136 【半身内】ぼくらの学校
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[講堂へ向かう道すがら城前と肩を組んで歩く姿は、スクラムを組んでいる仲の良い友人にも見えれば、控えめな少年に絡んでいるチャラ男にも見えるかもしれない。 樹と新羅から少しだけ離れていくように、少し歩幅を早めていく。 …城前にとっては自然と歩みが早くなる訳だが、そこは気にしないことにした。 同じく講堂へと流れていく生徒達に紛れば、妙な二人は風景の中に溶け込む。]
ン?……今は、何?
[口調は優しく促しているものの、半ば尋問のようなものだ。 城前の躊躇う姿に、時間が空くほど訝しさは増していくのだけれど、ただ、今は…と言葉を濁す城前(>>2)は、小さな悲鳴を上げ、怯えているようにも見えて]
(…もしかして、これ、オレが虐めてるみたいじゃね?)
[そう考えなおすと、空いた手で頬を掻いて、チラリ。周囲へと視線を投げた。 こちらを気にしている者は殆ど居ない事を確認してから、ひょいと城前の顔を覗きこんで、城前にだけ聞こえるように何言かを口にした。**]
(3) 2014/10/17(Fri) 19時頃
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―城前と共に講堂に到着―
[城前の大きな声と仕草(>>5)に、ビクリと手を引いた刹那。 彼の身体が一歩下がり、肩に回していた腕が外れる。]
――……ッ。
驚きの声を挙げるよりも早く、目にしたのは傍のテーブルにぶつかった城前の姿とそこから零れ落ちる白い紙コップ。 紙カップには勿論、飲み物が入っていた訳で、彼を庇う間もオレンジ色の液体が床と城前の制服を濡らす。]
あー……って、ちょ、コラ。制服で拭くな!
[咄嗟に慌てる城前の手首を掴んで止めながら]
誰か、拭くもの持ってきてー!
[…と、講堂へ入ってくる 次の生徒5(奇数なら女生徒へ、偶数なら男子生徒へ)に声を掛けた。]
(13) 2014/10/17(Fri) 21時頃
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[城前の姿に躊躇い、零れたオレンジジュースを挟んで彼の向かいにしゃがみ込んで]
……つか、ワリ。オレも手伝うから。
[…大丈夫?と掛けた声は先程より険の取れた声で心配そうに城前の様子を伺った。]
(17) 2014/10/17(Fri) 21時頃
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[覗き込んだ城前(>>21)の顔をまじまじと見れば目元が潤んでるのを見て取れて、あー……と、内心溜息を付く。
謝罪の言葉ばかり並べ立てる彼の口から大丈夫という言葉なんて聞いても、その素振りから信じられたものではないが、そう…?と、出来るだけ優しく接するつもりで声を投げた。 半べそのままポケットから取り出したティッシュを見れば(>>22)、それは柑橘系の香りを残しているけれど、気にせずに]
……ん。
[と、ただ一言短めに応えてそれを手に取り、城前の濡れた制服を拭く。]
(25) 2014/10/17(Fri) 22時頃
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…せっかく、下ろしたての制服なんだから、さ。 大事にしなよ。
[先程の彼の制服の使い方にポツリと不満を漏らすけれど、その一因を招いた自身のせいでもある訳で。 ちらり。怯えないように彼を見れば目は合うだろうか。 様子を伺いながら、小さくゴメン。とだけ口にした。
そんなやりとりを交わしていれば、気にかけた女生徒がタオルやモップを持って来てくれた事に気づいて、立ち上がる。]
あー、サンキュ。 助かる。
[笑って女生徒からモップを受け取ると、城前にはタオルを頭に掛けて]
それで拭きなよ。
(26) 2014/10/17(Fri) 22時頃
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トレイルは、モップで床を拭き始めている。そろそろ講堂にも人が集まりだす頃だろうか。
2014/10/17(Fri) 22時半頃
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[モップを掛け終わる頃、近くから掛かる声(>>29)に顔を上げた。 今朝見かけた小鳥井と戸野谷と、恐らく同校出身の女生徒……見たことがないからきっと、他学年の女の子だろう。 両手でモップに頬杖を付くように、寄りかかりながら休憩を取り]
あー……コトリ先輩と、トノ……
[…少しの沈黙の後]
トノ先輩。ウッス。 どうって…先輩方を気持ち良く迎える為に綺麗に床掃除してたとこっス。
[咄嗟に言葉を並べたてながら、城前の様子をちら、と伺う。 受け答え出来そうであれば、な?と、城前に同意を求めた。]
えーっと、……ようこそ、交流会へ?
(34) 2014/10/17(Fri) 23時頃
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[テーブルへざっと目を通し]
えー、女の子が好きなクッキーやビスケット。 男子も大好きスナック菓子に、飴、グミ、マシュマロ、うまい棒、etc…。 飲み物はウーロン茶にオレンジジュース、カルピス、紅茶。あと、ちょっと温いけどコーラなんかもあります。
[傍を通る団先生と見たことのない教師(>>186>>187)を見つけたならば]
ねえ、先生。もう、始めちゃっていいよね?
[と、声を投げれば簡単に了承を得られただろう。]
と、言うわけで、どぞ。
[…はウェイターよろしく、三人をテーブルへと促した。]
(37) 2014/10/17(Fri) 23時半頃
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[タオルを勢いよく取り上げた城前(>>43)に、お。と意外そうに眼を瞠り、小鳥井と二人を見比べる。 やはり城前は自身の想像より知り合いが多いようだ。なんて考えながら。 タオルで床を拭くのを見れば城前の頭を軽く叩き、「それはお前の服用だっつの」と軽く諌めて彼の代わりにモップで拭きあげる。 気になるのは城前の服の濡れ具合であるが、まあ、9月だし。男の子だし。まあ、少しはベタつくだろうけれど。 自分の時よりも安心している様子を先輩と呼ぶ声から見てとれば、小鳥井に任せることにした。]
あー……まあ……
[小鳥井の返答(>>46)に、察しが付けば、イエ、ベツニ。と慣れない様子でぶっきらぼうに目を逸らす事にした。 その時、樹達の姿(>>44)が目に入れば、少し遠い距離の代わりに軽く手を上げてヒラヒラと手を振って応えるだろう。]
(52) 2014/10/18(Sat) 00時頃
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[案内した三人がテーブルへと近づく中、小さな女生徒の申し出(>>47)に、微笑み、手を左右に揺らしてやんわりと断りを入れる。]
ありがと。 でももう終わるから大丈夫。 せっかくだから、楽しんでよ?
[背格好から年下なのだろうと勝手に思い込みながら気さくに話し掛けておく。城前が女生徒が苦手だということは当然知らずに居る訳で。
少ししてから戸野谷(>>48)の挨拶にも軽く応える。 呼び方にこだわらない先輩で良かったと内心安堵をしているけれど、それは心の中に締まっておこう。]
(56) 2014/10/18(Sat) 00時半頃
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[軽い謝辞に(>>49)、小鳥井共々交わせていないなと確信したけれど、深くは追求しない二人に内心、感謝の意を評した。 サクサクと準備を進める戸野谷に、慣れた様子を受けながら]
あ、オレもいいンすか? じゃあ、コーラお願いしマス。
[笑い、言葉に甘える事にした。 その頃には床も綺麗になっていて、そろそろ手に持て余しているモップの遣りどころにそれとなく辺りを伺うだろう。
その間、聞こえた城前の声(>>55)に]
ひとりでできるもん……。
[と、ポソリと某番組を思い出して呟きを落としたのは、誰かの耳に届いたかは定かではない。]
(57) 2014/10/18(Sat) 00時半頃
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[城前と水無川が話し出す頃(>>55)、二人からそっと一歩下がる。 テーブル脇に居る戸野谷(>>49)にそれとなく言葉を付け足した。]
トノ先輩、先にやっといてくれマスか? オレ、サクっとこれ直してきちゃうんで。
["これ"とモップを軽く上げて指し示し、戸野谷の返答を受けてその場を後にする。その時先程話した飲み物の話もしただろうか。 テーブルから離れて、モップを持ってきてくれた女生徒を見つけて用具の場所を聞き、踵を返そうとした頃…]
『お話中、失礼します!』
[大きな声が講堂に響いた。声の主を辿るとカメラを手にした小鳥井が目立つ位置に立っている。実直な物言いに少し双眸を細めて好感を持つけれど、足を止めることはなく講堂の入り口へと向かっていく。 彼の一言でざわめく会場の反応を楽しみながら──。]
(70) 2014/10/18(Sat) 01時半頃
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[講堂を出ようとした所で、ポケットが震える。 足取りは変えないままでスマホを手にして液晶画面を確認した。宛名を確かめる前にメッセージ画面が開いてしまい、内容に少し首を傾げるが、メッセージと共に添付されている名前にふっと笑みを漏らす。そして、周囲へと視線を配った。 探している人物──、みやびの姿はここからは見えなかった。
足を止めて、辺りのテーブルの見渡す。 まだ交流会は始まったばかり。 飲み物もお菓子も大量に並んではいるが……。 遠目に樹と新羅の姿を見つけるとスっと息を吸い込んで──]
(71) 2014/10/18(Sat) 01時半頃
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……樹ー!新羅!
オレ、マシュマロとうまい棒のエビマヨー! できるだけいっぱい!
[二人に届くように、片手を口元に当てて声を張る。 軽くパンッ、と両手を合わせてから笑いかけると、二人に手を振り講堂を後にした。]
(73) 2014/10/18(Sat) 01時半頃
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─講堂→用具室─
[モップを片手に講堂から用具室へと向かう。 反対の手にはスマホ。 スマホの液晶を忙しなく触れながら、現代の若者らしく画面に眼を落としたままで歩む足を止めずに用具室へと向かっていた。
みやびからのメッセージを受けた時、講堂内をざっと見渡したけれど、やはり自由参加推奨という交流会は生徒は7〜8割と言った所か……。
其の中に、生真面目なクラスメイトや賑わう事が好きそうなクラスメイトの姿を見かけなかった事を不思議に思う。 …はみやびへの返信メッセージを作り上げると、最後に送信ボタンを押し、スマホをポケットへと締まった。]
(76) 2014/10/18(Sat) 02時半頃
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[…そういえば、場を去る途中で女生徒(>>66)と一瞬目が合ったような気がするけれど]
(まあ、また後で話せばいっか。すーちゃんと話してたし。)
[そう気持ちを切り替えて、思考回路はまたもや城前の事へと切り換わっていく。 小鳥井に促され謝辞を告げる城前の姿(>>46>>54)は、素直な反応に見えた。 ……敬語なのがちょっと気がかりだけど。 ふと、口元に手を当てて思案する。]
オレ、もしかしなくても怖がられてる……?
[……何故?という疑問符が浮かび上がる首を傾げたけれど、少し言い方がキツかった事ぐらいしか思い当たらない。
結果、写真の追求は曖昧なままで終わってしまった。
……まあこれからは同じクラスになのだ。 ちょっとだけ彼を注視しておこう。 そんな決意を胸に秘め、モップを抱え直して用具室へ向かった。**]
(77) 2014/10/18(Sat) 02時半頃
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――回想(移動中のこと)――
[城前を半ば強引に連れ出して講堂に向かう途中で、後ろから樹の声が聞こえる(>>12)。振り返ると樹と新羅の傍に金髪の少女が居た。
……お、ツレって女の子かよ。と、内心軽く眼を瞠る。 彼女の元気な挨拶(>>79)に]
どーも、アオくんです。 樹がお世話掛けると思うけど、仲良くしてやってね。レナちゃん。
[幼馴染の呼び方をそのままに告げて、ヒラヒラと軽く片手を上げて笑ってみせる。
変わった苗字だな。と考えながら、彼女の顔に見覚えがある事を思い出した。 確か……、風紀のあれやこれやで指導室に呼び出された時に、彼女も居たような気がする。 そうか、そんな名前だったのかと一人解決をして、城前の追求へと戻った。]
(92) 2014/10/18(Sat) 13時半頃
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――用具室――
[カタリ。音を立てて用具室へと入る。 新設校だけあって流石に用具室ですらまだ綺麗な印象を受けた。 備え付けの蛇口を捻り、水が流れ出す。 モップの毛先についたオレンジジュースを洗い流していると、仄かに柑橘系の香りが鼻孔を刺激する。]
(つか…、アイツの制服大丈夫か……?)
[掛かった程度ならまだしも、そこそこの量だったように思う。 アレは交流会の場であれは中々に目立つのではないか。 いや…、目立つかどうかはさておき、オレなら蟻が寄ってくるような服をずっと着ていたくなんてない。 若干潔癖の嫌いある自身に置き換えて、暫くの間、思案する。 せめて授業が始まっていれば、ジャージやクラブをするヤツの着替えなり何なりあったものだろうに。 ハァ……。溜息を落とし、蛇口を締めてモップを適当な場所へと仕舞う。用が済んだ用具室を後にすると、講堂とは反対の校舎へと足を向けた。]
(94) 2014/10/18(Sat) 17時頃
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――保健室――
[人気の少なくなった校舎内を探り、見つけた『保健室』というプレートが掲げられた部屋。 コンコン、軽くノックして数秒。中から返事が届くと「失礼シマース」と声を掛けてからカラリと扉を開いた。 室内には交流会と同じお菓子と紙カップを手に、談笑している白衣の成人女性と成人男性が居た。どうやらここでも小さなパーティが行われているようだ。 女性は見たことのある顔だが、もう一人の男性は初めてお目にかかる。 …おそらく、元梧桐の保健教諭だろう。]
『どうしたの?気分が悪くなった?』
[腰を上げ、優しく問いかけてくる女性教諭に]
あー、そうじゃないっス。 ちょっと制服汚しちゃったヤツが居て。 ……着替えかなんかあります?…そ、男。 オレよりちょっと大きいぐらいなんで、俺が着れるぐらいの。
[そう告げると女性教諭は少し驚いた顔をしたが、『待ってなさい』と一声掛けて奥へと向かう。]
(95) 2014/10/18(Sat) 17時頃
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[彼女を待っている間、男性教諭とありきたりな挨拶を交わしていいれば、女性教諭がシャツと黒のスラックスを手に戻る。 1つずつ包装されたラムネとマシュマロが数個、衣服の上に乗せられている。 女性教諭を伺えば『これはオマケよ』と言う彼女に笑い、「あざっす。」とお礼と共に小さく頭を下げた。]
先生達は来ないンすか?
『行きたいのは山々だけど…、ここに人が居ないと困るでしょう?』
[彼女の言葉は納得の行くもので、すぐに軽く頷きを返す。その後いくつかの会話を交わして、一礼して保健室を後にする。
片手に衣服を抱え、貰った数個のお菓子をポケットに突っ込んだ。 代わりにスマホを取り出してみれば、いつの間にか受信メッセージが通知されていて、新着メッセージに目を落とす。表示された顔文字にぶはっと吹き出した。]
アイツ、意味分かってんのか?コレ……
[喉奥で笑いを噛み殺しながら、メッセージを打ち返す。 ゆっくりと来た道を辿りながら――。]
(96) 2014/10/18(Sat) 17時頃
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トレイルは、特に急ぐ風でもなく、ゆったりとした足取りで講堂へ。**
2014/10/18(Sat) 17時頃
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――廊下→講堂前――
[講堂へ向かう廊下。 殆どの生徒が交流会へ向かった後の人気のない廊下で『蒼人。』そう呼ぶ声が聞こえる。 声の主は確かめなくとも分かっていた。
ああ、またか――。
呼び止められて、足を止める。 振り返ると、神田の姿がそこにある。
『話が――、したい。』
自身よりも大きな身体で、切なげに訴えてくるその声は彼を小さく見せる。 一時は好感を持ち懐いていた頃もあったけれど、今はそんな彼に返す言葉が思いつかないでいる。 神田から向けられる意思から、まるで逃げ出すように目を背けた。]
オレは話すことはないよ。 ――悪いけど、もう学校であんまり話し掛けないで。
(102) 2014/10/18(Sat) 19時頃
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[ついと口から出た言葉は、自身の想像よりも冷淡に聞こえただろう。 神田からの返答を待たずに少し足早にその場を後にする。 表情は暗く、笑みを浮かべる余裕さえなかった。
講堂が見えて来る頃、少し安堵したように吐息を付いた事は自身も気づいていない。**]
(103) 2014/10/18(Sat) 19時頃
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――再び講堂へ――
[講堂へ戻ってくると、ぐるりとひとまず辺りを見渡した。 視界の届く範囲に、みやびの姿はまだないようで。 それならばと、人の波を縫っていく。 程なくして何やらニヤニヤしている戸野谷(>>111)を見つけ、彼に近づいた。]
トノ先輩。 ども、戻りました。
[その付近に、城前(>>109)と女生徒(>>116)が話しているのを横目で確認しつつ、保健室で手に入れたアイテム(>>96)を脇に挟み直して]
これ、オレの?
[…は、テーブルに置いてある紙コップの一つを指をさした。]
(124) 2014/10/18(Sat) 23時頃
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[戸野谷と会話を交わしながら、城前と女生徒の会話の隙を伺う。 二人の会話がキリの良い所で途切れれば、タイミングを見計らい、すーちゃん、と城前に声を掛けた。
彼が此方を振り向けば、ぽふり。 彼の頭上に丁寧に折り畳まれたシャツとスラックスをバランス良く乗せて―― ]
これ、着替え。 返却は保健室にヨロシク。
[それだけを彼に告げる。 後は野となれ山となれ。 城前の内心など知る由もなく、戸野谷との会話に戻るだろう。]
(128) 2014/10/18(Sat) 23時半頃
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[紙コップを手に取り、少し温くなったコーラを口に含む。 戸野谷に]
何食べる?
[と、軽い口調で会話を交わしている内に、講堂に入ってくるやれば一ノ瀬とみやびの姿(>>134)が目に入る。 中々入り口から入ってくる様子のない一ノ瀬に気づけば、距離は少し遠いけれど、二人へと片手を挙げてみせた(>>134)。]
(146) 2014/10/19(Sun) 00時半頃
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[ようやく依頼の主が現れた。 彼女達の方へと向かおうと思い立つ頃、城前の声(>>143)に振り返る。
呼び止められたようなそんな気がして。 城前を見れば何かを訴えたい様子だけれど、その意図を計りきれずに少し驚いた様子で小首を傾げてみせる。 もしかして、お礼の事だろうか。]
……どういたしまして?
[出した結論は謝辞に言葉を返すというものだったけど、正解が分からずに語尾に疑問符が浮かぶのは仕方がない。 城前と話している様子の彼女(>>116)の会話に挟まるのは野暮のような気がして、彼女にも確認するように視線を投げやった。
ああ、そういえば名乗ってなかったね。 2年の清瀬です。ヨロシク。
と笑みを交わして、そこで彼女と口頭での名刺交換が行われたかもしれない。]
(153) 2014/10/19(Sun) 01時頃
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[一ノ瀬の振り返された掌に視界の端に留め、表情を緩める(>>151)。 それは、彼女達の方向に小鳥井が向かっていく姿(>>147)も自然と情報として飛び込んでくる訳で。 驚きと心配を向けたが、彼女の隣に立つみやびの姿にひとまず、彼女に任せておけばいいと、目の前の城前と女生徒へと意識を戻す。
一応、交流会という名目上、他校生や普段話さない生徒達と話してみるのもいいだろう。 …そう考えて、みやび達へと向かっていた身体を、改めて城前達へと向けた。
それにまあ……なんか、こっちも放っておけなさそうだし。
城前の姿(>>143)を眺めやり、彼に対する少しの興味と概ねの心配を胸に潜めて、彼の反応を待つことにした。**]
(163) 2014/10/19(Sun) 02時頃
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