260 【R18ペア村】“Bloody Curse”
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この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
|
嗚呼、聞こえ る。やつの足音が聞こえる……。
(0) 2019/03/07(Thu) 23時頃
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その痣はある日突然現れました。
手首に。足裏に。背中に。首に。胸元に。
形状や大きさは様々ですが、ひとつだけ共通項があるといいます。
それは血より濃い赤色をしていること。
“Bloody Curse”と呼ばれるその呪いが自分に降りかかったとしたら。
あるいは見て見ぬふりができない誰かがその呪いに冒されたとしたら。
あなたはどうしますか―――?
(#0) 2019/03/07(Thu) 23時頃
迷信だと誰かが言う。
ただの伝承だと誰かが言う。
感染症の一種だと誰かが言う。
其れは病で、其れは呪いで、
其れは死神の手招き。
(#1) 2019/03/07(Thu) 23時頃
古代遺跡のほど近く、都への中間地として栄える街、マーチ。
あなたが都を目指すなら、立ち寄ることもあるだろう。
石畳の道の先には待ち合わせにうってつけの広場があり、
煉瓦造りの家や、店舗が立ち並ぶ。
広場の側には冒険者向けの宿屋、【猫の額亭】が
堂々と構えている。酒場も兼ねているため、
いつもそこそこ賑わっているようだ。
少し歩けば珍しくはなくとも
色々な施設が見つけられるだろう。
(#2) 2019/03/07(Thu) 23時頃
平和を享受するこの街の中で。
不穏な噂が一人歩きを始めた。
"半年前から都で流行しているらしい"
"なんでも最初は痣が現れて"
"その痣は、血のように赤く"
"最悪の場合、死に至る可能性も"
"その病の、その呪いの名は"
(#3) 2019/03/07(Thu) 23時頃
"Bloody Curse"
(#4) 2019/03/07(Thu) 23時頃
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…そっちじゃないよ、こっちだよ。 ここ、秘密基地なんだ。雨もへいきだし暖かいよ。
[ 意味はないのに、受け取ったタオルで わざとらしく、顔を拭うふりをした。 ]
(@0) 2019/03/07(Thu) 23時半頃
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秘密基地じゃなくって 宿屋さんじゃない。
でもお部屋空いてて、よかったね。
うう、うう、すまないねぇ 私のせいで苦労をかけ、………
って逆やないかーい!
[ 君はきっと呆れていても、 笑ってくれたんだろうな。 ]
(1) 2019/03/07(Thu) 23時半頃
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ふふ、ふふっ 上手、上手。 ふっ、 けほっ、……のどが、乾いたな ごめんね、ホリー、頼むよ
(@1) 2019/03/07(Thu) 23時半頃
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のどが乾いた? オスカーは最近お水ばっかり 飲んでるね。
わかった、貰ってくるね――!!
(2) 2019/03/07(Thu) 23時半頃
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( その理由を――。 君も、僕も知っている。
土砂降りの中を走ってきたのに )
(@2) 2019/03/07(Thu) 23時半頃
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( その理由を――。
わたしも、オスカーも知っている。
雨に濡れてきたわたしたちだったのに )
(3) 2019/03/07(Thu) 23時半頃
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オスカーの手は、濡れてなかったもの。
[ 手をつないで、ここまで走ってきた。 片割れの手はいつの間にか、からからに乾いている。
だけど、わたしも、オスカーも。 それに気づかないふりをして
宿屋の主人からタオルを受け取った。 ]
なみなみ、いっぱいいれてください! ありがとうございます! [ 零れそうな程に水の入った水差しを 零さないように部屋まで運び入れる。 ]
(4) 2019/03/07(Thu) 23時半頃
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………かぴかぴだ。
[ 手をつないで、ここまで走ってきた。 片割れの手は、雨と汗とでしっとりと濡れている。
だけど、君も、僕も。 それに気づかないふりをして
朗らかな男からタオルを受け取った。 ]
(@3) 2019/03/07(Thu) 23時半頃
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貰ってきたよ〜
[ ありがとうって言ったオスカーのカップに 注がれた水は、街中走り回ってくたくたになった人が浴びるみたいに、 どんどん無くなっていく。 ]
――……おかわり、いる?
[ 悲しそうに、うなずいた君のカップに、 私はもう一度、水を注ぎ入れた。* ]
(5) 2019/03/07(Thu) 23時半頃
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[ やがて君が戻ってくると、 僕のカップに水を注いでくれる ]
ありがとう
[ 今この瞬間、開いた口から大量の水分が流れ込んでくるのに。飲んでも、飲んでも、乾きが癒える感じはしない。 ]
――……うん
[ 君の問いかけに頷いた時、 空っぽの涙が流れた気がした。* ]
(@4) 2019/03/07(Thu) 23時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2019/03/07(Thu) 23時半頃
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― 猫の額亭 ―
いらっしゃいませ! ようこそ【猫の額亭】へ!!
[裾の長いワンピースを翻して 宿屋の看板娘は新しい訪問者を歓迎した。
この宿の娘は一人だけだから看板娘に間違いない。 なお、反論は認めないのであしからず。]
こんな早くからお酒ぇ? 奥さんにどやされてもしらないから。
――やだぁ、嬉しいこと言ってくれちゃって。 あとでおつまみサービスしちゃう。
[常連から祝いの言葉を傾けられれば 嬉しそうに笑いながら大振りの杯をテーブルへと置いた。]
(6) 2019/03/08(Fri) 01時半頃
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[実家で声を張り上げるのもあと少しのこと。 こうして忙しく立ち回る残り時間を噛み締めるのと 新しい生活への期待に忙しくて、]
ぶらっでぃ……? なんだか物騒な名前だね、それ。
[耳にした病とも呪いともつかない噂には 人並みの浅い関心を示すだけだった。>>#3
だって今はそれより大事なことが山のようにある。 たとえば新居のことだとか、婚礼衣装のこととかね。**]
(7) 2019/03/08(Fri) 01時半頃
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姉妹 ロイエは、メモを貼った。
2019/03/08(Fri) 01時半頃
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[ やみを 見下ろすなんて! ]
(8) 2019/03/08(Fri) 10時半頃
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[ 何よりも、 この瞬間が嫌いだった。 箱の向こうの"だれか"のように、何時か───
くらいやみのむこうに しまわれてしまうんじゃ、と 押し込められた"だれか"のきもちなんて 知らないまま 唯、 己の恐怖のみが先行して、 ]
[ 故人の顔なんて 見ようともせず、 ]
(9) 2019/03/08(Fri) 10時半頃
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──── 都:或一部屋 ────
[ 真黒の衣装を脱いだ。 "葬祭"の為の、"きまりごと" ……窮屈だ、 気に食わない、 お洒落じゃない! 着用頻度は、人並み以上であるけれど、 どうにも身に馴染まない。
…抑 葬式ってものが似合っちゃいなかった。 ]
(10) 2019/03/08(Fri) 10時半頃
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[ 彼の"故人"が 何故棺桶に納められたのか ……そんなことは俺の知ったこっちゃない。
顔も知らない、 どこかの誰か。 儀礼的に参加しなければいけない其れに、 何時だってこんな調子で ──────
…… 死を 避けているんじゃあなく、
唯、 くらいはこが 恐ろしいんだ。 そんな未来が 身近だなんて ─── "そんなこと"。 ]
(11) 2019/03/08(Fri) 10時半頃
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[ 鏡に姿を映し、頭の先から足の先、 "喪"の気配を何処にも残していないと確かめたなら、 ( そう、 "お洒落かどうか!" ) ( ─── 俺にとっちゃあ何よりも大事だ。 ) 久しぶりに役目を持った、 大きめの鞄を下げ、 "長期休暇"への期待を隠しもせず、 帰ってきたときとは大違いの上機嫌な足取りで、 革靴の底を鳴らす。]
(12) 2019/03/08(Fri) 10時半頃
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[ 久々の里帰り、 ───そう、
"あいつ"に 会いに行く日だ! ]
(13) 2019/03/08(Fri) 10時半頃
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[ ─── 都から出るには、 靴や服が適しちゃいなかったことに、
うかれた男が気づくのは、もう少し後のおはなし。**]
(14) 2019/03/08(Fri) 10時半頃
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公安部 カガは、メモを貼った。
2019/03/08(Fri) 10時半頃
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―― 校門近く ――
[ ジリジリ、チリリ。 ]
[ 焼けるような、焦げるような。 紙屑が燃えるような音は、
僕の体のどこから聞こえてくるのだろう。 ]
(15) 2019/03/08(Fri) 11時頃
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へぇそうなの
[ この日もいつもと変わらない。 学校へ赴き、眠たくなる講義を聞いて 同級生と他愛のない話をし、 連れ立って帰路へと至る。 ]
あまり興味ないけど
[ 同級生曰く、下級生から告白されたらしい。 こうして広められてしまうのだから、 下級生には全くお気の毒この上なく。 ]
(16) 2019/03/08(Fri) 11時頃
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いいんじゃない 可愛いって君が思うなら
[ 相談をされた自分に、あまり友人が多くないことは下級生には幸いだったのかも知れない。 ]
悪い、店の手伝いが……
[ このままどこかに遊びに行かないかと誘いをかける友人に首を降り、辞退する。 そういえばと思い出したように話題に出された、 その事柄に。 ]
(17) 2019/03/08(Fri) 11時頃
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[ 僕は密かに、眉を顰めた。 ]
(18) 2019/03/08(Fri) 11時頃
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ああ、うん、そう。 おめでたいよね
[ どこか遠い世界の空から、 その事柄を眺めるみたいに、 淡く薄い声で、" "の二文字を口にした。* ]
(19) 2019/03/08(Fri) 11時頃
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―雑貨屋 クロイス―
やあやあいらっしゃい!そこのお兄さん、旅の人かな? それなら保存食とかいかが?保存食は野宿のお友達、 大切な命綱だよ!
[こちら、雑貨屋クロイス。 実際には日用雑貨と同じくらい、冒険者相手の品物も多い店。
そして元気良く対応しているこの青年は、店の倅で 名をピスティオと言う。 今日も今日とて売り上げの為に励んでいる。]
(20) 2019/03/08(Fri) 13時頃
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え?どんなのかって? ウチで扱ってるのはあれだよ、乾燥果物とか燻製とか。 野宿の際にはお湯で戻したりして調理する事も出来ちゃうし、 そのままでも美味しく頂けちゃう代物よ。
またマーチを出る時にでも見に来てよ、 今日はもうちょっと乾燥野菜も出せそうだし! 1週間分セットなら、少ーしだけお安く出来る……かも?
[セールスポイントは元気良く、値引きの話は少し小声に。 勝手に下げたとバレたら、親から大目玉だから。]
(21) 2019/03/08(Fri) 13時頃
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[手を振って客を見送って、さあ次のお客様だと 振り返る。 次の相手は近所の馴染みのおば様か。]
あれあれ、いらっしゃい! 前に買ってくれた皮のポーチの修理かな? それともランタン新調?こないだ新しいの仕入れたけど。
[何気ない会話の合間にも買い物を勧めつつ相槌を 打っていたが、途中でそれが斜めに傾いて行き]
おばちゃん……やだなにそれ怖い。 ホントなの?それ。
[ただの噂なら良いのだけれどねえ、と締め括られた話に ピスティオの首は傾げられたまま。 聞いた話が杞憂で済むようなものだと信じたいが……。**]
(22) 2019/03/08(Fri) 13時頃
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―マスミ 魔法道具店 ―
ごめんね、おばあちゃん。 もうちょっと、待っててね。
[昨日のうちに作っておけばよかったなと、心の中で呟き。 カウンターの向こうに座る、馴染みのおばあちゃんへ謝罪を 口にして。 材料からそれぞれ煮だした液体を、順に小瓶へと注ぐ。
いつもなら、前もって用意してるんだけど。 昨夜、鑑定学のための図録書を読み耽ってたせいで、 この有様だ。 今まで父さんが準備してたから、用意し忘れてたなんて言い訳にもならない。]
[ところが急いだって、お婆ちゃんがいつも愛用 してくれている腰痛の痛み止めは。 どうしたって、エキスを抽出するのに時間がかかる。]
(23) 2019/03/08(Fri) 15時頃
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ところで、腰の具合はどう?
[もっとも、お孫さんと同じ歳くらいの俺と話をするのも 楽しみなようで。 接客カウンターごしに、とりとめもない話に花を咲かせた。]
それならよかった。 うん――そうだね、怖いね。 父さんもそれで、都に呼ばれたきりだよ。
[快調だと言う腰の具合から、お孫さんと出かけた時の話になり。 そして最近、この街でもちらほらと囁かれる噂話へと 話題は移った。
病とも呪いとも断定し難い>>#3 でも血のように赤い痣が刻まれるという、それは。 確かに呪いの名が、つけられている。>>#4
俺は自分の父親がわざわざ都に呼びつけられるとは思わなくて。 寧ろ、そっちの方に驚いたけど。]
(24) 2019/03/08(Fri) 17時頃
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あの昼行燈みたいな父さんが、お役に立つのかなって。 正直そっちの方が心配……よし出来た! お待たせしてごめんね。お孫さんにもよろしく。
[たははと苦笑いを浮かべつつ、仕上げに砂ヘビの骨粉を加えて 出来上がった軟膏の小瓶をおばあちゃんに差し出し、 お代を受け取って。馴染みのおばあちゃんを見送れば。
――客のいなくなった店は、しんと静まり返る。]
(25) 2019/03/08(Fri) 17時半頃
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ただの噂話で済めばいいな。
[ぐるりと店内を見回せば、陳列棚に並べられた色とりどりの薬液の瓶。探索に必要な点火器具や浄化の魔法がかかった水筒。 結界用具や古代遺跡の見取り図。 壁にかけられた剣や槍、杖。遺跡で見つかった鉱石の類が、 じっと見つめってくるようだ。
一般的な道具もあるけれど、多くはどれも冒険者向け。 およそ一般的な人が必要とする品物じゃない。 利用するのは主に冒険者と呼ばれる、命懸けの日々を過ごす人々で。 おばあちゃんのようなお客様の方が、珍しい。]
確かに、古代遺跡なんて抱えてる街だけど。 ここまで非日常が侵食してくるなんて、そんなこと…。
[どうかこのまま、いつまでも平穏でありますようにと 心の中で祈りを捧げる。 笑顔が失われませんように、この街も人達も。 外から来る人々も。 そして、あいつも――**]
(26) 2019/03/08(Fri) 18時頃
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―― 大通り→雑貨屋 クロイス ――
……重たい
[ この街で生まれ育った。 学生たちは皆ほどんどが顔見知りであるし、 帰路の途中にある店舗の店主も知った顔ばかりである。
大人、それも老人に入りかけの人たちなどは、 既に健康体となった己よりも、 幼少時、床に臥せってばかりいた己の印象のほうが、 未だ鮮明らしく。 ]
――やぁ 少し引き取らない?
[ 碌々食べてないように思われるらしい。 ほっとけ、もやしで何が悪い、――なんて。 親切心と老婆心が理解できない年頃でもないから 言えやしないのでこの有様だ。 ]
(27) 2019/03/08(Fri) 20時頃
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パン屋のおばさんに、持たされたんだ 杏のスコーン。
[ 片手で抱えるには少し重たい紙袋を抱えて雑貨屋の戸を開く。有力な引き取り手候補は、客人と会話中だったようだから>>22落ち着くのを待って、話しかけただろう。* ]
(28) 2019/03/08(Fri) 20時頃
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[ 馬車に揺られて、 幾日。 ……そろそろ乗り物酔いとも仲良くなって来た頃だ。
もう二度と親しくなりたくないものだったけれど、 "かえり道"っていうのが有るのである。
人生は儘ならない。 ]
(29) 2019/03/08(Fri) 21時頃
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[ 都を出た頃よりは幾分か泥を被った様子の 革靴が"故郷"の 地を踏む。
───久し振りの 土 の 香り。 さて、何時振りだったか。 "学校"を卒業して直ぐに"田舎"を飛び出した男は "懐かしい"……と言うよりは、"変わらないな"と、
そう、 ─── 僅か 優越感を持って、
口の端を ひん曲げて嗤う。 ]
(30) 2019/03/08(Fri) 21時頃
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[ 賑を見せる大通りを 店前を眺めつつも、 真っ直ぐに抜ける。
商品は、冒険者向けが多い。 ( "俺みたいなもの"には 不要なものだ、 )
縫製の整った "大量生産品"のパンツの裾に 土埃を纏わせながら。 ……革靴を磨くブラシを 持ってくるんだった。 ]
(31) 2019/03/08(Fri) 21時頃
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[ さて、カルロという青年は、暫く都会に居たとは言え 結局はこの街に生まれ育った男である。
学生時代を知る者であれば、 彼が"あの男"である、と 直ぐに分かったって可笑しくない。 ──── 何たってこの男、"変わっちゃいない"のだ! ]
(32) 2019/03/08(Fri) 21時頃
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( "都会的"というのを すこぅしばかり履き違えている、
高慢ちきな"糞餓鬼"! )
(33) 2019/03/08(Fri) 21時頃
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──── 『 猫の額亭 』 ─── [ 待合せ場所は、大体此処だった。 …広場は土臭いし、靴が汚れるから。 そう言った此方の我儘の為に、 慣習となっている。 ]
──── 彼奴未だ来てない?
[ "あいつ"と まるで"知ってるだろ?"と言わんばかりの 面倒くさい呼び掛けを 歓迎の言葉>>6に切り返し、
返答がどうであっても、カウンターの席に陣取る。 ……重たい鞄をひとつの席にがつん、 と 置いて 一目で嫌な客だ! と 思わせる振舞い。 **]
(34) 2019/03/08(Fri) 21時頃
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公安部 カガは、メモを貼った。
2019/03/08(Fri) 21時頃
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[ やみを 見下ろしていた。 ]
(35) 2019/03/08(Fri) 21時頃
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[ 箱の向こうの、知った"だれか"は、 はじめて出会った時と おんなじ顔をして、 だけれど、目覚めもしない眠りについていた。 ─── 紛れもない 故人の顔だ。
押し込められた"だれか"のきもちなんて、 きっと自分は 分かりようも無く、 送るその瞬間も、閉じた瞳とかちあう時間も、 嫌いか好きかで語ったところで、 きっと こう言ったに違いない。 ]
(36) 2019/03/08(Fri) 21時頃
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─── さあ、どっちだろうね。
(37) 2019/03/08(Fri) 21時頃
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─── 或 本屋 ───
[ ……言った先。 カウンターの向こうから、子供が覗き込んでいた。
街の片隅、喧噪からすこぅし 遠ざかった場所。 故人の親( ─── 更に故人だ、 )から引き取った、 "ある程度なら揃っている"本屋だ。 ─── 流石に図録書とか、魔法の仕様書、とか、 そういうものは東国からやってきた彼の店に 十八番を譲る けれど、 絵本を抱いたちぃさなその子に、 木の椅子の背、凭れたまま、 眼鏡の奥、から 柔く 視線を返し、 ]
(38) 2019/03/08(Fri) 21時半頃
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だって 呪いのかかったその子の終わりは、 地獄とも天国とも限らないだろう? 書かれていないのだから、 想像するのは きみの自由で、……
…… 一寸、難しい話だったかな。
[ と 言っても、首を傾げるばかりだから。 ─── 語りすぎた、と独り言。
自然と宙に消えたお話を拾わず、 ちぃさなお客様は、きっと母親からもらったのだろう。 丁寧に折られた紙幣を渡して お買い上げ。
子供とのお喋りはどうにも終わりが見えない。 最後は、自分が原因とは いえ。 ]
(39) 2019/03/08(Fri) 21時半頃
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[ ほぅら たとえば、唐突に! ]
「 あのね、本屋のおにいさん、 」 「 わたしね、いつか、およめさんになるのよ! 」
[ 振り向きざまにちぃさな指さし、 男の左のくすりゆび! ]
(40) 2019/03/08(Fri) 21時半頃
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[ 返事も待たず ぱっ、と走って行く、 ちぃさな背を 見送った後、 ( ──── 流石に唐突すぎて何も返せなかった! )
Closed,の看板を扉に下げ、 気まぐれに店というものは閉めるんだという顔で、 店を 出る。
眼前、に、あるのは、 生まれてから出たことの無い街。 ]
(41) 2019/03/08(Fri) 21時半頃
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[ 其れは、学生の一種の夢かもしれない。 "都会に出る"つもりは、 ─── あるにはあったし、なかったにはなかった。
この男はそういう風に生きてしまった! 誘われたら行っただろうし、誘われなければそのまま。 結局迷っているうちに、店を構えた"故人"が来たから、
…… つまりは、そのまま、ものだけ引きずるように、 ずぅっと住んでいる わけで。 ]
(42) 2019/03/08(Fri) 21時半頃
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[ ─── 次の 向かい先は、さて何度目の里帰りか。
"都会"と "此処"だ、 そんな風に住み続けているおとこは、 咎められたか馬鹿にされたか、どうだったか。 まあ譲り先も無いし、不自由も無いし、とか、 何を言われてもそんな調子だったに違いない。
待ち合わせ時間に遅れていても、 顔色ひとつ変えずにいるのだって、 きっと 学生の頃から おんなじ* ]
(43) 2019/03/08(Fri) 21時半頃
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|
[ ─── そう、これだって、 おんなじなのだ、おとこにとって。
道中、或店の前を通りがかって、 そうだ思い出した!って思ってしまえば、 優先順位は切り替わる。 ]
(44) 2019/03/08(Fri) 21時半頃
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─── マスミ 魔法道具店 ───
─── あ、マスミ、 今度新しいランプ欲しいんだけど、 良いの入ったりした?
[ こんにちは、"珍しい"お客様のひとり、 エミリオ・ブルーイットです。 そんな顔して扉から顔を覗かせた。 勿論、噂話を纏ったおばあさんとは入れ違い。
色々な道具自体は、 "勉強した!""本で読んだ!"ってやつだけれど、 結局魔法の力ってすごいなあ って、 仕組みを聞いても そうなんだ、って調子なので。
おとこは、大概、 平和なあたまだったのかもしれない。 ]
(45) 2019/03/08(Fri) 21時半頃
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|
はぁい、ちょっとお待ちを!
[両手が料理で塞がっていたから 新しく開いた扉の音に少々声を張り上げて。
料理を置いて振り向いたと同時、 うへぇって顔が思わず浮かんでしまった。>>34
この街の人間じゃありませんと主張する服を着た、 だけど紛れもなくこの街の出身者。
前がどれくらい前だったかは思い出す気がなくても 待ち合わせにはいつもこの店を使うから、 鼻っ柱を折りたくなるセンパイの顔は覚えている。]
(46) 2019/03/08(Fri) 22時頃
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―雑貨屋 クロイス只今営業中―
ん、それじゃあこれ預かっておくね。 またそうだなぁ……3日くらい見て来てもらえる? 親父に頼んでおくから。
[おば様の用件は、やはり少し前に買った皮製のポーチの 修理で、ある程度の見積もりを出しつつ ちゃっかり乾燥果物を売って見送った。]
(47) 2019/03/08(Fri) 22時頃
|
|
[その間にまたも来客の気配。>>27 いらっしゃーいと挨拶を飛ばせば、フェルゼではないか。]
あれあれ、どうしたのそ…… ってそうね、それはちょっと多そうね。
[接客もひと段落。少しくらいのお喋りも許されよう、と フェルゼとの会話に重きを置く。 視線は彼の持つ重たそうな紙袋。>>28]
(48) 2019/03/08(Fri) 22時頃
|
|
待ち合わせのあるお客は聞いてないよ。 随分大きな荷物だけど、こっちで預かるなら……
[カルロが学生時代の頃にどんな軋轢があったにせよ、 【猫の額亭】のお客であるに変わりはない。 それにお互いいい大人なわけだし。
営業スマイルと共に大きな鞄を預かろうとしたのに 案内より先にカウンターを陣取って 鞄で席を確保しているものだから。>>34]
……満員になったらどかしてくださいね?
[剥がれかけた外面を深呼吸で取り繕って メニューをカウンターに叩きつける事は回避した。
傷がついてたら補修代を会計に上乗せしてやる。*]
(49) 2019/03/08(Fri) 22時頃
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姉妹 ロイエは、メモを貼った。
2019/03/08(Fri) 22時頃
|
いやまあ引き取るのは大歓迎だけど、ちゃんと食べたの? 杏のスコーンでしょ?お茶と一緒にがっつり行こうよ。
[なんなら此処でちょっと食べてく?お茶出すよ?なんて 余計なお世話を噴出させながら、ひとまず紙袋を カウンターに置くように勧める。
何せ彼が貰ったものなのだから、最初に口にするのは 彼であるべきだろうということで。*]
(50) 2019/03/08(Fri) 22時頃
|
|
大食漢ではないけれど ……それなりに食べてるつもりなんだけどな
[ 適当な場所に紙袋を置かせて貰って 自分の腕の肉をつまんで見る。
数年後にはがっしりと筋肉質になる未来が。 ]
……そう見えない?
[ 全く持って想像出来ないことは否めないけど。 ]
(51) 2019/03/08(Fri) 22時半頃
|
|
[ こちらを向いてくれたピスティオ>>48に、 入れてくれるよね?と言いたげに微笑む。
こうして甘えたことはきっと一度や二度ではない筈で。 断られた時には、"ピスタチオ"のケチ、 なんて悪態もついていただろうか ]
まだ、でもきっとおいしいよ
[ ね、だから紅茶と続けようとした所、 向こうからお茶の誘いが掛けられ>>50 ]
(52) 2019/03/08(Fri) 22時半頃
|
|
うん
[ 誘いには短い受け答えを返した。 どちらかというと、根暗等と称される自分のことは、 顔馴染みであれば、周知の事実。
……であればよいのだけど。 ]
できれば、たくさん食べて
(帰りの荷物は軽いほうがいいから。*)
(53) 2019/03/08(Fri) 22時半頃
|
|
それなりってどんだけなの……。 少なくとも俺よりかは食べてないよね、多分。
[摘まれたフェルゼの腕の肉をじっと見る。>>51 その昔、身体の弱かった頃を薄らと思うと 随分と健康的な肉体になったのだとは見受けられる。]
まー……昔よりかは大変健康的だと思うよ?
[其処から掛けられた言葉は、果たしてフォローに なったかどうか。]
(54) 2019/03/08(Fri) 22時半頃
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[おばあちゃんを見送って、薬の抽出に使った器具を片付け 始めてすぐ。 店のドアにつけられたベルが、軽やかな音をたてて、 新たな来客を知らせる。 片付けの手を止めて、半身で振り向けば。 これまた馴染み深い姿>>45に自然と、頬が緩む。 少し歳上の彼もまた、冒険者ではないけれどこの店を 訪れてくれる。珍しいお客様だった。]
いらっしゃい、エミリオさん。 新しいランプ――ですか?
[単に新しいランプが入用なら、それこそピスティオの店に行けば 普通のランプが手に入るけれど]
(55) 2019/03/08(Fri) 22時半頃
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よし!じゃあちょっと其処の椅子に座ってて。 母さんにお茶淹れてもらって来るわ。
店? 一旦落ち着いたらしばらくは来ないからへーきへーき。 もしも来たら、ちょっと接客に回るけど…… 好きに寛いでて。
[フェルゼとのやりとりは何処か面白い。>>52 変に遠慮しない所が気楽で良い、ただしピスタチオ呼びは 許すまじである。
ピスタチオ呼びされた日には、誰がナッツか!と フライパンの上の豆の如く飛び跳ねては追い回した事が あったかも知れない。]
(56) 2019/03/08(Fri) 23時頃
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[しばらくすれば、中年の女性が香り高い紅茶を運んで 来ては、フェルゼに礼を言ってピスティオをはたいて引っ込み。
結局杏のスコーンを食事代わりにしようと結構な数を 頂いたりして休憩時間を過ごす事になる。]
そういえばさぁ。 さっきお客のおば様から聞いたんだけど……その、なんだ。 なんか変な噂話出て来てない?
[そうして幾つ目かのスコーンを皿に乗せ、 何杯目かの紅茶をカップに注いだ頃、ふと思い出した話を 口にした。
女性の間で実しやかに囁かれている程度の話であって 欲しいとの願いも多く含めて。*]
(57) 2019/03/08(Fri) 23時頃
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[ 全く持って、聞く耳を持っていなかった。 さて、 椅子に傷がついているかは …其れだって気にしちゃいなかったが、]
(58) 2019/03/08(Fri) 23時頃
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満員になるまでに 来いっつっとけよ。 彼奴の"優先度"はどっか狂ってやがるんだから。
[ 抑、"来てる?"と聞いたところで、 来ていない、のが常のこと。 …まあ、 何に置いても形式ばった男だ。 "とりあえず聞いておいた"くらいの声かけである、 相手の顔も見ていなかった。
( この男が、"待ち合わせ"にて 遅刻を赦すことなど、 ───唯ひとりのみで。 )
とりあえず麦酒、と 視線を向けて、 漸く、 ]
(59) 2019/03/08(Fri) 23時頃
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───── 何だ、 "看板娘"サン。 未だ"こんなとこ"に居たのかよ。
[ ふふん、 と、 そりゃあ"折りやすそう"な鼻を鳴らして、 器用にも片眉を上げて 笑ってみせた。 ]
(60) 2019/03/08(Fri) 23時頃
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そう言えば、父さんがちょっと前に、 なにやら2つほど作ってましたよ。 手で触れなくても点灯と消灯が出来るものと、 暗闇でも目が疲れにくい魔法を施したもの―― だったかな。
[もちろん冒険者向けに、落としても割れない仕様のもあるけれども。 ひとまず器具を奥の工房へしまって、代わりに2つのランプを手に持ち出した。]
ちなみに目が疲れにくい光の方は、こうやって浮くんですよ。
[カウンターに置いたランプの内、やや小ぶりな方を指先で撫でると。 それは音もたてず、ふわりと空中に浮き上がった。]
なにか作業する時は、こうしておくと楽ですね。
[多分、薄暗い場所でも作業しやすい様に作ったのだと思うけれど。 あの父の事だから、ただの気分の可能性もある。]
(61) 2019/03/08(Fri) 23時頃
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そういう伝言は別料金でーす。
[待ち合わせの相手に伝言しておいてほしければ あらかじめ連絡しておくべきだ。
まぁ、そのつもりが最初からないのは 明らかに透けて見えていたし。 私が誰かも気付いていないに違いない。>>59]
(62) 2019/03/08(Fri) 23時半頃
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それなり、 朝と、おやつと、夜と。
[ 昼?昼は、ほら。 昼寝って大事でしょ、寝る子は育つ。 ]
ピスティオにーさんと比べたら"すこし"少ないかもね。 [ 昔よりは健康的>>54というフォローに、 でしょ?とドヤ顔ならぬ、でしょ顔を披露しつつ 椅子に腰掛け ]
(63) 2019/03/08(Fri) 23時半頃
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はいはい麦酒ね。 どーも。そちらもお変わりないようで。
[ようやく気付いたカルロの、 揶揄を含んで見える仕草に澄まし顔で答える。>>60
“こんなとこ”に帰ってきて何の用なのやら。 都に出ても変化したのは服装ばかりで 中身はちっとも変わっていないように見える。
以前なら喰いかかっているところだけど おあいにく、今日は流せる余裕があるのだ。]
ま、これで見納めになるけどね。
[見せつけるように盆を抱えた左手の薬指には 銀色の輪が輝いている。 ま、いなくなったところで寂しがるとかしなさそうだ。]
(64) 2019/03/08(Fri) 23時半頃
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ん、ありがとう
[ 参考書が二冊も詰まった鞄を床に置いて ]
寛いでる
[ 店内をきょろりと見回した。 悪戯小僧、腕白坊主、そんなイメージとは程遠い己だったけど、そうして遊んでもらっている気分になっていたことが頭の片隅で蘇る。 本気で追いかけられたなら体力にも自信のない僕なのですぐにとっ捕まったのだろうけど。 遊んでもらえるのが嬉しくて、つい、ね。 だって君は許してくれるのだから。]
(65) 2019/03/08(Fri) 23時半頃
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あ、……ありがとう、ございます
[ ピスティオの母が現れたら>>57軽く会釈を。 彼女が息子をはたいていくのは見慣れた光景だっただろうから、さして気に留めることもなく。 早速とばかりに香り立つ紅茶を啜る。 ]
――……ああ、例の?>>57 都で流行っているって、やつかな。
女の子達が噂してたよ
(66) 2019/03/08(Fri) 23時半頃
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あ、わりと焼き立て
[ さくり、歯ざわりの良いスコーンに噛み付く。 ぽろぽろと膝に落ちていくなにかには気づかないまま。 ]
なんだっけ、……なんたらCurse 噂なんて当てにならないと思う
[ さらに多くのなにかをぽろぽろ落としながら 目の前で消えていくスコーンに、人選は間違っていなかったなぁ等と、のんきな感想を抱くのである。* ]
(67) 2019/03/08(Fri) 23時半頃
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[カウンターの裏側に回って、 麦酒を樽から硝子の器へと注いでいく。]
はい、麦酒お待ちよ。
[ゴン、とカウンターに置いて。 小皿に乗ったナッツの盛り合わせは セット価格でのご提供。*]
(68) 2019/03/08(Fri) 23時半頃
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触らくてもいい方のランプは、自分で合図を決めるんです。 合言葉とか、動作とか音なんかで。
[淡い橙色の光を灯して浮かぶ、丸いランプをそのままに。 ややほっそりとしたシルエットのランプは、静かにカウンターの 上で佇んでいる。*]
(69) 2019/03/08(Fri) 23時半頃
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[ ─── そう、彼の言うとおりで、 普通の、冒険者用じゃ無いランプは、 ピスティオたる彼のもとにあるのだ。
( ─── "ピスタチオ"じゃあないって、 一瞬そんな声が過ぎった、気がする。 )
値引きだって Shh! ってジェスチャーひとつで、 なんだかんだ、なってしまう。多分。
と、まあ、遅刻もすっかり忘れた思考で、 ]
(70) 2019/03/08(Fri) 23時半頃
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─── きみのところほどのものじゃあ無いけど、 色々な道具の、新しい図録が入ってさ、 暇なときに実物と比べてみたいなって。
此処は珍しいものが沢山あるから、好きだよ。
[ あとは単純に興味のはなし。 外へは出ずとも、珍しいものは、すきだから。
ベルの音を背に、店の床を踏みつつ、 不思議な道具のラインナップを 拾って、 ]
(71) 2019/03/08(Fri) 23時半頃
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それはいい。とても。特に後の方。 ─── 俺は見ての通り 目が悪いから。
[ 前の方だって 荷物を抱える状況を考えると、 とてもいい、って、そんな風。 マスミの取り出したふたつを眺め、
眼鏡のレンズに映る 浮いたひかりを、追う。 ]
(72) 2019/03/08(Fri) 23時半頃
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……嗚呼でも、今、そう、そういえば。 俺 待ち合わせの途中だった。 そんな訳で手持ちがあまり無くて。
─── 置いておくの、頼める?
[ 今はサインぐらいなら、と、右手で名前を宙に描く。 ( 名前の おとが、何処かの東の国で言う "あおいろ"と似ている、と。 彼に話したこともあった。 )
自分にとってありがたいものがある、 しかも"珍しい"! ─── なんて、客は気分が良かったけれど、 浮く 光から、目線を落として、 ]
(73) 2019/03/08(Fri) 23時半頃
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……そういえば、 きみの父さんにもお礼を、と思ったのだけれど、 都に呼ばれたとか?
[ 彼の父親は"まじゅつし"で、 いない、ということは。そういうこと?と。
何か魔物でもいたかな、とか、 思い"浮かぶ"候補を、のんびり頭の中で挙げつつ。
名前を描いた指先は、カウンター。 ランプのほそいシルエットを なぞる。 ]
(74) 2019/03/08(Fri) 23時半頃
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─── 伝えたとこで聞きゃしねぇんだけどな。
[ ふん、 と もう一度。 唯、 後の其れとは違った響きだ。 諦め というか ある種の 信頼なのか、
────────、 ]
(75) 2019/03/09(Sat) 00時頃
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[ 最終的には、"此処"に 現れるのだから、 と *]
(76) 2019/03/09(Sat) 00時頃
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食事優先しろ食事をー! 何が少しかね、しょうがないなあ……今しっかり 食べてけよ。
[フェルゼの食事事情は>>63ピスティオにとっては 有り得ないものであった。 三食しっかり食べた上での昼寝付きが理想だからだ。
そうして20と2年を生きて来た。 少々頭に栄養が行ったかどうかは怪しいが。 まあその分は兄や幼馴染のヘイタロウ、そして付き合いの あるフェルゼや多くの街の人が居るから良しとした。]
(77) 2019/03/09(Sat) 00時頃
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[そうして話は噂の方へ。>>66]
ふぅん?女子だけ?他誰かなんか言ってたりは?
[此方は買い物客の女性、向こうは女子。 やはりこの手の噂話が好きな女性の間でのみ広まっている 話題なのだろうか。
割と深刻な話ではあるが、未だ温かいスコーンを 頬張っては念の為に訊ねてみる。 女性だけか、と。*]
(78) 2019/03/09(Sat) 00時頃
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[ さて、鼻高々に女叩きをしてみせた男であったが、 ( "お代わりない?") ( …そう噛み付くには彼女の行動が遅かった。)
働く女の指に輝く銀色に、 珍しくも すこぅしばかり言葉を呑んでしまっていた。
──── その銀色は、 珍しくもないが、 …あんまり 好きでもなかったから。 ]
(79) 2019/03/09(Sat) 00時頃
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──── へえ、 "やっと"貰い手がついたって? ぎりぎり"行き遅れて"ないんじゃないの。
"おめでとう"。
[ ワンテンポ、思考の間を取って、 薄い唇を歪め、 さらりと 自分のことは棚に上げて ( 否、 ───この男のなかでは、 女ばかりに"賞味期限"を設けている。 ) 祝う気なんかさらさら無さそうな "おめでとう"を重たく言い残し、
───とん、 と、 木のカウンターを何かで叩き、]
(80) 2019/03/09(Sat) 00時頃
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…祝詞でも読んでやろうか?
[ 葬式も、 結婚式も"きらい"で ──── 好きなものなんかこの世にどれだけあるのだか 神さまだってロクに信じちゃいないのに、
そんな男が手の内に隠すのは カウンターを僅かに傷付けた、ちぃさな 銀の十字。 ( ─── 割り増し料金に加算されるかもしれない) "聖職"を示す其れは "ここのところ"の里帰りでは 見せもしなかった 新しいものだ。]
(81) 2019/03/09(Sat) 00時頃
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( ……何故、 か と 言えば ────結局、
知り人だった"故人"の葬式。
あれがきっと 切っ掛けだったのだろうが、 )
(82) 2019/03/09(Sat) 00時頃
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なるほど、そういう事だったんですね。 家にある本は、どれも古いものばかりだから…… 参考になれたらいいんですけど。
俺もエミリオさんのお店好きですよ、 沢山の夢や希望や、世界や知識が宝箱みたいに詰まってて。
[魔法に関する本は数あれど、情報が刷新されていく 新しい図録にはかなわないかも知れない。
絵本だって、読むのは子供だけとは限らないし。 何気なく手に取った本が、全く知らなかった世界を示してくれたりもする。 あの独特の匂いがする、沢山の紙に囲まれた空間が好きだ。]
(83) 2019/03/09(Sat) 00時頃
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[ "新しい仕事"をおんなじように見せ付ける男は "聖職らしさ"を全く見せることなく 学生の頃と変わらない、高慢ちきな其れだ。
( 理想を求めて幾つもの仕事を、 辞めては始めている、)
( …そういう男にしては、 "辞めにくい"選択をしたものだが。 )
指に十字の繋がるチェーンを巻き付け、 硝子に注がれた麦酒を受取り、 ( 次いでにナッツ各種を摘まみながら、 )
───── 珍しくも、 ひとつ、 ]
(84) 2019/03/09(Sat) 00時頃
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────…… 男 置いていくなよ。
[ 泡の向こうに真意を隠し、 …続くだろう言葉だって
麦酒とともに 飲み下してしまった。**]
(85) 2019/03/09(Sat) 00時頃
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待ち合わせですか? 引き留めてしまって、ごめんなさい。 ああ、勿論取り置きはかまいませんよ。 いつでも好きな時に、また来てください。
[右手で名前を描く指先>>73は、どこかほっそりとした印象で。 初めて彼の名前を教えてもらった時、青色と似ているのだと 聞いた事を、ふいに思い浮かべて。
それよりも、待ち合わせの用件の方が大事だと。 慌てて予約用紙とペンを用意して、カウンターへ置いた。]
(86) 2019/03/09(Sat) 00時頃
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優先、しているよ?
[ しょうがない?>>77どうして? と疑問符を浮かべまくる。 ]
スコーンは食べるよ ちょうどおやつの時間だし
[ たくさん食べる者を見ているのは 気持ちがいいけど、あれほど食べられるようになりたいとはあまり思わない。
人参の山盛りなんか出された日には 夕食は抜いてもいいとすら思う自分と、
極々健康的なピスティオとの間の 食への価値観が違うのは当り前のことなのだろと思う。 ]
(87) 2019/03/09(Sat) 00時半頃
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公安部 カガは、メモを貼った。
2019/03/09(Sat) 00時半頃
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さぁ? ああでも、最近、流行病があるわけでもないのに 休学してる人は、いる
[ 教師が気を引き締めろとか言ってたような。 と続ける。
女子の噂話にしても小耳に挟んだ程度であるし そもそも。 ]
知っているでしょ 僕、あまり友達は多くないの
(88) 2019/03/09(Sat) 00時半頃
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……なにか、気になるの?
[ 人付き合いも少し苦手だし 女子は――……怖い。 集団で襲い掛かってきて、 謎の言語を吐き散らかして 去っていくから。ほぼほぼ未知の生命体である。* ]
(89) 2019/03/09(Sat) 00時半頃
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お礼何て…きっと、趣味で作ってるだけですし。 俺も詳しくは聞いてないんですけど。 なんだか都で流行してる病……だとか、 そんな事を言ってた気がします。
[正確には『呪い』であるのだけど。]
ここを訪れる冒険者の方から聞いても、どうも噂以上のことはわからなくて――。
[あの父が魔物退治何てすると思えなかったから。 単純に俺の脳裏に戦う父親の姿はない。 どちらかと言えば、仲間の後方でのんびりと戦いを 観察して。いよいよになったら、おっとり腰を上げて仲間の助太刀をするような。 そんなタイプだ。]
(90) 2019/03/09(Sat) 00時半頃
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[チラと乾燥人参の籠を横目で見て、いや止めておこうと 何かしらの企みを胸の中で抹消した一時。>>87
知っている、フェルゼが人参が苦手だということを。 身体に良いんだぞと思いながらも、実の所ピスティオも 小さく刻んだり薄く切らないと食べられない。]
……へぇ? 結構な数休んでたりしたら、ちょっと怖いけど そうでもなさそうなのかな。
[それはさておき。 彼の通う学校では、別の所で問題になっている事柄が あるようだ。>>88
もう少し詳しく、クラスメイトの話などと思えば 訊ねられる友人がそう多くないと先に出されて、 質問は一旦停止。]
(91) 2019/03/09(Sat) 00時半頃
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う、うん知ってる、知ってるけど。 先に言われるとゴメンネってなっちゃうでしょーが。
……いやまあね。 その噂話してるのが女子だけなら、まあ女の人の 好きな類の噂話なんだろうなって思うだけで終わるけど。
ほら、女の人って他人の恋愛話とかすげえ好きでしょ? ああいう感じの。
[そうして話す途中、再びピスティオの母親が顔を出し、 配達の用事を預けて来た。 急ぎの用件だそうで、ピスティオは渋々席を立つ。]
(92) 2019/03/09(Sat) 00時半頃
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本当に、いつ帰って来るんだか……。 都で他の魔術師さん達に迷惑をかけてないと良いんだけど。
[>>74父にもお礼をと口にするエミリオに、その必要はないですよと。ゆるく首を振って伝える。]
それより、待ち合わせの約束してるんでしたよね? すぐに行ってあげないと、お相手が寂しい思いをしてるかも、しれませんよ?
[わざわざエミリオが待ち合わせをする相手、とは。 脳裏に1人しか浮かばないけれど、 確証は何処にもないために、その名前を口に出す事はしない。 そもそも、その”お相手”は、今は街を出て都にいるはずだし。]
あ、これ。 引き留めたお詫びと言っては何ですけど、今朝焼いたクッキーを持って行って下さい。 お相手さんにも、よろしく。
[エミリオが予約表に名前を記入し終えた、タイミングで。 彼にクッキーの入った紙袋を、差し出した。**]
(93) 2019/03/09(Sat) 01時頃
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悪ィ、ちょっと俺配達に行くわ。 フェルゼはどうする?もうちょっと茶飲んでく? あれなら其処まで一緒に出る?
配達先は……マスミ魔法道具店。
[母親が再度フェルゼに頭を下げ、土産にとパンを 包もうとしていたが、減らしたスコーンにパンを足す 所業はピスティオによって阻まれた。
そんなやりとりがあったものだから、肝心の話の 続きは出来なかった。]
(94) 2019/03/09(Sat) 01時頃
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[“噂話が老若男女問わず広がってたりしたら、 それって最早噂話じゃなくない?”
などなど。 ともあれ彼も共に出るのであれば、途中まで 付いて行くつもりで居る。**]
(95) 2019/03/09(Sat) 01時頃
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[よほど私が結婚するのが意外だったのか 返る皮肉は少し遅かった気がする。 一拍置いての切れ味は まったく鈍っていなかったのが憎らしいけど。>>80]
まだ23ですー
[外でそんな事を言ったらアッパー喰らうぞ。 私だったら確実に喰らわせてた。]
あら、ありがと。
[形ばかりでも言祝ぎとしても>>80 もらえるものはもらう性格なもので。]
(96) 2019/03/09(Sat) 01時頃
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……意外。読めるの?
[カウンターに当たる硬めの音に視線を滑らせ、 銀色の十字架に少し驚く。>>81
街を出たカルロが都会でどんな仕事をしているのか、 帰省時の話の種にも――そんな話をする関係でもないから。
いくつの職を転がってきたのか知らないし、 今が聖職者だというのも驚きだ。 信仰なんて古臭いと一蹴しそうだったし。]
(97) 2019/03/09(Sat) 01時頃
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―― 強かな女って長生きするんだから。
[別の街に住む婚約者は私より年上だし。 一人になってもたぶん平気で生活できるとは思うけど せっかくなら最期まで面倒見てから追いかける予定なので。
珍しくも真面目な忠言に聞こえたそれを>>85 素直に受け止めて笑う顔は 幸せに満ちている顔だったろう。]
(98) 2019/03/09(Sat) 01時頃
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[麦酒のお代わりが必要なら 並々と注ぎ足した頃。 裏手にいた母から買出しの声がかかった。
そろそろ弟も帰ってくる頃だろう。 当分は今の従業員だけで対応できるだろうし、 本格的に混む前には戻ってこないといけないし。]
それじゃごゆっくり?
[道なりに待ち合わせ相手に出会ったら 言伝くらいはしてあげてもいいけど。
カロルに声をかけて引っ込むと、 宿泊者に頼まれたらしいメモを母から受け取って 店の連なる通りへと出て行った。**]
(99) 2019/03/09(Sat) 01時頃
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姉妹 ロイエは、メモを貼った。
2019/03/09(Sat) 01時頃
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[ 沢山の夢や希望、知らない世界と知識、 ─── 宝物みたいでしょう って、彼女は言った。 多分、その宝物から知識を得たのだろう。 アオ、という、遠いような近い様な呼び名も そりゃあ嬉しそうに使っていた。
両親から彼女が継いだ、 ちぃさな本屋、彼女の"たからもの"。
引き連れられた当時のおとこは、 本の中身に対して好きも嫌いも特になくて、ただ、
─── そうだね、って、返す、だけで。 ]
(100) 2019/03/09(Sat) 01時半頃
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[ あの空間に幸せがあったのか、 ……銀色がある以上、あったのだろうけれど、 それでも、今でも、 おとこはわかっちゃいないけれど、
マスミが、似たことを、言うものだから。 ]
(101) 2019/03/09(Sat) 01時半頃
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有難う。 そう言ってもらえると、続けてる甲斐があるなあ。 ……きっと。
[ 指先が、カウンターに置かれたペンを取る。 紙に添えられた左手の銀色が、 ランプの灯を、きら と、受け、 ]
(102) 2019/03/09(Sat) 01時半頃
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─── ん、いや、 多分半日遅れても怒らないから大丈夫。
此処来て話したの、俺の方だしね。 きみが気にすることじゃ無いよ。
[ "伝えた"ところで、聞いてはいる。 聞いているだけで覚えてないって、それだけ。
半日の換算は待たせた最長記録で、 その理由は爆睡だったというどうしようもない過去!
それでも向こうがこうしているのだから、 まあ遅刻しても良いだろう って。 おとこはやっぱり 適当な調子。 ]
(103) 2019/03/09(Sat) 01時半頃
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[ 紙から、ペンを離し、 ]
─── 病 なあ…そっか。 あまり俺も詳しいことは聞いてない、けど。
君の父さんに、向かわないことを祈るよ。
[ 老若男女、様々な客が来る故か、 何に限らず 噂自体は届いていて。 もしかしたら近しいものもあったのだろう、けれど。 詳しい話が出てこない時点で、似たものである。
穏やかな父親と、子である彼と。 ふたりの"ふしぎ"な話は興味の先だ。 どうか無事であるように、と。 ……おとこは敬虔な信徒じゃあないが、その程度は。 ]
(104) 2019/03/09(Sat) 01時半頃
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んー……、どうせ飲んでると思うけどなあ。 ……嗚呼でも、寂しいって言う彼奴、 想像したら一寸面白いから、 いっそ一日ぐらいすっぽかしても良いかもしれない。
其れでも待ってるのかな。どうなんだろう。 見てみたいかもしれない。
[ さみしい、って、単語に反応したのが駄目だった。 長期休暇も関係無しに、 気分次第で本当にやりかねない声は、 ( しかもいやに饒舌だった! ) クッキーの袋によって見事に止められる。
……しまった、って、言いつつ 反省していない顔で、紙袋の端を つまみ、 ]
(105) 2019/03/09(Sat) 01時半頃
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─── 有難う。 いつ 帰ってくるか分からなくても。 きみの父さんによろしく頼むね。
[ クッキーの香が、ランプの光に溶け。 おとこは自分の予約表に記載された名前を一瞥し、 扉を潜っていく。
残るのは、 来た時とおんなじ、ベルの音* ]
(106) 2019/03/09(Sat) 01時半頃
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[ 多分――それは昔の事。 家族はどちらかというと、己には甘い方だったと思う。 今になって思えば、生きてるだけで儲けものと思ったのだろうと察することができるけれど、あの頃はそれが日常だった。
そんな家族の中でも、ルールはいくつかあるようで。 食べ物の好き嫌いはダメよ。 ということらしい。許すまじ、赤い悪魔。]
(107) 2019/03/09(Sat) 01時半頃
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─── 猫の額亭 ───
[ 待ち合わせ、というより、散歩の体だったので。 店の人混みに躊躇ったのは内緒の話。
おとこは紙袋片手に、待ち合わせ場所の扉前。 道中気の逸れる場面が幾つかあれど、
─── まァそれは、割愛、するとして。
ほら、"看板娘"が入れ違うように通ったから、 興味は一瞬、其方に向かうものだ。 ]
(108) 2019/03/09(Sat) 01時半頃
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[ ともすれば、兄として。 友人として慕う彼も人参が苦手>>91だということは、 多分、知らないだろうと思う。 知ったらもっと仲良くなれる気はする。 ]
あまり多かったら学級閉鎖になるだろうし 知ってる人だと、二人、かな
[ これがクラスの半分、などになれば 大騒ぎになるのだろうが、体調不良か、 それともサボりか、で通じてしまうレベルであるから ]
(109) 2019/03/09(Sat) 01時半頃
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……ごめんね?
[ なぜ謝るのかが思い当たらず。 少しの時間を要して思い当たった事柄を 推敲せずに、口から零した。 ]
意地悪な言葉の部類に入るの? 別に意地悪だとは、思わないよ。 ああ、そういうこと。 校内でたった噂は、 午前中には知れ渡るから、あまりあてには……
そういう意味では午後はあちこちで その話題が出ていたと思うよ
[ そのあたりだろうか、 彼に配達の要件>>92が出来たのは ]
(110) 2019/03/09(Sat) 01時半頃
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ロイエ、─── 結婚おめでとう。
[ ひら、と振った左手は、 おんなじような、結婚のあかし。
伝言、は、あっただろうか。 聞いても多分、直ぐ忘れていた。
─── だってこの中にいるんだろう。"ずぅっと"* ]
(111) 2019/03/09(Sat) 01時半頃
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うん、 マスミさんとこか、一緒に――……
[ その時、"いつまで遊んでいるの!"という幻聴が 聞こえたとか聞こえないふりをしたとか。 ]
……そうだ店手伝うんだった
[ 忘れてただけならまだしも、 店の手伝いを理由に、友人との交遊を断った身である。 これは早々に帰らなければ特大の雷が落ちることは確定的に明らかなのは言うまでもない。 ]
……行きたかったな よろしく言っておいて。
[ 物理的にも、と先程より減ったスコーンを 更に減らすべく持って行ってもらおうとしたけれど 配達の荷物が多いようなら渋々諦めただろう。 ]
(112) 2019/03/09(Sat) 01時半頃
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う ち また、そのうち【猫の額亭】に 遊びに来て。
[ ばいばい、と手を振って、 お母さんには、ごちそうさまでしたと伝え ほぼ同時に、雑貨屋クロイスを後にした。** ]
(113) 2019/03/09(Sat) 01時半頃
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[ ─── ともあれ来てしまえば見つけるのは早い。 もしかしたら"彼奴"のことなので、
……否、もしかしなくても、 見つけるのは向こうの方が早かった。
きたよ って 呑気な声をおへんじに! ]
(114) 2019/03/09(Sat) 01時半頃
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─── クッキーもらった。
[ 遅れた、とか、おかえり、とか。 抑、席をもらうとか。 "そんなこと"より先ずはクッキーである。
このおとこは、そういうやつ。
─── そういうやつって、 分かりきっているだろう って、
そんな顔すら してみせた** ]
(115) 2019/03/09(Sat) 01時半頃
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[ 何もない、左手を見下ろす。
"都会的"を気取る男ではあったが、 アクセサリー類は ロザリオくらいのもので 指にも、耳にも、 光を反すものはない。
──── "呪" を 纏うようで、
……色んなものが嫌いである。生きづらい。 ]
(116) 2019/03/09(Sat) 10時半頃
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[ 抑、この男は魔法の類には体質的に"弱い"。
実際このロザリオひとつ取っても、 "魔を払う" くらいの呪は掛けられているものだし、 下手なアクセサリーとは相性の問題もあったりする。 ( "酷い金属アレルギー" くらいの反応ではあるが… )
唯、─── そう言ったシロモノでなくとも、 例えば、そう 彼女の左手を飾る銀色のようなものは、 最早、術具じゃないか。 …聖職を得て、余計に思う。
あまりに 重い、 "幸福"の枷だ。 ]
(117) 2019/03/09(Sat) 10時半頃
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[ "しあわせ"と 顔にかいたような、 彼女の表情を見ては、>>98
── そう言った"皮肉"は 封じられてしまったけれど* ]
(118) 2019/03/09(Sat) 10時半頃
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[ 二杯目の泡に口をつけ、
──── "未だ" 二杯、 と 麦酒の数でかぞえる。
何時か、 これまでの"最長記録"を更新したとき。 確か 酒を許されて直ぐの頃。 それまでは水等でかぞえられていた"時間"を 朝から麦酒に変えた、 その日だった。
あの日は何杯空けたか覚えてもいない。 "待ち合わせ"に相手が現れたとき、 此方は此方で泥酔して寝転けていたから。
……そういうところは、 御互い様ではある。]
(119) 2019/03/09(Sat) 10時半頃
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[ 唯───"怒りはしない" が 根には持つのだ。 あの日から、"どれだけ待ったか"を 必ず伝えるようになった。
「 (任意の杯数) 」と 数字の形で。 ]
(120) 2019/03/09(Sat) 10時半頃
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[ それだから、扉の音に敏感に振り向き、 "想定通り"先に気付いた男は、 挨拶なんて洒落臭いものの前に、 ]
──── 3。 未だ飲めるから、 許してやるよ。
[ 3杯目を半分ほどの頃、硝子を示して 不思議な "ゆるし"を 口にした。
いつもどおりの、 高慢な、 "分かりきっている"そういう顔で、 ]
(121) 2019/03/09(Sat) 10時半頃
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( 「 泥酔しちまったからなー 」)
( 「 へえ、 こないだより早かったじゃん。」)
「 許してやるよ。 」
[ これまで、何時だって"許さない"事など無かったが、 ]
(122) 2019/03/09(Sat) 10時半頃
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[ 鞄を退かし、 ( …と、言っても 2席を3席にする、 "看板娘"に怒られそうな"退く"だが、 ) とりあえず水を頼んでおく。
此処まで、"先"に やっておくのが、 このふたりの ふつう。
呑気な声とは反対の、 いつもどおりの、尖った其れで、]
(123) 2019/03/09(Sat) 11時頃
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──── また餌付けされてきたって? 今度は何処の?
いや、 隣の婆のだとか言うなよ。 ボケてやがるんだから、焦げた菓子に決まってる。
[ 紙袋を覗こうと、 指先を 掛けた。** ]
(124) 2019/03/09(Sat) 11時頃
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[ ─── 泥酔してなかったの、それは良かった。 "ゆるし" へ。 謝罪も礼も無しに座る。 さんにんぶんのスペースへ、ふたりぶん。
何時だって。 すき、きらいは あまりはっきりしないけれど、 ゆるしを得ても、酒はあまり口にしなかったから。 ……そう 水。水をもらおう。 ふつうどおり、いつもどおり、先にやってもらって。
耳に"刺さってくる"声だって、そう。 ]
(125) 2019/03/09(Sat) 13時半頃
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マスミから。
[ 餌付けされたっけ……?なんて、添えるけれど。 確かに今まで菓子やら果物やら、 もらったり買ったり、
─── なんて、あった、かもしれない。 なかったかも。どっちだったか。
呑気なおとこが覚えているかというと怪しいので、 正しいのは向こうなのだろう。多分。
只、贈り主の名前は覚えているので、 直ぐに返して、袋の口を向ける。
ゆびさきが、紙袋の乾いた音をつくり、 ]
(126) 2019/03/09(Sat) 14時頃
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─── そう、マスミと会ってさ。 カガは、いったい、 俺を何日待ったら"寂しい"って言うのかって、 思わずさっき試してみたくなったんだけど。
クッキーもらったのなら、来るしか無いよね。
[ 掠っているのか、掠っていないのか、 多分、何処かの はじめましての名乗りで、 "なんとなく"、ぱらぱらと取った。呼び名。 ]
(127) 2019/03/09(Sat) 14時頃
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「 カルロよりカガの方が短いし。 」 「 ……フルネーム もう一度聞いても良い? 」
[ とか、多分、正面で言い切った。 その時には 隣に"故人"は居なかったのだ。 左手にだって 呪いも祝いも なにも。
反応がなかなか 呑気なおとこにとって"珍しく"
─── 言われても言われなくても 略が違っても、 取り下げる気が無かった たぶん きっと。 ]
(128) 2019/03/09(Sat) 14時頃
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[ 紙袋は利き手、の、右で持っていたので。 ─── じゃあ俺も、と クッキーを一枚摘まんだのは 左手だ。
何時かはなかった ぎんいろが。 店の灯を弾いて。 ]
(129) 2019/03/09(Sat) 14時頃
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─── 一週間ぐらいで言う?
短いかな、どうだろう。
[ やれそうならやりかねないような。そんな。 此だって、至って真面目な話、の つもり。 ]
(130) 2019/03/09(Sat) 14時頃
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―お出かけ前の話―
ふーむ……じゃあ学校休んでる奴と、その噂話は 繋がらなさそうか。
[話を聞けば、学校を休んでいるのは二人だけとのこと。 >>109それならたまたまだったかと収められる範疇か。 それよりも問題なのは]
あーいやまあフェルゼが気にしてないなら良いんだ。 こういう話題に触れるのを避けたがる奴も居るしさ。
[彼の付き合いの範囲の狭さを延々と語る訳にもと、 なるだけ早い目に区切りを付けようと考える。 とは言っても、彼自身が気にしていないようなので 大した問題では無かったのかも知れないが。>>110]
(131) 2019/03/09(Sat) 18時半頃
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あーあーあー……そうか、そうだよな。 若者はそういう話好きだったよなあー。 噂の広がり方で計るのは良くなさそうだ、こりゃ。
[フェルゼ曰く、校内で立った噂は午前中には広まり 午後には既にそこかしこで話題に挙がっていたとか。
そうなると、一度配達ついでに話を聞いて回って 見た方がより確実かも知れない。]
(132) 2019/03/09(Sat) 18時半頃
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ありゃ、店の手伝い後回しにして来たの? それはいけない……早く戻んないと良くて大目玉 悪くて雷だぞー。
[過去何度か雷を見た者の確信だ。 恐らく本人もその辺り覚悟しているだろうが。>>112]
またヘイタにも伝えておくよ。 行ったらよろしくネ!!おまけしてね! あ。お土産持ってってやろーっと……これ1つ貰うな。
[とてつもなく図々しい事を投げかけながら、 配達先への土産としてスコーンを2つ程頂戴する。
荷物は手提げ籠1つ分なので、邪魔にはならないし 大変だったとしても意地でも持って行くつもりである。]
(133) 2019/03/09(Sat) 18時半頃
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それじゃ、また遊んでな! 走って帰れよう!!
[今日は雷落ちるかしら、どうかしら。 出来ればなんともありませんようにと祈りながら、 フェルゼと別れて歩き出す。
行く先は……マスミ魔法道具店。**]
(134) 2019/03/09(Sat) 18時半頃
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―― 大通り ――
[ だいぶ軽くなった紙袋と、最初から軽かった鞄を持って、早足で大通りを進んでいく。日が落ちる前に帰らなければ、それこそ雷が落ちる。 ]
……はぁ……
[ あの頃よりはまし、だとて体力に自信があるタイプではないから走って帰れ>>134と言われたが、曖昧な微笑みで返してしまった。 ]
(135) 2019/03/09(Sat) 21時頃
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[ 冒険者が立ち寄り、羽を休める土地であるからには、 夕闇が街を包む頃に、活気づき始め 自然と人通りが多くなる。 ]
宿なら、……猫の額亭が近いです すみません、そういう場所は。……あまり、知らなくて [ マーチへ訪れるのが初めてであろう冒険者に道とついでに"おとなの"酒場を尋ねられ首を振る。 ]
(136) 2019/03/09(Sat) 21時頃
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えぇぇ……ご冗談を
[ もういっそお前でもいいな、等と調子の良い冒険者が宣うものだから、口元が引き攣る。 さて、どうやってこの場を切り抜けたら良いものか。 喋り好きらしい冒険者はこちらの胸中など知る由もなく、つらつらとどうでも良い話を続けていたが、 やがてとある噂の話になると、神妙な表情を見せた。 ]
はぁ、ご忠告どうも
[ その噂については彼も知っているらしい。 こうなってくると街の中だけの話ではないのかも知れない。たしか、ピスタチ、…ピスティオもいたく気にしていたような>>132気がする。 とは言え今はそんなことは問題ではない。 ]
(137) 2019/03/09(Sat) 21時頃
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………。
[ 返事が返って来なくても、彼のお喋りは留まることを知らないままで忙しく動きまくっている。 ――……冒険続きで会話に飢えてるのだろうが、 ]
すみません、僕、早く帰らないと
[ 申し訳無さを装った表情で、ちょうど話が区切られたタイミングでそう切り出したというのに、まぁもう少しいいだろと肩を掴まれてしまう。なんならこのまま、飲みに行くかと言い出しそうな危険さである ]
はぁ……
[ 誰か、助けて。* ]
(138) 2019/03/09(Sat) 21時頃
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父は殺しても死にそうに思えませんが、 お気遣いありがとうございます。 一番はこの街に災いが及ばない事、ですけどね。
[>>104あの図太い父を心配してくれる、エミリオに素直に感謝を伝える。 けど続く言葉>>105には、思わず苦笑いするしかない。 どうやら”寂しい”という単語は、かなり彼の琴線に触れたようだ。
まるで本当に丸一日放置して、試しそうな口調に、 思わず、待ち合わせ相手に心の中で手を合わせる。 なんか余計なこと言って、ごめんなさい!]
ええ、帰ってきたら父に伝えておきますね。 エミリオさんも、お気をつけて――。
[話を聞けば聞くほど、待ち合わせ相手が全身の針を 逆立てている。 ハリネズミみたいなあの人>>32>>33しか、思い浮かばないけど。 あの人なら、まあ大丈夫かなと。 来た時と同じベルの音を遺して、店を後にするエミリオを見送った。*]
(139) 2019/03/09(Sat) 21時頃
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それにしても、綺麗なだったな…エミリオさんの手。
[彼の左手に光っていた大人の銀色に。 もうすぐ結婚して街を出ていくのだろう、 歳近い【猫の額亭】の看板娘を>>64思い浮かべる。
まあ、それが普通なんだろうな。 適齢期になったら、結婚して。そのうち子供が出来たりして…。 実際、近所の世話好きなおばさんは、俺やピスティオに お見合い話を持ってくるけれど。]
俺には、無理だよなぁ
[とても”普通”じゃない、俺には結婚なんて出来っこない。 だって俺が隣にいて欲しいのは" "だから――*]
(140) 2019/03/09(Sat) 21時頃
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[ 紙袋に指先が触れたとき、 この"紙袋"が何処からのものなのか、 ある程度の察しがついていた。
僅かに鳥肌の立つような感覚。 …魔法屋の"残り香"だ。 違いない。
( 聖職に滑り込むにあたって、 センサー的なこの体質を、"売り文句"にして 仕事を得てからも 活用しているので、 此方が"敏感"であるのは 確かだが、 )
あの店は、"魔術師"がやっているだけあって、 気配が強い、 と言うのか。
まァ、 焼き菓子に罪はないし。 くれ とも言う前に紙袋から一枚引き抜いて、 がぶ、 っと、 ]
(141) 2019/03/09(Sat) 21時半頃
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…… だろうな。
[ 送り主の名前には クッキーの"粉末さ"に負けながら くぐもった声色。 多祥ばかり機嫌も悪そうな、皺の寄った眉頭。
……特に興味は無さそうな、 そう言った呟きだった。 あの店に足を踏み入れたこともなければ、 きっと店前で一瞥をやるくらいの間柄だ。 ( "ハリネズミ?">>139 ──── 言わせておけ。 )
抑、 その 呼び名だって 唯一、 "このおとこ"だけのもので、 ]
(142) 2019/03/09(Sat) 21時半頃
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「 カルロ・ガヴィーノ・アネーリオ! カルロでいいだろ、何だよ 其れ ───── 」
「 ───ッあーもう、 良いよ それで! 」
「 お前だけ、 とくべつ "ゆるしてやる"から! 」
(143) 2019/03/09(Sat) 21時半頃
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[ はじめましてが、 何時だったか 確か ……街にひとつの学校で、 はじめて、 ふしぎなゆるし を 言い残したとき。 唯一の呼び名が生まれていた。
─── 男は このままの子どもだった。 苛めっ子で、……其れ故に孤立した、"糞餓鬼"
何故このとき、カルロという少年が、 彼の存在を許したか、 と 言えば
…"苛めっ子"への報復に、 暗い物置きに閉じ込められて 半狂乱だったところでの、 "はじめまして"だったから。
───────………、 自業自得だ、と 彼だけは 言わなかったから。*]
(144) 2019/03/09(Sat) 21時半頃
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[ 服に落ちる粉末を払いながら、 思わず は? って 声が出ていた。
"何日"から"一週間"に思考が飛ぶのかこのおとこは? ……と、言いたげな そう言った響き。 いや、そういう話ではないが! ]
(145) 2019/03/09(Sat) 21時半頃
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──── お前 俺を銅像にでもしたいわけ?
[ 遠い東の国には飼い主を待ち続けた犬が居て、 …いや、 これも違う。 "待っている"前提なのが そもそもおかしい! ]
"寂しい"の前にお前ン家に殴り込むわそんなん… 2日目くらいでな。
(146) 2019/03/09(Sat) 21時半頃
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[カラコロと扉を鳴らして外に出たら、 客人の待ち人と鉢合わせた。>>108
これは言伝を聞いてあげる親切心を わざわざ出さなくてよかったんじゃないかな。]
もう待ってるよ。 たまには時間通りに来てほしいんだけど?
[客を歓迎しない言葉は 看板娘としては控えるべきなんだろうけど、 ここは店の外で、相手は知り合い。 軽口はきっと聞き流されていくのだろう。]
(147) 2019/03/09(Sat) 21時半頃
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[ ─── さて、 然しだ、 寂しい、 と口に出すとしたら どういったときなのか。
すこぅしばかり 思案の顔。 唯、 すぐに諦めて 麦酒でクッキーの残渣を流し込んでしまった。
…長期休暇の度に往復幾日かけて里帰している男には もしかしたら 遠い話なのかも知れず。
─── 会いにいく相手だって、 唯、ひとりしかいないのだから。 ]
(148) 2019/03/09(Sat) 21時半頃
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[私にとっての幸福の証は 先輩にはどんな存在になっているのだろうか、と。 振られた左手にある銀の煌きに視線は向く。
その対のある場所を考えると 自分から報告に行く事はなかったのだが、 街の噂は店番をする者の耳に入りやすいものだから。]
ありがと、エミリオ先輩。
[祝ってもらえるものは、素直に。 頬をかきながら笑うと扉を譲って、ごゆっくり、と。*]
(149) 2019/03/09(Sat) 22時頃
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公安部 カガは、メモを貼った。
2019/03/09(Sat) 22時頃
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[それにしてもとっくに学校は終わっている時間なのに 弟はどこをほっつき歩いているのやら。
今日は特に予定があるとは聞いていないし、 どこかで引き止められているのか 寄り道しているのか。]
まぁったく、いつまで遊んでいるの!
[お使いメモを手に一人ごちる内容は 弟の第六感を働かせたらしかった。>>112]
(150) 2019/03/09(Sat) 22時頃
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― 大通り ―
[この時間帯になると 街近くの遺跡に潜っていた冒険者が戻ってきたり 宿を求めて街入りするから、 活気付くと同時に治安が低下する。
街の人も目を光らせている分 子供や女性が歩き回るのに不安はないのだが、 なんでだか線の細い弟は そういう輩に目をつけられやすかった。
――たとえばちょうど、今みたいに。>>138]
(151) 2019/03/09(Sat) 22時頃
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なに油売ってるの!
[肩を掴まれているのを目視したら、 店で鍛えた声量をいかんなく発揮して。
手伝いもしないで!と怒った様子で 足早に近づいていけば、 困惑気味に冒険者の手は離れていく。
そのまま間に割り込んで、 冒険者へと一転、営業スマイルを向けた。]
何かお困りでした?
ああ、宿屋ならこの大通りを行ったところに。 夜には踊り子の舞台もありますよ。
[聞けば目を輝かせて行ってしまうだろうか。 ああいう輩は猫の額亭よりあっちの方が向いている。]
(152) 2019/03/09(Sat) 22時頃
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[客の押し付け? いいえ棲み分けです。
あっちの宿の店主は元冒険者で、 冒険者や荒くれ者を引き受けてくれている。 そして店主(屈強な剣士)が趣味の踊りを披露するために 舞台を用意しているのも嘘じゃない。
マッチョonステージ、意外と根強いファンがいるとか。]
(153) 2019/03/09(Sat) 22時頃
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[ちょろい手合いで助かった。 胸を撫で下ろしてからフェルゼを振り向くと、 腰に手を当てて溜息を吐く。]
はぁ…… 帰ってこないと思ったら。 ああいう手合いはばしっと断らないと。
[店で少なからず対応をしているはずなのに 慣れないんだよなぁ、と。
(無事でよかったけど)
このまま一人で帰すとまた何か起きそうだから 一緒に買い物に連れて行こう。]
今日は何をもらったの?
[鞄の他に抱えている紙袋を見て。 相変わらずうちの弟は愛されているらしい。*]
(154) 2019/03/09(Sat) 22時頃
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―マスミ魔法道具店へ―
さーて……今日のお荷物はなーにかなー。 ってメシに決まってますよね。
[配達と銘打ったその荷物の中身は、ピスティオの母親 手作りの食事だ。
昔から家族ぐるみの付き合いがある為、母親はヘイタロウの 分まで食事を作っては家に寄らせたり、こうして ピスティオに届けさせたりしているのだ。]
(155) 2019/03/09(Sat) 22時頃
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食いに来れば早いんだろうけどなぁ……。
[人の流れに逆らって駆ける先に魔法道具店…… ヘイタロウの家が見えて来ると、次第に表情に翳りが 見え始める。
別に仲違いをしている訳では無い、むしろ普通に 幼馴染をやってるのだが、何か困る事があるようだ。]
(156) 2019/03/09(Sat) 22時頃
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兄貴が居ればまだマシだったんだけど。 仕事失敗した!とかで帰って来ないかなあ。
まあちゃっちゃと行こう、ちゃっちゃと!
[幼い頃は兄と2人で迎えに来ては、3人で家路に就いた。 その兄はと言えば、冒険者になると言って家を出て 年に数回便りを寄越す程度。
賢く、体躯にも恵まれた兄は ピスティオも願った道を先に行ってしまった。 正直羨ましいとピスティオは思っているが、かと言って この仕事が嫌いでも無いので、現状維持している。
いつまで、どこまで続けるかは決めていない。 自分の将来さえも。]
(157) 2019/03/09(Sat) 22時頃
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ヘーイーター!!メシだよー!!
[魔法道具店に辿り着くや否や、扉をリズムを付けて叩き 真面目に店番しているだろう幼馴染を呼ばわった。 さて、今日は何度目で出て来てくれるだろうか。*]
(158) 2019/03/09(Sat) 22時頃
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姉妹 ロイエは、メモを貼った。
2019/03/09(Sat) 22時頃
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………ぅ
[ 人の往来の激しい場所でも、 その声は良く通る>>152
びくり、大げさに肩を震わせて 恐る恐る、声の持ち主へと視線を遣った。 ]
努力は、………
[ したかと言われると非常に困る。 と言うより、言い訳するのは得策では非ず ]
(159) 2019/03/09(Sat) 22時半頃
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………、ごめん
[ ぼそぼそと、呟いている間にも、 姉は強かに順調に、冒険者退治を進めていった。 ]
あ、はい、……また?
[ 目を輝かせた冒険者にまたな坊主と言われて ついそう返したけど、また会うことはあるのだろうかと首を捻ったけれど、 今はそんな事を気にしている場合ではない。
でも、これだけは。 ご愁傷様ですおじさん。 ]
(160) 2019/03/09(Sat) 22時半頃
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……!
[ 去った冒険者、振り向く姉>>154 萎縮する僕。 ]
困っていそうだったから
[ 学生の身分では人の善し悪しなど 外見くらいでしか判断はつかない。 いや多少はつくとしても、初見の冒険者を見抜けというのは無理な話である。 姉の興味は帰りの遅かった己から、 紙袋へと移ったらしい。 ]
(161) 2019/03/09(Sat) 22時半頃
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スコーン、パン屋さんの
[ それはきっと甘えだと理解はしている。 他人であれば、言わなければ伝わらないから 口数の少ない自分は、より気力を振り絞って口を開かなければならないけれど、家族ならばここぞとばかりに口数をケチる。 ] ……、
[ それが家族を、寂しくさせるということにも 気づいていながら、甘えていることにも。
残念ながら僕は、知っている。* ]
(162) 2019/03/09(Sat) 22時半頃
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[ 掃除当番を、任されていた。 唯一の学校、敷地内のそりゃあ端っこ、 暗い物置 だったと思う。
生徒をぐるっと一周するような当番制で、 たまたま、呑気なこどもが当たった、 ─── 其れだけのこと、だった。
噂に聞いていた、 半狂乱の"糞餓鬼"を相手にするより、 扉の錠を開ける方がよっぽど面倒で、 ( ……子供が無茶苦茶に閉めてしまえば、 そうなってしまうだろう、と今では思う。 )
少年だった、当時のおとこは、 地面に最後の錠を落としたところで、
"はじめまして"。 ]
(163) 2019/03/09(Sat) 22時半頃
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[ なんだっけ、噂のいじめっこだ。 名前も聞いたことは、あったか、あったな。 でも全然覚えちゃいなくて、 だから名乗ったし、名前も聞いた。
─── エミリオ・ブルーイットは、 そのとき ゆいいつをゆるされた。
自棄にも見えた、その顔を見て、 当時から目の悪かった故、
眼鏡の奥で、変わらず、────……、 ]
「 うん、やっぱりカガでいい。 」 「 "運がいい"よ お前、俺の掃除を手伝える。 」
(164) 2019/03/09(Sat) 22時半頃
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[ にんまり わらっていた! ]
(165) 2019/03/09(Sat) 22時半頃
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[ クッキーを咥えたまま 反応を見ていたので、 思わず落とすところだった、─── 危ない。
返ってきた 尖る声に、 はんぶんだけ ぱき、っと折って、咀嚼。 水で粉を流し込む。
カウンターに肘ついて、 はんぶん摘まんだ右手を ゆら、と揺らしながら、 隠す気も無く そりゃあ、面白そうに。 ]
(166) 2019/03/09(Sat) 22時半頃
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わあすごい。殴りこまれるの。 それなら"鍵はちゃんと閉めないと"。
でもさあ、銅像になったらお前、 動かないし、喋らないから、 其れは一寸つまらないよ。
今みたいに面白い顔しないし。 客にもならないからロイエが怒るし。
[ 入口、すれ違いざまの、 彼女からの苦言を思い出しつつ、 ( ─── 無論悪いのはこのおとこであるのだが! ) ]
(167) 2019/03/09(Sat) 22時半頃
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─── お前、"ふしぎなもの"に弱いから、 実際 なにかで、起こったら、 俺はさみしいよ、きっとね。
今色々流行ってるって、さ。言うし。
[ そう言って、食べてしまった。もうはんぶん。
言葉の通りだ。 このおとこは、相も変わらず、 呑気と気まぐれを掛け合わせたような人間故に、 軽率に さみしい、って 言ってしまう気がする。 ]
(168) 2019/03/09(Sat) 22時半頃
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[ そう、呑気で気まぐれだから、 "結婚"の話だって、突然だった。
優先順位が、明確に変わった瞬間の、
─── 否、もしかしたら、 狂ってしまったのだろう、 眼鏡の 向こう、 "カガ"の かお と 言ったら、 ]
(169) 2019/03/09(Sat) 22時半頃
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───…… あれ、今回は、 何処か宿取ってる、ん、だっけ?
[ そう、だから、 気まぐれにおとこは話題を変える。
魔法の類は、器具に興味本位で触り続けた故か、 そう弱くも無かった。
ゆる、と、 躊躇いなく紙袋から、もう一枚。取り出して。 夜飯此れでいいかも、なんて思ったり、した。 ]
(170) 2019/03/09(Sat) 23時頃
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[寝込む事の多かった弟と違って 絵に描いたような健康優良児な姉は、 過保護というか世話焼きのクラスを獲得していた。
性格上、甲斐甲斐しく面倒を見るというより 雷と檄を用いるタイプだけれども。
だって絡まれてたのに「また」とか返すから。>>160 危機感が足りないと姉としては気が気じゃないのだ。]
いや、うん……
[日頃から実家の評判のためにも 人には親切にしなさいというのは家訓のひとつでもある。 ただ、その見極めがまだ難しいだけで。]
(171) 2019/03/09(Sat) 23時頃
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もう、こうやって助け舟は出せなくなるんだから。 次から絡まれたら近くの店に駆け込みなさい。
[小さい頃から弟を可愛がってくれている街の人達は、 絡まれていると言えば助けてくれるだろう。
私より色味の薄い髪を軽く押して歩き出した。 買い物に同行させる意思表示として メモを紙袋と引き換えに押し付けると、 開いた隙間から確かに香ばしい匂いがする。>>162]
(172) 2019/03/09(Sat) 23時頃
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明日の朝ごはんにいただこっか。 お礼はちゃんと言った?
[湿気ないように口を折り畳んで。 短い返答を少しでも引き出そうとすると 自ずと口喧しくなる。
かえって口数を減らさせる原因になっているかもと 考えなかったわけではないが、 こうでもしないと無口を極めようとするから。
弟が思春期で姉は寂しい。 誰もが通過するものだから、口には出さないけどさ。*]
(173) 2019/03/09(Sat) 23時頃
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―マスミ 魔法道具店―
[エミリオを見送ってから、少しの間。 新たに訪れた冒険者数名の対応をして、気がづけば もう日暮れも近い時間。]
あ、もうこんな時間か――
[今日中に修理を済ませた杖を、依頼人の元へ届けに 行く必要がある。 仕方がない、一旦店をclosedにして出かけないと。 そんな事を考えていたら、毎日のように鼓膜を揺らす 幼馴染の声が。 ちょうど店のドアの向こうから、聞こえてくる。]
ティオ…
[別に喧嘩して顔を合わせにくいわけではない。 昔から何度も聞いて、懐かしいのに新しい声は、 いつでも喜びと困惑とで胸を震わせる。]
(174) 2019/03/09(Sat) 23時頃
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ごめん、今行くよ。
[出かける用意をしつつ、店のドアを内側から開く。 出かける準備ですぐに出て行かなかったのは、本当だけど。
いつもすぐに出て行けないのは、うるさく鳴る心臓を 落ち着かせるため――]
(175) 2019/03/09(Sat) 23時頃
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[ あなたは、まぶしすぎるんだ―― ]
(176) 2019/03/09(Sat) 23時半頃
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[ 年の離れた優秀な姉と、塞ぎがちな弟という。 絵に描いたような、姉弟。
なまじ年が離れているせいか、劣等感はそれほど育つことはなかったけれど、世話焼きのグランドクラスに座する姉から受けた並々ならぬ愛情のせいで、無口、根暗、病弱と三拍子揃った立派な甘えん坊に育ってしまった。 ]
挨拶だし
[ 目を逸らしつつ言った後に、姉から振ってきた言葉>>162には 見当違いな言葉を投げ返した]
(177) 2019/03/09(Sat) 23時半頃
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大丈夫だよ ……姉さん来てくれたし
[ そういう事ではないのだろうけど。 変わらずぼそぼそと言って押し付けられたメモを広げ、歩き出し、歩きながら会話を続けただろう。 ]
…………おいしかったよ
[ 案に、既に食べましたと自白しつつ、 礼は言ったかという問い>>173には、 ん、と小さくうなずくだけに留める。 ]
(178) 2019/03/09(Sat) 23時半頃
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――………、
[ 夜風がするりと姉の髪の毛を通り抜けて、 毛先を踊らせた。 ]
( ああ、綺麗だなぁ )
[ まぶしさが遠ざかることは、 視界が開けて、喜ぶべきことなのに。
まぶしいと文句を言いながらも、 遠ざからないで欲しいと思うこれこそが、
きっと、――大人への一歩。 ]
(179) 2019/03/09(Sat) 23時半頃
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[ だって、思うだけだからね。* ]
(180) 2019/03/09(Sat) 23時半頃
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ありがとう、いつも悪いな。 本当はそっちに行けば、いいんだけどな…。 なかなか、そうも行かなくて。
[少々重い木製のドアを開ければ、そこには 間違いようがなく幼馴染がいて。>>158 closedの看板を下げつつも、彼を店の中へと促す。]
(181) 2019/03/09(Sat) 23時半頃
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お。やっぱ居た。 母さんがさ、ヘイタ店置いて寄越すのも悪いからってさ。 でもこっち来れそうならそれでもってさ!
[返事の後にしばらく待つ、これはいつもの事。 いつだってヘイタロウはすぐに出て来ない。
だからその間に用件を大雑把に伝えて待つ、 そうすれば……まあ、このそわそわも緩和出来るかと 思ったりもする。]
(182) 2019/03/10(Sun) 00時頃
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[両親が家業で忙しくしていたから 歳の離れた弟の面倒を見ることが多かった。
面倒と感じた事もあっただろうけど 振り返るとそういうのは大して覚えていないもの。
看病したり、連れ回して熱を出させたり。 蝶よ花よと箱入りで育てた覚えはないはずなのに ちょっと天然が入ったのはどこ経由なのだろう。>>117]
……いる時ならね。>>178
[いなくなるから心配なのだけど。]
(183) 2019/03/10(Sun) 00時頃
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家だと言われないと食べないのに。
[スコーンはすでに実食済みらしく、 これじゃ夕飯はどれだけ食べられるのやら。>>178 歩きながらの会話の途中 不満気な声を漏らしてしまった。
外だと弟は結構喋るらしい。 自発的に食べるらしい。
家だと見せないその様子は 思春期特有の家族への甘えだと分かっていても。
……結婚するのに弟離れできてないなと反省するのは これで何度目の事だったか。]
(184) 2019/03/10(Sun) 00時頃
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だいぶ暗くなってきたし、 宿が混む前に急いで済ませて帰るよ!
[夕焼けが色濃くなった空を仰いで 少し遅れた弟を振り返って声をかけた。*]
(185) 2019/03/10(Sun) 00時頃
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あれ、店一旦閉じて良いの?
[重い音を立てて扉が開かれ、内側から見慣れた表情が 覗いている。>>181
かと思えば看板が取り替えられて、一時閉店。 すぐに帰るつもりだったものだから、これにはどうした ものかと何と無く焦る。]
(186) 2019/03/10(Sun) 00時頃
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