4 監獄病淫 -医師達の狩場-
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どうして、こんな……ひどい……。
[ぺたりと床に座り込んだまま、泣きじゃくり続けている。
探して御覧なさいと言われたものの、薄暗い廊下でよく顔も覚えていない。 はっきりと記憶しているのは、声と身に纏っていた白衣だけ。]
探さなきゃ……。 他の人に知られる前に、絶対……。
[そう呟くも、溢れる涙は止まる事を知らないままで。]
ヨーランダ先生……助けて……。
[可愛いと言って優しく抱きしめてくれた男を思い出し、 救いを求めるように名前を口にした。]
(8) 2010/03/05(Fri) 04時半頃
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[ナースステーションに戻る途中、ピッパとすれ違えば、 涙で腫れた顔を隠すように、うつむいて。 余計な事は何も言わず、引きつった作り笑顔で、病室に戻る背中を*見送るだろう。*]
(9) 2010/03/05(Fri) 04時半頃
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―更衣室―
[陰鬱そうに俯いて、更衣室のロッカーを開ける。 昨日のことを思うと暗く、落ち込んでしまいそうになる気持ちを止められず。 その顔にはいつもの明るさはなかった。]
探さなきゃ……あの人。 でも、名前も顔も判らないのに…どうやって?
[冷たいロッカーにおでこをこつんとぶつけて、もう一度重い溜息を零した。]
(13) 2010/03/05(Fri) 10時半頃
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>>15 あ…ソフィア先輩……。
[いつも何かと面倒見のいい先輩の顔を見ると、涙の粒がたまってきて]
先輩、私……。
[昨日のことを話して、ソフィア先輩に甘えてしまいたいと思い、口を開く。 だけど、ではなぜ下着を着けていなかったという原因を思うと、やはり言えなくて]
……いえ、なんでもないです、よ? 少しお化粧のノリが良くなくて……。
[ぎこちない笑顔を浮かべ、下手な言い訳を並べるだろう。]
(18) 2010/03/05(Fri) 11時頃
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>>20 [ソフィア先輩と目が合うと、ふい…とそらしてしまって。]
あ、あの……一つだけ。 一つだけ知りたいことがあるんですけど……。
[と、前置きして。 自分よりも頭一つ高い位置に手を持っていき]
このぐらいの…背の高い女の人って、先輩ならこの病院にいるか判りますか?
[昨日であった女の身体特徴をあげて尋ねてみる。]
(21) 2010/03/05(Fri) 11時頃
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>>22
ゲイル、先生……。
[名前を聞けば、昨日の女が白衣を着ていたことを思い出し、その人で間違いないだろうと確信する。]
あ、ありがとうございます。先輩。
[とりあえず昨晩の女を捜す取っ掛かりは出来たことが、少しだけ気持ちを軽くさせて。 思わず、ソフィアの手を取ってしまう。]
やっぱり先輩が一番頼りになります、ね。 ゲイル先生……。ご挨拶もまだですし、後で診察室にお伺いして見ます。
(23) 2010/03/05(Fri) 11時半頃
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後それから……。 ヨーランダ先生って、今日は外来でしたっけ?
[と、微かに頬を赤く染めて、尋ねてみる。 目の前の先輩と男との間にあった事は、何も知らずに。]
(24) 2010/03/05(Fri) 11時半頃
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>>26 [先輩の手を握ったまま、こくこくと大きく頷き、ようやく笑みを見せて。]
はい、とっても! 先輩のおかげで助かりました。
[なにが助かるのかは、口にせずに。つられて笑みを浮かべる先輩に微笑もうとして、 続く言葉の強さに思わずびくりと、手を引っ込める。]
えと……昨日休憩中に先生にお世話になったので、 そのお礼に行こうかと思って……。
[ソフィアの声音が堅くなっている事に気付かずに、もじもじと恥ずかしそうに、それでいてどこか嬉しそうに呟く。]
(27) 2010/03/05(Fri) 11時半頃
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>>28 [発注ミスの話を聞けば、そうかもしれないと頷いて。 でも見るからにしゅん…と肩を落とす姿は、頼りなげで保護欲を誘うかもしれない。]
そう、ですね……。 じゃあ先生のお暇なときを伺ってから、の方が良いですね。きっと。
[こくりと頷き、ありがとうございますともう一度お礼を言って。 鏡を覗き込んでナースキャップの位置と、お化粧を確認。 それじゃあ今日も頑張りましょうね、と告げて、更衣室を出るだろう。]
(29) 2010/03/05(Fri) 12時頃
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長老の孫 マーゴは、店番 ソフィア先輩の視線に気付いて、きょとんとした。
2010/03/05(Fri) 12時頃
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―外科病棟―
[プリシラ先輩とすれ違うように、ナースセンターから外科病棟へ。 ソフィア先輩にはああ言ったものの、逢いたいと思う気持ちには逆らえず、一目だけでも…と、ヨーランダの診察室へと向かう。]
先生、いらっしゃるかしら。
[昨日のことを思い出し、赤くなる頬を押さえて。 大きく早鐘を打つ心臓の音を聞きながら、小さく息を吐いた。]
(32) 2010/03/05(Fri) 12時半頃
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[一段楽している様子の先生の時間を邪魔するのも悪いのでは…と、見つめることしか出来なくて。]
……やっぱり、かっこいいよね。それに優しいし。
[男を見ていると昨日の情事を思い出し、 自然と指が唇をなぞる。]
(36) 2010/03/05(Fri) 12時半頃
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>>38 [声を掛けてもらえれば、まるで子犬のように傍へと行き、 抱きしめられると、その腕に頬を寄せてこくりと頷く。]
……はい。 先生に逢いたくて……お仕事の邪魔しちゃいけないって思ったんですけど、それでもやっぱり逢いたくて。
[瞳を潤ませて見つめた後、キスを強請るように瞳を閉じた。]
(39) 2010/03/05(Fri) 12時半頃
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>>40 [濃厚なキスにとろんとなると、男の為すがままに処置台へ。離れたくないと言わんばかりに、白衣の背中に腕を回す。]
私も……先生にお逢いできて嬉しい、です。 ん……ぁ、せんせ……。
[昨日はあのまま〜と尋ねられれば、眉尻がハの字に下がり]
お仕事は大丈夫だったんですけど、見回り中にその……女の人に知られてしまって……。 多分ゲイル先生だと思うんですけど、写真……撮られて、それで……。
[目の端に涙の粒が浮かぶと、ぐすっと男の胸を濡らし始める。]
(42) 2010/03/05(Fri) 13時頃
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長老の孫 マーゴは、墓守 ヨーランダに撫でられ、うっとりとした表情を浮かべる。
2010/03/05(Fri) 13時頃
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[優しく涙を拭われると、それだけで蕩けそうになる心。]
先生が…愛してくださるなら。 次は頑張ります……。
[裏など読めるはずもなく、うっとりと男の瞳を見つめて。 こくり…と頷いた。]
(48) 2010/03/05(Fri) 13時頃
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>>52 [抱きしめら胸をはだけさせられると、恥ずかしそうにつつも、その後を思い、その顔には喜色が交じっている。]
嬉しいです、せんせい……。
[胸を這う指の動きにうっとりとしながら、甘い吐息を漏らす。]
(60) 2010/03/05(Fri) 13時半頃
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>>62 [ふるふると首を左右に振る。 性交渉の経験自体が乏しいため、自分から口唇奉仕をするのは初めてで。でも――]
でも、先生のなら……きっと、平気。ああ……。
[目の前で猛る男のモノに愛しげに頬を寄せると、その先端に唇を付けた。]
(63) 2010/03/05(Fri) 13時半頃
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>>67
……ちゅ、ん……ふ、ぅ…。んぐぅ……。
[先端に舌を這わせると、言われるままに深く飲み込んで。 喉の奥まで男の望むままに咥えると、苦しさに眉根を寄せ見上げた。 手は自然と男の袋に伸びていて、柔々と撫でている。]
(70) 2010/03/05(Fri) 13時半頃
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>>73 [唇を一旦離すと、唾液の雫が糸を引いて。 それがぷつんと途切れてから、男を見上げ]
こうしたら……先生がもっと悦んで下さるかな、って。
[褒められれば嬉しそうに笑い、細い指で握りさすりながら、先端をちゅうっと吸い上げる。]
(77) 2010/03/05(Fri) 14時頃
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>>80 [耳を撫でる指と、下着の中へ伸ばされるご褒美の二つに、奉仕する動きを止めて、思わず甘い声を漏らしてしまう。]
せんせ……ゆび、…きもちい…ですぅ……あ、ぁん…。
[胸の頂を摘ままれると身体の奥が燃えるように熱くなり、まだ触れられてもいない秘所は、愛液に濡れて、下着にぐっしょりと染みを作り始める。]
(83) 2010/03/05(Fri) 14時頃
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>>87
らめえ。そんなに強くしちゃ……ふぁああああっ。
[強く乳首を摘ままれると、びくびくと体が震えて。 それだけで達したのか、ぐったりとしたように男の股間に顔を埋める。
それでもご奉仕しなければと言う思いから、ちろちろと舌を伸ばし、裏筋を下から美味しそうに舐めあげる。]
(88) 2010/03/05(Fri) 14時頃
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>>98 [可愛いと言われるたびに、嬉しくて奉仕にも熱が入る。]
はい……。 先生のください……。マーゴにいっぱい……。
[髪を撫でる手に恍惚としながら、ちゅむっと先端を咥え、早くと言う様に強く吸い上げた。]
(103) 2010/03/05(Fri) 14時半頃
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>>106 [熱い奔流が溢れ出し、喉の奥へと叩きつける。 その激しさに涙が浮かぶが、男の言葉にこくり…と頷き]
……んっ、せんせ…のおいし…いです……。
[うっとりとそう呟いて、ごくりと喉を鳴らした。]
(107) 2010/03/05(Fri) 14時半頃
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[最後の一滴まで飲み干そうと、再度男のモノに口をつけて。 中に残る精液まで吸い上げる。]
先生……私、全部飲みました。 だから……私の中にも先生を……。
[下さい…と、小声で言うと立ち上がり、 男の手を取って、スカートの中に指をさそう。 男が指を伸ばせば、ぐっしょりと濡れて意味を成していない下着に気付くだろう。]
(110) 2010/03/05(Fri) 14時半頃
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>>111>>113
すごく熱くて……美味しかったです……。
[口端を伝う精液を指で拭い、それを美味しそうに舐めて。 秘所を指が撫でれば、ひくひくと花びらは綻び、しとどに蜜を溢れさせて男の指を濡らすだろう。]
だって、もう我慢できなくて……。 せんせいが欲しいの……。
[男の首に腕を回し抱きつくと、対面座位の体勢になるように男の腰に跨ろうとする。]
(115) 2010/03/05(Fri) 15時頃
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>>120 [胸のふくらみで男の顔を挟んで。 その唇が頂の蕾を食めば、甲高い声で鳴き声をあげる。]
だって…せんせいが、すきなの……。 すきですきで…おかしくなっちゃうの……。
[滑る秘所に熱い杭があてがわれると、一気に腰を下ろす。 自分の中を貫く強い刺激に、目の前が白く染まって。]
あ、ああ……せんせい……おおき、おおきいよぉ……。
[より快楽の高みへと、髪を振り乱し、自ら腰を振り出す。]
(123) 2010/03/05(Fri) 15時頃
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>>125 [腰を抑えられると、物足りないのか、泣きそうなに顔が歪む。 中で脈打つこの楔をもっと感じたい。もっと奥まで貫かれたい。そんな思いだけが、思考を支配して。]
ま、マーゴは淫乱なへ…変態です……。だから、せんせい……はやくぅ……あ、あはっ! ああっ!
[命じられたとおりに口にすれば、下から突き上げる動きに、だらしなく声を上げ快楽を傍受し始める。 膣肉はひくひくと男のモノを強く締め付け、限界を知らしめて]
せんせ…らめ……。まーご、いっちゃう、の……。
[きゅうっと一際強く締め付けると、ぶるるっと大きく震えて男の身体にしがみ付いた、]
(128) 2010/03/05(Fri) 15時頃
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>>131 [キスを貰えば、自分から積極的に舌を絡めて。 もっとほしいと、頷いて]
せんせ……きて。 マーゴの中に、せんせいのがほしいの……。
[キスを交わしていた唇が、男の首筋に降りていき、唾液にまみれた舌がその後をぬらりと残す。 下腹部を貫くまだ堅いままのそれを締め付け、続きを強請る。]
(134) 2010/03/05(Fri) 15時半頃
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>>136 …見られちゃう、マーゴの全部……見られ、ちゃ、う……。
[男の言葉に、ぞくりと身体の奥がざわめいた。 誰かに見られる恥ずかしさと、誰かに見られたい欲求が、心の中に渦巻き、そして――]
見られちゃう…。ふふ……マーゴがせんせいに愛されてるの、見られちゃう……。
[うっとりと呟くと、男のモノを確りと咥え込んだ泉は、さらにぬかるみを増して。 きつくきつく締め上げ始める。]
せんせ……私、おかしいの、かも。 せんせいに愛されるのを見られたいって、 そう思っただけで、頭がぼぉっとなっておかしくなっちゃうの……
[胸を刺激する手に自分の手を添えて、もう片方の手を下腹部の茂みの下へと誘い、赤く尖った蕾を男の指ごといじり始めた。]
(139) 2010/03/05(Fri) 15時半頃
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>>140 [男の提案に嬉しそうに頷き]
はい、見られたいです…ぅ、先生に愛されてる所を、みんなに…見られたいの……。
[突き上げられるたびに、理性は一つずつ溶けて消えて。 その下に眠っていた欲望が顔を覗く。
淫らな自分を見られたい。それが女の中に眠る欲望――]
あ、あは…ぁ、もっと奥まで…昨日みたいに奥まで壊してっ!
[犬のように四つんばいになると腰を上げ、その激しい律動を受け止める。 白い脚は突かれる度に溢れ出る蜜に濡れて、床に水溜りを作りながら、高く甘く嬌声を上げ続ける]
(144) 2010/03/05(Fri) 16時頃
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>>145 [尻を平手でぶつ痛みすらも、理性の剥がれ落ちた女には快美に感じ、あまく声を上げる。]
ごほうび、うれしい……です……。 おしおきも……あ、ああん……!
(147) 2010/03/05(Fri) 16時頃
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>>149 [男の腰の動きにあわせて、自分の良いところへ当たるように腰を動かし、より快楽を貪って。 激しい突きに、限界はもう目の前に迫っていて。 男の声すらも届かないほどに、子宮から感じる欲に夢中になっている]
せんせ、おしおき…もっとしてえ…っ! まーご、おかしくなっ、ちゃ、う……の。
も、う…あ、あああああああ!
[一際大きな声で鳴くと、ぐったりと身体から力が抜けて。 床に倒れこみ、意識を*失った。*]
(150) 2010/03/05(Fri) 16時半頃
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―回想・外科診察室―
[意識を取り戻したのは、男がPCでの仕事を終えて一休みしているときだった。 瞳をぼんやりと開ければ、視界いっぱいに見えるのは寝顔を覗き込んでいる愛しい人の顔。 寝顔を見られていたことの気恥ずかしさに、シーツを顔の半分まであげて、しばらくはそんな甘い時間を過ごしただろうか。
男に言われるまま、今日も素肌の上に白衣を着ると、 名残惜しげに診察室を後にする。
時折後ろを振り返りながら――]
(204) 2010/03/06(Sat) 02時頃
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―中庭―
[ヨーランダとの情事でサボってしまった仕事を片付けて、一息しようとやって来たのは、この病院内で外の空気を数個とが出来る数少ない場――中庭。 スカートの丈を気にしながら歩いてくると、花壇の方から優しい歌声が聞こえてきて。 思わず目を閉じ、聞き入ってしまう。
彼が歌う優しい子守唄が終われば、思わずぱちぱちと拍手を贈るだろう。]
(205) 2010/03/06(Sat) 02時頃
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歌、とっても上手なのね。あまり上手だから、聞き入っちゃった。
[金糸の髪を風に揺らす少年を驚かせないよう、子供に接するように少し声のトーンを上げて、話し掛けた。]
(206) 2010/03/06(Sat) 02時頃
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[無愛想な少年に、くすっと笑って。]
君、入院患者さんだよね? 慣れない場所で緊張してる?
[にっこりと笑うと、頭を撫でようと手を伸ばして]
大丈夫よ。すぐ病気なんて治るから。 そんな難しい顔しなくても、いいのよ。
[病気のことで不安になっていると勘違いしたのか、 小児科の子供達によく言い聞かせている言葉を口にして、 目の前の少年を励まそうとするだろう。]
(208) 2010/03/06(Sat) 02時頃
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[少年の顔に笑顔が浮かべば、嬉しそうにぽんぽんと金糸の髪を撫でる。]
うん、その調子。 笑ってる方が、さっきよりもずっとかっこいいよ。
[冗談交じりにそう謂うと、初めて会う少年が自分の生を呼ぶのに目をぱちくりと瞬かせて]
優しいかどうかは判らないけど……。
[こくり、頷く]
(211) 2010/03/06(Sat) 02時半頃
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[少年が噂話を続けると、見る見る顔が赤くなって]
そ、それは褒めすぎ…。 私なんてまだまだ新人だし、そんな美人じゃないし……。
[指をもじもじとさせながら、しどろもどろになりながら否定して。]
それに美人って言ったら、 この病院の看護師はみんな美人だと思うの…。
[ごにょごにょと呟くと、最後に小声で私以外…と付け加えた。]
(213) 2010/03/06(Sat) 03時頃
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[吹きだした少年を上目遣いに睨んで見る…が、まったく迫力はなかった!]
笑うなんて酷いよぅ……。 でも、ありがと。
[続く言葉には一応お礼を返して。 子供達の話になれば嬉しそうにその顔に笑みを浮かべ]
みんな、ね。すごく良い子達なの。 だから私も、ついつい優しくなっちゃうのかも、知れないね。
[くすくすと笑って。他にはどんな話をしたの?と尋ねてみた。]
(215) 2010/03/06(Sat) 03時半頃
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最近の子供のおもちゃって、すごくよく出来てるよね。 私も教えてもらったけど、難しくって……。
[ぺろっと舌を出すと、誤魔化すように笑って]
うう……。そんな話を聞いちゃうと、 夜の見回りにいけなくなっちゃう……。
[怪談話が苦手な女は、少年の話にふるりと身体を震わせた。
しばらくそうやって話を続ければ、 そろそろ仕事に戻る時間をPHSのアラームが告げる。 ごめんね…と手を合わせたあと、別れる前に もう一度彼の歌を聞きたいと強請るかも*知れない。*]
(217) 2010/03/06(Sat) 03時半頃
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―更衣室―
[中庭で出会った少年と別れたあと>>217、女は夕刻までの仕事を終えると、申し送りをすませ、今日の仕事が終わる。 いつもなら無事に仕事を終えた満足感を抱いて、寮への帰路へ着くのだが、ヨーランダとのこと、そしてゲイルに撮られた写真の事が頭から離れない。]
写真……。 ゲイル先生のところに行かなくちゃ。 でも……あんな事をする人だもの。 もっとひどいことをされるかも。怖い……。
[そう呟き、身体を小さく震わせた。]
(218) 2010/03/06(Sat) 10時半頃
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[誰もいないうちにすばやく私服へと着替える。]
今日、長めのワンピでよかった……。
[スカートの裾から風が入り込むと、その冷たさにふるっと体が震える。 あの人の前で四つん這いになり、自身を曝け出した時の感覚を思い出し]
……あ。
[じんわりと秘唇が濡れるのを感じ、溜息を一つついた。]
(220) 2010/03/06(Sat) 10時半頃
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[誰もいないことを良い事に、指が下腹部へと伸びる。]
……だめ。誰か来たら……。 ああ、でも。少しだけなら……。
[肉の悦びを知った身体は、貪欲にそれを求めていて。 濡れてひくつくそこへ、指が伸びるのをとめられない――]
(221) 2010/03/06(Sat) 11時頃
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[くちゅり…と音を立てて、指がそこを撫でる。]
あ……っ。はっ、ぁあ……。
[更衣室に濃密な女の匂いと、低い吐息が響き渡る。]
たしか、そう……。 せんせいは……ここを、こういじって……。
[男の指を思い出し、自身を掻き混ぜれば。 あっという間に意識は真っ白に弾け飛び、脱力感に床に膝をつき、荒い呼吸を繰り返すだけ。]
(223) 2010/03/06(Sat) 11時頃
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[ふぅ……と大きく息を吐いて、顔を上げればそこにレティの姿が見えて。
見られた……?
ああ…でも大丈夫。あの位置からは死角になっていて、なにをしていたかは判らないはず。]
レティ、どうしたの?
[そう思いなおし、女は普段の顔を装って声を掛けた。 顔は自慰の余韻で、少し赤いままかもしれないけれど。]
(225) 2010/03/06(Sat) 11時頃
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そ、そう。お疲れ様。
[何食わぬ顔をしてそう謂って、レティが着替えるのに気にならないだろう場所の窓を少し開ける。 換気がどうとか、適当に理由をつけて。]
レティも仕事終わったのなら、今日は一緒にご飯でもどう? 寮で一人で食べてもつまらないし……。 それとも、今夜予定……あるかなあ?
(227) 2010/03/06(Sat) 11時頃
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そっか。残念…。
[その気持ちは本当。 一人で食べる食事は好きじゃないから。
レティが続けて口にした言葉には、頬を赤く染めて]
も、もう……。レティなに謂ってるの? お世辞謂ってもなにもでないよ?
[想ってもいなかった言葉に、 照れ隠しでぱしぱしと、彼女の肩を叩くかもしれない。]
(230) 2010/03/06(Sat) 11時半頃
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[更衣室にソフィア先輩が入ってくると、笑顔浮かべてお疲れ様と、先に挨拶を]
え…。ヨーランダ先生ですか……?
[午前中の彼との情事を思い出し、顔が赤く染まる。]
し、診察室じゃないんですか? それか回診中とか……。
(232) 2010/03/06(Sat) 11時半頃
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>>233 好きな人……うん。
[レティの問いに、はにかんだように小さく頷いた。]
でもレティも……少し変わったような気がするよ。 前はもっと……。
[自信なさげで儚い印象が強かったのに……。]
(235) 2010/03/06(Sat) 11時半頃
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>>236 [わたわたと身体の前で両手を振って]
だ、大丈夫です。 これはその……少しのぼせてるだけですから……。
[誤魔化すようにそう謂って、火照った頬を冷やすようにぺちぺちと軽く叩いた。]
そう謂えば先輩も、昨日は様子おかしかったような……。 声を掛けても、上の空だったし……先輩こそ、大丈夫ですか?
[と、逆に心配そうに見つめる。]
(237) 2010/03/06(Sat) 11時半頃
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>>238 う、うん……。でも、誰にも内緒ね?
[気恥ずかしそうに笑って、しーっと指を立てる。]
考える事……? レティも何か、良い事があったの?
(241) 2010/03/06(Sat) 12時頃
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>>239 [早口で捲くし立てる先輩に、きょとんとして]
そ、そうですか。 あまり夜更かししないようにしてくださいね。
じゃないと、ローズ先輩みたいに、 エマ主任に目をつけられちゃいますから。
[からかうように最後に一言つけて、くすくすと小さく笑う。 好きな人〜には、ぁう…と小さく呻いて]
…………はい。
[耳まで真っ赤になって、俯いた。]
(242) 2010/03/06(Sat) 12時頃
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長老の孫 マーゴは、聖歌隊員 レティーシャの背中に「お疲れ様、また明日ね」と、声を掛けた。
2010/03/06(Sat) 12時頃
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>>244 [ぼんやりと着替える先輩を見つめながら]
変な、男……ですか?
[きょとんとした顔で、話を聞いて]
でも大丈夫です。 せん……あの人はそんな事ありませんから。 私のこと、可愛いって謂ってくれるんです。だから私……。
[あの人のためなら、なんでもしてあげたいんです…とは、心の中で呟いて。]
先輩はそういう男の人に、会ったことがあるんですか?
(245) 2010/03/06(Sat) 12時頃
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先輩は可愛いですよ。 仕事中は真剣で格好良いですし……。
それに循環器科に入院してるティモシーさんとか、 いつも「ソフィアちゃんは可愛いねえ」って謂ってますよ。 [具体的に患者さんの名前を挙げて、そう謂って]
変な犯罪…ですか?
[変な犯罪ってなんだろう?と、きょとんと上着を着る相手を見つめる。]
(248) 2010/03/06(Sat) 12時頃
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|
そんなことないですよー。 先輩がいないところでは、いっつも先輩の話ばかりなんですからー!
[気にしなくて良いよと謂われれば、素直にはーいと頷いて。]
あ、はい。 お疲れ様でした。
[更衣室を出て行く背中を見送った。]
(250) 2010/03/06(Sat) 12時半頃
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[自身も化粧を直して、更衣室を出て行く。
寮へは戻らずに、人気の少なくなった外科診察室に向かって]
……ソフィア先輩はいないって謂ってたけど。
[一応失礼しますと声を掛けて中に入る。 無人の診察室に、予備の白衣が掛けてあるのを見つけて。]
先生……。
[男の馨りが残る白衣に頬を寄せた。]
(251) 2010/03/06(Sat) 12時半頃
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[白衣のポケットに、PHSの番号とアドレスを書いたメモを入れて。 名残惜しげに手を離した。
床に微かに残った情事のあとを見つければ、きゅうっと身体の奥が熱くなって]
……だめ。 さっきしたばかりなのに…、此処でしたらきっと、 自分が抑えられなくなっちゃう……。
[火照る身体を抱きしめると、まだ理性が残っているうちに診察室を出る。
よろよろとした足取りで帰路へ――]
(252) 2010/03/06(Sat) 12時半頃
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|
―病院・正門前―
[一度寮に戻りはしたものの、日用品が切れている事に気付き、買出しへ。 その帰り道、病院の前を通りかかり、なんとなく外科病棟のある階を見上げる。]
せんせい……。まだ明かりついてる。 お仕事してるのかな。
[愛しい人を想うと、柔らかい笑みが女の顔に浮かぶ。
自分を抱いたその部屋で、 男がなにをしているのか等、知りもせずに――]
(351) 2010/03/07(Sun) 02時頃
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お仕事大変だろうから、明日はお弁当の差し入れとかしてみようかな。 せんせい、なにが好きなんだろう…? でも、お弁当よりマーゴが欲しいよとか謂われちゃうかも。
[幸せな想像に、くすくすと小さく笑う。]
でもせんせい…転任してきたばかりなのに、 頑張りすぎて身体壊さないと良いけれど……。
[心配そうに明かりの灯る部屋を、もう一度見上げる。 溜息を一つ零して、女は家路に着いた。]
(362) 2010/03/07(Sun) 02時頃
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