191 The wonderful world -7 days of MORI-
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[ずっと、眺めてた。 目の前で繰り広げられ、君たちの織り成すすべてを、 僕は少し離れた空の上で、ただ、見下ろしていた。
別にRGに対する影響とか、そんなのはどうでもよくて。 だって僕は彼方に大した思い入れもない。 だからどれだけ被害を与えようと止めることなんてない。 ずっと、傍観者として、眺めてた。
君たちの叫びが聞こえる。 君たちが全力を注ぐ様が見える。 必死に、夢中で、ひたすら、がむしゃらに、片や無鉄砲に、片やあの手この手知略を張り巡らせ、 すべてが一つの物事へと向けられる熱量を 僕はただ、眺めてた]
(@38) 2016/06/17(Fri) 00時頃
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[もしかすると、君たちは今、 生者より余程懸命に今を生きているかもね。
なんて、少しの羨望を潜ませて。 僕はただ、君たちを眺めてた]
(@39) 2016/06/17(Fri) 00時頃
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[屍累々。 って言葉は大袈裟だろうけど、まぁ、上から見下ろしてる限り 生き残ってる参加者たちも大分酷い有様な様子で。
僕たち死神って、こういう時のことを 「絶好の狩場」とか「ボーナスタイム」とかまぁ諸々、 つまるところポイントの稼ぎ時って表現するんだよね。 ミッション終わって疲れたところを一網打尽とか、 死神側としてはとっても効率的。
現におこぼれを貰おうとしてるのか、 大量のノイズがへたりこむ参加者に迫っていく。 まぁ、次の日付変更まで耐えられなかったら これが君たちにとっての越えられない「ハードモード」 ただそれだけだった、っていう話なんだろうけど。
「人生は須らく、得てしてハードモードだ」 あのひとの口癖がまた、頭を過ぎる]
(@41) 2016/06/17(Fri) 01時半頃
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[だけれど。それには続きがある。
「だから、そのハードモードを乗り越えられたなら それ相応のボーナスが待ってるもんだし、 待ってないなら自分で作りにいってでも得るべきなんだ」
だから。ねぇ、おにーさん。 それはあなたや、僕だけに当てはまる話じゃ、ないんだよね。
だから。ねぇ、僕は 太腿のホルダーから、二丁の拳銃を引き抜いて。]
(@42) 2016/06/17(Fri) 01時半頃
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[――そして降り注ぐ、銃弾の雨。]
(@43) 2016/06/17(Fri) 01時半頃
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[その鉛は何も穿たない。 その弾は誰の身体も貫かない。
ただ轟音と共に地面に深く、深く抉れて 迫るノイズの足を些かもたつかせ停滞させる程度。 ひび割れた地面を進む足を鈍らせる程度。 消してなんかあげないよ、僕は死神なんだから。 これも十分怒られそうな気もするけど、うーん そしたらごめんなさいって謝ろう。
時間にしてはそう長くないひと時。 それでも日付変更の時は、リセットの時は 歩幅を変えず速度を下げずに近付いているのだから。 これでだめだったなら、まぁ、そういう運命だったんだねって 君も、僕も、諦めるしかないんだと思うんだ]
(@44) 2016/06/17(Fri) 02時頃
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[気紛れを起こすのはきっと、何処かがやけに騒がしいから。 だから、普段あんまりしてこなかったことを ちょっとやってみようかなって、多分、そんな程度。 特別理由なんてないと思うけど。
でも、そうだなぁ。敢えて言ってみせるなら 丁度視界に入った君たち>249>>>244>>253は、 一応、僕の個人的なミッションに応えてくれた人達だったから。 加えてあの見るからにハードモードをクリアしたなら ちょっとくらいはまぁ、見逃してよって、 お願いするのは理許おねーさんか、コンポーザーさんか、さて。 あなたならきっと、笑って許してくれるかな。どうだろう。]
……生き残れるかと、生き返れるかは、違うから、ね。
[次は七日目。 もし、三回目。君たちに会う回数が、三回目に突入するのなら。 僕は、そのときはきっと――その命を摘み取りにいくだろう。 だって僕は死神で、君たちは参加者なのだから]
(@45) 2016/06/17(Fri) 02時頃
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[弾は、あんまり無駄遣い出来ないから。 僕は連射をやめると、早々に向こうの空へと飛ぶ。
なにかとやりにくいこのゲームも、じきに終わる。 そうすれば―――また、何時も通りに戻るかな*]
(@46) 2016/06/17(Fri) 02時頃
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