41 アンデッドスクール・リローデッド
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― 階段 ―
[真っ直ぐに見つめる双眸はレティーシャへ向いている。 彼女がどこかへと行くのなら、離れずしっかりとついていくだろう**]
(0) 2011/12/10(Sat) 00時半頃
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― 二階・客間―
[片手に握った銃はそのまま、もう片方の手はレティーシャに導かれ、二階の客間に入る。 遠く、何かのガラスの割れる音がした>>3。あの音は、恐らく]
……しのぶさん。 お願い、きいてあげられなくて……ごめんね。
[その声はごく小さく、レティーシャには聞こえないように呟かれた独り言。]
(36) 2011/12/10(Sat) 12時頃
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れ、レティさん。 そんなに広くもありませんし、手当たり次第でも大丈夫ですよ。 私もちゃんとお手伝いしますから。 [肩で息をするレティーシャ>>7に、少しだけ笑うことが出来た。まだもう少し、もう少しだけ。彼女を支えるために生きなければと。]
推測、ですか?
[初めて入るその部屋の様子に少し戸惑いながらも首をかしげ]
(37) 2011/12/10(Sat) 12時半頃
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実験的な? え、ええ……
[そろそろと机に視線を向けていたが、ぱっとそこから身を離して何度も頷く。 壁や床をじっと見つめていたが、レティーシャが何かを見つける>>11のに気がついて、瞳をそちらへと向ける。]
何か見つけましたか?
[その手に握られる一冊の本。 控えめに声をかけ、彼女の近くへと寄った。]
(38) 2011/12/10(Sat) 12時半頃
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ローズマリーは、レティーシャの手元へ視線を落としている**
2011/12/10(Sat) 12時半頃
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[レティーシャが視線を上げる>>45と共に、そちらを見る。 扉の間から見えたその顔は、先ほど銃をこちらへ向けてきたベネットだった。
無意識に一歩、足を引く。]
……どうか、されましたか。バーレーさん。
[銃弾が掠めた頬が、再び痛むような気がした。]
(46) 2011/12/10(Sat) 20時頃
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……謝る、ことでは……
[謝っても、しょうがないことなのだ。だからふるりと一度首を振った。引いた足をとどめるように、力を入れて]
そ、相談は。 ……そちらからでも、できるのではありませんか?
[彼を部屋に入れぬというレティーシャにちらと視線を向け、ベネットを呼び止める。]
(50) 2011/12/10(Sat) 20時半頃
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あんな、こと?
[床に落ちた、彼の頭部。思い出せばくらりと眩暈が襲う。決してこちらを見ない瞳を思い出せば、強く唇を噛んだ。]
……好きで、あんなことになったとでもお思いですか。 あんな風になることなんて、誰も、望んで……!
[止められなかった後悔と、離れてしまった後悔。一度落ち着いたはずのそれはふつふつと蘇って]
(52) 2011/12/10(Sat) 20時半頃
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な、に?
[彼の言うことが、わからない。 好き嫌いで片付けられるほど単純なことではない。ヴェスパタインとの繋がりは、もっと強くて、本物で―― 死んでみれば、との言葉が強く耳に残る。]
―――……撃てばいいじゃない! いや、貴方に殺されるくらいなら 自分で、―――
[頭に血が上って、しのぶから受け取った銃を己へ向ける。トリガーを引けば逝ける。頭と違って妙に冷たい両手で、それを操作しようと]
(55) 2011/12/10(Sat) 21時頃
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[カチン、とトリガーを引く。 次に目を開くときは、もう現世ではない。 そう、思ったのに]
……………。
[カチン、カチンと。 何度引いても弾は出ない。
手から拳銃が零れ落ち、床に落ちる大きな音が響いた。]
(58) 2011/12/10(Sat) 21時半頃
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だって、
[落ちる拳銃が足に当たって、床をくるくると滑る。ゆるりとレティーシャに向けた視線は、まだ色はなく]
(死んでしまったんだもの)
[声にならないその呟き。 レティーシャが手をあげたのが、見えた。]
(61) 2011/12/10(Sat) 21時半頃
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[叩かれた頬の痛みはあまり感じなかった。レティーシャが泣きそうな顔>>63でこちらを見つめる。 急に頭が冷えて、ゆっくりと双眸に光が戻り]
……ごめんなさい。 約束、破りそうになりました。
[少なくともその行動を取ろうとしたのは、根底に死にたいという願望があるからだろう。けれど、今はまだ。]
ごめんなさい。 まだ、傍にいますから……
[小さな彼女の身体を抱きしめる。未だふらふらと彼岸と現世の境を歩く自分を少し、呪った。]
(64) 2011/12/10(Sat) 22時頃
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――……いえ、いいんです。 頭に血が上っていましたし。
[ふるふると首を振り、僅かに口角を上げた。信じていい、そう言われると目を伏せる。 転げ落ちた拳銃。もし弾がきちんと込められていたら。今頃彼と、会えていたのだろうか。]
アンデッドのこと、私も正直よくわからなくて。 手がかり探し、続けますか?
[扉に目を向けるレティーシャから距離を置く。ベネットと話したいのだろうか、考えて彼女の行動を見守る。]
(69) 2011/12/10(Sat) 23時頃
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なんでしょう。 私でわかることであればいいのですが。
[視線の向けられた先は、彼女の手の中にある本。覗き込むようにそれを見て、小さく唸った。]
……レティさん。 私もその、……わかりません。
[ゆるり、首を振って。役に立たないなと笑った。]
(81) 2011/12/10(Sat) 23時半頃
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そ、そんなに笑わなくたって……
[漏れる笑い声に焦ったように声をかける。どこがそんなにおかしかったのだろうか、手をぱたぱたと動かして]
じゃあ、別の場所を探してみましょうか。 何もなかったら、ここをもう一度探すということでいかがでしょう。
[見つかるかどうかは怪しいけれど、この場所よりも可能性が高そうな場所にいくつか心当たりがあった。]
(94) 2011/12/11(Sun) 00時頃
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[レティーシャと共に部屋を出る。階段のほうへ身を乗り出して誰がいるのか確認したかったが、それはかなわなかった。]
そうですね。 この階を、探しましょうか。
[今は探し物を優先しなければならないと小さく頷いて、廊下をゆっくりと歩き始める。人影のないその長い通路に、靴音が高く響く。
廊下の窓から見える外は、既に日が昇っている。その眩しさに目を細めた。]
……鳥、飛んでますね。 空は平和、なのかな。
[屋敷の周りを飛ぶのは鴉か。くるくると空を飛ぶその姿があまりにも自由で、羨ましくなった。]
(100) 2011/12/11(Sun) 00時半頃
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ゾンビが引き寄せているのかもしれません。 ……それにしても、随分この屋敷を気に入っているようですけれどね。
[ゆるりと旋回する黒い翼へ双眸を向けつつも、レティーシャに小さく頷いた。 その彼女が不意に、息を呑むのが聞こえて>>105]
レティ、さん?
[身体をそっと反転させると]
あ……田原先生。
[階段の横をすり抜けていった彼の姿が思い出される。彼は、あの後どこにいたのだろう? 血塗れたその姿から目を背けた。その赤の中に、ヴェスパタインのそれが混じっているような、気がして。 彼は寧ろ、ゾンビと化した彼を止めてくれたのだ。不本意だったろうそれに止めをさしたことを、感謝しなければと思うのに。]
(106) 2011/12/11(Sun) 01時頃
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ローズマリーは、身体を支えるように、壁にトンと手をついた。
2011/12/11(Sun) 01時頃
ローズマリーは、遠くで鴉が鳴くのを聞いた、気がした**
2011/12/11(Sun) 01時半頃
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[田原から何か声が聞こえて>>108顔を上げる。それはごくごく小さく、聞き取ることが出来なかったけれど]
…………先生。
[小さく彼を呼び、首を振る。 責めるべきは彼ではない。飴をくれた優しい先生。あの行動もその優しさから来ているのだろう。そう、強く強く思って]
あの、っ……!
[声をかけようとして、彼は駆け去っていく。階段の先にその姿が消えたことに気がつけば、追うべきか迷い、結局足は動かない。]
レティさん、すいません。 私、あっちを探してますから……
[田原から背を向けるように、屋敷の廊下を再び歩き始める。独りにして欲しい、そう告げるように]
(123) 2011/12/11(Sun) 18時半頃
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