人狼議事


270 「  」に至る病

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【人】 公証人 セイルズ

[痛む頭を押さえ、息を吐いた。
衝動を堪えるために噛んだ結果、咥内に傷がつき、
口の中が鉄の味で満ちた。

眼鏡を食卓に置くと、
肘をつき指を組み、額を押し当てる。

そして、力なく笑った。]

(207) 2019/10/13(Sun) 00時頃

【人】 公証人 セイルズ

 
 …………詭弁だ。

 とうの昔に解っている。
 何のために君を生かしてしまったのか。
 何故血を飲まないのか。
 
 ひとえに、僕が臆病だったからだ。
 
 君が外の世界で生きられないことなんて
 生きようにもその穢れた血が邪魔することなんて
 とうの、とうの昔にわかっていたけど

 人間の親子のふりをして
 叶うはずのない夢を見ているほうが、まだマシだった。
 君はいずれ僕のもとを去る、と。
 僕はそれを祝福する日が来る……と。
 

(208) 2019/10/13(Sun) 00時頃

【人】 公証人 セイルズ

[長年懐に抱いてきた不信を
親らしくもなく娘に叩きつけて、
暖炉の上のキャンドルを一瞥する。
新郎新婦の愛らしい姿。

それを見て祝福するだけの
人並みの幸福を得てみたかった。

――愛したものとずっといられないなら
その後の幸福を望んで何が悪い。
そう思うのに、神は等しくお終いをつれてくる。]

(209) 2019/10/13(Sun) 00時頃

【人】 公証人 セイルズ


 父親の資格なんかない。

 …………最低だよなぁ。
 

(210) 2019/10/13(Sun) 00時頃

【人】 公証人 セイルズ

[セイルズは立ち上がると、
ソファに放られたブラウスを拾い上げた。
それをミルフィの肩にかけて、抱きしめ、体を離し
悲しみと、慈愛のない交ぜになった目で彼女を見る。

随分と背が大きくなった。
もう立派なレディだ。

セイルズは脳裏に、一瞬クラリッサの姿を思い浮かべる。
100年連れ添ったいとしい妻が
意図していないのにミルフィの姿に重なる。

自嘲めいた笑みが浮かぶ。
――こんな姿、きっと他の誰にも晒せないな、
そんな事を思いながら目を閉じ]

(211) 2019/10/13(Sun) 00時頃

【人】 公証人 セイルズ

 
[父親の顔をしていたのは、それが最後だった。]
 

(212) 2019/10/13(Sun) 00時頃

【人】 公証人 セイルズ

[セイルズは笑って、乾いた口を開く。

きっとミルフィが見たことのない
傷つききった男の顔をして
絶望の色の深い瞳を彼女に向けた。]
 
 僕は君を愛している。
 君の幸せを願っている。

 けれど。もう、……一人になるのは、嫌なんだ。

 君たちをいくら愛しても、
 病は進行して君たちを蝕む。
 いずれ君も、狂うだろう。

 そうして、血を飲ませるのが僕のため、なんて
 ふざけた事をいって、……僕を置いていくんだろう?
 

(213) 2019/10/13(Sun) 00時頃

【人】 公証人 セイルズ


 傍にいる理由? 本当の家族になる?
 
 こんなこと、で。
 たかが食欲の発露でしかない、こんなことで
 君は満足か。――満足なのか。

 教えておくれよ……
 

(214) 2019/10/13(Sun) 00時頃

【人】 公証人 セイルズ

[恐怖と怒り、悲しみがない交ぜになった瞳は
ミルフィを移し、クラリッサを映して揺らぐ。

雨のにおいがする。
雨音も聞こえないのに、
十年も時が経ったのに
セイルズはいまだ過去に囚われている。

血塗れた石畳の上で、
愛した人を揺さぶったあの日のままで
「君も同じなんだろう?」と、ミルフィを見た。]*

(215) 2019/10/13(Sun) 00時頃

公証人 セイルズは、メモを貼った。

2019/10/13(Sun) 00時半頃


山師 グスタフは、メモを貼った。

2019/10/13(Sun) 00時半頃


【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ


[手厳しい、と嘆くセイルズ>>205
 あたしの胸がちくりと痛んだ。

 ――あなたは、あたしにとって最高の父親だ。

 けれど、あたしは口を噤む。
 このままなあなあで続けていても、
 いつかは破綻する関係だったならば。

 ここで、立ち戻ってはいけない]
 

(216) 2019/10/13(Sun) 01時半頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ



  今までも。……これからも。

  あたしが好きなひとは
  あなた只ひとりよ。セイルズ。

  孤独を代償にした自由なんて、いらない。
  あたしは、あなたさえいればいい。

 

(217) 2019/10/13(Sun) 01時半頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ


[父親の資格なんかない。>>210

 ついにセイルズはそう言い切って、
 あたしを抱き締めた。

 きっと最低なのはあたしの方で、
 娘の資格なんてハナからありはしなかった。

 ふっと、セイルズの身体が離れる。
 あたたかさが遠ざかる。
 向けられたのは、絶望に翳った乾いた笑みだった]
 

(218) 2019/10/13(Sun) 01時半頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ



  ……セイルズ。


[確かに父だった男の名を呼ぶ]


  あたしも、あなたも。
  お互いを愛し合っている。
  お互いにひとりになるのを恐れている。

  似た者同士。あたしたちの望みは同じだわ。

  解決方法なんて、ひとつしかない。
  ずっといっしょにいましょ。
  死がふたりを分かつまで。

 

(219) 2019/10/13(Sun) 01時半頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ

 

  ねえ、セイルズ。

  だってあなたは
  あたし無しではしあわせにはなれないわ。

 

(220) 2019/10/13(Sun) 01時半頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ



 ("You'll never ever, never ever,
   never be happy without me !")

 

(221) 2019/10/13(Sun) 01時半頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ



  あたしが狂って死んだのなら、
  また新しい眷属を作ればいいじゃない。

  あたしも、クラリッサの代用品なのだから。

  眷属が消耗品ならば使い潰せばいい。
  食欲を抑える必要はないし、
  寂しさを我慢することもない。

  この髪も、目も、血も、あたしのからだ全部。
  あたしが眷属である以上、吸血鬼のあなたのものよ。
 
  好きにする権利があるわ。

 

(222) 2019/10/13(Sun) 01時半頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ


[だって、あなたがいなければ
 とっくのとうにあたしは死んでいるのだから]
 

(223) 2019/10/13(Sun) 01時半頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ



  あなたが望むなら、
  あたしは不自然になってきた
  「親子」ごっこを続けましょう。

  周りからどう見られようとも。
  それがあなたの望む関係ならば。

  あたしはあなたの娘でい続ける。
  眷属であるあたしは、あなたの願いを叶えましょう。

 

(224) 2019/10/13(Sun) 01時半頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ



  あなたが望むなら、
  あたしはあなたの妻にもなりましょう。

  元々クラリッサの代用品なんだから、
  あなたと夫婦になることだって
  何の問題もないわ。

  あたしは、もう大人よ。
  立派にクラリッサの代わりを務められる。
  あなたの悲しさや寂しさを埋められる。

 

(225) 2019/10/13(Sun) 01時半頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ

 

  ねえ、セイルズ。
  愛しているわ。好きなの。

  ずっとずっと抑えていたこの気持ちは、
  決して「ひとのおや」に
  向けていいものじゃないわ。

  あたしは、あなたの望むあたしになる。
  だから、あなたは眷属への愛を示してちょうだい。

 

(226) 2019/10/13(Sun) 01時半頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ



  ――お願い。あたしを、求めてほしいの。


[火照った腕をセイルズの背に回し、
 潤んだ瞳で彼を見上げた。
 心臓の鼓動が、高鳴る。熱い吐息が漏れた]*
 

(227) 2019/10/13(Sun) 01時半頃

覆面嫉妬団 ミルフィは、メモを貼った。

2019/10/13(Sun) 01時半頃


常世倶楽部 アオは、メモを貼った。

2019/10/13(Sun) 01時半頃


蝋燭職人 フェルゼは、メモを貼った。

2019/10/13(Sun) 02時半頃


【人】 読書家 ケイト

[―――ああ、それはまるで
遠い国のお伽噺を聞くかのよう。

純真な、潔白なその瞳の瑠璃色は
どこまでも酷く透明で   私を通り抜けてしまう。


傍には破けてしまったビロード
転がるサンタのオーナメント>>1:311

いつもいつも
私の手のなかには 大切なものは残らない]

(228) 2019/10/13(Sun) 02時半頃

【人】 読書家 ケイト



   ぃ  ぅ …  の

  ぁ    ……   す?


[理想のアリスのために
完璧なアリスのために


私の家族は、ころされた
私が 理想の アリスじゃ なかったから? 

……ああ、私 きみのこと 何も知らないんだ
きみが私を知らないのと同じように ]

(229) 2019/10/13(Sun) 02時半頃

【人】 読書家 ケイト

[銃口は向けたまま
震える銃身もそのまま。

ああ
ああ
ああ

なかないで なかないでほしいのに
僕だけの『アリス』になりたいのに







ねえ わたし どこにもいない]

(230) 2019/10/13(Sun) 02時半頃

【人】 読書家 ケイト



   チトフ


[『ケイト』は貴方に殺された。
粉々に、あのクリスマスの日に。
あの、焔の夜に。


―――ああ


こわれてく。
愛されたくて、愛されたくて仕方がない。

今すぐここで、
キスをしてかき混ぜてぐちゃぐちゃにして
私の全てを飲み干してほして]

(231) 2019/10/13(Sun) 02時半頃

【人】 読書家 ケイト

[要らないなら


私の形なんて残らないくらい
ぐちゃぐちゃにして、

ねえ 


消して消して消してしまって?]

(232) 2019/10/13(Sun) 02時半頃

【人】 読書家 ケイト

[――――ああ、だったら
もうこんなもの必要ないや。

これは『ケイト』のもの。


使い方もよく知らないし、

君が風穴あけて血を飲み干したいならそうすればいい。
壊れた傀儡が要らないっていうのなら



―――でもやっぱりこのさいごは、きみにあげない]

(233) 2019/10/13(Sun) 02時半頃

【人】 読書家 ケイト


   なかないで チトフ


      私がずっとそばにいるよ?



[おいで、って優しく両手を広げよう。

来てくれたなら抱きしめて、キスをして
その涙を拭ってあげる。
一人が怖いなら、嫌なら、
怖くなくなるまでずっとそこに居る。


きっとこの願いは、『ケイト』も『アリス』も変わらない]

(234) 2019/10/13(Sun) 03時頃

【人】 読書家 ケイト




    あいしてる チトフ


[銃は傍に置いてしまおう。


微笑む姿は今まで見せた何よりも、誰よりも
どんなものよりも慈愛に満ちた狂った微笑み。


ねえ、きみは私を選んでくれる?


それがどんな結果を迎えたとしても


私に、わたしたちにきっと似合いの結末]

(235) 2019/10/13(Sun) 03時頃

【人】 読書家 ケイト



     私は   『    』




[そう きっとそれは
君が望んだとおりの 音を奏でたはず**]

(236) 2019/10/13(Sun) 03時頃

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