18 Orpheé aux Enfers
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
neige 2010/09/10(Fri) 04時頃
さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。
Cadenza 2010/09/10(Fri) 04時頃
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『……その信頼を、崩したのがあの人です。 今のオケの状況を見て、それでも? オケの皆の信頼が戻ると思いますか?』
〔僕はもう一つ撃ち込む、言葉を。〕
『……少なくても、罪には罰を。 それから許しが筋ではありませんか?
ちゃんとした罰も与えず、 許しを他者に請うのは……僕は賛同できません』
(221) うに 2010/09/10(Fri) 04時頃
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セシルは、半眼だった秋色を今は真劇に向ける。
うに 2010/09/10(Fri) 04時半頃
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――――どんな罰を与えようと謂うんですか。
[首を振る]
まだ、許しを請うても居ない 当人の居ない場所で賛同も何も無いでしょう
きっと、信頼は戻りますよ。 彼が真摯に向き合えば。
音で交わることが出来れば、通じ合えます。 僕らはそういう人種ですから。
(222) Ayame 2010/09/10(Fri) 04時半頃
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『そう、まだあの人自身が誰にも許しを乞うていない。』
〔さっきから、ずっと、すっと違和感を感じてた どうして、先輩が弁護しているのだろうと? どうして、当人はどうしたと言うの?〕 〔いまだ当人からの謝罪なく まるで、保護者が頭を下げているだけの状態に 内心僕はゆるく首をふった〕
『まだ、本人が向き合ってもいないのに 信頼が戻るかは判りません。 最初から戻る前提で動く謝罪なぞ……打算です』
(223) うに 2010/09/10(Fri) 04時半頃
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『音で交わるからこそ……音はとても素直です
嬉しさも、悲しさも、 姿勢も、甘えも、逃げも、総て総て 創り上げるものに反映される ……それはきっと、先輩のほうが御存知のはずです
今、此処で、是と言うのはとても簡単だけれど 甘く、腐敗した音を 奏でたいのでしょうか?
先輩は同じステージに立てれば ……妥協した音でも、いいのですか?』
(224) うに 2010/09/10(Fri) 04時半頃
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『……先輩がすべきことは、 先輩が矢面に立ち奔走することではなく そう、信じるのであれば、
むしろ、一歩引いて 当人の行動を信じて祈ることではないでしょうか?』
(225) うに 2010/09/10(Fri) 04時半頃
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セシルは、神速の指捌きを体得した。
うに 2010/09/10(Fri) 04時半頃
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ちゃんと彼も向き合っている頃です。 まだ此処に来ていないだけ。
打算の何が悪いんですか。 僕は絶対に、このオケでこの皆で成功させたいんです。 その為の手助けならなんだってしますよ。
僕は黙って祈るだけなんて、出来ないんです。 僕は彼の為じゃない僕自身の為に 今出来ることをしているだけですよ。
君の口止めと、足止めを。
[次々に打ち込まれる画面を見遣り、 全部読み終わったあとで口を開いた]
(226) Ayame 2010/09/10(Fri) 04時半頃
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妥協した音で良いはずが無いでしょう。 目指すべきゴールは、間違えません。
僕が矢面に立っているのは、彼が来るまでの時間稼ぎ。 ……君の口から、彼の行為が洩らされるのは避けなくてはなりません。 これ以上亀裂が広がらないように奔走する事の何が悪いんです。
あれでいて、彼は繊細なようです 心の準備は必要だと思いませんか。 それすら甘えだと仰いますか?
(227) Ayame 2010/09/10(Fri) 04時半頃
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ベネットは、乱れた呼吸を整えようと浅く何度も息を吸う。
Ayame 2010/09/10(Fri) 04時半頃
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[眩暈がする。 上手くいきが出来なくて 胸を掴んだ手は小さく痙攣していた]
……は、っ……は……
[胸が痛い。 度を越えた緊張と精神負荷 頭が痺れて、ぐらりと身が傾いだ。
ぷつり、意識が途切れる**]
(228) Ayame 2010/09/10(Fri) 04時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
Ayame 2010/09/10(Fri) 04時半頃
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『彼が向き合っていると言うのなら、 それを信じるなら……此処まで言葉はいらない。 ……先輩、信じてないですよ、それは。』
〔先輩の言葉にうちこんでから首をゆるっと振って〕
『成功ってなんですか?打算で本当にいいんですか? ただみんなでステージに居れば成功ですか? ……全体練習で、僕はあの人の音だけ記憶にない。 そのままの音になってしまうかもしれないんですよ?』
〔記憶に残らない音。最上学年なら 技術は確かなはずなのに。 最も若いカルヴィンの音のほうが残ってた〕
(229) うに 2010/09/10(Fri) 04時半頃
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〔ただ、僕は次の一文できょとんと首を傾げる。〕
『………僕は…まだ、サイラスにさえ このことを話してないんです、けど』
〔どうしよう、先輩が からまわっていることを指摘すべきかどうか 息を乱す先輩に、別の意味で血の気が引く〕
『もう、サイラス、ラルフ、 カルヴィンに会ってますが…… サイラスとラルフに、 今日か明日には決着つくんじゃないかなって、 ……言っただけ、かな』
(230) うに 2010/09/10(Fri) 04時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
Ayame 2010/09/10(Fri) 05時頃
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〔先輩はその文字を読めただろうか? それとも、読めたから 意識を失ってしまったのだろうか。
崩れ落ちる身体に咄嗟に僕は手を伸ばす。 無我夢中だったから、腕にかかる重みと温度に 愕然として、でも放り投げるわけにもいかず 青ざめ、震える身体で 先生のほうを振り返った*〕
(231) うに 2010/09/10(Fri) 05時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
うに 2010/09/10(Fri) 05時頃
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[揺れるラルフの瞳を見るたびに、鼓動が早くなる。 押し寄せるような鼓動の波に、気付けば恍惚とした笑みを浮かべていた。
縋るように服の裾を掴まれたのを契機に一度離していた唇を再び重ね、 コンクリの床へ押し倒す。 そこはちょうど貯水タンクの影。照りつける日差しが途切れ、空気の温度が僅かに下がる]
先輩がそんな顔するなんて―知らなかった。
[いやらしい人。まるで俺を煽ってるみたい。 耳元で低い囁きを落とし、目尻に溜まった涙を舌で掬う。 どろりとした欲が、身体を伝って降りて溜まってゆく]
こんなことしたら…嫌われちゃう、かな。
[そっと片手で抱きとめ、片手を下肢へ伸ばす]
こっち、向いて。俺だけ見てないと、だめ。
[伸ばした指先であやすようにしながら、啄ばむように口付けた]
(232) Cadenza 2010/09/10(Fri) 05時頃
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先輩、好き―…。
[理性はとうに消え去っていた。 そうでなければ、物陰とはいえこんな行為に及べる筈がない。
繋がった部分を揺らせば、ラルフの口から甘い声が漏れるか。 それをうっとりとした表情で聞き、耳朶を噛む]
は、あ、うっ…せんぱ、い……す、き…… もっと、お、れに……らる、ふ……
[感情と本能に操られるままに腰を叩きつける。 二人の息と肌が絡み、コンクリにぽたぽたと雫が落ちた―。 若い交わりは、興奮した欲望が収まるまで続くかと思われたが、 不意に訪れた空腹によって理性を呼び戻されてやがてフェードアウトした]
(233) Cadenza 2010/09/10(Fri) 05時頃
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……先輩。 俺、もいっかい楽器探してみるよ。 やっぱり、ここで終わりになんかしたくない。
[貯水タンクの裏に寄りかかって座りながら、言った。 重ねた肌。感じた吐息に―ひねくれていた何かが削げ落ちて。 ただもう一度共に音を紡ぎたい、音楽を創りたい、と素直になっていた]
そういえば、カルヴィンは気付いてないんだろうか。 俺は爆睡しちゃってたみたいで何も気付かなかったんだけど、 もしかしたら何か見ているかもしれない。
[落ち着いたら中へ戻って楽器探しと、犯人を見ていないかカルヴィンに聞こう。 けれど今は―。もう少し、寄り添った温度を、感じさせて**]
(234) Cadenza 2010/09/10(Fri) 05時頃
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さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。
Cadenza 2010/09/10(Fri) 05時半頃
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−談話室−
………。
[打ち込まれた言葉を、じっと見つめつづける。片側だけ音の無い会話の中で、スティーブンはじっと黙って考えていた。周囲が沈黙に包まれ、全員がそれを嫌というほど体感し終えた頃、口を開く。]
つまりあなたは、まずトラヴェルソさんに謝ってもらいたい、と。
[にこりと笑い、セシルを見つめる。]
……そうですねぇ。 「罪には罰を」というあなたのお気持ちを理解することも可能ですが……下手したらその与えた罰が「打ち込まれた3発目」になる可能性もあるかもしれませんね。そして、さらに別の方向から弾丸が飛んでくる可能性も。
下手をすれば、オーケストラ全体が、無数の弾丸が飛び交う戦場になってしまいそうですね。
そしてそれが、いつしかあなた自身を傷つけてしまうかもしれないし、いろいろなものが飛び交った末、戦場そのものが消え去ってしまうかもしれません。
(@14) leeha 2010/09/10(Fri) 07時半頃
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確かに僕も奇妙な心地がします。 あなたが言うとおり、「一歩引いて黙って見守る」ことに、僕もそれなりのシンパシーを感じています。
……ですが、今あなたは「見守る」だけでどうにか彼が謝れる空気を持っていますか?いいえ。あなただけではなく、皆さん全員が。
確かに彼がしたことは良くないことですけれど。まだ改めて彼と話はしてませんが……
僕には、彼のこの一連の行動が「自分の苦しみを知って欲しい」という叫びを上げているようにも見えるのです。音楽が嫌いなだけなら黙って立ち去ればいいのに、こうして場を壊すような行動をすることに、彼なりの意味があるのではないでしょうか。
「このままオーケストラの中に居るのは苦しい、されどここから黙って離れるのもまた苦しい」……というふうに、ね。
必要ならば、第三者である僕が、彼の告白と贖罪の為の行動を支えることもできます。最終的にそれを行うのは、間違いなく彼本人ですけどね。
……皆さんのお怒りは分かります。 ですから、怒りはきちんと外に出した方がいい。この場を崩壊させないように。僕はあなたたちの怒りを聞くこともできますから。
(@15) leeha 2010/09/10(Fri) 08時頃
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ねえ、ベネットさん。 ベネットさんが彼を心配し、庇うのは、そういうことでしょう。それを感じているから、必死になっているのでしょう……?
[と、ベネットの方を振り向いた瞬間、彼が苦しそうに胸を押さえて倒れ込むのが視界に入った。]
……ベネットさん。 大丈夫ですか?
[セシルの方を見る。その不安げな表情にコクリと頷き、ベネットの身体を背負う。]
とりあえず健康管理センターへ連れていきましょう。あいにく僕はこれから授業なので、彼の傍には居てあげられませんが。
……今、彼を合宿棟に置いておくのはあまり良くない気がします。ここは彼のストレスと心配の元であるだけでなく、また1発撃ち込んでしまうことになりかねませんからね**
(@16) leeha 2010/09/10(Fri) 08時頃
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[食堂を出て、部屋に戻って楽器を背負う]
…辞めるなら、練習なんてしなくていいじゃん。
[まあ、演技は必要だ。 そう思いながら練習室へ向かう。 どこかいつもと違うセシルに訪ねられたときも 練習室に行くとこたえていたし。 暫くすれば閉まりの悪い扉の隙間から 溢れていくチェロの音*]
(235) azumi 2010/09/10(Fri) 08時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
うに 2010/09/10(Fri) 09時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
うに 2010/09/10(Fri) 09時半頃
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― 談話室 ― 〔常時であれば先生が笑んで口にした言葉や、 続いた言葉に何か口にしたかもしれない。〕
〔けれど僕はその時、接触恐怖症なのに 先輩を支えようと抱えてしまい、恐怖と混乱の最中で。 多分半分も聞けていなかった。と、思う……〕
――――…………
〔先生が気を失った先輩を背負うことで やっと人の感触から解放されれば、 先生の言う言葉はよくわからないまま、 コクコクと頷き、先輩が先生に背負われていくのを どこか呆然と見送るだけだった……〕
(236) うに 2010/09/10(Fri) 10時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
うに 2010/09/10(Fri) 10時頃
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- 練習室にて -
[随分と長い間、抱き合っていただろう。 物音を聴いて離れようとする身をそれでも抱きしめていた。 さすがに、いい子だからと謂われたなら離しただろうけど。]
…―――――あんま、無理すんなよ。
[出ていく背に告げた。 いつか彼が心労で倒れてしまうんじゃないかと念ったから。
それからしばらく練習室で呆うけていたろうか。 吐露してしまったら、ポカンと穴があいてしまったようで。]
(237) anbito 2010/09/10(Fri) 11時半頃
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夢物語だなぁ。
[人の大切な楽器とスコアを盗んで、それがエゴの塊であることに変わりはない。 謝ろうとは念う。 けれど許されるわけじゃない。 赦されたいと念えない。 赦されないために、許されない事をしたのだから。
オケから自分の居場所をなくす為。 二度と音楽に触れない為。 それから、矛盾した願いの為。]
……―――授業、いくか。
(238) anbito 2010/09/10(Fri) 11時半頃
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- 教養研究棟1階大講義室101にて -
いやあ、遠かった。
[ふう、と溜息混じりに夏期講習へと参加する。 一応時間通りに現れた姿に、講師は驚いただろうか。 きっと何事もなかったように授業を受けて、そのまま講義室に残っていた。 講習生が全て居なくなるまで。]
ステフちゃーん、飲み誰も来たくないって。 酒癖悪いんじゃないの?
だから俺とサシ飲みにしよーよ。
[いつものように笑って見せた。 ああ、帽子はきっと奪われたままだから初めて眸の色を見せたかもしれないけれど**]
(239) anbito 2010/09/10(Fri) 12時頃
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御者 バーナバスは、メモを貼った。
anbito 2010/09/10(Fri) 12時頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
neige 2010/09/10(Fri) 12時半頃
さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。
Cadenza 2010/09/10(Fri) 13時頃
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−大講義室>>239−
……え?
[一瞬、背中に嫌な汗をかいた。 まさかそこまで噂が広まっているのかと思い、内心で「大学生の情報伝達能力おそるべし」と思いつつ、常のように穏やかな笑みを浮かべた。]
……そうですか。そうですよね。 皆さんオーケストラやら何やらでお忙しいでしょうし。ええ。
場所はどこにしましょう? 合宿棟の方がいいですか?それとも外にしましょうか?
トラヴェルソさんもお忙しいでしょうし、あまり遠くに行き過ぎない方が良いとは思うのですけれども。
ああ、僕は煙草を吸っても嫌な顔をされない環境であったら、何処でも構いませんよ。**
(@17) leeha 2010/09/10(Fri) 13時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
うに 2010/09/10(Fri) 13時半頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
Ayame 2010/09/10(Fri) 13時半頃
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―研究室>>@8―
…………彼の音は優しいんですよ。優しくて、―――
[そして今は、哀しげな音色だった]
僕はずっと羨ましかった。 あんな風に音を奏でることが出来たら、 どんなに気持ちが良いだろうと。
[何処か遠くを見つめるような眼差しが、扉へと向く。 独り言のように零した後、口元に微かに笑みを浮かべた]
(240) nanami 2010/09/10(Fri) 20時半頃
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―研究室>>@9―
……………良いんですか?
[講師からの問いかけに、ぱちりと瞬いて振り返る]
僕は、皆と会ってはいけないのだと思っていました。
[直ぐに扉を開けなかったのは、「隔離」されると、その言葉が強く胸に残っていたからで。 やましいことなんて、ありはしないけれど。 自分から外に出るのは、何だか悪いことのような気がして]
――――――――――――。
[思い出す、哀しげな音] [扉の向こうの彼は、どんな表情をしているのだろう]
(241) nanami 2010/09/10(Fri) 20時半頃
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[躊躇が微かな間を生んだ。その隙に]
あっ…。
[――――メールの着信音>>-214] [――やがて扉の向こうに足音が響き、遠ざかっていく]
[開いた扉の先に、セシルはいない。 僕は情けない笑みを浮かべて、講師に肩を竦めた]
先生もお仕事お疲れ様です。では、僕は、……
[行き先を尋ねられて、応えた先は学生相談室。 連れてきた講師に頭をぺこりと下げた後、一人きりの部屋でヴァイオリンケースを抱きしめた**]
(242) nanami 2010/09/10(Fri) 20時半頃
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―朝のできごと:研究室 >>242―
……そうですか。 では、学生相談室までご一緒しましょう。 今日は特に来訪者はいらっしゃらない様子ですから。
[エレベーターで3階まで降り、廊下つきあたりの一室に案内する。決して広いとは言えないが、応接用のソファーが中央に設置され、空調もほどよくきいている環境にサイラスを導く。]
アルバーンさん。 もしどなたかとお会いになりたいのならば、招き入れても構いませんし、落ち着きたいならばおひとりでいらしても構いません。
ここなら防音設備もそれなりにありますから……よほど大きな話し声でない限りは外には聞こえません。
[それはカウンセリング用にしつらえられた部屋であり、音楽を奏でる為のものではなかったのだが、ヴァイオリンケースを持ってきているサイラスにとって、練習するにも良い環境かもしれないと思ったのだ。
分厚く白いカーテンが夏の光を浴びて、間接照明のようにサイラスの全身を照らしていた。]
(@18) leeha 2010/09/10(Fri) 21時頃
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― 談話室 ―
――――…………っ 〔戸が閉じて、先輩と接していた部分から 温もりと感触が薄れて、 ようやく僕は一つ、二つと深く息をする。 嫌な汗を拭うように額を軽くすって。 ただ、動悸と震え……パニックの中、聞こえた声を反芻する。 それは、それまで静かに話を聞いていた先生の声〕 〔納得がいくか、いかないか。 で言えば、到底納得がいかない言葉だった。〕
(243) うに 2010/09/10(Fri) 21時頃
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〔此処はいつから幼稚園か小学校になってしまったんだろう? ぼんやりとそんなことを思った。 此処は僕からすれば憧れる音楽大学 ……ではなかったのだろうか?
それとも、音楽を専門としていない人と 専門にしたいと思う人間の感覚の違い、 ……なのだろうか?〕
(244) うに 2010/09/10(Fri) 21時頃
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―朝のできごと:学生相談室―
もしここから出る時は、1階の事務室のスタッフさんに一声掛けてください。施錠の問題がありますので。
それから…… 念のため、僕のメールアドレスを渡しておきます。 もし何か緊急事態が起きたら、僕に連絡していただいて構いません。
[メールアドレスが書かれたメモ書きを置く。 そこには、スティーブンの大学指定のメールアドレスが書かれていた。]
ゆっくり居ていただいていいんですよ。 ここを出るのは、あなたのタイミングで構いません。 事務職の方にもここを1日中使わせて欲しいという話を通してありますから、遠慮しないでくださいね。
[緩やかに微笑み、静かにドアを閉める。 ひとりになったサイラスがヴァイオリンケースを抱きしめる姿は、特に確認しなかった。]
(@19) leeha 2010/09/10(Fri) 21時頃
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