97 wicked ROSE 【ハジマリの五線譜】
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[オルガニストに横槍入れるアルトの後ろ、足は少し竦んだ。 僅かとはいえ調律を得て、大人びた思考は、その場に入ることを躊躇わせる。]
[蔦葉の影で、あまり見覚えのない白鼠を視線で追いかけるだけ]
(116) 2013/10/05(Sat) 00時半頃
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アスランだけど…あれが今の僕の身体? 《作曲者》の記憶と全ての能力のバックアップは この《コンデンス》で圧縮して保管してるよ
人の身体に《作曲者》の能力と記憶丸ごとって やっぱり、相当負荷がかかる 僕だけじゃなくて周囲のひとにもね
だから、アスランは僕ではあるけど 《総譜》を持つ《作曲者》とは一応別個のもののはず 僕の能力を一部使えてる状態になってるけど
[それがセシルとアスランの使う声《ヴォイス》で さらに、アスランが音楽《ギフト》が見えてしまう理由]
(117) 2013/10/05(Sat) 00時半頃
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ひどいよ…僕がどうにかなったら、アスランピンチだし
[ぷるぷる震えながら、神父に訴える]
っていうか、君もピンチだったじゃないか! アスランと心中状態だと、僕も困るし
…今回この姿で完全体になったのは 飽くまで非常事態の応急手当てだからね
[えへんぷい、という感じで]
(118) 2013/10/05(Sat) 01時頃
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"アスラン"は、今何で倒れたままなんだよ。
[いばる白ネズミに、イラっと殺意を覚えながら鋭い視線。 《総譜》や《作曲者》と呼ばれる名称、存在の意義。 《指揮存在》である彼にも近い何かであるに想像は難くないが。
正直、《コンデンス》と同じ扱いにも聴けてしまう、アスランを示す言葉に、悪でないにせよ、白ネズミへの不快を正直に抱いた]
(119) 2013/10/05(Sat) 01時頃
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…………お前は何をやっているんだ。
[青年は尻尾をぶっちぎりたい 衝動に駆られつつ。 セシルが紛い物、 不完全と自身を言っていたのもあって……]
《指揮者》のサポートのために 二つの旋律《人格》に与える影響を 無視しまくってなんなの? 俺がサポートして欲しいとでもイッタカ…………??
[説明にははは、と笑いながら。 目は全く笑っていなかったが]
(120) 2013/10/05(Sat) 01時頃
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鼠の爪ハグくらいなら 総合的ダメージはないかもなぁ…………
[可愛く震えても、まったくきかない、]
それと、これとは話は、別だ
[その、内側が桃色の耳を引っ張った (確定)]
(121) 2013/10/05(Sat) 01時頃
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それに関しては、黙秘権を行使します 僕には僕の理由と事情がある
さすがに、そこまでは…いえない
[語尾はしりすぼみに、最後はボソッと]
(122) 2013/10/05(Sat) 01時頃
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痛い、痛い、痛いってば こんな、痛みと苦しみの…とかいいたくなるよ
それとも、こんな僕に君たちは失望して あの天使の方に与するかい?
[《指揮者》と《楽人》を見つめた]
(123) 2013/10/05(Sat) 01時頃
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黙秘権……ね。 二人分の旋律、それにみあえばいいけど。
[つぶやく様子に引っ張った耳をいじりながら。]
アスランのセシルに対する 精神的境界のあやふやさと、 今のお前さんの痛みだったら お前さんの方が楽、だろうな……?
それとこれとも、話は別。
[軽い脅迫目いた言葉に おでこをグリグリと指で抑える。]
(124) 2013/10/05(Sat) 01時頃
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[黙秘行使。理由も明かさない白ネズミ――おどけた道化師。 何が目的かも、何をするつもりかも解らないが。 確かなのは、何も動かなければ"アスラン"は目を覚まさない。
唯、少年は、そう。 表の面皮上で笑いながら、桃耳引っ張りおでこグリグリと戯れる様に脅す彼の事を、そう。 やっぱり優しくて甘いな、と]
(125) 2013/10/05(Sat) 01時頃
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……は、ヴィエルジュに? 流石に冗談だろう?
[だから少年は、目覚めない"アスラン"の身体を包む様に抱き締める。 大丈夫、いざとなれば彼も理解する。そんな確信と共に]
(126) 2013/10/05(Sat) 01時半頃
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どうしてもなら…三つ巴なんて俺は悪くないけど?
[可能か否かも不明、然し今この身体はアスランの物だから。 "アスラン"を目覚めへ導く為に、キズナの鎖が光を帯びだした。 行動的な脅迫、旋律の準備、鎖は光《指揮者》の導きが微かに揺れる]
(127) 2013/10/05(Sat) 01時半頃
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[勿論、半分以上は本気だが、期待も含めても恫喝。 これまで、幾つか存在した道化師の助けを否定する気は無い。 だが、アスランを、そしてセシルを蝕む糸を解こうと思う意志も確かに存在し。 チェレスタは大丈夫だろうか。蔦葉の影の姿に、窺う様にその視線を向けた]
(128) 2013/10/05(Sat) 01時半頃
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で、そこの少年…簡単にいうけど 《作曲者》をひとつの林檎に例えると
林檎を何等分かしたうちのひとつが…アスランとセシル その残りがコンデンス 全部合わせて《作曲者》の僕になる
さっきは…僕が覆せない声《ヴォイス》を出すため 止むを得ず、出ることになった感じだね
セシルもだけど、アスランもそこまでは 声《ヴォイス》を使えるようにはならなかったから
(129) 2013/10/05(Sat) 01時半頃
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オスカーは、そして何よりも備える、白翼の天使は――幾つかの崩れた空を仰いだ
2013/10/05(Sat) 01時半頃
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三つ巴? なんで? 僕は《作曲者》だし、今は完全体《フルスペック》だ あの天使丸ごと《総譜》を始末できる状態
…それがどういうことか分かる?
[血の気の多そうな《楽人》へ問う]
(130) 2013/10/05(Sat) 01時半頃
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――――……。
幾つか釈然としないけど。 化けネズミの《作曲者》としての存在が、分割されてる。 其処までは、大体だけど理解した。
肝心の処は、結局お前云わなそうだけどな。
でもお前本来の身体はどうしたんだよ。 お前、コイツと似た立場なんだろう? 何で、アスランやセシルや。
別に心を、魂を持ってる奴らを巻き添えにするやり方なんだよ。
(131) 2013/10/05(Sat) 01時半頃
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[アルトの視線に、おずおずとした窺いの目線が向けられる。 会話の内容も理解の範疇を超えていて、入り込める気がしていない。]
……"セシル"、いたいの。
[声を出せたのは、その一言だけ。 まだ"アスラン"という存在すら、明確に認識していないチェレスタの、惑うような声。]
(132) 2013/10/05(Sat) 01時半頃
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[作曲者とアルトの会話をしばらく聞いていたが
>>130に鼠の額をデコピンした。]
(133) 2013/10/05(Sat) 01時半頃
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俺には関係ないよ。 お前が、世界の楽曲にも重要な存在なのは解る。 少なくとも、俺独りよりはずっと圧倒的な奴なのも解る。
…でも、アスランやセシルは、お前の玩具《コンデンス》じゃない。 人形見たいに、二人分の旋律を玩ぶ様なやり方は。 喩え、お前の旋律が、あいつの様な"毒奏"で無いとしても。
(134) 2013/10/05(Sat) 01時半頃
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――俺はそういうのはキライだ。
[最後の言葉と共に向けた強い眼差しは、白ネズミで無く。 悠久の時間を導く指揮存在である、彼の意志を確認する様に手向けた]
(135) 2013/10/05(Sat) 01時半頃
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僕本人の身体はこの世界にはないから… すでにあったかどうかすら思い出せない
[この世界である《交響詩》を作り始めて どれほどの時が経つのかすらも、忘れたのだから]
あと、アルト…君は少し勘違いをしてる セシルとアスランも、僕の魂を分けた一部だから 今でこそ、別個の存在ではあるけど… 本来なら、僕らは同時に存在出来ない
だから、交代で現れるし …彼も僕でもあるし僕のものを受け継いでる
(136) 2013/10/05(Sat) 01時半頃
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[作曲者が黙秘権をこうしたことで ぼんやりと、どうしてそういうことをしたのか? の、輪郭ははっきりする。
同時にアルトの感情も理解できて。 こちらに向いた視線、赤い瞳に こめかみを抑えて。]
お前が戻る、というよりも、 お前がダメージを受ければアスランも受ける そんなことから考えると、 林檎のように綺麗に分かれてるんじゃなくて 根っこが繋がってて共有してる イメージだな…………
(137) 2013/10/05(Sat) 02時頃
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[神父のデコピンにイテッと額を押さえるが それには言葉は返さず]
勘違いをしないで欲しい 僕が作ったものではあるけれど…
この世界はもう、僕だけのものじゃない
壊れて、なくなればいいなら 何もいわずに消してしまうだろうね
それをせずにこの中にいる理由を …君も《楽人》ならば、考えて欲しい
僕への好悪は自由だけども
[アルトをじっと見つめた]
(138) 2013/10/05(Sat) 02時頃
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まあ、そう捉えてくれた方が助かる
で、そろそろ…予想外に働き過ぎたから 僕は普通の鼠に戻るよ
非常事態が重なったとはいえ かなり介入し過ぎた…立場上深入りは危険だし
[セシル曰く、振りをしてるだけ、ともいうが]
[鼠はあくびをすると、くるっと丸まって寝息を立てた]
(139) 2013/10/05(Sat) 02時頃
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[鼠が幾つも幾つも知らない言葉を並べ立てて、くるりと丸まるまで。 一部始終を見ていたチェレスタは、彼の眠りを話の終わりと理解する。]
……"セシル"、いたい、の?
[改めて、問いかける。 聖堂内に踏み入る勇気なくとも、安否は気にかかっていた。]
(140) 2013/10/05(Sat) 02時頃
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――…………。
[再び白ネズミを視、重なる視線の交錯、敵意にも似た程視線を強く。 何もかもを好悪のみで語り切りは出来ない。 理解できる程には子供で無い。 納得できる程には大人で無い。 悠長な時間は無い。作曲者の思う場所も伝わる。 悩む様、無言で白ネズミに優しくない視線を向けて暫くした頃]
(141) 2013/10/05(Sat) 02時半頃
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……何もかも事が済んだら。
元の時代、元の場所。 在るべき場所に在るべき魂。
アスランもセシルも、元通りに戻す事、それだけ約束できる?
[指揮存在の導きを振るいかけた鎖は鎮まり。 伏せた表情での言葉は、割切れない様子がまだ浮かんで]
(142) 2013/10/05(Sat) 02時半頃
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――それが出来そうにないなら。 せめて…
[腕の中、抱き抱えた身体を包む力が、その時少しだけ強く]
(143) 2013/10/05(Sat) 02時半頃
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オスカーは、鼠に問いかけたが、その時既に白鼠は眠りついていたろうか
2013/10/05(Sat) 02時半頃
クシャミは、しばらくしたら、目を開くだろう**
2013/10/05(Sat) 02時半頃
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[会話の一部始終までは、大凡理解出来ていない。 然し、アスランを知らないのだろうか、チェレスタは、"セシル"を案じて問いかけてきて]
……大丈夫、あのネズミが寝たなら。 多分、もうすぐ目を覚ますはずだから……。
[不安を感じてるだろうか、安心させる様にそう教えたが。 釈然としない表情は少年もまた同じで、その身体を抱えたまま]
(144) 2013/10/05(Sat) 02時半頃
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[そして少年は視線を、見守る彼と再び重ねた。
緋い瞳は、云いたい事を幾つも抱えた侭でいる。 だがこれ以上は状況も、そして楽曲の旋律にも赦されないだろうと感じた。 だから今はもうそれ以上、少年は何も云う事は無く。
今、本当に為すべき事は、ひとつ。 皆で奏でる交響の旋律を歌う。毒奏による滅びを包むため。 空に瞳を向ける事だけが、今やるべき事だから]
(145) 2013/10/05(Sat) 02時半頃
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