229 観用少年
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[記憶は綿飴のようにふわふわしていて、>>3:90 触れれば融けてしまうような儚いものでしかなく。 憶えているかの問いかけには唇を閉じ髪を揺らす。 曖昧な仕草でしかないのは、 朧げで自分でも理解できないからで]
……うん。
[沈黙の帳をほどく言葉は彼からだった。 距離が開いて背を見せる彼を見送る眼差しは淡く、 その背に小さな掌をゆらゆらと振って見送って。
ぽつんと部屋にひとり残され小さく息を吐く。 行ってらっしゃいの仕草へ視線を落とせば、 その掌が萎れるように寝台へと落ちた]
(6) pisca 2017/10/16(Mon) 15時半頃
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ぁ……そ、っか…
[芽吹くとはこのことなのだろうと自覚した。 好き、が織られて出来上がる心情に、 盲目に情を抱く人形の性のその先があると理解が及ぶ。
ミルクも、砂糖菓子も空腹を満たすだけ。 この盲目なまでに溢れる感情に名があって、 それを受け止めてくれる彼が居なければ、
もう、きっと――]
(7) pisca 2017/10/16(Mon) 15時半頃
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[思考は未だ明晰ではなくふわふわしていて、 緩やかな深度で染み入る甘みでしかないけれど。
扉が開いて、また彼の姿が見えて、>>3:93 絵本ではない本を手に隣に座ってくれて。
自ら身を寄せて、その本を覗き込む。 彼の指を道標に視線を彷徨わせて、言葉を聞いて、 理解はどうともしれず、ただその声の音に溺れるように]
(8) pisca 2017/10/16(Mon) 15時半頃
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うん。ケイイチがいい。
[絡む視線に仄かな色味を添えて、 琥珀の双眸を穏やかに緩め選択を繰り返す。 もう、きっと、何があろうとも。 彼が居なければただ朽ちるだけの盲目に、 他を見ることなどありえないと滲ませながら。
地図を差したままの指をほんのりと握った。 彼の瞳が何かに怯えているのを宥めるように、 やわやわと指を包んで引き寄せて、 ふっくらとした唇で指先にそっと口付けを落とし]
(9) pisca 2017/10/16(Mon) 15時半頃
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大好きだよ、ケイイチ。
[恋というには熱く、愛というには稚く、 その狭間に揺れる言葉は砂糖菓子よりも甘く。
とろりとした蜂蜜をひと匙混ぜて、 瞳はケイイチから離さず、きゅっと指を握った**]
(10) pisca 2017/10/16(Mon) 15時半頃
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けーいち、……お腹、空いた。
[視線が絡む幸福に瞳を細めもしたが、 生き物である以上、おなかが空腹を訴えている。
くぅくぅ鳴るお腹を擦って示して、 言葉でも甘えるようにそれを伝えて、 着替えが終わった身体はまたベッドを降りて。
握ったままの手指をそっと引いて窺う。 上目のそれが彼を促し彼も立ったなら、 未だ震える脚を動かし、扉の外へ誘った]
(21) pisca 2017/10/17(Tue) 13時頃
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[従者のお兄さんたちの微妙な視線は、 笑顔をむければどこかに融けてなくなって、 代わりに世話を焼き始める姿に小首を傾げつつ。
その日、初めての朝食は、彼と一緒に。 世話を焼かれるだけでなく、 彼の飲み物を注いだり、パンの欠片を口に入れたり。
初めての経験を、楽しく、過ごした**]
(22) pisca 2017/10/17(Tue) 13時頃
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…ぁふ
[ふわふわの布地の背丈もある大きな兎の人形を抱え、 大きく唇を開いて出て来たのが欠伸だった。
21時は大人の彼にとっては早い夜で、 幾らか遅れる日もあるのが常であるのは責められない。
幾日か過ごしてそれを知ってから、 夜の訪れを待つときはこうして人形を抱くようになった。 彼が与えてくれたなかで2番目に好きなふわふわは、 寝室の扉が開けば放り出される運命ではあるのだけれど]
(34) pisca 2017/10/17(Tue) 16時頃
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けいいち、どうしたの?
[寝台に並び、いつもの口付けにいつもの仕草。 そこに艶があろうとなかろうと、 彼の様子がいつもと違うのであれば興味はそこに向く。
淑やかにされるがままだった唇は不思議気に開き、 大きな琥珀の瞳が彼だけを映して見上げる。 掌は伸びて、ぺた、と頬に触れ、 指先だけが頬をふにっと摘んでキスを留めて]
(35) pisca 2017/10/17(Tue) 16時頃
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……けーいち?
[唇を奪われ、吐息を弾ませ、頬を染めて。 それでも盲目な人形は、主に無邪気に言葉を促した**]
(36) pisca 2017/10/17(Tue) 16時頃
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リラックス、って?
[薬を嚥下し、触れた喉奥がむず痒い。 熱い、のかもしれないと息を吐き出して、 問いかけよりも息を整えるほうに意識を寄せながら。
枯れるとは違う奇妙な渇きに眉は寄せたまま、 手を伸ばし、彼の膝に置いてきゅっと掴む]
(42) pisca 2017/10/17(Tue) 20時頃
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へん、なかんじ……する
[喉が、熱い。 お腹も熱い。 その熱がじわじわと広がって、擽ったい。
その説明が言葉にできない以上、 曖昧に並べた言葉に意味があるとするのなら。 ただ、不調だと伝える率直さと]
(43) pisca 2017/10/17(Tue) 20時頃
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ふ、……ぅ……
[ぱた、と彼に倒れ込むように凭れて、 籠った熱を吐く、素直な仕草で訴える**]
(44) pisca 2017/10/17(Tue) 20時頃
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きもち……
[熱に浮かされた意識では言葉の意味は儚く、 不快ではないらしい、ということしか分からない。
けれど繰り返す言葉は問いかけではなく、 確認のようなもの、だった。 だって既にふわふわとした感覚は心地よく、 背に掌が振れた刹那、ぴくりと震えを返すのだから]
(47) pisca 2017/10/17(Tue) 21時半頃
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ん、ん……気持ちいいい、よ……
[背から伝わる掌の感触が、 漣のように広がる心地良さに夢見心地に。 耳朶から忍ぶ吐息に籠った何かは、 脳を揺さぶり、とろとろと蕩かし思考力を奪っていく。
不快ではなかった。 緩んだ瞳は泣き出す寸前の稚さでありながら、 掌が腿を伝うと内腿を擦り寄せむず痒さに耐えていても。
触れているのがケイイチだというだけで、 そのむず痒さも痺れるような盲目の味にすり替わる]
(48) pisca 2017/10/17(Tue) 21時半頃
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んー……、やだ……
[それでも、囁きにはふるりと首を横へと振って、 濡れた瞳に自分を映し込んで、真摯に]
(49) pisca 2017/10/17(Tue) 21時半頃
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[じわじわと滲む熱はどこからだろう。 意識はふわふわしすぎていて、 間近に触れる彼の体温に蕩けて形にならない。
ぴくんと身を震わせた理由が、 耳朶に刻まれた刺激と声音だとすら理解できず、 小さく頷きを返すだけの反応が精一杯。
実際に涙の膜が張った瞳を閉じて漸く、 震える掌が彼の腕を掴んで、撫でて]
(55) pisca 2017/10/18(Wed) 16時頃
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なんだか、あつ……い、……
[寝台に横たわると、少し呼吸が楽になった。 同時に訴える言葉は不調ゆえではなく、 ふんわり甘く、何かを求めるように。
指先が前を肌蹴て外気が素肌を撫でる。 冷えた空気だけではなく熱い唇も。
柔らかな感触が落ちたそばから体熱に染まり、 背筋を擽る騒めきに息を呑みこんで、 伸ばした掌が縋るのは――彼を、留めようと]
(56) pisca 2017/10/18(Wed) 16時頃
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ん――、ぅ……、っあ…………
[留めようとするのではなく、シーツに落ちて。 きゅっと掴んで皴を増やしてそこへと縋る。
肌に触れる指が、吐息が、声が。 何かを波立たせるまま、 全て脱がされる光景に瞳を濡らして首を振る。
唇に食まれ、柔らかく擦り、 唾液に濡れた舌がゆったりと輪郭を辿り、 口腔が稚さを映した熱を育てて吐き出すまで]
(57) pisca 2017/10/18(Wed) 16時頃
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けい、……、っふ…………ぁ、――…
[ただ煽られる昂揚に意識が耽溺へと傾いて、 とろりと擦り込まれる潤滑に無意識に。 吸い付くような反応は柔らかく、 初夜の硬さは失せて、まるで誘うように]
や、だ……、ぁ、っ……
[囁きの不穏に、濡れた瞳が揺らぐ。 けれど熱に蕩けた意識は言葉ほどには抵抗はなく、 四肢の力は抜けたまま、震える玩具に息を止め]
(58) pisca 2017/10/18(Wed) 16時頃
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ケイ……ィ、チ……、っあ…………
[強すぎる刺激は痛みにも似て、 悲鳴めいた叫びと玩具から逃れようと身を逸らす。 稚いながらも快楽を主張していた茎は、 玩具が触れられ強張り、堪えられたのは数拍だった。
抗えない快楽の波に押し流されて瞼を閉じる。 きゅっと足指が丸まって硬直し、 張り詰めた背筋を震わせ、初めての吐精に怯え、 息を詰まらせて。
朦朧とした意識のなか、脱力しそっと息を吐く。 弾んだ吐息すら熱く、白く煙って、 滲んだ視界の中心に彼の輪郭を揺らし映し]
(59) pisca 2017/10/18(Wed) 16時頃
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[記憶は薄靄のように、それでも確かな感覚として。
囁きと、揺り籠のように揺れる振動。 埋め込まれた楔を抜かれた刺激にぴくんと跳ねて、 身体はそれきり反応を示せず、白濁をとろりと零すだけ。 温かな湯が素肌を滑り清めるのも、 指先が汚れを落として色付く白磁を撫でるのも。 薄っすらと憶えている――憶えているからこそ、 感覚に縋って覚醒しようとはせずに全てを託して]
……ふ、…ぁ ……
[寝台に寝かされて初めて小さな欠伸を溢す。 眠ろうとする意識を留めるのをやめて、 疲れた身体に引きずられるようにその感覚を手放した]
(119) pisca 2017/10/20(Fri) 19時頃
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― 早朝 ―
[疲れ切った身体を休めたのが早かったおかげか、 目覚めは隣の青年よりもはやく、朝の僅か手前で瞼を開く。
何が起きたかを思い出せるまでは暫くかかった。 ゆっくりと身を起こし、主人の姿を瞳に映し、 そこで漸く震えながらも理解して、 そのまま放り出されていた桃色の玩具を手に取って。
これはいけないものだ。 苦痛に似るほどの快楽を齎すこれがまた使われれば、 次こそ嫌だと泣き出してしまうだろう――だからこそ]
(120) pisca 2017/10/20(Fri) 19時頃
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…………え、っと
[そっと寝台を滑り落ちて、 壁に手を着きながら部屋の扉へとたどり着き、開く。
こんな早朝でも護衛の従者は起きていて、 姿を見て近寄ってくるのを見て、差し指を唇に押し当てる。 静かに、と、内緒話の合図が伝わったのだろう、 小声で用件を尋ねる彼に、玩具を手渡して]
ケイイチに内緒で、隠して……くだ、さい
[泣きそうな声音がどう伝わったかなどは意識するはずもなく、 それを押し付け、部屋に戻ってまた寝台へ。
隣の彼に気付かれないよう戻って、 横になってから掌を伸ばして、ゆさゆさと揺らす]
(121) pisca 2017/10/20(Fri) 19時頃
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……おはよう、ケイイチ。
[彼の瞼が開いたなら、 そこに砂糖菓子のような笑顔で囁いて、 それから掌を頬に伸ばして、ぺちぺち叩き]
お腹空いたから、ごはん……
[誘いは幼く、無邪気な響きで。 何時ものように着替えて、部屋を出ようと促して。
その後、妙に冷たい従者の視線にケイイチが晒されるなど、 考えもしない観用少年はふわりと唇を頬に寄せ、微笑んだ**]
(122) pisca 2017/10/20(Fri) 19時頃
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