272 【R18RP】十一月と、蝶が奏でる前奏曲
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――巻き戻った先の1日目・自宅――
[ピ、ピ、ピ アラーム音が響いて私は目を開ける。 天井は見慣れた自室のもので 手探りでアラームを止めようとした。
手の中に滑り込んできたのは 記憶よりも角張っていて 上手く画面が、付けられなくて]
――っ!?
[ガバッと起き上がってから 私のモノ「だった」携帯の画面を見つめる。
待ち受けはよく覚えている大事なもので でも問題はそんなことじゃなくて――
その機種がもう何代も前だってことだよ。]
(2) 2019/11/04(Mon) 10時半頃
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[ぐるりと見まわせばどう見ても私の部屋で けれど本棚の中身は高校時代のもの。 震える指で必死に携帯を操作して年数を確認し 私は思わずその場にへたり込んだ。]
ほんと、に、ほんと?
[今は、こころがいなくなる日の前日。 私が最後にこころに会った日。
あのオルゴールの効果が本物で 本当に戻っているのなら――]
(3) 2019/11/04(Mon) 10時半頃
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[夢かな、夢かも。きっと夢だ。 こんなこと現実に起こりっこないんだから。
自分に何度も言い聞かせながら 私は無意識のうちに朝の支度を終えていた。
階下に降りればお母さんが 今日は寝坊しないのねとか言って笑って 記憶にある通りの朝食が並んでいて お父さんの読んでいる新聞には まだ何も起きていない日の日付があった。]
お母さんあのね、あの…… こころ、のことなんだけど。
[そう切り出せば、お母さんは不思議そうな顔をして また何か迷惑をかけたの、と言ってくる。 その反応は事件の後とはとても思えなくて 私は必死に味のしない朝ご飯を詰め込んでから 駆け足で家を出ていった。]
(4) 2019/11/04(Mon) 10時半頃
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――音無家――
[何度も何度も訪れた家は 朝日を浴びて静かに佇んでいる。
チャイムを押すのが怖かったけど こころがいない、以上の悪いことなんてないと 覚悟を決めて押したらすぐに玄関が開いた。
写真の中の笑顔と同じに 早すぎない?と笑った、のは――]
(5) 2019/11/04(Mon) 10時半頃
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――っ、こ、こころ…こころっ……! こころだっ…こころ、こころ!
[私の知っている 私の大切な 大切な大切な幼馴染の、音無こころで。
我慢できず正面から抱き着いて 大粒の涙をぼろぼろ零してしまう。
抱きしめた体が温かくて いきてるんだって実感して それでまたさらに泣けてしまって
結局こころか、あるいは大和が止めるまで ずーっとわんわん泣き続けてしまった。]
(6) 2019/11/04(Mon) 10時半頃
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[学校の鞄も何も持ってきてなかったから 家に戻りなさいと言われたのだけど そもそも学校に行く気分にならなかったし なにより――事件を防ぎたい。
こころにはちょっと調子が悪いと言ってから 制服のまま私は事件現場へと向かう。
通学は途中まで大和と一緒で あとは人通りが多いところだし 学校にいる間は人の目があるから 誰かに襲われたりはしないはず。
なお、自分が危ないかも?とか そんなことは全然考えもしなかった。]
(7) 2019/11/04(Mon) 10時半頃
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――事件現場(予定)――
[事件のあと何度も足を運んだ場所。 ショッピングモールの近くの薄暗い路地。 すぐ近くの華やかさはここまで届くことなく 最初に私が来れたとき、もう事件の痕跡はなかった。
その路地がいま、目の前にあるけれど もちろん今はここには何もない。
薄暗いけれども確かに日の光はさしていて 明日の夕方にはここが――なんて 今の私にさせ、全く想像がつかない。]
ここで……こころが。
[もちろん周囲に怪しい人はいなかったし 他の事件の痕跡もなかった。 一通り調べても何も収穫はないまま 私はどうすべきかを考える。]
(8) 2019/11/04(Mon) 10時半頃
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[結局、あの日何が起きたかはわからないままで 確かなのは明日の夕方、こころがこの近くを通って なぜかこの路地裏で血をたくさん流すはめになったこと。
だから私がすべきことは こころの周りに怪しい人がいないかを ずっと見張っておくことだよね。
例えば通り魔のような事件なら 明日さえ回避すれば無事かもしれないけど。 ストーカーが犯人だったなら 今夜だって危険かもしれない。
もちろん明日、一人でこんなところを歩かせない。
そうなれば方針は決まっていたから 私は急いで家に帰って、お泊り道具を用意した。]
(9) 2019/11/04(Mon) 10時半頃
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――学校――
[登校すればそこはとても懐かしい空間で 疎遠になってしまった友達たちもたくさんいて それから――なにより、こころが笑っていた。]
こころ、もしよければね、えっとね。 今日泊まりたいな。いいかな。
[お泊り会はときどきしていたけれど 当日にいきなり言い出すことは少なくて こころは不思議そうな顔をする。]
それから、明日は一緒にいたいな。 ずっと家でもいいんだけど、とにかく こころと一緒にいたいの!
[こころがいなくなっちゃう未来を回避したいの とはさすがに言えなくて言葉を選ぶと こころはうーん、と首をひねる。]
(10) 2019/11/04(Mon) 10時半頃
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[さすがに怪しいかな、おかしいかな。 ドキドキしながら返事を待っていると こころの中で決着がついたのか そーね、と頷いて了承してくれる。]
ほんとに!? よかったぁ〜。 え、条件? 明日一緒にモールへいく?
[……正直、ショッピングモールは せめて明日だけは近づきたくなかったんだけど。 大和も一緒に行くからと言われて 三人なら大丈夫かなって思って了承した。
……あの日からずっと、 大和とうまく話せてないから もう一度ちゃんと笑っている姿をみたくて。**]
(11) 2019/11/04(Mon) 10時半頃
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七星拳 ナツミは、メモを貼った。
2019/11/04(Mon) 11時頃
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[こころが体調を気づかってくれたのは 私が嘘ついたこともあるのだろうけど 玄関先でわんわん泣いたせいもあると思う。
真っ赤になった目はもう冷えたし>>33 ちょっと腫れてるけど大丈夫。
平気だよって笑えばこころは何も聞かず 道場まで手を繋ぎたがった私に やっぱり何にも言わなかった。
私は昔から単純で隠し事なんてできないから こころは私の「平気」嘘と分かってるんだよね。 でも何も聞かないでいてくれる。 こころのそういうところも、だいすきだよ。]
(53) 2019/11/04(Mon) 21時頃
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――夕方・道場――
[道場は少し、新しく見えた。 それは七年後の道場を私が知っているせい。
隣にいる心の手をぎゅっと握れば ちゃんと握り返してくれる。
忘れていた手の温度すら懐かしんでいれば 早く着替えてきなさいと言われてしまう。
大丈夫、ずっとここに居れば何もないはず。 そう思っていても放しにくくて もうちょっと、と甘えていれば ガサガサ足音がして誰かが――]
……っ
[僅かに肩をこわばらせたけど ――ああ、なんだ、大和だ。]
(54) 2019/11/04(Mon) 21時頃
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ふふ、大丈夫だよ。
[緊張が解けてふわふわ笑ってしまったから 大丈夫だなって思ってもらえたかな。>>35]
朝はごめんねー。 ちょっと嫌な夢見ちゃったの。
[ああ、どうやって大和と話していたっけ。 最後にちゃんと会話をしたのは 大学に入学する彼を見送ったとき。>>0:250
とっくに私の背を追い抜いて 顔立ちも大人に近づいていた大和。 さっき、式場で会った時は もう完全に大人の人になっていた。]
(55) 2019/11/04(Mon) 21時頃
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[記憶のままでよかったこころとは違って 大和はこれまでの経験が邪魔をして どう接したらいいか混乱しちゃう。]
えっと……組み手、する? 今日ね、家に泊めてもらうから あんまり遅くならないほうがいいと思って。
[早めに切り上げて暗くなる前に帰りたくて 二人でさくさく進められそうなものを提案した。]
(56) 2019/11/04(Mon) 21時頃
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[こころがちゃんと傍で見ているのを確認して 一つ、ゆっくり呼吸をした。
大和は道場に来なくなってしまっても 私はずっと通い続けていた。 いつか必要になるかもしれないから。 ――もしこころが見つかったら こんどこそ、私が、守ろうって。]
いくよ!
[あの日――勝敗はどうだったっけ。
私はこちらへ向かってきた大和の腕を取り そのまま身を沈めて彼の重心をずらす。 ターンッ! と大きな音をたてて 大和を床にたたきつけた。]
(57) 2019/11/04(Mon) 21時頃
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[ここ半年はあまり練習できていなかったけど どうやら腕は鈍ってなかったみたい。
大和はうまく受け身をとれたかな。 未だ床に転がっていれば 手を差し伸べて立ち上がるのを助ける。]
大和、強かったんだねー! まだ前に出るのがはやすぎるけど。
[そうだ、このころ負けることが増えたんだ。 強くなったんだなあって 嬉しくなったのをやっと思い出した。
思いだせたのが嬉しくて、懐かしくて、 じんわり浮かんだ涙を掌でこすった。]
(58) 2019/11/04(Mon) 21時頃
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[練習を終えて道場を出てから こころの手を握って二人の家へと向かおう。]
ごめんね、待たせたから冷たいね。 私と大和は動いてきたばかりだから あったかいってのもあるけど!
[近くにいた大和の手を握ろうと手を伸ばし でも、握る前にためらってしまう。 いいんだっけ。 大和の手は、握っていいんだっけ。
迷っている間に大和は私の荷物をとって すたすた先に行ってしまった。]
(59) 2019/11/04(Mon) 21時頃
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[空っぽの私の手を見て こころが、握らなかったの? と聞いた。]
……う、うん。なんか。 私に握られるのは嫌かな、とか。
[そんなわけないでしょ、というこころは なんだか楽しそうに見えるんだけど。]
――……だって、
[もうずっとまともに話せていなくて メールにだって返信できなかったんだよ。 私はこころの分までお姉ちゃんでいようって そう思っていたんだけどね。
……大和のこと、ぜんぜんわからないんだ。*]
(60) 2019/11/04(Mon) 21時頃
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――七星家――
[泊まりの荷物を持って お母さんには適当に理由を説明して 申し訳ないからちょっとお土産を、と クッキーの詰め合わせを用意するのを待つ間。
あのオルゴールをくれた男の人が ――たった二日 >>1 そう言っていたのを思い出していた。
二日、二日だ。つまり今日と、明日。 勝負はきっと明日だと思うし 明日何も起きなければ……その時は ちゃんとこころに気をつけるように話そい。
でも今は、こころの顔を曇らせたくない。 このきらきらした毎日が 壊れやすいものだと知ってしまったから。]
(75) 2019/11/04(Mon) 22時半頃
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[お土産を受け取ってから廊下に出れば こころが大和の頭を撫でていた。>>72
そうそう、こんな光景はよくみてて 大和が恥ずかしそうに嫌がるのも ほんとうに、よく、みてて。
七年前、明日、私がもっと 何かできていれば、二人はこうやって]
……ぁ、
[じわり目の奥が熱くなったと思ったら ぽたぽた廊下に水の粒が落ちてしまう。 慌てて顔をこすったけれども きっと二人には気がつかれてしまっただろうな。]
(76) 2019/11/04(Mon) 22時半頃
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待たせてごめんねっ! こころの好きなナッツクッキーあるから 夜に一緒に食べよ!
[太っちゃうってこころはよく言ってたけど 美味しそうに食べるのをまた見たいよ。
何でもないように笑った私に こころは目を細めたけれども やっぱり何にも言わなくて。
大和が何か言うか何か言いたげにしてても 私は視線を逸らすだけだったし 帰り道も、上手く大和と話すことができなかった。]
(77) 2019/11/04(Mon) 22時半頃
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――音無家――
[お邪魔します、と言いながら玄関に入れば 美味しそうな匂いが漂ってくる。 音無のおばさんは料理上手なんだよね〜。 その料理を食べるのも、七年ぶり、だけど。
こころの部屋に荷物を置かせてもらっていると 今日はどうしたのって聞かれたけれど 夢見が悪かっただけだよって返す。
「言いたくないならいいんだけど。 大和を避けるのはやめてあげたら」
えっ、ってこころのほうを向いたら 腰に手を当ててこちらを見ていた。 ……お、怒ってる、のかな?]
(78) 2019/11/04(Mon) 22時半頃
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[避けてるつもりはなかったし ――いや、うん、ないといえば嘘かな……。
上手く説明できないし 説明しようとすればどうしても事件の話になるし 困ってあわあわしている私を見て こころは手を降ろして頭をなでてくれた。]
ごめん――大和が悪いわけじゃ、なくて
[大和から距離をとられてしまってから 弟みたいに思って、近しいつもりだったのに 式で会ったときだってかける言葉も出てこなくて]
私、大和のことあんまりわかってないのかなって そう思ったら、接し方わかんなくなっちゃったの。
[ぼそぼそと、それだけ白状すれば こころはにっこりと笑って それじゃあパジャマパーティだね!と言った。*]
(79) 2019/11/04(Mon) 22時半頃
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[夕食はおばさんも話してくれたし 私から大和に話しかけなくっても 会話は途切れることなく続いていく。
ときどき大和の様子をうかがうと 何度か目が合って慌ててそらしてしまう。>>88 ううう、嫌な思いさせてないといいな。 大和のせいじゃないんだよぅ。
そんな夕食を何とか終えて デザートを出すためおばさんとこころが席を立ち うっかり二人になってしまった。]
(89) 2019/11/04(Mon) 23時半頃
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[……気まずい。 大和と気まずいなんて思ったこと このころはなかったはずなのに〜!]
あっ、あのね大和……! 大和って何が好きかな!?
[こころに言われたことを思い出して 半分白くなった頭で 必死に話題を振ってみたのだけど 大和はなんて答えたかな。]
(90) 2019/11/04(Mon) 23時半頃
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――夕食・風呂後――
[ぎこちなさを自覚しつつも 交代でお風呂に入らせてもらう。 お客さんだから最初ね! って言われて 家から持ってきたパジャマを着る。
寒くなってきた季節だから もこもこの白のパジャマに おろした髪が前に落ちてこないよう 同じ色と素材のヘアバンド。
久しぶりだけど着慣れてもいるパジャマで 事件が起きていないかとか携帯で見ていたけど まったく何にも見つからないまま こころと大和が来るのを待っていた。]
(91) 2019/11/04(Mon) 23時半頃
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[ドアが開いて、最後にお風呂に入った大和と お茶やお菓子を持ったこころが入ってくる。 ちゃぶ台の上にそれらを広げたら 三人のパジャマパーティの始まりだ。]
三人でこうするの すっごく久しぶりだね。
[思わずそう言ってしまったけれど それは間違ってはいないはず。 こころと二人で、はあったけど 大和は…中学に入る前が最後じゃないかなあ。]
(92) 2019/11/04(Mon) 23時半頃
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[こころはお気に入りのクッションをかかえて さっさとベッドを背にした位置に腰を降ろす。
大和がまだ場所に悩んでいるなら 私は自分の隣をタンタンたたいた。 せっかくこころが気づかってのパーティだもんね。 大和とたくさん話さなきゃ。]
大和も早く座りなよ〜。 こころはこのクッキー食べてね。
[どうするのが「普通」で「自然」なのか 上手く思い出せないけれど。
二人にとっては昨日までと同じ 私にとっては七年ぶりの 幼馴染の集まりが始まった。*]
(93) 2019/11/04(Mon) 23時半頃
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七星拳 ナツミは、メモを貼った。
2019/11/05(Tue) 00時半頃
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[さっきね、好きなものはって聞かれて>>96 何にも思いつけなかったの。 この頃のことを思い出せなかったのではなく 最近好きだなとか、楽しいなとか そう思えたものが本当に思いつけなくて。
いつまでも死んだ人間にこだわってるな! そう言ったのは何番目の彼氏だったかな。
止まっちゃった私に戸惑った顔をした大和を 心配させないように必死に 話題を見つけようと視線を滑らせた。]
(125) 2019/11/05(Tue) 13時頃
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[思いつけたのはなんとなく見てた連続ドラマ。 それに出てくる男の子がとても素敵だった。]
あっ、あれ。連続ドラマよかったな。 道場の子がとてもキラキラしてて ちょっと大和みたい、で……
[そのドラマは今じゃなくてもっと未来のだ>>0:119 失言に気がついて私は慌てて話題を変える。]
猫、最近会う野良猫がいるよ! 黒くて尻尾の先だけ白くてね。
[その猫も未来の猫だし よく会うのは職場に行く途中だけど、 調べたって野良猫なんてわからないだろうし 大和は猫好きだったはずだしごまかせたかな。]
(126) 2019/11/05(Tue) 13時頃
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[一緒に座ってコップに入ったジュースをもらう。 一口飲んでれば、大和が口を開いた。>>100
何も身構えることもなく 何か言いたげにすることもなく よそよそしくもない態度で胸がぎゅっとなる。]
欲しいもの、って言われても。
[今欲しいのはこころの未来で、 それ以外は何にもいらない。 でもそんなことは言えないから、 私はコップの液面を見下ろすしかなかった。]
……こころと、大和がそばにいてくれるなら 私、なんにもいらないよ。
[呟いたらまた辛くなってしまって こんな顔見せたくなくて膝を抱えて顔を埋める。]
(127) 2019/11/05(Tue) 13時頃
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[こころが居なくなっちゃったのは とても辛くて悲しかったけれど 大和が離れていってしまったのも 寂しくて悲しかったんだよ。**]
(128) 2019/11/05(Tue) 13時頃
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[大丈夫じゃないだろ、と言われても>>162 今の私はそんなことないよって言えない。 顔を上げたらまた泣いちゃって 朝みたいに二人を困らせちゃう。
無理強いをしない二人だってわかっているから もうちょっと。落ち着くまでは、ちょっとだけ。 あと一呼吸、二呼吸して。 笑顔をつくれるようになったら、
自分に言い聞かせていると 遠慮がちに誰かが頭に触れる。>>162]
(165) 2019/11/05(Tue) 22時半頃
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[こころかな、って思ったけど 撫でられている方向と声がする方向が同じで
――いま、私の頭を撫でてくれているのは 大和だって気がついたら 胸がぎゅうとなって、涙腺はさらに緩んでしまった。
当たり前だって言ってくれる大和は>>163 明日何が起きるのかを知らないから そう言ってくれるんだろうけど。
昨日までの大和はきっと そんなことしてくれなかったから。]
うん…うん、うん。そうだね。
[私たちにはなかった未来を並べてくれる大和に 私はくぐもった声でそう返すばかりだった。]
(166) 2019/11/05(Tue) 22時半頃
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[大丈夫だよ。 何があっても一緒にいるんだからね。 菜摘を悲しませたりなんかしないから。
私の手を握って繰り返してくれる こころが、あなた自身が居なくなっちゃうって とてもそんなことは言えなくて。
ただただ縋るように、こころの小さな手を握れば 大和だってちゃんと一緒にいるわよって こころも、そう言うの。]
(167) 2019/11/05(Tue) 22時半頃
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[ ……じゃあ、どうして大和は私を避けたの。 どうして県外の学校に行っちゃったの。 どうしてメールを返してくれなくて どうして距離をとったの
どうして。ねえ、どうして。 ]
(168) 2019/11/05(Tue) 22時半頃
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[ぐるぐるぐずぐず考え続けても 堂々巡りでどこにも答えはないままだし 私にやさしく触れてくれている二人の体温が 本当の答えだってことはわかっちゃうの。]
……だいじょうぶ、だよ。 ごめんね、二人とも。
[顔を上げたら今度はもう少し上手く笑えたけど 自分でもわかるぐらい下手くそだった。 涙は何とか出さずに済んだけど こころにはぎゅうっと横から抱き着かれる。]
(169) 2019/11/05(Tue) 22時半頃
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[ちょっと離れたところから勢い付けて さらに体重も乗せられたから ドスギュッってほうが近いけど。]
わわっ、大丈夫だって。 って、ちょ、こころ、わ――!
[ぐいぐい体重をかけるのをやめなかったから 私の体勢は崩れて横に倒れる。
隣には大和がいたけど、受け止めてくれたかな。 誰もいなかったらこころと仲良く床の上。*]
(170) 2019/11/05(Tue) 22時半頃
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[こころが床に体をぶつけないように 彼女をかばうのが精いっぱいだった。
だから私が倒れる先については ぜんぜんノーマークのまま 覚悟してた衝撃はこなくて 潰れたカエルみたいな声が聞こえ>>179 大和を下敷きにしてたことに気がつく。]
わ、ごめんね!? 大丈夫? 頭打ってない?
[上半身はほとんど大和の上に乗っかっちゃってて でも私の下半身にはこころが乗っているから すぐに動くこともできない。]
(182) 2019/11/05(Tue) 23時半頃
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[大和は黙ったまま顔を手で覆ってしまい>>181 どこか痛いのかなって心配になる。]
ほんとにごめんね? 重かったよね、頭打ってない?
[手を伸ばして頭を撫でようとすれば 顔がもう少し近づいて 手の間から見えた大和の耳は赤かった。]
……? 大和、なんか赤くない?
[もしかして熱があるのかな。 額に触れようとするとどうしても体が密着して ちょっと触りにくかったので こころがどいてくれたから、私も体を起こす。]
(183) 2019/11/05(Tue) 23時半頃
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[座りなおしてもまだ大和が倒れたままなら 近くまで寄っていって顔を覗き込むけど 大きなたんこぶはなさそう。
その後はこころがモールの情報を教えてくれて 知らないお店がたくさんあったりとか 抹茶専門店があるとか この辺で初出店のハンバーガーショップとか そんな話をわいわいしながら
隣にいた大和をちらちら見ていたけれど ちゃんと笑っていてくれた。
もし変な様子があったらちょっとは気にするけど 話しかけてくれるのなら、大丈夫だよね。 こころが途中で部屋を出て二人になっても 食事の時のような緊張はなかったよ。]
(184) 2019/11/05(Tue) 23時半頃
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[三人で楽しく話すと時間はあっという間に過ぎて こころが、ふゎーあと欠伸をする。
私も小さな欠伸を噛み殺してれば 寝る〜といってベッドの上にあがっちゃった。]
こころ、歯磨き! えっ、さっき出ていった間にした? いつの間に……。
[寝るというなら私たちも寝ようと寝支度をして 私も洗面所を借りて部屋に戻ろうとする。
そのまま部屋に戻ってもよかったのだけど 寝ちゃったら奇跡の「今日」はなくなるのかなって そんなことを考えてしまって つい、廊下に佇んでしまった。*]
(185) 2019/11/05(Tue) 23時半頃
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[もう一度買いたいものを聞かれて>>195 やっぱりなんにも思いつかなくて。
でもきっとそんな答えは求められてないと思い 大和の指しているお店をみれば 隣に女性用の服のお店の名前があった。]
私もアウター欲しいな。 寒くなるし……。
[2日間って言われたので 今日と、明日。 私がここにいるのはきっとその2日間だけ。 だからこの二人と冬を迎えることはないのだろうけど。
ないのだろうけど。 そう思えば苦しくなってしまって 自分の身勝手さにびっくりしちゃったよ。]
(251) 2019/11/06(Wed) 15時半頃
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[こころの部屋に入る前に廊下に佇んでいると コップを片付けてくれた大和が>>197 心配したのか声をかけてくれる。
やっぱり七年前の大和で きっと本来の大和はこういう人で 事件の後は、色々あったから ——でも、どうして、ああなっちゃったの。]
……寒くはないけど
[部屋に戻ったら全部消えちゃうかもしれないとか そうでなくとも明日で全部終わりだしとか そんなことは言えなかったけど。
聞きたいことは上手く言えないままだけど ここで大和と離れたくなかったから 私は手を伸ばして彼の服の裾を掴む。]
(252) 2019/11/06(Wed) 15時半頃
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[リビングはもう電気が消えていたから 誰にも聞かれることはないよね。]
リビング、いいかな。 飲み物はいらないから。
[大和がつき合ってくれるなら こころがいない間に、一つ頼みもあったの。]
(253) 2019/11/06(Wed) 15時半頃
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——リビング——
[並んでソファーに座るように促して、深く腰掛ける。 直接視線が合わない位置になるのは 今の私には都合が良かった。
何から話せばいいか悩んだんだけど 全くの作り話なんて思いつけなかったから 私はちょっとの嘘を交えたほんとうのことを言う。]
夢でね、夢で、こころが遠くに行っちゃったの。 とても辛くて、悲しかったんだけど。
[大和はどんな反応をしたかな。 聞かれても、遠くへ行っちゃったのって 私はそうとしか答えられないけど。]
(254) 2019/11/06(Wed) 15時半頃
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……こころは、しょうがなかったけど 大和まで離れていっちゃったの。
[居なくなっちゃったのはこころだけだったのに 大和が意図的に距離をとったんだ。 私が何かしたのかなって思ったけど ずっと考えても心当たりはなくて。]
夢の中の、大和のことだから 今の大和に言ったって意味がないけど
[私はもう子供じゃなかったから そんなことを彼に言ったりはしなかった。>>0:20 けれど今の大和をみていたら 比べちゃって、どうしてって、思っちゃうの。]
(255) 2019/11/06(Wed) 15時半頃
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[困っちゃったかな。困っちゃったよね。 夢の中の(本当は未来だけど)自分の話とか ここにいる大和には関係のないことだもん。
それでも言いかけた言葉は止まらなくて 抱えていられなくて 私はぽろりと零してしまった。]
……さびしかったよ。
[——本当は、あのとき>>0:230 あなたにそう言いたかったの。**]
(256) 2019/11/06(Wed) 15時半頃
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[やっと互いの顔が見えるかどうかぐらいの 薄暗い中の方が今はありがたかった。
だから避けてた? って聞かれたときは>>296 こころに言われたことも思い出して>>78 顔色を変えていたんだけど、気がつかなかったはず。]
避けてた、というか どう接すればいいかわかんなくて。 大和が悪いんじゃないの。 私が大和のこと、わかってなかったなって。
[私から離れていってしまって どう声をかければいいかわからなくて 接し方までわからなくなって困ってたのは 十五歳の大和に対してじゃないんだけど。]
(307) 2019/11/06(Wed) 23時頃
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[つい零してしまった言葉を なかったことにすることはできなくて。 大和が嫌な思いしてないかなと 探るために顔を見るのもできなくて。
でもだいじょうぶ、って言おうとしたら さっき私が繋げなかった手から ぎゅっと握られた。>>297]
(308) 2019/11/06(Wed) 23時頃
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[今日ずっと握っていた、こころとは違う 私より大きくて皮膚もちょっと硬い手。 最後に大和が手を握ってくれたのいつかな やだな 全然思い出せないな。
ほんとは全部夢じゃなくて これからくる未来のことなんだけど いまの大和がここに居てくれるのは 本当にほんとうに、嬉しいんだよ。]
うん、……うん、 わかった、いわない。
[十五歳の、まだ何も知らない大和の言葉は だからこそ彼の本音なんだろうなと思えて 七年間私の中にあったもやもやを さあっと払っていってくれた。]
(309) 2019/11/06(Wed) 23時頃
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[ふふ、なんかおかしいね。 大和は小さい頃から私より年下で 私が護ってあげなきゃいけないと思ってて
今の私は本当は二十四歳で 大和よりずっとずっと年上なのに。
大和の一言でこんなに楽になっちゃったよ。]
(310) 2019/11/06(Wed) 23時頃
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[今度こそちゃんと笑顔で ありがとうねって言おうと思ったのに 手を掴んだまま言われた大和の言葉に>>299 びっくりして彼の方を見てしまう。
こちらを見ていれば至近距離で視線が合うし そうじゃなかったら近くにある横顔を見つめた。
こころにからかわれたり笑っているときは まだまだ小さい頃の大和の顔だと思ってたけど。 薄明りの中で見る彼は 葬儀場でいた大人の人の顔に近くて。
急にドキドキしてきちゃって 握られた手が恥ずかしくなってくる。]
(311) 2019/11/06(Wed) 23時頃
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[夢じゃないよね。ううん、夢かもしれないけど。 ちゃんとここに、大和はいるよね。]
……いわない。嫌なんて言わないよ。 絶対言わないから、
[ドキドキが頭の方にまであがってきて 口を開いたら音が聞こえちゃわないかな。 触れてる手から伝わっちゃわないかな。
大和の手、大きいなあ。]
(312) 2019/11/06(Wed) 23時頃
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[私は大和の手をぎゅっと握り返す。]
ずっと、そばにいてね。
[居て欲しいの。*]
(313) 2019/11/06(Wed) 23時頃
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[私の一言は、振り返ればとてもずるかった。>>313
大和は私を心配してくれているのに 私の一方的な感情で 大和に「ずっと」を願っちゃいけないのに。
なのに、握っていた手が引かれて 私の体は大和の腕の中に閉じ込められる。>>324
何が起きたかわからなかったのは一瞬で 状態を理解したらじわじわ顔に熱がのぼっていった。 まって。話しちゃだめ。 ドキドキがうるさすぎて良く聞こえない。]
(326) 2019/11/07(Thu) 00時頃
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[抵抗しようなんてちっとも思えなくて 額を大和の首のあたりに押し付ける。 大和の心臓の音もも聞こえる気がしたけど 自分のを聞いちゃってるだけなのかな。
私の耳にそっとささやかれた言葉に 耳がざわざわして、変な声が出ちゃいそう。
思わずぎゅっと唇を噛んだから 何にも返事はできなかったし すぐに体は離れていってしまった。>>325]
あっ……うん、うん。 そうだね。寝よう、ね。おやすみ。
[さっさとたちあがって出ていった大和は いつの間にあんなドキドキさせること できるようになっちゃったの。
……天然の女たらしなのかな……。]
(327) 2019/11/07(Thu) 00時頃
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――こころの部屋――
[こころの部屋に戻って 私用に用意してもらっている毛布にくるまって 空けてくれているベッドの端に腰かける。
さっきまでのことを思いだせば まだ抱きしめられた感触は残っている気がして 胸がぎゅっとなってドキドキして ボボッと顔に熱が集まった。
さすがに知らない振りをするのは無理で 恥ずかしさが限界突破して私は頭から毛布をかぶる。]
(328) 2019/11/07(Thu) 00時頃
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[なんで 大和にときめいてるの!!]
(329) 2019/11/07(Thu) 00時頃
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[いやいやいやいや。 大和だよ。弟みたいなものだし。 何よりまだ中学生だし 中学生だし!!
これは犯罪、いや今の私は十七だからいいのかな……? ときめいてるだけなら無罪かな?
っていうかなんでいまさら! ずーっと一緒だったじゃん! 弟枠だったのに! かわいーって思ってたのに!
だってあんな、真剣な顔で あんなこと言われちゃったら かっこいいなって、思っちゃうじゃん……!]
(330) 2019/11/07(Thu) 00時頃
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[抱きしめられた腕の力は強くて 囁かれた声は低くて、
私の後ろをついてきていた泣き虫の子が 本当はもう大人の入り口にたとうとしてる 一人の男の子なんだなって
実感しちゃったじゃん! あんなのドキドキしちゃうじゃん!]
(331) 2019/11/07(Thu) 00時頃
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[うわぁあああ。とじたじたしても 眠りが深いこころが起きなかったのは幸いだった。
いま色々聞かれたらむり。 なんにもごまかせない。むり。 そもそも明日起きて 何もなかった顔ができる気もしない。むり。
今日とは全く違う理由で 明日の大和を避けてしまいそうだけど さっきはちょっと怒ってるみたいだったし また嫌な思いをさせちゃうかな‥…。
でも!ちょっと!無理な気がするよ!]
(332) 2019/11/07(Thu) 00時頃
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[しばらくごろごろしてから ベッドの空いたスペースに丸まれば 背中にこころの体温を感じる。
……こころを護りたくて私は戻ってきたの。 だから明日は絶対に失敗できない。
大和にこころを護ってねって そう頼もうと思ってたんだけど 今日はとても顔を合わせられないから 明日言うことにしよう。
大丈夫、明日はきっとくる。]
おやすみ、こころ。
[後ろにいる親友にそう呟いて、 私はようやく目を閉じた。**]
(333) 2019/11/07(Thu) 00時頃
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