279 宇宙(そら)を往くサルバシオン
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そうだね、喋ることか出来るのは便利だもの。 表示出来ない、なんてことも多分ないわ。 薄荷さんも、いつかまたお話が出来るといいね。
[彼?か彼女の元々ならば。 お喋りだって、出来たのではないかしら。 だって、こんなにも雄弁だし。なんて思考の元。]
(186) 2020/08/24(Mon) 22時半頃
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……海水?? じゃあ、塩ってこと? Man-juは食べられないの? 美味しいのに…
[やっぱり洗濯機だからだろうか。 しょんぼりと耳が垂れ下がり、わたしは洗濯機の中を覗いた。 やっぱり洗濯機の中には洗剤と、水がじゃばじゃばしてるばかりだけれど。]
我々…あなた「たち」なのね。 それじゃあやっぱり、色々試してみたらどうかしら。
…うん、そうよ。 海薄荷が回っているから、薄荷さん。 もしかして、あまり好きじゃなかった?
[そうしてわたしは、ことりと首を傾げた。]
(187) 2020/08/24(Mon) 22時半頃
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[ふわふわと覚束なげに漂ってきた人が、スプスプイに向かってゆっくり進んできた。 たどたどしく告げられた挨拶>>181に、首をそちらに向ける。]
こんにちは。 ……君、止まれるか? 支えが必要ならつかまるといい。
[挨拶を返しつつ、止まれないのかそのまま洗濯機に向かって突き進んでいくので、片方の腕を差し出した。 黒い甲冑のような外殻で覆われた腕が静かに伸ばされた。]
(188) 2020/08/24(Mon) 22時半頃
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ふふ…っ。 ね? やっぱり美味しい。
[Man-juを受け取ってくれた、お姉さんに。 >>165 にっこり微笑むと、更にMan-juは美味しくなった…気がした。
悪気はない。何故なら義体にダイエットの概念はなく。 彼女の懸念など、思いも至らなかったのだから。]
……ふえ?
[そうしているうち、掛けられた声。触角のお兄さんだ。 なあにと、そちらに首を傾げて。]
(189) 2020/08/24(Mon) 22時半頃
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……わあ。 !とっても 甘いわ…!
[わたしは、思わず声をあげた。>>164 歓声、といって良かったかも知れない。 義体になってからというもの、味覚はかつてより鈍くなってる。 それでも甘いとかしょっぱいとか、基本的な味覚は機能しているのだ。多少、自信がなくなることはあるけど。]
(190) 2020/08/24(Mon) 23時頃
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ふうん…(>>170)
[素敵な夢ね。 そう言いかけて、何か悔しかったので喉奥に引っかかってしまった。代わりにというわけではないけれど。]
あたしたちの行くところも、そんな星ならいいわね。
(191) 2020/08/24(Mon) 23時頃
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… ……コーヒー、もう一杯!
トルドヴィン!それ!(>>164) コーヒーに入れたらぜったいおいしいでしょう!?
[結局、素敵と言ってるようなものだと気が付いて声が大きくなる。無理に踵を返してトルドヴィンに向き直ったつもりが、相対したのはシルク付きだった(>>181,>>188)。驚いて]
ぎゃ…
[という声が思わず出る。]
(192) 2020/08/24(Mon) 23時頃
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キンジン ソランジュがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(キンジン ソランジュは村を出ました)
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ありがとう、お兄さん。
[ゆらゆらと、機嫌よくわたしの尻尾が揺れた。 甘い、これは素敵なエネルギーだ。 美味しいし、間違いなく効率も良い。]
お兄さんの、好きなものはなに?
[いずれ、お返しが出来るといい。 そんなことを思って、わたしはお兄さんにささやかな問いを投げた。**]
(193) 2020/08/24(Mon) 23時頃
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[ 壁を離れれば、ブレーキのない身体は行き先へ辿り着くだけの装置に成り代わる。 たとえ勇気が徐々に萎み始めても、話しかける最初の言葉を決めていなかったことに気づいても、それが重りに加担することはない。 心許ない準備に不安を覚える手が伸びてきた黒>>188を咄嗟に掴んだのは、無意識に近かった。]
わあ。
[ それが腕だと気づいたのは、声の主がその先にいるのと見とめてからだ。 一度、二度、緩やかな速度で目蓋を上下させると、驚いた様子の声を上げる。]
あ、ありが とう。 とまれない から、 たすか った。
[ 朧でゆったりとした声でお礼を告げる。 挨拶。お礼。ちゃんと言えた。 少しだけほっとした様子で手の力を抜く。そうしてようやく、掴まっていた硬質な腕の感触に気づいたのか、視線を落としてその形を興味深そうに見つめた。]
(194) 2020/08/24(Mon) 23時頃
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[ 肩に乗った脚の裏から感じる機械の微かな振動>>176
頭蓋の中から響いてくるようだが、それにさして驚くことも無かった いちいち驚いていれば、この多種多様な宇宙人種が乗る移民船の中では心臓が幾つあっても足りぬだろう
それでも── ]
…っ! 喋れるでないか!
[ 立ち去ろうとした背中に届いた確かな声に>>177ぴたりと脚を止めた
振り返ると、まん丸に見開いた瞳で彼の口許を見遣る。 滅多に驚かないと思っていたけれども例外もあるようだ。 ]
(195) 2020/08/24(Mon) 23時頃
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[ トコトコと歩きながら思う。 もしかしたら吾輩はそれよりも── ]
……、良い名だな。
[ きっと嬉しかったのだろう
普段の偉そうな声色ではなく少しばかり優しい声が出た
見送る視線>>178には高々と掲げられた尻尾で答えよう それはきっと、この傲慢な化学者の機嫌が極めて良い事を示しているだろう*]
(196) 2020/08/24(Mon) 23時頃
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――これも少々前のこと――
訂正があります。 私はソラ氏の首を欲しません。 首を落とすと申されたのはトルドヴィン氏です。
[>>119大変に語弊のある言い方をしたが、ヒューマノイドにその判断はつかない。 反則と思われようが、視線だけでその判断もつかない。 ので、会話はそこで区切りをむかえ、洗濯機――ではなく、同志を見る。]
(197) 2020/08/24(Mon) 23時頃
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[>>123浮穴沫媛、と提示があった。 スプスプイ、と名乗りがあった。 どちらもデータベースに存在する名称ではないが、浮穴沫媛は種族名で、スプスプイが個体名と判断するべきだろう。 どこまでの範囲が『個体』となるのかは不明瞭だが、呼称としてひとまずメモリーに登録する。]
海薄荷。 ミタシュ嬢は彼らをご存知なのですか。
[>>128慣れた様子で浮穴沫媛を認識した少女に問いかける。 海薄荷。浮穴沫媛ともスプスプイとも異なる呼称だ。 問いの返答は彼女らのやり取りの中にあるだろうと、交流を注視する。]
(198) 2020/08/24(Mon) 23時頃
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[ 悲鳴に似た声>>192が聞こえたのは同じ頃だったか。 ハッとして顔を上げると、こちらを向く視線とかち合う。]
こ、 こんにち は。
[ 生憎とバリエーションに富んだ語彙は持ち合わせていない上、おそらく先程の声の行き先は己のはず。 怖がらせてしまっただろうかと、挨拶を告げる声は一度目よりも揺らめいた。 停止とは異なる理由で、黒い外殻に覆われた腕を掴む。]
(199) 2020/08/24(Mon) 23時頃
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[鈍くなった味覚にも明確にわかる>>190ほど、それはめちゃくちゃに甘い。]
気に入ったならよかった。甘いし、滋養もある。
[目の前の少女が義体だということには、義体に馴染みのない星で育ったトルドヴィンは気付かない。彼女がこれ以上成長しないということにも。]
……わたしの、好きなもの?
[思いがけない質問に目を瞬く。個人の嗜好など、そんなことを聞かれたのは初めてだった。]
…………。
[少し考えた後、少女の手の中にあるチューブを指差した。]
……甘いものは、多分好きだ。
[それは地球人がパンとか米を好きだと言うのとほぼ同義だが、問いへの答えにはなっているだろう。]
(200) 2020/08/24(Mon) 23時頃
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[浮穴沫媛について得た情報は、あの洗濯機らしき機械は、避難シェルターであること。 海薄荷というのは薄荷の香りがするためにつけられた通称らしきこと。 その呼称は浮穴沫媛の中では検閲事項らしいこと。 経口摂取しても無害で、吸収されず排出されること。 平和的交渉を望むこと。
――最終的に彼らが"何"であるかの情報は得られなかったが、同志であり互いに害のない存在だということは確認できた。 充分だ。メモリーに追記する。]
(201) 2020/08/24(Mon) 23時頃
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私は制作・及び管理者であるところのマスターを喪いました。 自動修復機能にも限界があり、将来的にチューニングを要します。 そのため、新たなマスターを求めます。技師であり、機械工学に精通し、思想に危険性のない人物が妥当と判断します。
コータ技師は私のマスターになり得ますか?
[誰へともなく回ってきた、今後の話(>>139)についてはそう答えた。]
(202) 2020/08/24(Mon) 23時頃
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コーヒー、というものがどんな味なのかわたしは知らないが。 これは美味いぞ。保証する。
[大きな声>>192に僅かに触角を揺らしつつ、そういえばman-juの礼もしていなかったな。ともう一本取り出した蜜チューブをヘリンに差し出した。片腕に白いふわふわした人影をくっつけたまま。]
(203) 2020/08/24(Mon) 23時頃
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トルドヴィンは、ヘリンの悲鳴に首を傾げた。
2020/08/24(Mon) 23時頃
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なんだシルクじゃない(>>199)
[宇宙クラゲかと思ったわ。 とまた険呑な冗談を言おうとしたが、やめておくことにした。すこしおずおずとしたように聞こえるあいさつに、できるだけ微笑むようにして]
こんにちは。
[すこし改まったような口調で挨拶で答える。]
(204) 2020/08/24(Mon) 23時半頃
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[スプスプイら――浮穴沫媛は種族名であると認知したため、こちらの呼称を用いる――は、学者のちからで増やされ、調査され、言語を得、個として認識され、保護されたと語った。 無理解者による攻撃でそのマスターを失ったとも。 ヒューマノイドにその境遇と自身の状況を重ねる想像力というものは存在しない。
が、ワカバヤシ技師の話を聞くほどに、惜しい人物を亡くしたと思考する。 彼らは顔を覚えているのだろうか。トルドヴィン氏の問い(>>163)への返答に期待する。 しかしセンチメンタルゆえではなく、人物データベースと照合するためだ。]
(205) 2020/08/24(Mon) 23時半頃
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ね。シルク。 あなたもコーヒー飲む?というか飲めたかしら。
これは美味しいわよ。保証する。
[トルドヴィンから蜜のチューブを受け取りながら、その言葉も盗んで笑った(>>203)]
…? トルドヴィンも飲んだことないの?
(206) 2020/08/24(Mon) 23時半頃
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こんにちは。
[それは、洗濯機もといシェルターに浮遊種が衝突した際(>>180>>181)か、ヘリン女史の悲鳴に反応した際(>>192>>199)か、いずれにせよ談話室の会話の中に挨拶が混じれば、ヒューマノイドは首部アームを曲げて会釈をする。]
コーヒーは、嗜好品の一種です。 カフェインを含み、脂肪分解と代謝促進の効能があり、エネルギー効率の面では摂取を勧められません。
[蜜入りコーヒーを勧めるヘリン女史には、質素な回答をする。]
(207) 2020/08/24(Mon) 23時半頃
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あ、 あ。 へ りん、 へいも。
[ シルクというのは己の名だ。 目にした表情>>204は柔らかく見えたから、腕を掴む力>>199はじんわりと霧散していく。 水中ではなく宙をふよふよと漂いながら、交わしたことのある名を紡いだ。]
のめ、る。うれし い。
あ、 でも、あとで のむ ね。 ひとりで、 のむ。 みんな ぴりぴりしちゃ う、から。
[ フレンドリーな雰囲気の彼女とは、今回のように館内を彷徨っていた折に出会ったことがあったのだったか。 顔見知りであることに気づけば、ほんの少しだけ朧な声も饒舌になった。 フェイスカバーの奥、身体に染み付いたガスは、有毒とまではいかなくとも心地良いものではないだろうから、と。]
(208) 2020/08/24(Mon) 23時半頃
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>>191 >>192
Hey!おまっとさん。 [ ともかくコーヒーは淹れる。すっかり担当になった一杯をヘリンヘイモに手渡すと、豆パックを新しいのに切り替え、求められるがままに給仕するのだ。]
そんな星なら…いいな。見てみてえなあ、本物の天然物の海ってやつを。
(209) 2020/08/24(Mon) 23時半頃
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妙に軽いな。 ……ああ、それで重しをつけているのか。
[腕を掴まれた手ごたえの軽さ>>194に驚く。漂ってきた人物を上から下まで眺めて、足元の重しに目を留めてなるほどと頷いた。 よく見ると、男の腕には昆虫のようにところどころ小さな棘がある。気をつけないと柔らかい布などは引っかかってしまいそうだ。]
礼には及ばない。 たいした加重でもないし、止まれない時には誰かに掴まるといい。
[勿論わたしでも。と付け加えて、掴まれた腕はそのままにしている。]
(210) 2020/08/24(Mon) 23時半頃
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[ぷる、ぷる、とそれは震えている。]
(211) 2020/08/24(Mon) 23時半頃
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モナリザあなたねぇ…(>>207)
[コーヒーを否定するヒューマノイドにねめつける視線。]
そうだ。ここだったわよね?
[その胸のあたり。"man-ju"を取り込んだ彼女の口。 ぺたぺたと叩いて、ぐいぐいと押してみる。]
これも少し分析してみたらどうかしら。 きっと答えが変わるわ。
[そう言って蜜のチューブを差し出してみた。]
(212) 2020/08/24(Mon) 23時半頃
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[飲んだことないの?>>206との問いには、やはり変化に乏しい表情で頷いた。]
ないな。先程から良い香りはしているが、味の想像は全く……かふぇいん? エネルギー効率はよくないのか。 ……何故わざわざそんなものを?
[親切なヒューマノイドの解説>>207を聞くも、いまいちよくわかっていない様子だ。]
(213) 2020/08/24(Mon) 23時半頃
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