35 星降る海岸に纏わるエトセトラ
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……先生。
[手を包まれたまま、静かに、呼吸を整える]
だったら、その気持ち、ちゃんと伝えることにしねえか。 あいつを困らせるかも知れねえ。けど、本当のことを知って、それでもあいつにいて欲しいんだって、俺は言っておきてえよ。
決めるのは、一平太だ。 それでも、お互いに隠し事したまんま別れるのは、俺あ嫌だ。
何とかして、あいつが行っちまう前に、伝えようぜ。
[しっかりと、源蔵の手を握りかえした]
(0) roku 2011/08/20(Sat) 21時頃
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[普段は理性的な、黒目がちの学者の双眸が、揺れる]
言ってまずいなんてことが、あるかよ。
あいつが大事だって、一緒にいてくれてありがとうって、 これからも一緒にいたいって、
正直な気持ち伝えることに、誰にも文句なんざ言わせねえや。
[揺れて、揺れて、それから、しっかりと定まって]
おうよ。後悔は、したくねえ。
[はっきりと、頷き合う。もう、迷わない。
だから、きっと、伝わる**]
(2) roku 2011/08/20(Sat) 22時半頃
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団十郎は、源蔵の背中を流すことにした**
roku 2011/08/20(Sat) 22時半頃
団十郎は、メシくってくるー**
roku 2011/08/21(Sun) 18時頃
団十郎は、仁右衛門ー!
roku 2011/08/21(Sun) 19時頃
団十郎は、眠いんでちょっと横んなってくる**
roku 2011/08/21(Sun) 20時半頃
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―祭りの当日・朝―
[昨夜、源蔵と共に、一平太に会う算段をしたのだが、結局作業に追われて抜け出せず。 皆と一緒に休むふりをして、寝静まった隙に出ようと思っていたのだが]
……む。
[誰かが出て行く気配で目が覚めた。障子の外は、既に薄明るい。 どうやら本当に眠り込んでしまっていたらしい。
飛び起きたりしては、他の役員たちにバレてしまう。 そっと身を起こし、源蔵の書き置きを確かめた]
(123) roku 2011/08/22(Mon) 19時頃
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[自分も何か書き残していった方が良かろうか、と思案したが、いい口実を思いつかない。 結局、]
『船の様子を見てくる』
[と、台風の時に危ない目に遭う人のような書き置きをした。 広い意味では、嘘ではないかも知れない]
(124) roku 2011/08/22(Mon) 19時頃
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―村の通り―
[まだ人の少ない道を、あちこち見渡しながら歩いていく]
さて、っと。 一平太が、先生ん家にいるなら、会えてるだろ。 おっさん二人で縋り付くのも何だし、まずは先生に任せるかね。
先生ん家にいない場合のことを考えて……一応探すか、ね。 さすがに、今から海岸に陣取っちゃあ、いねえだろうが。
いや、その前に……朧の奴あ、知ってんのかね。 一平太を海岸に近づけさせんな、って言ったとき、どうもピンと来てねえ様子だったからなあ。
[朧がうすうす気づきながらも、旅立ちを見守る心づもりでいたことを、船大工は知らない。 自分が立ち去った後の鳩渓堂で、一平太自らが、兄に真実を打ち明けたことも知らない]
(125) roku 2011/08/22(Mon) 19時頃
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団十郎は、|・)じー
roku 2011/08/22(Mon) 20時頃
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―旅館―
おうい。朧はいるかい。
[帳場にいた者に、尋ねてみる]
え。あいつも、役員になっちまったのか。 いや、会ってねえんだ。バタバタしてたもんでな。 すまねえ、邪魔したな。
[帰りがけ、ふと旅館を振り返れば、窓から外を見ているおみつの姿]
あ、おみ……いや、いづ……いやいや、おみつ。
[人づてに知った本名を呼んでいいものかどうか、迷ったあげくに、いつもの名前]
(126) roku 2011/08/22(Mon) 20時半頃
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おはようさん。
[手を挙げて、窓辺に歩み寄る]
ここは相変わらず忙しそうだが、祭りくらいは見に来られるのか? まあなあ、こんな田舎の村の祭りでも、よそから見にくる客がいるからなあ。 朧みてえに、里帰りしてきて宿に泊まるやつもいるし。 ああ、あいつ、役員になったんだって?
あーっと、なあ、おみつ。祭りの後で構わねえんだが、ちょっと頼みが…… おい、目え赤いぞ。あんまり寝てねえな?
……無理すんなよ。
(127) roku 2011/08/22(Mon) 20時半頃
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あー、俺も役員なんだが、今はまあ、ちょっと用事でな。
[適当に誤魔化しつつ、おみつが今日は休むつもりだと聞けば、頷いた]
そうだな、それがいいさ。せっかくの祭りだし。 旅館の連中も、交替で休みゃあいいんだよな。
[微笑みを浮かべながら、きっぱりと言い切る様を見て、僅かに目を瞠り]
おみつ、おめえ……いや。 気のせいかね、何か、変わったな。
[次には目を細めた]
(130) roku 2011/08/22(Mon) 21時頃
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んー、頼みってのは、なあ。 お志乃の日傘な、俺が預かって修繕したんだが、俺の仕上げじゃあ、若い娘が持つには無愛想だろ。 頭んとこへでも、こう、可愛らしい布でもつけてやってくれねえかなと思ってよ。 お志乃が前に、伊綱に……おめえにも直してもらえばいいかも、なんて言ってたし。 おめえの、何つうかねえ、仕事の丁寧さとか、色の選び方の良さとか、そういうのを貸してくれりゃあ、ぐっと良いもんができる気がするんだ。
ま、傘はいったんお志乃へ戻してるから、後で会ったら、聞いてみるぜ。
でも、ゆんべ徹夜だったんなら、今日はのんびりしてくれな。 傘の話は、また、暇な時にでも。
[来た時と同じように手を挙げて、また通りへと出て行った]
(131) roku 2011/08/22(Mon) 21時頃
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団十郎は、|・)じー
roku 2011/08/22(Mon) 21時半頃
団十郎は、おまえら何やってるwww
roku 2011/08/22(Mon) 21時半頃
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ん、別段心配してるつもりもねえんだがなあ。 俺あただ、みんなが笑って元気にしててくれりゃあ、それでいい。
[ぼそり、返した言葉は、背を向けてからのもの]
……朧はいねえ、か。 先生は、ちゃんと言えたかねえ。 一平太は……どうするんだろ、な。
[見上げる空は、青い]
(133) roku 2011/08/22(Mon) 21時半頃
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うお!
[ちょうど今思い浮かべていた人物の声がして、大きな体をびくりとさせて振り向く]
お、ああ、その、何だ、一平太。
[そろりと様子を伺えば、そこにあるのは少年の、いつも通りの声音と表情]
お、おはよう。 あー、まあ、役員の方は、ちょっと休憩だ、休憩。
……なあ。 先生には、会ったか?
[白い花束をちらりと見遣ってから、尋ねた]
(136) roku 2011/08/22(Mon) 22時頃
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団十郎は、一平太を慰めた。
roku 2011/08/22(Mon) 22時半頃
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会ったか……そうか。
[大事な話をした、と聞けば、安堵の笑みを見せて頷く]
俺あ……そうだな、多分、先生より、朧より先に、気がついてた。 俺が別段鋭いわけじゃなくて、体質、みてえなもんなんだろうけどな。
だから、おめえの小さい頃のことが、思い出せなくて、 仁右衛門の野郎が未来人だの記憶操作だの言い出しやがるから…… もしかしたら、元々はいなかったんじゃねえかなんて思い始めたら、不安だったよ。
俺あ、おめえの先生でも兄貴でもねえが、俺だって、おめえが可愛…… ……?
[地面へと置かれる花束に、言葉を切って少年の動作を見守る]
(148) roku 2011/08/22(Mon) 23時頃
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…………。
[謝罪の言葉が紡がれるのを、じっと、聞いて。 それから、彼の決めた道を、聞いた。
それから、ほっと息を吐き]
……なあ。謝んなよ。 あんときゃ、ああ言うしかなかっただろうさ。 それに、あれはやっぱり、本心だったんだろ。
悩んだよな。そりゃあ、苦しかったよな。
[大きな手を少年の頭に載せて、わしわしと撫でる]
そうだな……今も、怖いよな。 おめえを引き留めるのが、誰にとっても一番いい道なのかどうか、そいつあわからねえ。 先生も、それでなかなか言い出せなかったんだし、俺だって、これで何がどうなるのか、皆目見当もつかねえ。
(149) roku 2011/08/22(Mon) 23時頃
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でもな、やっぱり、嬉しいんだ。 やっぱり、おめえに、ここにいて欲しいんだ。
なあ、一平太。 おめえが、約束守ってくれるんだろ。 俺だって、応援するって約束したぜ。
学問は教えてやれねえが、細工でも、材料の手配でも、何でも力んなってやらあ。 酒の飲み方だって、立派に仕込んでやらあな。 おめえの兄貴は、今ひとつ弱えからな。
[にやり、と笑い]
……何があっても、守ってやるから。 なあに、先生の学と、朧の剣と、俺の技がありゃあ、大抵のこたあ何とかなる。
[わしわしわしわし頭を撫でた]
……ここに残るって、決めてくれて、ありがとうな。
(150) roku 2011/08/22(Mon) 23時頃
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……あ。
[少年の結わえた髪に触れて、思い出したように問う]
朧は、このこと知ってんのか?
(151) roku 2011/08/22(Mon) 23時頃
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[普段は、もっと子供らしくしてもいいのにと思いながらも、 一人前以上に働く彼を尊重して、あまり子供扱いしすぎないように気をつけているのだが。 この時ばかりは思う存分撫でていた。 安心した笑みを見せてくれるのが、嬉しくてたまらない。 しばらくそうしていたのだが]
あー……と、朧に話したのは、そこまでか。 じゃあ、気を揉んでるところかもなあ。
ん。 先に、親父さんとお袋さんにも、話してこいよ。 もしかしたら、朧もそっちへ行ってるかも知れねえしな。 多分、あいつが任されるとしたら、見回りとかだろ。寄合所に閉じ込められっぱなしじゃあ、ねえと思う。
俺もちょっと、あいつ探してみるぜ。
[言いつつ、周囲を見回した]
(160) roku 2011/08/23(Tue) 00時頃
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……おう、からくりできたのか。 先生大変だったなあ。
しっかし頑張ってたから、今年も楽しみだ。 みんなで見せてもらおうぜ。
……ん。 また、後でな。
[何気ない、小さな再会の約束が、今はとても嬉しい。 手を振って一平太を見送ると、朧を探して歩き始めた]
(171) roku 2011/08/23(Tue) 00時半頃
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[しばらく歩いたところで、のんびりとした声がかかる]
朧、おめえ、そんなとこに。
[ずかずかと歩み寄り、朧の隣にどっかりと腰を下ろした]
……おい、一平太のこと、聞いたんだろうが。 何呑気に氷食ってんだよ。
[カチ割りの氷をひとつ、勝手に取って自分の口へ放り込んだ]
(173) roku 2011/08/23(Tue) 00時半頃
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……受け入れるって、おめえなあ……。 弟だろ、たったひとりの。 そりゃあもともとは違ったかも知れねえが、兄弟になってからはずうっと、あいつがおめえの生き甲斐だっただろ。
[氷をがりがり噛み砕きながら、無愛想に言う。 一平太が残る決心をしたことは、黙っているつもりだった 父母に勇気を貰ってくる彼が、自分で伝えたいだろうから。
それに、あまり動じているように見えない朧に、ちったあ気を揉みやがれという、意地悪な気持ちもあった]
あ?海岸?
…………ああ。行くつもりだぜ。
[小さくなった氷を、飲み込む]
(179) roku 2011/08/23(Tue) 00時半頃
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……始めはな、仁右衛門との約束だから、仕方ねえって思ってた。 それから、どうやらこの村からいなくなる奴がいるってわかってから、邪魔して引き留めてやろうって思ってた。 で、今は……。
[未来人、が、一平太の他に幾人いるのか、誰なのかは知らない。 でもきっと、それぞれに悩み、結論を出したのだろうから]
……帰る奴がいるってんなら、最後まで見届けてやりてえからな。 俺あ、海岸に行くぜ。
ああ、頼んどいて悪いが、子供らを近づけるなってやつは、ナシにしてくれ。
[じっと、朧の目を見返して答える]
(182) roku 2011/08/23(Tue) 01時頃
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……そうか。 そうだよな。
[昨夜の姿は、と聞けば頭を掻いて]
おめえが何だか落ち着いて見えたから、あんまり悩んでねえのかと思っちまった。 そんなわけ、ねえのにな。 ……悪かった。 おめえは、やっぱり、あいつの兄貴なんだな。
[座ったまま、ぺこりと頭を下げた]
……ああ。海岸で会おうぜ。夜にな。
[立ち去る朧を見送る。 結局、一平太の結論は知らせていないままだ**]
(190) roku 2011/08/23(Tue) 01時頃
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―祭りの夜―
[小さな村ではあるが、年に一度のこの日だけは、精一杯の飾り付け、いくつもの出店、そして多くの人出で華やいでいる]
お、焼き鳥か、旨そうだな。ねぎまと、んー、皮をくれ。 いや、酒はまだ飲めねえんだ。今年は役員なんでな、あんまり酔っ払っちまうとまずい。 おう、ありがとよ。
[焼き鳥を囓りながら、一応役員らしく、騒ぎを起こしている者や迷子がいないか、注意を払って歩いている]
さて、源蔵先生のからくりはどこかね……はは、人だかりができてら。
[探すまでもなく見つかったそれへ近づいて、人垣の頭の上からひょいとのぞき込む]
(197) roku 2011/08/23(Tue) 19時半頃
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……羽衣の、伝説。
[精巧なからくりで現された、伝承の四つの場面]
『綺麗ねえ……』 『羽衣、何でできてるんだろう?すごーい』 『おい見てみろ、これ動くぜ!』
[人々が感嘆の声を上げる中、船大工は四基め……最後の場面に見入っている。 ただひとり、空を見上げる青年の姿]
先生……。
[どんな気持ちで、これを作っていたのか。 源蔵自身の生い立ちを思う。 一平太との別れの予感に怯えていた彼の姿が、寂しげな青年の背に重なる]
(198) roku 2011/08/23(Tue) 19時半頃
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ガキの頃は、天女ってなあずいぶんと薄情だって思ったもんだが。 ……あっちには、あっちの事情があるんだろうな。
[一平太は、羽衣を捨てることを選んでくれたけれど、 源蔵の祖母は、もうこの村へ舞い降りることはなかった]
……でも、天女は、記憶までは消していかなかった。
[源蔵の祖父も、家族も、祖母のことを忘れはしなかった]
それが、救いかね。
(199) roku 2011/08/23(Tue) 19時半頃
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[明之進と、語ったことを思い出す。 これまでにも、海岸から未来人たちは帰って行ったという。 村人の、自分たちに関する記憶を消して]
……どんな連中、だったんだろうなあ。 寂しがることもできねえってのは、寂しいもんだ。
『――だけが』
[ふと、脳裏をよぎる声]
『――るなら――残さ――』
…………?
[それは遠い、遠い、記憶の断片]
(200) roku 2011/08/23(Tue) 19時半頃
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『二度と会えなくなるなら、何も残さない方がいいだろう?』
(おい、何言ってやがる)
『よくあることじゃないか。俺のことは忘れて、もっといい人をみつければいい』
(おめえは、寂しくねえのかよ。悲しくねえのかよ)
『――悲しいからこそ、さ。あいつの悲しみごと消してやれるなら、その方がいい』
(ふざけんな、無かったことにしようってのか)
『無かったことには、ならないよ。俺の悲しみは、残るから。――俺だけが背負って済むなら、それが一番いい』
(201) roku 2011/08/23(Tue) 20時頃
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な……んだ、今の。
[こめかみを手で押さえるようにして、ふらふらと人混みから離れている]
……っかやろ。 あいつって、誰だよ。ああちきしょう、思い出せねえ。
……ぶん殴ってやったかどうかも、思い出せねえや。
[顔をしかめて、ふるり、頭を振った]
(202) roku 2011/08/23(Tue) 20時頃
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……思い出してえな。 嫌な思い出かも知れねえけど、思い出してやりてえな。 酒の肴にして、笑ってやりてえじゃねえか。
[呟いて、苦笑する]
(211) roku 2011/08/23(Tue) 21時半頃
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[それから、時々は交替で役員の詰め所に戻ったりもしながら、 馴染みの者たちと会えば、屋台や出し物を見て歩く]
こうやってちまちまと買い食いしてると、どんだけ食ったかわからなくなるな。 あれ、朧……
[人混みの向こうに見えた、飲み仲間の姿。 どうやら見回りをしているらしいのだが、どこか上の空といった様子]
……教えてやった方が、よかったかね。
[いか焼きにかぶりつきながら、ひとりごちた]
にしても、勝丸を見ねえなあ。 あいつのこったから、張り切って買い食いに歩いてるか、櫓にでも登りに行ってるかと思ったんだが。
[祭りに出ずに帰るつもりだなどと、ましてや海岸で不思議な踊りを踊っていることなど、知る由も無い]
(212) roku 2011/08/23(Tue) 21時半頃
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……今年も、誰かが帰っちまって。 そいつのこと、忘れちまうのかね。
……忘れたく、ねえよなあ。
[今年の祭り、今までの祭りの光景を思い出す。 朧[[who]]の笑顔や、源蔵[[who]]の食べっぷりや、勝丸[[who]]の金魚すくいの意外な腕前。 そんな、他愛ないこと]
……そろそろ、かね。
[すっかり暗くなった空を、見上げた]
(217) roku 2011/08/23(Tue) 21時半頃
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そうそう、去年だったか、先生が屋台のみぞれかき氷にはまって、びっくりするくらい食ったんだよなあ。 酔っ払ってた朧は、それ見て笑ってて……。
勝丸の奴、あの手の遊びは得意だろうと思ってたが、掬ったのは1(0..100)x1匹だっけか。
[端から見ればくだらないような記憶も、大切な思い出。 とりとめもなく漂うそれを、零さないよう噛みしめながら、海岸へと向かう]
(219) roku 2011/08/23(Tue) 22時頃
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団十郎は、意外に下手で驚いたんだよな……
roku 2011/08/23(Tue) 22時頃
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―星降る海岸―
[ゆったりとした足取りで、その場所へ向かう。 月明かりの下佇む影と、それに駆け寄る少し小さな影を認めれば、歩みを更に緩めた]
……やれやれ。 どんな顔するのか見てやりてえが、そいつあ野暮ってもんだよな。
[ふたつの影から充分離れた場所で立ち止まり、海岸を見渡す。 満月であるのに星が輝く、不思議な光景だった。 降り注ぐ光が、まるで天へと続く梯子のようにも見える]
……空飛ぶ船、か。
[眩しげに、目を細めた]
(230) roku 2011/08/23(Tue) 22時頃
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―回想・祭り会場―
お、日向嬢ちゃん、今日は一段と洒落てんなあ。 ……そうか、お勢んとこへ寄ってきたのか、道理でな。
からくり、見てきたか?凄いもんだろ。
……なあ、聞いたぜ。 嬢ちゃん、都で学問やるんだってな。 俺あてっきり、このまま源蔵先生に習うもんだと思ってたが、村の外を見てみるのもいいかもな。
寂しくなっちまうが、祭りと正月くれえは帰ってくるんだろ? 頑張れ、たあ言わねえぜ。嬢ちゃんなら、放っておいても頑張るだろうからな。
[笑って送り出せるのは、理不尽な別れではないから]
(233) roku 2011/08/23(Tue) 22時半頃
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よし、じゃあ、嬢ちゃんが自分の道を決めたお祝いだ、好きなもんおごってやらあ。 何が良い?たこせんか。さっき見かけたなあ。
後は何か……ん?南国の果物? それは、さすがに売ってねえんじゃねえかな。
[並ぶ屋台の前を歩きながら、首を傾げたのだった]
(234) roku 2011/08/23(Tue) 22時半頃
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―星降る海岸―
[兄弟の影が、寄り添うように海岸を歩くのが見える]
……何でえ、朧のやつ。 残るって聞いたんだろうに、動きが小せえな。 もっとこう、わかりやすく喜べってんだ。
[自分が思いきり少年の頭を撫でたのを思い出しながら、呟く。 源蔵が彼を抱きしめたことは知らないが]
ま、あいつらしいか。
[ひとり、合点する]
(258) roku 2011/08/23(Tue) 23時半頃
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さて……。
[祭り会場を後にするとき、日向に声を掛けてはきたけれど。 振り向けば、ずいぶん離れてやってくるのが見えた]
見てみな、嬢ちゃん。星の道だ。
[少女との距離が近づいてから、そっと声をかける。 指さす先には、白い砂浜へ降り注ぐ星の光]
帰るやつも、そうだが…… ここへ残ると決めたやつも、新しい道を歩き出すんだなあ。 それを見送る方も、受け入れる方も、きっと、な。
[どこまでも続く空を、海を眺めながら、真面目な顔で言った後]
(259) roku 2011/08/24(Wed) 00時頃
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こうなったら、俺も、新たな人生目指して…… 本腰入れて嫁さん探すかねえ。
[さっぱり当ては無えんだがな、と付け足して、笑った]
[それぞれの場所で、それぞれの時代で。 人の生は、思いは、続いてゆく。
広い広い、空の下で**]
(261) roku 2011/08/24(Wed) 00時頃
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団十郎は、未来にちょっぴり悲観的になっているw
roku 2011/08/24(Wed) 00時半頃
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