219 The wonderful world -7days of SAIGAWARA
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[花が舞い、剣が踊る。 無駄のない洗練された動きで熊を屠るその様>>140は、 まさに剣舞のよう。
最後は相手の抵抗により、 少しばかり足元が縺れたようだけれど、 それを差し引いても、優雅であった。]
すごいね。 良いものを見せてもらった。
[壁に凭れたままの観客は、手をぱちぱちと叩く。 (片手にバッジが在ったものだから、その音は小さかったけれど) 一歩、此方へ踏み出す足の向こうに、少しの朱が落ちていることに、 死神は、少しだけ目を細めて、笑った。]
(@73) 2017/06/22(Thu) 19時半頃
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あぁ、そうだったんだ。 どうりで。
[それは、記憶がないながら、 先生という肩書を持っていたらしいこと>>143に対して。 成程ねと、ゆるり、首を上下させる。 その隣、しなやかな体躯を持った、狼のうめき声が響く。]
本は好きなんだけれど、 僕は、自分好みの本を探すのが苦手でね。
お勧めなんかがあるなら、聞いてみたかったんだけれど。
[――どうやら、少しばかり難しそうだ。 屈託なく笑っていた男の藤色の袖が、 狼の牙によって紅く染まる>>145のを、 その獣の体躯が、さながら剣山のように霧散するのを見て、苦笑を漏らす。 速さも力も申し分ない。本当に、厄介な相手だ、と。]
(@74) 2017/06/22(Thu) 19時半頃
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[そうして、お次は、と問う声>>146と、涼やかな木の音に、 死神はまたひとつ、頷いた。]
そうだね、ほら。
[差し出した手の上には、青いバッジが四つ。 あと数回、下駄の音が響いたなら、男の手が届く場所となる。]
あとは、上手く鬼から逃げるだけだ。 また、邪魔はさせてもらうけれど、――
[その最中、視界の端に過ったのは、着物姿>>153の青年。 これまたサイガワラでは珍しい装いから、 それがパートナーだろうと推察するのは容易い。]
(@75) 2017/06/22(Thu) 19時半頃
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―中央エリアと東エリアの境―
えぇと…熊さん、こっち!
[互いに周囲を警戒しながら、 黒いノイズとは交戦せずに逃げる方針。
自分達の能力は、攻撃系でも飛び道具でも無い物体変化系なので。 戦闘機会は避けるに限る!…と、陽菜は思っている。]
でも、こっちはぷわーってしてる所無くてよかったー。 西と北の境界の方から出てたから、 もしかして全方向に「禁断ノイズ」?って言ってたあれが 出てくるのかと思ったー。
[実際、予想は当たっていたのだが。 東方向のノイズ噴出陣は、藤宮の能力により封じられていた。>>20]
(158) 2017/06/22(Thu) 19時半頃
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―呉商堂書店前の道路―
わっ…わわっ…… じゃーまー!!
[前を通り抜けようとすると、 真っ黒ではないがぴろぴろわかめのついた動物… つまりは、ノーマルノイズが出てきた。 ぼよぼよにしながら、駆けていく。]
あれ?和服お兄さん…と…… 羽があるから、死神さん。
[どのタイミングだったか…藤宮と三ヶ峯が 「死神さんがころんだ」を開催している現場に行き当たる。 二人の雰囲気から、サブミッション開催中と推測できて。]
(159) 2017/06/22(Thu) 19時半頃
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……パートナーも来てくれたみたいだし、 もうクリアも同然かな。
[とはいえ、パートナーらしき彼に対しても、 試練を設けさせてさせていただこう。 駆け寄ろうとした青年>>153に立ち塞がるように、 熊の姿をした雑音が3体と、狼が2体、姿を現しただろうか。
けれども、藤色の着物を纏った、聡明な青年。 その前に雑音が立ち塞がる様子はない。 今のところはね。]
(@76) 2017/06/22(Thu) 19時半頃
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サブミッション中ですかー? 私達は、ミッション場所が ドゥームプラザかな?って思って そっち、見に行くところです!
十王ストリートの辺り、真っ黒ノイズがいたから 気をつけてくださいねー!
[二人に手を振り、集人と共にドゥームプラザまでまっすぐに走って行った**]
(160) 2017/06/22(Thu) 19時半頃
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[けれども、さて。 もし、青年が手を伸ばして、 死神の手から、バッジを掴んだとしたらどうなるか。
さすれば、今、死神が“動けない”理由。 それが、鋭い刃となって、彼の身体を襲うこととなるだろう。
そう、つまりは、両足が千切られたと錯覚するほどの痛み。 腿を穿たれる痛みが、彼へと齎されることになる。
仮面のような笑みを貼りつけたまま、 死神は挑戦者を見据えるだろう。 さて、君はどうする?と。*]
(@77) 2017/06/22(Thu) 19時半頃
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[>>@73 少々とくぐもった拍手の音に、 演者は気恥ずかしさ混じりに頸に手を遣ってから 嫣然と微笑みなんかしたものだ。]
……お粗末様でした。 及第点以下だけどな。
[そうと零す口のように点、と続く緋色がその由だった。]
(彼が壁に背を凭れた儘に 理由など無いと思うからこそ、呑気に笑う。 小さな微笑みの視線先にはふいと気付いたところで、 己の練度不足以上の恥以上は思いもせず、──。)
(161) 2017/06/22(Thu) 20時半頃
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[>>@74 なだらかに動く首の動きを見届け、 成る程、と同意を示される傍らで狼が唸るさまを どう、とも思わなかったかと言えば、 どう、とも思うこころは削れていた、に尽きたのだ。]
(蓋に仕舞っていた未来(いま)への翳りを、 笑顔の裏の閉ざして、──なんにせよ 教導の道を取ることなど、過去(いま)の僕には 欠片も、───考えやしなかったもんだから。)
───そうさなぁ。 じゃあ、な。 このサブミッションが終わりでもしたら、 時間があるんなら、幾つか見繕うのもいいかもなァ…。
[笑んだ儘伏せた睫帳は、肚のうちも、その見分も。 自らの幕帳から遠ざけるようにして、第二幕。 剣の華を咲かせ、───……。]
(162) 2017/06/22(Thu) 20時半頃
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― 回想/呼び名の話と、彼女のこと>>5:263 ―
「“戸隠くん”さ、」
[ 不意に真正面から、此方の顔を覗きこまれる>>5:262 視線を逸らすことなく、ただ真っ直ぐに。 ]
……ぁ?
[ そんな彼女の様子に つい怪訝そうに眉根を寄せるのが見えただろう。 そんな此方に構わず、彼女は不気味に思えるほど落ち着いた静かな声で ]
(@78) 2017/06/22(Thu) 20時半頃
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「—— わたしは、だあれ?」>>5:263
…。
[ 一瞬、言葉に詰まった。――そして ]
(@79) 2017/06/22(Thu) 20時半頃
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……ばぁか。んなもん、俺が知るか。
[ 彼女の額に手を添えると、 その上から力いっぱい人差し指を弾いた。 所謂「デコピン」という奴。 容赦?手加減?さて、知らない子ですね?
ついでにいうと俺はたらしだなんてけったいな生き物ですらない。 そういうのは、もっと気が利いて人を喜ばせることができるような奴にかける言葉だろうに。 ]
(@80) 2017/06/22(Thu) 20時半頃
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[ 彼女の額に添えていた、 仄かに赤く色づいた手をひらひらさせながら。 ]
俺は目の前のアンタしか知らねぇよ。 アンタが『顔の良い』俺しか知らねぇようにな?
[ 記憶を持たない彼女の苦しみを、 彼女が抱える違和感や気持ち悪さをきっと、俺は理解できていない。
昔の俺なら、理解できたんだろうか? 理解できなくても、その苦しみに寄り添おうとしたんだろうか? 仮にそうだとしても、俺はもうあの頃の自分に戻りたいとは思わないのだけど。 たとえそれが、あいつの望みだったとしても。 ]
(@81) 2017/06/22(Thu) 20時半頃
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[次の演目を問うように捻った首は、 差し出されるが如く、開かれたよっつを見る。 あとはもう、阻むもののない石畳を渡るだけ。 ぱち、と瞬いて、「そうか」と口月を上げた。>>@75]
(子どもの遊びであれば、鬼が交代するだけ。 ──死神の遊びは、ほんとうの”鬼”は。 どう云うものか、男は考えなかった。 諦めると謂う事を知らないから、棄てた。)
[そうして、二度、木の音を響かせた。 その幕間いのインターバルである。 (やもすれば、死神の手を取るように、) その青いバッジへと手を伸ばそうとして───。
─── >>159>>160声がした。]
(163) 2017/06/22(Thu) 20時半頃
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[ ――それに。 俺が彼女の抱えるものを理解できないように、 彼女もきっと、俺の抱えるものを理解することはできない。
『他人の顔』を褒めそやされる、あの違和感を 記憶と心が結びつかないもどかしさを、 俺であって俺ではない『自分』を求められる苛立たしさを、 誰かに理解してほしいかと言われたら…まぁ、そうは思わんな。 ]
だがな……なぁ、鳴李。
(@82) 2017/06/22(Thu) 20時半頃
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[ 普段は滅多に呼ばない彼女の“名前”。 先ほどとは反対に、今度は俺が彼女の顔を覗き込む。 視線が合わさるように少しだけ背を屈めながら 彼女の顔にかかる前髪を指先で払って ]
たとえ昔のアンタがどんな存在だったとしても、 俺は変わらねぇ。 変わるつもりはねぇよ。
[ 少なくとも、こうして生きて“記憶”のあるうちは。 ]
昔の記憶を取り戻すことで、 アンタが幸せになれるかは、正直わからない。
[ 少なくとも、俺の記憶が俺を幸せにしたことはない。 だけど、もしもそれが彼女を幸せにすることができたのなら―― ]
(@83) 2017/06/22(Thu) 20時半頃
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…ま、いいや。 たとえ何があったとしても、俺はアンタの味方でいたいと思ってる。 それだけは、忘れんなよ?
[ そういって、再度彼女の額を――流石に今度は手加減した――指先で弾く。
そうしてこちらの言葉に薄っすらと笑った彼女>>5:268が あのとき何を考えていたのか、それは今でもわからない。
ただ、妙にしんみりした雰囲気を誤魔化したくなって、 わしゃわしゃと彼女の前髪を掻き乱したのを 今でもまだ、覚えている。 ]*
(@84) 2017/06/22(Thu) 21時頃
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[一瞥をした玻璃へと振るわれる手に、 返す手は動かなかった。]
( 突き立てたつるぎを引き抜いたから、 塞がっている、或るいは、 ……うまく ”動かない” のだ。 )
嗚呼、林口さんと、……。 三留さん──だったか。 (榴斗がそう呼んでたのを聞いたもんだから。)
[だらだらと血を流す赤い手を さ、と隠し乍ら。 別段、男は何を悟ったわけでもなく、 それは単なる、思いつきのようなものである。
一度つるぎを地面の疵跡に差し込めば、 袂の巾着袋の紐を右の手でずる、と引っ張り出し その柄に糸を掛けて、再びその手に握り、──]
(164) 2017/06/22(Thu) 21時頃
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[そのつるぎを、 胸元まで持ち上げると ぱ と離せば、それは浮揚した。
───けものたちを貫くためのそれではないから、 掴み取れるほどの緩慢な動作で見知った影らの手前迄 つるぎは宙を泳いだあと、その前で動きを停める。]
…… 餞別。
(巾着袋には、小さな青のバッジが5つばかり。 中身を確認されてもされずとも、微笑んでみせた。 臆、でも、そっちのほうは上げた訳じゃあねえんだ。)
(165) 2017/06/22(Thu) 21時頃
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奈直生くんに後でドゥームプラザで 作戦会議しよう、と言われてたんだが──…。 ちょいと遅れそうだって、言伝を頼めねえかな。
それと、その巾着袋は、 僕らが行く迄預かっといてくんねえかな? ……臆、丁度サブミッションの途中なんだが。 ミッションとサブミッションの達成祈願、ってな。
[「忠言ありがとな。 お嬢さんと林口さんも気を付けておくれ。」
───何処迄も元気なその子に、 ひかりを見たような眩しさを隠すよう 瞳硝子を眇めて、瞬きと共に見送った。] ( 右手が空けば漸く手が振れる。 お返しとばかりにひとふるい、揺蕩わせ。 )
(166) 2017/06/22(Thu) 21時頃
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[その、後だったか。 入れ違うようにか、聞こえた特徴的な履物の音。 >>@75>>@76死神の視界端に過ぎった そのすがたに気づくのは、二、三拍遅れて。]
……榴斗。 嗚呼、暇だったからなァ…。 サブミッション。やってたんだよ。
(赤い手は、かれの刃を見れば見透されるもの。 かれより余程、「愚かしさ」なんて言葉の 似合いそうな男は、それを知らないからこそ、 疵を全て、振り向いた背のうしろに隠して、 悪気なく微笑む顔を、一時も崩しやしなかった。)
──── だったら、いいんだがねェ。
[>>@76金色のかれの言の葉にぽつ、と 相槌を挟んだとき、だった。現れた雑音たちに ぱちぱちと瞬いたが、]
(167) 2017/06/22(Thu) 21時頃
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(……なんでだろうなァ。 まっすぐに駆け寄るのを、 先にすりゃあ好かったのに。
この儘かれと一緒に 鬼から逃げ切ってしまえば好い、と 聡明と呼ぶには浅はかさが過ぎったのか、)
[……否、由なんてのは、 別のところにあって──。]
………… そうだなァ。 あんだけ相手するより、
(「逃げちまおうか。」)
[悪戯気分で、伽藍、と、木の音をひときわと立て。 その掌の青を掬った、────その刹那だった。]
(168) 2017/06/22(Thu) 21時頃
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……ッ、
[ 笑みが驚嘆に崩れて、竦む。 ]
(……嗚呼、昨日の脇腹の痛みも、 比じゃあねえくらい、切り刻まれる傷みに
何が起きたか気づく迄が三秒、 彼の能力を思い出す迄が五秒、 何をされたか気づく迄が十秒。
は、 と、かんばせをあげれば、 膝をついた軀を見据える瞳が、下りている。)
(169) 2017/06/22(Thu) 21時頃
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[揚揚と逃げ去ろうにも、 元来立つにも辛いような傷みを抱えていた男を 見上げて、零したのは。]
(恨み言でも、助けでも、 後悔でも、懺悔でも、友と良く似たかれへの なにかを求めるそれでも、気遣いでもなく、──。)
──……ははッ、 こないだも、……然うだったが。 きみも、痛みは、……感じねえのか? ( 駅前に居た、あの少女のように。 )
[───問うべきものを間違えた、 頓狂な問いと、にがわらい。]*
(170) 2017/06/22(Thu) 21時頃
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── 東:呉商堂書店前 ──
[少し、前に。 先日も会った彼女の過ぎって行った事は知らないまま、
(先生が、彼女に巾着を託して、 作戦会議を云った彼へ伝言を頼んだ事も勿論、)
此方を振り返る姿の、悪気なく微笑うのを見遣って。>>167 待たせた詫びと、サブミッションの助力でもしようかと思えば困ったように息吐くのもそっちのけにされた。
(先生の嘘は、鞘に仕舞われた刀のみぞ。 青年自身は未だに気が付かず、)
と、と、 来るより以前に何を話していたのかまでは分からないが、兎角先生の元に駆け寄ろうとして地を踏む。 それが二歩目を数えるより前、降って湧いたように現れたのは雑音。>>@76]
(171) 2017/06/22(Thu) 22時頃
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[序で、これが今まで通りのものであって黒くはない事に、僅かな疑問を覚えながら。
(あの黒いものが、死神でも出せないなど。 事情を知らぬが故の、不可解。)
二歩まで踏んで続きを躊躇った足が、振り抜かれた腕に半歩を退いてから。 その巨躯の向こうに、膝を着いた先生の姿を見りゃあ、何を考えるより先に勝手に身体が動いた。>>169 流麗さの片鱗すら顔を出さないような、力任せで目の前の熊を一太刀に霧に還すべくして、緋が一閃された。
(周りへの対応なんぞは疎かで、 未だ綺麗だった右の肩より背側に、 熱持ったような感覚は気にも留めず。)
その横まで走り寄れば、苦笑う先生の代わり、件の死神を真っ直ぐと見据えた。]
(172) 2017/06/22(Thu) 22時半頃
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[先生が彼に向けた、 頓狂な問いは、半ば焦燥した頭には勿論、耳にさえ入っていた筈もない。>>180]
…何があったかも、 何をしていたとも知らないが。 立てそうか、りゅう、未だ何かあるのだろう、
[掌の刻限が減ってゆく以上、確かに何も終わってはいないのだが。 そう云う意味ではなかった、のだ。
(只、見仰いでいる様子に、と云うよりは。 死神は先ほど、手を伸ばしていたから、 未だ終わっていない気がした、だけの事。)
立てないようならそれこそ、無理に先生を抱えようか、と、今度こそ思っただろうが。 それ以前に、目の前の彼は、如何動いていただろうか。]*
(173) 2017/06/22(Thu) 22時半頃
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[念動力、つまりサイコキネシス …確かに、そういう知り合いはいない]
落として、大丈夫かな……? 地面が凹んじゃったり、 下敷きになったり、とか
でも確かにダメージは与えられそうだよね…… ゴンドラごと揺らして落とす、とか……?
[問題は、如何にして落とすか、だけど]
……ない
[近づいてよく見れば>>108蝙蝠の群れが果敢に 象を攻撃しようとしているのがわかるのだけれど、 それを応援して見ていても埒があかないだろうし、こまった]
(174) 2017/06/22(Thu) 22時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2017/06/22(Thu) 22時半頃
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―呉商堂書店前―
はい!三留陽菜です! あってるよ!
[>>164 名前を呼ばれ、振り返る。 少し距離があったけれど、何かな?という顔で藤宮を見て。 ゆっくりと、巾着をくっつけたつるぎが こちらに浮いてくる様子を不思議そうに見た。]
(175) 2017/06/22(Thu) 22時半頃
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