146 demi-human... 『亜人の住まう街で』
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
-回想:街・酒場-
[『腹ペコさん』と言いながらまと外れに血がどうのこうのと言う彼女はやはり吸血鬼だと確信する。 相槌を独りでにうったくらいだろうか、彼女は一旦静止した。 そうして漸く理解したのか慌てて何事かと言い出す。>>6 随分と真面目に言うもので、それがどうも可笑しくて。]
ふふふ…まさか、冗談ですよ。 …まあ、半分くらい本気かもしれませんが、ね? 貴女方を好んで食べるわけではないですよ。 生き物ならば何でも口に出来るというだけです。
[遠回しの意味(>>7)には気が付かず。 自分がとって食われると思ったのかと考えればこう返して。 彼女はこれをどう受け取るだろうか。]
(10) 2015/01/09(Fri) 08時頃
|
|
-街・南方(自宅)-
[…は椅子の上で目を覚ました。 未だ、寝台の上で寝るという事には慣れず、椅子で寝起きしている。 そのため、寝台の上には束ねられた紙が沢山積まれており。 しかし起こした原因は太陽の光でも寝辛さでもなく。]
…煩いですね…? もう少し静かに出来ませんかねぇ…。
[“消える”という話を聞いていないが故の反応。 いや、恐らく聞いてもさしたる何かを示しはしないのだが。 兎にも角にも起こされたついでにそのまま起きようと。]
(14) 2015/01/09(Fri) 08時半頃
|
|
-街・南方→中央-
[取り敢えず、人が“消えた”という話しを道行きすがら聞いて。 何の感慨を齎す事もなく、その話しを頭の隅には留めても拘ることもなく。
嗚呼、こんな他愛もない話で一喜一憂出来るのも勿論…。 未だ起こっていないものが絶対的な永遠と何故考えるのでしょうかね。
その言葉は終ぞ紡がれる事はなく。 彼らは奪われた事がないからそんな幸福な考えでいられるのだと鼻で嗤えば、ふと鼻腔を掠める獣の臭い。>>13、>>17]
…へぇ、初めて知りました。 僕以外にも獣の類いのものがいるとは思いませんでしたよ。
[一つが林檎の兎とは知らず(…が魔法を使えない事を考えれば当然なのだが)、フードを深く被り直して其方へと。 2人は気が付くだろうか。]
(18) 2015/01/09(Fri) 10時頃
|
|
-街・中央(噴水付近)-
[近付いた事にその兎を抱く小さな彼女は気がついたようで。>>21 どうやら昨日の騒動を知っていると言うから、あの時頭を下げたのは彼女だったのだろうと。]
あの後…嗚呼、それは大丈夫ですよ。 大勢で寄って集れば定かではありませんが、それには“決まり”が邪魔ですし、人間も僕と1対1でやり合おうと考える程馬鹿ではないでしょうから。
[マスク越しで無機質にも近い声だけれども。 その物腰の柔らかい口調が善人のそれと、…には重なって映る。 嗚呼本当に「綺麗」に育ったのだと、そう思う。 それは恵まれなかったと思う男の醜い欲求に乗せた想い。]
(24) 2015/01/09(Fri) 11時頃
|
|
[もう一つの獣…それは何故か半端に人間の臭いを併せ持つ。 半狐かどうかなんて拘りもしないから尋ねるつもりもなく。 お知り合い(>>28)、と尋ねられれば返答に暫し思案を。]
…知り合い…知り合い……、ですか…少し違いますかね。 僕がちょっとした騒動を起こして、彼女はそれを見ていただけです。
[嗚呼、あの時誰か一人でも襲ってくだされば良かったのに、という事は吐きもせず。 唯人間を貶める事に享楽を感じる折があるとは言う筈もない。 獣の臭いと言われれば、又も歪に口角を上げながら。]
嗚呼、人間は鈍感ですから。 姿さえ人間そっくりならば、気付かれない事も多いんです。 …まあ、僕も人間ではありませんし、獣の臭いくらいするでしょう。
[人間に嫌味を言いながらもその白い獣にも嫌味だろうかと暫し思考。 それでも、自分の知るところではないと結論を出す事なく放棄した。]
(29) 2015/01/09(Fri) 11時半頃
|
|
[きょとん、としているその半獣と兎があまりに揃っていて。 そうして昨日の酒場で会った“もふもふ”の好きな彼女を一瞬思い出したりする。 フードを外さないのはあまりに意地悪だったかと一瞬思ったりもするものの。 好んで自分の事を探られたいとは露ほども思わないので、まあいいかと自己完結させて。]
兎…ですか。 嗚呼、“同じ”ではなかった訳ですね。 …然し、どうやって手に入れたんです?
[その質問は何方に向けたともつかず。 あくまで本当の兎と思う…はこの差別と侮蔑の酷い街でどう買ったのかと尋ねてみる。]
(30) 2015/01/09(Fri) 12時頃
|
|
[何故か少女は淋しそうな目をして心配して。>>33 嗚呼、そんな目をして欲しくないと思うのは過去への罪過か。 丁度あの日、意識をとり戻した“弟の姿を被った化け物”に姉はあんな目をしてみせたのだった。 彼は、騒動で何処と無く何か納得した様で。>>43 そう思っていれば突如声を荒げる(>>34)ので、思わず驚く。 もう一人いる半獣の男があまり拗ねないように言うのが聞こえる。>>44]
そうじゃないですか。 街で顔を合わせただけ、名前も何も知らないんですよ? 今なったと仰るならそうかもしれませんが…。
[少女は何処か不機嫌になったかもしれない。>>35 しかし続く『林檎』『造った』と聞けば聞いた事も数えるくらいしかなかった魔法使いかと思って。 そこで手を取られれば、思わず身体が拒否を示しそうになってしまう。]
(48) 2015/01/09(Fri) 14時半頃
|
|
━━━━━━…ッ!?
[身体とついでに一瞬引き攣ってしまった表情を押し隠せば困った顔を無理に作り出す。 同時に、加え過ぎた力を緩め、少女が痛がりはしなかったかと思いつつ。]
あ、嗚呼、…仕方がないですね。 貴女がそうして欲しいなら一時くらいの我儘には付き合いますよ。
[相も変わらず一言余分に付け足してみて。 今の拒絶を有耶無耶に出来はしないかと。 そこで初めて耳の出ている彼が(>>46)半狐だったのかと思った。 そして聞こえてきた『わんちゃん』(>>36)には流石に反論を。]
わんちゃんではありませんよ。 あれらの様に、人間に付き従う気は毛頭ありませんから。
[それに彼は狐でしょう、と付け足して。 しかし悪い気がするかと言われればそこまででもないかと。]
(49) 2015/01/09(Fri) 15時頃
|
|
寂しい…ですか。
[それ以上の言葉を紡ぐ事もなく目線は重なる己が手に。 払われた事しかないこの手は何時しか生き物を狩る手段へと。 それ故、こういう使い方をした試しが…には一度たりともなかった。 当の少女、先の不機嫌は何処へやら、この状況を把握して尚行動に移さない2人にとても満足している様に見えて。>>51 あまり思ってもないだろう謝罪の言葉を受け取る。 その少女があまりにも嬉しそうに手を振るもので払い除けようかと思った気持ちは一瞬で霧散してしまう(そもそも魔法なので払い除けられたかも定かではないが)。 そうして、『モスキートっていいます』と言われれば(>>52)暫し硬直。 群れる事はプライドが許さない、それでも…その目を曇らすのは何だか惜しい気がして。 ヤニクと呼んでくれればいいです、と言ってみれば何らかの不快感が酷かったものだから。]
…アルゼルド。 アルゼルド・ヤニックと申します。
[軽く会釈をしながら此方も名前を告げてみる。 少女がくすりと笑ったのは(>>53)きっと気のせいにしておこう。]
(54) 2015/01/09(Fri) 17時頃
|
|
[その半狐が言うように(>>66)懐いている訳ではないが、それに反論するのもこの満足気な少女の前では憚られた。 というより、一時はそうしておくと自分で言ったのだから、それを破るつもりなど更々なく。 それと同時に、嗚呼、と何処かで理解してしまったのだ。 恐らくこの半狐の心象は複雑だと。 確かに上手く笑っている…その眼を除けば。 だけれども、それを詮索する気などなかった。 心底を探られるのは自身も嫌いだったし、結局それが触れられる事はない侭に。 『げえ』という声を聞けば(>>70)、嗚呼そういえばと彼の耳が出ていた事を思い出した。
嗚呼、本当に貴女は変わっています。 僕がそう感じるだけなのかもしれませんが。
そう思ってみたところで、それが2人…特にマスクの少女に伝わる筈はないのだが。 と、何処か不安そうに念を押す(>>75)少女があまりにも滑稽で。 それでも笑えないのは半狐に感化されてしまったからか。]
(77) 2015/01/09(Fri) 21時半頃
|
|
…覚えておきますよ、モスキートさん。
[「さん」が付いてしまうのは癖。 一定以上近寄れなくしようとする無意識な防御だと知っていて。
『可愛らしいお耳ですねぇ』
続く言葉とフードの中を覗こうと必死なので行動には、未だ見れない時間ですね、と返す。 少女が落ち込もうがこればっかりはどうにも出来ない。 しかし、その言葉は聞こえていたのやらいないやら、突如声を大きくしながら出すから少し耳が痛かったのではあるが。 何故か頭の上に“造った”兎を乗せて満足そうに『お仲間ですね』と言われること数十秒。 意味を解するのに少し時間を浪費した。 満足そうだからそれでいいかと放っておこうか。]
(78) 2015/01/09(Fri) 21時半頃
|
|
-街・中央(噴水付近)-
…そうですね、見れたらいいですね。
[『“また”今度』と言う(>>104)少女に感情を伴わない曖昧な返答をしながら、次会う約束をしてはいないのにと思って。 そうして少女の行動━━兎を乗せるという━━の意味を…が理解したのと、半狐の男が吹き出したのはほぼ同じくらいだったか。 『兎さん載っけてるだけ』という言葉(>>85)に胸の内で同意しつつ。 すると、突如風呂敷から取り出される花細工。>>86 少女が綺麗と目を輝かせたのも束の間、それは元の花細工を伴う獣の耳を模したものへと変わり、そのまま彼の手から少女の上へ。]
嗚呼、良かったじゃないですか。 “お仲間”に簡単になれるものを貰えて。 …ユキさん器用ですねぇ…その花細工、既製のものじゃあないでしょう?
[そう言った事に対する2人の反応はどうだったか。 獣の耳を模したそれを貰った少女が『行く所がある』と言う(>>107)のには、そうですかと言って。 今度会う時には耳を見せてほしいと言ったそれには、都合と気分次第で、とでも言ってみれば少女は『絶対ですよ』と返すのだろうか。 それとも少し不機嫌にでもなるだろうか。 少なくとも…が少女を引き止める事はない。]
(108) 2015/01/10(Sat) 10時頃
|
|
では、僕も失礼しましょうか。
[少女が離れたかどうかくらいでそう言う。 特に行くつもりのある所もないけれども、何処か適当に散策でもしようかと。 何よりこの半狐の風呂敷の大きさと先程の花細工から、何処かへ向かうつもりだったのではないかと思い、留めておくのはよくないと考えた末の発言だったのだが。 何もなければ、恐らく3人は銘々の思うが儘に別れるのだろう。]
(109) 2015/01/10(Sat) 10時頃
|
|
-回想:街・酒場-
[力の抜けたように安心したと見えたのも束の間、彼女は頬を膨らませて此方をみる。>>98 負けじと考えでもしたのか、先に血を吸い尽くすんだと言ってくる相手には、思ってもいないのに怖がるフリを。]
嗚呼、それは怖いですねぇ…。
[感情が籠ってなさすぎる気もするがまあいいかと。 本当だと見せ付けでもするかの様にグラスの赤は一瞬で彼女の中へと消えていく。 そうして、何処か自慢気な様子で此方へと投げかけてくる言葉を本気とも冗談ともつかない様子の侭見やって。]
では、夜中は出歩けませんね、…ふふふ。
[それは少し意地悪な返しかもしれないが、深い意味を理解しなければ問題はないだろうと。]
(110) 2015/01/10(Sat) 10時半頃
|
|
[そこから暫く経った頃、帰る時に彼女は『また』と口にしたのだが、それには触れず。]
では、失礼しました。 …中々楽しかったですよ?
[彼女が精一杯手を振る様子を見ながら軽く会釈を返せば、店の中とは全く対照的な暗がりへと。]
(111) 2015/01/10(Sat) 11時頃
|
|
-街・中央(噴水付近)-
[案の定、少女からは念をおされてしまった。>>123 半狐の言葉を聞けば(>>113)それは当然だと…は思う。 人間は驕りと自惚れの塊だと、その手が作り出すものなんて高が知れていると、そう思っているのだから。 …そうして、少女が去っていった後聞こえたその言葉には敢えて何も言わないでおこうと。
『───眩しゅう、なあ』
それが一体どういう心境からかを探るでも察するでもなく、喉の奥で反芻させて。 何処かつっかえでもあるかの様に飲み込めない言葉を持て余す。 解消する事は簡単ではないようで感じだした痛みを否定するかの如く此処を立ち去ろうとした。]
(134) 2015/01/10(Sat) 15時頃
|
|
[そこで意外にも半狐が待つよう言った言葉で(>>118)足は未だ何処にも向かっておらず。 半狐が荷物から取り出したそれは銀の首飾り。 嗚呼、亜人が作ったと言えばそれの腕に関わりなくにじられるのは何処でも同じようで。]
…では、いただいておきます。
[彼の自虐にも近しいそれを聞いて記憶した所でこの感情は増すとも減る筈はなく。 故に直ぐさま忘却の彼方へと放り投げる様は作業にも等しい。 半分人間であり続ける事と、今迄の半分以上が全くの人間であったのと、一体何方が苦しいのかなどと答えのない思いを抱きつつ。 貰ったそれを手で翫びながら、行くと言った(>>119)彼を見送った。 そうしてその姿が十分と遠ざかったくらいか、誰に言うでもなく吐く言葉は先程の半狐とよく似た調子。]
嗚呼、どうしたって変わらない事をずるずると引きずって…鬱陶しい限りですよ。
(135) 2015/01/10(Sat) 15時半頃
|
|
[それから適当に足の赴く儘に行こうかと。 余り行くことのない西の通りへふらりと。 帰るまでに野菜を買わなければならないという事はすっかり記憶の外。]
(136) 2015/01/10(Sat) 15時半頃
|
|
-街・西方(何処かの路地)-
…はぁ…ッ…。
[“まだ大丈夫”だと言い聞かせればのろのろと街の出口へと。 忘れていた、完全に迂闊としか言いようがなかった。 今宵は“満月”なのだと朝までは確かに覚えていた筈だというのに。 気の赴く儘に散策していたのまでは別に何も問題ではなくて、唯、夕刻になる頃には街を出ておかなければならなかったのだ。 街の出口を越えたくらいで、息と同時に言葉を吐き出す。]
…これは…失態、でした……。
[そう言った所でずるずると座り込めば、後は本能が欲する儘に全てを委ねる。 突然にさっきまでの様子は何処へやら、口に描くのは歪な弧。 すっと立ち上がれば月を仰ぎ、紡ぐ言葉は最早人のそれではなく。]
━━━━……ォォォォン
[人とも獣ともつかない影は澄み切った月夜の下何処かへ。]
(163) 2015/01/10(Sat) 23時頃
|
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る