252 Aの落日
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─ 廊下 ─
[窓の外、丸くなっていた毛玉が動く。>>2:368 まるで声が届いたみたいに、顔を上げて。 こちらを見た、ような気がした。>>2:369
ぎこちない足取りで歩く姿は、誰かに似ているような気がして。 気づけば見えなくなるまで立ち尽くしてした。]
(34) SUZU 2018/10/19(Fri) 23時半頃
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[1-Cの教室に向かいながら。 購買で別れた小柄な先輩の、呆けた顔が頭をよぎる。 そんなおかしなことを言っただろうか。>>3 手を振り返して別れたはのん先輩は、俺から見て少なくとも馬鹿ではない。 むしろ、話しててめんどくさくないし。 変わった先輩だな、と大概失礼な感想を抱きつつ。 まさか感謝されているなんて露にも思わないまま。>>4
角を曲がれば、廊下の隅にメールの主を見つけた。>>6]
(35) SUZU 2018/10/19(Fri) 23時半頃
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[ぽつん、と立って窓の外を見ている横顔。 珍しく笑っていないその顔に、目を瞬かせて。>>7 俺は、大股で斜め後ろに近づいたなら。]
──…四十崎先輩。
[手を伸ばして、その腕を掴んだ。 目の前の窓が開いたわけじゃないけど、なんか。
なんでか。]
先輩は、落ちたらだめっすよ。
[放っておいたら、落ちてしまいそうな気がしたから。
耳奥に残る鈍い音。 思い出して、指に力が籠った。]
(36) SUZU 2018/10/19(Fri) 23時半頃
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[真顔のままじろりと睨めば、掴んだ腕を引っ張って。]
先輩が落ちたりしたら、 俺、怒りますからね。
[四十崎の反応がどうであれ。 それだけは淡々と言って、ゆっくり掴んでいた指をほどく。 そうして、もう片方の手に持っていたペットボトルを、ん、と差し出した。]
カフェオレどうぞ。 高校最後の文化祭、お疲れっした。
[今日のはシェイクされてなければ、ぬるくなってもいない。 ちょうど飲みごろのはずだ。
ああ、やっぱり何を聞けばいいかわからない。*]
(37) SUZU 2018/10/19(Fri) 23時半頃
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[落ちない。>>38 その言葉を信用するか、数秒迷って。 はぁ、と息を吐けば、隣に並ぶように立つ。 窓枠に手をつけば、トン、と背中が硝子にあたった。
ペットボトルが手から離れる。>>39 あんなこと、がなんなのかはさすがにわかる。]
んなの、先輩だけじゃないっすよ。 たぶん誰も、思ってなかった。
[慰めでもなく、思ったまま。 呟けば、視線を感じて隣を見た。]
俺が怒ったら、おかしいっすか。
[また、面白くもないのに笑ってる。 何気なく手が首裏を撫でた。]
(47) SUZU 2018/10/20(Sat) 02時半頃
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[冷めて聞こえる声。 ちょっと考えてから、肯定するように小さく頷く。]
まあ、仮に先輩が落ちたとしても、 俺は変わらず生きてるでしょうね。
でも、俺は先輩に落ちてほしくない。 そう思うし、落ちたら怒ります。
[世界とかそんな大層なものじゃないし。 立場を放り捨てたつもりもない。 そもそも、どうやって放り捨てればいいんだろう。
今だって隣のひとがなんで笑ってるかも、わからないのに。]
(48) SUZU 2018/10/20(Sat) 02時半頃
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四十崎先輩こそ。
生きる世界はなにも変わらないのに、 なんで安住先輩のことそんなに背負い込んでんすか。
[落ちた先輩のことは勿論、そのひとが四十崎先輩とどんな関係だったかも俺はまったく知らないけど。 でも。]
あー……俺が四十崎先輩に怒るのも、 同じ理由な気がするっす。たぶん。
[それは、そんなにおかしなことだろうか。 目を合わせたまま、俺は首を傾げた。*]
(49) SUZU 2018/10/20(Sat) 02時半頃
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[これまで面白くもないのに笑っているところ見ても、不思議なだけだったけど。 はじめて。その笑い方は嫌いだな、と思った。>>50
このひとは、何をそんなに否定ばかりしてるんだろう。 背負い込みたかったら背負えばいいし。>>52 それを誰が馬鹿にするというのか。
なんとなくここに、はのん先輩の通訳がほしいなと思いながら。 同じ方向に傾げられた首。>>53 真顔で瞬きをひとつ。]
(78) SUZU 2018/10/20(Sat) 23時半頃
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なに言ってんすか。 俺、四十崎先輩のこと結構好きっすよ。
……そっか。だから落ちてほしくないんだ。
[ああ、と納得して頷いた。 どうでもいいなら、気にしないし、気にならない。 どうでもよくはないから。
たぶん、四十崎先輩が落ちたら俺は傍観者ではいられないんだろう。]
(79) SUZU 2018/10/20(Sat) 23時半頃
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[変わる声色。>>54 離れることも距離を縮めることもしないまま、俺は隣に並んで少し低い位置で笑う顔を、見続ける。
一瞬だけ揺らいだ表情に、ほんの少し目を丸くして。 ふ、と小さく吹き出せば口端を緩めた。
そして、あっさりと。]
べつにそれ、 あふれてちゃってもいいんじゃないすか。
楽しくも面白くもないのに笑ったりとか、 ごまかしたりすんのって、息苦しいし。
[窓の外へ逸れていく視線。 俺は真顔に戻れば窓に凭れたまま、廊下の壁をぼんやり眺めて。 ふぁ、と欠伸がこぼれた。
ああ、なんか今ならやっと眠れそうな気がする。]
(80) SUZU 2018/10/20(Sat) 23時半頃
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だから、怒るって言ってる。 懲りないっすねー。
[俺も懲りずに相槌をうって。>>55 あとは四十崎先輩が離れるまでただ、隣に並んでいた。 時折欠伸をこぼしたりして。それでも、自分から離れることをするつもりはなく。
そうして、ぽつりと。]
安住先輩……、生きてるといいっすね。
[家族や病院につてがあるわけでもない。 同じ学校というだけの傍観者の俺が、意識を取り戻したことを知るのは、もう少しあとのこと。*]
(81) SUZU 2018/10/20(Sat) 23時半頃
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─ 日常へ ─
[そして今日も、日常が巡る。
文化祭からしばらく、校内では噂話が絶えないまま。 落ちた先輩が不良と仲良かったらしい、とか。流れてきた噂に乗っかって、不調の八つ当たりをしたがる部活の先輩らは相変わらず口さがなく。 サッカー以外に興味がない俺は、欠伸を噛み殺して聞き流す。
だから安住先輩が助かったと知ったのは、人気もまばらになった掲示板前でだったか。 顛末だけが綴られた簡素な記事は、これまで見たどれよりも読みやすかった。
へぇ、そっか。と相変わらずな感想しか浮かばなかったけど、少しだけ安堵したのは安住先輩が居なくなると困る人を知っているから。**]
(428) SUZU 2018/10/24(Wed) 23時半頃
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[──それからも、日常が巡る。
四十崎先輩のコーヒーを飲む顔がおかしくて笑いかけたら、飲みかけを押し付けられたり。 クラスの女子の輪に伏見がいるのを見て、笑う為の場所じゃないんじゃなかった?なんてぼやいてみたり。
そういえば、なんの気まぐれか。 あれだけつれなかった葛先輩の方から、声を掛けられた。 さすがに学校のグラウンドは使えないから部活が休みの日に、河川敷を指定して。 丸一日、練習に付き合ってもらった。
やめてから一年少しブランクか。 映像の中と同じフォームで狙ってくるシュート。 少し鈍く思える動きを、二年の経験差でカバーされれば、こみ上げるのは悔しさと。僅かな、羨望。
ああこれは、部活の先輩らが八つ当たりするはずだ。]
(429) SUZU 2018/10/24(Wed) 23時半頃
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今日は、ありがとうございました。
[練習の合間、息が上がった先輩の右頬へ、いつかのように冷えたスポドリのペットボトルを押し当てて。おごりっす、と差し出した。 さて、今度は受け取ってくれただろうか。
そして。]
気が向いたら、試合見に来てください。 先輩のサッカー、 俺がフィールドまで持ってくんで。
[どこまでもふてぶてしく。 いつかのように口端を緩く上げて、生意気な宣言を。**]
(430) SUZU 2018/10/24(Wed) 23時半頃
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