149 Hogwarts School ~ 2nd season ~
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/02/12(Thu) 12時頃
若者 テッドは、メモを貼った。
2015/02/12(Thu) 20時半頃
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[>>145揺れるヘーゼルを、黒曜が見つめ返す。 それを映す淡褐色は鏡のように、 曲がらない、磨いた石の色をしていた。]
誰が決めたって? 聞くまでもねーや …… それが真理だって‟決まってるんだから”!
[どんな言葉を投げ掛けようと、それは反射して 既に、強い意志の前に ‟理解”の選択肢は無い。 哀しげに そう、心底哀し気に ‟敵”として対峙することを惜しむが ‟ヒーロー”として悪を倒すことに、 そこに微塵も 躊躇はない。
理解して、その上で鋭く研磨された殺意は。 何者にも、変えがたい。 ]
―― ……残念だけど、 でも、
(10) 2015/02/12(Thu) 23時頃
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奇遇でさ 同時に、俺も楽しみなんだ!
( 何でかわからねーけど )
[ 下ろした杖を揚々と握り直し、、 正々堂々 張り上げる声は己の分霊箱のことを ‟本当の意味”で理解していないからこそ。
すこし 伏せかけた顔の 口端があがる 正々堂々と、正義が‟悪”を滅ぼせられる。 それだけじゃない『機会』に恵まれた 高揚のような感情は、火にくべる薪のよう。
正義が悪を前にして燃え上がるような感情とは また別の、奥では‟敵”と認定しても 奥では‟好敵手”だと信じていたその色が煽るように ]
(11) 2015/02/12(Thu) 23時半頃
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そうだな、『魔法使いの決闘』。 …… それで、俺たちの決着をつけねーか!
[杖を口許に当て、まっすぐ 哀しさを、迷いを 正義の前にかなぐり捨てた声
それが望む‟正々堂々”の解。
終わりの無い永遠に、交わらない点に 今こそ決着をつけよう!
抱いた、『決別』と共に 一間 呼吸を空けるようにして そう 獅子はくしくも二百年前の戦争でも行われた ‟決闘”の名を口にした *]
(14) 2015/02/12(Thu) 23時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/02/12(Thu) 23時半頃
若者 テッドは、メモを貼った。
2015/02/12(Thu) 23時半頃
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―― ヒーローは絶対、勝つんだぜ?
[>>16一歩、靴音が鳴る。 零された音に ‟答え”を残して。
口元には強く三日月を、 淡褐色には燦然と輝く炎を映し金になる。
―― 絶対に、‟悪を倒す”。 勇者の剣の切っ先のような双眸を向け 一々を逃さぬよう 仕草を瞳に焼き付け。
一歩半の距離で、 杖を床と垂直に突き立て、その儘振り下ろす。 一礼をすると ピンと背を張り杖を構える。]
(32) 2015/02/13(Fri) 08時頃
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――‟2”!
[カウントを足す。 張り詰めた空気にも怖じず、勝ちだけを 未来だけを考える その様は皮肉にも 二百年前の英雄と同じ―― 。
違うのは 互いに抱く‟正義”。
‟最後のカウント”に備え、すう と息を吸い。
正々堂々と 胸を張れば、 最後のカウントには張り上げるように 争うように吼えるだろう。
けれど、絶対にフライングはしない。『時』を待つ。*]
(33) 2015/02/13(Fri) 08時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/02/13(Fri) 08時頃
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[―― ‟3”。
その咆哮のような音と共に、 上半身を捻じるようにして 勢いのまま振り向く。
しかと握ったサンザシは堅く 張り詰めた空気の余韻を貫くように
ひた向きに真っ直ぐ ダークブラウンを導き 高らかに意志が叫ぶは、定められた‟必然”のように。 手記に刻まれた 闇色。
光閃と同じ色が 杖先から襲いゆく ―― 。]
(43) 2015/02/13(Fri) 14時半頃
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―― Sectumsempra(切り裂け)!
[ほぼ同時に放たれた、閃光が、
‟同じ”である事にヘーゼルを丸くする。 けれど 強く 頑なに結んだ意志は
宙を切り裂く稲妻 とはまた違う 夜を彷彿とさせるような流星となりて 真正面から ‟意志”と‟意志”は衝突し合い
相容れぬそれらは 何方が圧するか それとも 重なりあった力は分散するだろうか *]
(44) 2015/02/13(Fri) 14時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/02/13(Fri) 14時半頃
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[>>46閃光がぶつかり合い 対峙し合う中、圧したのは此方の‟意志”。
分散した、‟意志”の断片が相手を襲う。 その腕に刻まれた焼印に、短い息を零しても 零れた呻きを耳に入れる暇はない
サンザシを握り直そうとすれば、 不意に足元から『にゃあ』、
そんな鳴き声にハッとする。]
―― ロザリンド、危な……、
[見覚えのある巻き毛をそう 退かせようとして >>46‟意志”が待つはずも無く]
(49) 2015/02/13(Fri) 18時半頃
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( くそ、しまった―― ! )
[動きを阻もうとする光弾は、確かに此方へ 避けようとしても身体が咄嗟に動かなくて 弾き飛ばされるのを覚悟した瞬間
―― 無様な鳴き声と共に
吹き飛んだのは ロザリンドの小さな体躯。]
……か……、 ……ロザリンド!! [ べち と勢いが止まらずにブラウンにぶつかり それを、刹那 ぼう と見つめる。]
(50) 2015/02/13(Fri) 18時半頃
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[のろり 起き上がる猫はけらりとしていたが それには意識を向けず キッ、と正面を睨めつける 刹那 呼びかけた称は 呑み込んで。]
ッ、 ―― Incendio(燃えよ)!
[握り直した杖が切っ先を確かに 宙を唸らせるように 炎が躍り
己の中で燻る‟意志”のように めらり 相手を
更に強き意志を示すように 焦がそうと――。*]
(51) 2015/02/13(Fri) 18時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/02/13(Fri) 18時半頃
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[めらり
揺れる、固く 固く 築かれてきたその意志 睨めつけた無意識に与える程の畏怖は、 ひたすらに燻らせるだろう。
向けられた杖先に 身を強張らせるも刹那 その矛先がロザリンドに向くと気付くまで数秒。]
ロザリンドッ! ―― くそっ、卑怯じゃねーの!
[その予測は、絶対へ。 ‟盾の呪文”を唱えるより早く、閃光は猫の元へ。 それを抱え上げるようにした左腕は、大きく裂傷を刻む。]
ッ、〜……!
(いったい、けど…、 ヒーローは挫けちゃダメだ!)
(58) 2015/02/14(Sat) 01時半頃
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[奥歯を噛み締め、 ロザリンドが直ぐに腕から飛び出すように降りる。 その金の行方は、天井。
がらり と 崩壊の前触れのような音に 焦燥をヘーゼルに抱くも、対峙する相手に反し 慌てる事無く獅子は堂々を構える。
降り注ぐ小さな礫は やがて巨大な瓦礫へと変わる。]
――― Impedimenta(妨害せよ)!
[崩壊する瓦礫を利用し、 避けるよりも勇敢な獅子は‟隙を逃さない”方を選ぶ。 熱するような痛みに、顔を歪めながらも ピン と張った右腕は 阻む壁を貫くように。
‟瓦礫を巻き込むように”光は宙を駆け、その元に届こうと。 振った瞬間、その姿は猫諸共瓦礫に呑み込まれた。]
(59) 2015/02/14(Sat) 01時半頃
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――‟分霊箱”?
[きょとん。 正に、そういう形容するのが ピッタリなように目を丸める。
そういや、『あの手記』にも書いてた。 魂を分割する箱。それがある限り、術者は死なない。 でも、確かあれに必要なのは ――。 ]
(『ヒーローは滅んじゃいけないものよ?』)
[母さんの、笑顔が頭に浮かぶ。 でも 俺は憶えてない。 天文台より先、誰かの命を奪ったことなんて。
―― あの‟二人”を、殺したなんて。 ずきり、 脳髄が疼くような痛みは 両親の死に際をヘーゼルに蘇えらせて ぶるり 首を振るった。]
(69) 2015/02/14(Sat) 10時半頃
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[がらり
一部を返しても落ちる瓦礫に淡褐色は逆らえず 阻まれる視界の中で ちらり と火の粉は消える。 それは 閃光に蝋燭が打ち消されるよう。]
がっ……、 …あはは、 ―― だいじょーぶ、 ……こんなんじゃっ…! (‟絶対に死なないんだから”)
[頭に、巨大な瓦礫片がぶつかる。 ぽたり 流れる血はそこにあれど 声は乾き。 音に鳴らない音は まるで誰かに囁かれたよう。
竦む中 見えた 霞みがかるような ぼんやりとした視界にある‟ひどく嫌な輝き”は 二百年前の獅子の牙をこちらに向ける事は無く
――― ただ 瓦礫に諸共視界を埋め尽くされた。]
(70) 2015/02/14(Sat) 10時半頃
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(ロザリンド、 は無事 かな)
[昏い 昏い視界に閉ざされて 辛うじて出来た隙間に 手を伸ばす。
固い意志に握られていた杖は決して離れなかった。 にゃあ と傍で聞こえた声に 安堵するけれど 酷く、息苦しい。
‟この感覚”を、どこかで 俺は知ってる。
( けど、 どこだったっけ? )
また ずきずき と痛む感覚に襲われる 全身を打ち付けるような痛さ、 現在進行形のそれとは また別種の‟なにか”。
それに ヘーゼルを細め、 思い出しかけた記憶を‟砕く”ように 遠退きそうな 意識を、しかと掴む。]
(71) 2015/02/14(Sat) 11時頃
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――― …ッ、 Reducto(粉々)!
(こんな壁なんて、‟真のヒーロー”は 簡単に打ち砕くんだっ…! )
[全身が痛みに音をあげても、 こころは決して屈してはいけない から、
『決闘』を勝ち抜いて 一歩、躍り出るよう 痛みを堪えて 伸ばした手は]
―― …俺はッ、止まらない! こんなちゃちな壁じゃ ヒーローは挫けない!
(72) 2015/02/14(Sat) 11時半頃
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俺こそが! 真のヒーローだっ!!
[ ―― 容易に、 壁を崩す
杖と意志が共鳴するように 砂のように さらり、瓦礫が流れ、
傷だらけの身体で 踏み出す先は明日という今日を目指す。
その足取りは 確かに ‟二百年前の再現”で無い事を物語る。 一撃で決した英雄≪巨悪≫と違い 傷だらけの体。
それでも、揺らめきを力に変え 倒れた影に近寄るは 一見の手負いの獣。
けれど その意志に一切の傷はない。 ]
(75) 2015/02/14(Sat) 11時半頃
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だから、言ったぜ! 正義は、‟真”のヒーローは滅ばないって…!
へへっ…… 俺の勝ちだ、ヘクター…!!
[荒ぐ息を 無理矢理整えるように吐き 高らかに咆哮するように 胸を張る
擦り傷や打ち身だらけ、 鉄錆の漂う身体は腕に至っては大きな裂傷を携え いまいち 格好はつかないけれど
倒れ込みそうな意識を前に 再び杖をつきつけた。*]
(76) 2015/02/14(Sat) 12時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/02/14(Sat) 12時頃
若者 テッドは、メモを貼った。
2015/02/14(Sat) 23時半頃
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――へへん、当然だろ? [苦痛を無理矢理隠すようにして、 軽く引き攣らせたような表情へ に っと口角を吊り上げ 片目を閉じてVサイン。
そこに 重みを感じさせるようなものはない。 ちいさく、デクレッシェンドのように すぼんでいく声は その命が吹けば消える事を示してた]
……でも、『強さ』ってやつも 中々悪くないかもね
[完全に受け入れることを、 俺の『正義』は許しちゃくれない。 それでも 完全な『否定』をやめたことが 気付かない内の微かな戦いの先の答え。
獅子は 『強さ』を喰らうよう、前へ。]
(85) 2015/02/15(Sun) 00時頃
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―― あっれ、おかしーなー
[ごしごし
杖を持った重い腕を無理矢理動かして 擦る瞳に宿る、熱いものはきっと気のせい ‟悪”を倒して、哀しくなるはずがねーもん
でも、 ]
ヒーローは譲れねーけど、 ヒーローのライバルくらいには、置いといてやろっかな
[そして また一歩進み出て。 地に 膝をつき サンザシをゆっくり
それは まるで時が止まったように 緩慢な動作で 一度だけ、 振るう。 ]
(87) 2015/02/15(Sun) 00時頃
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―― その『強さ』と、『勇気』を俺は讃えるよ。
[すう 、
瓦礫が降り注いできた衝撃の圧で 呼吸すら 刺すように痛むけれど
張った胸は最期まで誇らしく、 一人の戦士を見送るかのように
ヘーゼルは 『その呪文』を口内で転がす。]
(89) 2015/02/15(Sun) 00時半頃
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[杖先に点る、確かな緑の閃光は 仄かに変わり始めたけれど それでも‟変わらない” その曲がらない心の意志でもって貫くだろう。
天文台の時より、なんでかわからねーけど 遥かに杖は重たくて
それでも 俺は まっすぐ そう、 まっすぐ 突き進むことしか出来ないんだ。
―― 真のヒーローっていう 後押しを 決して疑わず 違わずに。 *]
(92) 2015/02/15(Sun) 00時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/02/15(Sun) 00時半頃
若者 テッドは、メモを貼った。
2015/02/15(Sun) 00時半頃
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―― …… はあっ、
[ひとつの‟正義”を喰らった後 獅子は 糸が切れたように前へ倒れ込む。
にゃあ 、擦り寄るロザリンドの黄金に ヘーゼルを重ね 珍しく気弱に笑う。
潤んだ雫を伝わせないように拭う腕も 今は 動かなくて 瞳を細める。 ]
…… なーんか、 すっげー ねむいや
(109) 2015/02/15(Sun) 02時半頃
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[気付けば 灰色の空はすこしだけ薄らんでいて それでも この戦いの地平に 陽はまだ差し伸べられない。
――― 重い瞼を閉じれば、目を閉じ。
意識を手放して、 まるで 死んだように眠りにつく。 傍らの冷えゆくだけの‟好敵手”とは違い、 すう と 緊張感のない寝息だけが 彼が生きていることを示していた。 **]
(110) 2015/02/15(Sun) 02時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/02/15(Sun) 02時半頃
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