265 魔界娼館《人たらし》
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そりゃありがてえ。
[誉められれば悪い気はしない。ぐっとジョッキを傾け、存分にアルコールを味わう。ルーファスはいかなる魔なのか、人の身をしていると分からないところもあったが、なに、こんな場に来る身だ、そう遠慮することもない]
なるほどな。花を育てる楽しみってわけだ。 その分だと誰かしら入れ込んでもいるんだろうが。 羨ましいこった。
ああ、俺はもうしばらくいるつもりだ。 得意先との商談が再開できそうなら立つ。 ま、数日って所だろうな。 それまではここで、ゆっくり楽しませてもらうさ。
(2) 2019/05/14(Tue) 23時頃
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そうかもな。 ここも話には聞いて、興味はあったご、何しろ機会がなくってな。 人間の子がどんなもんかとも思ってたが、どうして、大したもんだ。気に入っちまったよ。
…へえ、あんたのお気に入りが花になんのか。 そりゃすげえ。ぜひ見てみたいもんだ。 あんたの事だから目も肥えてるだろう。そりゃ、よっぽどの上玉に違いなかろうぜ。
[はは、と笑ってジョッキを飲み干した*]
(7) 2019/05/14(Tue) 23時半頃
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へーえ、そいつは……
[随分とお気に入りなんだな、と思う。 どんな子か興味がないでもなかったが、そこに触れるのはまあ、野暮だろう。無論、手を出すつもりもない。そんな事をしなくても、良さそうな花はいくらでもいる]
気に入り……ねえ。そうだな、確かに少し気になるのはいるが……
[ジョッキの代わりをもらおうとしたところで、女将の姿が見える。何やら慌てている様子で、聞こえてきた言葉]
うん、粒子?浮く? ……おわっ!
[僅かな飲み残しがシャボンのように水玉となり、ジョッキから飛び出して顔にかかった。 同時に、自分の体も軽く宙に浮いたように、ふわふわと所在なくほんの少し浮き上がっている]
おい、大丈夫か?これっ……
(43) 2019/05/15(Wed) 21時半頃
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んっ? ああ………悪いな。
[急に花の一人から声をかけられ、おぼつかない体勢のまま視線を向ける。銀髪の美しい青年…いや、少年らしい人間だ。ジョッキは片付いて、顔も拭う。少し落ち着きを取り戻せばどれほどのこともない]
あー、いや。ベルトまでは良いやな。 ありがとさん。構わないぜ。
[真新しい服と、ベリーの香り>>48。良いものを繕われているのだろう。上客がついているのだろうか、とくらいは思った。]
(53) 2019/05/15(Wed) 23時頃
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浮遊素粒子? そりゃ、ここよりずっと西の方じゃなかったかい。 こんな季節にこの辺でお目にかかるたあ思わなかったが。
[ルーファスから聞いた言葉に少し首をかしげつつも、ようやく納得した。全てを把握するには魔界は広く、色々と奇妙なものに満ち溢れすぎているのだ。
ルーファスは、先程の花に声をかけている。礼を聞いて、後れ馳せながらも、この花の先程の相手がルーファスだったのだろうと察した。 確かに美しい花ではある。気に入られても道理だろう。 そんな事を考えているうちに、ルーファスから話を持ちかけられ、]
……ゲーム?ああ、構わねえけどさ。何するんだ? ポーカーでもやんのかい。
[何かの賭けではあるのだろうが、その話を聞くことにした*]
(54) 2019/05/15(Wed) 23時頃
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[銀髪の人間が花でなく用心棒だとは思わなかったが、ルーファスとの会話の様子から、やはり花であろう、ぐらいに考えていた。あまり気にすることでもない、気にするべきはむしろ、ルーファスから持ちかけられた遊戯の方だ]
お。なるほど、重心がおぼつかねえ分って事か。 ああ、良いぜ。付き合おうか。俺が先でもいいかい?
[罰杯くらいなら軽いもんだ、と受け合い、手裏剣の束を手に取った]
…ん? あんた、持つのかい。おいおい、手元狂っても俺は責任持てねえぞ?
(63) 2019/05/16(Thu) 00時半頃
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ティムは、彼らが的をどうするのか決まったら、ダーツを投げるつもりだ**
2019/05/16(Thu) 00時半頃
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おや、いいのか?
……まあ、いいってんならいいんだが。
[花であるはずの彼の意外な度胸に目を丸くしつつ、ダーツの代わりの手裏剣を手に取った]
万一当たっちまったら勘弁してくれよ。 …そうだな、良い薬ぐらいは荷物に入れてあるが……なっと!
[続けざまに3発飛ばして的に当てにいくーー96,2,60**]
(75) 2019/05/16(Thu) 07時半頃
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……あっ。
[二発は命中したが、一発はそれて、彼に当たったらしい**]
(76) 2019/05/16(Thu) 07時半頃
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ああ……まあ、当たった、な。
[最初と最後はうまくいったが、2発目はどうも目も当てられない様になってしまった。幸い、重大な場所ではなさそうだが。 辺りの魔物達は沸いていたようなので、それはそれで結構なことかもしれないが、平然と続けて投げるルーファスを見て、さすがに少々苦笑した。]
まあ、そうだなあ…一つはほとんど真ん中だったし。 引き分け、だ。
[運ばれてきた、いかにも強そうな蒸留酒のグラス。乾杯、の前にルーファスが銀髪の人間を呼び止めると、近くの荷物から薄緑色の粉末の入った包みを銀髪の彼に差し出した]
ほらよ、カルパの葉の粉末。塗っとけばすぐに治る奴だ。悪かったな、取っといてくれ。客商売だろ?
[結構高価なものだが、これは何しろ仕方がない。 改めて、乾杯のため向き直った*]
(104) 2019/05/16(Thu) 21時頃
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そうだなあ… ま、まだ先は長いし、ひとまずあいつの健康に乾杯としとこうか?
[などと話ながら、夜は更けていく*]
(105) 2019/05/16(Thu) 21時頃
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おう、気にすんな。俺のせいで怪我したんじゃ、今度こそ女将に出禁にされても文句は言えねえや。
[銀髪の少年に声をかけ、薬を渡して席に戻る。 ルーファスと乾杯し、他の魔達と酒を酌み交わす。 全く、楽しい時間じゃないか。 そうしてこのまま夜も更けていくかと思われたのだが]
……ん?
[自分を読呼んでいる声を聞き逃すような犬の耳ではない。いくら酔っていたとはいえ。]
あー…誰か呼んだかな。悪い、少し酔い冷ましてくるわ。 後、小便もな。ま、楽しんでてくれ。
[他の魔達に声をかけ、席を立つ。階上にいたのだろうか。それなら、階段の途中でロイエとはすぐに会えたろう*]
(114) 2019/05/16(Thu) 22時頃
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ん?ああ……ロイエか。 どうした、探してたのか。 俺はまた、てっきり仕事中かと思ってな。 どした。そんなに俺に会いたかったか?
……ん?どうしたよ、そんな顔して……
[ネグリジェ姿も、先程までの仕事着、妖艶なシスター服とは違った意味で似合う。軽口を叩きながら近寄ったが、どうも様子が違うと思ったところ、急に泣き出したので驚いた]
お、おい。どうしたよ、本当に… そんな、怖かっただの、我慢だの……
(121) 2019/05/16(Thu) 23時頃
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[約束はしていたものの、いきなりのこういった反応は予期していなかった。とりあえず目を見て落ち着かせる]
おいおい、泣くなよ… 俺が泣かせてるみてえじゃねえか、ええと…
とりあえずどこかの部屋にでも入るか。 で、ゆっくり話聞いてやるから。
[近くのスタッフに鍵を借りて、人気の少なそうな隅の方の部屋に入る。ロイエをベッドに腰かけさせて、自分の端の方に腰を下ろした]
…なんかあったのか?いや、別にそれはどうでもいいけどな。
あー。とりあえず。 なんかだな。俺、した方がいいこととか、あるか?
[なんとなく他人事ではない気がするのは先程のステージでのこともあるからなのだが*]
(122) 2019/05/16(Thu) 23時頃
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あー、いや。困る困らないは、別にいいんだけどよ。 困ってるわけでもないし。
[泣かれるのは苦手ではあるが、他に人がいなければ気にすることでもないだろう。部屋に入って腰掛け、しばらくすればロイエの方も落ち着いてきたらしかった。ロイエが口を開くまで彼女の方を見たり、見なかったり。 手を握ってほしいと言われると、肉球の先に爪を生やした毛むくじゃらの手を差し出した。]
ああ。そりゃお安いご用だ。 ほら、こんなんでいいのかい。
[ゆっくり手を触れあわせて、握ってみる。 先程まであれほど激しく乱れていたロイエがこうしているのを見るのは、逆に気恥ずかしい気もしたが、彼女がしたいように任せる*]
(129) 2019/05/17(Fri) 00時頃
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[毛並みと指先を一つ一つ、確かめるように触れられるのは、どことなく気恥ずかしさを伴うものだ。先程は専らこちらから触れる側だったロイエに触れられる間、その顔に視線を落としたままでいた。
体ごと預けられて、肩を抱き止めながらそのまま一緒にベッドに腰かけている]
まあ、そりゃ毛皮だからな。
[そういうことではないのだろうけれど、口をついたのはそんな言葉*]
(134) 2019/05/17(Fri) 12時半頃
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