151 宇宙船は旅浪者の夢を見るか?
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―理科室― [寄り道を幾つかしてからここまで来たこともあり、思ったよりも時間がかかってしまった。 呼び出した彼女はまだここにいるだろうか?]
さて、要件はなんだろうかね?
[とりあえず扉に手を当ててノックした。**]
(42) 2015/03/04(Wed) 06時頃
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[メールが着信を告げたのは理科室に着く直前だった。 内容を確認しようと思って忘れていたが、ノックをした直後に気がついた。>>#0]
ドジというよりはただの事故だな。 こんな突発的な事故は早々起こらんだろう…。
[身の回りに気をつけるように、そんな内容のメールを見て少しだけ溜息を漏らした。]
(72) 2015/03/04(Wed) 23時頃
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[ある程度自分の中で思想を整理したところで、中から小さいながらも声が聞こえてきた。]
失礼する。
[そう言って扉を開ければ、中にいるのはクリスだけでなくマドカも一緒。 タイミングというか空気的にまずっただろうか?となんとなく察した。]
すまない、先客か。 邪魔したなら、出直すが…。
[相談があると言っていた以上、2人の方がいいのかもしれない。 であれば、改めて出直してもいいし、2人になるまで一緒にいても構わないだろう。 あるいは、3人で話すこともあるのかもしれない。]
俺はどちらでも構わんが…。 急ぎの用事も無いからな。
[そういって2人の顔を見比べた。]
(77) 2015/03/04(Wed) 23時半頃
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そうか?
[どうやら大丈夫そうだ。 こちらに手を振ってきたマドカに視線を合わせて軽く肩を竦めた。 慣れた雰囲気で椅子に座り込む。]
ああ、せっかくだから貰おう。 で……俺も(2人の話を)聞いていいのか?
[2人のさっきまでの話題は知らない。 自分がここにいて、女子だけの話を聞いてもいいのかという気遣いのつもりで問い掛けた。]
構わなければ、聞かせてもらいたいな。 気持ちの問題とか(問題無ければ。) (妹と話す時の)色々参考にもなるからな。
[いつも通り言葉は足りない。 性別の異なる姉と妹と話す時に困ってしまうことも多い。 普段、女性がどんな事をどう考えているのかなど、聞けるタイミングや知れるタイミングがあれば聞きたいのだ。 ちなみに、女性誌は毎回欠かさず購読している。]
(82) 2015/03/04(Wed) 23時半頃
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[ぼんやりと椅子に座ったままクリスを見ていたが、自分の質問を皮切りに動きが妙に歪になった。]
えっ?あぁ、いや別に嫌ならいいんだが、入室を促したということは聞いてもいいということだと、勝手に認識していた。
[これは失言だったらしい。 彼女がそれを拒絶するならそこには触れないでおこう。]
(88) 2015/03/05(Thu) 00時頃
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[自分は引くつもりだったのだが、マドカは気にしないようだ。 マドカの援護のおかげで少し押してみる価値はありそうだと認識した。]
まあ、(話の内容を男にも聞かせるというのは、)気持ち的な問題はな。 それでも聞かせてもらえるなら、(日常的に、生活的に普段)どう思ってるのかとか、聞いてみたいかもしれないな。
[話が全体的に省略されるのは、明らかに意図を感じてしまうが、それが彼の仕様なのだろう。]
(91) 2015/03/05(Thu) 00時頃
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[2人の話を大人しく耳にしながら、クリスをじっと見ていた。 そんな風に想いを秘めていたとは思わなかったが、遅いか早いかの違い、と言うのは案外的を得ていなかったのかもしれない。 目の前の彼女は、その想いを秘めたまま自分の卒業を見送り、学生時代の甘酸っぱい思い出にするつもりだったのかもしれない。 (もっとも、全て勘違いである。)[
そうだな。 別にもっと早く(想いを)伝えてくれても構わなかっただろうに…。 思い出にしてしまうには、寂しすぎないか…?
[とは言え、あの状況が特殊だった。 シチュエーションが異なれば、自分が誰かと付き合い、ましてや結婚だなんて事を考えもしなかった。]
もっとも、プロポーズのきっかけは事故のようなものだったがな。 迷惑だったか…?
[彼女は想いを秘めたまま卒業するつもりだったのだから。(勘違い)]
(118) 2015/03/05(Thu) 08時半頃
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[ケーキや紅茶には軽く頷きで肯定して、紅茶を手に持ちながら考え込む。 たまに軽く口に運べば、マドカからどう思っているのかと聞かれて少し考える。 そう言えば、自分からその恋愛感情をクリスに伝えた事はなかったかもしれない。]
そうだな……。
[一言、そう口にして考え込む。]
そういう所も好ましいと思っている。
[その好ましいという感情に恋愛的なものが含まれているのかは、自分でも少しわからなくなっているのも本当の話だ。 そんな相手として考えた事のない相手とそういう関係になったのだから、頭の中の混乱は酷いものだった。 誤魔化すように、紅茶に再び口をつけた。]
(119) 2015/03/05(Thu) 08時半頃
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