158 Anotherday for "wolves"
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[アルカイドとラディスラヴァ、 二人の弔いを済ませそのまま酒場の扉を潜る。 二人の血と、土と汗にまみれたままの姿は 酒場という場所に不似合いと知れるが流す間はなく。
皆が揃うころ、徐に口を開き]
――…話したけれど、僕の考えは変わらなかった。 “過ち”を犯したのは、サイラスだと思う。
[真実を知りながら、罪をまたひとつ重ねる覚悟で。 未だ幼さ残す少女を守る為に 己の我侭と知りながら足掻く為に またひとつ偽りを口にし、サイラスへと向ける殺意。 もし叶わぬなら、サイラスと相打ちとなっても戦う覚悟で**]
(117) 2015/05/22(Fri) 15時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/05/22(Fri) 16時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/05/22(Fri) 17時半頃
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[メアリーからグレッグを手にかけた者の有無を訊ねられ、答えた時の反応>>75。 安堵したように見えたことに、男も似たような感情を覚える。
と同時に生まれたのは、言葉にならない疑問。 首を傾げてその疑問に当てはまる言葉を探そうとしたが、結局は見つからず。
無理やり当てはめるなら、違和感といったところだろうか。
メアリーがグレッグを守ろうとした時に見せた剣幕や、つい今しがたまで捲くし立てた勢い。 それがなくなったことが、ほんの少しばかり引っかかった]
(118) 2015/05/22(Fri) 19時頃
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[その引っかかりが何か探るよりも先に、クラリッサと共にシーツを手にベネットが戻ればそれを手伝い>>82。
その最中、ドナルドがベネットへと問いかけ>>84、その答え>>88を耳にしながら、頷きをこぼした]
俺がそれなら、まぁ普通に祈るさ。 少なからずとも、憎からず思っていた奴を手にかけたわけだし。
ま、グレッグ手にかけて、埋葬した時の俺がしたこと、まんま言っただけだけど。
[だから疑ってくれるなとは、敢えて告げない。 たぶんほんの少しばかりの疲弊で、弱っていたからだ。
己に疑いがあるなら、それに縋って楽になっても構わないと]
(119) 2015/05/22(Fri) 19時頃
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[問いを口にしたドナルド自身の見解>>93もまた、男には頷ける言葉だった。
そんなドナルドから己への問いが来たのは、埋葬の準備を終えてから>>86]
あー、オーレリアの理由? あれじゃねぇの。 彼女がこの村の、人と人狼族との『共存の象徴』に思えたから。 だから、それをぶち壊したかったつうか、宣戦布告みたいなのじゃね?
[人狼族に囲まれて働く人間、オーレリア。 その姿を見る度に、男にはそれがこの村で『共存』が成されている証に思えていた。
だからドナルドの問いには、サイラス自身が見ていた光景を、そこからの推論を話してみた。
そうしてベネットの促し>>83に応じて、ラディスラヴァとアルカイドの埋葬へと向かう。
メアリーの声かけ>>92には、ゆるく頷いて]
(120) 2015/05/22(Fri) 19時頃
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[埋葬が終わると、男はすぐに彼らに安らかな眠りを祈る言葉を呟いた。
そうしていると、ドナルドから共存についての言葉が耳に入る>>100>>101。 次に入るのはベネットの見解で>>106。
怯え、蔑まれる目によって飼い犬を追い立てられる結果となった男には、理解できるようで。 けれど人と過ごす日常を好んでいた男には、あまり理解出来ないものでもあった。
だから、ぽつりと呟いてみせる]
──俺は、人と暮らしてきた元飼い犬だからなぁ。 人と言葉交わして、日常を共にする、『共存』のあるこの村にたどり着いて良かったし、幸せだと思っていたな。
[こぼす口許は、すっかり遠くなった良き日常を思い出して、久し振りに小さいながらも笑みを作っていた。
もっとも。 男が良き日々だとした日常は、どんな結末を迎えたとしても、戻ることはないだろうと──……。 そう、予測してはいるのだが]
(121) 2015/05/22(Fri) 19時頃
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─ →酒場 ─
[言葉というよりは、それぞれの物の見方を語るような言葉を終え、そうして酒場へと。
一日に三人の遺体を埋葬した男は疲労の色を顔に隠すことなく、額に流れる汗を拭いながら、適当な席へと腰を下ろした。
ほんの少しばかり、いつだかジョスランからの相談を受けた席に行きたい気持ちになるのは、遠くなった日常への未練だろう。 死した友人への、未練でもあるのだろう]
(122) 2015/05/22(Fri) 19時頃
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[設けられた話し合いの場で、口火を切ったのはベネットで>>117。 向けられた殺意こそが、彼が語ってくれない真実のような気がして。
ほんの少しだけ、笑いたい気持ちになった]
(123) 2015/05/22(Fri) 19時頃
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そう、か。 それがお前さんの見解か。
色々と言葉交わしたいとこだけど──……。 俺はちぃとばかし、疲れたなぁ。
だから判断は、ここにいる連中に任せるよ。
[ 疲れていた。
友人を亡くし、誰かを疑い、愛する人を亡くしたことに。
疲れてしまっていた。
このまま足掻いていても、見える結末は男が好いていた日々とは遠いだろうということが見えていたから]
(124) 2015/05/22(Fri) 19時頃
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[
だから臆病な男は、判断は周囲の者に決めてもらおうと。
そうして、スツールに深く身を預け。
*口を閉ざした。* ]
(125) 2015/05/22(Fri) 19時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/05/22(Fri) 19時頃
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[サイラスの呟き>>121に思い出すのは平和な日常。 『共存』の天秤が均衡を保っていた時間の中には ベネットにとっても幸せと思える時間は確かにあった。
酒場でドナルドと共に本のこと日常のことを語らう時間。 ルパートとグレッグが酔うた己を案じる声。 アルカイドと星の本を覗き込み サイラスに物語に出てくる薬草について訊ねたり クラリッサと童話を介して共有する時間に、幸せを感じていた。
けれど、ベネットにとって身近に居たのは 人間ではなく、一族の者が多く 必ずしも人間との『共存』が必要だったわけでなかった。]
(126) 2015/05/22(Fri) 21時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/05/22(Fri) 21時頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/05/22(Fri) 21時半頃
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[スツールに身を預け口を閉ざすサイラス>>125を ベネットはじっと見据える。
周囲の者へと判断委ねる姿に、 眸に宿す殺意の中に、憤りにも似た色が混じる。
友とも思う相手だからこそ湧く感情。 ぐ、と奥歯を噛み締めて、審判の刻を待つ。**]
(127) 2015/05/22(Fri) 21時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/05/22(Fri) 21時半頃
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