171 獣[せんせい]と少女
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[ 跪いた己に伸ばされた腕>>148 小柄な身体と 押し付けられた頬がじわりと熱を伝えて 彼女が押し込めた万感を、微かに推し量る。
まだ小さかったミィをはじめて空に連れて行った時と おなじか、それ以上か いつもより力の篭った指先が「こわい」と云うから
抱きしめたまま、その耳元で ちいさくちいさく語りかけよう。]
…何を云ってる。 ミィが、死んだら…… そうしたら、 骨の一片、髪のひとふさまで 全部が私の糧になるんですから、
ミィ、私はこれからもずっとずっと一緒です。
(204) 2015/10/12(Mon) 00時頃
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[ がっこうに居た時から、撫でる髪の色は変わったけれど 己のしぐさは何処も変わりなく 幼子をあやすように 撫で、包んで ]
怖かったら、隠さなくて良い。 けれど 「しぬ」ってことは「なくなる」のとは違う。
ミィと共に、風を従え何処かの遠い國を見に行って ミィと共に、神木を支えて 何時か生まれる「妹」を ミィと私で、守るんですよ。
……ミィは、私とひとつになるのが怖いですか。
[ 髪の隙間をぬって撫でる背中は、心なしか小さく いま、何よりも愛しい少女を 柔らかな午後の陽光の中で、抱きしめ続けた。*]
(205) 2015/10/12(Mon) 00時頃
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―きのうのお夕飯時のこと―
[>>182去年のこの日、 おねえちゃんとオズワルド先生は、 ここに帰ってきた。
そして、今年も、また。
おねえちゃんの髪の毛は真っ白で、 わたしの胸が、ぎゅうってくるしくなったわ。
去年は似合ってる、って言った白い髪。 改めて見上げたその髪のいろは、 なにかが消えていってしまうような、 儚い印象を、抱いてしまったから。]
(206) 2015/10/12(Mon) 00時頃
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[頭を撫でてくれる手は相変わらず優しくて、>>159 色々やれるという言葉に、無言でこくりと頷いた。
――人には絶対に出来ないことがたくさん出来る。
大きな怪我でなければ支障がないことだって、 エフの口から直接聞くことで安心もした。
続いて気遣わしげに尋ねるエフに、>>162 ふっと息をついてから、静かに答えた。]
(207) 2015/10/12(Mon) 00時頃
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クリスは、 ……クリスは、泣いてた。 あたしが、泣かせちゃったの。
でもせんせいのこと、怖がってなんかいないよ。 雀を治してくれたことだって、喜んでたもん。
ただ、あたしが死にたくないって叫んでたから、 それを聞いて、ごめんねって謝ってた。 とりさんは、嫌だったのかな…って。
(208) 2015/10/12(Mon) 00時頃
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ねぇ、せんせいも誰かの怪我を治した時、 クリスと同じこと、考えてる…?
[なるべく使いたくないと言っていたから、 たぶん、似たようなことを思うのだろうけれど。
真っ直ぐ瞳を見つめて、真剣に問う。]*
(209) 2015/10/12(Mon) 00時頃
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おねえちゃん、おかえりなさい! まえよりも、もっとたくさん、 歌の練習をしたのよ!
[ふっと胸に沸いた不安かくして、 おねえちゃんに駆け寄った。
……コリンも、なにかに気付いたのかな。 いつもよりも、甘えん坊だったから>>88]
一緒にお夕飯をたべれるの?やった!
[そうして、おねえちゃんのお話に耳を傾けるのも、 今日で最後、なのかな。 旅に出たあと、どこかで会えるかもしれないけれど。
きっとそれは、難しいのだろうなって。 心のどこかで、気付いていた*]
(210) 2015/10/12(Mon) 00時頃
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−巨大書庫−
[書庫に、用事があると言うヒナコと共に。>>178 一度書庫へ戻り。 以前、ヴェラに渡した、紙と、ペンを、しまっていた場所から。 包みをひとつ、取り出す。]
………これ、だ。
[それは裾野の街の、職人に作ってもらった。 ミルクティー色をしたの皮手帳。 私の手には、少し小さくとも。 ヒナコの手には、丁度いい大きさだろうか?]
私の力で、作ったものではないから…。 消えることは、ない。 荷物でなければ、君の旅の、共に連れて行って、やってくれ。
[携帯用のペンと共に、それをヒナコに、差し出した。]
(211) 2015/10/12(Mon) 00時頃
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……それと。 ひとつだけ、覚えておいてほしい、ことがある…。
[少女の前で、初めて膝を折り。 同じ高さから、ヒナコの目を見つめる。暗い眼窩の中に浮かぶ、青い鬼火のような光。]
私が。 君の旅の、見届けたいと願ったことを…。
[このまなびやから巣立ち、これから見るであろう、たくさんの物が。街が。人が。 外にある全ての物が、ヒナコの目にどう、映るのかを。 その傍に寄り添って、獣に比べれば短い、少女の命が終わるまで…。]
(212) 2015/10/12(Mon) 00時頃
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ただ、これは私の希望だ。
[言い聞かせる声は、文字や言葉を、教えていたあの頃と同じように。 つとめて穏やかに…。]
君が、他のせんせいと旅に、出たいと望むなら。 私はそれを。 ヒナコの意思を、尊重したい。
[だからこれは、ただ、知っておいて欲しかった、だけなのだと。*]
(213) 2015/10/12(Mon) 00時頃
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[少女の言葉に、目を見開く。>>197 温もりある、柔らかな感触をその手に感じた。]
……ありがとう、クラリッサ。
嬉しくて……どう、言えばいいか、分からないくらい、嬉しい。
[握ってくれる手も、見える笑みも、何よりも大切にしたいもの。 忠誠を姿勢に膝を折ると、目線は少女の高さになった。]
――私の全てを、与えよう。 御身が朽ちるまで、御護り申し上げる。
[頭を下げ、赤茶色の髪を揺らし。 握る手の甲へと、唇を落とした*]
(214) 2015/10/12(Mon) 00時頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2015/10/12(Mon) 00時頃
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[ランタンの灯りに照らされる笑顔は ちょっとだけ元気がないような。>>181 でも優しい笑顔に変わりはなくて ユージン先生をこわいって思う人なんて、いるのかな。
もう一度、ユージン先生の指先が光る。 びっくりしたけど、こわがらないことに驚く先生に わたしのも蒼い目を丸くして、ぱちぱち。ぱちぱち。]
嵐のように強い吹き飛ばしてしまう風とか 大きな音で樹を真っ二つにしてしまう雷とか そういうのはこわいけど。
ユージンせんせいは、こわくないから。 だから、せんせいの雷も風もこわくないよ。
[昔はどうであっても、 今の先生の手は、誰かを傷つける手じゃないこと。 繋いでるわたしは、ちゃんと知ってる。>>183] だから優しく撫でてくれる先生を見上げたんだ。]
(215) 2015/10/12(Mon) 00時頃
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[まなびやの入口でに着けば、 屈んだ先生と目線が近くなる。]
せんせい、どうしたの?
[だんだん、蒼い目が丸くなる。>>184 世界のいろんなもの。 蜂蜜より、おいしいものも。 本の中でしか見たことのない海に、たくさんの船も。
ぜんぶ、ぜんぶ。]
(216) 2015/10/12(Mon) 00時頃
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せんせいと、一緒に?
[きっと楽しいと思う。 蜂蜜を食べた時みたいに、 おいしい葡萄を一粒もらったときみたいに ふにゃりと顔が緩んだ。 先生と一緒なら、きっとなんだって楽しい。]
うん!
[大きく頷いたわたしの蒼い目は、夜空の下で 昼間のように、輝いて。 ぎゅう、もう一度放す前の手を強く強く握ったんだ。]*
(217) 2015/10/12(Mon) 00時頃
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−巨大書庫にて−
練習…したのか…
[練習したと言う、ヴェラの言葉>>175に。感嘆を込めて呟く。 見上げれば、向かい合う視線。
伝わったと、嬉しそうに微笑んだヴェラから、もう一度手元の似顔絵に、視線を移して。 ほんの、数百年前。 彼女と旅立つ前までは、自分の顔だったはずの、それと。途切れた記憶を、結びつけるように。]
(218) 2015/10/12(Mon) 00時頃
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………そう…、だな。
[少なくともヴェラは、覚えていた。 覚えていて、くれた。
なら、懺悔や未練を、紡ぐように。 少女たちとの旅を、記してきた私の行動も、無駄ではないのだろう…。]
……ありがとう、ヴェラ。
―――我が友。
[面と向かって、口にしたことのない言葉に。 微かに照れや、気恥ずかしさを感じながら。*]
(219) 2015/10/12(Mon) 00時頃
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[不思議な顔になるコリン>>203に首を傾げながら 手を伸ばして。 わかろう、と努力する甲斐甲斐しさが微笑ましい。 安堵の表情を確認すると、ここできちんと話が出来てよかったな、なんて。]
泣いた。
[本人には聞く勇気のなかった問いかけの答え>>208に 想像はしていたけど微かに気落ちする。 小さい少女に生死の話を軽々しくすべきではなかったのか、と。 友達を気遣ったコリンの言葉を胸に刻んで まっすぐな問いに向き合う。]
(220) 2015/10/12(Mon) 00時頃
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考えてないと言えば… 嘘になる、…んでしょうかね。 でも僕はあのトリは幸せだったと思います。 クリスが助けてあげたいと願ったから あの時消えそうな命が生き繋いだ。 嫌な思いをしていたら決して窓辺で さえずりなんてしなかったと思います。
だから、クリスマスが謝る必要なんて どこにもないんですけどね…。
[そうさせた自分の罪深さに静かに目を伏せた*]
(221) 2015/10/12(Mon) 00時半頃
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― 現在、畑の隅っこ ―
[朝食を終えてから、荷づくりの終わった荷物を 部屋に転がしたまま。
向かったのは、畑の隅っこ。 小さく盛られた土の山の前で、しゃがみこんで。 いつものように声をかける。]
おはよう、とりさん。 もうすぐわたし、ここにあまり会いにこれなくなるんだ。
[旅立った後もおねえちゃんみたいに遊びにはこれるけど。 これまでみたいに来れないのは、確かだから。]
(222) 2015/10/12(Mon) 00時半頃
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今日は、鐘が鳴らなかったなー……。
[昨日とっても楽しかった分だけ。 ぽっかりと穴が開いたような気持ちになってしまう。
変わらず寝坊助なアヤワスカの元気な声。>>50 ヒナコとクラリッサがユージン先生と作った、 きらきらの宝石みたいなフルーツタルト。>>4 星空に咲いた光の花。>>1:419 その星空を唄う、ミツボシの声。>>46
今日はみんな支度したり、ばたばた、ばたばた。 気になるのは、朝から見ていないコリンの姿。 幼い頃、どんくさいわたしの手を引っ張ってくれた。 おそろいの怪我をたくさん作った。 わたしが悲しい時は、抱きしめてくれた。>>78]
(223) 2015/10/12(Mon) 00時半頃
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[コリンは、どの先生と並んでここを出て行くんだろう。 わたしが井戸の傍で泣いてたのを、 コリンに聞かれてたなんて知らなかったから。>>82
包帯ぐるぐる巻きの怪我した手で過ごすコリンに 着替えとか食事の片づけを、隣で手伝いながら。 エフ先生のところへなんて言うこともできなくて。
包帯が取れた時は、すごくホッとしたのを覚えてる。]
(224) 2015/10/12(Mon) 00時半頃
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[畑の隅にいる彼女を物見小屋から見かけたことがある。 それは雪が降るようになってから。 山雀がさえずるのをやめてから。
だから多分ここにいるのだろうと思った。 心優しいクリスマスのことだから。]
[きっと言われなければそれと気づかないだろう 小さなお墓には傾いた木の枝が立っていた。
そんなお墓の前にしゃがみ込むクリスマスの背中に 心が少し暖かくなった。]
クリスマス。
[声を掛けた時、少女は何を考えていただろう。]
ずっと、言いたかったことがあるんだ。
(225) 2015/10/12(Mon) 00時半頃
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──むかしばなし──
[ミッシェルの色素の薄くなった髪や、交代で世話をしていた鶏。 萎れた花。稼ぐということ。コイン。 まなびやを卒業して外へ巣立つことへの意味を、ここにいる者達はどのように認識しているのだろうか。]
[デリカシーがないとも、分かってないとも。 口煩く指を指して「タダでなんてあげない!やすくないのよ!」 なんて怒鳴りながら飛び蹴りをしてくるあの子には本当に困ったものだった。
口を開けば不平不満を積み重ね、その都度お手上げだと肩を竦めたらなってない!と来たものだ。 しまいには「命について学んでこい」なんて支持する始末。 自分としてはちょうど退屈していたところだから乗ってやったのだ。]
(226) 2015/10/12(Mon) 00時半頃
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[始めは包丁で指を切ったり、塩と砂糖を間違えたり、うっかり食物を全滅させたり湯を沸かしたまま放置してパスタが伸び切ったり。
そんなことばかりしていたのだけど、隣で椅子に乗りながら司令官よろしく指示をしていたあの子が回を重ねるごとにおとなしく食事をするようになったから、“悪くはない”と思った。]
「せんせい、どうせ私たちを食べるんでしょ?」
[ある日、試作品とばかりに作った食事を口にしながら彼女は尋ねた。 自分は獣だ。だから当然だとばかりに頷いたのだけど、]
「今食べてる卵と同じみたいに食べられるのはなんか、さびしいよ。」
[何をバカなことを。 その時は、スカして笑ったが]
(227) 2015/10/12(Mon) 00時半頃
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「命に重さなんて、ないんだよ。」
[寂しそうにわらうくせに、 外に行けば考えも変わるかもな? なんて気まぐれで発した自分に対してあの子は「なら、私が連れて行ってあげる。」と。
外のことを何も知らない癖に、]
「世界で一番こわがらせてあげる。」
[なんて、まだ丸くて柔らかそうな指でこちらの前髪を払って。
彼女は笑った。]*
(228) 2015/10/12(Mon) 00時半頃
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──おひる “ないしょ”の場所──
[あっという間に一日が明けてしまった。 残っているのは、誰だろうか。 どんな気持ちでどんな想いで各々は声をかけ決めたのだろうか。
自分はといえば引き続き郷愁へと思いを馳せるのだけど。
世界で一番こわがらせてあげる、なんて。 そんなことなどないと思っていた。 何故なら命を奪うといっても自分のものではない。 他人のものなのだから。
なのに、正しく理解した命の奪い方。喰らい方。重さ。 星が散らばる夜空の下の記憶。 いつまでも忘れないように。 たったそれだけで重さと均衡がとれるならばと生きてきた。
暗いのがこわい、なんて。 ならば光など見えなければいいととうとう伸びっぱなしの髪は都合よく表情を隠してくれていたのだけど。]
(229) 2015/10/12(Mon) 00時半頃
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………いつまでも待ち続けるなんて、そんなこと。
[自分には、出来ない。 それは何故か、まだ、答えが出そうになくて。]
(230) 2015/10/12(Mon) 00時半頃
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[行くべき道が分からないなんて、今更過ぎて。]
(231) 2015/10/12(Mon) 00時半頃
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[そんな時に迷い込む足は自然と過去の記憶をなぞり上げる。 誘われるように声の方へと>>174]
…………、
[その先にいた少女に、 差し込む光を浴びた姿に、]
ミツボシ。
[昔と同じ。 けれど口遊む方は、彼女の方。
生誕祭でも辺りを引き込んだ歌声。 それが誰かの傍で奏でられるのなら素敵なことだろう。]
(232) 2015/10/12(Mon) 00時半頃
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なんだ。もう誰かと行ったもんだと思ってた。
[だから彼女がこの場にいたことが意外で。 でも約束を守ってくれた彼女がいつかつまみ食いの共犯者であったとしても。
抜けるように溢れた笑みは丸く。]
君の歌に誘われてきたんだ。 ……歌ってくれないか。
[その癖して歯切れ悪い言葉は尻すぼみに小さくなる。 これが最後の機会かもしれない。
そう思うと、何度も繰り返した筈の光景だというのに。 忘れていた感情が綻び始めるのは自分と遠い太陽が小窓を照らすせいか。……それとも。]**
(233) 2015/10/12(Mon) 00時半頃
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