146 demi-human... 『亜人の住まう街で』
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[今日は悪い夢をみることはありませんでした。 いつもどおり起きて、軽く朝食をとれば出かける準備を。 うさぎさんと、猫耳と、ことりさんのネックレス。 そうしてマスクをつければ、準備は完了です。
こころなし、うさぎさんの元気がないような気がしますが。 ——まがい物ですから、そろそろお別れが近いのかもしれません]
……いってきます。
[昨日あんなことがあって、ほんとうなら出かけない方がいいのかもしれませんけれど。 ひとりぼっちでこの家にいるのも、どうにも辛いものですから。
しんとしたお家を一度ふり返り、ため息をひとつ。 そうしてぱたりと扉を閉じれば、わたしは歩きだしました*]
(3) 2015/01/13(Tue) 11時半頃
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[向かう先は、よく行く装飾品を売っているお店。 いつもであれば、先に中央の広場に寄って、だれかと遊んだりもするのですが……なんだか、昨日の店主さんの様子が忘れられないもので。
こちらに向けられる、昨日までよりずいぶん険悪な視線を、体をちいさくしてかわしながら。 洩れ聞こえるひそひそ話に、思わず足取りも速まります。
"亜人がやった"というのなら。 亜人もひとしく消えていることを、どう説明するのでしょう。 ——きっとどう反論したところで、わたしたちのせいになってしまうのでしょうけれど]
(4) 2015/01/13(Tue) 11時半頃
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……店主さん、いますか?
[そうして目的地についたなら、お店の戸は閉じたままで。 そろりと声をかけてみたものの、返事はありませんでした。
もしかしたら、早く来すぎたのかしら。 いつもよりだいぶん早い時間ですので、店主さんもまだ起きていないのかもしれません]
少し、待ってみよう、かな……。
[お店の前で待っていたら、邪魔になってしまうかもしれませんが。 他に行けるところもありませんので、扉の横の地面にそのまま腰かけます。 お店に背を預ければ、手の中のうさぎさんをゆるりと撫ぜて。 そうして開店を待つあいだ、ぼんやり青いことりさんの姿でも、探してみたでしょうか]
(5) 2015/01/13(Tue) 11時半頃
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……ご飯屋さん?
[店主さん、空から悪魔が降ってきましたよ、なんて。 もちろんそんなことは言いませんでしたが、予想外の場所からの訪問に、わたしは思わず確認するように彼>>9を呼びます。
しばしほうけたように彼を見ていましたが、促されればわきへどいて。 乱暴にノブを揺らすその姿を、注意もできずにみまもりました]
あ、
[鍵を作り、あっという間に中へと侵入する彼に、ちいさく声をあげ]
……そんなことをしたら、店主さんに怒られますよ。 わたしは知りませんからね。
[なんて言いながら、わたしも彼に続きました。 ……ええ、わたしは鍵が開いていたから入ったんです。 ちゃんと注意も……事後に、ですが……しましたから、不法侵入の責任は全部ご飯屋さんにあります。 けれど、まあ。彼が店主さんに怒られるときは、減刑くらいはうったえてあげましょうね]
(16) 2015/01/13(Tue) 20時頃
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[とかげさんの尻尾は、食べても美味しくないと思います。
そんなことを考えながら、騒ぐ彼の後ろできょろきょろ店内を見回しました。 窓の外に青いことりさんは見つけられましたが、肝心の店主さんがいません]
店主さん、居ませんね? ……何処に行ったのかしら。
["何か聞いてます?"、なんて。 彼の服を引きながらたずねれば、答えはどうだったでしょう。
……もしかして、と。そう思ってしまったものですから。 彼の服を引く手は、かすかに強張ってしまって。 それが気づかれないと、良いのですけれど]
(17) 2015/01/13(Tue) 20時頃
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……お散歩。
[いらだたしげに頭をかく彼の言葉>>27を反芻しながら、そこに滲む不安のようなものを感じとって、なにも言えなくなってしまいます。
同じことを考えているだろうにそれを指摘しないのは、彼の優しさでしょうか。 ――そうだとしたら、悪魔のくせに、なんて。ほんのすこし、おかしくなってしまいますけれど]
はい。 ……わたしは、もうすこし待ってみますね。
[鍵を受けとり、頭に乗るてのひらに目を細めます。 頭に置かれる手に、意味なんてないんでしょうけれど。 そのてのひらが存外ここちよいということは、内緒にしておきましょう。 言ったら、もうやってくれなくなりそうですもの]
(42) 2015/01/14(Wed) 09時頃
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……気をつけて、くださいね。
[もう既に怪我をしているみたいだから、今更かもしれませんが、そんなことを言って。 彼の後ろ姿を見送れば、いつも店主さんが座る席に腰かけます。 そうして今しばらくは、彼の帰りを待とうとしたでしょうか。
――外が騒がしくなってきたことに気づけば、騒ぎの方へと視線を向けるくらいは、したでしょうけれど*]
(43) 2015/01/14(Wed) 09時頃
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[――そうして。 果たしてどのくらいの時間が過ぎたでしょうか。 嗚呼やっぱり、帰って来なかったな、なんて。 ずきりと痛む胸には気づかないフリをしながら、おおきな椅子から立ちあがります。
約束を反故にされるのは……ひとりにされるのは、慣れていますから。 別にこんなの、どうってことはありません。 ……ええ。ありません、とも]
……また来ます、ね。
[それでも知らずすがるような声音で言葉を落としながら、扉を開けて外へ出ます。 鍵をかけていれば、ちちち、と。青いことりさんが飛びたっていくのを、視界のすみでとらえました。
ご飯屋さんは、どちらの方向へと消えていったのでしょう。 どちらにしろ、足を向ける先は変わりません。
お家に帰るために……いいえ、店主さんがさいごに居た場所を調べるために。 わたしは、中央広場の方へと歩を進めました]
(47) 2015/01/14(Wed) 17時半頃
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[かつり、かつ、かつ。 わたしの足音に重なって、いくつかの足音がついてきます。 ちらりと視線の先には、なんだか物々しいかっこうをした人たち。そう、まるで……軍人さん、みたいな。
最近ではすっかり見なかったその姿に、知らず足取りを早めながら。 まるでなぶるように距離をつめてくるその様に、ぎりりとくちびるを噛みます]
あ!……ぅ、
[何かにつまずいて転べば、驚いたらしいうさぎさんが、するりと腕から逃げだしてしまいまして]
……ゃ、ま……まって!
[慌ててそれを追おうとするわたしの腕を、軍人さんがつかみます。 けれど視線は、うさぎさんに向けたままで。
嗚呼……このままじゃあ、また置いていかれてしまうじゃありませんか。 この人はどうして邪魔をするのでしょう。 "抵抗するな"だとか"話を聞くだけだ"だとか。そんなの知ったことじゃありません。 ただわたしは、あのこを追いたいだけ]
(49) 2015/01/14(Wed) 19時頃
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……っ触らないで!
[つかむ手を振りはらいながら、粒子の波を相手にぶつけます。 こちらに害意さえなければなんてことのないものですが、今回は違いますから。 ……邪魔をするのなら、排除するだけ、です。
まるで風にふかれてバランスを崩したみたいに倒れる彼らを尻目に、わたしは走りだしました。 早く追いかけないと、見失ってしまいます]
(50) 2015/01/14(Wed) 19時頃
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―中央広場→路地へ―
[あのこにまで置いていかれたら、わたしはどうすればいいのでしょう。 零れそうになる涙をこらえ、白いその姿を追いかけます。
実のところ、自分の造ったものなのですから、その気配を追うことなど簡単なのですけれど。 そんなことも忘れるくらい、動揺してしまっていて。 そしてそれを思い出したのは、走りに走ってうさぎさんを捕まえた後でした。
気付けばそこは、店主さんをさいごにみかけた路地の前。 もしかしたらうさぎさんは、先回りして待っていてくれたのかもしれません。
路地に至るため駆ける途中、狼さん>>44と狐さん>>46を見かけましたが、意識はうさぎさんに向いていましたので。 立ち止まることなく、そのままそろりと路地へと]
(51) 2015/01/14(Wed) 19時頃
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[たどり着いたそこは、不気味なくらい静かで。 思わず息をのみながら、粒子を散らしてゆきます。
さざめくそれは、店主さんの残り香をとらえども。けしてその行く先をしめしてくれはしません。
まるで、ここで"消えてしまった"かのように]
…………、ぁ、
[は、と。浅い息を吐きながら、ちいさく嗚咽がすべりおちます。 嗚呼やっぱり、彼は消えてしまったのだと。そう考えれば、もう涙をこらえることなんてでしません]
……ぅう、うそつ、き、 うそつき……!
[ここに居るって、言ったくせに! ……裏切られるのは慣れているはずなのに、彼を非難する言葉を我慢できずに。
ひ、としゃくりあげ、零れおちる涙をぬぐうため、マスクを外します。 そうして虹色の瞳からあふれる涙をぬぐいながら。ただ、嗚咽を洩らしました*]
(52) 2015/01/14(Wed) 19時頃
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