204 銀花の咲く路、灰白の世界で君を想う
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── 回想 二年前 ──
[ 吐く息さえ凍りそうな冷たい冬の日、 ふんわり霜の乗った白銀の絨毯の上を、 私は藤と並んで歩く。>>157
来年は何人入るかな 勧誘頑張らないとね
そんなことを楽しげに話しながら 藤の知り合いの女の子の話を聞けば 楽しみだね、と小さく笑った。
さくさくと音のなる路を見つめる私は 藤の様子に、すぐに気がつかなくって ]
(178) 2016/12/17(Sat) 12時頃
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…………ふじ ?
[ 耳に届く、私の名を呼ぶ弱い声>>158 急に立ち止まり、私のコートの袖を掴む手 びっくりして目を向けた先、 藤はしゃがみこみ 私を見上げている。 ……でも、視線はどこか虚ろで 彼の瞳に私は映っているのに 彼に私は見えていないようでもあった。 ]
(179) 2016/12/17(Sat) 12時頃
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────っ、藤!!!
[ 意識の糸が切れ、ふっと倒れこむのをみて 私は咄嗟にしゃがみこみ、腕を伸ばす。 私よりも大きい、男の藤を受け止めきれず 冷たい地面に尻餅をついてしまったけれど ぐい、と肩の方に彼の頭を寄せて なんとか地面に打ちつけるのは避けられた。 ]
ちょっと、大丈夫? ふじ……?
[ 表情の見えない彼に不安げに問いかければ 返ってきたのはちいさな寝息。 ]
(180) 2016/12/17(Sat) 12時頃
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え、寝て……え?
[ あまり眠れていないのは知っていたけれど まさかこんなに酷かったなんて。 一緒にいることが多かったのに 気がつけなかったことを悔やみながら 私はスマホを取り出して直史さんに連絡。 さすがにひとりじゃ運べない。 やってきてくれた先輩(当時はまだ先輩だった)と 学校か、藤の家か、先輩の家か とにかく近いところに連れて行って 目を覚ますまで、ずっと待ってた。
藤が起きたらまずは「 おはよう 」を告げた。 へにゃりと眉を下げながら 困ったような笑みを向けて。 ]
(181) 2016/12/17(Sat) 12時頃
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[ ─── それ以来、私は藤に口うるさくなった。
ちゃんと寝てるか、ご飯を食べてるか、 タバコのことは…もう言わなくなったけど まるで母親みたいに世話を焼くのを、 藤はどう思っているだろう。 **]
(182) 2016/12/17(Sat) 12時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2016/12/17(Sat) 12時半頃
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── 昼頃、サークル室付近 ── [ お昼休みに入ってすぐ、 4講目で使う教科書を忘れてしまった私は サークル室にある先輩方の遺産から 一日だけ拝借しようとサークル室へ向かっていた。]
( 次は空きだしどうしようかなー… )
[ なんて、考え事をしながら歩いていたら ドンっ、と何かにぶつかって ]
ふわっ、すみませ…… ……あ゛!!!!
[ 見上げた人物の顔を認識するなり 私はガシッとその腕を掴んだ。 ]
(183) 2016/12/17(Sat) 12時半頃
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律!
[ そこにいたのは、私の幼馴染。>>142>>143 ]
(184) 2016/12/17(Sat) 12時半頃
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[ 昨日、無視したでしょ そう文句を言ってやろうと口を開くけど あれ、と疑問が浮かび上がって。 ]
こんなとこでなにしてるの?
[ きょとんと首を傾げて問いかけてみる。 *]
(185) 2016/12/17(Sat) 12時半頃
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[ 今日の午後は、講義の予定はない。 お昼は外に食べに出掛けるでも、 このまま帰るを選択するでも、いい。 荷物整理をしてる中、点滅する端末を見つける。 講義前に送ったメーリスへの、返事。>>161
並ぶ文字列を眺めながら、息を吐き出す。 ケーキ屋さんは混む、オードブル、… 知らない情報を得られることに、胸が高鳴った。]
て、ことは。 …… えと、 どうしよう、分担分けた方がいいのかな。
[ メール画面を眺めながら、歩きスマホ。 参加者名簿を脳内で思い出しながら、 どう手分けするかとか、 サークルメンバーじゃない子とかの、 連絡手段とかを、考えていた。]*
(186) 2016/12/17(Sat) 12時半頃
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(……よし。 次会ったら、全力でくすぐろう)
[もはやリクエストだろ、これ。 スマホに映る文字に、一つの決意を固めた時。>>173]
いや、こちらこそ…
[メールと栄介の処刑に気を取られていたものだから 近付いてくる陰に気付かなかった。>>183
軽い衝撃に振り返って、 相手の顔を見た瞬間。 謝罪は別の言葉に上書きされる。]
(187) 2016/12/17(Sat) 14時半頃
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げっ ニモ。
[俺の、――近所のねーちゃん。>>184
ピンとくる。 これは文句を言われる顔だ。 咄嗟に逃げ出そうとしたが、 いつの間にか掴まれていた二の腕がそれを許さない。]
……栄介がクリスマスパーティするっていうから サークル関係ない俺も来ていいっていうけど 何もしないのもあれだから…手伝えることあればって。
[幸い文句は言われなかったけど。 問われた内容に、少々ばつの悪そうな顔で。]*
(188) 2016/12/17(Sat) 14時半頃
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[ そういえば、サークル室に幾つか置いていた気もします。 天体の本を見ている最中ふと思い出しまして、置いていたかどうかは普段気にしませんので確かではありませんけど。
結局借りたのは すこし飽きたはずの恋愛小説です。 ……いえ、べつに、わたし自身が恋しているからではなくて。 いつもなら読まないようなものを、読みたいと思っているうちに読んだ方が良いのです。きっと。
借りた本を鞄に仕舞うと、扉を抜けて講義室に向かいます。 今日は午後の講義は無し。 あ、確かレポートの期限は今日までです。忘れかけてましたね、危ない。 ]
( ……2日後、どうしよう )
[ プレゼントって何を用意すればいいのでしょう? 参加者の顔を思い浮かべても、全く良い案は思いつきません。 講義室に入って、先に座っていた友人に訊いてみても、 「そんなの気持ちだよ、気持ち!」という答えしか返って来ませんでした。 ]
(189) 2016/12/17(Sat) 14時半頃
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そうじゃなくて……。
[ 手作り出来るような器用さは持ち合わせていませんし、 買うとしても一体なにを? こういうのって、松本くんなら得意でしょうか。迷った末、教授が来る前にとメッセージ画面を開きます。 ]
≪ おはよう。ね、クリスマスパーティー来るよね? プレゼントってどうするか決まってる? ≫
[ 送信。松本くんが確認するのがいつになるかは分かりません。 響いた教授の声にぴゃっと素早くスマホを仕舞い、 ぼうっと講義を受けるのでした。* ]
(190) 2016/12/17(Sat) 14時半頃
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― 昼頃 −
[ レポートを提出すれば、今日の学生の務めはおしまいです。 各々自由に行動していく学生たちの背中を見つめた後、 わたしも若干重い腰を上げました。ノートの端っこに書かれたプレゼントの案が、悩みを映し出しているようです。
スマホを起動すれば、まず目についたのはメール通知で>>149。 内容は丁度わたしの悩みとタイムリー。 ふむ。どうしましょう、全然思いつきませんね。 多忙な父と遊ぶのが好きな母。クリスマスプレゼントは欠かさずくれましたけど、パーティーの経験はありません。 ]
あ、りーちゃん。 歩きスマホ 危ないよ?
[ 廊下を歩きながら、どうしましょうとくるくる考えていれば 見知った顔が歩きスマホをしているのが見えました>>186。 たた、と駆け寄って まずはそんな注意をしてみせます。* ]
(191) 2016/12/17(Sat) 14時半頃
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─ 廊下 ─
[ あれも、これも、浮かんでは消えていく。 女の子だけじゃなくって、男子もいる分、 余計に難しく思う部分が、ある。
スマホ画面を見詰めたところで、 妙案が浮かぶ訳はなく、小さく溜息を零した。 そのときだったろう、彼女の声が聞こえたのは。>>191 誰かさんとは違って、>>183 ひとにぶつかることはなかったけれど。]
…… うーちゃん。 んんん、わかってはいるんだけど、 えと、プレゼントどーしよーかなって、
[ 顎に指を添えて、天井を見上げて、 実験中のように、眉間に皺が寄る。]
(192) 2016/12/17(Sat) 15時頃
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[ …… ─── そういえば。
横目て、真白な卯月の赤い瞳を覗き見る。 この瞳に映るのは、 …… 彼女の肩に指を乗せ、 耳許に、くちびるをそっと近付けて。 ちいさく、ちいさく囁いた。]
(193) 2016/12/17(Sat) 15時頃
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[ 問いかけを向ければ、再び距離を取る。 答えが返ってくるのは、 何処か緊張さえ、するけれど。]
…… ─── でも、 わたしは、うーちゃんと一緒に、 クリスマスパーティーできてうれしいよ。
[ わたしは、友だちが多くはない。 過去に、クリスマスパーティーに、 誘われたこともあるけれど、 クラス会のついでとか、そういうのばかり。 仲の良い子はいつも参加しなかったから、 ひとり積極的に参加する気にもなれなくて、 断ってばかりいた。だから、
“ おともだち ”と、ううん。 うーちゃんと一緒が、よかった 。]*
(194) 2016/12/17(Sat) 15時頃
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( 今、「 げっ 」って言った…? )
[ どういう意味かな? 言葉にはせずにっこり笑みを深めるけれど 昔と変わらない「 ニモ 」の響きは>>188 どこか懐かしいものだった。 ]
あぁ…そういうことか 偉いね、わざわざありがと
律のそういうとこ、変わんないよね
[ 昔から、律は素直じゃないところもあるけど 根は優しくていい子なのだ。 ]
(195) 2016/12/17(Sat) 15時半頃
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そういえばさっきメールきてたよ パーティーの準備、役割分担しようって
律もグループにいれちゃおっか
[ 里咲と海からきてたメール>>149>>161 それを律に見せながら、 サークル室の鍵に手をかけた。 ]
(196) 2016/12/17(Sat) 15時半頃
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そうだ、律ってさ、 うちのサークルに知り合いいたっけ? ミッチー以外にさ
……とりあえず、 入る?
[ 立ち話もなんですし、と 振り返って律に視線を投げかける。 顔見知りくらいはいるかもだから 中にあるサークルの集合写真でも見せて 今回のメンバーを教えてあげてもいいかもしれない。*]
(197) 2016/12/17(Sat) 15時半頃
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─回想:クリスマス─
[ 12月は、毎年心が躍っていたように思う。 クリスマスを迎えるにあたって、たくさんの装飾がなされたツリーを目に入れるたびにわくわくしていた。 今年はサンタ──両親に何を頼もうか。 直ぐに決まる年もあったし、なかなか決まらずにサンタをひやひやされた年もあった。
12月25日。 早起きしてクリスマスツリーの下に置かれているプレゼントの包みを開ける瞬間が最高に胸踊っていた。 最後にサンタよりプレゼントを貰ったのは、4年前。 高校に上がり、バイトを始めてからは欲しいものはなるべく自分で買うようになったからだ。
今、欲しいものと言えば、新しいバイク。 バイクはロマンである。 ピカピカな車体に、積まれたエンジン。 一度走らせれば、スピードと風の虜となる。 恋人ができたなら、一緒にツーリングしたい。 今は寒いから、春になってからでも。*]
(198) 2016/12/17(Sat) 15時半頃
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─回想:藤センパイ─
[ 新しいバイクのために、こつこつバイトをしている。 姉からプレゼントと称されて譲られた、今のバイクも悪くない。が、やはり、自分で選んだバイクに乗りたいという願望は簡単には消えてくれないのだ。
そんなわけで、駅から少し離れた本屋で今日も今日とてバイトに励んでいた。 駅前の本屋よりも、立地は良いとは言えないが、より専門性に富んだ蔵書を揃えることで経営を維持している。]
あ、センパイ!お疲れ様です
[ ぱ、と顔が輝く。>>118 ハチと呼ばれた時には、目をぱちくりしていたものだけど、今ではもう慣れたもの。 ハチもポチも拒んでいたなら、三辻とも呼ばれずにタマという渾名を頂戴していそうだなあと、思う。 一筋縄ではいかなさそう、それがハチから見た藤センパイだった。]
(199) 2016/12/17(Sat) 15時半頃
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[ カバーはかけますか? そんな定型句を口にした後には、答えを得て頷き、商品を袋に入れ、見送ろうとするのだけど、センパイの口が動くから。>>119]
始田センパイのことを、 悪い人とは思っていない、です。 ただ、あの、赤のカラコンがこわくて、
[ しゅん、と耳でも垂れているかのように、声のトーンも哀しげに下がる。 そこまで自分は露骨だったか、これでは見た目で全ての判断を下す人たちと変わらないと今になって気がついて、しょんぼり。
みんな違って、みんないい。 世界は色々な外見の、色々な中身をもった人で構成されている。 理屈はわかるし、わかるんだけども、やっぱり赤の瞳は怖いのだった。]
(200) 2016/12/17(Sat) 15時半頃
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[ 男性で長髪というのは、珍しい。ただ長髪だというだけでなく、道行く女性の大半よりも艶をもっている。 藤センパイもまた、好奇の目に晒された経験があるのやもしれない。]
──…… はい。
[ 伸ばされた手は拒むこともなく。 立ったまま撫でられるのは、珍しいなあと思った。 大抵の人の身長は自分より低く、撫でられることがあっても、座っている時ばかりだったから。
セットが崩れた髪と共に、始田センパイに少しずつ話しかける気持ちを得た。]
(201) 2016/12/17(Sat) 15時半頃
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センパイ、これ、キャンペーンで、 お客さんにあげてるんです。
センパイにも、どーぞ。
[ 袋に滑り込ませたのは、小さな小さなビン。 ラベンダーアロマのサンプルだった。
寝る前に、枕に一滴垂らすといいらしいですよ、 と言葉を添えて。* ]
(202) 2016/12/17(Sat) 15時半頃
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[ >>192りーちゃんは顎にしなやかな指を添えて、天井に可愛らしい顔を向けました。 でも、眉間に寄せられた皺が気になってしまって、 わたしは腕を伸ばし、りーちゃんのあたたかな肌に触れるのです。 ]
りーちゃんは 笑ってた方がかわいーよ。 皺寄せるのくせになっちゃうよ?
[ 勿体ないと笑いまして、先ほどのりーちゃんの言葉にすこし遅れた同意を返します。 ]
でも、悩むよね。プレゼント。 わたしも全然決まらなくって…… 後ちょっとなのに。
[ 今度はわたしが悩む番です。といっても、難しい顔は浮かべられないのですけどね。 ]
(203) 2016/12/17(Sat) 16時頃
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[ 不意に肩へ乗せられるのは、りーちゃんの繊細な細い指。 そっと耳許に寄せられた淡いくちびるから、 ちいさく ひそやかに囁く声が零れ落ちました。
まるで小説の一節のように ――内容もまた、きっと。 わたしは慣れない距離感と「 」の単語に 頬を若干桃色に染めて、おかえしとばかりにりーちゃんの耳許で微かな声を紡ぎました。 ]
(204) 2016/12/17(Sat) 16時頃
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[ りーちゃんが距離を取れるのは問いを投げ終えてからではなくて、わたしが返事をした後だったでしょう。 女子同士とはいえ距離が些か近過ぎた気もしますね。 微笑んで わたしもりーちゃんから少し離れました。 ]
―――― ほんとう?
ふふ、ありがとう。 わたしもね、りーちゃんと一緒なのがうれしいよ。 恋人いない同士、折角だし楽しもうね!
[ 非リアの公開処刑なのは皆同じです。死なば諸共です。 ならもう忘れて楽しんじゃえば良いんだと、 赤い瞳を和らげて ぐっと胸の前で掌を握った時。
再度声量を落としまして 問いかけました。 ]
(205) 2016/12/17(Sat) 16時頃
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[ 距離は取ったままのちいさな声。
聴こえなくてもおかしくはありません。 届かなかったなら「やっぱりいいや」と笑って、りーちゃんはこれからどうするのかを尋ねることにしましょう。* ]
(206) 2016/12/17(Sat) 16時頃
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(やべ。まずった)
[向けられた笑顔に嫌な汗が流れるけど。>>195 とりあえず今の時点でのお咎めはないらしい。]
別に偉いとか、そんなんじゃない。 何もしないのも気まずいだけ。
[唇を尖らせながら、ぼそぼそ零す。]
(207) 2016/12/17(Sat) 16時頃
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