184 【RP】Septimo Oves Errantes【R18】
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はは、誰が退く……、……ッ!!
[ 誰が退くか、と言いたかったが、振り上げられた脚が背中に当たり、息が詰まった。角度的にきっとさほど痛いものではなかったが、短気な男は少し苛立ちを募らせる。]
ヨーランダッ!! 来い!! いま強欲の男をおさえつけてる!!
[ 少女を呼ぶ。怒りで視界が若干狭くなっているので、彼女の様子はわからない。
そうしながら、ポケットに右手を突っ込み、ナイフを取り出した。少女が寄ってこられたのなら「兎に角こいつにブッ刺せ!」と手渡しただろう。不愉快な指示(>>137)を遂げさせる為だ。
臆病な彼女(>>143)には抵抗のある事だろう、けれど優しく言うなどの気遣う余裕はなかった。]
ナイフじゃ骨を折るのはつらいが…、 コレならどーかな…!?
[ 彼女に指示を出した後、まだ行動を取れたなら、今度はズボンのポケットから黒いリボルバー式拳銃を取り出し、銃口を右の二の腕に当てようとするだろう。弾は6発、装填済み。
邪魔がなければ撃鉄を起こして引き金を引く動作を弾数分繰り返す予定だった。切断に厄介な骨を砕く事が出来るだろうと。]
(169) 2016/03/05(Sat) 22時頃
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[右手首の拘束が痛い。あまりにもきつく、きつく、おそらく此の手は離されることにいだろう。───なら左手は? きつくはあるが、抜けないことはない。ならば、と拘束から抜けようと抗う手を止めることはしない。
振り上げた足は背中に当たった。 動かしたことで腰に激痛が走るが、そんなことは言ってられないだろう。
もしこの男が呼んだ>>168 ヨーランダ──女性名だから、きっとあの煩く喚き立てる人形の名だろう。───が来るのなら、一か八か彼女に蹴りを入れるつもりで。]
私の上に、ッ…乗るな……!!!
[彼が彼女に指示を出している時か、その後か。一瞬でもいい、気が逸れたその時に左手を無理やり引き抜く。───無理に引きすぎて脱臼などしてしまったかもしれない。 だとしても、そのままその勢いで彼のこめかみに握りこぶしをぶつけようとした。
その一撃は恐らく失血による衰弱で失われつつある力を振り絞った一撃。ある程度ダメージを食らわせてればいい。
もしそれすら読まれていたのなら、恐らく手を引き抜くことすらできなかっただろう。
当然銃口が向けられたなら、何としてもそれは避けねばならぬと激しく暴れ、彼の背を何度も蹴ったか。]
(170) 2016/03/05(Sat) 22時半頃
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[少女はその場に立ち尽くしていた。
そばにいた彼にちょっと待ってろ』と言われればそれを忠実に守る>>159。目が見えない状態で歩きまわるのは怖ったようだ。しかし、傲慢の女が刃物を持ってきてあの男に斬りかかっているらしいところに、彼が飛び込んで大丈夫なのかと僅かに不安を抱く。]
あ………ぁ………
[盲目であるが故に、他の感覚が研ぎ澄まされている気がする。特に聴覚はこの場に満ちるあらゆる音を拾う。 先ほどの男が持っていたカッターの刃を出すような音もさることながら>>151 別のところで何かを受け渡ししている会話も聞こえる>>157>>164>>165 しかし、それら以上に少女の耳を蝕むのは、恐ろしくおぞましい、あの男の所業だ>>#6]
(あの男……『ララ』とか『リゼット』が妻子だと言っていたけれど、真っ先に犠牲者の名前に挙がっているじゃない!女を殺してコレクションにするだなんて……ああ、ああ、なんておぞましい!)
[臆病な少女は恐怖する。全く他人事ではなく、事実、二回もあの男に殺されているのだから。あまりの恐ろしさに卒倒しそうになる、が。 『こっちに来い』という彼の呼び声に、ハッと我に返った>>169]
(171) 2016/03/05(Sat) 23時頃
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(そうよ……そうよ!やり返さなきゃ…やり返してやるんだから!)
[少女は声を頼りに彼の元へと駆け寄る。ぺたぺたと彼の体を触って確認して、二人がどういう体勢になっているのかを把握しようとした。万が一彼の体を間違えて切り裂いてしまってはいけないから。]
きゃあ!
[だが、目が見えないというのはかなり不利だ。ケイイチに抑えこまれている強欲な男は隙を見て、屈みこんだ少女の左肩を蹴り飛ばしたようだ>>170。たまらず後ろに尻餅をついて倒れる。 倒れこんだ少女に気を取られたケイイチが強欲な男にこめかみを殴られでもしたら、少女は悲鳴を上げて、今度こそ本気で怒りを爆発させるだろう。ケイイチの腰からナイフを借り、狙いなどつけずに確実に声がする方――強欲な男の顔面に向けて、力いっぱいナイフを振り下ろすのだ。もちろん狙いが外れればナイフの刃先は地面を突いただろう。]**
(172) 2016/03/05(Sat) 23時頃
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[ 呼びつけた少女は真っ直ぐこちらにきてぺたぺたと触ってきた(>>172)。体勢を確認しようとしてくれているのがわかる。目が見えないのはなんと不便なことか。
彼に暴れられようとも、両手首を左手一つで押さえ込んでいた(>>170)。ギリギリと強く締めた相手の右手首のその先は色が変わっていただろう。ただ左手はそうでもなかった。
上に乗っているから彼が脚を動かせばわかる。その動作と少女の悲鳴が重なれば、状況を理解してサッと血の気が引いた。]
ヨーランダ……ッ!?
[ まだ呼ぶんじゃなかった、ああ、脚を切り落としてからにすれば、蹴られることなどなかっただろうに! 彼女を確認しようと振り向いて……その隙に拘束は片手分解かれてしまった。]
……ッが、あ……!?
[ 何とか右手首は握り締め押さえ込んだままだが、その勢いのまま飛んできた左手の渾身の一撃を米神に貰ってしまった。
ぐらり、視界が傾く。それと追って吐き気がこみ上げてきた。気持ち悪い。]
(173) 2016/03/06(Sun) 00時頃
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[ 米神に受けた衝撃の影響で周囲の状況が僅かにしか入ってこない。少女の悲鳴だけは再び聞こえた気がしたが、服を漁られナイフを抜かれようとも気付かない。
手探りで拳銃を取り出し銃口を向けると背中を何度も蹴られたが、ガンガン響く頭痛の方がより酷い苦痛に感じられて構う余地もない。] ……ああああクソがああああ!!!!
[ 下品な叫びを上げる。少女をまたも傷付けられたことと、顔を殴られたことへの怒りを爆発させていた。
無我夢中で撃鉄を起こし、引き金を引き、撃鉄を起こし、引き金を引き……銃声は6回響いただろう。
ただ、銃口は狙いを定められていない。掴んだままの手や下ろした腰の真下に添えて撃てば確実に全弾当たったのだろうが、ぐらつく視界の中で肩や首に向けて放たれた。果たして何発当たったことか。]
(174) 2016/03/06(Sun) 00時頃
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[ そして怒りのまま追撃を──することはしなかった。] ……ヨーランダ、無事か……ッ!!
[ 飛び上がるように立ち、ふらつきながらも少女に寄る。彼女を男から隠すように身体のシルエットを重ね、自身は無防備な背中を見せながら、そこを一旦離れようとした。平衡感覚を失っているので、もしかしたら支えてもらいながら。]
(175) 2016/03/06(Sun) 00時頃
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[君の選択は、死票となった。 選ばれたのは、人形を作り出す強欲な男。
愛すべきものは、外見ではない。 美しいものは、外見ではない。 けれど、偏執的な彼の美への追求は、 完全なる罪であるとは、 君は思ってはいなかったのだけれど。
そして、天の声は、告げる。 此処から逃れる為の鍵は、あの男の中。 取り出す為には、皮を削いで、 彼の中を探して回る必要があるのか? それとも、頭の中か? 君は、腰に提げていた鉛球を放つ黒塊を、 そっと、手に取った。]
(176) 2016/03/06(Sun) 00時半頃
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[─── 一先ず、動きを止める必要がある。
君は、犯罪者などではない。 悪魔でもない。 けれど、この強欲な男に手をかけることで、 遂に人殺しの罪を背負うことになる、 ……とでも思っているのだろうか。 正当防衛として、1人……怠惰の少年。 いいや、死んでなどいなかったから、 罪ではないのだろうか。 感覚の麻痺しきった君は、瞳を揺らす。 躊躇うことなく踏み込む女や男の様子を、 君は視界に収めながら、躊躇いを覚えていた。]
61人分の悼みと比べたら、 マシな方だろう…。
(177) 2016/03/06(Sun) 00時半頃
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[読み上げられていた罪状。 人形へと作り変えられた女たちの肢体。 大切な臓器が、勿体無くさえ思うが。
背中を蹴られるケイイチと、 喚く女の姿が見えれば、 小さく溜息を吐いて…… 決意はまだ固まってはいないから。 引き金を引くだろう。 太ももを狙うが、 射撃が格段上手いわけではない。 何発か放ったもののどれかが、 命中しているといいのだけれど。*]
(178) 2016/03/06(Sun) 00時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2016/03/06(Sun) 00時半頃
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[勢い良く脚を振り上げれば、こちらからは見えないものの 煩いほど飽きるほど聞いたその声で当たったことを確認>>172した。
それからの行動は早い。
黒髪の警官の視線が>>173、そのヨーランダに向けばその隙に左手の拘束を解いて、攻撃を繰り出した。
あまり美しいない攻撃だが、そもそも酸素を消費して生を享受すること自体が美しくないのだ。そう、自分は美しくない。ならば仕方ないだろう?
その後再び醜い悲鳴が(>>172 ヨーランダ)聞こえてナイフが向かってくるのなら首を無理やり捻り避けたようだ。…嗚呼、せっかく見た目だけでも美しくなったのに。悲鳴をあげ動く姿は醜い。 それでも恐らく彼女の攻撃は、頬を掠め耳を貫いた。]
……ッ、が、ァ…!!!
[酷い痛みが左耳に走る。確認はできないがきっと出血も酷いに違いない。 荒い息はますます荒くなり、それから失血量が増えれば増えるほど 男が理想とする青白い顔に近づいていく。
痛みのせいか、意識はある。
だから、その黒い鉄の塊が>>174こちらを向いたのも気付いたのだ。]
(179) 2016/03/06(Sun) 01時半頃
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…く、ぁ"…ッ!!は、は……ぃ"っ、あ"!!
[このクソ男の背中をぶち抜いてやるとばかりに背中を蹴り上げるが、きっとこの位置では大した威力を持たない。 解放されたはずの左手は先程の渾身の拳で痛む。───この男、人を殴ったことなど今まで無かったのだから当然だ。
引き金を引くその手に、左手を伸ばして銃口を逸らさせる。恐らくできたとしても最初の2,3発は浴びてしまうだろうが、これしかもうない。
男は疲弊しながらも、銃口を逸らせたろうか? どちらにせよ、右肩、右肩、右胸────それから喉。4発当たったらしい。]
……は、…ヒュウ……ゲホッ、がハッ、……は、……ヒュウ…う"……ぁ"……
[嗚呼、きっとその失血は酷いに違いない。 視界がやけにぼやけて、それから全身が熱い。頭の中だって真っ白だ。
……だからきっと、新たな銃撃(>>178 ジェフ)だった男は痙攣することしかできなかったはずだ。どれくらい命中したか?────そんなのは、知らない。きっと足だって血塗れだ。]
(180) 2016/03/06(Sun) 01時半頃
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ぁ"……ぃ"、ぜ、っと……ヒュウ……らら……
[それでも男が望むのは、愛する家族のそばで命を絶つこと。それは此処じゃない。此処じゃない。此処じゃない!!!!!!
喉からは男が呼吸をするたびに血がコポコポと溢れ、白い喉を濡らす。
嗚呼、それでも死ぬことが許されぬのは男にとって幸か不幸か。]
り、ぜっ…と………ラ、ゲホッごほっ!!ラ ……ラ、ラ……ヒュウ…
[じわりと瞳からは涙が溢れる。 紳士たるもの簡単に涙を見せるなと、あんなに何度も言ってくれたのは誰だったか? ……その顔も、思い出せやしない。きっと自分が"排除"したんだろう。
ごろん、とうつ伏せになる。 そのまま腕を使って、ただ赤い扉を……外に繋がるという扉を、目指す。]
(181) 2016/03/06(Sun) 01時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2016/03/06(Sun) 01時半頃
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ー白い部屋ー
[暫し2人の組み合いを眺めていたのだけど、そこにヨーランダも参戦するらしい いや、参戦するように言われたというのが正しいか 目が見えないなりに声を頼りに移動しているのだろうけど、あの状態でどの程度ちゃんと動けるのやら 案の定彼女は蹴られてしまってるし警察の男も拳を一撃食らってしまった様子]
(先に足潰せば良かったと思うけどなぁ)
[そうすれば少なくとも蹴られる事はなかっただろうに、なんて他人事な感想 その後はまぁヨーランダがナイフを振り下ろしていたり警察の男が怒りのままに引き金を引くいていたり>>172>>174、更に金髪男が銃弾を撃ち込んだり>>176 その結果、ニックは既に瀕死になっているように見える 見えるというか、普通なら死んでいてもおかしくなさそうなのだけど
とりあえず、俺もそろそろ動かねばと劇物の小瓶を手にしてニックの元へ向かう そして赤い扉へ向かおうと這っている彼の目の前に立つ>>181]
あの扉に行ってもあんたは帰れないよ 変な声が言ってたの聞いただろ?
(182) 2016/03/06(Sun) 03時頃
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