105 CLUB【_Ground】
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大事なことだな。
[愛玩動物としては、それが一番の存在理由とも言えよう。 目隠しで見えぬ男の顔は、少し眉根を寄せていた。 人間を悦ばせる為の生き物を、前に。]
ああ、明日。
[ちゃんと目隠しをしておけと言えば、はいと素直な返事が返る。 少し頭を撫でてやってから、仄かに濁した男自身の表情を隠した。 きちんと着替えを済ませてやれば、その頃には雄の臭いも薄まっただろうか。]
そろそろ寝ておけ。 まあ、緊張して眠れんかもしれんが。
[そう残し、男は部屋を後にする。]
(@0) 2013/12/17(Tue) 02時頃
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―研究ルーム―
[だいたいの動物たちの世話を済ませれば、男は研究室へと閉じこもる。 各部屋の温度や湿度の調整、今日得たデータの打ち込み。 逐一書かねばならない報告書に、新規の愛玩動物のプランニング。 UGグループだけではなく、前に送り出した商品のメンテナンス。 やることは山のようにある。 部下の二人はどうかしらないが、男には休みなどここ何年もあってないようなものだ。
大浴場での会話は、リスと蛇の世話の為に聞けていなかったが。 聞けたとしても男の態度が変わるわけではないだろう。 愛玩動物を、自分が製作するだの世話するだのを愛していないわけがない。 けれどそれは動物たちが求める“愛情”ではなく。 研究員としての義務であり。]
(@1) 2013/12/17(Tue) 02時半頃
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――――――。
[男が触れるロケット。 その指先に籠められたものには *なりえないのだから*]
(@2) 2013/12/17(Tue) 02時半頃
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いらっしゃーい。
─一週間後─
[きっかり一週間後。 来賓たちの訪れを 今回は先にVIPルームで待っていたティーは いつにも増してゆるい挨拶で出迎えた。]
(@3) 2013/12/17(Tue) 07時頃
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[一週間の間に、 出荷されたばかりのはじめて会う子とも 自己紹介くらいは済んでいて、
何かに追い立てられるように 仕事に没頭する上司の手足となって メンテナンスに、事務作業にと、奔走した。
溜まったペットの性欲処理は、ティーの場合 サムほど身を賭すわけでもなく フーほどぶっきらぼうでもなく やわらかな物腰と、繊細な手つきと、 あまい言葉を用いて、すみやかに頂へと導いてゆく。
そのときのティーは、 (彼らには見えないけれど) きっと誰よりも、やさしい顔をしている──**]
(@4) 2013/12/17(Tue) 07時半頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2013/12/17(Tue) 07時半頃
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─VIPルーム─
どーぞ。 今夜はもう、 ペットとも通信出来るよう設定済みだよ。
[>>32ひらひら端末を振るシメオンに、 にっこりと頷いた。]
(@5) 2013/12/17(Tue) 07時半頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2013/12/17(Tue) 08時半頃
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[VIPルームでのティーは 今夜も愛想を振りまいて 説明の合間にゆるーいトークを交えて 客の緊張をほぐしてゆく。
ミナーは借りた服を持って来ただろうか? 下着も一緒に持って来ていたら 受け取りは丁重にお断りしただろう。
先週とかわらぬダークブルーのスーツを着て 先週とかわらぬ靴をはいて。 先週と違うのは、 鏡に映らなかった後ろ髪が 一房ひょこんとはねていることくらいか。]
(@6) 2013/12/17(Tue) 09時頃
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[やっぱり今日も 請われなければ、ティーが自ら階下へ赴くことはない**]
(@7) 2013/12/17(Tue) 09時頃
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―回想・ホレーショーの部屋にて―
[>>0:373 素直に「わかった」と答えて、自ら腰を揺らすホレーショー。片脚を抱え上げたままでのその動きはいかにも煽情的だ]
そう、その場所をよく覚えときな。 与えられるのを待つだけじゃなくて、自分でも気持ちよさを見つけられるように。
[たとえば痛めつける行為を好む人間に買われても、そこから自力で、少しでも多く、快楽をかき集められるように]
ん……、大丈夫、
[目隠しに覆われた、固く閉じられた瞼。 モニター越しに見たことのある金褐色を想う]
逝きな。
[体の震えから波を推測して、ぐっと強く抉り込む。 またひとつ、部屋に満ちる精の匂いが濃くなった]
(@8) 2013/12/17(Tue) 10時頃
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[>>0:383 先ほどまでの切羽詰まった様子は落ちついたようだが、まだ頬に赤みはさしたまま。体勢を変えてねだる仕草に、ゆるりと笑みを浮かべる]
そうだな、いい子だ。
[内腿から、戸渡り、器具の振動に震える穴の縁を指で辿り、引き締まった腰を手のひらで撫で上げる。 左脇腹に刻印された製造番号。人とよく似た姿をしても、「造られたモノ」である証。それに触れるそのひと時、視線は微かに落ちて]
ん……っ、 ふ
[それからねだられるままに、その体に快楽を与え続ける。4度目になると絶頂までには充分な余裕があって、ディルドを深く押し込みながらペニスに口淫を施した。最後の精液を吸い上げると、口の中に暫し溜めて呑みこむ。は、と大きく息をつくと、微かに青臭いにおいがした、気がする]
(@9) 2013/12/17(Tue) 10時頃
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いえいえ、どーいたしまして。
[ホレーショーの笑顔と礼の言葉に、微かに眉下げて微笑みながら、髪をわしわしと撫でてやる。奔放な虎型ではあるが、生来の素直な気性ゆえにか、こういった所はとても行儀のいい子だ]
またいつでも相手してやるよ。 ……ほら、風呂入ってきな。目隠し外すのは、ドアの閉まる音がしてからな。
[撫でる手を名残り惜しそうに離して。事故のないよう背を向けると、ホレーショーの部屋を出た]
(@10) 2013/12/17(Tue) 10時頃
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―研究エリア・倉庫―
[使用済みの2本の器具を洗浄槽に放りこんで、は、と短く息をつき。壁に背を預けるとずるずると座り込む。通信用のイヤホンとマイクをむしり取ると部屋の隅へと放り投げ]
ん、 ぁ あ
[下肢に手を伸ばし、作業用のツナギの上から圧迫する。煽られて張り詰めたそこは、到底収まりそうもなくて、ファスナーを下ろして生身を取り出した]
……っ く
[声を殺して果てる瞬間、描いていたのはどの顔か。 気だるい余韻に浸りながら、ふと思い出したのは――**]
(@11) 2013/12/17(Tue) 10時頃
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―一週間後・研究エリアの調理室―
あれ?もうそんな時期? マジかー、お客様かー。
[給食係と揶揄される通り、今日も今日とて食事の準備。 いつもは真空パックばかりであるが、工場への申請がようやく通って、むやみなチェックを受けまくったキャベツや挽き肉たちがやっと揃った。いよいよ手料理なんぞ作ろうというのだから、給食係で間違いない]
やさいやさいやさい〜 やさいをたべると〜 あたまがよくなる〜 だったらいいな〜
[気の抜けた即興ソングとともに挽き肉をこねこね、ぺちぺち]
(@12) 2013/12/17(Tue) 10時半頃
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―寮・広間―
おらー、お前らメシだぞー
[いつもと同じ掛け声。配給口から手を出して皿を並べていく。 モニターをちらりと確認。せっかくの手料理だ、どうせなら温かいうちに食べてもらいたいのが人情]
こっちの皿がホレーショーで、こっちがテッドな。 熱いから気ぃつけろよ。
[深皿の中身はもちろん、湯気たつお手製ロールキャベツ]
(@13) 2013/12/17(Tue) 11時頃
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そー、お待ちかねのロールキャベツでござい。 人間が食うやつには玉葱入ってたりするんだけど、ちゃんと抜いてあるから安心しな。
[浮き立つのを隠し切れていないテッドの様子は、作り手冥利に尽きる]
プロの料理人じゃねぇから味の保証はしねぇぞ?
[笑いながら言うが、まぁ、そこそこ自信がなければこんな言い方はしない]
(@14) 2013/12/17(Tue) 11時頃
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はーい、どういたしまして。お前ほんとこれ好きなのな。
[ホレーショーの声に、笑いながら答える。 もちろん管理上は好き嫌いないのが好ましいが、こうして喜んでもらえると張り合いにもなるというもの]
……ん、どした?
[テーブルについたホレーショーが、すぐかぶりつくかと思えば。しばらくつついたり匂いを嗅いでいる様子に、少し首傾げて]
(@15) 2013/12/17(Tue) 11時半頃
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うん、元気元気。 サーもあれから変わりない?
[>>39灰銀の滝の奥の 義眼が見えるならばそれへと視線を合わせ にこやかにいくつかの言葉をかわしたあと、 以前座ったテーブルへお通しする。]
(@16) 2013/12/17(Tue) 12時頃
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[ヴェスパタインを案内して歩く途中、 男の左手が髪に伸びると]
!?
[気配を感じてバッと振り返った。
男が素知らぬ振りをすれば、 寝癖はそのままティーの頭に居座ることになるし 教えてくれたなら、慌ててレストルームに駆け込んで 跳ねた髪を水で撫でつけるけれど、 半刻もすれば、乾いた毛はやっぱりひょこんと跳ねて。
結局一晩中、その飾り羽のような一房は ティーの頭でそよそよと揺れていることになる。]
(@17) 2013/12/17(Tue) 12時頃
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―研究ルーム―
あ゛あ゛―――――――。
[この男が言葉を発したのは10時間振りとなる。 パソコンから目を離し、ぐっと背を伸ばす。 首から肩から腰からと悲鳴が上がるのは歳をとったせいだろう。 愛玩動物たちのように生き永らえたいわけではないが、老化現象は重なるにつれて勘弁してほしいモノだと思った。 ふくらはぎ辺りなんて一瞬つりそうになった。]
誰だよ無茶苦茶な新規立ち上げたの…ったく。 なんだツチノコって、意味がわからん意味が。
[この一週間で新たな空気清浄機は届いていただろうか。 だとすれば八つ当たりも含め、撲滅運動に煙草の消費は果てしなかっただろう。]
(@18) 2013/12/17(Tue) 12時頃
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[供される熱々のロールキャベツに 目を輝かせるのはペットばかりではない。
にこやかに微笑みながら、 ティーは必死で涎が出そうなのを堪えていた。]
(@19) 2013/12/17(Tue) 12時頃
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[一週間という間に、シマリスを“運動”させもしたし、他の動物の世話も多少はしただろう。 どの動物にしろ性行為を楽しむというよりは、データを集めるためであったり、 それこそ体調管理や個体の様子をみるような事務的処理。 男が甘い言葉や愛を囁くことはなかったし、誰かのように優しい笑みを浮かべることもなかった。 殊更、男が作り出したうちのひとつである虎や狼には。]
――――――。
[首に揺れる銀のロケットについて問う声があれば。 「四十路になるおっさんのささやかなオシャレです。」 なんて答えもしたが、そうではないことくらい誰の目にも明らかだろう。 何せもう、三日は風呂に入っていない。 さすがに少し臭うかと人間の男が鼻をならしてみたが、まあいいかと後回しにした。 それよりも、だ。]
(@20) 2013/12/17(Tue) 12時頃
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[ガチャ、バーーーーン!]
―VIPルーム―
[と、擬音でも飛び出しそうなほど扉を開け放ち、男はVIPルームにやって来た。]
牛乳。
[店員に言い放つのはたった一言それだけである。 他の客に目をくれることもなく、空いた席のひとつに座って煙草を咥える。 火を付けようと取り出す100円ライターが、重厚なカーペットに滑り落ち。 男の頭はうつらうつらと舟を漕いでいた。 風呂にも入れない、つまりは丸三日間、男はパソコンの前で寝ずに仕事をしていた事になる。]
(@21) 2013/12/17(Tue) 12時半頃
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[お亡くなりになった先代空気清浄機の後継は 前回のお披露目の翌日には届いていて、 箱を開けられて以来一週間、 休みなく過酷な労働を強いられている。
機械に労働基準法が存在しないことを フーは感謝せねばならない。]
(@22) 2013/12/17(Tue) 12時半頃
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[ツカツカツカ。 ドス。
音にすればそんなところ。 大人ムードを騒音でぶち壊した男が席に沈むなり、 笑顔のティーが衝立を運び込み、 フーの前に並べて置いた。
脂っこい髪の薄汚れた汗臭いおっさんは すみやかに客の視界より隠された。]
(@23) 2013/12/17(Tue) 13時頃
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[フーから休息と睡眠を奪ったツチノコプロジェクト。
フーのチームに来る前に、 前の研究チームでティーがなんとなく提出した企画書が 誰かの目の留まり採用されたものであることは、 墓場まで持っていく秘密となっている。]
(@24) 2013/12/17(Tue) 13時頃
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お疲れ、ツチノコだから。
[しっかり煙草だけは咥えたまま、けれど灯を点す道具は床に落としたまま 男はどこかしから聞いた、強ばったような声に返した。 だがしかし疲労により言語は崩壊気味である。 客を驚かした罪人は、衝立により大人の世界から遮断され。]
なんかあったら、こえ、―――ふぁへろ。
[大欠伸と言葉をまぜながら、ソファに沈みこんだ。 黒縁の眼鏡は外して、汚れた白衣の胸ポケットへ。 腕組み、頭を垂れて瞼を閉じる。]
(@25) 2013/12/17(Tue) 13時頃
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[良くできた部下だと思う、ティーもサミュも。 其々に思うままではあるが、仕事をこなしていることに変わりはない。 例えばこうしたきらびやかであるべき場所に、薄汚いおっさんが登場した時の対処としては宜しいモノではなかろうか。 ただし、それが昇給に繋がるかと言えば怪しく。 殊更、ツチノコプロジェクトだのどこかのアニメ業社みたいな名前の企画を発案などバレた日には。 先など特筆しなくてもわかるだろう、墓場の先が繋がってないことを願うばかりだ。]
(@26) 2013/12/17(Tue) 13時頃
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[それは食事が終わる頃。
ティーは端末を操作し、 マイクの出力先を 寮内向けの全体放送に切り替えた。]
はーい、みんなー。 ごはんはよく噛んで食べたかなー?
おなかいっぱいになったら 自己紹介をしてもらうよー。
ひとりずつ、広間の真ん中で 練習したとおりに言ってごらん。
(@27) 2013/12/17(Tue) 13時頃
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[耳が拾うのは、まだ壊れていない空気清浄機の比較的静かな音。 まだツマミが最大に回ってないのだろう。 それから動物を見る客の声、中にはあの面白かった彼のものもある。 研究員の「自己紹介」などが耳に届けば、衝立の向こう側で鼻で嘲笑った。 本当に動物園のようだ、もしくはサーカスか。 目を閉じたまま口元の煙草が揺れた。]
(@28) 2013/12/17(Tue) 13時半頃
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―寮・食事時の広間>>48―
作り方さえわかれば、案外簡単だぜ? お前らでも作れるんじゃねぇかな。
[とはいえ、工場にも寮にも、調理器具なんてものが置いてあるわけはなく。やりたいなら買われてから、というのは、この様子も見ているだろうお客様へのアピール]
…… ふ
[一瞬モニターに移ったテッドの笑み。 漏れそうになった笑い声を、テッドの性質を考慮して噛殺す]
そうか。そりゃ良かった。
[ただ笑みは抑えようもなく、嬉しそうに頷いた]
(@29) 2013/12/17(Tue) 14時頃
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おいしく…… あー、そっか。虎も猫舌か。
[待ってる>>50という言葉に一瞬首を傾げたが、その後の表現でそれを察して]
面白ぇ表現するなぁ。
[ゆらゆらがなくなったら食べごろ。 自分の語彙の中で精一杯に伝えるホレーショーの表現に、感心する心境はやや保育士にも近いのかもしれない]
わりかし好評だな。もうちょい手作りの割合増やすか……?
[ちびちびとつつくイアンや、ほっぺたいっぱいに頬張るチアキの様子も観察しつつ。 同じメニューの方が個体差もわかりやすいか、なんてそれらしい建前もあるにはあるが、同僚や上司にはやっぱり「給食係」と揶揄されそうである]
(@30) 2013/12/17(Tue) 14時頃
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あー。
[少し、モニターから聞こえる給食係の言葉が耳に残った。 気だるげに起き上がり、全員に届く設定で喋り始める。 言葉を選ばないのは悪い癖だ。]
サミュ、あんま過保護になんなよ。 わがままな個体になっても売りモンにならん。 甘やかせてやりてぇならお前が買え。
[声が酷く不機嫌なのは否めない。]
それらは、お前のモンじゃねぇ。
(@31) 2013/12/17(Tue) 14時半頃
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[真空でパックされた食事が届くのはなんのためか。 美味しくも不味くもなく作られている理由はなんなのか。 過剰な喜びや、幸せを与えてはならない。 買われる前に慣れてしまえば、買われた後の生活に合わなくなる可能性だってある。 わかっているとは思いながらも、男は立場上口を挟まざるを得ないのだ。 少し重い溜め息をついて、衝立の向こうから立ち上がる。]
空気が悪くなるな。 上にいる、なんかあったら呼べ。
[空気を悪くした自覚はあるらしく、男はティーに告げると 小汚ない姿のままVIPルームを離れようと歩き出す。 誰かが、動物でも、呼び出せば向かうだろうが なければ暫くは地上のバーへ向かうだろう。]
(@32) 2013/12/17(Tue) 14時半頃
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[イヤホンに届く上司の声>>@31。 何を言われても不機嫌を顔に出すことは少ない性分なのだが、今日のその言葉には反射的に眉をひそめる]
……わぁってますよ。
[怒鳴るまではいかないが、声が荒れた。
お前のものじゃない。 一番痛いところを突かれた]
(@33) 2013/12/17(Tue) 14時半頃
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あ? ったく、めんどくせぇな。
[届く声は動物のもの。 通信がというよりは内容が、少し頭を悩ませるものであったがため。 しかしこのトーンで声を発するにはいかない、八つ当たりのように扱うものでもない。 返事を返すのには何拍かを置いて、その間にVIPルームの扉を開けた。 ライターを落としたままだということには気が回っていなかった。]
(@34) 2013/12/17(Tue) 14時半頃
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[買われた先の生活に適応できなければ、結局不幸になるのは動物の方だ。 どれだけ合わない環境でも、飼い主のもとを離れられないのだから]
あー、もう。
[がしがしと頭を掻いて、配膳口の傍を離れる。 今の自分がここにいたら、気配や感情に敏感な動物は影響を受けかねない]
(@35) 2013/12/17(Tue) 14時半頃
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―研究エリア・更衣室―
[白衣とツナギを脱ぎ捨て、スーツに着替えていると、端末に着信が入る。 名前を見たら意外な相手で、そしてその内容に思わず眉下げて笑う]
(@36) 2013/12/17(Tue) 15時頃
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―地上一階、バー―
[ひとつふたつ、届く通信には咥えたままの煙草のフィルターを噛んだ。 脂っぽい髪がかかる襟足を掻き毟ると、伸びていた爪が軽く引っ掻き傷を作り上げた。]
――――――。
[浅く息が漏れるのは、何に対してか。 カウンターに座って頬杖をついていた。]
(@37) 2013/12/17(Tue) 15時頃
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[男がバーにいる間に、動物たちの愛らしい自己紹介が進んでいく。 一階のバーにはモニターがなく、見ることが叶わないのは残念だ。 しかし研究室にいけば録画データがあるだろう。 どれ程他の仕事が忙しかろうと、男は後でそれを再生するはずである。 客の一人が、男の言動や行動の端々から受け取ったように。 男は男なりに、愛をもって接しているのかもしれない。]
ティーには連絡しとくべきか。
[男が溢すのは「これから研究員が二人ともサボりまーす!」的なあれそれだ。]
(@38) 2013/12/17(Tue) 16時半頃
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―地上一階、バー―
[VIPルームに顔出すつもりだったのを、進路変更して1階のバーへ。 服装はいつものツナギと白衣から、きちんとしたスーツに着替えていた]
ティさん、すんません。
[小さく詫びて、サボタージュ。 店内を見回すと、見なれたボサボサ頭があった]
…… ども。
[第一声に迷って、なんとも中途半端な軟着陸。 それでもだいぶ元の調子に近づいてるのは伝わるか。 上司の隣の席につくと、店員に水を頼んだ]
(@39) 2013/12/17(Tue) 16時半頃
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[>>@30>>@31フーの態度は 昨日に比べたら全然ましなくらいだったから サムの会話など聞いていないふりをして 笑顔で客の様子を見ていたが、 フーが立ち上がり殊勝なことを告げて 上へ行こうとするのを聞けば 客からは見えないよう、すこしだけ苦笑を零した。]
あいあい。 そうしてくれた方が空気がきれーになって助かる。
[言葉はぞんざいだが、眼差しには安堵がにじむ。
気が付きすぎるのだ、フーは。 やっと寝てくれたと思ったのに、 結局はずっとペットたちを気に掛けて 休めずにいるくらい。]
(@40) 2013/12/17(Tue) 17時頃
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あとは、リスか…。
[思うことをティーに少し報告していたわけだが。 リスの方もまた気になる点がいくつか。 お仕事頑張ってね何て言われたなら、その分ベクトルが向くのは今の担当動物たちへだ。]
おう。 え、つか水かよ。
[こういうときって酒じゃねぇの、なんて思いながらも男の前にあるのは牛乳である。 汚い白衣とちょっと汗臭いTシャツで、隣に来た部下を眼鏡に映した。]
(@41) 2013/12/17(Tue) 17時頃
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[>>@34フーがVIPルームを出て行ってすぐ 衝立を片付けるためにフーのいたテーブルへ行くと 床にライターが落ちていた。
ティーは無言で拾い上げて内ポケットへ収めた。]
(@42) 2013/12/17(Tue) 17時頃
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や、さすがに上司飲んでないのに飲めないっしょ。
[水かよ、と言われて怪訝な表情。 しかしたしかに、バーで男二人ならんでノンアルコールというのもどうなのか]
え、もしかしておっさん、下戸?
[と、尋ねてから、いやいや、そういう話しにきたんじゃないと頭を振って]
えーと、 なんつか、その、
さっきはごめんなさい、 でした。
[どういう風に切り出すか、考えあぐねて。 結局のところ、ある子にもらった励ましをそのまま使う形になった。なんだかとってもぎこちない。 尻のあたりがむずむずして、目の前の水を一気に飲み干す]
(@43) 2013/12/17(Tue) 17時頃
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[自己紹介が進み、 小動物の気質を持つチアキが不安そうにしていても ティーから進んで話し掛けることはない。
研究所内の誰より一見人当たりやわらかくやさしげで ペットにも気を配っているように見えるだろうティーは 実のところ、スケジュールで定められた時間以外は めったにペットの元へは出向かない。
自ら進んで予定にない世話まで 焼こうとするサムには感心する。 何だかんだとペットの変化に気づいて 様子を見ているフーにも。
それも仕事のうちだということもわかってはいるが 多分、この先も。 ティーが今の態度を変えることはない。
なんてことは、 きっとフーには、とっくに気づかれているだろうけれど。]
(@44) 2013/12/17(Tue) 17時頃
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あれ、一応上司カウントなんだ?
[先程通信で送ったのとはまるで真逆の台詞を男は吐いた。 それもまたいつものような口調だ。]
いや、頭ばっか動かしてるとカルシウムが減るんだよ俺のなかで。 酒は好きだが、ここ何十年飲んでねぇな。
[普通必要なのはブドウ糖だが、男は「俺のブドウ糖はカルシウムだ」など謎論理を展開しそうである。 酒については、飲まないのが何のためかは口に出さなくてもわかるだろう。 あれは自然界には存在しない、故に。]
本当にな。
[黒縁に囲まれたガラス板が部下の一人を捉えるが、その言葉は先程のようなものではなく。 苦笑か自嘲に近い笑いと共に溢された。]
(@45) 2013/12/17(Tue) 17時頃
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[上階に消えた上司の元へ どうやって生命線をお届けしようか考えていると、 まさにフーからの通信が入り、視線を階段へ向けた。
突然のサボタージュ宣言。 二人揃ってどういうこと。
でも別に、今下へ行く必要もないし 様子を見て何かあれば向かう──でいいか、と VIPルームから動かない判断をしたところ]
(@46) 2013/12/17(Tue) 17時頃
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|
さっきな、「いい子にする」って言った奴がいてよ。
[カウンターに肘をついて、視線や顔はサミュから外す。 深い話をする時は、視線は合わせない方がいいと男は動物的知識として知っていたから。]
「いい」だの、「悪い」だので片せたらどんなに楽だろうなと思うわ。 歳とると、どっちでもあってどっちでもねぇみたいなのが増えて。 やんなるよな、ショージキ。
[男は謝るなとは言わない。 人として、情をもって当たり前であることを仕事にしているのだ。 だからこそ“研究員”として、あるべきように男は部下を叱る。 そして、だからこそ謝れとも言わなかった。]
(@47) 2013/12/17(Tue) 17時半頃
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[いい子にする、がんばる、好きだ、嫌いだ。 半分人の姿をして、動物たちはその言葉を口にする。 捻くれていても、意地っ張りでも、底抜けに明るくても。 彼らの純粋さが、眩しい。 あと少しで四十路に成ろう男には、その眩しさや純粋さはとうに失ったもの。 顔に出すことはなかったが、男は内心で溜め息を吐いていた。]
(@48) 2013/12/17(Tue) 17時半頃
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[>>73ヴェスパタインからの質問には]
ちょっと待って、 確認する。
[短く告げて、イヤホンマイクにぼそぼそ。]
(@49) 2013/12/17(Tue) 17時半頃
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フランクは、入った通信に、多少驚いて。返事。
2013/12/17(Tue) 17時半頃
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一応っスよ一応。
[チームに配属された当初はまともに敬語も使ったし、さん付けもしていたが、今やすっかりこのザマである。 けれど本当に認めていないならば、この軽口もあり得ないわけで]
好きなのに飲まないとか、もったいね。 ……まぁ人のこと言えないけど。
[氷の入ったグラスをぐるぐると回して]
(@50) 2013/12/17(Tue) 17時半頃
|
|
[「いい」「悪い」でくくれない。その言葉を、コップの水面を眺めながら聞く]
そう、っスね。いいも、悪いも、割り切れない。 何が幸せで、何が不幸なのかも。
[ポケットから出す古いパスケース。 そこに挟んであるのは真っ赤な鳥の羽根。 この上司なら、その羽根が普通の鳥のものでないことくらい容易にわかるだろうか]
なんつか、あれ、痛いとこ突かれてました。 「お前のものじゃない」ってやつ。
……俺の仕事って、おおよそ動機が不純なんス。 自分勝手な、罪滅ぼし。こいつと、地下にいるあいつらは違うって、わかってるのに。
(@51) 2013/12/17(Tue) 17時半頃
|
|
[返事を聞いて、ヴェスパタインだけでなく、 客全員に聞こえるように声を上げる。]
寮への放送は ココ 押したら出来る。
ほんとうに、フロア全体に響くから すっごい大きな音とかはやめてあげてね。
(@52) 2013/12/17(Tue) 17時半頃
|
|
[>>96>>99シメオンからも、いくつかの問い。]
うん、野菜も食べるよ、この子たちは。 あのロールキャベツからは たまねぎ抜いてあるけど。
もっと詳しく食事について知りたかったら、 給食係のおにーさんに聞いて。
挨拶するように、さっき言っといたから サミュエルっていう研究所員がそのうち来ると思う。
小切手も使えるよ。 大抵の支払い方法は、使える。
[お客様のことは信用してますから、という笑みで 肯定の頷きを見せた。
(@53) 2013/12/17(Tue) 17時半頃
|
|
──じゃ、 オレはちょっと、ペットの様子見て来るねぇ。
オレにご用のさいは、端末で声かけて。
[上司に命じられて渋々、という様子は見せず あくまでにこやかに客に告げてVIPルームを出て行った。]
(@54) 2013/12/17(Tue) 18時頃
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|
[次第に崩れた口調も、おっさん呼びも、嬉しく思わなかったと言えば嘘になるだろう。 人間は嫌いだが、人間も動物だ。 何より本当に嫌いなのは――――――。]
しあわせ、な。
[何を幸せとするのだろう、何が幸せになるのだろう。 生み出す愛玩動物たちの、それを買う客の。 それを見送る、この部下の。 目に見えた赤い羽根、例えそれだけ出されてわからないものだったとしても話の流れで知れる。 応じるように揺れるのは、銀のロケットだ。]
(@55) 2013/12/17(Tue) 18時頃
|
測量士 ティソは、メモを貼った。
2013/12/17(Tue) 18時頃
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どうしたんだ、“そいつ”。
[落とす声は、柔らかく。 無理に聞こうとは思わない、けれど吐き出しやすいようにと。 言葉を選んで、落とす。]
(@56) 2013/12/17(Tue) 18時頃
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[手入れの行き届いた扉が ほとんど音も立てずに閉まる。
ティーは眼鏡を外し、こしこしと目を擦った。]
────。
[表情にはほど遠い虚(から)の面は 眼鏡をかければ嘘のように掻き消えて くっと口角を上げたやわらかい笑みに変わった。]
(@57) 2013/12/17(Tue) 18時頃
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[上司の首にかかるロケットの意味を、自分は知らない。 けれど、自分のことを気になったのは、上司が時折零す言葉の響きが、無意識下で呼応したのやもしれず]
……亡くなりました。4年前かな。 主が事故で死んで、1年頑張ったけど、やっぱり長くもたなかった。
親父が主だったんス。まぁ、たいしたゲス野郎で。 俺が主だったら幸せにしてやるのに、ってずっと思ってた。 でも、親父のいない最後の一年の方が、こいつはよっぽど悲しそうだった。
(@58) 2013/12/17(Tue) 18時頃
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─地下二階 寮フロア─
[ペットたちの展示用生活フロアに降りて来たはいいが 配膳は済んでいるし、 急いで性欲処理を必要としている子もいない様子。
研究員用通路に佇んで、 壁に寄りかかってぼんやりとしている。
通信機を使い、 一匹一匹声を掛けてやればいいのだろうけれど ティーはまだ、どこか渋っていた。]
(@59) 2013/12/17(Tue) 18時頃
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[張り付いたような笑みが薄い唇を彩っている。 アイスブルーが幾度か瞬いて、 ふ、と短く二酸化炭素を吐き出した。
任せた、と言い切った上司の声を思い出した。
ティーは、まるでこちらがサボってでもいるかのような ゆっくりとした歩調で歩き出した。]
(@60) 2013/12/17(Tue) 18時半頃
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ティソは、歩みを止めず、指先でイヤホンマイクに触れる。
2013/12/17(Tue) 18時半頃
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……どうしたらよかったんスかね。
[どんなに心を尽くして世話しても。 あの酷い主が与えた「愛」に叶わない。それが傍からは、どんなに不幸に見えたとしても。
幸せにしてやりたい。幸せになってもらいたい。 焼きついた想いの答えは未だ出せないまま]
(@61) 2013/12/17(Tue) 18時半頃
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[入った通信に、 やっぱり気づいてるんだ。とため息。]
(@62) 2013/12/17(Tue) 18時半頃
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そうか。
[赤い羽根の動物はどんな容姿であったろう。 美しく鳴いたのか、幸せを謡えたのか。 思うことが多々あれど、男は口を挟まなかった。 重ねるのは仕方がない、けれどそこに“そいつ”が現れることはない。 サミュも分かっているだろう、だからこそ辛く、だけど重ねる。 人間は、そういう生き物だ。 男も、例に漏れることなく。]
(@63) 2013/12/17(Tue) 18時半頃
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[声の大きな虎の子の声も漏れ聞こえて来て、 仲睦まじい様を想像し、ティーは思わずくすりと笑った。]
(@64) 2013/12/17(Tue) 18時半頃
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どうも、出来んよ。 そういう風に、作ってんだから。
[そのプログラムが解ければ、どんなにいいか。 どんなによかったか。 聞かせたくない言葉を遮るように、ロケットを掌で包んだ。]
二度とそんな想いさせたくねぇだろ。 虎や蛇、リス、鶯にフェネット、狼。 だったら、今やれることがあんじゃねぇか?
[たん、と、履き潰したサンダルが床を叩く。]
ひでぇ飼い主に当たらねぇように、チェックするのも俺らの仕事だ。 …そうだろ?
(@65) 2013/12/17(Tue) 18時半頃
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|
[通信を続けながら、足はそれぞれの部屋へと。
広間に集まっていることは知っているが、 一応ノックと共に中を覗く。
何匹かは、カメラに気付き始めていると、 フーから告げられていたから、 各部屋に設置されたカメラに異常がないか 部屋の中まで入り、近付いて一台ずつチェックして行く。
その間、ペット用の通路に通じる扉は、 急にペットが入って来ないよう、中から鍵を掛けた。]
(@66) 2013/12/17(Tue) 19時頃
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[どうにもできない。 わかっていたこととはいえ、その言葉は重くのしかかる。けれど、]
そう、っすね。
[床叩く音とともに、意識は過去から今へと。 担当している動物たち、それぞれの顔が脳裏に浮かぶ]
代わりじゃねぇけど、みんな可愛い大事な子たちだ。
[目を閉じて、深く息を吐く]
あいつらのために、今の立場でできることを。 ……うん。
[うん、うん、と自分で何度か頷いて。 ちろりと、視線を隣へ向ける]
(@67) 2013/12/17(Tue) 19時頃
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ありがと、おっさん。なんとかやってけそう。 ……お礼に、おっさんが話したい時は聞くよ。 牛乳もおごるぜ。
[にやり、生意気に笑ってみせた]
(@68) 2013/12/17(Tue) 19時頃
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[こちらの声は、持ち主にしか聞こえないだろうけれど テッドの端末からは、いろんな声が聞こえて来る。
泣きそうを通り越して、既に泣いているチアキの声も。]
(@69) 2013/12/17(Tue) 19時頃
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[最初にテッドの部屋を見て、 何も変わっていないのを確かめてから、 部屋の中にあるものには一切手を触れず、 入ったこともわからない状態で外に出る。
鍵は一見するとないように見える、電子製。 研究職員の持つ カードキーにのみ反応するようになっている。]
(@70) 2013/12/17(Tue) 19時頃
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[部屋から出て、扉を背にし、立つ。 音にせず、今言ったばかりの舌の上でなぞった。]
────、
[しがみついて 相手のことだけ考えて 相手のことだけを見て
そのプロセスは、まるで、恋に似ている──。]
(@71) 2013/12/17(Tue) 19時半頃
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|
ま、そういうこったやな?
[誰かを諭すほど言葉が上手いとは、男自身思わない。 心配が通じたのか、伝えられたのか。 持ち直したような様子に、珍しくにっと笑った。]
あいつらのことも、愛してやってくれ。 勿論、“研究員”としてな。
[徐に手を伸ばす。 牛乳一杯奢るだの調子のいいことを言う部下に手を伸ばし 逃げなければ髪をぐっちゃぐちゃにかきまぜた。]
(@72) 2013/12/17(Tue) 19時半頃
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[恋なんて
かれらにとっては、 飼い主の決定とともに、 簡単に書き換えられてしまうものだけど。]
(@73) 2013/12/17(Tue) 19時半頃
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[もし、辛くてどうしようもないのだと言われたら。 この仕事が辛いだけだとしたら。 若い内に、他の道がある内に、「辞めるか」と問うつもりだった。 この仕事をやめれば、客としてなら、安心して動物も引き渡せる。 部下がどれだけ愛玩動物に想いを寄せても。 “部下”でなければ、と。]
なあ。
[少し、少しだけの間をおいて。 男は“サミュエル”に告げる。]
(@74) 2013/12/17(Tue) 19時半頃
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[歩き出す。
次の部屋へ。 可愛いペットたちへ、飲ませる甘い薬(うそ)は ティーにとっては、苦い毒(ほんとう)かもしれなかった。]
(@75) 2013/12/17(Tue) 19時半頃
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|
[次に行くのは、ホレーショーの部屋。
先週サムが、リクエスト以上の激しさで H(長いので、普段はエッチと呼んでいる)を攻めたてた際 何度かカメラを意識させるポーズを取らせていたから もしかしたらこの仔も気づいたかもしれない、と。]
(@76) 2013/12/17(Tue) 19時半頃
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|
ういっす。それはもう、ばっちりお任せあれ。
[動物たちのために出来る限りのことをしてやりたい。 もともとの動機は不純でも、その部分に嘘はない。 フーの見せた笑みに、くすぐったそうに肩揺らして]
うぉあ!
[髪をぐしゃぐしゃにされると、オーバーなリアクションで肩をすくめる。 けらけら楽しげに笑うその様子は、「研究員」として動物たちを幸せにしたいという、想いを再確認した安堵も含んで]
(@77) 2013/12/17(Tue) 20時頃
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[ふいに、投げかけられた声。微かに首を傾げて見上げ]
……っ、
[微かに、揺れる眼差し]
(@78) 2013/12/17(Tue) 20時頃
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ッ!! ……ゎ、
[キィン、と 左から右へと鼓膜を貫いて声>>139が突き抜けた。]
(@79) 2013/12/17(Tue) 20時頃
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…────っぷ、 あはは
[誰もいない廊下。 Hの部屋の前で一人ころころと笑う。
一頻り笑ってから、一言だけイヤホンマイクに語り掛け]
(@80) 2013/12/17(Tue) 20時頃
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|
[一旦受信のみに切り替え、
眼鏡を支える銀の蔓に指先で触れながら、 ほんの一瞬、顔から笑みを消した。]
(@81) 2013/12/17(Tue) 20時頃
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|
[どの子もみんな、いい子で。
言葉をかわすたびに、 胸の奥にチクリとした痛みが走る。]
(@82) 2013/12/17(Tue) 20時半頃
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[アイスブルーを覆う薄玻璃の鎧に、罅が入る音がする。]
(@83) 2013/12/17(Tue) 20時半頃
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[グシャグシャにした髪は男のものと違い、サラサラとしている。 喪った羽根を持ち、重ねて、罪滅ぼしとしても。 幸せにしてやりたいと向き合う姿は男には、眩しく。 囁きに返された言葉もまた、同じ。]
――――――よし。 じゃあ、客の方は“任せる”ぞ。
[ボサボサにしてしまった髪を元に戻すように数度撫でて。 手を、離した。]
(@84) 2013/12/17(Tue) 20時半頃
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[ティーがいるのは、 寮をぐるりと囲む形に作られた研究所員用の通路だから、 内側を移動する愛玩動物たちとは出くわさない仕組み。
けれど、Hの大きな声は、 部屋一つ挟んでもよく聞こえた。]
──!
[薄い球面レンズの奥で、アイスブルーの瞳が揺れる。]
(@85) 2013/12/17(Tue) 20時半頃
|
|
俺はちょーっと、サボりな。
[まだ少し、客側にも動物側にも行く気になれない。 話を聞くと言ってくれた部下、頼れる部下。 けれど部下だからこそ、言えぬこともまたある。 銀が寂しげに揺れる、その意味を。]
少ししたら世話回るわ。 リスとも約束してあるしな。
[そういって、男はカウンターに残るだろう。]
(@86) 2013/12/17(Tue) 20時半頃
|
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[フーへと、チャンネルを合わせようと指を彷徨わせ、 その手を握る。
「任せる」と言われたのだ。
信頼を、裏切りたくない。]
(@87) 2013/12/17(Tue) 20時半頃
|
|
[ぐしゃぐしゃになった髪を撫でつけられて、されるがままに目を細める。頭を撫でられる機会なんてそうそうなくて、大人になったら尚更のこと。ちょっと、くすぐったい]
あれ? ナチュラルにサボタージュ続行?
[冗談めかして首傾げる。 けれど言ってしまえば、自分もさっきまで共犯だったわけで]
了解、それじゃあ先いってきます。 あ、チアキのとこ行くならお礼言っといて。 後でおれからも直接言うけど。
[敬礼気取って手を上げて。 カウンターのところで別れると、VIPルームへ向かうためにエレベーターへ向かった]
(@88) 2013/12/17(Tue) 21時頃
|
|
[握った拳は、そのまま目の前の扉を軽く叩いた。
コツンコツン。 ノック二回の後、声を掛ける。]
H、ティーだよ。 部屋の中、ちょっと点検したいから、 目隠ししてくれる?
(@89) 2013/12/17(Tue) 21時頃
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サミュエルは、エレベーターでVIPルームへ**
2013/12/17(Tue) 21時頃
|
この三日間の休憩を一気にもらうだけだ、何が悪い。
[寝不足だと付け足して、男はサボタージュ準備万端である。]
はいよ、お礼ねリョーカイ。 ま、なんかあったら呼び出せよ。
[敬礼気取りの手には、ぴっぴと手を振って返し。 別れてから、少し、息を吐き出した。]
(@90) 2013/12/17(Tue) 21時頃
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入るね。
[返事>>155を聞いてから、もう一度断りを入れて扉を開けた。 散らばる絵本を見て、首を傾げる。]
本を読もうとしてたの?
(@91) 2013/12/17(Tue) 21時半頃
|
|
[サー・ヴェスパタインの自己紹介>>150を聞いたのは、 Hの部屋に入る前。
なんだか、演説みたいだと思ったけれど、 好奇心の強いペットたちには 合った方法かもしれないと、感心した。]
(@92) 2013/12/17(Tue) 21時半頃
|
|
―一階、バーカウンター―
[端に行くような控えめな男ではない。 だからと言ってテーブルで酒を飲むわけにも行かない。 カウンターの真ん中、体を突っ伏している。]
――――――。
[シャラリと銀色のロケットが横たわった。 ゆっくりと首からほどき、固く閉じた蓋をあける。 きらりと反射する銀が、黒縁のガラス板に映りこむ。 そこに映るのは――――――。]
(@93) 2013/12/17(Tue) 21時半頃
|
測量士 ティソは、メモを貼った。
2013/12/17(Tue) 21時半頃
|
なんだろうな、しあわせって。 なんなんだろうな、愛って。
―――――――なぁ?
[動かす唇、ふと重くなる瞼。 開いたままのロケットを握り締めて、少し。]
(@94) 2013/12/17(Tue) 21時半頃
|
|
落ちた絵本、棚に戻すよ。
[見えない相手に、心配させないよう 行動のいちいちを口に出す。
はじめて子供に買ってあげるような 簡単なひらがなとカナばかりの本を拾い上げ 気紛れに、ぱらりとめくる。]
Hもがんばりやさんだね。
[絵本の中では、しろいねこの男の子が 友達のうさぎやこぶたと ブランコに乗ったりお風呂に入ったりしている。]
(@95) 2013/12/17(Tue) 21時半頃
|
|
んあ?
[薄い夢に似た中、掛かる声に引き戻される現実。 顔を上げれば見えるのは、客の顔。 それも、御大層なことを抜かしていた一人。 あからさまに眉にシワがよる。]
どぉも、らっしゃいませ。
[ぱちんと開いたままのロケットを閉じる。 モソモソと起き上がり、首にまたつるせば元通り。 強いて言えば三日風呂に入ってないために、多少汗臭いか。]
(@96) 2013/12/17(Tue) 22時頃
|
|
ひとりで頑張らなくて、いいんだよ?
[商品価値、と口にするHに、 絵本をめくる手が止まった。
顔をあげ、目隠しをした顔をじっと見る。]
なんにも知らなくても Hはまっすぐでいい子だから、 絶対いい飼い主が見つかるから。
[揺れる耳が、好奇心を示す。 かれらの外観にわざと残された動物的特徴には、 感情の動きが如実にあらわれる。
知られたくない内心を隠すこともままならない 不自由な生物だ──。]
(@97) 2013/12/17(Tue) 22時半頃
|
|
疲れてんのはツチノコのせいだ。
[け、と舌打ちまでして見せるのは半分以上本気の愚痴である。 ふざけた企画立案者め、わかったらただじゃおかねぇ。 なんて思いながらも真面目に研究は進めるし、目の前の彼にはなんのことだかわからない話だろう。]
想いもくそもねーよ、こちとら商売だっつの。 売れにゃ、こんだけ働かされてる採算とれんだろ。
[いくら口で取り繕っても、滲むものは滲む。 それを受け取られているとも知らず、男はやはり刺のある言葉を選んだ。 これで「こんな奴が作るものなんて」と離れてしまうような飼い主なら、男は認めることができないと。 それ故に。]
(@98) 2013/12/17(Tue) 22時半頃
|
|
[>>@97そこまで考えて、パタンと絵本を閉じた。
馬鹿な考えだ。 そうあるように、作ったのは自分たちなのに。]
サー・クロイツ・ヴェス──……サーは、 もと、軍人さんだったひとだよ。
[振られた数字の順に、 ちゃんと絵本を棚に並べなおす。]
今夜は、四人、お客さんが来てる。 もう、みんなと話をした?
(@99) 2013/12/17(Tue) 23時頃
|
|
[何やらそれこそ御大層な妄想をされていたような気がするが、第三者から見ればそういうことになるのかもしれない。 男の不器用さも、棘でしかない愛も、それ故の品定めも。 男にその自覚があるかと言えば、また話は変わってきてしまうけれど。]
手先は器用なんだけどな、あと頭脳明晰。
[本当に思っていることなのだろう、なんの恥ずかしげもなく男は言ってのけ。 続く言葉と育ちのよさげな口調。 それに丁寧に下げられる頭に、落とす声は小さく。]
(@100) 2013/12/17(Tue) 23時半頃
|
|
[叱られたと聞いて、本棚を離れ、Hの傍に寄る。]
となり、行くよ。
[ティーより大きな身体の横に ちょこんと腰をおろし、ぽんぽんと背中を叩いた。]
みんな、Hが飼い主に好かれるようにって、 考えて、準備してくれたんだろうね。
[それはわかるから、否定することは出来なくて 力なく垂れた尾や耳を見ても 宥めるよう背を叩き続けることしか出来ない。
フーの名が出れば、手は止まり]
フーがそう言ったなら、そうしなきゃ、だめだよ。 オレは────……
(@101) 2013/12/17(Tue) 23時半頃
|
|
寝る暇、ねぇな。
[正しくは“寝てる暇”だが、男は牛乳を飲み干してゲフッと喉をならした。 身なりだけで言えば男の方が余程獣のようだ。 さて、いつまでもここでサボりを決め込んでおくわけにも行かない。 首筋に手を伸ばして、ゴキリと鳴らした。 ついでに揺れる銀色のロケットに、ほんの少し息を詰め。]
言わねぇよ、お前以外に。
[自嘲を落としてから、歩き出す。]
(@102) 2013/12/17(Tue) 23時半頃
|
|
[にこり。]
どうせ、お腹すいたとか、そんなときだろー? オレよりサムを呼んだ方が、 おいしいものにありつけるよ。
[喉まで出掛かった言葉を飲み込んで 笑顔の下に、すべてしまいこんだ。]
赤くはないけど、うん、そう。 鉄砲持った、すごく強いひとだよ。
……あぁ、ふむ。
[まだ、クロイツだけ。と聞いて、カメラを見上げる。]
(@103) 2013/12/17(Tue) 23時半頃
|
ティソは、髪の匂いを嗅がれると、くすぐったくてくすくす笑った。
2013/12/17(Tue) 23時半頃
|
―研究ルーム経由、通路―
[男はいつもの調子を取り戻すように、研究ルームで録画を再生させた。 咥えた煙草は白煙を充満させていき、空気清浄機の体力をゴリゴリ削る。]
――――――。
[動物園かサーカスか、そう口にしたが。 誰もいないこの空間で一人この映像を見れば、ほんの少し頬を緩めた。 慣れぬことを懸命にする仕草、フェネットは自己紹介をしなかったようだが。 どの反応も、愛らしい以外の形容がこの世の中に落ちているだろうか。いや、ない。 決して態度にも口にも出すつもりはないが、どの個体も特別だ。 代わりなど誰一人いない。]
おし。
[チェックも終わり、声を送るのはシマリスへ。 ご褒美と、少し気になることをチェックするために。]
(@104) 2013/12/18(Wed) 00時頃
|
|
うん、……うん。 つまり、とっても大事にされてるっていうこと。
[生まれたばかりで 金だの利益だのの話をされても、 わかるはずもないのに。
困った担当者に心の中で呆れつつ、 身じろぐおおきな身体を、またぽんぽんと叩く。
隣にいるから、力の抜け具合も伝わって来る。 やさしくてきもちいい。 飾り気のない言葉に、 またどこかで罅が広がった気がした。]
(@105) 2013/12/18(Wed) 00時頃
|
|
あ?
[幻聴か、いや違うらしい。 同じく眉間にシワを寄せる動作、まるで似た者同士かなにかかと。]
(@106) 2013/12/18(Wed) 00時頃
|
|
[気配でなんとなくわかるのだろう。 カメラを見上げると、不思議そうな声が上がった。
カメラ自体は、一見するとわからないように なんの異常もなくそこにあった。]
んー?
[だから、ものまねをして誤魔化してみる。 何かあったのかと、むしろ問うように。]
(@107) 2013/12/18(Wed) 00時頃
|
|
[頭に、肩に、心地よい重みがかかる。 とてもあたたかくて、安心する温度。
だから、腕を伸ばしてぎゅうっと抱きしめてから すぐに、身を離した。 離れたかった、なんて、気付かれないように 思い切り、抱きしめる腕には力を込めた。]
忙しいけど、 いいよ、あそぼう。
[気のゆるまない距離で、 同じように首を傾げて、囁くように言う。
客は、何を見せれば喜ぶか。 思考をそちらに切り替えて──。]
(@108) 2013/12/18(Wed) 00時半頃
|
|
―寮・シマリスの部屋―
遅くなった、いいか?
[ノックの音は軽く、口調はいつもと変わらず。 男は温かく設定された部屋の扉の前。 入る旨を教え、返事があるまでは動かない。]
――――――。
[その間少しの考え事だ。 機材トラブル、いやいやまさか。]
(@109) 2013/12/18(Wed) 00時半頃
|
|
[声が返り、ゆっくりと扉に手を掛ける。 音はわざと聞こえるように鳴らす、大きくもなく小さくもなく。 部屋に入れば先週よりも、煙草と汗の臭いが近くに寄るだろう。]
正座、解いていいっつーの。
[生真面目さか、初めに緊張しやすい固体ゆえか。 傍により、手を伸ばす。]
触るぞ。
[その一言を告げることは忘れず、膝に手を置いた。 足を崩せと、撫でる。]
(@110) 2013/12/18(Wed) 01時頃
|
|
[揺れる太い尾を、付け根から先端まで ゆるりとティーの手が撫でる。
そこが弱いと知っている、迷いない手つきで。]
我慢も上手に出来るんだね、Hは。 ……どれくらい、我慢出来るんだろうね?
[鳴き声は、先週サムが、存分にあげさせた。 だから、今日見せるのは、違う姿であるべきだろう。 思惑を繊細な指に乗せ、 時折毛を逆撫でするように、何度も尾を撫でる。]
(@111) 2013/12/18(Wed) 01時頃
|
|
ん、ああ、すまん。 忙しくて風呂に入れてねぇ、悪いな?
[ふすふす、音が鳴る鼻にそっと指をくっつけて。 つん、と指先でつついた。]
まあ、“人間”の雄の臭いにも慣れとかねぇとな?
[半分は風呂に入っていない言い訳のようであったが。 目隠しの下にあるとわかる期待の眼差しに応えるよう 男の手は鼻先から、先ずは頭に移動した。 揺れる尻尾と同じリズムで、頭を撫でる。]
よく頑張ったな。
(@112) 2013/12/18(Wed) 01時頃
|
|
うん、がまんするのは、とても大事。 きみたちを飼えるくらいのひとは、みんな忙しいから、 なかなかあそんでもらえないかもしれない。
それでも、ひとりあそびを嫌うひともいる。
[左手で執拗に尾を撫でつつ、 右の指はHの上着の裾をまくり、 逞しく割れた腹筋をあらわにさせて、そこを擽る。]
(@113) 2013/12/18(Wed) 01時頃
|
|
だから、ほんとうに我慢出来るか、 いっぱい見せてあげないと、 ねぇ。
[寝そべったおおきな身体に 細身のティーの身体が覆い被さるように腰を跨ぐ。]
(@114) 2013/12/18(Wed) 01時半頃
|
|
[眉根を寄せたのは通信に、乗せられなかった男自身の言葉に。 目隠しをされていてはシマリスにも見えないだろう。]
まあ、それなりにな。
[仕事の忙しさを、愛玩動物である彼らに伝えても仕方ない。 匂いを嗅がれた指先は、頭を何度か撫で上げ。]
ああ、あ?
[肯定のはずの言葉は疑問に書き換えられることとなる。 伸びてきたシマリスの手が、男の輪郭に触れ。 確かめるようにして頭を撫でる。 こういう風に飼い主の疲れを癒す、そんなことが出来る個体も在る。 いいデータだと、どこか冷静に書き込むのは脳内。]
(@115) 2013/12/18(Wed) 01時半頃
|
|
おいおい、あんまさわんな汚ぇから。
[怒っているわけではないが、べたべたの髪を触られる趣味はなく。 リスなりの気遣いと行動を無碍にしたいわけでもない。 ただ、言葉に温もりがない分冷たく感じられてしまうかもしれない。 満足そうに鳴いているので、それほど強く拒否もできず。]
無理、してねぇから安心しろ。 俺のこと怒る奴なんてそうそういねぇし。
[立場的な意味でもあるが。 強いて言うなら、煙草を吸う時にティーから抗議の咳払いを受けるくらいだ。]
ま、気遣い出来るのはいいことだ。
[男の指がリスの頭から耳に移る。 そう、癒されに来たわけではないのだと。]
(@116) 2013/12/18(Wed) 02時頃
|
|
[VIPルームへ向かうエレベーターの中、端末に残されたメッセージに気づく]
お、上手に使えてんじゃねーか。
[思わず顔を綻ばせる。 その様子はやっぱり多分に保護者的]
(@117) 2013/12/18(Wed) 02時頃
|
|
謝らんでいい。
[へしゃった耳を強く握ってしまわぬように指先で撫で上げる。 両手で両耳を、そこから先ほどリスがしたのとは逆のように 輪郭を滑り落ち、喉元を擽り。]
お前は、素直で従順なのがいいところだが。
[指先は検温をかねてのもの。 男の愛撫に肌が粟立つようならば、少し熱を帯びていようか。]
常に「いい子」じゃなくて、いいんだぞ?
[そして手は、締められたネクタイを解く。 衣ずれ、そして落ちるネクタイがモニターに映る。]
(@118) 2013/12/18(Wed) 02時頃
|
|
ーVIPルームー
[先週は寄り付かなかったその階層。フロアに降り、スタッフに会釈すれば奥に通される。 見える範囲を見渡せば、そこにティーの姿はなく、恐らくは寮にいるのだろう]
ご挨拶が遅れました、今回UGグループを担当しております研究所員のサミュエル=アルノーと申します。 以後お見知り置きを。
[フロアでモニターを眺める客たちに、丁寧な口調で第一声の挨拶を。 服装こそ違えているが、客の方からは先週虎の世話をしていた男だとはすぐにわかるだろう]
(@119) 2013/12/18(Wed) 02時頃
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[一度、カメラに視線を向けた。 その先にあるものを意識したのだろう。 “意識した”という事を認識して、酷く、眉を寄せた。
「これだから嫌いなんだ。」
今吐き出せる最大の嫌悪。 それを向けるのはたった一つ。 何よりも誰よりも嫌いな。
――――自分自身に。]
(@120) 2013/12/18(Wed) 02時半頃
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[あまり、スーツは好きではない。特にこういう接客用の仕立ての良いスーツは苦手だ。鏡に映る姿が年々、忌々しい父親に似てきている。
たとえば社交の場に明るい客なら、面差しと『アルノー』という名前に、ある故人の実業家を思い出す者もいるかもしれず]
(@121) 2013/12/18(Wed) 02時半頃
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[しなる背筋、作られた若さ故にその筋肉の動きも見事なものだ。 愛嬌、容姿、さらには従順で気遣いも出来る。 こうして少し刺激しただけでも、情欲に色づく。 すぐにいい買い手がつくだろう、それが男にとっても望ましいことである。]
難しいな、単純に肩の力でも抜けってことだが。
[男の手は緩やかに肩に移り、その体をそっと押し倒した。 男よりも小柄なリスの体を組み敷き、外したネクタイを手繰り寄せ。]
そうだな。 少し特殊なことでも勉強してみるか。
[臙脂色のそれが、シマリスの腕に絡む。 その手を自由に動かせぬように。]
(@122) 2013/12/18(Wed) 02時半頃
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人間の中には、こういうのを好む奴もいる。 目隠しして見えねぇ、腕も動かせねぇ。 どうされるかわからない状態から……
[言葉の途中で、服をたくし上げる。 予告もなく触れるのは、胸にある淡い色の飾り。]
お前がどう反応するか、見たい。
[囁くように耳元を声が擽る。 どうあっても愛を囁くことはないが、低く掠れた男の声が性を煽るようにして。]
(@123) 2013/12/18(Wed) 02時半頃
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あぁ、先程の。
[声で、差し入れを申し出た御仁と知れる]
届き次第、広間に設置するようにいたします。 なかなか好奇心の強い子も多いので、きっと喜ぶことでしょう。
[ホレーショーあたりが真っ先に飛びつきそうだとか、案外シーシャが気に入って巻きついてそうだとか、そんな様子も想像しつつ]
……失礼ですが、Sir。なぜ差し入れなど贈る気に? 遊び好きな子がお好みでしょうか。
[客は一方的に選べる立場であるからして、動物のご機嫌を取る必要は今時点で存在しないはずで。その真意をはかりかねる]
(@124) 2013/12/18(Wed) 02時半頃
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[表情も、心も隠し。 ならば男が表せるものはいったいなんだと言うのだろう。 男自身にはわかっている、そんなものなど在りはしないのだと。]
そう…勉強、好きだろ?
[押し倒され、それでも色に震える身体。 右側に流れた尻尾が、組み敷く男の左手を追う。 ならばとそれに柔らかく触れ、根元をきゅっと掴んだ。]
覚えれば、喜ぶ奴もいる。 さあ、レッスンだ。
[白くなるほどに握り締めた指先、力を抜けと教える。 やはり温度を確かめるべく、唇が直接その指に触れ。]
(@125) 2013/12/18(Wed) 03時頃
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素直な反応だ、いいぞ。 最初は誰だって怖い、怯える、そういう反応を見たがる。
[探す声は胸への刺激に震えている。 所在を教えるように、男は温もりのない声を届け。 愛の代わりに、どうすればいいのかを説いていく。]
でもおかしいな、怖い割にどうなってる? 随分、硬くなってるぞ。
[片方の手はピンと立ったそこへ触れ、くにくにと弄ぶ。 もう片方は尻尾の付け根を柔らかく握ったままで。]
(@126) 2013/12/18(Wed) 03時頃
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なるほど、それはもっともなことです。 これから先の長い時間、生活を共にする相手なのですから。
[どんな顔をも愛せると思われた上で買われるならなによりで]
あのリスは素直で健気な個体です。繊細なので注意深く気にかけてやる必要はありますが、愛情を持って接すればよく応えて、癒しとなってくれるでしょう。
[色の部分には評を挟まぬが、その健気な子が快楽に打ち震える姿はそれも魅力的であろうと思う]
(@127) 2013/12/18(Wed) 03時頃
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[客2人の会話を、ぼんやりと耳に入れる。白ジャケットから最初に狼が挙げられたのを聞くと、意外そうに目を瞬く]
そうか、うまくやってんだな。
[警戒心は強いが、慣れれば誠実な個体だ。打ち解けて、気に入られた上で買い取られたら何よりで]
(@128) 2013/12/18(Wed) 03時半頃
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[その「すき」に己を重ねれば、苦しくはなれど今よりは楽になれようか。 一瞬脳裏を過ぎるだけで、決して重ねることなどない。 22年の長い月日は、男を立派な“研究員”に育て上げた。]
弱いな、気持ちいいだろ?
[尻尾の根元をくにくにと指先で刺激する。 暫くそうして反応を観察し、頭の中に書き込めば 男の指先はリスの下肢へ、纏う衣服を焦らすように脱がし。]
どうする、見てるのは俺だけじゃないぞ?
[名を呼ぶから、初めに言ったように男の存在自体を薄めていこうと試みる。 実際カメラは設置されており、モニターには映っている。 どこか金銭感覚の可笑しくなったお坊ちゃまや、やけに男を(煙草を)恐がる長髪が見ているかもしれない。]
俺がこんな風に脱がしてる間に、こうやって。
[唇を胸の飾りに触れさせ、片手を腹部へ滑らせ。 視界の奪われた相手に複数人がいる想像をさせながら。]
(@129) 2013/12/18(Wed) 03時半頃
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本当に素直な身体だな。
[敏感になる感覚、それも露にさせた下肢。 指先でそおっとなぞるのは竿までいかず。 その根元に生える、シマリスの毛に指を絡め。]
怖いのに、気持ちいいのか。 こんなことされて。 「いけない子」だな、お前は。
[目隠しが濡れている。 その泣いた顔も、飼い主にはたまらないだろう。 部屋に充満して行く享楽に揺れる声、それを放つ唇に指で触れ。]
(@130) 2013/12/18(Wed) 03時半頃
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[呟きは客の耳に拾われていたようで内心焦りつつも、意外な注文には首傾げ]
蔵書、ですか。データベースから引っ張ればすぐに出ますが……、
[理由を上司に聞けというのがなおのこと解せない]
研究にも興味がおありで?
[一応上司に照会かけつつ、世間話程度に尋ねる。上司は絶賛取り込み中のようだが、返事はあるかどうか]
(@131) 2013/12/18(Wed) 04時頃
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いいな、愛らしい。
[啼き声には合格点がつくだろう。 “すき”の真意も知らぬまま偶像崇拝するその生き物。 叩き壊してやることも、そこへ入りこんでやることも出来ない男は それでもそっと、その頭を撫でた。]
ダメじゃないだろ? ほら、聞こえるか?
[小型通信機の声をわざと聞こえるように耳に近づける。 そこからは許可をとるサミュの声が漏れ聞こえ。]
お前の声も、綺麗に届いてるぞ。
[辱めるように言葉を連ねれば。 謝るリスの声が高く、耳に届く。]
(@132) 2013/12/18(Wed) 04時頃
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こういう時に謝るのは、正解だ。
…擦りつけて、そんなに触ってほしいか? 「いけない子」には本来、お仕置きなんだが。
[毛布の上で跳ねる身体を組み敷く雄は、指をしゃぶらせ。 甘噛むその歯列を、充分堪能した指先で。]
正解した子にはご褒美だ。
[そう言って、リスの唾液で濡れた指を後ろの孔に宛がった。 体制は弄りやすいように、足を上げさせた後のことである。]
(@133) 2013/12/18(Wed) 04時半頃
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指だけで、イかせてやるよ。
[そう言って男は指を滑り込ませていく。 唾液だけで足りぬようなら、潤滑剤を足すことも忘れない。 目隠しの中、跳ねる体を指で操っているかのよう。 何度か世話をすれば、どこにポイントがあるのかもわかる。
気持ちいい場所を擦り、指は蠢き。 やがて抜き差しする動きが早まれば――――**]
(@134) 2013/12/18(Wed) 04時半頃
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[動物たちが読んでいる本のリストならすぐに出る。モバイルを叩いてリストを読み出すと、フロアスタッフにデータチップを渡して印刷を頼む。
モニターには、上司の指で翻弄されるチアキの姿。自分の声をダシにされたもんだから、通信機越しには当然こちらにも、艶っぽい声が届いていて。 知らず、小さく唾を飲み込んだ。
ほどなくして、スタッフがリストを持ってくれば、それをミナーに手渡して。内容への質問があれば、それにも答えたことだろう**]
(@135) 2013/12/18(Wed) 04時半頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2013/12/18(Wed) 09時頃
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くすぐったい場所って、 上手にさわってあげると気持ちいいんだ──
──ほら。
[じゃれあうように腹筋をくすぐっていた手から ふっと力が抜けて 皮膚一枚、羽毛が落ちるようなタッチに変わる。
腹筋から脇腹へと、揃えた指先ですうっと撫で上げた。
不安そうに顎を上げた精悍な輪郭>>239 “あそび”がはじまれば、 いちいち何をするか口には出さない。
体重を腰に掛けたまま立派な喉仏に顔を寄せて そこから耳まで舌先でつつ──となぞった。
アイスブルーが、カメラを見る。]
(@136) 2013/12/18(Wed) 09時半頃
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[所員さーん、と大声で呼ばわる声が聞こえる>>243 どうしたんだろう、と 右手でHの上着をはだけさせ、左胸の突起をきゅっと摘む。
左手はイヤホンマイクを指先で操作した。 フーがチアキの世話中なのは、聞こえている。 だから相手は、VIPルームで客の相手をしているサム。]
(@137) 2013/12/18(Wed) 09時半頃
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[多分、カメラが苦手なのは、 ティーもテッドとそう変わらない。
客が見ているのは商品のペットたちだと わかってはいるけれど。 ひどく、居心地が悪い。
だから、自然、少し睨むように。
世界をわずかに歪ませる球面の隔壁のおかげで 挑むような視線はそれほどはっきりと 客の目にはとらえられまい。]
(@138) 2013/12/18(Wed) 10時頃
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[──つーか、眼鏡が邪魔だ。
耳朶を舐めながら、 すこしイラッとした。
あまり下を向くと落ちそうで、 外したくなる。
とは言え、見られている間は 絶対にそれが外されることはない。 落ちないように銀の蔓を指で押し上げ、 Hの手を引いて寝台の上に座らせた。
スーツのジャケットを脱いで、 ハンガーがあればそれに掛け、 なければベッドサイドに投げる。]
(@139) 2013/12/18(Wed) 10時頃
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[Hのひろい背中にまわり、 膝の間にHを挟むようにして、ティーも寝台に座った。
カメラには、Hが真正面に来て ティーはその背後に隠れる形。]
あし、ひらいてごらん。
[言えばきっと、Hは素直に応えてくれる。 返事次第では、いい子、と背中の産毛に口づけて 軽く寛げただけの下衣に左手を差し入れる。
窮屈な服の中では、満足な刺激は与えられない。 快感に弱い動物だから、それでも十分だろうか。 右手ははだけた上衣の下、ふたつの突起を交互になぞる。]
(@140) 2013/12/18(Wed) 10時頃
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[ボタン全開のシャツを後ろに引けば 絡まるシャツがHの腕の動きを妨げる。
下衣の中の熱が高まり、 これ以上は辛そうだというところになって やっと、すこしだけ下衣を下にずらして取り出してやる。
足にも腕にも着ているものが絡まった姿は 網に捕えられた獲物にも似ている。
ポケットから小さなまるい機械を取り出した。 ちょっとおおきめのウズラの卵大の、乳白色の機械。 真ん中の線を堺に上と下を逆方向にひねると 手のひらの上でブゥンと振動を始めた。
はじめにそれを、乳首にあてがって まあるく円を描くように動かしてから、 縞模様の肌を下へとたどり、 屹立するものの先端までたどると、 小さな唇のように割れた場所へ、ぎゅっと押し付けた。]
(@141) 2013/12/18(Wed) 10時半頃
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[喘ぐ声も、もだえる表情も、すべて客の方へ向けて。 今、聞きたいのはティーの声ではないだろうから ほとんど、余計な言葉は発しない。
小さな道具で下肢を、指先で胸を、 唇と歯でうなじを、同時に刺激する。 ただしそれは、いつもの世話とは違い、 欲望を解放させる動きではない。
振動も愛撫も、気持よく熱を煽りはすれど ただ、それだけ。 絶頂をねだるような声がHの唇を割れば、 それを合図にすべてを離してしまう。]
今日は、我慢の練習だからね。 お客さんか、研究所員がいいと言うまでは、 ……イっちゃだめ。
[敏感になっているだろう耳へ唇寄せて 吐息で撫でながら、ゆっくりと教えこむように囁く。]
(@142) 2013/12/18(Wed) 10時半頃
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自分で触ってもいいし、他の子たちと遊んでもいい。 だけど、イくのだけは禁止だよ。
出来るね?
[出来ない、と答えても 出来ると言うまで教えさとし、 是を引き出すと、目隠しの目尻に唇を触れさせた。]
いい子。 じゃあ、これを自分で、後ろに入れてごらん。
[ウズラの卵をしまい、代わりにもう少し細長い リップスティックサイズのおもちゃを握らせる。 ぷるぷるした材質に覆われた防水加工のそれは、 唾液で濡らせばするりと入る程度の大きさ。]
(@143) 2013/12/18(Wed) 10時半頃
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[ティーは寝台から立ち上がった。
ジャケットを腕に掛け、 言った通りきちんと出来るか、確認して]
またね。
[あっさりと、部屋を出て行った。]
(@144) 2013/12/18(Wed) 10時半頃
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[最後にH渡したのは、遠隔操作で震え出すアイテム。
声をVIPルーム全体に届くよう通信機を操作し、 ゆっくりと説明する。]
直接あそべなくて お客さんも退屈でしょう? お手持ちの端末から、今ホレーショーにあげた おもちゃのスイッチを操作出来るから 上手にあそんであげてねぇ。
強さは強・中・弱だよ。
あー、イくの見たいなら いいよって言ってあげないと、イけないから うんと意地悪したいのでなければ、 ある程度あそんだら、おっけー出してあげてね。
(@145) 2013/12/18(Wed) 11時頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2013/12/18(Wed) 11時頃
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[通信を切ると、ふ、とため息を零した。
半端な状態で放り出して来たことが 心配で。
だけど、まだ誰とも会話していないというから 心を鬼にして、部屋を離れる。]
(@146) 2013/12/18(Wed) 11時頃
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[ジャケットをきちんと着なおすこともせず、 腕に掛けたまま、幾つかの部屋をまわる。
チアキの部屋はフーがいるから見る必要はない。 テッドの部屋は、もう確認したから、 テッドからの通信が入らなければ戻ることもない。
カメラの位置、部屋の状態。 異常なし。 カメラの存在に感づいた子はいると言うが、 細工しようとした子はいなかったようだ。]
(@147) 2013/12/18(Wed) 11時半頃
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[ミナカタにリストを渡し、いくらか説明を行ったその後、 動物たちから入った通信が二つ。それぞれの内容に、少し思案顔になった後]
それでは、僕はこれで。 何かあればこちらでお呼びください。
[通信端末を示し、丁寧な礼をもってVIPルームを辞する]
(@148) 2013/12/18(Wed) 12時半頃
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―寮・研究員用通路―
[スーツのジャケットとネクタイを脱ぎ捨てて白衣を羽織る。 できればツナギに着替えたいがその間も惜しく]
あ、ティーさん、お疲れっス。
[毛布を持ってヤニクの部屋へ向かう途中、 各部屋を回るティーと通路でかち合う]
今からヤニクの部屋って通ります? ついでにこれ、頼まれてくださいな。 さっき所員呼んでたヤニクが御所望です。
[予備のふかふか毛布を差し出す。 先輩相手にも図々しさまったなし]
俺ちょっとテッドからお呼びだしなもんで。
(@149) 2013/12/18(Wed) 12時半頃
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[その後毛布は任せたか自分で届けたか。 ともかくテッドの部屋まで辿りつき]
テッド、入るぞ。目隠しつけたか?
[一呼吸置き、部屋に入る。 ベッドに転がった頭に目隠しの存在を確認してから近寄って]
来たぞ。……おい、どうした。
[ベッドに腰掛けて、テッドの頭に手を伸ばす。 頭を打った、と報告をうけていた。髪を梳くように頭皮を撫でて、打撲の程度を確認する]
(@150) 2013/12/18(Wed) 13時頃
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――――――。
[撫でる頭が擦り寄り、男の声は消える。 普段世話の間、動物に何をするか分かりやすいようによくしゃべるのは有能な部下とは逆であろう。 その男が少しだけ言葉を放つのをやめた。 替わりに少し、頭をくちゃくちゃにして。]
サミュも見てるし、他のヤツも見てる。 お前がどれだけいい反応するか、どんな愛らしい顔するか。
[上がる体温を測るように、掌が体を滑る。 平均体温より少し熱い体を確認するように。 抑えようとする動作も、結局高く上がってしまう声も、全て。 カメラにも映りデータも残るが、男はその姿を頭に記憶させていく。]
(@151) 2013/12/18(Wed) 13時頃
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そ、正解。
[触らぬまま露になったそこから溢されるのは、目隠しを濡らすものとは違うなにか。 例えそれに触れてほしいと腰が揺れても、男の手が触れることはなく。 そそりたつ昂りからぽたぽたと流されるのを見つめるのみ。]
おねだりしろとも言ってねぇのに、ほんとにお前は。 「いけない子」だ。
[尻尾が腕に触れるなら、挿入していない片方ででも弄んでやる。 手触りのいい毛皮を撫でるつけて、その背の模様がまた映えるように。 囁く声は耳元に、意地悪く低く落ちた。]
(@152) 2013/12/18(Wed) 13時頃
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[後ろを攻め立てる指は遅く、時折早くを不規則に繰り返し。 響く水音は部屋に渡り、性の臭いを満ちさせていく。 記憶には男の煙草の臭いも、汗の臭いも強く残ることだろう。]
いいぞ、可愛くイキな?
[中を掻き回してやる。 触らない中心から、白い飛沫が放たれた。 長く、ひくひくと続くその果てを最後まで見届ける男は 放つ回数、時間を頭の中でカウントしている。]
いつものデータより長かったな。 こういうのの方が好みか?
[出尽くしたものを綺麗にするように、またその味を確かめるように舐めとる。 一度も触れなかったそこを舌で綺麗に掃除してから、漸く腕を解放した。]
(@153) 2013/12/18(Wed) 13時頃
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[サムからの通信への返事はなくて、 呼んでいた声から見当をつけて ヤニクの部屋へ最初に向かったけれど、 部屋には誰もおらず、 カメラと部屋のチェックだけ済ませると部屋を出た。
廊下でサムと出くわしたのはその時に。]
あ、 サム
[お互いに、名前を呼ぶ声がハモった。]
(@154) 2013/12/18(Wed) 13時半頃
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|
んー、傷にはなってねぇみたいだな。 打ったのどこらへんだ?
[忘れてたくらいだから大丈夫なのだろうが、一応さすさすと確認を。 もぞもぞと煮え切らない返事のテッドに、暫し思案の後]
隠し事は体に毒だぜ。恥じらう姿もいいもんだけどよ。
[テッドの体を引っ張り上げ、その頭を自分の腿に乗せてやる。毛並みをなでるように、うなじから肩のラインを辿り、腕をさする。 性的な愛撫というには、まだ少し遠い動き。持ってきた玩具はテッドに届かない位置にある]
(@155) 2013/12/18(Wed) 13時半頃
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|
毛布ね、りょーかい。
[ヤニクの呼び声には気づいていたなら 特に言うこともなく ふかふかの手触りを受け取って]
(@156) 2013/12/18(Wed) 13時半頃
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[横たわる体を労るように撫で、汗が浮かぶなら白衣で拭い。 口から落ちるものは指ですくって舐めあげた。 唾液もまた健康状態を知れるひとつだ。]
綺麗にはしたが、風呂には入っておけよ。
[ピロートークなど甘いものはない。 優しさや甘さを与えるのは男の役目ではなく、研究員の仕事ではない。 再び衣服を纏わせる指先は事務的であり、終わりに頭を撫でるのもまた。]
自己紹介以上に、客から連絡が来たら頑張るんだぞ?
[そう残して、男は部屋を後にした。]
(@157) 2013/12/18(Wed) 13時半頃
|
|
よろしくぅ。
[ゆるい声。
氷の色彩の流し目を残し、 毛布を抱えて、 今しがた出て来たばかりの扉へと戻った。]
(@158) 2013/12/18(Wed) 13時半頃
|
|
[ふかふかの綺麗な毛布を寝台に置いて、 ヤニクの端末へ声を掛ける。
防水性の端末は風呂へも持って入れるけれど、 ヤニクは、さて。]
(@159) 2013/12/18(Wed) 13時半頃
|
|
[返答は、すぐにあったかどうか。 応答がなければ、声はヤニクの端末に録音されているだろう。
毛布をその場に残し、部屋を出る。
扉を閉めたティーの唇には、 悪戯めいた笑みが浮かぶ。
サムの内側に灯した種火が どんな風に燃え上がるか、密かに楽しみにしている。]
(@160) 2013/12/18(Wed) 14時頃
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|
なぁ、飼い主がみんな、察しがいいとは限らんぜ? 恥じらいはそのまま持ってて構わねぇが、伝える努力はしねぇとな。
[首筋あたりを指先で行き来する]
恥ずかしい言葉ばっかりが「おねだり」じゃねぇだろ。 ちと考えてみな?
[恥じらいが強く、我慢しがちな性格。 飼い主の性格によっては、相手に悪意がなくとも妙な悪循環にはまる可能性はある。 テッドは頭がいい方だと思う。どんな答えを出すか、じっと見守って]
(@161) 2013/12/18(Wed) 14時頃
|
|
[廊下でフーとすれ違えば]
おさぼり終了? オレ、上戻ってあげよーかー。
[と、手をひらひらさせる。]
……フー、一回シャワー浴びておいでよ。
[近付いて、汗で湿った白衣に気付けば 放っておいたらどんどん汚れるなコイツ、と 呆れ顔を見せた。]
(@162) 2013/12/18(Wed) 14時頃
|
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[顔には一切出ないけれど、 割と本気で、上に戻りたがっている。
ペットたちの声とぬくもりから、遠ざかりたかった**]
(@163) 2013/12/18(Wed) 14時頃
|
測量士 ティソは、メモを貼った。
2013/12/18(Wed) 14時頃
|
―連絡通路―
おう。 つか、だから“上司命令”。
[すれ違う部下の一人はどうやら上に戻りたいらしく。 男が通信で伝えたはずの命令を、もう一度繰り返した。 勿論、上司命令などと口にはしているが強制力はない。 その上、男自身が上に向かうことを少し拒否している部分があった。 それはただの人間嫌い、ではなく。]
あー。 だな、ちょっと流してくるか。
[汚いままの頭を掻き回し、なんならフケのひとつやふたつも散らしながら。 冬に似合わぬサンダルの音がペタペタとシャワールームへと *向かった*]
(@164) 2013/12/18(Wed) 14時半頃
|
|
[テッドが考えた末に出した結論。迷いがちに行われる行為。 這う舌の感触に、は、と小さく熱い息をついた]
ん、 よくできました
[指先で舌をなぞる。咥内の歯列を辿り、指2本をしゃぶらせる。熱い咥内が心地いい]
テッドはどこが気持ちいいのかな
[指を引き抜くと、唾液に濡れたままテッドの肌の上を這わす。シャツを肌蹴て、まずは胸板をさすってやり]
(@165) 2013/12/18(Wed) 14時半頃
|
|
そう、上手……
[歯を立てぬよう舌を這わす様子に、優しく囁きかける。 突起に触れて体が跳ねれば、少し意地悪にその周囲を指先でぐるぐるとなぞって]
ここ、気持ちいいんだな。ぷっくりして、やらしい色してる。
[目隠しをしているから実際の所は自分で確認できないだろうが。濡れた指先で先端をきゅっと摘んで引っ張ってやる]
尻尾、触るの好きか?
[この1週間、当然テッドの世話もしている。尻尾が性感帯のひとつであることは当然知っているけれど。 触れるのを止めさせはせず、ただ問いかけで煽るばかり]
(@166) 2013/12/18(Wed) 15時頃
|
|
……っと、
[バランスを崩した体を片腕で支えて。片手ついたのを見ると、そのままうつ伏せに近い姿勢に降ろしてやる。手や体のどこかはテッドに触れているようにしながら体勢を変えると、てのひらを胸から腹へ、さらにその下へと降ろしていく]
言いたくなるから仕方ねぇな。 それはお前が可愛いからだ。
[体の熱や、筋肉の震えがてのひらから伝わってくる。 もう充分に満ちてきている]
啼き声、いっぱい聞かせてみな。
[性器に指を絡め、両手でやんわりと包みこんで。 意識をそちらに向かせてから、そっと寄せた唇で尻尾の根元をきつく吸い上げた]
(@167) 2013/12/18(Wed) 16時頃
|
|
[言うな、という言葉が余計に言わせているのだと、教えてやるのはやめておく。イヤイヤ言いながらもっと甘く啼けばいい]
どうして。嘘は言ってねーよ?
[笑み含みに言いつつ。 腰が高く上がり、甘い声が耳に届く。 きつく吸い上げても、それは肌に痕を残すギリギリ手前の強さ。宥めるように舌先で撫でる]
――…
(@168) 2013/12/18(Wed) 16時半頃
|
|
[ひそり、モニターマイクに拾われない音量で何かを囁いて。前にまわした手でゆるゆると性器を扱きながら、顔の位置を下げる。 カメラのことを考えると、自分が動物に被さる配置はあまり良くないだろうとは思いつつも]
なんか、こう。恥ずかしがらせたくなるね。
[その声の吐息を、テッドはあらぬ場所に感じただろう。 テッドが腰を逃がすより早く、後孔の皺辺りをべったりと舐め上げた]
(@169) 2013/12/18(Wed) 16時半頃
|
|
ん、わかったわかった。嫌なら言わない。 いじめると怒られるからな。
[テッドがシーツに隠した名前を知りはしない。 代わりに、誰に怒られるかも教えない。
尻尾の毛並みに沿って頬を寄せる。 ぬくい。柔らかい。気持ちいい。 感じさせるためというよりは、自分が心地良くなるためのような頬擦りをして]
(@170) 2013/12/18(Wed) 17時頃
|
|
[反射でひくりと締まったくぼみが誘うようで。 舌先を押し付けようとした所で、テッドの体勢が変わって顔が離れる]
……ダメ?
[抵抗するテッドに微かに首傾げて。 これでは本当にどちらが……といったところ。 持ってきた玩具に手を伸ばすと、 そこにたっぷりと潤滑剤を垂らす]
まぁ、あんまりお預けもよくないか。 じゃあ入れやすいように協力しな。
[少し名残り惜しむような色。 尻の谷間を、男根を象った玩具の先端でなぞった]
(@171) 2013/12/18(Wed) 17時頃
|
|
―シャワールーム―
[研究ルームのある地下四階、研究員のためのシャワールームがある。 男はシャワールームに入り、褪せたシャツや汚れた白衣を脱ぎ捨てた。 投げ込むのは共同洗濯機のなか。 鍛えているわけでもなく、だからと言って肥えても痩せてもない体が露になる。]
あー。
[もし男自身が愛玩動物であれば、このようなときも逐一見られているのだろう。 尊厳性などないなと思うも、見られていたとて特に気にする繊細さは男にはなかった。 上の階ではそれぞれが思うままに、買うものを眺めたり買われるアピールをしたりしているのだろう。 仕事はあるが、さすがに水場に通信機を持っていくわけにもいかず。 黒縁も外し、唯一肌に触れるのは銀色のロケットのみ。]
(@172) 2013/12/18(Wed) 17時半頃
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[まだ若い部下たちは、世話のことをどう思っているのか。 職についてすぐであれば、やはり動物たちの痴態に煽られたりもするのだろう。 かく言う男の若い時分もそれはもう毎晩処理が大変であった。 何せ此方から一方的にどうこうと出来ても、自身の体を使うことはできないのである。 自らが男役であろうが女役であろうが然りだ。 持て余す熱が頭を擡げることに変わりはなった、が。]
あー…、このまま寝そう…。
[あと少しで四十路を迎える男のモノはどうだろう。 あれだけ攻め立てておきながら、或いは愛らしく喘がせておきながら。 事務と割りきった体は何一つ反応を示すことがないままである。 体を洗う際に触れてみたところで、なんの悦びもない。]
不能かもな、はっは。
[割りと冗談でもない独り言が落ちた。]
(@173) 2013/12/18(Wed) 17時半頃
|
サミュエルは、頬に触れる毛並みの感触に目を閉じる。
2013/12/18(Wed) 18時半頃
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そうか。ダメか。
[口先だけ、残念そうに。 睨んでいるのが見えていたら、嬉しそうに笑ったかもしれない。とても残念]
ん、それでいい。……挿れるぞ。
[ひくつく動きに合わせて、ぐっと力を込める。入りやすい角度は覚えている。最初の抵抗を抜ければ、あとはゆっくりと奥へ引き込まれていく]
苦しかったら、言えよ。
[いい場所を押さえやすい位置まで飲みこませて、モーターのスイッチを入れた]
(@174) 2013/12/18(Wed) 18時半頃
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|
[>>@164上司命令と繰り返されれば 笑顔のまま口の中でf*ckと唱えた。]
(@175) 2013/12/18(Wed) 18時半頃
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|
[フランクがシャワールームへ向かってすぐ、 ティーもまた、研究エリアへ向かう。
IDの刻印されたロッカーから紙袋を取り出し、 シャワールームの中に放り込んだ。
紙袋の中には真新しいシャツとスラックスが入っている。 安物だが、着古してシミの付いたTシャツよりはましなもの。
フーの下についてから、時折こうして、 無精者の上司に代わって まともな人間らしい衣服を届けるのも、 ティーの習慣になっていた。]
(@176) 2013/12/18(Wed) 18時半頃
|
|
[研究エリアから戻る途中、耳に届いた愛らしい声。
すこし疲れて来ていた表情筋が 自然にゆるむ。]
(@177) 2013/12/18(Wed) 18時半頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2013/12/18(Wed) 19時頃
|
[眉の吊り上がった表情。 思わずにやけてしまうのは、やっぱり歪んでいるだろうか。 それとも幼い子どものような心理状態なのか。自重]
ん。動かすぞ。
[大丈夫、の言葉を受けて、ゆっくりと抜き差しを始める。悦い場所がより強く圧迫されるように角度をつけて]
いい声、聞かせろ。
[空いた方の手で性器に触れると、波をより高めるように扱きあげた]
(@178) 2013/12/18(Wed) 19時頃
|
|
[地下四階、エレベーター前。 ポーンと鳴った音のあとに開いたエレベーターを無視して ティーはまた、研究ルームへ戻った。
備品の中から、色鉛筆と画用紙を取り出す。
クレヨンや絵の具もあったけれど 汚れやすかったり、水が必要だったりするので、 今回は簡単に扱える色鉛筆だけを選び、 画用紙と一緒に脇に挟んで来た道を引き返した。]
(@179) 2013/12/18(Wed) 19時頃
|
|
[エレベーターで地下二階へ上がる途中、 上機嫌にゆるんでいたティーの顔が、 はっと真顔に戻る。]
…──── 、
[片手で口許を覆い、 ゆるゆるとアイスブルーを瞼で鎖す。
エレベーターが到着するまでの数秒間、 かたく目を瞑り、 短い振動が止み、再びポーンと音が鳴った時には、 やわらかで余裕のある、いつもの顔に戻っていた。]
(@180) 2013/12/18(Wed) 19時半頃
|
|
[ダメ、いや、と言われながら、そこを刺激し続ける。 上手く波を引き上げられるよう、強弱をつけながら]
テッド……、
[前を扱く手は透明な液に塗れ、速度を上げれば粘つく水音を立てる。体勢を崩したのを見て、器具が中を傷つけぬよう体の位置を変えれば]
……っ
[伸ばされた腕を見て、寄り添うように体を近寄せる。 高い体温を肌に感じながら、抱き合うような姿勢]
(@181) 2013/12/18(Wed) 20時頃
|
|
[器具を深い位置に留め置くと、自分もベッドに横たわった状態で、片腕をテッドの背に回す。 間で揺れる、立ち上がった性器に指を絡めて、波の一番高い場所へと導いていく。
何を言うでもなく、ただ名前だけを呼んで]
(@182) 2013/12/18(Wed) 20時頃
|
|
─寮フロア─
[チアキの部屋の外で、 配膳用の差し入れ口を見て、思案顔。
高さがあるため、ここから落としたら 色鉛筆がばらけてしまうだろうか。 結束バンドか何かを 持ってくれば良かったと思うも後の祭りだった。
コツンコツンとノックを二回して、 中に誰もいないのを確認して、 細く開けたドアの隙間から中へ押し込んだ。]
(@183) 2013/12/18(Wed) 20時頃
|
|
[届け物をしたその足で、テッドの部屋へと向かう。 中へは入らず、扉の外で同僚を待った。]
(@184) 2013/12/18(Wed) 20時半頃
|
|
[服を掴む手の力を感じながら、緩めることなく絶頂へと追い立てていく。 首を反らすことで剥き出しになった喉に、淡く歯を立てて]
……っ、
[腕の中で、大きく跳ねる体。白濁が握った手からも溢れる。 知らず自分まで荒くなっていた息。深い呼吸で鎮めながら、しばしテッドの体を支えて、その高い体温を感じる]
……体、拭くぞ。
[名残り惜しげに、ゆっくりと体を起こす。 体内から器具を抜き取り、濡らした柔らかい布で顔や首の汗を拭く。体についた白濁を拭きとり、服を整えて。ひとつひとつ、丁寧に重ねていく]
しばらく、休んでていいから。
(@185) 2013/12/18(Wed) 20時半頃
|
|
[目隠しに触れ、何事か囁いてからベッドを離れる。 これ以上ここにいると、離れるタイミングを見失いそうだったから]
(@186) 2013/12/18(Wed) 21時頃
|
|
[上はどうなっているだろう。 客からの通信が一切入って来ないのは 珍しいのか、大抵こんなものなのか 販売経験の浅いティーにはわからない。
Hはちゃんと言いつけを守れただろうか。 気に掛かるけれど、 今はペットたちの声を聞きたくなくて──。]
(@187) 2013/12/18(Wed) 21時頃
|
|
[部屋を出て、ドアを閉めてから大きく息をつく。 離れ際のテッドの表情が脳裏を占めていて]
おぁ、 ティーさん。
[気づくのが遅れて、変な声が出た。待ち構えていたような同僚の姿]
どしたんスか。テッドに用事?
(@188) 2013/12/18(Wed) 21時頃
|
|
[腕を組んで壁にもたれた姿勢から、 サムが扉を閉めるのを待って、 一気に距離を詰める。
白衣の襟を両手で掴み、 思い切り、扉へと押し付けて。
首筋に顔を寄せ、すんと鼻を鳴らす。]
(@189) 2013/12/18(Wed) 21時半頃
|
|
[テッドの部屋には、 扉に何かが当たる、ドンという音が聞こえるか。]
随分ゆっくりして来たねぇ?
[ティーは、近すぎる距離で 硝子レンズの奥のアイスブルーを細め 囁くように言って、笑った。]
(@190) 2013/12/18(Wed) 21時半頃
|
|
[ポケットの中の端末が、 メッセージを受信してぶるりと震える。
意識の端でそれを捉えながら サムの襟を引き寄せて、噛み付くようにキスをした。]
(@191) 2013/12/18(Wed) 22時頃
|
ティソは、サミュエルの抵抗がなければ、そのまま研究員用のレストルームに引っ張って行くつもり。
2013/12/18(Wed) 22時頃
|
わっ−−…!
[壁に押し付けられ、背中を強く打ち付ける。 予想外のことに頭の処理が追いつかない]
……っ、それ、は
[不意に近づく体温。普段の柔和さとはかけ離れた態度に戸惑って、上手く答えを探せずに]
(@192) 2013/12/18(Wed) 22時半頃
|
|
あの、ティーさん、もし冗談ならほんと……
[レストルームへ引きずられながらも、まだ戸惑いの声は止まず。 日頃穏やかなこの同僚は、時にあの上司以上に考えがつかめない。
けれど自分の体も既に熱を持て余しすぎて、手を振り払うことなど考えられなかった]
(@193) 2013/12/18(Wed) 22時半頃
|
|
―シャワールーム→―
[水も滴るなんとやら、と男が形容されるかどうかはさておき。 清潔になった男が纏うのは優秀な部下の置き土産。 ベロベロのシャツでなく、新しいものとスラックスと。 よく気の利く部下だ、が。]
だからって昇給なんぞさせてやんねぇ。
[意地の悪い男は感謝の替わりにそう呟いて服を纏った。 通信機には未読のメッセージが光っている。 再生と、それから返事を送る。]
(@194) 2013/12/18(Wed) 22時半頃
|
|
[振り返らずに、手を引いて行く。 白いタイル張りの、飾り気のないレストルーム。 言葉だけの制止など聞こえないかのように、 一室にサムを押し込んだ。
後ろ手に鍵をかけ、眼鏡を外す。
笑みのカケラもない、 凍り付いた湖のような瞳がサムを見上げた。]
(@195) 2013/12/18(Wed) 22時半頃
|
測量士 ティソは、メモを貼った。
2013/12/18(Wed) 23時頃
|
煙草、吸いてぇ。
[通信機に耳を当てるが、部下たちの声は残念ながら届かず。 ティーには下を任せたはずで、サミュには上を任せたはずだが。 男はどちらに向かうべきか、いやもうなんならいっそこのまま憎らしいツチノコプロジェクトと再び戦い始めてもいいんじゃないか。 とも思いはすれど、そういった気分にもなれず。]
どうすっかね。
[煙草を咥えて、火をつけるかつけないか。 悩んだところでライターが無いことに気がついた。]
(@196) 2013/12/18(Wed) 23時頃
|
|
ーレストルーム−
[見上げくる、冷たい瞳。それは眼鏡の硝子ごしより、もっと底の読めない色。 普段画面のように貼り付いた笑みはどこにもなく、それは初めて見る表情]
何が、目的っスか……
[絞り出すような声で問う。 首根っこを掴まれたも同然の状態。相手の思惑が、見えない]
(@197) 2013/12/18(Wed) 23時頃
|
|
ったく。
[その音を通信機が拾ったかどうかは知らないが。 男の足は履き潰したサンダルをペタペタと動かし。 地下四階から、地下二階へと。]
(@198) 2013/12/18(Wed) 23時頃
|
|
―寮・蛇の部屋―
おい、居るか蛇。 逃げてねぇだろな。
[ノックの音がするのは、対して時間を要さない。 通信機になにか喚く声が聞こえたが、特に返すことなく部屋にたどり着いた。 目隠しをして待っておけと言ったが、さて。 いるか、の一言はまるで、ここに来て初めて検温させたときを思い出す。]
(@199) 2013/12/18(Wed) 23時半頃
|
|
─所員用レストルーム─
[目的を問われ、首を傾げる。]
──? なにって?
決まってるでしょ、 こんなトコで二人ですることなんて。
[笑みひとつなく、ただ、睨むわけでもなく 本当に不思議そうにサムを見上げる。
手はスラックスに伸び、 ベルトを外そうとカチャリと音を立てた。]
(@200) 2013/12/18(Wed) 23時半頃
|
|
……あれ、 もしかして純粋な人間相手じゃ勃たないとか?
[首を絞められてでもいるような声。 たしかに昂っていたはずなのに。
もう一度、確かめようと股間に手を伸ばす。]
(@201) 2013/12/18(Wed) 23時半頃
|
|
[扉越し、なにか話している口調。 男の方に通信はなく、つまりは誰かと通信しているのだろう。 相手は、高い確率で“客”であろうと推察してから扉を開けた。]
よお。
[変わらず気だるげな声で襟足を掻く。 咥えたままの煙草、綺麗な白衣とシャツ、清潔なシャボンの匂いが違和。 男は蛇の方へ近付かず、閉めた扉に背を預ける。]
(@202) 2013/12/18(Wed) 23時半頃
|
|
[本当に不思議そうに尋ねるから、ますます反応に困る]
いや、普通に勃ちますけど……
[剣幕におされて萎えかけていた性器が、ティーの手で取り出されるとまた硬さを取り戻していく]
……まぁ、 いいか、
[問いたいことはあれども体は臨戦態勢。自分ばっかりもシャクなので、ティーのシャツのボタンも外しはじめた]
(@203) 2013/12/19(Thu) 00時頃
|
|
[ポケットの中で、 一回、二回。
端末が震えた。
素知らぬ振りを続けるけれど 気になって仕方がない。
振り切るように、サムのうなじに顔を埋めた。]
(@204) 2013/12/19(Thu) 00時頃
|
|
[性急な手は、ベルトを外しきると 下着ごとスラックスをずり下ろす。 利き手の左で熱持つ塊を扱きながら、 音を立てて耳朶を啜った。]
あまいのが好き? 痛いのが好き?
オレはあまい方が、好きだけど──。
[はじめてだから、サムに合わせてあげるよ──と、 吐息のみで笑う。]
(@205) 2013/12/19(Thu) 00時頃
|
|
しばらく振りに堪能してきたとこだ。
[床に落ちた通信機がどこと繋がっているのかはわからない。 男は拾うこともなく、そしてまた蛇に近づくこともせず。 扉に背を預けたまま、唇で火の着いていない煙草を揺らす。]
おう、偉いな。
[身動く姿が黒縁のガラスに映りこんだ。]
――――で? 客にアピールする気にでもなったか?
[やはり声に優しさなどはない。]
(@206) 2013/12/19(Thu) 00時頃
|
|
[外気に晒された性器は硬く反り返り、ティーの手の中で熱を持つ。器用な愛撫に呼吸が上がり、くらりと目眩がするほどで]
甘いのと、痛いの?
[問いかけに、目をまたたく。耳朶をすする刺激に身体の奥がうずく。
され慣れてるのは、痛いの。 して欲しいのは、甘いの]
………甘いの、で。
[っく、と、上がりそうになる声を堪えながら、腕をティーの背に回して肩に顎を乗せる]
(@207) 2013/12/19(Thu) 00時半頃
|
|
[声を抑える様子に]
ちゃんとがまん出来るのは、──いい子。
[親指の腹で先端をこすり うなじから唇を離してサムの舌を求める。]
……あー、どっちがいい?
[いれるのと、いれられるの。 割とあけすけに聞いて、吸い付くように視線を合わせた。]
(@208) 2013/12/19(Thu) 00時半頃
|
|
[誉め言葉は珍しかっただろうか。 男は誉めるべきと思えば誉めるし、叱るべきと思えば叱る。 部下に対しても愛玩動物に対しても、それは変わらず。 続いた男の言葉に毛布を被った蛇の顔が、少しひきつるのは見えていた。]
出来る範囲で、ねぇ。
[蛇の個体性格もデータとして把握している。 自分から愛らしいアピールを好んで出来るわけではないことも、あの自己紹介を見れば明らかだ。 それを踏まえた上で、男は。]
じゃあ、俺相手に練習してみろ。
[扉に背をつけ、蛇との距離を保ったまま。 男は腕を組み、蛇を見つめる。]
(@209) 2013/12/19(Thu) 00時半頃
|
|
俺はお前を買おうと思っている、“客”だ。 でも他に大勢候補はいる。
[リス、フェネック、虎、鶯、狼――――それから。]
どうしてもお前が買いたいと、思わせてみろ。
[視線は目隠しをしていても、体をなでるように。 しっかりと蛇だけをガラス板に映す。]
(@210) 2013/12/19(Thu) 00時半頃
|
|
っ、 ……ぅ
[唇を合わすキスだとか、性器を誰かに触られるとか、よく考えれば久しぶりで。 先端を撫でられると、透明な粘液が滲みだす]
あー…、どうしましょ
[あけすけな問いに、ぽやっとのぼせた表情を返す]
いれていいです?
[後ろはしばらく使っていないことだし、ティに弄ばれた性器は落ち着き場所を求めて張り詰めている。 返事も聞かず、唇合わせて深く舌を絡めた]
(@211) 2013/12/19(Thu) 01時頃
|
|
[必要あると思ったから聞いたものの、 ティーが慣れているかと言われれば そんなことはまったくなくて、 女役を求められた時のことなんて何も考えていなかった。
けれど、四度目の端末の震えが ティーから、思考と向き合う冷静さを奪う。]
…── ンッ、
[深く入り込む舌に舌を絡め、 奪われた答えのかわりに、吐息を返した。]
(@212) 2013/12/19(Thu) 01時頃
|
|
[一瞬の空白に、あれ?と違和感覚えつつ。 深い口づけにその疑問は押し流される。
手を体の間に差し入れて、ティのズボンのベルトを解く。 先端を引き出せば、自分のものの先端と合わせて押し付ける]
(@213) 2013/12/19(Thu) 01時半頃
|
|
[くちづけの合間に、 余計なことを言う舌にひそやかな抗議の囁き落とし、 気持ちのいいことだけ考えたい、とばかり サムの掠れた艶声に触発されて かたくなりつつあった先端を 押し返すように擦り合わせた。]
……ぁ、 しわに、
[膝くらいの位置で止まっていたパンツを 脱いでたたもうか、とサムの胸に手をあてて すこしの間、まて、をさせようとするけれど、さて。]
(@214) 2013/12/19(Thu) 01時半頃
|
|
[随分と間の置いた、しかも返事でも反応でもない疑問が届く。 はあ、とかすか溜息を漏らして。]
時は金なりっつってな、時間は有効に使わなくちゃならん。 光陰流水の如しってのもあって、時間つのはあっという間で返ってこねぇ。 “いま”アピールしなけりゃ、売れ残んのはお前かもしんねぇんだぞ?
[組んでいた腕を崩し、襟足を掻くに至る。 事を急くつもりはないが―――]
あ? わかった、目は瞑ってやる。
[と言いながら、思い切り目を開けた状態で。 何をするのかと観察の姿勢を再び取り直す。]
(@215) 2013/12/19(Thu) 01時半頃
|
|
[触れる指先はひんやりとしている、蛇の特徴なのか緊張であるのか。 アピールが終わるまで、男は反応を返さない。 手を握り返しもしないし、言葉を掛けることもなく。 目を閉じているふりをして。]
――――――。
[泣きそうな顔を、握る指先に篭る力を、いつものような声でないことも そして、掌にふれる唇の感触も全て受け取ってから。]
(@216) 2013/12/19(Thu) 01時半頃
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|
―――――18点だな。
[随分と辛辣な点数を、淡々と吐き捨てた。]
それで酷い主人に買われたらどうする? お前を単純な玩具程度にしか扱わないような奴も、中にはいるかもしれん。 それと目を合わせて、“お前”は幸せか?
[瞳を合わせたら、相手がどんなであろうとも。 先に聞いた部下の話が重なり、やがて重なるのは。]
お前たちが客を選ぶことはできねぇ。 だとしても、お前たちの幸せを選ぶのは、お前たちだ。
[矛盾している、何もかも。 わかっていながらも男は、そう伝える事しか出来ず。 繋がった手を、一度だけ握り返す。]
(@217) 2013/12/19(Thu) 01時半頃
|
|
[待て、に対する返事はNO。腰に回した片腕でティーを抱えて、横倒しに寝かせてしまう。膝のあたりからパンツを抜き取って、自分も足首あたりに蟠ってたものを脱ぎ捨てた]
今日は悪い子なので。
[にへ、と笑って。そのまま覆いかぶさると、おもむろにティーの両足を広げ、性器の先端にキスをした]
(@218) 2013/12/19(Thu) 01時半頃
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そういうことだ、頑張れ?
[伸ばした手は目隠しをした相手の頭を乱暴に掻き混ぜた。 その後、他の世話が必要であれば男は事務的にこなすで *あろう*]
(@219) 2013/12/19(Thu) 02時頃
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……!!
[腰を抱えられて、 体重が浮く感覚に驚いて目をまるくする。
ジャケットとシャツが 自分の体重でしわになるのがわかる。 たたまれていないパンツは、もっとか。
あーあ、と心のなかでため息をついて]
あとでアイロン、かけな、 っ……
[さらけ出された先端へのくちづけに、息を詰めた。]
サム、
[やらしーなぁ。 笑まぬアイスブルーが、かすかに細くなった。]
(@220) 2013/12/19(Thu) 02時頃
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