15 ラメトリー〜人間という機械が止まる時
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[ 『こわくないわ』
『わたし、あなたとお友達になりたいの』
内臓(なか)から、ヒトには解せぬコトバで呼びかける]
[中で] ["妹"を自称する異形]
(145) 2010/07/20(Tue) 22時半頃
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セシルは、その間も手はベネットの傷口の手当てに動いている。
2010/07/20(Tue) 22時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/07/20(Tue) 23時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/07/20(Tue) 23時頃
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そうでしたか。…あの虫が、近くに…。
[自分が、正確に言えば自分の中の異形がそれを呼び寄せてしまったことを知らないから、ご無事でなによりですとアリーシャに言う]
風邪をひかぬよう、お気をつけて……。
[薬も食糧も不足しているここでは、風邪すらも命取りになりかねない。 至極真面目な顔でアリーシャに告げた]
(156) 2010/07/20(Tue) 23時頃
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[腹の中の異形は、 ネコミミトカゲがこちらに怯えてしまっているのに気づくと。
呼びかけるのをやめて。
ただ、悲しみに暮れた]
[異形の気配も弱まるだろう]
(157) 2010/07/20(Tue) 23時頃
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[手当てを終えると、化膿止めが服についてしまわないように、気をつけながらベネットに服を着せていくだろう]
――大丈夫でしょうか…。
[治療中もどこか苦しそうに見えたベネットに心配げな視線を向ける]
(161) 2010/07/20(Tue) 23時頃
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…と。 大丈夫ですよ。この子は、危なくないんですよね?
[頭の上、ネコミミトカゲの姿は直接は見えなかったが。
ポーチュラカが望むならそれを掴んで彼女に返すだろうが。 そうでなければ、特に何もせず、ネコミミトカゲの好きにさせる]
(171) 2010/07/20(Tue) 23時半頃
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[アリーシャからは、ごくごく自然に視線を外していた。 ポーチュラカの言葉に、ああ、と気づいたように頷いて]
泊まる場所…。 そうですね、これだけ広い城内で、倉庫で雑魚寝というのも気が引けます。
[何よりここは、ベネットの為に少し空けたほうがよいと感じたから]
…マーゴさんは、どうされますか? もしよければ、眠れそうな部屋までお送りしますが。
[皆で一緒に部屋を探そうと提案しなかったのは、 マーゴの歩くペースに気を遣ったからか。
尋ねて、彼女の返答を*待った*]
(180) 2010/07/20(Tue) 23時半頃
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セシルは、ベネットの転移が更に悪化していることに気づけば、眉を*顰める*。
2010/07/21(Wed) 00時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/07/21(Wed) 00時頃
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― 廊下 ―
[マーゴは申し出>>180にどう返事しただろうか。 しかし、治療が始まる気配だったので、いずれにせよ彼女と共に倉庫は出ただろう。
あまり見るものではないですよ、と。 マーゴが解らないようならそう言っただろうか]
(237) 2010/07/21(Wed) 08時頃
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[
どこかから声が聞こえる。
腹の中の異形にしか解らぬ声]
(238) 2010/07/21(Wed) 08時頃
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[ 『殺してしまうの?』 ]
[ 異形の声で、問いかける ]
(239) 2010/07/21(Wed) 08時頃
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はい、行きましょうか。
[マーゴが名前を呼ぶ響きは、頼られるようなそれ。 悪くない、と感じた。
下腹部は痛みを増したけれど、彼女の前では痛みを顔に出したくない、と思った。
それは、単純に人に心配をかけたくないからなのか。 それとも――…。
まだ、己のなかにある想いに気づいては、いない]
(267) 2010/07/21(Wed) 12時半頃
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ヴァイオリンですか? ええ、マーゴさんを送ったら取りに行きますよ。
[と、薄く微笑んだ**]
(268) 2010/07/21(Wed) 12時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/07/21(Wed) 12時半頃
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― 小倉庫前>>280 ―
仕方がありません。 …水や食糧ですら不足しているのに、…弦の張り直しなんて、できませんから。
[残念、と言われ、困ったように笑う。 …この弦は、いつ切れたのだろう。最後に、音を鳴らしたのはいつだろう。
――よく考えれば、その記憶もなかった]
………ありがとうございます。
[妹のことを気にしてくれるマーゴ>>281に、お礼を言った]
(311) 2010/07/21(Wed) 20時頃
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[しかし、羨ましいという言葉には…緩く首を振った]
………。 ……私には、もう。
妹を探す以外に、生きる目的がないんですよ。
[ぽつり、呟いた。
それはもしかしたら。
何らかの形で妹探しが"終わった"ら生きる理由もない、と言っているように聞こえたかもしれない]
……貴女のように。 真っ直ぐ誰かを見られることのほうが、私は羨ましいです。
[眩しげに細められる紺の瞳を見返して、そう、微笑う。 皆綺麗だと言うのには、その笑みを深くした]
(312) 2010/07/21(Wed) 20時頃
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[マーゴを比較的落ち着いて休めそうな部屋にまで送ると、別れを告げ、中庭に向かう]
………あれ。
[エントランスに来たところで、立てかけてあるヴァイオリン>>130に気づく]
どうして、ここに…。 誰かが運んでくださったのでしょうか…?
[それを拾い上げるために屈んで、それに触れると。
くらりと視界が闇に染まった]
(313) 2010/07/21(Wed) 20時頃
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『 わたしを見て――… 』
[内側から囁きかける 声 が]
『 わたしは ここにいるの…… 』
[段々と強くなって] 『セシル』
[頭が、腹部が、割れるように痛んだ]
(314) 2010/07/21(Wed) 20時頃
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[そのまま、5分くらい蹲っていただろうか。 やがて、再び顔をあげると、ヴァイオリンと弦を掴んでふらりと歩き始めた]
―――……
おなかが空いたわ…
ううん…そんなことより… ねえ……あなたは誰を
誰を殺そうとしているの…?
[歩く足取りはおぼつかず。瞳の色は、ただただ、*虚ろ*]
(315) 2010/07/21(Wed) 20時頃
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―→ 城内 ―
[虚ろな表情で歩きながら、苔の異形や、先程ベネットの身体から生まれた幻想生物の生き残りや死骸を、見つけては食べていく]
――…。
[その光景は、傍から見れば、異形の業なのだろうか。
それとも、ただの、*狂人の姿なのだろうか*]
(316) 2010/07/21(Wed) 20時頃
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セシルは、ふらふらと、ゆっくりと、しかしだが確実に、足は*ヨナの塒の方向へと向かう*。
2010/07/21(Wed) 20時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/07/21(Wed) 20時頃
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わたしは わたし だよ……
[囁くように 囁くように 小さな声で]
[そこにいない人に答えた]
(328) 2010/07/21(Wed) 21時頃
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セシルは、(07)匹目の異形を食べたところで、それよりももっと大きな異形の気配を悟る。
2010/07/21(Wed) 21時頃
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[ゆったりとした動きで、 ヨーランダの塒へと近づいていく。
一歩、 一歩。
そして、扉に手を掛けた]
(330) 2010/07/21(Wed) 21時半頃
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[扉を開く直前。 異形の 声 を聞いた]
[ああ――]
殺したい のね
[呟く]
(338) 2010/07/21(Wed) 22時頃
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―→ ヨナの塒 ―
[扉を開けて――… 見えた光景に、虚ろな目を向ける]
おひさしぶり
[まずは、シィラに向けてそう言った]
あの時は、ありがとう
[続いては、ヨナに]
……あなたは、誰?
[最後に……ラルフを見て、言った]
(342) 2010/07/21(Wed) 22時半頃
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ヨナ。 わたしよ。
病気に罹ったわたしに、 あなたは水を飲ませてくれた。
覚えてない?
[虚ろな目は、悲しげに伏せられて――…。 その姿は、彼女が看取った少女に、少しだけ雰囲気が似ていたか]
(349) 2010/07/21(Wed) 22時半頃
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わたしは、 あなたを知らない。
[ラルフをやはり虚ろな目で見て]
その血は、誰の血?
ねえシィラ、誰がこんなことをしたの?
(350) 2010/07/21(Wed) 22時半頃
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[ひとつの身体に
人格がふたつ。
身体のなかで妹を名乗る人格は、 ヨーランダに看取られて死んだ少女の亡霊と、 体内に住まう異形と複雑に混ざり合って。
ひとつの生き物になっていた。
まだ、体外に自分の身体で出るには、力及ばないけれど。 身体の支配権を握ることは、できるらしい]
[覚えている。その返事を聞いて、虚ろな目が細められた]
(357) 2010/07/21(Wed) 22時半頃
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うれしい。
わたしとした"約束"も、覚えてる?
[ヨナへ、再び問いかける]
そうね。わたしも知らない。 だからはじめまして。 わたしは、セシルの妹。
名前は、 セシルが忘れてしまったから、わたしも覚えていないわ。
[奇妙な言葉と共に、ラルフの左腕を見る]
あなたも、異形なの?
(359) 2010/07/21(Wed) 23時頃
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そう。約束。
ヨナが守ってくれたから。 わたしは今ここにいるの。
[死んだと言わなければ。 本当の意味で死んだことにはならないと]
もしヨナが、わたしとの約束を破っていたら、 わたしはセシルと再び逢うことができなかった。
だから、ありがとう。 話せるようになったら、まずは、それが言いたかったの。
[わらう。 こんな異様な状況でなければ、それはとても優しい笑顔に見えたことだろう]
(363) 2010/07/21(Wed) 23時頃
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異形。 わたし自身は、異形じゃないけれど。
セシルのなかには、もうずっと前から異形が住んでいるわ。
[ラルフのほうを見て、答える]
あなたは 人 なのね。 なら、その血はあなたの血?
だけど、さっきからずっと、シィラが。
あなたを殺そうとしているのよ。
――あなたは、ヨナを傷つけていない? あなたは、本当に、ヒト?
(367) 2010/07/21(Wed) 23時頃
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セシルは、虚ろな瞳で、鳴くシィラを見る。
2010/07/21(Wed) 23時頃
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あなたのように侵食されているのと 場所を借りて暮らしているのとでは違う
[首を傾げるラルフにそれだけ言った。 本当はもっと深い理由が、あったのだけれど。
今はそんな話よりも――]
…シィラ、あなたはどうしたいの?
わたしは、シィラと、ヨナの味方よ……。
[ヴァイオリンの弓を。 まるで武器のように両手で握り締める]
(384) 2010/07/21(Wed) 23時半頃
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[ヨナは殺さないでと言ったけれど。
あなたは?
そんな表情で、虚ろな目をシィラに向ける]
(386) 2010/07/21(Wed) 23時半頃
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[ラルフの左手がヨナに差し出されるのを見て、はっ、としたように]
ヨナを 傷つけちゃだめ…
[弓を、まるで剣のように両手で握って構える。 その構えはとても素人じみていて…明らかに、剣を持ったことのないものの姿だとわかるだろう]
(396) 2010/07/21(Wed) 23時半頃
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