278 冷たい校舎村8
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[謝ってんじゃねえよ、って、去り際に言った。>>9]
(21) 2020/06/16(Tue) 00時半頃
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――→教室――
[辰美はそのまま三年八組の教室に戻ってきた。
歩くうち腹立たしさはまぎれるかと思ったが、 煮えた感情のやりどころがないまま、 無言で毛布とシーツを一つずつ持っていこうとする。 誰かに何かを聞かれれば]
ひむろ、ちょっとテンパったんだとよ。 閉じ込められたって状況に。
[と、嘘のようで嘘ではない補足をいれながら>>1:1146 そう解説はしたことだろう。
誰に会うか会わないかにかかわらず、 辰美はそのまま音楽室へ赴く。]*
(22) 2020/06/16(Tue) 00時半頃
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――→三階/音楽室―――
[音楽室は当然の事ながら無人だった。 暗い中電気をつける。もう夜か、とため息をつく。
吹奏楽部は体育館で演奏を行っていたから 音楽室には展示がなかった。
文化祭の飾りつけがない音楽室の中、 目につく場所に毛布と、シーツを置いた。]
(28) 2020/06/16(Tue) 00時半頃
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[ ―――チャイムが響く。 >>#3]
(29) 2020/06/16(Tue) 00時半頃
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……?
[どこかで何か物音がした気がした。 階下のような気がしたが、 防音の壁に阻まれ特定ができない。
辰美は怪訝な顔をして、音楽室前の廊下に出た**]
(30) 2020/06/16(Tue) 00時半頃
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――現在/三階廊下――
[向こうから足音がする。 誰かと思えば氷室だった。
――女装をしていない、男の姿の氷室だった。 昔を知っている辰美からすれば懐かしい姿だった。>>108
音楽室を見に来たのか、 それとも偶然はちあったのか>>109 辰美はそんなことを考えながら 無言で氷室を見つめ返す。
目元が赤い。 指先が震えている。]
(123) 2020/06/16(Tue) 07時半頃
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[――辰美に悪意があるわけではないのだが、 それがどうにも、怯えられているようにしか見えず、 てんで「ヘーキ」には見えなかった。
ああそうかよ、と辰美は思う。]
……ならいいけど。
[その場に残っていなかったから、 福住がどうしたかも知らないし 氷室がどう泣いたかも知らないし、 辰美の中で一連の出来事に折り合いはついていない。]
(124) 2020/06/16(Tue) 07時半頃
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[そのまま踵を返されてしまえば、 氷室にそのつもりがなくとも”避けている”ようには見える。
そう、怖い噂話を聞いてそっと避ける女子の如く。 だから辰美は、去り際の背中にこれだけ言った。]
お前さ。無理しなくていいから。
[無理して友人でいなくていい。 そこまで言うと引き留めてしまいそうで 別にそれは、辰美の望む事ではなかった。
断片的な言葉だけ投げて、辰美は別方向へ歩き出した*]
(125) 2020/06/16(Tue) 07時半頃
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――回想/文化祭の日――
[それはちょうど、 葉野とは別行動をとっていた時の事だった。
お化け屋敷の教室に一人で入り、 その内装をそこそこ楽しんだ辰美幸俊は 次はどこに行こうか、と廊下を見渡して 慌てて駆けだす男子生徒を一人見つけた。
それは連城颯真だったかもしれないし 違う生徒だったかしれないが
ともかくも辰美は、気まぐれにその生徒を追ったのだ。]
(126) 2020/06/16(Tue) 08時頃
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お前どうした? 具合悪い?
[って、空き教室でうずくまるそいつに声が降る。 薄暗い空き教室の入り口で。
教室の中にいたのは、いったい”誰”だっただろう*]
(127) 2020/06/16(Tue) 08時頃
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――→現在/地下へ――
[物音がしたのは階下だった。 だから辰美は、音楽室最寄りの階段から 下へ、下へ、下りていこうとして]
……あ?
[一階に辿り着き、 さらに階下が増えていることに気づく。 ……ホラーゲームかよ。と辰美は一瞬思った。 ある特定条件を開放すると現れるやつ。]
(128) 2020/06/16(Tue) 08時頃
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[黒板の書置きには確か、 四階ができていると書かれていたのを思い出す。>>1:1070
怖いものは嫌いではない。 むしろ割と好む方だった。
故に辰美は、「じゃあどんなもんか見てやろう」と そんな心意気で地下への一歩を踏み出した。]
(129) 2020/06/16(Tue) 08時頃
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…………。 ………………。
(目がいてえ)
[窓の外が吹雪いている。 ここは地下のはずだが、吹雪いている。
構造は一階と似ているが 天井や壁には血を想起させるような赤が散り 床には黄緑色のインクが散っている。
全般的に目に優しくない上に、 何かしらの狂気さえ感じさせた。]
(130) 2020/06/16(Tue) 08時頃
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心の中の世界、ねえ。
[だとすれば、この世界の主の精神状態は 想像に難くない。 少しだけ頭痛がするな、と思いながら、 辰美はひたひたと地下一階を歩いていく。……ので]
お。さっきぶり。
[教室で先ほど少し話をした連城と はちあうこともあっただろうか。>>114
尚、その時ホラーゲームっぽい足音も付属するものとする**]
(131) 2020/06/16(Tue) 08時頃
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――回想/文化祭当日――
どうしたんだよ。
[薄暗い空き教室の中。 振り向かないから誰かはわからない。
――否、 もしかしたら“連城颯真”かもしれないと思いながら 随分と違うその声色に、 辰美は確信が持てないでいた。>>173
それが、そこにとどまった理由かもしれなかった。]
(194) 2020/06/16(Tue) 19時頃
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酔った?
[見たところこの学校の生徒のように見えるが 通いなれた校舎の中でも人に酔うことはあるのだろうか。 辰美は空き教室の窓から人影を眺めて ふうん、と小首を傾げて彼を見て穏やかに呼びかけた。]
そーま。
[何の違和感もなくその名前はするりと出て、 辰美は、――あ、や、人違いかも。と思い直す。]
(195) 2020/06/16(Tue) 19時頃
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あ、わり。ダチに似てて。
ま………… 保健室はここ出て突き当りだし、 あんま辛いならそっち行けよ。
つか、早くまわんねえと屋台のメシなくなんぞ。
[そう言いながらもゆるりと、 辰美は空き教室の中の生徒の顔を見ないまま きっと、踵を返したことだろう。 ほんの少しの疑問を抱えながら*]
(196) 2020/06/16(Tue) 19時頃
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[拝啓、夢見る少女様。 夢の案内をしようにもMAPがありません。 どうしようかね、このホラー現場。>>157]
(197) 2020/06/16(Tue) 19時頃
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――現在:地下一階廊下――
……あ?
[出くわした連城は辰美を見て滅茶苦茶動揺した。>>176 ので、辰美は瞬き、それから無表情でこういう。]
びびってやーんの。
[からかうように。
いや実際こんな場所歩いていたらビビると思いますけどね。 ホラーゲームの主人公って偉大だなあ。>>177]
(198) 2020/06/16(Tue) 19時頃
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[そこから怒涛のように放たれる言葉の数々に 辰美はかるく片耳を塞ぐジェスチャーを挟んだ。]
心の中だから窓の外あるしインク散ってんだよ。 ホラゲーでよくあるよくあるはいはいやばいやばい
[最後の方は相槌が適当になったが ちゃんと「怖いわ」まで聞き届けている。
そうだよな怖いよな。と辰美も思うが 怖がる連城が面白い、の方が上回った。>>178
それから地下にもう一つ足音が増える。>>181
辰美はそれに気づいていなかったが、 ふと女の呼び声が聞こえて目を丸くすると 神妙な顔でそろり、と女の声がした方を指さした。]
(199) 2020/06/16(Tue) 19時頃
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[絶叫が響き渡った。>>188]
(200) 2020/06/16(Tue) 19時頃
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[注文の多い料理店じゃあるまいし、 鬼が出てくるホラーゲームでもあるまいし 頭から食われてバリムシャー、なんてそんなご無体な。
それから声の方向へ視線を向ければ 幽霊の正体見たり福住誠香。
辰美は片手をあげて、 ファイティングポーズをする連城を横目に挨拶する。]
……よお。 さっきぶり。 物音がしたんで下を調べてたんだけど、 妙なことになってるな。
[と、説明を一つ。氷室については聞かなかった。 謎ポーズを解く連城が見えたが、 「たおれるなよ」とは言わないでおいた*]
(201) 2020/06/16(Tue) 19時頃
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[両方から悲鳴があがったので辰美は両耳を塞いだ。 今日も元気でにぎやかな学び舎です!>>202]
(205) 2020/06/16(Tue) 19時半頃
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[某イカでもあるまいし インクまみれになる事態は避けたい。 のは福住も同じようで、慎重にこちらにやってきた。 ビビりすぎだろ!というツッコミに]
お前もな
[そう静かにツッコミをいれたが、 聞こえているかはわからない。>>203]
(206) 2020/06/16(Tue) 19時半頃
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おう。 三階にいたからよく聞こえなかったけどな。
増えた、んじゃねえの。 なんでかは知らねえけど。
[きょろきょろとあたりを見渡す福住にそう言った。 まだ辰美は七星のマネキンを見つけていない。 ので、増えた理由も何も推察はできなかった。]
(207) 2020/06/16(Tue) 19時半頃
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音……は、
こっち、だったような。
[辰美はそのまま歩いていく。 インクはできるだけ避けてはいるが、 避けきれず既に黒い靴の裏を赤くすることもあった。
赤い足跡が続いていく。 向かう先は体育館の方。]
(208) 2020/06/16(Tue) 19時半頃
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[扉近くの廊下に差し掛かる。]
…………っ、 なんか、
(209) 2020/06/16(Tue) 19時半頃
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……………生臭く、ねえ?
(210) 2020/06/16(Tue) 19時半頃
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[辰美は同行者にそう問う。 向かう先には――――――
少しだけ開いた体育館の扉の中は暗く 床を壁を染め上げた”赤い”液体が>>#5 蛍光灯の無機質な明かりをてらてらと反射していた。*]
(211) 2020/06/16(Tue) 19時半頃
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――回想:文化祭の断片――
いい返事。
[背を伸ばして返事をした葉野に、辰美はそう頷いた。
嘘の付き合い。嘘の恋人。 何一つ本当のことはなかったけれど、>>189 辰美は辰美なりに、葉野とめぐる文化祭を楽しんだ。
女子と付き合ったことがないので 辰美に正しい事は言えないが、 近くで見る葉野は凡そ「可愛い女子」そのものだったから こんな事しなくても恋人作れるだろ、と、 そんなことを思いもした。]
(228) 2020/06/16(Tue) 20時半頃
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[CG研では、虚構の世界が飾られていた。 息を飲むような鮮やかな色彩で。>>190
赤も青もオレンジも白も混ざり合うような世界は 辰美の知らない場所だった。]
……綺麗だな。
[辰美はA1サイズの紙に封じ込められたそれを見て言った。
都会の空をひっくり返した世界。 空を泳ぐ海の生き物たち。 幻想的な景色の作者の名前の一つに「葉野紫織」と見えて お世辞ではなくこう言い添えた。]
(229) 2020/06/16(Tue) 20時半頃
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すげー。お前らでつくったの、これ。 どうやったらつくれんの?
[辰美は美術が得意ではなかったし パソコンで絵を描く人がいることは 薄っすらとしか知らなかったから 少しだけ子供のようにそう問いかけもしただろう。]
[ひらり、と手を振る少女の姿が見えた。 三年一組の生徒だ。 辰美はその名前を知らなかったが>>191 その様子から葉野と親しいことが察せられた。]
(230) 2020/06/16(Tue) 20時半頃
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……
[辰美は彼女を一瞥して軽く会釈する。 その笑顔の様子から、 なにがしか思ってはいるのだろう、と察しがついたが 何を思われているのかまではわからなかった。]
あいつと描いたのか?
[だから辰美は 目の前の”共同制作”についてそう問うばかり。]
(231) 2020/06/16(Tue) 20時半頃
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仕方ねぇな。
[甘いもの、と言われて 辰美はまんざらでもなさそうに言う。>>193
展示部屋から出てクレープの屋台に向かいながら ちらちらとこちらを見る生徒のまなざしに 恥ずかしさを覚える。
それでも手を離しはしなかったけれど、 妙に熱い手のひらの熱がやけに気になって困った。]
(232) 2020/06/16(Tue) 20時半頃
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[あまりクリームがない方のクレープを注文して食べる。 他にも葉野の気が向いた展示があれば見に行っただろう。 美術展示。お化け屋敷。あるいは、喫茶店。
そうして”ごっこ”の後に、 辰美は少しだけ照れ臭そうに葉野にこう問うた。] ……葉野さ。
楽しかったよ。今日。 これでも。
だから、ありがとう。
(233) 2020/06/16(Tue) 20時半頃
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お前は楽しかったか?
[何を期待しているんだろうと辰美は思う。 これは嘘の付き合いで、今日限りの話だ。 そもそも辰美が脅したからこうなった。 葉野が楽しくなかったとしても仕方がない。]
(234) 2020/06/16(Tue) 20時半頃
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[けれども、 彼女にとって楽しい思い出になればいい、と、 少しだけ思ってしまった。
…………辰美は楽しかったから。*]
(235) 2020/06/16(Tue) 20時半頃
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――現在:地下1階――
わからん。
[スライムか増えるわかめだったんじゃねえの。>>224 という適当な回答しかお出しできそうにありません。
ほら、広い方が何かと便利だと思いません? 思いませんか。]
(276) 2020/06/16(Tue) 21時半頃
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足をとられるなよ
[こっち、というと福住がついてくる。
滑って転ぶと大変なことになりそうだ。 衣服の替えも有限だろうし、 ここは落ち着いて進みたいところだ。
振り向けば辰美たちの足跡が 大分ホラーな事になっている。 …………気にしてはいけない。>>225]
(277) 2020/06/16(Tue) 21時半頃
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[息を飲む。]
…………。 ………………。
[辰美はわざとらしい神妙な表情を浮かべていなかった。 ただ、警戒するように唇を引き結んで、 廊下の奥を見つめていた。]
…………いや…………
[福住が力ない声でインクだよな、と言う。>>227
辰美は頷くことも否定することもできなかった。 ただ、生々しい鉄臭さだけが鼻をついた。]
(280) 2020/06/16(Tue) 21時半頃
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[それは階上から漂う臭気であって、 臭いの元はそこにはないかもしれなかった。
ただ、明言できることとして、 そこに転がる死体はなかった。]
………… 上……か……?
[そう辰美は言う。 ペンキで彩られている以外は、 コピーされたような地下だ。
何かあるのは一階なのかと ふと思い、ぽつりと零した。]*
(282) 2020/06/16(Tue) 21時半頃
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――現在:地下一階――
[人はそれをびびっているというのだ。>>278
びっくりしただけだし!という連城を見て 辰美はそう思ったが、 追求しすぎるのもどうかと思ったので そこまでにしておいた。
びびった連城とびびった福住のやりとりを聞きながら 元気だなあ、と思ったりもする。>>279]
(312) 2020/06/16(Tue) 22時頃
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まあ、そこに手がかりがあるならな。
[ホラーゲームならば探索した結果 物語の真相に辿り着けるような何か、が手に入るはずだが この空間がどうかはわからない。>>281
そう考えながら地下の廊下を行く。]
(314) 2020/06/16(Tue) 22時頃
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まじかよ。 死なねえよ。殺すな。
[と、辰美は軽口めいて 福住が言う「校舎の主説」を否定する。
こういう空間だから―― 否、こういう空間で三人いるからこそ、 どことなく冗談ばかりが口をついた。 校舎裏組だな、となんとなく思った。
後ろの方で福住と連城がじゃれるような声が聞こえる。 だから、辰美は少しだけ油断していたのだ。>>299]
(316) 2020/06/16(Tue) 22時頃
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[気のせいでしょ、に 肯定を返すこともまたできなかった。>>283 1階ってこと?と聞かれて初めて辰美は頷く。 無言で天井を見上げ、踵を返した。>>300]
偽物。そうだな。ここは偽物だ。
……俺。ちょっとこの上見てくる。 もしかしたらヤなもんあるかも。……だけど。
お前らは……
[どうする、と辰美は視線で問いかけて、 そのまま来た道を戻り、一階へ行こうとするだろう*]
(317) 2020/06/16(Tue) 22時頃
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[氷室は悪くない、と辰美は反芻する。 しようとして、やっぱり無理、と呻いた。]
(324) 2020/06/16(Tue) 22時半頃
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――少し前/音楽室前廊下――
[黙って応援しろ、と氷室に言われて 辰美は困惑した。]
……あ゛?
[じゃあそこそこ付き合いの長い友達に>>297 手を払われた事についても汲んでもらえねえか、と 辰美は言い返しそうだったが、言い返さなかった。]
あー、はい。頑張れよ。 うっせ。ばーか。
[口喧嘩みたいな返事だけ口をつく。>>297 そうして、逃げ出していく氷室の背を見送った。]
(325) 2020/06/16(Tue) 22時半頃
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[動転して泣きわめいて吐いた友達に 苛立ちなど凡そぶつけていいものではない。
それはわかっているし 久しぶりに見せた男の格好について 何かコメントでもするべきだったのではないか、と 別れてから思い至る。
――――そんなだから、 何故女装をしていたのか、さえ、聞きそびれるのだ。]
(327) 2020/06/16(Tue) 22時半頃
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…………わかんねぇんだよ。 ほっとけ。
[消え去った背にその言葉が届くことはない。]
(329) 2020/06/16(Tue) 22時半頃
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[思い出す。
はじめて女装して登校してきた日も。
更衣室で噂話について話した時も。
それから、数えきれないほどの日常の中で 氷室という男は女装をした上で不遜に笑っていた。 ずっとだ。
けれども実際は、 彼は「女装をした罰だ」といいながらもその恰好をし 胸の裡になにかを抱えて苦しんでいた。]
(330) 2020/06/16(Tue) 22時半頃
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笑ってんじゃねえよ。 辛かったくせに。
(331) 2020/06/16(Tue) 22時半頃
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[辰美はずっと怒っている。 ……氷室だけでなく、 無理をして笑う全ての人に怒っている。 そしてそれに気づけない自分のふがいなさにも。]
[だから、去りゆく背を追いかけることなどできなかった。*]
(332) 2020/06/16(Tue) 22時半頃
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――現在/地下1階――
[もしその軽口を口にしていたら>>333 「名探偵ふくずみ」と福住は呼ばれていただろう。
不謹慎ではあるので、 辰美もそれ以上死ぬ死なないの話は広げない。 ……先ほど保健室で痛い目を見たばかりだ。]
……じゃあ、行くか。
[見たくない。けど、見ない方が怖い。 それは辰美も理解できる。 福住に向かって頷いて、 連城の方に視線をちらとだけ移した。]
(352) 2020/06/16(Tue) 22時半頃
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お前それ………まあいいや
[福住は善意でこう言っているのだから、>>334 煽ってるだろ、なんて言ってはいけない。 辰美は半分でかけた言葉を引っ込めて、 一階の同じ場所へと歩いていく。]
(353) 2020/06/16(Tue) 22時半頃
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――→1階/体育館前――
[そこに辿り着いた時、 鼻をつくのはやはり、異臭、だった。
明らかに人間でない何かが転がっている。 人間でない何かは髪をひとつに結っている。 人間でない何かは、制服を身にまとっている。]
七星。
[辰美は思わずその苗字を呼んで、 ぎょっとしたように立ち止まった。
既に誰かが来た後だろうか、 赤い足跡がいくつか見える。>>160 転がるマネキンの質量も、飛び散る血の匂いも 何もかもが生々しくていけない。]
(354) 2020/06/16(Tue) 23時頃
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……っ。なんで。
[辰美の声が揺れる。 それから、せめて、と 目の前の惨状から思考をそらした。]
………………これ、なんだろな
[二人はついてきていただろうか。 何を求めるでもなく、確かめるように 辰美は一度、同行者の方を一瞥した*]
(355) 2020/06/16(Tue) 23時頃
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赤信号渡ったら死ぬだろ。
[言いたいことはわかるけど、と、思いながら 最後の言葉にだけ辰美はぼそりとつっこんだ。>>385 まあ、みんなで行けば怖くないというのは否定しない。]
(393) 2020/06/16(Tue) 23時半頃
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――現在:→体育館前――
どうかね。インクか……
[赤い足跡が続いている。>>376 辰美はそれを追いかけるようにして 三人の一番前を歩いていたはずだ。
そして、辰美幸俊は不可解なマネキンを視認する。 自分の背をみていたらしい福住の反応が遅れる。>>378
2人の方から「夏美ちゃん」という単語が飛び出し 辰美はいやに増してくる現実味と、>>378>>391 目の前の物体への嫌悪感と戦いながら、 再び、マネキンへと視線を戻した。]
(394) 2020/06/16(Tue) 23時半頃
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死んだらマネキンに……?
[そんな事があるだろうか、と思いながら 辰美は推測を口にし、首を横に振った。
近づいていこうとする福住を連城が引き留める。
辰美は「そうだな」と言って、 やはり彼女を引き留めようとはしたが それでも近づくならきっと止めないだろう。]
(395) 2020/06/16(Tue) 23時半頃
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そーま、平気か?
[辰美は静かに声をかけた。 強がって来たとはいえ、これは気分が悪いかもしれない。 クラスメイトを模したマネキンがあるなんて。 しかも、死んだように血を流しているなんて。]
……七星を探した方がいいかもな。 あと、地下の事……みんなに知らせとくか?
[ぽつ、と提案するようにそう言って]
(396) 2020/06/16(Tue) 23時半頃
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|
俺、ちょっと被せるもん拾ってくる。
[辰美はそう言って、 そのまま体育館の方へと入っていった。
舞台裏にはセット用の 少し大きい白布が置かれていたはずだ。
マネキンとはいえ、 遺体めいたものを放置するのは気が引けた*]
(397) 2020/06/16(Tue) 23時半頃
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[福住が一歩近づいてしゃがみこみ、 事態の把握に努めている。>>398
マネキンか。 ほかに何人も来た。 血は本物だ。
断片的な事実を繋ぎ合わせて、 出てきてしまう答えを思わず口にし、 立ち上がった福住と目が合う。]
(447) 2020/06/17(Wed) 00時半頃
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……まだ、推測だよ。
[辰美にはそう言うのが精いっぱいだった。 そんなわけない。>>442そう思おうとするのに
――自殺をほのめかす遺書が届いた。 ――校舎に閉じ込められた。 ――七星の死体めいたマネキンが転がっている。
ホラー映画に染まっていなくとも、 じゃあ、七星は死んだんだ、と簡単に結びついてしまう。 その先の事――死んでもう会えない、というところまでは 辰美は恐ろしくて考えられなかった。]
(448) 2020/06/17(Wed) 00時半頃
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|
……おう。無理はすんなよ。
[平気平気、と連城が言う。 全く平気には見えなかったが、 辰美はそれ以上かけられる言葉がない。 せめて、微笑み返せればよかったのに。]
(449) 2020/06/17(Wed) 00時半頃
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[人を心の中で殺すのは簡単だ。 何度だって殺せるし、実際に誰かが死ぬわけじゃない。
――誰かの心の中で本当に死んだら、人はどうなるんだろう。
そんなことをふと、とりとめもなく考えた。]
(450) 2020/06/17(Wed) 00時半頃
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[2人に見送られ、 辰美はそのまま体育館の中へ入っていく。]
(451) 2020/06/17(Wed) 00時半頃
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――体育館の中――
[外はもうすっかり暗い。夜だ。
だからこそ無人の体育館は一層映画館のようにも見えたし どこかいつも通りでない気配を湛えているようにも見えた。
座席が立ち並ぶ場所を抜けていき、舞台裏へと赴く。 緞帳の裏側へ踏み込んでいけば、 いつぞや熱心な観客が訪れた場所へ行きつく。
そこから舞台を見る。]
(452) 2020/06/17(Wed) 00時半頃
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[――――……あの日は、文化祭の日は、 役者全員も裏方も全力をだして、 拍手喝さいの中劇が終わった。
その景色を今でも辰美は鮮明に覚えていて、]
(453) 2020/06/17(Wed) 00時半頃
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「やあ、ごきげんよう。 相変わらず不機嫌そうな顔をしているね」
(454) 2020/06/17(Wed) 00時半頃
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[辰美は目を丸くした。 ……舞台の上こちらを向いて「紳士」が笑っていた。
あの日の装いをした自分が―――― にこりと笑った「兄」に、 良く似た自分がそこに立っていた。]
「どうしたんだい? 笑おうよ。笑って夢を見よう。 現実の何もかもは私達にとって敵だ。
愛しいあの子も、 もちろん私自身をも襲ってくる猛獣だ。
身を護る術はただ一つ」
(455) 2020/06/17(Wed) 00時半頃
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「――痛みを忘れてしまうことだ。 そして忘れさせてしまうことだ。
さあ、笑おうよ」
(456) 2020/06/17(Wed) 00時半頃
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…………っ、っ、
[血の気が引いた。 辰美は手元にあった箒を手にとると、 舞台まで駆けていき、 そのまま幻影に箒を振り下ろした。]
(457) 2020/06/17(Wed) 00時半頃
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[――……カタン、]
(458) 2020/06/17(Wed) 00時半頃
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[落ちたのはハリボテのセットの装飾、一つ。
舞台には何もいない。 辰美は箒を取り落とし、少し、息を切らして 何もいなくなった舞台の上を凝視していた。]
…………もど、………ら、ねえと……
[切れた唇から薄らと血がにじんだ。
蒼白になった顔を一つ叩き、こぶしを強く握る。 辰美は舞台裏に戻り布を一枚拾い上げると、 ゆっくりと、ゆっくりと、 体育館の前へと戻っていく。]
(459) 2020/06/17(Wed) 00時半頃
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腐った林檎は、と最初に言ったのは誰だったか。 辰美はそれが恐ろしくて仕方ない*
(460) 2020/06/17(Wed) 00時半頃
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――現在:体育館前――
[戻ってきた時、 どうやら二人は何か話して笑っているようだった。 >>502>>494
連城には死にたい理由なんてないよな? もしかして俺を疑ってんの?
そういう言葉が断片的に漏れ聞こえてきていた。
連城が先ほどよりも 明るい声音になっているのを聞いて 辰美はほんの少しだけほっとする。>>505
……そうだ、俺はあんなもの見ていない。見ていないから大丈夫だって、そんなことを少しだけ考える。]
(521) 2020/06/17(Wed) 07時頃
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……何、時が止まればいいって?
[なんだ、死にたい死にたくない談義か?と茶化すと それはそれで不謹慎な気がするので、 言葉を選んで、マネキンを覆うような布を広げた。 ばさり、と音がする。 雪が積もるようにマネキンが隠される。]
(522) 2020/06/17(Wed) 07時頃
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[まるでそれが当然であるかのように、 辰美はふと手を合わせていて、 ……マネキンに手を合わせるのも妙か、と取りやめた。]
まあ、受験めんどーだし。 時が止まればいいとは俺も思うけどな。
[そう辰美は呟いた。**]
(523) 2020/06/17(Wed) 07時頃
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――現在:体育館前――
……ん、いや。 このままじゃって思ったし。
[辰美は「ありがとな」に軽く応答した。 白い布に覆われる人形を見下ろし、 少しの間沈黙する。]
現実は残酷だし 迫る試験日は待ってくれねえんだなあ ああやなこった
[こう見えても辰美も本気で受験は嫌だ。 抗議の声を面白がりながらも、 小さく肩をすくめたところで、]
(599) 2020/06/17(Wed) 16時半頃
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………、
[辰美は瞬き自分の唇に指を添えた。 やけに熱っぽいと思えばまた血が滲んでいた。
福住が痛そうな顔をする。>>581 優しいやつだ。自分の傷じゃないのに。]
(600) 2020/06/17(Wed) 16時半頃
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ふくずみとそーまの悲鳴を聞いた時 うっかりびびって噛みました。
てのはうそだけど 冬って乾くんだよな。
……気にすんな。そんな痛くねえし。
[――ちょっとおかしなものが見えてて。
そういったらと想像して、 辰美はゆるりと首を振った。]**
(601) 2020/06/17(Wed) 16時半頃
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――回想:文化祭の泡沫――
[葉野の説明を辰美はふんふんと聞いている。 専門的な事は何一つわからなかったが 軽く説明されればそんなものかと納得を一つ。
手を振った彼女は、天見若菜というらしい。>>474 三年2人に後輩が1人。 文化部の事はよくわからない辰美だが 同い年の生徒と部活を始めるというのは 中々楽しい経験だろうなと思う。]
2人で始めて、2人でやってきたんだったら ……なんつか、いい関係なんだな。 うちの部は仲いいとかあんま無ぇから ちょっと羨ましい。
[と、軽く感想を伝えただろう。]
(626) 2020/06/17(Wed) 19時半頃
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[終わってしまうのは少し寂しい。 ……偽らないで言えば、割と寂しい。
恋とも愛とも言い難く、情と言うには彼女を知らない。 強いて言えば、共犯、という単語が似つかわしい。
目の前の女の子の本当の想いはわからないから 素直に楽しいと伝えて期待してしまう今の辰美は、 やっぱり少し、馬鹿な男だ。]
……なら良かった。
[だから辰美は別れ際、 その感想も言葉通りに受け取ってしまう。 嘘をつかれたばかりなのに。>>476]
(627) 2020/06/17(Wed) 19時半頃
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じゃ。もう嘘つくなよ。
[最後に指先で葉野の額を軽くデコピンしようとした。 辰美は、仏頂面をほんの少しだけ和らげていた。*]
(628) 2020/06/17(Wed) 19時半頃
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――幕間――
[泣いていても仕方がない。 そう理解して表情に出すことをやめたのは、ちょうど小学校一年生の頃。 兄が天才剣道少年として少し有名になった頃の事だ。
親父も母さんも兄をほめそやし、兄のようになれとしきりに俺に言い聞かせた。 自分たちの教育のたまものだと兄の才能を自分たちの誇りにした。 ちょうどその頃から躾が激しくなって、泣いても喚いても仕方ないのだと諦めるようになっていった。]
(629) 2020/06/17(Wed) 20時頃
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[兄は、微笑みを絶やさない朗らかで高慢な男だった。
自分の努力と自分の才能を誇って憚らないくせに、一方で人から好かれるようなユーモアや優しさもあるような、
……認めたくはないが弟から見てもカリスマ性のある男だった。
けれども、一方で兄もまた、ちっぽけな一人の少年だった。 弟を可愛がってやろうして、結局親からの暴力に耐えかね八つ当たりをするようなガキだった。 じわじわと臓腑を炙るような躾と期待に耐えながら生きる、普通の少年だった。]
(630) 2020/06/17(Wed) 20時頃
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[兄はよく「見えないもの」を見ていた。 比喩ではなく本当に、何もないところに何かを見て、俺を怯えさせていた。]
「お前が殺しに来たじゃないか」 「あそこ、誰か首吊ってないか?」 「稽古場に女がいた」
[指さしたって誰もいないし、俺は兄を殺そうとはしていなかった。 覚えのない罪で何度も詰め寄られ首を絞められた。
本当はそこで気がつくべきだった。俺も兄も。]
(631) 2020/06/17(Wed) 20時頃
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[高校二年の頃だった。 ちょうど受験シーズンを迎えていた兄は、登校中信号無視をした車に自転車ごと跳ね飛ばされ腕を負傷した。
盛大に跳ね飛ばされたようで、後遺症の具合によっては元のように竹刀を握る事は難しいと医師は診断した。
そんな記述にしてみれば100文字に満たないような出来事をきっかけに、兄が守ってきたものは瓦解した。結局、怪我を引きずり心身を病んだ兄は、親が認められるような学校へ合格できなかったのだ。
唯一手にできたのは、ランクが1つ下の大学への切符だけ。 父は言う。「来年もあるのだからもう一度頑張りなさい」 母は言う。「そんなところに行くんじゃ学費は出せませんよ」
……兄は大人になれなかった。 そうしてとうとう狂ってしまった。]
(632) 2020/06/17(Wed) 20時頃
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[日中、まだ正気の淵にいる兄は不貞腐れたように家にいる。 夜、狂気の瀬に立つ兄の笑い声が寝室からする。
父も母も聞こえないふりをしている。 まだ何とかなる。どうにかこの子の道を正してやれる。 そう考えているらしく、兄を家の中に放置している。 古めかしい価値観が兄を回復から遠ざけた。]
(633) 2020/06/17(Wed) 20時頃
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"……わたしを呼ぶ声をしきりに聞く"
(634) 2020/06/17(Wed) 20時頃
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[――夜半、兄が俺の名を呼ぶ。 死んだような夜の、死んだような月明かりの中、 窓を開け放った和室の畳の上で兄が微笑み、座って待っている。]
「ゆきとし。ころしてよ」
[兄は鼻がかった声でそういう。 いつも俺はそれを拒んでいて、 ――けれど、受験も近づく夏の頃。 お前はまっすぐに第一志望に合格しろと親に幾度となく詰め寄られ、疲れ切った俺の口から、血迷ったように「いいよ」が出る。
こんな風になる前は憎らしくも輝かしかった兄を思い出して悲しかった。 こうなる前に逃げ出せなかった兄の事を思うと辛かった。
こんな兄や家族がいるくだらない家を継ぐ未来を考えたくなくて、死のうか、と呟いていた。]
(635) 2020/06/17(Wed) 20時頃
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死のっか、兄貴。一緒に。
[それは半ば冗談のつもりだった。 着物の袖から手が伸びる。あんなに強かったのに、今では少し細くなった首に指が這う。 脈がある。血が通っている。息をしている。 ――そのまま力を入れて、昔そうされたように押し倒した。
兄は抵抗しなかった。 ただ微笑んだまま、首をしめられせき込み、俺を見ていた。 脈がある。血が通っている。息が途切れがちになる。
そこでようやく、気持ち悪いくらいに手汗が滲んでいることと、背を伝う冷や汗に気が付いた。
いつか寝ている兄や父を叩き殺してやると、そういつか思ったことさえあったはずなのに、そうする段になってひどく恐ろしくなった。
兄が微笑んだまましきりに瞬く。死にかけの虫のように瞼や唇が震える。 あんなに俺をせせら笑った唇が、「もっと」と乞う。壊れている。]
(636) 2020/06/17(Wed) 20時頃
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[気持ち悪い。気持ち悪かった。 一刻も早くこの戯れ合いをやめたかった。 …………怖かった。手を伸ばしたくせに、怖くてたまらなかった。
だから、その時ちょうど足音が聞こえたのは、きっとちょうどよかった。 俺はばっと兄から手を放す。 月明かりに照らされて、呼吸の道が通った兄が大きく息をする。 襖が開く。]
「幸俊、あなたここにいたんですね。 大学の書類について――どうしたんですか?」
[母が目を丸くして問う。 畳に落ちた蛾のように床に寝転がる兄と、 それを座って見つめる俺と。
手のひらの嫌な汗ばかりが気になりながら、 俺はぽつりとこう返した。]
(637) 2020/06/17(Wed) 20時半頃
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……少し、兄さんと遊んでいました、母さん。
[寝室の端の小さな鏡の中 微かに、歪に笑う自分の顔が見えて、ひゅっと息が止まる心地がした。]
すみません、すぐ戻ります。
[母を押しのけて俺は洗面台へ行く。 蛇口をひねる。ぬるい水を掬い上げて顔に叩きつける。 何度も何度も拭い去るように顔を洗う。
気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。]
(638) 2020/06/17(Wed) 20時半頃
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[…………死ねばいい。 全部消えてしまえばいい。
ようやく顔をあげる。 鏡の中、水浸しになった俺/兄の顔が、じっと俺を見ていた。]
(639) 2020/06/17(Wed) 20時半頃
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[その時からだ。 たまに現実には存在しないような幻覚を見るようになったのは。
腐った林檎は隣の林檎を腐らせる。 いくら憎んだって血の楔はごまかせない。 兄を蝕む病の種が自分にもあるのかと思うと恐ろしくて仕方なかった。
…………俺は兄貴とは違う。 そう思うのに、笑おうとするたび兄の顔がちらついて離れない。 ずっと耐えて、あっさり壊れてしまったあいつの事。]
(640) 2020/06/17(Wed) 20時半頃
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[無くした人間界の切符を探している。きっと、ずっと。]*
(641) 2020/06/17(Wed) 20時半頃
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――現在:体育館前――
ま……時間すすまなきゃ 気になってた本の続きとか読めねえし 悩ましいとこではあるけど。
[男子同士の会話に 平和に相槌をうっていたところ、>>609 福住にくわっ!と怒られた。 こわ、と辰美は口走る。>>644]
わざとじゃねーよわざとじゃ ……たぶん
[※わざとです。]
(647) 2020/06/17(Wed) 20時半頃
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[今日の福住のツッコミはひかり輝いている。 活きのいいツッコミは元気になる。>>645 辰美はそれが楽しいので少々ボケているところがある。]
あー。リップね。 女子みてえって思って避けてたけど試してみっか
[と、連城に頷いた。>>610 心配させて申し訳ない気持ちになりながら嘘をつく。 こういう死ぬだの死なないだのという議論がされる中 不安の種を友人たちに撒きたくないというのが本音だった。
生きていてごめんなさいと謝るほどの殊勝さは辰美にない。 ……ないはずだから、あらぬ疑いは避けたい。
噛むなよ、と福住に言われて「ああ」と返す。>>646 流石に女子に借りるのは無理がある。恥ずいわ!]
(648) 2020/06/17(Wed) 20時半頃
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[二人は七星を探しがてら教室に戻るという。 辰美もおおむねそれに賛成だったが、 流石に少し、口の傷が気にかかった。]
おっけ。 ……あ、先戻っててくれるか。 ちょっと口洗ってくるわ。
ついでに購買とかにいねえかも見とく。
[辰美はそう言って、 2人とは別方向に歩き出すだろう。 去り際に]
(649) 2020/06/17(Wed) 20時半頃
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なあ、ふくずみ。そーま。
しぬなよ。
[別れ際に2人に辰美はそう言った。 ツッコミ待ちだったのか真剣だったのかは 本人にもわからない。]
(650) 2020/06/17(Wed) 20時半頃
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[――この中に自殺者がいるとして、 福住だったらどうか、連城だったらどうかと考える。
辰美は文化祭前、 連城と校舎裏で練習していた時の事を それを見下ろした福住の笑顔を 悲しい思い出にしたくなかった。
……声をかけた動機としては 多分それだけだったから なんだか恥ずかしくなってきてしまって 辰美はごまかすように、踵を返してそのまま歩いていく。*]
(651) 2020/06/17(Wed) 20時半頃
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[その肩の震えに気づくことはなかった。>>661]
(674) 2020/06/17(Wed) 21時半頃
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[辰美は軽く肩を竦めるジェスチャーをした。>>662 「わざとじゃありません」と言いたげに。 けれども思惑はバレているようなので それ以上の反論はしなかった。
福住からのアドバイスを受け取って辰美は確かに頷く。
それから、辰美もな、と言われて、 ……辰美は仏頂面のままだったが ほんの少しだけ嬉しそうに片手を振った。*]
しなねーよ。
(675) 2020/06/17(Wed) 21時半頃
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|
[その肩の震えに気づくことはなかった。――けれど。]
(676) 2020/06/17(Wed) 21時半頃
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|
……あれ、まだ出ないんだっけな。
[1人歩く辰美の声が、誰もいない廊下に消える。]
(677) 2020/06/17(Wed) 21時半頃
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[――――夏に出たある作家の新刊。 そのタイトルだった。>>0:210]*
(678) 2020/06/17(Wed) 21時半頃
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――→購買――
……?
[購買に足跡が点々とついていた。 ここで上履きを変えたのだろうか、 途中で途切れている。>>428
辰美は今まで考えていなかったが 靴の大きさ的に女子だろうとあたりをつけた。]
(690) 2020/06/17(Wed) 21時半頃
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|
七星?
[ではないが、 そう思ってしまうのも無理からぬことであった。
無人の購買。 先ほど連城が運んできた分、 抜けがある購買の商品の列を見つめ、 辰美はふと、リップクリームを手に取った。]
(691) 2020/06/17(Wed) 21時半頃
|
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(噛み傷だし意味はねえんだけど……)
[次持っていなかったら、「あれ?」と思われそうで 辰美は普段使わないそれを一本手に取り 律儀にレジに代金を置いた。 嘘をつくのは面倒くさいな、と思う。 主に辻褄合わせが面倒くさい。 ――ふと思い浮かんだのは葉野の汗だくの顔だった。]
(692) 2020/06/17(Wed) 21時半頃
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[…………血の味がする。]
(693) 2020/06/17(Wed) 21時半頃
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|
――一階/手洗い場――
[辰美はふらりと、そのまま近場の手洗い場へ赴いた。
蛇口をひねり顔を洗う。 冷たくても構わず濯ぐ。
そうして顔をあげると、 明かりの関係か血色が悪く見える辰美の顔が鏡に映る。]
…………、 ………………
[きれた唇だけが妙に赤い。 指先でそれをなぞると、 ポケットからハンカチを取り出しごしごしと拭った。**]
(694) 2020/06/17(Wed) 21時半頃
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――現在/手洗い場――
……あ?
[うぇーい。と聞こえた声に辰美は怪訝そうに振り向く。 振り向いて、……あ、とちょっと言葉に詰まった。 が、すぐに追いつくようにこう返す。>>710]
自前だっつの。お前持ってねえのかよ。 あかぎれすんぞ。
[てか、と続ける言葉に困ったように口を噤む。 あれだよあれあれ。どれだ。どう言おう。 悩むうちに軽いノリでこう返している。]
(717) 2020/06/17(Wed) 22時半頃
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ホラーな目に遭ったんだよ 一階に地下ができてたり 七星が見つかんなかったり 変な幻見たり
[幻の事を話すとネタにされるかもな、と思ったので 辰美は顔を洗おうとする喜多仲に「てか」って返す。] てか、お前こそ目元赤ェけど笑っててミョーな感じ。 どした?
[そのまま出すと水冷たいぞ、温水選べよ、って 辰美は忠告しながら、その顔を少し見つめたりする*]
(718) 2020/06/17(Wed) 22時半頃
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――現在:手洗い場――
あ〜あ。
[辰美が笑えたら(笑)がついていた。 どうやら冷水で顔を洗ったらしい。 べちゃべちゃになった喜多仲が助けを求めているので おかんらしく喜多仲の顔にハンカチを押し付けておいた。 >>744>>745
さっき顔を拭いた面の裏だから問題ないだろ。多分。]
れい×2コンビなら持ってる。たぶん。
[勝手に頭数にいれたけど 持ってなかったら御免、そこの2人。]
(749) 2020/06/17(Wed) 23時頃
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地下はそーまがビビり散らかしてたな。 ま、やべーよ。
……あ?
[辰美は少し考える。 考えてから、差しさわりのない所だけ言う。]
(751) 2020/06/17(Wed) 23時頃
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紳士。劇の。
「笑って夢を見よう」とか 「痛いのを忘れるために笑おう」とか 意味のわかんねえこと言っててびびった。 俺が思ってたのと何か違うし。 「少女を安心させるために微笑む」って 性格だと思ったのに。
笑ってたって辛いもんはつらいだろ ……って言い返す前にブン殴ってたわ そして消えた
[少し愚痴るように言ってから、]
(753) 2020/06/17(Wed) 23時頃
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ヤバくね。ホラー。
[やっぱり(笑)はつかないが辰美はそう言って茶化した。 そろそろずぶぬれの顔もちゃんと拭えただろうか。]*
(755) 2020/06/17(Wed) 23時頃
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