35 星降る海岸に纏わるエトセトラ
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――講堂――
[手を引かれるまま、ぺたんと座り込んで。 少しして渡された温かいお茶を、ふうふう、冷ましながら飲む。 身体の調子が悪いわけではないのだけれど。 それを勝丸に説明するのも、何だか億劫で。
勝丸が日向に金平糖をねだりに行ったのも、もしかして自分にくれようとしてだろうか。 自分の袂の中にも、それは入っているのだけれど……。
さすがに、そう声を上げようとした時、今度はほんとうに調子の悪そうなおみつが運び込まれてきて、皆の注意はそちらへ向いてしまったようだ。]
(35) 2011/08/14(Sun) 15時半頃
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[日向の言葉に、こくんと頷いて。 小さな声。]
うん。 朝ちゃんは大丈夫だよ。
[差し出された金平糖。]
あ、ありがと。 ……いただきます。
[断るのも違う気がして。 一粒、口に入れてみる。 その舌触りがひんやりと冷たいところが、いつも不思議で好きなのだ。]
(37) 2011/08/14(Sun) 15時半頃
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夕顔は、源蔵の書斎を、そうっと覗き込んだ。
2011/08/14(Sun) 21時頃
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――講堂・回想――
[一平太に告げられて、やっと、どこにいるのかわからなかった朝顔が、おみつに付き添っていることを知った。
一平太や源蔵も、自分も朝顔たちと一緒にいるようにと言ってくれる。 いつもなら、頼まれるまでもなくそうするのだけれど。
お茶の盆を持って、ややその場を離れたところで、日向に話しかけた。]
あのね。 おみつさんのところ、先に行っていてくれる? あたし……、せんせに用事があるの。
[それまでしたことがない頼み事に、日向がどんな反応をするのか。 それを確かめることもせずに、廊下を走って戻っていった。]
(67) 2011/08/14(Sun) 21時半頃
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――書斎――
[源蔵と話がしたくて、さっきから一人になるのをずっと待っていたのだけれど。 なかなか、機会がない。
源蔵はまだ講堂の方で、一平太たちと話しているようだ。 ここで待っていれば、いずれまた帰ってくるだろうかと、無人の書斎に滑り込んだ。
さっき源蔵がいじっていた、奇妙な玩具のようなもの。 源蔵が不思議な器械を作る人でもあることは、知っているけれど。 ぱっと見は、そういったものとも違う印象を受ける。
勝手に触ってはいけないのかもしれないけれど。 指先で少しだけ、つついてみた。]
紙……。 ……きれいに畳めない、提燈かな?
(69) 2011/08/14(Sun) 22時頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2011/08/14(Sun) 22時頃
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あっ!
[震える円盤に、あわてて指を離すが。 そのまま円盤はかすかな音を立てて、振動している。]
(72) 2011/08/14(Sun) 22時半頃
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[円盤のちいさな動きは止まらない。 指で触れたのが原因なのか、そうでないのかも、よくわからない。
中に何か、それこそ兎とか、猫とか、それとも虫でも入っているのだろうか。 しばらく躊躇していたが、両手でそっと、持ち上げてみる。 下から動物が現れることはなかった。]
カラクリ、なのかな……。
[その瞬間、源蔵が障子を開けて。 悪戯を見つかった子どもの図そのもの。]
(74) 2011/08/14(Sun) 23時頃
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[ちゃんと話をしようと思っていたのに。 そんな瞬間を見つけられたことが少し悔しくて。]
これ。 何をするのに使うの?
[立ったまま源蔵に訊ねた。]
(80) 2011/08/14(Sun) 23時頃
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仁右衛門さん。 そんなの、持ってたんだ?
気になるって、いうか……。
[朝顔を捕まえた、あの怖い大人は、きっと出鱈目な話をしているのだろうと思っていたのに。]
(88) 2011/08/14(Sun) 23時半頃
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[源蔵はいつものように真面目に、他の人の行動も説明してくれる。 それなら、『未来』とやらから人がやって来る、なんていうことを伝える『伝承』だってあるかもしれない。 そういうことなのだろうか。
源蔵に頭を下げられて、あたふたと自分も頭を下げた。]
あ、あたしも……昨日は、ごめんなさい。 あいさつも、ちゃんとしないで帰っちゃった。
(97) 2011/08/15(Mon) 00時頃
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[そして一呼吸。 真剣な表情で。]
せんせ。 前に、お話ができるのには、いろいろ理由があるって、教えてくれたでしょ。 ほんとにあったことが、お話になるときに意味が変わったり。 なかったことが、お話になることもあるって。
お祭りの日に海に星が降ってくるのも、お話なの? その時に、ご先祖様が来るっていうのは、どうして?
だってね。 さっき、皆は仁右衛門さんに、海岸を見張るなんて失礼だからできないって。 誰も見てないなら、星やご先祖様がほんとうにくるのかなんて、わからないよね?
[さっきから気になっていた疑問の一端を、源蔵にぶつけてみた。]
(98) 2011/08/15(Mon) 00時頃
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[いつものような口調で質問をされると、少し安心する。]
ええっと。 お話は、何かを知っている人が作ったのかな? 知らない人は作らない……のかな。
ん……。 知らない人に、海岸を見に行きたくさせるため?
勝っちゃんだったら、そう言われたら、絶対こっそり見に行くと思う。 見に行って欲しくないなら、星が降るなんて、わざわざ言わないよ。ね?
[そこは怪訝そうに首を傾げながらも、源蔵の言葉をなぞって想像を廻らせていく。]
(108) 2011/08/15(Mon) 00時半頃
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[あわてて手を振って。]
あっ。 ううん。 勝っちゃんは、まだ見に行ってない。と思うの。 勝っちゃんみたいな人なら、きっと見に行くだろうな。ってこと。
[ほんとうはそこが一番、あの空き地でのやり取りを見ていて不思議に思ったところなのだが。 この村にご先祖のいない自分にはよく解らないけれど、懐かしいご先祖様が来るなら、『失礼だから』なんて閉じこもらずに、迎えに行きたくなるものじゃないだろうか。 星が降るというなら、見物したくなるものではないだろうか。 誰も見たことがないなら、星が降るなんて、ほんとうかどうかわかりもしないのだから。 確かめたくはならないだろうか。]
どうして……。
[そこで言葉は途切れてしまう。]
(114) 2011/08/15(Mon) 01時頃
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ええっと。
お祭りの日と海岸は、間違えないよね。 たぶん。
じゃあ「星」? だって、星が近くにあったら、きれいだろうけど、蛍と区別がつかなそうだもの。 でも、蛍は海は飛ばないよね。 お祭りの日じゃなくても、夏なら沢にたくさんいるし。
ご先祖様だって、間違えそうもないけど……。 だってそれが知らない人だったら、ただのお化けじゃない?
[想像してしまった、海の上をふらふらと飛ぶ幽霊に、びくっとして。]
(118) 2011/08/15(Mon) 01時半頃
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そっか。 怖くないんだ。
……怖いから、憶えてないのかなって。 ちょっと思ったんだけど。 違ったんだね。 よかった……。
[後半は人に聞かせるつもりではない、呟きだけれど、源蔵の耳にも、届いたかもしれない。 筋道立てて考えればおかしいかもしれないけれど、それが思いついたままの気持ちだったのだ。
その日、久しぶりに見せる表情で微笑んだ。**]
(123) 2011/08/15(Mon) 02時頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2011/08/15(Mon) 02時頃
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[源蔵の言葉>>125に、こくりと。 今度は素直に頷いて。]
うん。 朝ちゃんは心配してるかも。
せんせ。 ありがとう、ございました。
[いつもより丁寧な挨拶。 ぺこりと頭も下げて。 書斎を後にした。
おみつと朝顔がいると教えられた客間へ向かって、廊下を伝い。]
(137) 2011/08/15(Mon) 14時半頃
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――鳩渓堂・廊下――
[客間前の縁側へ角を回ると、涼しそうな木の床におみつが頬杖をついていた。]
あの……大丈夫?
[気分がよくないというよりは、のどかに庭を眺めているような様子ではあったけれど。 そう声をかけてしまった。]
(140) 2011/08/15(Mon) 14時半頃
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[横の部屋から出てきた真昼が、おみつの膝に飛び乗って。 話しかける声は、思ったよりも元気そうだ。]
よかった。 じゃあ、大したことなかったんだね。
真昼も、暑い時は涼しくしなきゃだめだよ。
[おみつの膝にいる真昼に手を伸ばして、耳の脇を掻いてやろうとする。 真昼とはお互い馴れているはずだけれど、嫌そうな素振りを見せるなら、すぐに手を引っ込めるつもりで。]
ねえ。 日向さんと、朝ちゃん……。 いるかな?
部屋の中?
(144) 2011/08/15(Mon) 15時頃
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夕顔は、振り返って、朝顔に気がついた。
2011/08/15(Mon) 15時頃
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……朝ちゃん。 あの……。
ごめんね。 あんな怖いことされたのに、一人だけいっぱい、お手伝いさせちゃって。 痛くとか、なかった?
[思うことは、たくさんあるけれど。 ほんの少しずつしか語れないのだ。]
(146) 2011/08/15(Mon) 15時半頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2011/08/15(Mon) 15時半頃
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そっか。 うん。よかった。
おおぜい、朝ちゃんを助けてくれたもんね。
みんな、大人だし。 あ。勝っちゃんは大人じゃないけど……。 あたしよりずっと、動くの、早いし。 ……あとで、みんなにお礼言わなきゃね。
[ほんとうは自分が助けたかったのだけれど。 でも、朝顔が無事なのだから。 それはきっと気にするようなことではないのだ。 そう、自分に言い聞かせるように。]
(148) 2011/08/15(Mon) 15時半頃
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あ……。 あっ、あたしも、朝ちゃんと一緒にいたかったの。
[ぎゅっと朝顔の手を握って。]
ありがとね。 あたし。あたしも。 もっと頼りになるように、頑張るね。
(150) 2011/08/15(Mon) 16時頃
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う。うん。 頼りに……するね。
[自分の方が、双子といっても少しだけ、『姉』なのだから。 ちょっと背伸びしたい気分を抑えて。 だって、朝顔もなんだか、とても真剣な顔をしていたから。]
そうだ。 あんなことした仁右衛門さんには、ちゃんと仕返し、しなきゃね。
お祭りの役員で連れて行かれちゃったんだっていうから。 ふつうの人は会えなくなっちゃうんだよね。 仕方ないや。 お祭りが終わったら、あの眼鏡、どっかへ隠しちゃおう。 真昼を質に取るような人だもん。 それくらい、当たり前。
[勝丸を精一杯真似した、悪戯っぽい笑顔。 作って見せた。]
(152) 2011/08/15(Mon) 16時頃
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――回想・鳩渓堂――
[おみつの言葉>>163に、少し驚いた様子。]
あっ。 仁右衛門さんには、内緒。ね? お願い。
伊綱さんが怒ってないなら、ちょっと手加減してあげるから。 ね?
[問いかけるように、首を傾げて言った。 その時には、もうおみつは立ち去っていくところだったろうか。]
(170) 2011/08/15(Mon) 21時頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2011/08/15(Mon) 22時頃
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――鳩渓堂・廊下――
[朝顔と手をつなぎあって。 笑顔ができて。 朝顔も笑ってくれて。 嬉しくて。
おみつも日向も引き上げてしまい。 気がつくと、二人になっていた。
お茶の盆は、日向が片付けてしまってくれたようで。 自分にできる何か役立つこと……。おみつの寝かされていた布団を畳んで、客間の隅に運んでおいた。 もしかしたら、襖の向こうの押入れに置き場所があったのかもしれないけれど、自分では上のほうはきれいに積めない。]
朝ちゃん。 みんな帰っちゃったみたいだし、あたしたちも行こうか? 夕方までにはちょっと時間があるけど、外で誰か遊んでるかもしれないし。
[そう声をかけて。 答えがどういうものでも、今日はもう、朝顔から離れるつもりはなかった。]
(208) 2011/08/15(Mon) 23時半頃
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夕顔は、朝顔に微笑んだ。
2011/08/15(Mon) 23時半頃
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[金平糖を受け取って。]
うん。 知ってる。 朝ちゃんは、あたしより優しいもんね。
えへへ。 あたし、さっきね、もう金平糖もらってたの。 でもこれも、もらうね。
[口の中に放り込んで。]
次は、あたしのをあげるから。 それでおあいこだよね。
(215) 2011/08/15(Mon) 23時半頃
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[廊下に現れた源蔵に、勢いよくぴょこんと頭を下げて。]
せんせ。 今日はありがとうございました。 また明日。ね。
[そう、いつもの挨拶の言葉を言った。]
(221) 2011/08/15(Mon) 23時半頃
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夕顔は、朝顔をじっと見つめた。
2011/08/16(Tue) 00時半頃
夕顔は、朝顔に頷いて、一緒に歩いていった。朝顔の話を最後まで聞くつもりで。
2011/08/16(Tue) 00時半頃
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うん。 覚えてるよ。 前に、朝ちゃんと……。
[そこまで言って。 首を傾げる。 朝顔と……遊びに来たのだったろうか? いや。違う。 でも……。
そうして、何かを覚悟した顔で、朝顔の言葉の続きを待った。]
(262) 2011/08/16(Tue) 00時半頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2011/08/16(Tue) 00時半頃
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[朝顔にうんと近づいて。 ことん、と額をぶつけた。]
でも。 朝ちゃん。 その、きおくそーさ。 あたしにだけ、ちょっと手加減。したでしょ?
[自分と同じ顔の横で囁いた。]
(283) 2011/08/16(Tue) 01時頃
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じゃあ、朝ちゃんが、あたしの願いを叶えてくれたんだね。
[朝顔の背に両腕を回して。 ぎゅっと、強く抱きしめる。]
あり……がと。 妹がいて。 ううん。朝ちゃんがいて。 嬉しいよ。
(288) 2011/08/16(Tue) 01時半頃
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夕顔は、朝顔を抱いた腕に力を込めて。
2011/08/16(Tue) 01時半頃
夕顔は、朝顔の頭を撫でた。
2011/08/16(Tue) 01時半頃
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あたしより、朝ちゃんのほうが、ずっと大変だったんだね。 あたしは時々、不安だったけど。 だって、朝ちゃんはあたしの知らないことを知ってたり。 あたしの知ってることをぜんぜん知らなかったりするし。
でも、それを直して隠さなきゃいけない朝ちゃんのほうが……。 つらいよね。
……ごめんね。 あたしの妹でいるために、そんなことしてたなんて。
[ところどころ、声がつかえながら。 どうにかそこまで言えたのだった。]
(301) 2011/08/16(Tue) 02時頃
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