158 Anotherday for "wolves"
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[但し、その後、泣いた事をベネットに告げられてしまえば]
それは……っ、今、言わなくても…っ
[揶揄とも気付かず先の自身の動搖ぶりを思い出して、形見を狭くする。 目を瞠るベネットから>>222、思わず視線を逸らしてしまったのは、自身の振る舞いを恥じたからで、思い遣る言葉を耳にして、俯いてしまう。
肩を竦めるドナルドに、少しだけ非難の視線を向けることは、忘れずに。]
(237) 2015/05/16(Sat) 19時半頃
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[しばらくしたなら、温かい紅茶が運ばれてきて。>>223 そこでようやく、今朝から喉に何も通していないことを思い出す。 ミルクと砂糖を少量ずつ、はちみつ色の湯に溶かしたら、 心も溶かされたように、身体の力が抜けた。
ベネットの促しに、ドナルドが口を開く。
それは、彼の。 まだ聞いたことがない過去の事。]
(238) 2015/05/16(Sat) 19時半頃
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[突然の吐露から始まるそれは、驚きの連続で。 淡々と語られるドナルドの口調は、 どこか、自分のことではないことのようにも思えた。 しかし、話が進む内にそれは、 次第に今の彼と重なっていく。
幼少の頃には気付くことの出来なかった、 彼に向けられていたであろう奇異の目を。 彼がこの村の離れた理由を。
一つ、静かな溜息と共に、伝えられた言葉は>>218 思っても寄らない結末だった。
その衝撃に、思わず両手で口元を覆う。 は、と声にならない呼吸を紡いで。 耳だけが彼の声を拾い続ける。 つう、と頬を伝ったものを、指先で拾うこともできず。 静かに、瞼を閉じることで払い落とした。]
(239) 2015/05/16(Sat) 19時半頃
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[罪を犯したものの末路。 それは甚だしくも凄惨なものだった。
育ての父も、実の両親も失ってしまった彼。 父と思っていた者を手にかけた時の彼は、 一体どんな胸中だったのか。 ただ、想うのは彼が一人になってしまったこと。
自身と重ねることは出来ないけれど、 理解だけはしたいと、強く想う。
そのことを伝える彼に何と答えればいいのか。 すぐに言葉にはならずに。 沈黙を落としていたなら、ベネットが応える。>>226
彼が落とした答えに、強く同意を示すように。 こくりと、大きく頷きを。]
(240) 2015/05/16(Sat) 19時半頃
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[ただ、気になることが一つ。]
一つ、聞いても?
[ドナルドが頷いたなら、ついと口にする。 彼にとって大きく仄暗い過去を残したこの村に。]
戻ってこようと思ったのは、どうして?
[その問いかけに、ドナルドは答えてくれただろうか。
飲むことも忘れていたカップに、ようやく口を付けて。 今度は自らが口にする。
朝『視た』夢を、ベネットへと――。]
(241) 2015/05/16(Sat) 19時半頃
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[話す過程の中で、時折ちらりと浮かび上がるのは、 スティーブン先生に引かれながら、教会を後にする宿屋の主人の最後。 追い縋る少女の姿。
言葉を詰まらせて。 自らがルパートへ票を投じたことも告げたなら また、涙が溢れた。
涙ながらに、その夜、自らが施した咒いも。 その結果も。 余すこと無く、ベネットへ伝える。
二度目となる話を聞くドナルドは、静かにその場を見守っていた。]
(242) 2015/05/16(Sat) 19時半頃
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[一頻り伝え終われば、最後にベネットの表情を伺うように。
信じて、もらえますか。
ドナルドに向けたはずの問いは、ベネットへと尋ねることは出来ず、瞳を睫毛で覆い、目を伏せる。]
夢が、本当なのか。 確かめに行きたいんです。
[ドナルドが言葉を足しなたら、>>220 彼へと一度視線を向けて、再びベネットへと視線を投げて、彼の応えを待った。**]
(243) 2015/05/16(Sat) 19時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/05/16(Sat) 19時半頃
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[日の高いうちから歩くファントム。 遠目から見ると、宿屋へ向かうサイラスはそんな感じだったのではないだろうか。
>>203かかる声に足を止めれば、声の主に身体を向ける]
ああ、グレッグ。おはよう。
[グレッグに挨拶を返せば、ちょうど彼が緩く眉を寄せるのが目に入る。
その理由に気づかないままにマーゴの名前、メアリーの名前が彼の声で発せられれば>>204、今度は男が眉を寄せる番で。]
(244) 2015/05/16(Sat) 20時半頃
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[ひどい痛みを堪えるように眉間を寄せ、そうして蒼い両目を足元へと伏せて、つい唇を引き結んでしまう。
歩く最中、もうマーゴの手を握ることはないと実感してしまった。 だから彼女のことを口にすれば、まだ赤い目から再び涙が溢れてしまいそうで、言葉を紡ぐことが出来なかったのだ。
けれど。
何があったのかと二度も問われれば、伏せていた視線をグレッグへと戻すしかなかった]
マーゴは死んだよ。死んでたんだ。 首を噛み千切られて──……、
[思い出す。 身体だけになってしまった、マーゴの亡骸を。 すっかりと、体温のなくなってしまった手を。
視界が涙で揺らぎそうになるのを、奥歯を噛んで堪えた]
(245) 2015/05/16(Sat) 20時半頃
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殺されてたんだ。仲間であるはずの、人狼族に。
(246) 2015/05/16(Sat) 20時半頃
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グレッグ。
俺は、メアリーがやったんじゃないかと思っている。 マーゴはメアリーの様子がおかしいって気にしてて、その翌日に殺されたんだ。
それに──……、
[それは、マーゴの家でジョスランから教えられた情報>>148]
なんでメアリーが、教会で族長と同じく殺されたオーレリアのネックレスを持っていて なんでそれを、マーゴに渡したんだ? おかしいだろ、色々。
[だからメアリーを疑っていると、最後にはそう結んだ。
お節介なサイラスは、本来なら叔父を亡くしたばかりのグレッグにこんなことは言わないだろう。 彼が長く暮らしてきた、妹のような存在であるメアリーを疑っているとは。
マーゴを喪ったことで、男はほんの少しだけ、心の中に悪魔を飼うことにしていた。 そうでなければ、こんな状況。やってなんかいられない]
(247) 2015/05/16(Sat) 21時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/05/16(Sat) 21時頃
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― 昔々、子供の頃 ―
[黒い森が木の葉をばさばさと飛ばす。 カラスが、醜い声をあげて曇天の中飛び去っていった。
静かに佇む石造りの屋敷。 そこの主人は威厳ある人望厚き男。 日に日に、勤めるメイドの顔ぶれが変わると 噂になりだしたのはいったい、いつ頃だっただろうか。
あるとき冗談めかして少年は言った。 「屋敷でメイドを調理してるんじゃないか? だからあんなにカラスが多いんだよ! 墓場みたいに!」
[けらけらと子供だった医者見習いは笑う。 子供にとっては不気味な話もオモチャのようなものだ。
それを「笑えない冗談だ」と窘めたのは、 友人の誰だっただろう。 すぐにその冗談をやめたが。]
(248) 2015/05/16(Sat) 21時頃
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「……?」
[――ふと、視線を感じ、そちらを見る。 女がこちらを凝視していた。]
[ 数日後。]
[館の主と、女が起こした争いを、 そして追い込まれ、村の外れへ移り住んだ女の姿を。 少年はただ、じっと見ていた。>>2:571]
[ 村の皆は、彼女を嘘つき呼ばわりしていたが。]
(「何故、あの屋敷の主人は出て行ったんだろう」) (「あの視線の意味は?」) (「ひょっとしたら……」「ひょっとして?」)
[そう思いながらも、頭でっかちな少年は 真相を尋ねることもできずに 月日は流れ――。*]
(249) 2015/05/16(Sat) 21時頃
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―宿屋―
[“いつも”の道をぼんやりと歩いて。 まとまらない考え。 これからのこと。 慣れた道、それでも目的地に着くことができた。
きっと帰ってきたのは、 サイラスがグレッグに 内に飼う悪魔を見せた時>>247]
…ただいま……。
(250) 2015/05/16(Sat) 21時頃
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あ、……。
[独りでいるサイラスを見ると 改めて、マーゴがもういないんだと実感した。
黒衣を纏ったサイラスもまた目が腫れていて。 わたしと何も変わってないような気がした。 二人の服の色だけが対照的で。 それが却って不気味だった。]
(251) 2015/05/16(Sat) 21時頃
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[稚拙かもしれないが、己の考えていることを吐き出したグレッグの反応はどうだっただろう。
本来臆病である男はこんな時、いつもだったらグレッグの目なんて見ることは出来なかっただろう。 けれど今はグレッグの目を見て]
メアリーが帰るまで、宿で待たせてもらっていいか?
[そう問いかけた時か。 帰路に着くメアリーが、宿屋前でサイラスと話し込むグレッグへとただいまと告げたのは>>250。
その声は、どこかぼんやりとした音を響かせていたような気がした]
(252) 2015/05/16(Sat) 21時頃
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おかえり、メアリー。 お前さんに、訊いてみたいことがあるんだ。
……目、赤いぜ。どうした?
[ジョスランから貸し与えられた黒を羽織る男とは対照的に、白い生成りのワンピースを纏うメアリー。 けれど顔合わせた二人とも、揃って目は赤い>>251。
メアリーの目が赤いと知れば、きっとマーゴが生きていたならば。 今頃心配そうに、その白いもみじを彼女に伸ばしていただろうか。 そんなことを考えながら、男は静かにメアリーへと問う。
グレッグに止められたとしても、それは変わらない]
(253) 2015/05/16(Sat) 21時頃
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―宿屋前― [問うたサイラスの目元は腫れているような気もして 彼が叔父の為に泣いてくれたのかとも一度は思ったけれども、 >>245俯くサイラスが言葉に詰まるように、 強く何かに耐えるような所作を見せた後に 告げられた言葉に男の血の気も下がっていった。]
……マーゴット、が……
[昨日の朝には宿屋の前に来て、 元気な声で従妹の名を読んでいた少女が。 >>246人狼族に、殺されている。]
(254) 2015/05/16(Sat) 21時半頃
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[疑ってなんていなかったけれども、 死んだ叔父の他に本当の犯人はいるということで。
なら。 なんで、叔父は死ななければならなかったんだ?
喉まで出掛かった言葉は、息を詰め込んで。 呑み込んで。]
……ごめん。
[小さく、謝る。]
……辛いこと、言わせた。
[目の前の男が、サイラスが、 どれだけマーゴットのことを大切にしていたかは 知っている、つもりだったから。]
(255) 2015/05/16(Sat) 21時半頃
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……それを、メアリーに伝えにきてくれたのか? …でも、
[>>247サイラスが次の言葉を紡ぐ前に男はそんな言葉を続けた。 視線を辺りに彷徨わせる、メアリーは今、どこにいるのか。]
……今は、言わないであげて欲しい。 メアリーとマーゴットが仲が良かったことは知ってるだろ?
ただでさえ、父親を亡くしたばかりなんだ… それを受け止めきれてない…、
……サイラス?
[ぽつぽつと、朝のメアリーの様子を思い出しながら サイラスの方を見ると、いつもの彼の顔と違う。
いつものお節介な、 気遣いの絶えない彼の姿は目の前にはなくて。]
(256) 2015/05/16(Sat) 21時半頃
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……サイラス、
…お前は、
[サイラスを見る男の目に、警戒の色が宿る。]
……メアリーを、疑ってるのか?
[返す声が、少しずつ―――低くなっていく。]
(257) 2015/05/16(Sat) 21時半頃
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[自分の見解を話し出すサイラスを…じっと見つめて。 メアリーが来るまで待つと、その言葉には首を横に振った。]
サイラス、 さっきも言ったけれど今日はやめてほしい…。
[そう頼みを告げてもサイラスが引く様子はなく、 >>251帰って聞たばかりのメアリーのところに 遠慮なく向かっていく様子に低く唸る。]
(258) 2015/05/16(Sat) 21時半頃
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サイラス……!!!
[強めの牽制をかけても、 サイラスは留まらないのだろう。
彼を制止しようと、 その肩を掴もうとするように手を伸ばした。]
(259) 2015/05/16(Sat) 21時半頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/05/16(Sat) 21時半頃
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どうした、って……。 お父さんもマーゴも…… いないのに……。
平気でいられるわけないよ。
[サイラスが自分を疑ってるなんて 思いもせずに。 “少女が”そう告げることを 彼はどう思うだろうか。]
(260) 2015/05/16(Sat) 21時半頃
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[獣の足は軽やかに住宅地を抜ける。 抱いた猫の尾が腕をぱたぱたと叩いている、 これはどういう意味だろう。
メアリーと別れる前に問われた言葉。]
それを全員に聞いて、父親の仇を打つのか? 私怨で、人狼(人)を殺すのか?
ルパートには入れてないよ。 俺が入れたのは、メアリー、お前だから。
[それだけ伝えると後はもう何を喚かれても 背を向けたまま立ち止まることは無かった。]
(261) 2015/05/16(Sat) 21時半頃
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[メアリーが帰る前、いい方向に男の来訪を捉えてくれていたグレッグが、メアリーにマーゴの死を知らせないでくれと言う>>256。 けれどそうではないと気づけば、グレッグの声は徐々に低くなっていく>>257。
二度目の、今日はやめてほしいとの言葉>>258。 さっきもそんなことがあったな、なんて思えばメアリーが戻ったので、男は矛先を彼女に変えた。 いや、本来の目的を果たそうとしていると言うべきかもしれない]
(262) 2015/05/16(Sat) 21時半頃
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―― 本屋 ――
[クラリッサの反応>>236に「あ」と一つ声を漏らした。 童話の並ぶ本棚の一角から一冊の本を取り出し 傍に座るクラリッサの手前にそっとそれを置く。]
この本の話なんだ。 赤ずきんの話ももうおしまいだし 次はこれを一緒に読んでみようか。
[表紙には題名が記されるのみなれど それを捲れば扉には「美女と野獣」が描かれる。
同意の仕草に、「そうだよね」と微か笑みを向けた。]
(263) 2015/05/16(Sat) 21時半頃
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[泣いた事はクラリッサにとっては知られたくなかったか。 視線が逸れれば、少しばかり驚いたように瞬いた。 彼女の様>>237子から詳細は聞かぬほうがよさそうだと思う。
彼女が俯いてしまえばその表情は見えず]
ごめんね。 知られたくなかったならもう言わないから……
[「顔をあげて」と小さく言葉を掛ける。 彼女の手元からは、紅茶とミルクの少しだけ甘い香りがした。]
(264) 2015/05/16(Sat) 21時半頃
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[発した言葉に同意するように頷くクラリッサ>>240を 少しだけ眸を細めて見詰める。
前置きの後、ドナルドに向けた彼女の問い掛け>>241は ベネットも気になるようで、 答えを待つようにドナルドに視線を向けた。]
(265) 2015/05/16(Sat) 21時半頃
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[そうしてクラリッサの口から語られるのは 『視た』夢の話>>242。
ルパートの無実を示すような、夢。
彼へと票を投じたと聞けばふっと伏せられる眼差し。 昨夜はルパートが選ばれたのだと、末の弟から聞いた。 酒場で酒と料理を振る舞い、酔った自分を気遣ってくれた彼の姿が脳裏を過ぎり、もう会えぬのだということが胸を痛ませる。 票を投じる少し前に相談にきたグレッグの事を思い出し――。 それは僅かの間、すぐにクラリッサへと視線戻すと 彼女の眸から溢れた透明な雫が頬を伝うが見えた。 彼女もまた心を痛めているのだと感じ]
――…泣かないで。キミが悪いわけじゃない。 夢を視るまで知らなかったんだから――…
[涙を拭おうと指先が彼女の頬、目許へと伸ばされる。]
(266) 2015/05/16(Sat) 21時半頃
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