219 The wonderful world -7days of SAIGAWARA
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[彼が肯定を示すようなら、 死神はにこりと笑って、開始の言葉を告げる。
そうして、彼の目前に、クマの形をしたノイズ>>2:#8が3体、立ち塞がることになっただろう。
まずは、腕試し、とそう言わんばかりに。**]
(@61) 2017/06/22(Thu) 01時半頃
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[>>@56 唇を尖らせた彼のようすに、 「あ、こりゃあ違うなァ」とにがわらいひとつ。 悪い事を聞いちまったかな、と罪悪感も一摘み。]
……禁断ノイズ。 聞くからに禁じられてそうな名前だなァ…。 (零した相槌は少々頭が悪そうだったかも知れんが、 其処はどうぞ、見逃して頂きたい。 「きみは下っ端なのかい」と、死神社会にも 上司だとかがあるもんなんだなァ、……と。
このところ崩れて来ぱなしの おどろおどろしい”死神像”ってやつは、 人間社会の俗世を覗いた気分で後も残らなさそうだ。)
(110) 2017/06/22(Thu) 02時頃
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(けれど ふ、と。 数を減らす事になる”利点”なんてもんを 直前に交わしていたから、こそだ。 死神の全体の意思でも無さそうなそれってのを 一体、何処の誰がやってんだろう、と。
───馳せるのは束の間。)
……何処の世にも。 道を外れるやつ、ってのは居るもんなんだね。
[偉いさんがそうであれば、 中間管理職だとか。それこそ下のもんは 大変そうだ、とぼんやりと老けた思考を思いもし乍ら。 かれの大打撃、ってやつは知らぬが儘に、 >>@57その説明をへェ、と聞いて、───。]
(111) 2017/06/22(Thu) 02時頃
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そう、だなァ。 目を瞑らねえ「達磨さんが転んだ」なんて それはそれで、新鮮に違いない。
(く、と、喉の奥を鳴らしたんなら。 一通り聴き終えたのちに、>>@58 茶化すように笑うきみに真直ぐと頷いた。)
[そうして、”それどころじゃない”のところに 概ねを察すれば、同情と言うよりは共感の笑みを送る。 大仰な動作に綯い交ぜられた”嘘”迄を見透せない儘、 挑戦への第一歩を踏み出そうとしながら──……。]
(112) 2017/06/22(Thu) 02時頃
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……。 参加者が? 死神に?
( 初耳、だった。 )
[今迄の”死神像”が瓦解してゆくのを、 今は目の前だと、足蹴にするように 浮いた儘の一歩を踏み出し。
>>@59 「……その例外、ってのも気になるが。 臆、寧ろ教えてくれるだけ嬉しいよ。」
有難う、なんて律儀な礼を浮かべたあとで。 この間は無かったような、挑戦を再確認する、 (…最後通達のような、或いは最終確認のような。) 違和感が流れていったような気がしたが ───重く、受け止めなかった。]
(113) 2017/06/22(Thu) 02時頃
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( 自らを、信用しなかった。 ) ( ”かれ”の言葉を見向きもせず、 )
ああ。 やるって言ったら、やるよ。
[>>@61 一度丸まった黒曜の瞳は。 次の瞬間には微笑むかたちにしなり、 死神の笑みを映した。
(唯。 薄らと湧いた”なにか”が、 一度懐にでも戻した扇子を拾わせて、──)
開始が告げられた次の瞬間。 でん、と立ち塞がる三体の熊。]
(114) 2017/06/22(Thu) 02時頃
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(…熊殺しの異名を貰っても、 実のところ一匹も未だ、殺せていない訳で。 ──ああ、”ふつうのいろ”ってんだから、 未だ良いのかもしれんが。)
……邪魔が入るってのは聞いたが。 だーいぶ、難易度高くねえか?
[金色の彼がしてくれた筈の──。 ”ひとりで居ないほうがいい”なんて忠告も すっかり今や、忘れた儘、───ぱ と、扇子を開く。]
(115) 2017/06/22(Thu) 02時頃
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(───本命は死神の彼。 倒しはせんでもいいんだろう?)
”熊羆 我に対して蹲まり 虎豹 路を夾んで啼く”
……… ってね。
[瞬く間に突進してこようとする猛獣どもに、 カンッ、と甲高い音を鳴らした下駄は後ろに跳ねて 元居た場所には次の瞬間、十の大太刀が 熊共を串刺そうと藤花を伴い、─宙空から出迎える。]
(何度目かの虚脱感を堪えながら、 抜け掛ける力を接地する足に ぐ、と 込め。)
(116) 2017/06/22(Thu) 02時頃
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(避ける直前、 ───伸ばされる熊の爪が 腕を引っ掻いたが 昨日の痛みに比べりゃ、…とね。)
[空をもうひとつ撫でれば、 下るは舞い降る太刀と較べて、細身の日本刀。 扇を持たぬ手で、空に現れた刃の柄を此の手に握り、 ───先ずは、と 熊どもの具合を見る。]
(少しでも足止めが出来たんであれば、 その合間を掻い潜るように前に跳んで、──、 先んじようとして。)*
(117) 2017/06/22(Thu) 02時頃
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( ―――… 。 )
[ 落ちていく瞬間、脳裏に浮かんだのは あの日見た――の笑顔。 胸に去来する、なんとも言えない懐かしさと甘さに 口許に浮かぶのは、やはり笑み。 ]
(@62) 2017/06/22(Thu) 06時頃
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[ 抱きしめた少女は、暴れただろうか? 抵抗はあっただろうか?
それに構わず、少女の後頭部と身体に両の腕を回して強く抱きしめた。 そして――>>@54>>@55 ]
っぐ、ァア…。
[ 流石に、こいつはつらい、な…笑う余裕すら、 背中の激痛に奪われる。 状態は見ていないが、わかる。 これでは暫く飛べないだろう。
というか、下手すると死ぬな、うん。 簡単にやられてやるつもりはないが。 ]
(@63) 2017/06/22(Thu) 06時頃
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「リョウ、大丈夫!?」>>+47
[ やがて、男が駆け寄ってきたならば、 とりあえず出せるだけの力を振り絞って、 男のほうへ彼女の身体を押し出す。 彼が彼女の身体を抱きとめるのを見れば ]
……はっ、バーカ…。
[ そして不可解なものを見る目と視線が合えば>>+47 そんな言葉をぽつり。 ]
(@64) 2017/06/22(Thu) 06時頃
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傷つくとこ、見たくなかったんだろ…? アンタ、自分でそう…言ってたじゃねぇかよ…?
[ 言いながら、地面を転がって起き上がろうと。 ]
大事ならば、今度こそ死ぬ気で守れよ…。なぁ?
[ それは、かつて彼女たちの命を奪った 自分が言えた義理では全くもってないが。 先ほど彼女を抱きしめたときに手放した 鉄パイプを手中に引き寄せるとそれを杖がわりに 笑う膝を支えて、立ち上がる。 ]
(@65) 2017/06/22(Thu) 06時頃
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[ ――それに。 いやこれを言ってやるつもりはない。
あのときの、死に逃げるような笑みなんかじゃなく>>4:567 あんなふうに笑えるのなら>>+37 そして、こうして愛してくれる奴がいるのなら>>+20 ……生きてさえいれば、 少しは“希望”を掴んでくれるんじゃないかと。
手前勝手な考えだとは、 わかっちゃいるんだが、なァ。
あんな顔を見せられたら>>+37 そしてあの笑顔を思い出したら>>@62 ……ああせずにはいられなかったんだよ、悪いか? ]**
(@66) 2017/06/22(Thu) 06時頃
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[参加者が、死神に。 驚いたように零された言葉>>113に、 僕は薄ら笑んで、頷いただけ。
“例外”の件も含めて 説明してあげてもよかったのだけれど、 あんまり、時間をかけるのもよろしくない。
主に、此方の企みが悟られやしないか、という点で。 まぁ、気が向いたら話すとしよう。]
(@67) 2017/06/22(Thu) 07時半頃
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[そうして、立ち塞がった熊は、 目の前の男の体を引き裂かんとして、爪を振るう。
が、下駄の音よりも遥かに遅いその前脚は、 男の腕を引っ掻くも、八つ裂きにするには及ばない。
ふ、と暗くなった視界に驚いたように、 其方を見上げた熊の視界を埋める、 紫色の花びらを引き連れた大太刀>>116が、 三つの巨体に、どす、どすと、音を立てて刺さっていく。]
(@68) 2017/06/22(Thu) 07時半頃
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[優雅な見た目に反して、中々に恐ろしい力だ。 ただ、それを死神に向けて振るわない辺りが彼の優しさか。
とはいえ、未だ、黒い熊を虚無にするには至らない。 苦悶の呻きにも思える甲高い音を上げて、 それは最期の抵抗に出んとする。 三体分の鋭い爪が、再度、男に向かっていくことだろう。]
(@69) 2017/06/22(Thu) 07時半頃
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……えぇと、あれだ。雪中行軍の話で合ってる?
[一方の死神はというと。 こうなることは、予測の範疇だったものだから。 バッジを手にした死神が呑気に考えていたのは、 先程の男の呟きに対して。]
なんというか、ホント、藤宮くんは、 先生って感じがするね。
[君と、本の話でもしてみたかったなぁ。 そんな呟きは彼に聞こえたか、否か。はてさて。]
(@70) 2017/06/22(Thu) 08時頃
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[何せ、エントリー料―在った視界を失った死神は、 その傷を塞ごうとして、我武者羅に本を読んでいた時期があった。 童話が好きなのはその名残でもある。
他者と文学談義なぞ交わしてみたい。 そう夢見たこともあった。
だから、あぁ、 本当に、残念でならない。]
(@71) 2017/06/22(Thu) 08時頃
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力が申し分ないことは、よぅく分かったよ。 なら、こっちはどうかな。
[それは、速さを験すもの。 死神の傍らに現れた1体の狼の体躯は、熊に比べればずっと軽い。 それでも、その風のような身のこなしで 日本刀を握りしめた藤色>>117を食らわんと、 地を蹴り、駆けていく。**]
(@72) 2017/06/22(Thu) 08時頃
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── ──
[ 当たり障りのない先生の言葉を聞いて。>>72 そう云うものか、と納得する一方で。 如何しても複雑な心持になっていくのを、自制する。
先生は本当に他人に対して親切だと思いながら、 薄ら気付いている事実を見ないよう、封をした。 ]
( 嗚呼、私に父の名は誠そぐわない。 私が今思っている事など…、 )
(118) 2017/06/22(Thu) 10時半頃
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( 光にも、 明るいところと暗いところのあるように。
光と一つに括っては明るいもののふりをして、 その他方で灼かれない影の静謐が羨ましく。 その影を深めてゆくなどと気付かず、 其処へ寄りたいと望む惨酷なさまであった。 )
(119) 2017/06/22(Thu) 11時頃
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[稽古場の庭先にあった筈の椿が、 何時しか全くと華を付けなくなった。>>75
気が付けば華を付けているのを見て時期を感じていたものだったが、咲かなくなったと知っても、刈り取られている事など知る事もなく枯らせてしまったか、と思っていた。 その落ちる様は首斬華と呼ぶ者のあるくらいなのに、武士が親しんだ訳など知らない。
(名誉を守らんとして、見かけばかりは美しく堕ちようとする、 その様が似ているからではない事だけは確かだ。)]
(120) 2017/06/22(Thu) 11時頃
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( 父が如何して、花のあしらいを名に用いたのか。 先生が知らなければ青年も又、知らない。 柘榴と皆が云うのを、そうなのか、と聞いていた。
…そこにあるもう一つの華には気付かない。 )
[ 先生が蕾と閉ざしてしまわなくとも。 主張の僅かな青年の、伸ばすに伸ばせない絆糸など。 そうそう容易く気付ける筈もないのだろう。 ]*
(121) 2017/06/22(Thu) 11時頃
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── carousel et grande roue ── [遊園地といえば、円環の遊具が多い くるくる回る運動と遠心力は 楽しさと仲がいいらしい
一人で乗るなら回転木馬 回る馬の背や馬車に乗り 外で見る誰かに手を振ったり
一人でも二人でもいいならば コーヒーカップでくーるくる
着ぐるみや、道化師、それからマジシャン そんなキャストが花や色とりどりの風船や 紙吹雪をゲストたちに振りまく
── 彼らの笑い声や歓声もくるくる回る]
(122) 2017/06/22(Thu) 12時頃
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── →東エリア ──
[ 『…恐らくは。 只、公園だったなら“災厄”ってのを探すのが、 存外に厄介そうだとは思ったが。
奈直生くん…、と云うと彼か、知っているよ。 作戦会議? 行っても良いと思うが。』
任せる、と云われた当の本人はと云うと。 被せかけた言葉の間に放られた、熟考しても良いくらいの内容にそう軽く返す。>>82
何せ、それが罠かもしれない、だとかを考える事がないのだから。 と、と、早足になりながら歩くのは何も、昨日の事があったからでも、今の言葉で嘯く事があると学習したからでもない。 只、早く会いに行こうと思っただけの事だ。]
(123) 2017/06/22(Thu) 12時頃
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[まだ、彼女と付き合う前のリツと 遊びに行った時のこと
観覧車に乗ってみる?
そんな話題になった時 並ぶ行列がほとんどデートみたいな そんな光景を見て、思わず
彼女ができた時に行けば?
と、答えてしまったのを思い出す 何となく──ただ、何となくではあったけど]
(124) 2017/06/22(Thu) 12時頃
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[観覧車は、一人で乗るものじゃない
──そんなことに気づいた 当たり前のことなのかも知れないけれど
その当たり前に──気づいてしまった*]
(125) 2017/06/22(Thu) 12時頃
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[忠告した端から、如何にも危うそうなサブミッションを出す割には、 緩い笑みを浮かべる死神に興の惹かれている事など知らないものだから。>>88
『そうなんだが、その通りなんだが…。
如何にも危うげなものからは離れてほしい、 …と言ったら正しいのか…、』
と云っても、青年も死神にはあまり酷い目に遭わないものだから、残念な事にその指す先が認識上で黒い雑音に寄っていたのも又事実だ。
憶測したのは、先生が一人かつ無疵で壊せた辺り、止め処なく溢れている訳ではないらしい、と思ったからでもある。
『…境界付近か、 …、 目下の優先ではないから覚えてだけおくよ、 猶予がありそうなら他の場所も見に行く。』
そのまま、急く心境の少し収まった辺りで。 後ろの方から、最早随分少なくなってしまっただろう誰ぞの、窮した声を聞いた気がして。 ゆる、と、足並を緩めて振り返ったのが悪かったのだろう。]
(126) 2017/06/22(Thu) 12時半頃
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── ドゥームプラザ ── [合流して、手を繋ぎ『跳ぶ』こと75回 着いた時に聞こえる話題に>>#1 おやっと思ったのは、すでに慣れてしまったから]
死んだ、時のこと?
[リツの問いかけに、首を傾げる 薄々気づいてはいたがリツはやっぱり 自分が何故、どのようになのか「忘れて」いる]
うん、一応は…現場は見てないけど
[さて、どこから説明すればいいのか 頭をぽりぽり掻こうととして カチューシャが邪魔だな、と思いつつ]
(127) 2017/06/22(Thu) 12時半頃
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