。]
……寝よう。
[そうと決まれば二番目に愛している布団へ 直ぐにうとうととし始める**]
(458) 2013/05/14(Tue) 19時頃
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[見ていたのは、目覚めたら覚えていない夢。]
……ん。
[>>508人の気配に目を開くと見える手。 はむっと噛み付いてみた。]
(511) 2013/05/14(Tue) 21時半頃
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[はむはむしてから、徐に起き上がった。]
問題ない。
[それは表情だけでも解るだろう。 ただのうたた寝だなんて、叱られるかもしれない。]
(513) 2013/05/14(Tue) 21時半頃
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トルドヴィンの手は私が遊ぶ場所だろう。
[>>516弟子が聞いたらひっくり返りそうなことを言いつつ 聞かれていたら氷が突き刺さって死ぬかもしれない。
疲れたから寝ていただけだ、と言おうとして しかし書くのも面倒でゆるく首を振った。]
おかえり。
(518) 2013/05/14(Tue) 22時頃
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[>>520ケヴィンも右腕に副作用。 ライマーのほうが、ライマーであることを許されないような 症状ばかりでているような気がする。 そのことを追求しても仕方ないので頷くだけにする。 ホレーショーが無事ならまだ良かった。]
本当は聞こえているんじゃないだろうな。
[>>522そうだったらどれだけ良いだろう、 しかし肉を抜かれるのは困る。くそう。 敏すぎるのも困り物だ。]
トルドヴィン、ボードは?
[何やら驚いた顔をしている彼に、 両手で四角を描いて、持たせた板を要求する。]
(525) 2013/05/14(Tue) 22時頃
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[>>528「ケヴィン」から「応援」の「絵」 だと思ってボードを見たのに、そこにあるのは 不可解な顔のようななにか。]
………………。
[ケヴィンがこれを描いたのか? ああ?
ああ、右腕が使えないんだったよな。そうだな。 何とか納得したことにした。]
(532) 2013/05/14(Tue) 22時半頃
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[は、と思いだして呼吸を整える。]
「サミュエルが来た、喉の調子は悪そうだ」 「物が飲み込めない、食事が出来ない」 「ドリベルにはこのことを隠している、言うなよ」
「チアキから鹿の佃煮を貰った」 「チアキと攻芸は薬を飲んでいないので副作用は無い」 「攻芸が若干不安定な様子が見られる」
「釣り針9つ作った」
[今日あったことを箇条書きに並べた。]
(542) 2013/05/14(Tue) 22時半頃
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[咳き込むのが落ち着いてから、弟子の事を想う。
>>547トルドヴィンが容赦無いから あまり事は大きくしたくないのだが。 弟子がこのまま餓死するよりは強制的に流し込んででも 食事をとれたほうがまだましだろう。 明日の彼の様子次第では竹筒よりはもう少し 細い筒からチャレンジだよなとは思った。]
「村を歩いてみて、どうだった?」
(549) 2013/05/14(Tue) 23時頃
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「二人で話し合えとは言ったが、どうだろうな」
「釣りには、私も行きたい」
「疲れたが、トルが居れば聞けない話もあった」
[>>551彼が無事帰ってくれば、それでよかった。]
(561) 2013/05/14(Tue) 23時頃
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「トルは気配を読むのが上手いからな」
[>>559お陰で仕方ない悪戯も直ぐバレる。]
「私も慣れれば日常には支障無いだろう、 少ない酸素でやりくりする術を身につけたい」
[例えば黙ったまま手を伸ばす、服を軽く引っ張る。]
(563) 2013/05/14(Tue) 23時頃
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「あの二人はじっとしていられないだろう」
[>>569どこまで病の手は伸びるのかわからない、 物理的に逃げて、罹らないのなら おそらくあの錬金術師は村に来なかった筈だ。]
「寒かったら、裁縫だな」
[トルドヴィンが居るならどこでも良かった。]
「名前が長いんだよ トル ドヴィン」
[>>570口で呼ぶ方がよほど楽だ、 一々文字で書くとなると手間がかかる。 それでも彼が望むならば仕方ない。]
(573) 2013/05/14(Tue) 23時半頃
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[文字で会話をしていて気がつく、 トルドヴィンのためにしていることだが、 自分もこの方が随分楽である。]
「構え」
[文字だけでは伝えられないものもある。 >>572重なる手に、指を絡めて温かいことに感謝した。]
(574) 2013/05/14(Tue) 23時半頃
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「トルドヴィンが居れば寒くない」
[一人でぼーっとしている訳でも無い、 日中なら日も温かいだろうし家に居るよりはと思う。]
[家で肉の加工が出来たら一番楽だが、 家中生臭くなるのは歓迎できない。 鶏小屋の掃除か、いっそ羊毛を紡いでも良さそうだ。]
「羊の毛刈りでも良さそうだ」
[働くのはトルドヴィンになるけれど。]
(584) 2013/05/14(Tue) 23時半頃
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[>>583辛辣な言葉がいつも通りで嬉しかった。]
何歳になっても子供だ。
[嫌なら、とは文字にしなかった。 繋いだ手がそのままだから、解く事はしない。]
(588) 2013/05/15(Wed) 00時頃
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