278 冷たい校舎村8
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[数歩後ずさった葉野が勢いよく駆け出す。 辰美は思わず追いかけていた。]
葉野、
葉野…………っ!
[追いかけて、追いかけて、 けれど追い付く寸前で、 葉野が廊下の行き止まりに到着し その向こうへと逃げていった。
鍵のかかる音がする。>>150]
(153) 2020/06/22(Mon) 23時頃
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……逃げんなよ。おまえ。そうやって逃げるなよ。
[こんな距離、息を切らすことだってない。 なのに少しだけ呼吸を乱した辰美は、 扉の向こうにそう投げかけた。]
俺はさ、 お前の嘘に振り回されて、友達困惑させて そりゃ思う事だって色々あった。あったよ。
でも、それでも、「お前」といった文化祭楽しかったよ すげえ楽しかった。
(154) 2020/06/22(Mon) 23時頃
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……お前と一緒だったから楽しかった!
だから嘘つかれたっていいや、って、許せたよ。 だけどさあ、葉野? お前さっきなんて言った? 1人くらいいなくてもいいじゃん? 思い出を永遠にする?
馬鹿いってんじゃねえぞ!
[辰美は扉を殴りかけて、 その左手をきつくきつく握りしめて叫んだ。]
(155) 2020/06/22(Mon) 23時頃
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お前が死ねば、 俺に残るのは死んだ奴と 文化祭をまわった悲しい思い出、それだけだ。
お前ともう会えなくなったら、 俺はそのうちお前のこと忘れるよ。
みんなだって悲しい文化祭の事忘れて、 お前ごと忘れんだよ。 つらいこと思い出したくねえもん。
永遠なんかならない。 絶対ならない。してやらねえよ。 永遠になるってんなら、 残していこうとするやつの気持ちに向き合え。
(156) 2020/06/22(Mon) 23時頃
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葉野。葉野紫織。
お前、ちゃんと向き合えよ ……ちゃんと、人のきもちにむきあえよ。
お前が今更何したって みんなお前を殺しやしないんだよ
怯えてんじゃねえよ……
[消え入りそうな声でつぶやく。 ぼたぼたと落ちてくる涙を拭って、 辰美は夕暮れの射す部室を、にらみつけた。*]
(157) 2020/06/22(Mon) 23時頃
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―― 泣いて、ねぇよ、 だいじょーぶだ こんなの、
……くそ ありがとよ [悪態をつくように言いながら、>>161 氷室からハンカチを受け取って拭った。
辰美自身も怒っているのか悲しいのかわからない。
ただ一つ言えるのはこのまま扉に閉じこもられて じゃあさようならはありえない、 …………という事だけだった。]
(171) 2020/06/22(Mon) 23時半頃
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……………… ……まあ、ありかも、しんねえけど。
[蹴り破るという氷室の言葉に 辰美はぱちぱちと瞬いて、部室の扉を見る。 沸騰した頭が少し冷静になった。
優しい連城の言葉が響いている。>>168 辰美はただ、祈るように扉の先を見ていた*]
(172) 2020/06/22(Mon) 23時半頃
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[いいよ、と言われて、 良いわけがない、と辰美は呻く。]
そんなの見過ごせるわけねえだろ 全ッ然良くねえし だいたい最初に一緒に帰ろうって 言っただろうが……!
[これではただの子供の口喧嘩だ。 嗚呼。と苦い味を噛み潰し、 わたしはみんなを殺す、というのだから 辰美は瞬いてそれを聞いた。>>175
”それ”が葉野のせいかどうかなんて、 辰美には理解できない。 だから、こう言った。]
(184) 2020/06/23(Tue) 00時頃
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それがお前のせいかなんて知るか。 少なくとも俺はお前のせいだなんて思ってねえ。
[確かに、 何故こんな死に方をしなければならないのか、 とは思ったし、憤ったことはある。 けれど、わけのわからない事象で 葉野を責めるほど頭は沸いていない。]
……俺達はまだ殺されてねえし。 せめてお前の手で実際に殺してみてから言えよ。 返り討ちにしてやるけど。
(185) 2020/06/23(Tue) 00時頃
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[それから、辰美はこう続けた。]
なあ。お前さ。 どうしても、俺達がいなくなると思ってるわけ。 お前が楽しく過ごしたクラスのみんな お前の事知って、背を向けると思ってるわけ。
ほんとに、そう思ってるのか?
……本当にか?
[もしそうなら、――――…………もう、 強引に逃げていくその手を、掴むしかない。 三人で。]
(186) 2020/06/23(Tue) 00時頃
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[辰美は氷室の小声に頷いた。>>183]
[そこから逃げて飛び降りるなら、 一緒に潰れてやるよ。 その前に引き留めるけど。
……共犯者だから。]*
(187) 2020/06/23(Tue) 00時頃
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[ぱち、と辰美は瞬いた。 聞こえてきたのは、「僕」の声だった。>>191
昨日ぶりのその声に静かに聞いて、 戻っていく様に>>192]
……男前だわ、颯真。
[辰美は強く右手でサムズアップした。
それ以上の解説をしている暇は多分、ないので 氷室の掛け声が聞こえたなら>>183 辰美もまた、こらえていた衝動を抑えず、 扉に蹴りを入れるだろう*]
(194) 2020/06/23(Tue) 00時半頃
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[死ななきゃ、と、彼女は言う。
――冗談じゃない、と辰美は唇を噛んだ。>>200
仲良くしていた親友、という言葉に、 ふっと思い浮かぶのはCG研の光景だ。 あそこで何かあったのか。
そう思考する前に、 三人で扉を蹴り破った。]
(206) 2020/06/23(Tue) 01時頃
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――葉野、
[走る。 狼のよう、というのであれば 獲物が逃げるよりも早く。
鬼のよう、と言われるのであれば 逃げる子を逃がすつもりもなく。
辰美は手を伸ばす。 踏み台に足をかけたまま硬直した葉野紫織の、 ……その右腕をつかんだ。>>204]**
(207) 2020/06/23(Tue) 01時頃
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[ぼろぼろと葉野が泣いている。 颯真が差し出したハンカチすら受け取らず ぼろぼろと泣いている。
辰美はそれを少し困ったように見下ろして、 お前な、と、小さくため息をついた。]
怒るったって、 みんなお前を心配して怒るんだって。 離れていくとか、嫌いとかじゃなくて。
(218) 2020/06/23(Tue) 18時頃
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……だいじょーぶだよ。 どうしても許せねえってやつがいたら 俺が一緒に謝ってやるし。 …………だめか?
[ちょっとくらい叱られておきなさいよ、と思いながら 辰美は困った顔をして、 泣く少女を見下ろしていた。**]
(219) 2020/06/23(Tue) 18時頃
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見捨てるかよ、ばーか。
[ぽふり、と辰美は葉野の頭を撫でた。>>224
縋りつくような言葉の一つ一つを 嬉しいと思ってしまうのは、 可笑しい感覚ではないと信じたい。]
(226) 2020/06/23(Tue) 20時半頃
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お前は嘘つきのくせに嘘つくのが下手で ちょっとわがままなやつだけどさ…… 嘘ついて逃げたら、逃げんな、って追いかけてやる。
ダメな方に進もうとすんならやめろって叱るし、
それでも頑張ってんの、ちゃんと見てる。
お前と楽しいこと、 これまでも、これからもしたいって思ってる。
(227) 2020/06/23(Tue) 20時半頃
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……なあ、葉野。 俺はお前に生きてほしいよ。
帰ってこい。
[共犯者の1人は、 紫色の怪物を見つめ返し穏やかに笑った。
ようやく彼女の右腕を放すと、 逃げ出さないように気を払いながら、 ぽふりぽふりと、優しく葉野の頭を撫でていた。*]
(228) 2020/06/23(Tue) 20時半頃
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……1人くらい、怖いのがいたっていいだろ? お前のまわりにはさ。
[オオカミ少年は村人たちを嘘で困らせた。 だけれども、最初から怖い狼が近くにいれば 嘘をつこうなんて思わないんじゃないか。 …………というのは、0点だろうか。
颯真の方が優しくできるだろうし、 辰美は辰美のできることで彼女を引き留めたい。
親孝行と言われて辰美は軽く肩を震わせた。 笑った、ようだった。>>235]
(239) 2020/06/23(Tue) 22時頃
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そーだぞ。長生きして孝行してくれ。 案外寂しがり屋だからな。俺は。
[最後にぽんぽん、と頭を撫でて、 葉野が2人に投げかける言葉を聞いている。]
(240) 2020/06/23(Tue) 22時頃
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[――帰る。と彼女が言う。 その目をこすり、現実への帰還を口にする。 辰美はこくりと頷き、ぽそりと葉野に耳打ちをした。]
(241) 2020/06/23(Tue) 22時頃
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じゃ、葉野、氷室、颯真。帰るぞ。 帰るまでが文化祭です。 みんな待ってる。
[仏頂面に戻ってそういって、 葉野の歩調に合わせて、帰ろうとするだろうか*]
(242) 2020/06/23(Tue) 22時頃
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あ? だれがワカバヤシだよ
[ボケたつもりが一切ない辰美>>245は 「?」と言いたげに連城を見たが、 漂う安堵のムードに小さく肩を竦めて とっとと帰ろうぜ!と元気よく言う声と 穏やかに「帰ろう」という声>>248に頷いた。]
[積み上げた虚構から、現実へ。 ―――出口はどこだっただろう*]
(249) 2020/06/23(Tue) 22時半頃
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……まあ、八階くらいなんとかなるだろ
[な、と男たちを見るが、 そういえば彼らは文化部と帰宅部ではなかったか。 まあいいや、と辰美は思い直す。
動物の作品群を一瞥する。 金糸雀。羊。豹。子鹿。牛。 馬。梟。魚。熱帯魚。狼。 美しいそれらに目を細めて、 こういう形なら、虚構も綺麗だな、と思いもした。
歩いていく。長い廊下を。きっとそこから先を。*]
(255) 2020/06/23(Tue) 22時半頃
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――昇降口――
[氷室が一気に階段を下りていく。 辰美はそれを目を細めて見つめた。
光が漏れる昇降口は、 確かにここからの脱出口。>>257 つぎはぎだらけの虚構の城の終焉だ。 帰るのは嘘じゃないと葉野が言う。>>256]
ならいいんだ。 そら、みんなで出ようぜ。並んでさ。
[一人だけ先に帰るなんてずるいだろう? 辰美は言いながら、葉野に歩調を合わせて 光さす方へと歩き出す。]
(262) 2020/06/23(Tue) 23時頃
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[ふと、光に飲み込まれる一瞬、 葉野の声が聞こえた気がして、
辰美はそれに――――、目を閉じた。]
(263) 2020/06/23(Tue) 23時頃
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[楽しかった。笑えるくらい楽しかった。
……そんな感想は、どうにも能天気に過ぎるだろうか。 まあいいだろう。思うだけなら自由だ。 咎めるものも、いやしないのだし。]
(264) 2020/06/23(Tue) 23時頃
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…………ありがとう。
(266) 2020/06/23(Tue) 23時頃
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[去りゆく場所に零せた言葉は、それだけだった。*]
(267) 2020/06/23(Tue) 23時頃
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