76 ─いつか、薔薇の木の下で。
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[フラフラ歩いてくのを心配そうに見送って……
どうしようかと、途方に暮れたり]
(163) 2013/03/21(Thu) 09時頃
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気分次第、ですか。 それは私にはどうしようもありませんね。 ああほら、しっかり歩いて。
[思った以上に足元がおぼつかない。 間近に感じる呼気は酒の臭い。 ふう、と大きなため息をついた。 こんな調子で、来年はどうするのだろうかと]
(164) 2013/03/21(Thu) 13時頃
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ほら、つきましたよ。
[部屋に戻れば予想通りベッドに沈みこむ。 シャワーも着替えもしないまま。 仕方ないか、と身体を離そうとすれば]
……っ、とと。
[そのままベッドに引き込まれて、腕の中に納められてしまう]
なんだ。 やっぱり添い寝が欲しかったんじゃないですか。
[クス、と微笑みを浮かべ眠るサイラスの頬を撫でる。 懐かしい。 昔はこうして兄弟や先生と寝たものだ。 思い出に重ねれば、目の前にある寝顔が一層愛らしく見える。 狭いベッドの中、そんなことを考えながら自分もそっと瞳を閉じた**]
(165) 2013/03/21(Thu) 13時頃
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ヴェスパタインは、そのまま廊下にぺたん。
2013/03/21(Thu) 23時頃
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[かさり。ページを捲る音が部屋に響いた]
(166) 2013/03/22(Fri) 01時半頃
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オスカーは、34行目を目で追って
2013/03/22(Fri) 01時半頃
教え子 シメオンがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(教え子 シメオンは村を出ました)
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……駄目だ、この行読むの3回目だぞ
[集中力が途切れているらしい。本を閉じて窓の外へと視線を投げた。荒れた天気をのぞけば、いやそれだからこそとても静かな寮内。この部屋に訪れる者もいない。 きっと皆、もう寮を出て行ったと思っているのだろう]
まだ、誰か残っているかな
[知っている相手だといい。他人との距離を測るのは得意だけれど、だからこそ今は、新たな関係は築きたくなかった。本をベッドに放り投げて、空気ざわめく廊下へと出た]
(167) 2013/03/22(Fri) 01時半頃
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[一人廊下を進む。 二次性徴でも僅かしか伸びなかった低い身長。柔らかなボーイソプラノ。少年のあどけなさを残す顔立ちは、青年の潔癖な情熱に彩られ、大人びたといわれそうな表情をうみだした。
薄暗い廊下。 時計を見ずに部屋を出たことを思い出す。 今は何時?何日? あとどれくらいたてば、春がやってくるのだろう]
(168) 2013/03/22(Fri) 02時半頃
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[どこか浮わついた足元は春に浮かれているかのよう。 ぼんやりと俯きがちになった顔は、たどり着いた先――談話室にまだ人がいれば、笑顔へと変わり、天気にそぐわぬ明るい声で挨拶をしただろう。 誰もいなくとも、暖炉から遠いソファに陣取り、頬杖を*つく*]
(169) 2013/03/22(Fri) 02時半頃
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新聞配達 モリスがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(新聞配達 モリスは村を出ました)
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ん……
[心地よい微睡みが過ぎ去って、少年は目を覚ます。 その時、サイラスは起きていたかどうか。 まだ寝ていたのなら、起こさないようにそっとベッドを抜け出した。 一度だけ、その癖のある髪を撫でて。 寒くないように、丁寧に毛布をかけなおす]
[外はまだ、静まる気配は無いようだ。 静かな寮内も相まって、ことさら大きな音のように思える。 明日は晴れるだろうか。 そんなとりとめのない事を考えながら部屋を出た。 廊下に座り込む姿と出会うか、或いは談話室まで行くのだろうか**]
(170) 2013/03/22(Fri) 13時頃
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― 廊下 ―
中庭の薔薇は大丈夫でしょうか……
[唸るような風の音。 思い出されるのは中庭の花。 毎年綺麗に咲くあの薔薇が、この強風で折れてしまわないだろうかと不安がよぎる]
朝になったら、様子を見に行くとしましょう。
[もし必要なら添え木とかもしようか。 そんな事を考えながら]
(171) 2013/03/22(Fri) 20時頃
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[薪の爆ぜる音が談話室に響く。飛ばされた枝だろうか。窓にぶつかる音がそれに続いた]
こんな天気じゃあ…… 中庭の薔薇もへたれそう
[ひとりごち、ソファから立ち上がった。 中庭に出るつもりはないが、窓から覗くくらいはしようかと。身体が暖まれば、暖炉で熱された空気に息がつまりそうなのもあって、再び廊下へと出てみることにした]
(172) 2013/03/22(Fri) 21時頃
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[談話室へと向かい廊下を歩く。 別に目的があるわけではない。 自然と向かってしまうのは、つい人気を求めての事か。 普段ならここは大勢の生徒で賑わっているから]
あ…… オスカー先輩。
[その途中出会うのは、間もなく見なくなる姿。 そうは思えない容姿だけれど、れっきとした先輩である]
まだいらしたんですね。
[ただでさえ寮生の居なくなるこの時期。 色々やることが多いのだろう、卒業生が残っていることはとても稀だ]
(173) 2013/03/22(Fri) 21時半頃
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ああ、ヤニク お前もいたのか ……同室も?
[丁寧な口調の後輩。同室のサイラスとは、うまくやっているように見えた。彼らも卒業の際は泣くのだろうか、なんて。よぎった考えで浮かんだ笑みは、そのままいつもの人好きのしそうな笑みに]
まだ、そう 準備も終わってないし
[視線を逸らし、窓を見やる]
まあ終わってても今日みたいな天気じゃあ、ね
(174) 2013/03/22(Fri) 21時半頃
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ええ、サイラスさんが残るようでしたので、私も。
[少年には帰るべき家は無い。 しかし家と呼べる場所はあり、 そこに帰省することもままあるのだが 今回は同室者が帰らない(というか帰りそびれた)ようなので、自分も残る事にした]
準備、ですか…… 大変そうですね。
[つられるように、視線を窓に移し]
本当に……荒れていますね。 明日には晴れるとよいのですが。
(175) 2013/03/22(Fri) 22時頃
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やっぱり仲がいいね 羨ましいよ
[それが本当の理由でなかったとしても、嘘ではないだろうから。視線をヤニクに戻して笑顔を返す]
うん、もうすぐ春だもの きっと明日は晴れるよ
ただ ……今日の風で薔薇が 傷つかなけりゃ、いいけどね
(176) 2013/03/22(Fri) 22時半頃
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ああ、ちょっと寒いねぇ。 このぼろ寮にもすきま風入るだろうねぇ。
[帰省する生徒の親だったようだ。]
(177) 2013/03/22(Fri) 22時半頃
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大地主 ゼルダは、メモを貼った。
2013/03/22(Fri) 22時半頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2013/03/22(Fri) 22時半頃
大地主 ゼルダは、メモを貼った。
2013/03/22(Fri) 22時半頃
大地主 ゼルダがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(大地主 ゼルダは村を出ました)
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…ん…。
[自室の寝台の上で目を覚ます。 家に帰る準備をしていて、ちょっと休憩と横になったのが最後の記憶。 ―どうやら、そのまま本寝してしまっていたらしい。 起き上がろうとする際、寝台の上に置いていたプリント類が落ちて]
(178) 2013/03/22(Fri) 22時半頃
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そうですね、彼にはとてもよくしていただいています。
[仲がいい、と言われ嬉しそうに笑う。 しかしそれもあと一年か、と思うと切なさもよぎるのだが]
風、とても強いですからね…… 晴れたら、様子を見に行こうと思ってます。 せっかく毎年綺麗なんですもの。 折れたり散ったりしたら、悲しいです。
(179) 2013/03/22(Fri) 22時半頃
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ノックスは、床に散らばった18枚のプリントを慌てて拾う。
2013/03/22(Fri) 22時半頃
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ふうん 俺にはサイラスがヤニクに良くしてもらってるように見えるけど?
[柔らかい声は笑みを含み、窓の外とは裏腹に廊下には穏やかな空気が漂う]
うん、綺麗 ……だったね
[傷ついたら、悲しい。 あの薔薇も、学園生活になくてはならない重要な背景だった。甘い香りを思い出し、鼻の下を小さく擦る]
で、その同室者は おやすみか?
(180) 2013/03/22(Fri) 23時頃
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― 彼の自室 ―
[一人部屋。 線の細い青年は、一人静かに本を捲っていた。 節のある手だけれど、色は少し病的に白く、そして、細い。]
ああ……寒いな。
[風の音に窓をみやり、ぽそりとこぼした。]
(181) 2013/03/22(Fri) 23時頃
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…喉乾いたな。
[プリントを机の上でとんとんと揃えると、ぽつりと呟く。 談話室に行けば何とかなるだろうか。]
さむ…。
[無精をして、部屋着姿のままだった。 適当に淡い黄色のシャツと臙脂色のカーディガンを着込むと、自室を出て談話室へと向かう。 途中で誰かに出会えば、まだ寝ぼけた口調で挨拶をするだろうか。**]
(182) 2013/03/22(Fri) 23時頃
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ブレンダは、24ページ目を捲る。
2013/03/22(Fri) 23時頃
妻 ブレンダは、メモを貼った。
2013/03/22(Fri) 23時半頃
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[やがて、青年は立ち上がると、 寒くないよう、ストールをもって、 飲み物を確保すべき廊下に出る。]
――……今年は、ここで春を待つのか。 それもいい。
[ゆらり、ゆらめくように歩き出す。]
(183) 2013/03/22(Fri) 23時半頃
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