14 学校であった怖い話 1夜目
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(#0) 2010/07/28(Wed) 06時頃
聞きなれたチャイムの音、続く声色は酷くつまらなさそうな女学生の声。
「結局負けたの、つまらないなぁ。
出戻り組に期待したいけどそれも期待できなさそうね。
ほんとつまらないわ、貴方達はさっさと帰ってくれる?
ここは死の澱み、魂のブラックホール。
貴方達のような存在は迷惑だわ。
ああ、そうそう。
最期に一言だけ参加者同士で話をさせてあげる。
それと坊やに貸してあげた手首は返して貰うわね。
この世界は強欲なの。
生者に与えてあげるものは何一つないわ。
命があるだけありがたいと思いなさい。」
(#1) 2010/07/28(Wed) 06時頃
/*
という事で、エンドロールは死者は各自一発言分だけ生き残った人と交わしてもOKです。
ノックス、ラルフ、ホリーは生き残り組に当たりますが、鬼として会話を一言交わしたい場合は赤枠で何か語りかけてあげるのもOKです。
生者のテッド、メアリーはいくらでも反応してOKです。
その後折を見てセシルが二人を強制送還します。
ついでに中発言も解禁していいですよ。
*/
(#2) 2010/07/28(Wed) 06時頃
「けいたいばんごう?
ああ、その小さい電話みたいなやつね。
繋がらないわよ、こっちの世界に物質的なものは全て置き去りだもの。
あなた達の世界では多分失踪とか行方不明って扱いになると思うわ。
私は自殺してからこっちきたから肉体は向こうに置いてきたけど、
参加者は皆こっちで死んだからこっちの世界の所有物なの。
代わりに死んだ参加者にも仮初の体をあげたから会って話せば?
ああ、そういえば坊やはサイモン君に会いたかったんだっけ?
死体だけならこっちに移すけど?
また狐狗狸辺りにはグチグチ言われるけど、特別サービスって事で」
その声はどこか優しさのようなものも滲ませていただろうか、最後の一言にはどこか嫌そうな響きも滲ませながらセシルのような影は教官室の天井に浮かび上がっている。
(#3) 2010/07/28(Wed) 18時半頃
「ああ、交換した分は残ってるんじゃない?
そういう機械類はここ最近のものだから私は良くわからないけど。
残ってはいるけど掛けたとしても死者には繋がらない……
君に霊感があれば稀に繋がるかもね、
ただこっちにまた呼ばれる可能性があるからオススメはしないけど。
別に少しぐらいは待ってあげてもいいけど、
生者は基本的にこの世界には異物でしかないからそのうち追い出すわよ?」
肩を竦めて両手を肩口辺りまで上げ首を左右に振るジェスチャーを見せる、15年前には存在しない機械類は良くわからないと言った体。
オススメをしないという口ぶりの割には真っ赤な弧を描く口。
立体的なその影でテッドとメアリーを指差して急かすような口ぶりで告げる。
(#4) 2010/07/28(Wed) 20時半頃
「別にどっちからでもいいけどそっちのお嬢ちゃんは話したい相手いるかしら?
どっちかというと坊やの方が話したい人がいるのかなと思ってたけど。
狐狗狸を気に入ってたみたいだし、狐狗狸と会話すればいいのかしらね。
他にも霊能者の坊やとか、霊能者のお姉さんとか、
マリアンヌとか、話せる人はよりどりみどりよ。
ただ、もうあんまり時間はないわ。
こうしてるのだって私の個としての身勝手だから、
次に誰かが迷い込んだ時には水先案内人やらせてもらえないかも」
別にそれでも構わないといった風の影ではあるが、黒い影に浮かぶ赤い口元を見る限りでは焦りの色も伺えるだろう。
(#5) 2010/07/28(Wed) 23時頃
「君、もう少し言葉に主語付ける癖つけたら?
国語の評価悪いでしょ?
別に死んだ人から話しかけるって形でもいいけど、
その場合多分そっちも困ると思うわよ。
何話して良いのかわかんないのは死んだ子も一緒でしょ。
と言うか君、男なんだからうじうじしてないではっきりすれば?
文字通り今生の別れになるんだから思ってる事言えばいいじゃない。」
呆れたようにため息をついて、影が揺らぐ。
なんでここまでおせっかいを焼かなければならないのかといった風である。
(#6) 2010/07/29(Thu) 00時頃
ケタケタと影は口元に弧を描いて嗤い声を響かせる。
「君って素直だね。
悪霊の言う事真に受けてどうするの。
尤も実際君はもうちょっと勇気が必要だよ、何をするにしてもね。
大事な彼女を守らなきゃいけない時だって君は居なかった。
そうやって大事なものは失われる、生きてる限り精々悔いを残さない事ね」
どこか説教じみた天井の影、その影とは別、床からサイモンの顔が浮かび上がった。
「エイムズ、俺を殴りたいなんて酷いじゃないか。
こっちはこんな目にあったっていうのに、生きてるなんてずるいぞ。
俺を殴りたいならお前もこっちに来いよ。
そうすりゃいくらでも殴らせてやるからさぁぁぁ……」
語尾を伸ばしたままサイモンの顔は床へと消える。
「……まあ、サイモン君ならここで上手くやってけそうね。」
(#7) 2010/07/29(Thu) 00時半頃
― 回想 ―
黙って最期の分かれを告げる者達の成り行きを見ていただろうか、すると唐突に影が揺らめいて。
「残念だけどタイムアップよ。
これ以上は私がこの世界に消される事になりかねない。
生者の二人は元の世界へ帰ってもらうわ、それからここの事は忘れなさい。
覚えててもいい事はないし、何よりここの存在を助ける事なんて出来ないから」
全ての決定権はこの世界にある。
世界は現実も虚構もどちらの世界でもルールや法に縛られている。
鬼と呼ばれた怨霊達はそれ以上に世界そのものに魂を縛られている。
「誰も助ける事も、ここから逃げる事も出来ない。
だから死の澱みなのよ――」
最後に生者に聞こえた声はそこで途切れ、現実世界の部室で目が覚める事だろう。
そこには愛する者も、支え合った仲間も、裏切る事になった人も、誰も居ない、ただ、ゲームの勝者となった二人だけ。
けれど二人の携帯電話に登録されているメモリーが夢ではなかった事の証となるだろう。
(#8) 2010/07/30(Fri) 01時半頃
──キャスト──
パティ=アディソン ――― VF-19F
メアリー=マクベイン ――― kirara
マリアンヌ ――― kisaragi
ホリー=エディソン ――― akIka
テッド=エイムズ ――― crystaliza
ラルフ=マクベイン ――― mythomania
ノックス=マイヤー ――― kuryu
アイリス=エメリッヒ ――― coquette
オスカー=エディソン ――― soranoiro
(#9) 2010/07/30(Fri) 02時頃
──シナリオ──
all members
To Be Continued.....?
(#10) 2010/07/30(Fri) 02時頃
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