271 【身内村】村建てをころころする村
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✚ [露天風呂、というものの造りも、やはり馴染みのないものだった。 薔薇の『トレイル』についてきた時も思ったが、成程、景色を観ながらゆったりするところなのかもしれない、と解釈して。 見えるのは、はたけのようだ。城の持ち主は、自給自足しているのだろうか。 一角には、桃色の可憐な花が、ふわふわと揺れていた。]
編成にある役職>>1:343… 気になるものは、笛吹きでしょうか。 もう少し宴が続くのなら、同じ顔が輪になって(?)踊ることもあるのでしょくか、と。
[シスメが面白いことになりそうだなあと思いつつ、情景を想像したら、普通にホラーかもしれない、と思った。 何かの儀式に見えるような気がする。怖い。 …否、そもそも、どこかで『トレイル』が手を繋いで踊っている光景を見たと思った。あれは、ほのぼのよりではあったけれど。
とはいえ、実際に踊ったのは『トレイル』以外だったようだし、灰を見て、その発想も素敵だなあと、そんなことを思ったのだった。]
(4) hoshine_kz 2019/10/25(Fri) 05時頃
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[それは、帰り道を示された後のことだっただろうか。 案山子は、見つけるでもなく向こうから青年のやってきてくれた。 取られたものは、返ってきた。ならば、青年が此処に留まる理由はない。
…しかし青年は、直ぐには帰らなかった。 歩を進めるのは城の中。 あてなどはない。…早々に帰る理由もないと、ただ、思っただけだ。 身長よりやや短いぐらいの、白銀のメイス。それぞれの端に近い方を、両の手で握る。 出番は無かった。否、招待されて出番があったなら、それはそれで最悪であったが。蠱毒でなくて良かった。本当に。]
(65) hoshine_kz 2019/10/27(Sun) 07時半頃
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――――……。
[――此処に来たときは、戦いの最中だったのだ。 生きるため…といえば聞こえは良いかもしれないが、平たくいうと報酬目当て。 …そこに正義があるかは分からない。だが少なくとも、『正当性』はあると思っている。 と同時に、潔白でないとも思う。今となってはただの一個人が、依頼とはいえ、人や、時に人でないものに力を振るうのは、と。
帰ったら、突然また来た時の場所に放り出されるのだろうか。それは少し面倒だ。戻ったと思った瞬間、攻撃を叩き込まれていた、では困る。 まあそもそも、時間経過があるので、どうなるのかは分からない。 よくよく考えてみると何日も此処で、というのは受け入れがたい話ではあるけれど。
それでも抵抗しなかったのは――もしかしたら最初から、元来た場所に帰る強い理由がなかった、の、かもしれない。]
(66) hoshine_kz 2019/10/27(Sun) 07時半頃
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[――――呼んだから、というわけではないと思う。 ただ、月と共に見た庭の向こうに、また建物を見つけたから、足を踏み入れただけ。 靴を脱いで上った先。敷かれた床はなんだか不思議な感触がした。 靴を脱ぐといえば、どちらかといえば外を走る時が多いのではないか、とは、青年の感覚。 しかし、その柔らかで滑らかな感触は、嫌なものでは、なかった。
そんな部屋の向こうに人影が見えた。 思わずメイスを握ってしまったが、そんなことをする必要がないことは、見たら分かる。 近寄って見下ろすのは、無防備に寝転がっている、少女の姿。>>23]
……レナ、さん?
[言ってから、はっとしてしまった。 皆が呼んでいたからつい口から零れ出てしまったけれど、この馴れ馴れしさはいけない、と。 寝ているのならば、聞こえなかっただろうと、それが救いだと思った。]
(67) hoshine_kz 2019/10/27(Sun) 07時半頃
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[差し込む陽光に、視線を上げる。 直接外に降りられるような構造になっている此処と、庭の景色を隔てるものはなく。 城の本体から見たものよりこじんまりはしているけれど、計算されて絵画のように配置されているのだろうか、一種の切り取られた世界があるようだった。 青年の世界の文化と、此処の文化は違うのだろうが。青年はそれを、美しいと、受け取った。 メイスから片方の手を離す。こん、と、木の床に先端が落ちた。 ――平和だ、と、思った。平穏を、感じた。 成程、此処は心地が良い。心が安心に緩むようだ。 加えてこの陽光が絶妙で。つい、委ねて微睡みたくなる気持ちも、分かる気がした。
足は外に投げ出して、床に腰を下ろした。 メイスは隣に横たえて、手は添えたまま。 庭には、露天風呂から見られたはたけに生えていたのと同じ、桃色の可憐な花が植わっている。 …その姿は乙女のようだと言うのは、気色悪いととられてしまうだろうか。はい。ごめんなさい。 青年は、寝転がる少女を見た。少女が目を開けていたとしても、きっと青年は気づかない。]
(68) hoshine_kz 2019/10/27(Sun) 07時半頃
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[寛ぎすぎではないだろうか、とは、最初に見たときに思った。 年頃の女性だろうに、こんな誰でも入れるところで、と。 見てはいけないものを見てしまった気分に、若干困ったことは否めない。 とはいえ、その平穏を崩す意味では、青年が異物だろう。 それなら出ていくべきだとは、思うのだけれど。どうにも、動きたく、なかった。]
…貴女が暮らす場所は、こんな風に平和ですか?
[問いかけたのは、起きていないと思ったからだ。 恐らくそうなのだろうな、とは。他の客に対する言動から思っていたこと。]
永らく平和であれば、良いですね。
[こんな風に、無防備に微睡むような幸せを、感じられれば良いと思う。 例え不幸せがあったとしても、些細であれば、良いと想う。 きっと、青年の言葉からは、自身はそうではなかった、と、そんな雰囲気が、感じられてしまうだろう。]
(69) hoshine_kz 2019/10/27(Sun) 07時半頃
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…幸せで、いてください。…なんて、ね。
[…自身の持ち得なかった幸せを、ただ交わっただけの少女に願うのは、さて、入れ込みすぎだろうか。 だけどそう思ってしまったのだから、仕方がない。 触れそうになった手は、動くことは、なかったけれど。]
(70) hoshine_kz 2019/10/27(Sun) 07時半頃
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[青年が、今の自身の平穏に感じてしまうのは、空虚だった。 長い争いは終わった。青年の国は平和になったと言って差し支えない。 けれど何をして生きていけば良いか分からない、なんて。
――――ああ、どうして、 自身はこの場所に感じるような平穏を、×せないのだろう。
自嘲に、眉間に皺が寄った。*]
(71) hoshine_kz 2019/10/27(Sun) 07時半頃
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トレイルは、ケーキもうひとつ2
hoshine_kz 2019/10/27(Sun) 08時頃
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[縁側に腰を下ろしたのは、さて、どうしてであったか。 少女にとっての異物だと自覚しながら、通りすぎなかったのは、何故だろうか。 興味を惹かれたのは、その通りだろう。 どうしてこんなところに、とは思った。少女の心配も、した。 けれど一番大きな理由を上げるとしたら、
この平穏に、一時身を委ねたくなったからかもしれない。 彼女の柔らかな空気を、感じていたかったからかも、しれない。]
へぁあ…!?
[なので、突然声が聞こえて。…少女が、起きていたことを知って。 妙な声を上げて仰け反った。メイスを強く握り締めてしまったのは仕方がない。 起きていると知っていたら、近くにいることに許可ぐらいは取ったはずだし、話す内容はもっと違ったはず。 途端に、自身のしていたことが非常識に思えた。これでは寝込みを襲ってるのも同義ではないのか。すみませんでした。心の中で土下座した。]
(111) hoshine_kz 2019/10/28(Mon) 22時頃
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✚ あっ、ええ、と、その… も、申し訳ありません…し、失礼しました…。
[隣にいることと、驚いて失態を晒したことの両方に謝罪を。小さく、頭を下げた。]
その…レナータさん、ですよね…? はじめ、まして。私は、トレイル…
[繕った、焦ったような笑顔。 今度はきちんと名前を呼びかけて。自身の名を言おうとして、いや、ファーストネームは知っているだろう、と自分でツッコミを入れた。 同じ顔というのは、本当に面倒くさい。]
…トレイル、D、…オーランチアカ…と、申します。
[名字も名乗るのは、他の『トレイル』たちとの見分けがつけば良い、と、その程度のことだった。 …だいたい、この名前…名字は、今の名前ではない。 征服された故郷の名を名乗るなど、征服した側の国に身を置いているなら反逆行為。 けれど此処ならば。青年のことを知らないこの場所なら良いかと思って。 馴染んだ名を、誇りある名を、名乗った。]
(112) hoshine_kz 2019/10/28(Mon) 22時頃
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✚ …いいえ。 平和ですよ、今は。
[隣国との長い争いは終わり。 征服した方も、故郷をあまりにも手酷く扱うこともなく、敗戦したとはいえ扱いは最大限良い方ではないかと、青年は思っている。 きっとこのままが続くなら。これから生まれる子供は平和に育つのだろうなと、それさえ思う。]
…最近までは、そうではありませんでしたが。 私の故郷はもうありませんし… 家族も、…主君も。…亡くしました。
[故郷の村も、祖国もなく。 家族も、仕える王もいない。 傍らの武器で、沢山の人を傷つけてきたけれど。 ――“守る”ことなど、出来なかった。 さて、それならばどうして、自身は生きているのだろうなと、時々思ったりはするけれど。 ぽつりと話す顔は、全く悲痛ではない。笑顔でもないけれど。]
(113) hoshine_kz 2019/10/28(Mon) 22時頃
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✚ …ああ…。申し訳ありません、お話しすることでは、ありませんでしたね。 貴女のところが平和でしたら、それで良いのです。
[ほぼ初対面の相手に話すことではきっとなかったし。 きっと、どうでも良いことだ。 それでも話してしまったのは何故か、と、その疑問は溶かした。]
…えっ…。
[投げかけた言葉が、反射して返ってくる。 それに驚いて、息が詰まった。]
(114) hoshine_kz 2019/10/28(Mon) 22時頃
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✚ …申し訳ありません。 それは…恐らく、出来ません。
[ここで、「そうですね」と、罪悪感もないほどに重みのない嘘を吐いて終わらせるのは簡単だった。 出たのは本音。きっと、困ったような笑みと共に。 “幸せ”とは、何だろうな、と思う。 傍にいない癖に幸せを願われても、どうしたら良いか分からない。 ――それは、同じ言葉を青年に掛けた、主君へ向けて。
そんな困惑はしかし、青年自身にも返ってくるのだ。 先に幸せであれという願いを少女に押し付けたのは青年だ。 結局、青年は少女のことをよく知らないし、 少女も青年のことをよく知らない。 もう少し、互いのことを知れたなら変わったかもしれないし、 変わるかも、しれないけれど。
…馬鹿だったなあと、それは、自分自身のみへ向けて。*]
(115) hoshine_kz 2019/10/28(Mon) 22時頃
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[ただ君の光に飲み込まれるしかないだろう?]
(116) hoshine_kz 2019/10/28(Mon) 22時頃
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✚ …え?
[探していた案山子が向こうからやってきて、 運んできたのは宴の終わり。 結局“祝うべき人”のことは分からなかったし、顔を見せることもなかった。 それで良かったのだろうか、否、満足しているなら良いのか? もしや、『トレイル』が好きだったのだろうか、沢山居るし……?と考えていたところで、 案山子が差し出すのは、何かの鍵だった。]
…ええと…
[とても困惑した声を出して、鍵と案山子を交互に見た。 けれど、撥ね付ける程には、此処が嫌ではなかったから。 ゆっくりと差し出して、掌に収まる白銀のそれを、手で受けた。]
(135) hoshine_kz 2019/10/29(Tue) 00時半頃
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✚ …あの、
[はっとした。案山子を探していた理由を思い出したからだ。 しかし言葉を継ぐより早く、案山子から返されたのは、“招待状”。]
あ…。良かった…。
[大切なそれは、ちゃんと懐に仕舞うのだ。]
(136) hoshine_kz 2019/10/29(Tue) 00時半頃
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[城門の外には扉がある。 鍵の合うそれの鍵を開ければ。 潜る前に首のチェーンを外して、メイスと同じ白銀を、チェーンに通してまた首から下げた。
懐の羊皮紙。主君からもらったさいごの言葉。 “素敵な出会いがありますように”と、願われたそれが、 この出逢いを運んできたのか。それは、分からないけれど。
一度振り返って城を見上げれば、 メイス握り締めて、扉を潜った。
きっとまた、此処へ来ることも、あるだろう。**]
(137) hoshine_kz 2019/10/29(Tue) 00時半頃
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