262 【R18】軽率に花見…何でここに薔薇が!?
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[酒をどれくらい呑んで迎えた朝だろうか。
薄暗いカーテンから零れる朝日とは違い はっきりと瞼の上をなぞる日光が 眠っていた意識を浮上させる。]
…ん、
[まどろむ景色>>4 ゆっくりと降りてくる花弁がまた綺麗だと思った。 隣の彼からは、どう見えただろう。 そんなこと考えて居る暇なんて、ないかもしれない。]
(13) 2019/03/30(Sat) 00時頃
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[ゆっくり体を起こしながら 自分が裸であることを視界で認識。 そして傍らの先輩もまた上半身が裸であるよう 双眸の端で映っていて 頬を染めればいいのか顔を青ざめればいいのか。]
なんだか、肌寒い朝ですね… おはようございます
[彼のこと、あるいは彼のご家庭のことは 飲みの席で娘さんの待ち受けを見たことがあり 知っているつもり。 相手が真面目な娘思いの彼で無ければ 日本ではこういう交流もアリな奔放な国なのかと ポジティブに捉えることも叶ったのだが。]
(15) 2019/03/30(Sat) 00時頃
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えーと…… 亨重さん、綺麗な体、されていますね。 慎ましい桜と合わさって、素敵だと思います。
[自分が何を言っているか 自分でもよくわからない。
引っ掻いたばかりの頬を気遣って 付いた土を、指で擦って落とそうと向き直り。]
この状況を、なんて表現したらいいか わかりません。
[冷静な判断をする助けを求めて。*]
(16) 2019/03/30(Sat) 00時頃
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[今の状況が誰かに見つかれば、なんて>>17 それを心配する素振りも頭にはない。 ただただ「このようなこと」が 他でもない光元係長と起こした自分に驚き そして許容した相手も信じられなかった。
酒と夜桜の影響力は大きい。 普通の感覚を、忘れさせてくれるらしい。]
(32) 2019/03/30(Sat) 01時半頃
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[此方が憂うのは、相手に嫌われたくない想いのみ。
だから、ジャンパーをかけてくれる気遣いに>>22 心が素直に救われる。 よく知らない誰かに避けられるより 目の前の相手に逃げられる方が、きっと心が辛い。
大切なジャンパーが風で吹き飛ばされないよう 軽く服に添えて暖を取りつつ 空いて居る手は、彼の頬へと伸ばしていく。>>23]
亨重さん…
[土に触れ、頬の弾力を感じ 勝手に唇から艶っぽい声が漏れるのだから、 これはきっと、俺が強く彼を欲しがったのだろう。 そう自己解決しそうになった、直後。]
(33) 2019/03/30(Sat) 01時半頃
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あれ? 俺が、抱かれた方ですか。
[彼の視線を追いかけ 自分の身体のキスマークを見つけていく。 俺が抱いてしまったのだろう、どう責任を取ろうか。 考えようと思ったのに、杞憂だったのだろうか。]
…… 桜みたいで、ちょっと好きです。これ。
[これが俗にいうキスマーク。 感慨深く、頬から離れた指でなぞってみた。 言われた通りに服を纏いつつ、>>26 股間の付近に広がる痕や白濁は ハンドタオルで拭いていく。]
(34) 2019/03/30(Sat) 01時半頃
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[着替えにもたつく間。]
あの…先程、謝ってくださいましたが。 どうか、気にしないで。 俺は、不快に思ってないです。
[俺の方こそごめんなさいと頭を下げる。]
ただ、俺は寂しがり屋、なので。
(35) 2019/03/30(Sat) 01時半頃
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自然消滅、……ちょっと苦しいです。 いつも。
[責任とってほしいと言いたい欲望はなく もうちょっと時間を共有して そばにいられたらそれ以外、求めたがらない。
自分のジャンパーの中からお猿を見つけて おはようといいつつぐるぐる巻きにしてやれば 肩にかけていた彼のジャンパーを返したがった後 うしろをついて行く。*]
(36) 2019/03/30(Sat) 01時半頃
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[ヌーディズム先進国とはいえど 8年近く住んだ日本の文化に馴染んだ自分には 今の状況は、開放的な朝とまでは割り切れず。
澄んだ朝日も、桜も、服を脱いだ彼の体躯も>>44 大変好ましくて、尚のこと目のやり場に困る。
彼の返事に、寧ろ自分は>>45 少女と呼ぶにも幼い子供より、 自分より年上の甘く熟していく身体の方がタイプだと 伝えたかったが、伝える場合では無い状況。
服を着ることを促され 後始末とやらを実行してみる選択。 ティッシュで体を拭ってもらえ汚れが落ちていく。 その汚れは昨夜、自分が溢したものだと 察してしまい、お礼をいう余裕が失せてしまい 黙って見守ることしかできなかった。]
(75) 2019/03/30(Sat) 17時頃
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[昨夜は"行為"を、してしまったんだ。
抱かれたのが自分だと わかってしまえば残念に思いつつ 罪悪感が、自分の中で随分と薄らいでしまう様。
もしも今、着替えを終えた彼が 自分を置いて去っていってしまったら。 その場で泣いても不思議ではない。 それなのに優しくしてもらえる故 ちょっと、昨夜の過ちさえ>>46 肯定的に捉えてしまいたがっている思考回路。]
……、
[随分と不安定な情緒だ。 30過ぎた自分が こんなあやふやな気持ちになる日が来るなんて。]
(76) 2019/03/30(Sat) 17時頃
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[寒さを庇い、ぐるぐる巻きのぬいぐるみを脇に 返事を真正面から受け止める。>>49 無防備な心のまま言葉を聞いて 幾度も頭を縦に振ったのは 思えば昨夜と似た行動。>>52]
家……
[伸ばしてくれた手をじっと見つめ。]
行きます。 連れてってください。
[職場では見られない彼に会いたがって 男であるくせに手を繋いで距離を縮める。 なーくんも、昨夜職場から連れ出された時 今の自分の様な高揚感を得られたのだろうか。 だとしたら昨日のなーくんは きっと、ときめきに心弾ませ、幸せだった筈。]
(77) 2019/03/30(Sat) 17時頃
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一緒にいられて、嬉しいです。 うれしい。
[歩を進めつつ、言葉を噛みしめて 今の気持ちを忘れないように形にして見る。 一時期、難しいと怪訝したこの国の言語も 喜色を形取る手段に使えるなんて 感激ばかりが胸を占め。>>56]
ぁ…… 俺、汗臭いかもしれません。
[癖毛に掠めた唇に声が裏返り 最近遠ざかっていた気配がこんなにも近い現実に 酔いしれそうになる自分を、目を伏せて隠す。]
(78) 2019/03/30(Sat) 17時頃
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[顔が離れた瞬間 顔の熱を覚まそうと頭を振り すると、桜の花弁が、一枚、二枚と落ちていく。 勧められた車の助手席 座ってみて、すん、と堪能してみた香り。 8年という月日を重ね わりと堪能しているこの国 しかし渇望したこのような時間に出逢えるなんて 夢にさえ思ってなかったのだ。]
ぉ、 おんがく、聴きたいです…。
[服越しのぬいぐるみを落ち着きなく撫でつつ 車で曲を流す習慣のない彼だった場合 自分の煩い心音を誤魔化す方法なく 静かに受け止めるしかない。*]
(79) 2019/03/30(Sat) 17時頃
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[後始末に使ったタオルやティッシュは ビニール袋に入れた後 更に鞄の中に仕舞い込むことになった。
公園で証拠をなるべく隠す行いをする癖 情事の余韻に浸るみたいに 彼に触れて、寂しがる心に触れてもらえて。 それでもまだ満ち足りない欲求。 自分はこの国で、 謙虚な姿勢を身に付けられなかったらしい。]
(100) 2019/03/30(Sat) 19時半頃
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[手を繋いでも嫌がられない 異性愛者と把握して居る故>>92 彼は情を向けやすい良心の持ち主かと判断。>>93]
職場以外で、……俺と?
[どういう意味だろう、期待してしまって 続きを渇望する鼓膜は、思惑とは別の 誘惑に堕ちる甘言を真正面で受け止めた。]
(101) 2019/03/30(Sat) 19時半頃
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[変なことを言っているのは此方だが 謝らせてしまった。>>95
匂いを知られた事実や それでも甘いと表現してもらえた心遣いのおかげ 一旦手が離れても、落ち込む素振りなく。 口の動きだけで招き入れてもらい 助手席で>>96]
どんな匂いだったとしても 俺にとっては、いい匂いです。
[実際、好ましい密やかな香り 肩にかけて貰えた服の匂いも 勿論先程、こっそり嗅いでいた。]
(102) 2019/03/30(Sat) 19時半頃
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[さて、音楽。 いや、ラジオでも構わない。 指を動かし音を探す彼の動きを目で追い。 どうやらDVDプレイヤーの方が、小さく光り 起動中であることを報せてくれて。]
ンッ、
[瞬間、喉を鳴らす。 ぬいぐるみを撫でていた手が動揺で跳ねる。]
(103) 2019/03/30(Sat) 19時半頃
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あ、……ぁ……
[裸の女性、深い交わり。 顔を真っ赤にして、つい魅入ってしまう。 否、彼女ではなく、思い出に憑りつかれる。
フラッシュバックだろうか。 冷たい外気に触れたまま熱い体温を求めた時間。 自分の、品を忘れた嬌声。 なにより触れてくれた彼の手の感触が 蘇る形で、体中を走った。]
激しい、音楽。 だと思います。
[下半身の熱に戸惑い、俯きながら 何て言えばいいかわからず 音の感想だけが声になった。]
(104) 2019/03/30(Sat) 19時半頃
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[とりあえず彼の所有物ではない情報は 羞恥と焦燥に負けそうな頭で把握できた。>>98 明るい顔した罪なきぬいぐるみを 骨盤近くまで近づけ。
ポップな音色が折角響いても それに耳を傾けられる心境ではない。>>99
いったん冷静になろうと、軽く目を閉じつつ。]
俺は、一度しか 誰かに恋したことがないのですが。 その人は俺にとって同性にあたる人です。
(105) 2019/03/30(Sat) 19時半頃
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優しくて、努力家で、なにより仕事熱心。
大変な状況でも、自分で道を切り開ける 立派な人なんですよ。
[ね、なーくん。 そう声をかけつつ、熱を払いたがり 深い息を吐いてみる。
しかしやはり、好きな人の助手席に座って 知性的に自分の状況を客観できる程 そこまで経験もなければ、大人にもなりきれず。*]
(106) 2019/03/30(Sat) 19時半頃
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[以前より、日本語を使えるようになった。 それも、元々、コミュニケーションを仕事としてた 彼直々の教育で、正しい敬語や尊敬語も学んだ。 それなのに言葉に詰まる。 意中の相手を喜ばせる甘言について 知識が頼りない。 技量も経験も 彼に勝てそうにない。]
(134) 2019/03/31(Sun) 00時頃
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[もはや自分の好意が、相手に伝わっている気配。 されど、それでも車に招いてもらえたので 車内の匂いを嗅ぐ好奇さえ隠さず、腰かけていた。
欲しがった音楽は、心落ち着かせてくれる旋律。 まさか心臓と昨夜の記憶を叩き起こすような 刺激的な淫音を聴く事態になると想定できず。
火照りをぶり返し、画面を見詰めてしまう。 二人っきりの空間で、彼に片思いが透けた状況 それで興奮を抑制なんて無理な話だ。 過敏なほど意識している故に声を拾い>>116]
俺も、あんな風に。 光元係長の、おかげで。
[だめだ。頭の中で情事を反芻してしまっている。 俯いたまま、自慰を我慢し悶えている際中。 今、淫らに喘げている彼女が羨ましくすら。]
(135) 2019/03/31(Sun) 00時頃
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[そんな自分を笑うかの様に>>117 きっとぐるぐる巻きのお猿は 今日も笑みを広げて居るだろう。
一度だけ?と確認され 好きになった人は一人だが その一人に心臓を射貫かれた回数は 星の数あったな。 過ったけれど、同意を示して頷きを重ねた。
自分のことでありながら、これは ほぼ愛の告白と同義なのではないか。 片思いがばれた状況で 同性愛者をカミングアウト。
緊張が表情に浮かびあがり。]
(136) 2019/03/31(Sun) 00時頃
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名前……
[いつからご存知だったのか。>>120 体中に感激が走っていき。
されど、距離が随分と近い。 耳朶が熱い。 昨夜みたいにもっと、呼んでほしくなる。 歯の感触が当てられ、 キスマークをつけてもらえた時の 恋しい痛みを思い出す始末で、零れる吐息。]
(137) 2019/03/31(Sun) 00時頃
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[そして、彼から渡墺の話題を出してもらい。]
それは、ご家庭が変わったのですから 仕方がない話です。 俺がずっと、勝手に、行きたがっていただけ。
[自然消滅を願われているとばかり、意外だった。 寂しかっただけだ、気にしないでください。 告げようとして、耳元に流れていく彼の意思。]
(138) 2019/03/31(Sun) 00時頃
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……っ
[触れたくなかったであろう話題に 向き直ってくれて 寂寥を癒してもらえて。
人様の車内で、体を歩照らす自分と同じく>>122 手の感触で知る彼の熱源の主張。 躊躇っていた唇が、小さく開かれて。]
(139) 2019/03/31(Sun) 00時頃
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[刹那、ハッとする。]
なーくんは、ちょっと休憩していただいて…
[足元のカバンの中へ、お顔だけ覗かせて 閉まった後に向き直る。]
これで手を繋げますね。 亨重さんの手、好きです。
[手首を柔く掴んで、甲へ微かに 唇を掠めて、手をとってみせた。*]
(140) 2019/03/31(Sun) 00時半頃
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