239 ―星間の手紙―
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―― 惑星F321にて ――
[未だに慣れぬ機械の指先で カタカタと男は報告書を作成していた。
水槽に揺蕩う脳味噌からは 何の表情も読み取ることはできない。
奇跡の生還を果たした負傷兵を 同僚たちは遠巻きに見つめて 深く関わろうとはしてこなかった。
だからこそ、仕事中にこうして 「ルシフェル」を立ち上げることも――できる]
(5) 2018/04/24(Tue) 08時頃
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受信データガ5件……?
[ギシシと機械の指を軋ませて、パネルを叩く。 元同僚からのメッセージが2件。 それから送り主不明の悪戯めいたメッセージが3件]
(6) 2018/04/24(Tue) 08時頃
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ン……、ナンデマタ コウモタイミングヨク。
[悩んだ末に、元同僚たちのメッセージから 確認を始めることにした。 幸い近くに他の基地職員たちはいない]
ルシフェル。音声加工ソフトヲ起動シロ。 俺ノ以前ノ声紋ヲ再現スルンダ。
[ぷか、ぷか。 所在なさげに水槽の中の脳味噌が揺れていた]
(7) 2018/04/24(Tue) 08時頃
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……アンタレス。
[やや低い電子音で呟いてから、 気分を変えるようにパシパシと機械の手で 水槽を軽く叩いた。
どうだ。ピスティオ=エスペラント少尉。 あの頃のように陽気に喋ることができるか?
心中で呟いて、マイクを握った]
(8) 2018/04/24(Tue) 08時頃
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[酒を飲む口も、もうないというのに。 するすると嘘が口をついて出た]
(9) 2018/04/24(Tue) 08時頃
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[相変わらず宇宙戦闘機に乗ってる。 事故ひとつなくやれてる。
語る近況は、虚飾に塗れた偽りの日常。
自分の事故のことを 退役した元同僚が知っているなど>>0:25 男は夢にも思わない]
(10) 2018/04/24(Tue) 08時頃
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[最後の言葉だけは、偽らざる本心だった]
ハハ、嘘シカ言エネーデヤンノ。 馬鹿ミテエダ。
[しばしの沈黙の後 2つ目の音声データの再生を始めた。 エースパイロット、キャンディ。 かつてのライバルからの通信だった]
……………………。
[少しの逡巡の後に、 男は返信の言葉を紡ぎ始めた]
(11) 2018/04/24(Tue) 08時頃
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ナニヤッテンダ、俺ハ。
[泣きたいのに、泣くこともできなかった。 もう泣くための身体がないのだから。
でも悔しくて、悲しくて、羨ましくて。 あんな言葉をキャンディに紡ぐことしか 男はできなかったのだ]
クソッタレ。
[機械の手で力任せに、パネルを叩いた。 生身ではない指先が、痛みを感じることはない]
(12) 2018/04/24(Tue) 08時半頃
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……通信ソフト「ルシフェル」終了。
[今、続きのメッセージを返信する気分には とてもなれなかった。
仕事を終えた後に 他のメッセージを確認しようと心に決めて、 男は基地の仕事に戻っていった*]
(13) 2018/04/24(Tue) 08時半頃
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―― 惑星F321にて ――
[仕事を終えたあと、 男は未確認のメッセージを3件確認する。
無作為に送られてきたそれらは 1通は可愛い昔馴染みから、 2通は同一人物からのものであった]
ルシフェル。 音声加工ソフトヲ……イイヤ、ヤメテオコウ。
[どうして、こんなことを思いついたかは 男にも分からなかった。 ただの気まぐれだったのかもしれない。
男はマイクに向かって、 ひとつの謎かけをするのだった]
(38) 2018/04/24(Tue) 22時頃
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[正解なんて分かるはずはない。 自分はあまりにも変わってしまったから。
男はしばしの沈黙ののちに、 最後のメッセージに返信を始める。
今度は音声加工ソフトを使って、 いつもの調子で言葉を紡ぎ始めた*]
(39) 2018/04/24(Tue) 22時半頃
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