125 【突発誰歓】I-GAME.ver.2
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2014/06/26(Thu) 08時半頃
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―???―
『―――悪魔から、解放して。……私を助けて』
( ……だあれ?今の? )
[ ふと、頭の片隅で。聞こえる筈の無い、女のひとの声。 頭に、眩むような痛みが奔りかけた所で、すう、と消える。 それは、黒い羽根で覆い被せられるようにして。 ]
『……君は何も見なくていい、何も思い出さなくていい。 ――嗚呼、可哀想な子!私が、守ってあげるわ』
[ そこに、聞こえるのはまた別の。 何処か愉悦を秘めた、何処か蟲惑的なアルトの女性の声。 ]
……うん。わたしは、何も聞いてないよ。
(0) 2014/06/26(Thu) 09時頃
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[ ちり、と燻るような胸の痛み。 ネックレスを、軽く握って。また『見ない』フリをして。 徐々にリミットが迫る世界で、わたしはふと、≪夢を見る≫。
お城。お姫さまが住むような、お城があればいいな、って。 そう頭の中のキャンパスで描けば、その魔女のような部屋が。 たちまちに、幻想を帯びたセカイへと、変わる。 そこは、元々島とは『別の空間』だったけれど。
―――『魔女の見るユメ』。この世界では、夢が現実になる。 わたしを馬鹿にする、あの子たちも。みんな。 このセカイの前では――、無力だった。
時が経つ毎に、変わらないように見えて。 純粋さは、気付かぬうちに狂気へと変貌していく。 ]
(1) 2014/06/26(Thu) 09時頃
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[ ――また一枚、洞窟に羽根が落ちて。残りは、後一枚。 そうでなくとも、必要な犠牲はあと二人。 それで、ゲームは全て終わる。
わたしはここに居る。けれど、気付いていない。
――……とうの昔から既に、死者のような者であると。 わたしの分の羽根は、それを示していたけれど。 『昔の私』は気付いて、それでも。 『今のわたし』は気付いてなかった。
愚かだ、と何処かで。 せせら嗤う声が、聞こえた気がした。 ]
(2) 2014/06/26(Thu) 09時頃
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